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ヤマふぉと

山の自然や風景をゆったりと眺め、写真を撮るために山に登る。だから、登頂や縦走を目的とせず、好きな山域でテントを張ったり小屋に連泊して、カメラ片手にのんびりと過ごす。そんなスローな山登りを楽しんでます。相互リンクはしていませんので、リンクはご自由にどうぞ。当ブログ内に掲載してある写真の無償提供はしておりません。また、無断で使用することは固くお断りいたします。

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穏やかな春山を楽しむ: 寒峰その1 

2021年4月10日(日) 徳島県三好市 寒峰(1,604.8m) 日帰り単独行 


朝起きられず1か月も山に行けない状態だった3月と打って変わって、4月になるとなぜかやたら早起きできるようになりました。3月の1か月間ですっかり疲労がとれたのか、それとも何か別の要因なのかわかりませんが、今回も予定より1時間も早く目が覚めてしまったので、急遽行く先を変更して、四国まで遠征してきました。


登ったのは、徳島県にある寒峰。2020年11月に落合峠から目指したものの、寒さと時間の関係で撤退した山です。ただし、今回は南側の東祖谷から周回路で登りました。


装備リスト
●アッパー
 ドライレイヤ: ノースフェイス L/S ハイブリッドパラマウントメッシュクルー
 ベースレイヤ: アイスブレイカー メリノウールBODYFIT200モンドジップ
 ミドルレイヤ: なし
 ソフトシェル: マムート アルティメイト V ライト SO フーデッドジャケット
 ハードシェル: マムート オールラウンダージャケット
 インサレーション: ノースフェイス レッドポイントライトジャケット
 グローブ: コーナン ネクストフォース 作業用グローブ
 キャップ/ハット: マムート アドベンチャーベンチレーションハット

●ボトムス
 ドライレイヤ: なし
 ベースレイヤ: なし
 ミドルレイヤ: マーモット AWストレッチパンツ
 ハードシェル: ミズノ ベルグテックEXレインパンツ
 インサレーション: なし
 ソックス: バーグハウス メリノウール トレッキング ガイド クルー
 シューズ: マムート デュカンハイGTX

●ギア
 バックパック: マムート トリオンライト28L
 ストック: レキ マイクロバリオタイタニウム


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登山天気によると、1000m付近で風速は3m/秒程度と弱いながらも、気温は1~2度と結構低く、前回の後山でも意外と寒かったことを考えると晴天予報とはいえあまり薄着はできないということで、この時期ですが200番手ウールのアイスブレイカー メリノウールBODYFIT200モンドジップをベースレイヤ-にしました。そして防風対策にマムート アルティメイト V ライト SO フーデッドジャケットを選択。前回の後山で防風よりも防寒対策優先でフリース生地のミドルレイヤにして失敗したので、今回は素直に防風対策優先としました。山で寒さを感じるのは気温の低さよりも風の強さが主要因なので、すなおにウィンドストッパーのジャケットを選んだほうがいいと悟りました。


ボトムスは、気温が低いということで厚手のマーモット AWストレッチパンツを選びましたが、こちらはそこまでしなくても良かったかもという感じです。足は筋肉が多いので、風が弱く陽射しがあるのなら、この時期なら普通の3シーズン用パンツで問題ないといえます。とはいえ、暑くて困ったということはなかったので、それほど大外しだったわけではなかったようです。


バックパックは前回に引き続きマムート トリオンライト28Lを使いましたが、こちらはちょっと失敗だったかなと思います。というのも、やはり背中に汗をかいて濡れてしまったので、そろそろ背面部分がメッシュになったバックパックを使う時期になったといえそうです。


三嶺など祖谷方面に行くときにいつも通っているのは、高松道善通寺ICから国道319号を南下し、国道32号で猪ノ鼻峠を越えて阿波池田へ出るというルートですが、この猪ノ鼻峠を越えるのがけっこう面倒で、峠越えに20分ぐらいかかっていました。この峠の下に新猪ノ鼻トンネルを通す工事がずっと行われていたのですが、トンネルが完成していたので今回はわずか10分ほどで阿波池田に抜けることができました。時間も短縮できるし、燃料も節約できて大助かりです。


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登山口となるのは、東祖谷栗枝渡(ひがしいやくりしど )の住吉神社です。ただし、ここからしか登れないということではなく、周回路ではなくピストンでいいのなら、もっと上のほうまで車でいくことができます。今回は周回路で歩く予定なので、下山口となる住吉神社に車を停めることにしました。


