低燃費クッカー: DUG HEAT‐Ⅰ
今日は朝からいい天気でしたが、空気はけっこう冷たくて風もあり、外にいると案外冷えてくる冬らしい日でした。穏やかな岡山市内でそういう状況なので、山だと冷たい強風が吹き荒れていたはずです。天気予報でも、標高1100mで風速16.9m/秒、気温‐4.4度となっていたし、てんきとくらすでも登山不適のC判定が出ていたので、登山はA判定の出ている28日に行くことにしました。
時間ができたので朝から洗濯をし、昼食後好日山荘に買い物に行きました。先週も好日山荘に立ち寄ったのですが、そのときは特にほしいものも必要なものも思いつかなかったので、何も買わずに帰りました。しかし、今週は目当てのものがあったので、しっかりと買い物をしてきました。

目当てのものはテムレスだったのですが、好日山荘のクーポン券があったのでクーポンが利用できる金額にするために店内を物色しているうちに見つけたのが、低燃費クッカー DUG HEAT-Ⅰです。

いままで使っていたクッカーはスノーピークのチタン900というもので、中に250のガス缶とバーナーを収納することができるものですが、蓋がただ上に乗っかるだけの状態なので、紐などで縛らないとすぐにバラバラになってしまうのが不満でした。また、チタン900は蓋がクッカーを兼ねているのですが、ほとんどお湯をわかすだけの自分には本体しか使うことがなく、蓋がクッカーである必要はありません。それよりも、蓋がきっちりと閉まってくれる方がたすかります。

DUG HEAT‐Ⅰは、素材はアルミなのでチタン900の実測156gよりも実測205gと少し重くなりますが、蓋は内側に入り込む構造になっているのでチタン900よりも外れにくく、付属のネットに入れてネットの口を閉めてしまえば簡単には外れません。この点、チタン900はネットに入れただけではすぐに外れてしまうので、いちいち蓋と本体を縛らないといけないのが手間で嫌でした。
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なぜDUG HEAT‐Ⅰを購入したのかというと、底部にヒートエクスチェンジャーというものが装備されているからです。要するに、JETBOILと同じ機能を持っているということです。バーナーの熱が外に逃げることを最小限に抑えて、ヒートエクスチェンジャーに熱を伝導させて熱効率を上げ、短い時間でお湯を沸かすことができるため、燃料の消費を抑えることができるというわけです。ただし、これが効率よくできるのは炎がまっすぐ立ち上がる直噴型のバーナーの場合です。
僕はもともと食事に凝らないタイプなので、テント泊などで自炊する場合でも、ほとんどお湯を沸かすだけです。以前はラーメンを作ったりもしましたが、最近はクッカーを掃除するのが面倒で、山での食事はほぼアルファ米だけになりました。なので、効率よくお湯が沸かせて燃料を節約できれば、250缶で数日間の縦走をこなせてしまうわけで、荷物の軽減にもつながるわけです。
もっとも、これまでも3泊程度なら雪山であっても250缶でなんとか足りていました。ただし、いままでなんとかなっていたのは水を確保できるテント場だったからで、毎日雪を解かして水を作るとなるとさすがにそうもいかないでしょう。過去の経験からして、雪を溶かし水を作る場合、2泊が限界でした。低燃費なクッカーなら、もしかしたら3泊が可能になるかもしれません。
メーカーの公表値だと、温度約9.5度で750mlの水を沸騰させるのに他の素材のクッカーがおおむね5分強かかるところ、3分強で沸騰するということだそうです。時間にして40%削減できるということなら、燃料も同等の節約が可能なのかもしれません。250缶のガス充填容量225gなので、2日もつなら1日当たり112.5gなので、225gの40%で90gの節約ができれば3泊も可能といえそうです。最終日は下山だけなので朝しかバーナーを使わないため、90g燃料があれば問題ないといえます。

大きさはチタン900とほぼ同じなので、250缶を中に収納することができます。

しかし、いつもメインで使っているプリムスのP-121バーナーを一緒に入れることはできませんでした。今まではビニール袋に入れて収納できていたのですが、ビニール袋をとり、さらにガス缶の黄色いキャップを外してなんとかギリギリ蓋が閉まりそうな状態にすることはできました。

それでも、蓋はわずかに持ち上がってしまいます。まあ、これぐらいならネットの口紐をしっカリと締めれば大丈夫そうですが、バーナーが直接ガス缶と接触してしるので、傷がついたりしそうだし、なによりガス缶の口が保護されていないので、何かの拍子にガスが漏れたりしたら大変です。なので、一緒に収納するのはあきらめて、バーナーはマグカップの中にでも入れておくか、付属のプラスチックケースに入れて別で持っていくことになりそうです。

ところで、このクッカーにはやたら目立つ注意書きが張り付けてあります。一酸化炭素中毒に関する警告ですが、この手の構造のクッカーはヒートエクスチェンジャーのような障害物があると不完全燃焼になることがあり、一酸化炭素が発生しやすくなるようです。とくに、炎が広がるタイプのバーナーはその傾向があるみたいです。
僕が持っているバーナーは、炎がまっすぐ立ち上がる直噴型なので、直接ヒートエクスチェンジャー部分に炎がかかることはなさそうですが、どちらにしても締め切ったテント内などでバーナーを使えば一酸化炭素中毒の危険性があるので、どんな場合でも換気を確保して使用するのは当たり前の話です。なので、ことさら心配する必要はないかなと思っています。
最近はバーナーを使うこと自体が少なくなってきたし、テント泊に至っては2018年の年末に行った塩見岳以来一度もやっていないので、そろそろテント泊の山行もやりたいと思う今日この頃です。長期縦走でなくても、1泊の短期テント泊山行をときどきやってみるのもいいかもと思っているので、今年はそういう山行を織り交ぜていきたいと思います。
蛇足ですが、本来の目当てのものとして購入したテムレスは、今使っているテムレスが少しへたってきたことと、厳冬期にインナーグローブをすると少しきつくて血行が悪くなって指先が冷たくなる感じがするので、1つ大きいLLサイズを購入したというわけです。今使っているLサイズは、インナーグローブが必要ない初冬や残雪期に素手に直接はめて使うという使い方で、使い分けることにします。
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時間ができたので朝から洗濯をし、昼食後好日山荘に買い物に行きました。先週も好日山荘に立ち寄ったのですが、そのときは特にほしいものも必要なものも思いつかなかったので、何も買わずに帰りました。しかし、今週は目当てのものがあったので、しっかりと買い物をしてきました。

