FC2ブログ

ヤマふぉと

山の自然や風景をゆったりと眺め、写真を撮るために山に登る。だから、登頂や縦走を目的とせず、好きな山域でテントを張ったり小屋に連泊して、カメラ片手にのんびりと過ごす。そんなスローな山登りを楽しんでます。相互リンクはしていませんので、リンクはご自由にどうぞ。当ブログ内に掲載してある写真の無償提供はしておりません。また、無断で使用することは固くお断りいたします。

NEXT | PAGE-SELECT | PREV

≫ EDIT

プチ滑落でビビって撤退: 伯耆大山天狗ヶ峰その1 

2020年3月21日(土) 鳥取県大山町 天狗ヶ峰(標高1711m) 日帰り単独行 


3週続けての伯耆大山登山でした。本当は烏ヶ山に登るつもりで家を出たのですが、米子道蒜山SAから見た烏ヶ山は、かなり黒々としていて雪が少ないことが予想できたのに対して、大山のほうはまだけっこう雪がありそうだったので、急遽予定を変更しました。


先週、三鈷峰から眺めた北壁が気持ちよさそうだったので、再びユートピアに登って、今回は天狗ヶ峰まで行ってみることにしました。あわよくば剣ヶ峰まで行くことも頭の片隅に入れつつ、蒜山SAから大山寺へと向かいました。


装備リスト
●アッパー
 ドライレイヤ: ノースフェイス パラマウントタンク
 ベースレイヤ: マムート アタカソジッププルAF
 ミドルレイヤ: なし
 ソフトシェル: マムート アルティメイト V ライト SO フーデッドジャケット
 ハードシェル: マムート エアロスピードジャケット
 インサレーション: ノースフェイス レッドポイントライトジャケット
 グローブ: ショーワ テムレス02ウィンター
     モンベル ジオラインLWインナーグローブ
 キャップ/ハット: なし
 バラクラバ: なし

●ボトムス
 ドライレイヤ: なし
 ベースレイヤ: なし
 ミドルレイヤ: マーモット AWストレッチパンツ
 ハードシェル: マムート エアロスピードパンツ
 インサレーション: なし
 ソックス: BVD 5本指化繊ソックス(インナー)
     ノンブランド ウールソックス
 シューズ: シリオ 712GTX

●ギア
 バックパック: マムート トリオンプロ35+7L
 ストック: なし
 アックス: ブラックダイヤモンド ベノムアッズ ウィズ リーシュ
 クランポン: グリベル G10ワイド
 ゲイター: マムート ゴアテックスゲイター
 スノーシュー: なし


IMG_5898_20200324133033b8f.jpg
出発前に写真を撮れなかったので、元谷で冬装備を装着したときのものです。もともと烏ヶ山に登るつもりだったので、装備は先週までよりも少しグレードダウンして暑さ対策優先としています。ハードシェルは無雪期のレインウェアであるエアロスピードジャケット/パンツにしましたが、使うことはありませんでした。


気温が朝夕で3~4度、風が17m/秒以上あるという天気予報だったので、汗抜けと保温力のバランスがいいポーラーテックパワードライ素材のシャツをベースレイヤにして、ゴアテックス ウィンドストッパー素材のソフトシェルジャケットにしました。登っているときの暑さと稜線に出てからの風と寒さへの対策として選んだ組み合わせですが、けっこう当たりました。ジャケットはジッパーをすべて閉めてしまうと内部に暖かい空気がたまるので、薄手の割りに思いのほか暖かく、稜線で強風に吹かれても大丈夫でした。一方、脇のピットジップなど全開にするとあまり暑くなく、春はハードシェルよりもソフトシェルが向いていることを実感しました。


パンツも、ゴアテックスのハードシェルパンツはやめて、冬用の山パンツを素足に履きました。最初は少し寒かったのですが、すぐに慣れて稜線で強風に吹かれても寒くはありませんでした。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




8時過ぎに南光河原駐車場に着いてみると、すでに満車になっていました。さすがに3連休中日は人出が多いようです。すぐに博労座の駐車場に移動しました。大山ナショナルパークセンター横の駐車場はまだ余裕があったので、建物に近いところに車を停めることができました。