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ナビに従って住吉神社まで上がってくると、神社の手前にある民家の前に駐車スペースがあり、「トイレ」の看板も設置してあったので、てっきり登山者や神社の来訪者用の駐車場と思い車を停めて、トイレも使わせてもらったのですが、じつはここは前にある民家の所有地らしく、基本的に有料の駐車場でした。下山してきたときに民家からおばあさんが出てきて、ここは駐車料金をもらっていると言うので有料駐車場だとわかりました。もっとも、わりと申し訳なさそうな物言いで高圧的な感じはなく、本来は500円もらっているが、朝来たのに気が付かなかったので100円でいいとずいぶん値下げしてくれました。


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神社の奥に神社の来訪者用だと思われる駐車場があり、4~5台停められるので、駐車料金を払うのは嫌だという人は、そちらの駐車場を利用しましょう。また、神社から林道をさらに上っていくと、林道わきに駐車スペースが何か所かあります。周回路ではなく、奥の登山道をピストンで利用するのであれば、谷を渡る少し手前あたりにかなり広い場所があったので、そちらが一番便利そうです。谷を渡ってしまうと駐車スペースはなかったと思うので、谷にかかる橋から先に車で入ると、Uターンすることになります。


出てきたおばあさんと少し話をしているうちにわかったのですが、どうやら住吉神社から寒峰のほうへ登ったあたりにフクジュソウの群生地があり、毎年3月頃にフクジュソウ目当ての客が登ってくるので、そのために駐車場として土地を開放して自費で簡易トイレも設置したとのこと。金儲け主義でやっているというわけではなさそうだし、数少ない現金収入でしょうから、いくらオフシーズンだからと言っても6時間も車を停めてトイレも使用して100円では申し訳ないと思ったので、300円払っておきました。とはいえ、有料なら有料と看板のひとつも出しておいてもらいたいものです。あとから出てきて有料ですというのは、後出しじゃんけんみたいでちょっと引っかかるというのが、正直なところです。まあ、いつもなら車の音を聞きつけてすぐに出てきて、登山するならもっと上まで行ったほうが楽だと教えているらしいので、悪い人ではないんでしょうけど。



ここで一息。ぽちっと押したら、引き続きブログ「ヤマふぉと」をお楽しみ下さい。




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9:00 思っていたよりも暖かかったので、ソフトシェルジャケットはバックパックにしまってウールのシャツだけで出発しました。


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住吉神社の前に案内板があり、住吉神社から寒峰へ上がる登山道の途中にフクジュソウの群生地が2か所あると、ものすごくアバウトな地図が描いてありました。


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わざわざこんな大きな案内板を設置してあるところを見ると、けっこう有名でそこそこの数の見学者が来るのでしょう。


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案内板の隣に住吉神社の石段があるのですが、ここには登山道を示す道標の類はなにもありません。今回は住吉神社からの道は下山路に使うので、林道をそのまま奥へ進みます。


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神社の裏に回ると、林道のすぐわきに杉の巨木がありました。幹周4m越えと思われる巨木です。少しの間その迫力ある姿を眺めてから、先に進みました。


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林道はコンクリート舗装されていて歩きやすいものの、周囲の植林帯の風景も相まってさすがに味気なさすぎです。


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9:18 林道の分岐がありました。地形図には描かれていない分岐です。しかし、地形図では谷にぶち当たるまではほぼ直線なので、まっすぐ行けばいいようです。なお、この分岐の手前右手に広い駐車可能な平地があります。


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林道わきにミツマタが花をつけていたりして、春を実感させてくれました。


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9:39 谷を渡り、Uターンするように反対側の尾根斜面を南下し、尾根を回り込んで再び北へ少し行ったあたりで、道端にベンチによさそうな丸太が転がっていたので、休憩して行くことにしました。地形図だと住吉神社の少し先から破線の道になっているので、てっきり未舗装の細い林道だと思っていたのですが、完璧にコンクリート舗装されてダンプでも十分走れるレベルの道が延々と続くので、気分的に疲れました。


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5分ほど休憩し、再び歩き出して先のカーブを回ったところで前方に民家があるのが見えました。地形図にも描かれているぽつんと一軒家です。ただし、人の気配はなく、どうやら空き家になっているようです。この民家の入り口あたりが工事現場になっていて、重機が置いてあったり伐採された木が山積みになっていたりで、かなり大規模な工事を行っているみたいです。


