ヤマふぉと

山の自然や風景をゆったりと眺め、写真を撮るために山に登る。だから、登頂や縦走を目的とせず、好きな山域でテントを張ったり小屋に連泊して、カメラ片手にのんびりと過ごす。そんなスローな山登りを楽しんでます。

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映画「岳」:「よく・・・がんばった」の間がちょっと気になった。

映画「岳」シーン
毎月1日は1000円デイ。平日だし空いているかなと思って行ってみたら、なんとガラガラ。さすがに封切り後1ヶ月近く経っているだけにこんなものなんでしょうね。

僕は原作を一通り読んでいますが、とくに原作に忠実である必要はないと考えているので、映画として楽しめるかどうかが気になるところでした。映画は映画、原作は原作。それぞれ別の媒体だから、媒体特性に合わせた表現方法を考えればキャラクター設定や舞台設定が違ってくるのは必然です。夏山と冬山で装備も登山ルートも違うけれど、夏山も冬山もそれぞれの良さがあるように、それぞれのお話を楽しめればいいと思います。

結論から言えば、十分楽しめました。それぞれの役者さんもしっかりとした良い演技をしていたと思います。特に小栗旬くん、撮影のための短いカットとはいえ空気の薄い北アルプスの雪の稜線を走るのはかなりしんどかったはず。よくがんばった!

ただ、あの決め台詞の「よく」と「がんばった」の間を一呼吸空けて言うのは、ちょっと気になりました。演技指導でああなったのでしょうが、ちょっと演技くさい言い回しのように感じます。ネットで見た原作者のインタビューで、「よくがんばった」は英語の「Good Job」を日本語に置き換えたものだと言っていたので、そのニュアンスなら間を空けないほうが感動した雰囲気が出るような気がします。

全体のストーリーは、山岳救助隊員の活躍を描いたお話なのでしっかりとそこにフォーカスされていましたが、ナオタの作文の中にあったように「学校でも山でも楽しいことが半分、つらいことが半分」ということなら、もう少し楽しい山のシーンがあればよかったのにと思います。オープニングから遭難シーンが続き、死亡も含めて案外凄惨なシーンもあり、山の怖さや危険性ばかりがクローズアップされてしまっていたように感じました。救助のお話なのでどうしてもそうならざるを得ないのはわかりますが、映画を見た人が山に行ってみたいと思わせるようなシーンがあまりなかったように感じました。雪山が舞台なのですから、朝日や夕日に染まる山稜や、降るような星空の下、月明かりに浮かび上がる山の影など、せっかくだからそういうシーンも盛り込んでほしかったなあ。ときどき背景の雪山など綺麗なシーンもありましたけど、一瞬のカットばっかりでしたし・・・

日常生活では味わえない爽快感や開放感、美しい景色など山が僕たちに与えてくれるものはすばらしい宝物です。でも、そのすばらしい宝物をもらうために苦しいことを我慢したり、時には命の危険に遭遇することもあります。突き進む勇気と引き返す勇気(隊長の台詞ですね)、そのことを肝に銘じておけばきっと山で楽しいことが増えていくんだろうなと思いました。

それにしても、涙ウルウルでコンタクトがズレそうになるし、クライマックスが近づいた頃突然尿意をもよおし、映画が終わるのが早いか、我慢できなくなるのが早いかの勝負になるし、別の意味で緊迫感のあるハードな映画でした。開演前にトイレには行ったんですけどね。なんとかコンタクトのズレも回避し、尿意を押さえ込んで無事エンディングを迎えることができましたが、危機管理がうまくできていなかったようで、反省です。



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