この日は大きな失敗をひとつしてしまいました。山行記録用のコンデジを家に忘れてきてしまいました。スマホで代用するか、一眼レフを使うかのどちらかですが、スマホだといちいちグローブを外さないとシャッターを押せないので、一眼レフで代用することにしました。しかし、胸元にでかいカメラがぶら下がった状態になるので何かと行動に制限がかかることになりそうで、若干の不安は残ります。とはいえ、写真なしというわけにはいかないし、その都度バックパックから取り出していては面倒くさ過ぎます。なので、これで行くしかありません。


IMG_5885.jpg
8:48 準備を整え出発です。登山届けはナショナルパークセンターから向かいの交番に移動したとのことだったので、交番に寄って登山届けを出しておきました。


IMG_5886_202003241330247b9.jpg
大神山神社の参道は、先週と比べて凍結していなかったので楽に歩けました。先週の寒気でけっこう積雪があったようですが、週末にかけて気温が高くなったので、参道脇の森の中に痕跡程度に雪が見られるだけでした。


IMG_5887_20200324133025271.jpg
大神山神社横の登山道入口あたりも、融け残った雪がわずかに残っているだけです。


IMG_5889_20200324133027327.jpg
下宝珠越への道を左に分けて、今回は直進します。今日はユートピアまでは元谷経由で登ることにしました。先週の下山路を逆にたどることになります。


IMG_5891.jpg
進むにつれて雪が徐々に出てくるようになりました。しかも、ガチガチに固まった氷の状態です。上宝珠越に上る急斜面がガチガチだったらやばいかもと、少し気になりました。


IMG_5893_2020032413302929e.jpg
9:38 元谷に出ました。雪は先週よりも減っている感じで、16日頃に降った雪はすべて消えてしまったようです。


IMG_5894.jpg
元谷に出たところから先週の下山ルートを正直にたどったので、堰堤左側の少し藪化したところを進んだのですが、よく見れば右側の土手のようなところを上がって堰堤を越えることができます。無駄な回り道でした。


IMG_5895_20200324133032f11.jpg
堰堤を越えて元谷避難小屋の近くまで来ましたが、雪はすっかり消えています。先週は、まだこのあたりは雪に覆われていました。


IMG_5898_20200324133033b8f.jpg
9:48 少し進んで雪が出て来たところで、休憩がてら冬山装備を装着しました。上宝珠越下の急斜面まではなくてもいいのですが、どうせ装着するものなので、さっさとつけておくことにしました。


IMG_5899_20200324133035f67.jpg
10:10 休憩後、元谷の上流に向かって進みます。1週間前に通ったばかりですが、逆向きに歩くとなるとやはり見覚えのない風景のように感じます。とにかく、元谷の左岸をまっすぐ大屏風岩に向かって進むだけです。


IMG_5900_2020032413323949a.jpg
上流に行くにつれて雪が増えると思いきや、案外砂礫が露出していて、雪解けが進んだことを感じます。先週はこのあたりは一面の雪原でした。


IMG_5901_2020032413324087a.jpg
黒々とした大屏風岩が近づいてきました。この先を左に入ります。


IMG_5902_20200324133242ae2.jpg
正面に、先週下りて来た急斜面が見えてきました。けっこうトレースがついているので、登るのにそれほど苦労しなくて済みそうです。


IMG_5903_2020032413324363f.jpg
砂すべりの谷からひっきりなしに落石が転がり落ちてくるので、合流地点を直進するのはやめて、左側の斜面のほうを回りこんで通過しましたが、かなり雪が柔らかくなっていて、踏み抜いたり滑ったりで思うように進めず、転がり落ちてくる岩にビビリながらなんとか突破しました。時には人の頭ほどの岩が転がってくるので、うかつなところを歩いていると直撃されかねません。それなのに、そこに足跡が残っているというのが理解できません。ほんとに、危険を回避しようという意識のない登山者が多すぎます。


IMG_5905_20200324133245c73.jpg
落石の心配が低くなって、ようやく雪壁の登りに集中できました。雪は表面が柔らかく、中が硬い状態でしたが、足跡がしっかりと残っていたので、無理につま先をけりこんだり足場を作ったりしなくてもよく、傾斜の割りに案外楽に登ることができました。