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地形図では民家の横から登山道が上の方に入っていくように描かれていますが、工事現場となっているのでてっきり登山道は林道にとってかわられたのかと思い、ちゃんと登山道を探しもせず、林道をそのまま進んでしまいました。とりあえず、方向からしてこの先で登山道がついている尾根に出るはずです。


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ところが、尾根に出る手前で道をふさぐように重機が置いてあり、その先の尾根の取りつき部分は、ちょうどユンボで斜面を削り取ったばかりのような状態で、行けるかどうかビミョーな感じです。


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近くまで行ってみると、大きな段差もあってまっすぐ進むのは無理そうですが、右端からなら行けそうです。


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10:02 フカフカで崩れやすい土の斜面を乗り越えて尾根上に出てくると、削り取られた斜面の上の木の枝にピンクテープがぶら下がっているのが見えました。どうやら、ここから尾根を登って行けば大丈夫そうです。


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尾根に取りついてみると、トレースらしいものはほぼ皆無で、やはり登山道として利用されているわけではなさそうです。本来は、先ほどの民家の所から入っていく道があるはずなので、そちらを探した方が楽なのかもしれません。


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10:09 落ち葉が堆積して滑りやすい急斜面の尾根を登ってくると、不意に左手の植林帯の中から続いている道に出合いました。これが本来の登山道のようです。ここまで道のない尾根を登ってきましたが、ここから先は正規の登山道を歩くことができます。


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しかし、すぐに尾根から右側の斜面をトラバースするルートになり、傾斜が緩くなった代わりに落ち葉が積もっていて滑るとやばそうな急傾斜のトラバース道にかわりました。


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途中、腐って崩壊しかけた橋があり、一瞬ビビりました。


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しかし、山側に新しい道がつけられていて無事に通過できました。


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その後は、植林帯の傾斜の緩やかな斜面にほぼ水平につけられた道がつづきます。楽でいいのですが、これではまったく標高が稼げないので、いつまで経っても山頂に近づけません。


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10:26 小さな尾根に出たところで、寒峰の道標がありました。


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ところが、この道標が指し示す矢印の方向が、尾根を回り込んで反対側に行く水平な道なのか、このまま左上へ続く尾根方向をさしているのか判然としません。GPSで現在地を確認してみると、地形図ではこのまま尾根を回り込んで水平に進み、少し先から左へ上がっていくように道が描かれています。しかし、ここから左の尾根に上がれば、その先で登山道と合流できそうです。つまり、左へ上がっていくのはショートカットということのようです。


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尾根に上がっていくトレースには赤テープもあるので、とりあえず左の尾根を登ってみることにしました。


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ところが、これが失敗でした。少し登っていくと、間伐材がそのまま放置されていて歩きにくいうえにトレースがまったくわかりません。たまに赤テープがあったりしますが、間伐する木にも間伐用の目印として赤テープが巻いてあるので、トレースの目印なのか間伐用の目印なのかわかりません。尾根の傾斜もきつくなり、このまままっすぐ登っていくのは厳しそうなので、右に移動して登山道に合流することにしました。


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10:38 数分後、明確なトレースを見つけました。どうやら、登山道に合流できたようです。結局、急がば回れということで、素直に登山道を辿った方が楽でした。


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しかし、そのあとはトレースがあまりはっきりしなくなり、薄いトレースを探しながら慎重に登っていきました。植林帯の中を通る登山道は往々にして不明瞭な道が多いうえに、作業をするためのトレースも残っていたりするので、うかつに歩くと間違いやすく注意が必要です。


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しばらく進んで、斜面が緩やかになったところで、足元に小さな道標が設置してありました。「登山道」と書かれた道標というのも珍しいなと思いつつも、とりあえず道を間違っていないということで、少し安心しました。


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二重稜線に挟まれた谷のような場所を進んでいくと、木立の間にピークが見えました。寒峰のピークではなさそうですが、方向からしてこの登山道がつながっている稜線上のピークのようです。


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少し先で、登山道は左の尾根のほうへ登ります。ここは道標などはなく不明瞭なトレースだけが判断材料なので、見落として直進しないように要注意です。


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10:48 左の尾根上に出たところで道標がありました。地形図の1279ピークのすぐ北になります。今度は迷いようがない明瞭な尾根道なので、矢印に沿って右に進みます。左の方からもトレースが来ていたので、どうやら先の道標のところから尾根通しで登ってくるとここで合流するようです。

つづく。

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| 2021年4月 寒峰 | 16:21 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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