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ヤマふぉと

山の自然や風景をゆったりと眺め、写真を撮るために山に登る。だから、登頂や縦走を目的とせず、好きな山域でテントを張ったり小屋に連泊して、カメラ片手にのんびりと過ごす。そんなスローな山登りを楽しんでます。相互リンクはしていませんので、リンクはご自由にどうぞ。当ブログ内に掲載してある写真の無償提供はしておりません。また、無断で使用することは固くお断りいたします。

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日帰りで登る3000m峰: 乗鞍岳その2 

2021年5月6日(木) 長野県松本市 乗鞍岳(3025.7m) 日帰り単独行 


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10:20 約20分もガッツリ休憩してから、乗鞍岳を目指して歩き始めました。ここから先は木立もない見渡す限りの雪原です。


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進行方向右手には、穂高連峰がくっきりと見えていました。けっこうあちこちの山を登ってきましたが、実はここから見える西穂、奥穂、前穂の三座にはいまだに登っていません。いい加減登り行きたいところですが、人気の山だけに休日の混雑している時には登りたくないし、いい条件で登れるタイミングを待ちたいと思います。


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剣ヶ峰が近づいてきました。一般的には右にある肩ノ小屋を経由して右手から稜線を辿って登るルートが主ですが、ここから見ると直接剣が峰に登るのに何の支障もなさそうです。なので、左の稜線から剣ヶ峰に直登することにしました。


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10:51 肩ノ小屋に向かうルートから外れて剣ヶ峰直下の斜面下にまでやってきました。かなり風が強くなりソフトシェルジャケットだけでは寒さを防げなくなってきたので、剣ヶ峰に取りつく前にハードシェルジャケットを着て、グローブもテムレスに変更しておきました。見上げると雲一つない青空に高層雲が広がり始めていました。天気が下り坂なのはわかっていますが、今日一日はもってほしいものです。


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剣ヶ峰の東陵下部の北斜面を登っていきます。写真では緩い斜面に見えますが、そこそこの斜度はあります。スキー場で言えば上級者コースという感じです。


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呼吸を整えるために立ち止まって振り返ると、結構登ってきたのがわかります。斜めに登って雪が固くなってきたら折り返すということの繰り返しでジグザグに登ってきましたが、登るうちに徐々にビビりの気持ちが湧いてきました。久しぶりの雪山ということで気持ちが負けそうになっているようです。なので、”ビビるな! ビビるな!”と自分を鼓舞しながら登っていました。



ここで一息。ぽちっと押したら、引き続きブログ「ヤマふぉと」をお楽しみ下さい。




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11:34 東陵まで登ってきたので小休止をとりました。標高2810m地点です。バックパックが落ちていかないように雪の柔らかいところにタコつぼを作り、座る場所も作って一休みです。ここから先は一直線に東陵を辿るだけです。


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休憩後、東陵をまっすぐに登ります。


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5分ほどでやや傾斜がきつくなり雪も固くなってきたので、直登からジグザグに登り方を変更しました。


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11:56 さすがに3000mが近くなって急な尾根を登っていると息が切れます。先ほどの休憩からまだ30分しか経っていませんが、ちょうど岩が露出しているところがあったので、岩の上側にタコつぼを掘って休憩することにしました。


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下を見ると遥か彼方まで雪の急斜面が続いているので、何か落とすと大変です。もちろん、自分が落ちてもどこで止まるかわかりません。そう思うとちょっとビビりの虫が騒ぎ出しそうになりますが、すぐ下に岩があるおかげでなんとなく安心できました。


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山頂までもうすぐなので、ラムネでエネルギー補給しておきます。


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12:04 休憩後、一気に山頂を目指します。右手の谷筋を上の方からスキーヤーが2人滑り降りてくるのが見えましたが、自分が登っている稜線のほうへ来る様子はなかったので、安心して登ることができました。


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山頂が近づいてきたため、尾根の傾斜もかなりきつくなってきました。標高2900mのこの辺りで35度ぐらいでしょうか。


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標高2900mを越えてくると、さらに傾斜が増してきました。


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傾斜は40度ぐらいになってきたようです。滑落に気を付けて、一歩ずつクランポンの爪が雪面にかんでいるのを確認しながら登ります。


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見上げると壁のような稜線ですが、かなり幅が狭くなり、山頂が近いことを実感しするようになってきました。


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12:23 標高2960m付近でついに急傾斜の狭い尾根を登り切り、緩んだ傾斜の先に山頂らしい岩場が見えました。


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振り返ると、真っ白な東陵に自分の足跡だけが続いています。


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山頂が見えてきました。


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誰もいなければいいのにと思っていましたが、さすがにそうはいきませんでした。とはいえ、下山し始めていたスキーヤー以外は2人組の登山者がいただけなので、ゆっくりできそうです。