IMG_5906_202003241332462cd.jpg
中ほどまで登ってくると、先週はなかった雪崩の跡があり、この斜面も油断はできないとわかりました。もっとも、もう落ちてきそうな雪は上のほうになさそうなので、今日はあまり雪崩の心配はしなくてよさそうです。


IMG_5908_20200324133248187.jpg
デブリの中に100kgぐらいありそうな大きな岩があり、落石の警戒も怠ることができないとわかります。安全を優先するなら、やはり宝珠尾根を歩いて来たほうがよさそうです。


IMG_5909_202003241332491b9.jpg
ブッシュが近づいてきました。ブッシュ帯を抜ければ尾根上です。先日の記事でも書きましたが、このブッシュ帯を抜けている最中に上のほうから声がして、ここを下るのは難しいかと聞かれたわけです。誰でもそうですが、自分で見てわからないのなら、素直に登山ルートを下るのが正解です。難しいかどうかは人によるし、装備内容でも違います。自分の経験や装備を総合的に判断して、行けると思えない場所には立ち入らないことです。それがすなわち身の程を知るということです。僕もそうしてます。


IMG_5910_20200324133251d2e.jpg
11:06 宝珠尾根に出ました。この右手すぐのところが上宝珠越です。



IMG_5911_2020032413325265a.jpg
11:08 1週間ぶりの上宝珠越です。先週、宝珠尾根経由で3時間かかりましたが、今回は2時間で着きました。やはり、元谷経由のほうが圧倒的に早いことがわかりました。もっとも歩いて面白いかというと、北壁の眺めはいいもののほとんどが元谷の単調な雪原歩きなので、宝珠尾根経由のほうが登山している気分にはなります。


IMG_5912_20200324133424ca5.jpg
今回は時間が早いので、上宝珠越では休憩しないで通過します。平日だった先週よりも確実に入山者は多いみたいで、かなりしっかりとしたトレースができていました。


IMG_5914_20200324133426d7e.jpg
背後の北壁は雪が減ったためか、ひっきりなしに落石が発生していて、常にガラガラと音が聞こえてきました。


IMG_5915_20200324133427fe2.jpg
上宝珠越からユートピアに向かう斜面でも、勝間ケルンの前後で落石が多くあり、通過には最新の注意が必要でした。小石ならまだましですが、通過しているときにハンドボールぐらいの大きさの岩が自分の方に転げ落ちてきてヒヤリとしました。こういうときはあわてて動かず、石の動きをよく見て、じっとしていたほうがいいのか、左右どちらかに移動すべきなのかを判断したほうがいいです。柔らかくなった雪の斜面は案外石の落下速度を押さえてくれるので、よく見てから動いても十分避けることができる程度の速度で落ちてきます。とにかく、雪の斜面に石が落ちている場所は、要注意です。


IMG_5917_20200324133429c6a.jpg
今回は、途中からユートピア避難小屋へ直接上がるトレースをたどりました。


IMG_5918_20200324133430ac6.jpg
11:35 ユートピア避難小屋に着きました。


IMG_5919.jpg
まずは雄大な北壁の眺めを楽しみます。


IMG_5922_202003241350183db.jpg
避難小屋に入って休憩しようかと思いましたが、入口前にクランポンが数組置いてあったのでやめました。元谷方面から冷たく強い風が吹き上がってくるので、風下になる反対側の斜面の緩くなった場所で休憩することにしました。座ってしまえばほとんど風もなく、背中側から日が当たるので温かく、気持ちよく休憩することができました。


IMG_5923_20200324135020d1e.jpg
小腹が空いたので、菓子パンをひとつ食べました。最近はランチとしてがっつり時間をとるよりも、空腹感がでればそのつど軽く食べるという方式にしています。そのほうが短時間で休憩を終えられるし、継続して行動できてシャリばてで余計な時間を費やすことがなくなるので、時間を読みやすいと感じます。

つづく。


ランキングアップにポチッとご協力お願いします。
にほんブログ村 アウトドアブログ 登山へ
にほんブログ村


登山ランキング











関連記事
スポンサーサイト



| 2020年3月 伯耆大山天狗ヶ峰 | 13:59 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

NEXT | PAGE-SELECT | PREV