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ヤマふぉと

山の自然や風景をゆったりと眺め、写真を撮るために山に登る。だから、登頂や縦走を目的とせず、好きな山域でテントを張ったり小屋に連泊して、カメラ片手にのんびりと過ごす。そんなスローな山登りを楽しんでます。相互リンクはしていませんので、リンクはご自由にどうぞ。当ブログ内に掲載してある写真の無償提供はしておりません。また、無断で使用することは固くお断りいたします。

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誰もいない山で親子熊に遭遇: 金ヶ谷山  

2020年10月25日(日) 岡山県新庄村 金ヶ谷山(標高1164m) 単独日帰り 


土曜日の天気が良くなかったので、晴天予報だった日曜日に出かけました。とはいえ、紅葉時期の晴天とあって、一番行きたかった大山方面は人が多いことは火を見るよりも明らかなので、春に登ったときに秋にぜひもう一度登りたいと思っていた笠杖山に行くことにしました。隣の毛無山と比べてまったく無名の山なので、紅葉時期でもあまり人に会うことはないだろうということも理由です。


装備リスト
●アッパー
 ドライレイヤ: ノースフェイス パラマウントタンク
 ベースレイヤ: マムート コンフォート4Sジップ L/S
 ミドルレイヤ: なし
 ソフトシェル: マムート アルティメイト V ライト SO フーデッドジャケット
 ハードシェル: なし
 インサレーション: バーグハウス ラムチェハイパーダウンジャケット
 グローブ: マムート メリットパルスグローブ
 キャップ/ハット: マムート アドベンチャーベンチレーションハット

●ボトムス
 ドライレイヤ: なし
 ベースレイヤ: なし
 ミドルレイヤ: マムート ソフテックトレッカーズパンツ
 ハードシェル: なし
 インサレーション: なし
 ソックス: クロスプロ 脚力サポートソックス for Hiking
 シューズ: マムート デュカンハイGTX

●ギア
 バックパック: ハクバ GWアドバンス ピーク25
 ストック: なし
 ヘルメット: なし


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前日の土曜日が冬のような気温だったので、その影響が少し残っていて風が冷たかったのですが、そこは陽射しの降り注ぐ晴天です。おそらく、防風さえしっかりしていれば厚着の必要はないだろうと判断し、ベースレイヤは比較的薄めのマムート コンフォート4Sジップ L/S、ジャケットはゴアテックス ウィンドストッパーのマムート アルティメイト V ライト SO フーデッドジャケットの組み合わせとしました。ジャケットを着たまま行動し続けることができるウェアリングとして考えた結果です。


ソックスは登山用ソックスとしては、持っている中で一番薄手のクロスプロ 脚力サポートソックス for Hikingを選んだのですが、薄すぎてちょっと失敗でした。



ここで一息。ぽちっと押したら、引き続きブログ「ヤマふぉと」をお楽しみ下さい。




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9:28 金ヶ谷山登山口にある、新庄村の農業サポートセンタ(かつての山の駅)を出発します。ほかに1台車がとまっていましたが、誰にも会わなかったので登山者のものかどうかは不明です。


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県道58号線から林道に入っていきます。本当は林道歩きを少し短くしたかったので、林道に車を乗り入れて、途中まで行くつもりでしたが、林道に入ってすぐのところでユンボを使った作業をしていたので、おとなしく農業サポートセンタから出発することにしました。


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林道は特に荒れた所もなく、歩きやすい状態でした。


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10:19 登山口に付きました。ここで小休止をとりました。歩き始めたときは指先が冷たかったりしましたが、さすがに50分歩いてきたので、少し汗ばむぐらいでした。とはいえ、ジャケットを脱ぐほど暑くなったわけではなく、いまのところウェアリングの目論見は当たったようです。


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10:27 休憩を終えて、登山道に向かいます。


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急登区間が終わり、尾根の傾斜が緩くなったところで、ドリンク休憩をとりました。このあたりはまだ、紅葉はほとんど始まっていない状態でした。


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10分登ってきたら、紅葉した木々が目に付き始めました。


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透過光で見る紅葉は、いつ見ても綺麗です。


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鮮やかな紅葉もありました。


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標高が高くなるにつれて、色づいた木々が増えてきました。


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縦走路が近くなってくると、紅葉がピークになってきたようです。標高はほぼ1000mあたりになります。


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11:02 縦走路との合流点に着きました。思っていたよりも風がなく日当たりも良かったので、ここで大休止です。バックパックは道標にぶら下げて、少し汗ばんだ背中を乾かしながら、ひなたでのんびりと休憩しました。


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11:17 金ヶ谷山へ先に登ることも考えましたが、今日の目的は紅葉の笠杖山なので、先に笠杖山に行くことにしました。一眼レフもバックパックから出して首にかけ、いつでも撮影できる準備を整えてから、白馬山方面に下ります。


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下り始めてすぐに、見事な紅葉の森に出会いました。


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11:23 笠杖山への分岐点です。右へ行けば白馬山への縦走路です。分岐を左の笠杖山方面に向かいます。


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分岐点には数年前に開催されたトレラン大会の道標が残っていますが、文字が消えかけていて、判読しにくい状況です。


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分岐からはしばらく平坦な道が続きます。トレラン大会が開催されてから時間が経っているものの、道は笹に埋もれることもなく明確です。毎年整備されているのかもしれません。


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やがて、鞍部に向かってダラダラと下り始めます。


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標高が下がっていくため、紅葉は進むほど減ってきました。


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途中で、道の真ん中に大きな糞が残されていました。この量からすると、どうやら熊のものと思われます。比較的新しいもののようなので、気をつけて進んだほうがよさそうです。