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12:33 標高3025.7mの剣ヶ峰山頂です。三本滝駐車場からほぼ4時間30分でした。これが早いのか遅いのかわかりませんが、今日は体調も良く足が止まることはなかったので、特に急がなくても普通に歩けばこれぐらいの時間で登ることはできるのではないかと思います。


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とりあえず、記念撮影です。


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北アルプスの峰々を背後にもう1枚。


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御嶽山とも記念に1枚。


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そして、ランチタイムです。クルミ蒸しパンとカフェオレです。


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さすがに菓子パン1個では満足できなかったので、しっとりたまご蒸しパンをおかわりです。


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ランチ後、建物の反対側に回ってみると、鳥居や建物にびっしりと大きなエビのしっぽが張り付いていました。5日に道路が凍結したとのことなので、前日はかなり荒れた天候だったようです。


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そういえば山名と標高をかいたものがないなと思っていたら、反対側に設置されていました。


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13:05 下山に3時間ぐらいかかるだろうと予測し、そろそろ下山することにしました。下山は肩ノ小屋方面から行くことにしました。


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剣ヶ峰から下ってきて最初のピークです。てっきりここが剣ヶ峰の北側にある朝日岳だと思っていたのですが、朝日岳は写真左奥に見えているピークでした。


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振り返れば、剣ヶ峰が小さくなっていました。


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肩ノ小屋まで行くと遠回りなので、朝日岳だと思っていたピークから右の斜面へと下りました。


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雪も柔らかくてザクザク下ることができました。しかし、少し下ると岩場が見え、斜面の先が見えなくなっていたので、若干左手に迂回しながら岩場の間を縫って下りました。


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位ヶ原まで降りてきて、下ってきたピークを見上げると、迂回した岩場がちょっとした崖のようになっていて、強行突破しなくてよかったと思いました。


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13:37 自分のトレースを見つけました。あとはこのトレースを辿って戻るだけです。午後になって雪が緩んで、時々踏み抜くことがありましたが、ワカンやスノーシューが欲しいと思うほどでもなく、ワカンを持ってこなくても困ることはありませんでした。


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14:43 休憩なしでゲレンデ上部まで降りてきました。ここでクランポンを外して、あとはゲレンデを下ります。


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最初は往路とおなじ土の出たゲレンデを下っていましたが、下りでは足の向きが斜めになって歩きにくいので、雪のあるところを下ることにしました。雪の上なら、踵からまっすぐ足を下ろせるので楽です。


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15:00 駐車場に戻ってきました。休憩なしだったこともあり、わずか2時間で下山することができました。着替えている間に濡れた靴やクランポンを乾かしておきました。陽射しがあるので、ほんの10分ほどでほぼ乾きました。

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これで今年のGWの遠征は終了です。当初の予定の聖岳から光岳への縦走はできませんでしたが、日帰りとはいえ3000m峰に登ることができたので、なんとか留飲を下げることができました。今後は、夏の遠征に向けて、筋力強化が課題です。


この後は、帰宅途中で鳥取の扇ノ山にブナ林の写真撮影目的で立寄る予定なので若狭方面に行くのですが、その前に温泉です。昨晩立ち寄った乗鞍高原の湯けむり館は連休明けということで今日は休業です。グーグルナビだと関が原から琵琶湖北岸を経由して若狭方面に行くのが最短ルートだと出たのですが、木祖村の方へ出ると一番近い温泉まで1時間ほどかかるし、検索してみるとやっぱり休業でした。


なので、安房トンネルを抜けて平湯に出て、ひらゆの森で温泉に入ることにしました。安房トンネルの通行料630円が痛いところですが、仕方がありません。


ひらゆの森でゆっくりと温泉を楽しんだ後は、髙山方面に移動し、途中のローソンで夕食を食べました。最近のローソンは19時ごろに行くと弁当などを半額で売っているので、案外お得です。普通に夕食を食べると弁当とサラダと副食などで1000円ぐらいかかってしまうところ、500円台で済みました。


食事の後は、中部縦貫自動車道の高山西IC前にある道の駅ななもり清見へ移動して、そこで車中泊しました。ここはそれほど大きい道の駅ではありませんが、ICの前ということで、トラックが1台エンジンをかけっぱなしで停まっていて失敗したなと思いましたが、しばらくすると出て行ったので助かりました。その後も、たまにトラックが入ってきたりしましたが、幸い眠れなくなるようなことはありませんでした。なお、この道の駅は入口から入って左側の奥にトラック用の駐車スペースがあるため、静かに寝たい場合は入口を入って右側の駐車場を利用することをお勧めします。


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| 2021年5月 乗鞍岳 | 00:25 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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