目当てのものはテムレスだったのですが、好日山荘のクーポン券があったのでクーポンが利用できる金額にするために店内を物色しているうちに見つけたのが、低燃費クッカー DUG HEAT-Ⅰです。

いままで使っていたクッカーはスノーピークのチタン900というもので、中に250のガス缶とバーナーを収納することができるものですが、蓋がただ上に乗っかるだけの状態なので、紐などで縛らないとすぐにバラバラになってしまうのが不満でした。また、チタン900は蓋がクッカーを兼ねているのですが、ほとんどお湯をわかすだけの自分には本体しか使うことがなく、蓋がクッカーである必要はありません。それよりも、蓋がきっちりと閉まってくれる方がたすかります。

DUG HEAT‐Ⅰは、素材はアルミなのでチタン900の実測156gよりも実測205gと少し重くなりますが、蓋は内側に入り込む構造になっているのでチタン900よりも外れにくく、付属のネットに入れてネットの口を閉めてしまえば簡単には外れません。この点、チタン900はネットに入れただけではすぐに外れてしまうので、いちいち蓋と本体を縛らないといけないのが手間で嫌でした。
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僕はもともと食事に凝らないタイプなので、テント泊などで自炊する場合でも、ほとんどお湯を沸かすだけです。以前はラーメンを作ったりもしましたが、最近はクッカーを掃除するのが面倒で、山での食事はほぼアルファ米だけになりました。なので、効率よくお湯が沸かせて燃料を節約できれば、250缶で数日間の縦走をこなせてしまうわけで、荷物の軽減にもつながるわけです。
もっとも、これまでも3泊程度なら雪山であっても250缶でなんとか足りていました。ただし、いままでなんとかなっていたのは水を確保できるテント場だったからで、毎日雪を解かして水を作るとなるとさすがにそうもいかないでしょう。過去の経験からして、雪を溶かし水を作る場合、2泊が限界でした。低燃費なクッカーなら、もしかしたら3泊が可能になるかもしれません。
メーカーの公表値だと、温度約9.5度で750mlの水を沸騰させるのに他の素材のクッカーがおおむね5分強かかるところ、3分強で沸騰するということだそうです。時間にして40%削減できるということなら、燃料も同等の節約が可能なのかもしれません。250缶のガス充填容量225gなので、2日もつなら1日当たり112.5gなので、225gの40%で90gの節約ができれば3泊も可能といえそうです。最終日は下山だけなので朝しかバーナーを使わないため、90g燃料があれば問題ないといえます。

大きさはチタン900とほぼ同じなので、250缶を中に収納することができます。

しかし、いつもメインで使っているプリムスのP-121バーナーを一緒に入れることはできませんでした。今まではビニール袋に入れて収納できていたのですが、ビニール袋をとり、さらにガス缶の黄色いキャップを外してなんとかギリギリ蓋が閉まりそうな状態にすることはできました。

それでも、蓋はわずかに持ち上がってしまいます。まあ、これぐらいならネットの口紐をしっカリと締めれば大丈夫そうですが、バーナーが直接ガス缶と接触してしるので、傷がついたりしそうだし、なによりガス缶の口が保護されていないので、何かの拍子にガスが漏れたりしたら大変です。なので、一緒に収納するのはあきらめて、バーナーはマグカップの中にでも入れておくか、付属のプラスチックケースに入れて別で持っていくことになりそうです。

ところで、このクッカーにはやたら目立つ注意書きが張り付けてあります。一酸化炭素中毒に関する警告ですが、この手の構造のクッカーはヒートエクスチェンジャーのような障害物があると不完全燃焼になることがあり、一酸化炭素が発生しやすくなるようです。とくに、炎が広がるタイプのバーナーはその傾向があるみたいです。
僕が持っているバーナーは、炎がまっすぐ立ち上がる直噴型なので、直接ヒートエクスチェンジャー部分に炎がかかることはなさそうですが、どちらにしても締め切ったテント内などでバーナーを使えば一酸化炭素中毒の危険性があるので、どんな場合でも換気を確保して使用するのは当たり前の話です。なので、ことさら心配する必要はないかなと思っています。
最近はバーナーを使うこと自体が少なくなってきたし、テント泊に至っては2018年の年末に行った塩見岳以来一度もやっていないので、そろそろテント泊の山行もやりたいと思う今日この頃です。長期縦走でなくても、1泊の短期テント泊山行をときどきやってみるのもいいかもと思っているので、今年はそういう山行を織り交ぜていきたいと思います。
蛇足ですが、本来の目当てのものとして購入したテムレスは、今使っているテムレスが少しへたってきたことと、厳冬期にインナーグローブをすると少しきつくて血行が悪くなって指先が冷たくなる感じがするので、1つ大きいLLサイズを購入したというわけです。今使っているLサイズは、インナーグローブが必要ない初冬や残雪期に素手に直接はめて使うという使い方で、使い分けることにします。
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