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11:44 最低鞍部が見えてきました。あの鞍部を越えれば、5月に南から来て引き返した1003mの小ピークまでもうすぐです。どんな紅葉が待っているのか期待しつつ下っていくと、突然鞍部の先の斜面でガサガサと大きな音がしました。


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反射的に音がした斜面のほうを見ると、茶色の大きな動物が笠杖山の方に向かって走って行くのが見えました。そのすぐ後ろには、同じような茶色の小さな動物が続いています。「熊だ!」すぐにそれが何の動物かわかりました。当然ながらそのときの写真はないので、イラストで再現してみました。距離は50mぐらいだったと思います。おそらく熊鈴の音に警戒していたところ、登山道を下ってくる姿が見えたので逃げ出したのでしょう。熊鈴をつけていて良かったと心底思いました。


彼らが東西方向に逃げていたらそのまま笠杖山まで行ったかもしれませんが、逃げた方向が南の笠杖山方面だったので、先に進んでピークを越えた先でばったり出会ったりしたら大問題です。相手は子連れの母熊ですから、子熊を守ろうと猛然と襲い掛かってくるだろうことは想像に難くありません。登山道に糞があったのも、下草がなくどんぐりなどを見つけやすいということで登山道をうろついている可能性が高いことを考えると、さすがに進むのはリスクが高そうです。


ということで、笠杖山はあきらめて引き返すことにしました。今年はドングリが不作で山に熊の餌が不足しており、熊が人里に下りてきて襲われたというニュースを何度も見ているので、君子危うきに近寄らずです。


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分岐点近くに戻ってくると、再びきれいな紅葉の森を見つけました。


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12:08 分岐点まで戻ってきました。このまま金ヶ谷山へ登るというのもありですが、せっかくなので、白馬山方面の縦走路の様子を見に行ってみることにしました。


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縦走路はきれいなブナ林が広がっているので、もしかしたら素晴らしい紅葉に出会えるかもしれません。


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12:16 しかし、期待していたほどの紅葉には出会えず、木立の先に見える森の様子もそれほど綺麗に色づいているように見えなかったので、5分ほど歩いたところで引き返すことにしました。写真では綺麗に色づいているように見えますが、実際にはもっと緑が濃く3~4分の紅葉という感じでした。このあたりは標高が1000mに満たないので、仕方がないのでしょう。白馬山近くまで行けば標高が高くなるので紅葉も期待できますが、さすがにそこまで行くと帰りが遅くなってしまうので止めました。


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縦走路を引き返して金ヶ谷山コースとの合流点へ向けて登っていくと、やはり分岐点の下のあたりが一番いい頃合のようです。


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オレンジ色に映えるブナの紅葉を眺めながら、ゆっくりと登って行きます。


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12:39 金ヶ谷山登山道との合流点まで戻ってきました。もうランチタイムですが、まだ何も食べていないのでけっこうシャリばて気味です。しかし、山頂まではもう20分ほどなので、ラムネでカロリーを補給して、山頂を目指すことにしました。


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標高1080mぐらいのところまでは、きれいに紅葉していていい感じでした。


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しかし、山頂が近づいてくると、逆に紅葉がまだ始まっていない木々が増えてきて、標高が上がっているのに紅葉が遅くなるとは不思議です。


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13:28 金ヶ谷山の山頂に着きました。相変わらず登山道の途中のような殺風景で展望のない、達成感を感じない様子の山頂です。


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幸い誰もいないので、座ってゆっくりランチを食べることができました。今日は、セブンで買った全粒粉入りくるみパンとカフェラテです。パンは4個入りでしたが、半分は朝食として車中で食べました。最近はまた胃の調子が悪くなり、食事制限を続けているため胃が縮んだのか、こんなパン2個でも十分な量です。そういう点ではやたら燃費のいい体になったようです。


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13:28 暖かい陽だまりでのんびりとランチタイムを楽しんで、下山開始です。


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きれいな紅葉があれば撮影しながら下るつもりでしたが、陽射しの方向が変わったためか、それとも見下ろすような視線だと綺麗に見えないのかわかりませんが、とくに目を引くような紅葉を見つけられないまま、金ヶ谷山登山道の合流点まで降りてきたので、ノンストップで下山続行です。


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途中、展望のあるところで遠くの山肌に彩が見えたので立ち止まっただけで、その後は再びノンストップで下りました。


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14:02 登山口を通過します。


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最初の林道の分岐の近くに、もののけ姫に出て来た木霊を真似た木彫りの人形が設置されていますが、年月を経てもはや本当のもののけと化しつつあります。


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14:48 農業サポートセンタまで戻ってきました。出かけるときにもいた鶏が相変わらずうろうろしながら出迎えてくれました。この鶏は、放し飼いになっているみたいで、まったくもって勝手気ままに歩き回っていました。


先週、2ヶ月ぶりに登山を再開したばかりですが、今日はいきなり5時間半という長丁場のトレッキングになりました。少し痛めていた左膝が若干痛くなった以外は問題なく、マムート デュカン ハイGTXもインソールを交換したおかげで足裏が痛くなるという欠点を克服できたようです。


今回は、晴天の紅葉時期の山としては珍しく出発から下山まで誰一人出会うことなく静かな山旅を楽しめましたが、できることなら出会いたくない親子熊に出会ってしまったのが想定外でした。とはいえ、登山者のいない山域だからこそ熊も安心して歩き回れるということでしょうから、こればかりは仕方がないのかもしれません。ばったり出くわさないためにも、熊鈴だけは忘れないようにしようと思った次第です。

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| 2020年10月 金ヶ谷山 | 15:12 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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