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ヤマふぉと

山の自然や風景をゆったりと眺め、写真を撮るために山に登る。だから、登頂や縦走を目的とせず、好きな山域でテントを張ったり小屋に連泊して、カメラ片手にのんびりと過ごす。そんなスローな山登りを楽しんでます。相互リンクはしていませんので、リンクはご自由にどうぞ。

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意外にも修験道の山だった: 王子が岳その2 

2019年12月8日(日) 岡山県玉野市 王子が岳(234m) 日帰り単独行 


なんと、あと10日で大晦日です。年末です。年越しなんです。頭ではわかっていても、なんだかびっくりです。2019年はいつの間に過ぎ去ってしまったんでしょうか。とにもかくにも、年内に山行レポをオンタイムの状態に戻すべく、がんばってアップします。


では、さっそく王子が岳の続きです。


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10:01 じっとしていると肌寒くなって来たので、新割山山頂を出発します。ここからにこにこ岩を経由して、王子ヶ岳東端にある矢出山まで行きます。


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遊歩道を南に下っていくと、王子が岳パークセンターがあります。屋上が展望台、下が喫茶店と休憩室になっています。ここには、駐車場から平坦な道を歩いて3分ほどで来ることができるので、山の上ですが普通の観光地といった場所です。


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王子が岳パークセンターの屋上からの眺めです。となりにパラグライダーの発進場所があるので、目の前をパラグライダーが飛び交う様を眺めることができる場所ですが、この日は飛んでいませんでした。


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1階の休憩室です。休憩室はオープンスペースになっていますが、となりにガラス張りの喫茶店があります。朝の仕込みの時間なのか、カレーのいい匂いが漂っていました。


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王子が岳パークセンターから遊歩道を南へ下ると、すぐに右手に下る登山道の分岐があります。


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帰路はここから行者道を下りますが、先に直進してにこにこ岩方面に進みます。


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分岐のすぐ先に再び分岐があります。この分岐は、右に行くと巨岩が連なるピークを経由して再び遊歩道に戻ることができます。このピークがもっとも王子が岳らしい場所で、眼下に瀬戸内海の展望が広がる名所になっているので、とりあえず右に進んで展望を楽しんでから行くことにします。


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10:06 分岐からほんの1分でピークに着きました。ピークは巨岩が数個寄り集まっていて広い場所はないので、岩の上から眺めを楽しみます。


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東に見える巨岩がにこにこ岩です。まさに名前の通りにこにこ顔の大岩です。


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ピークから一段下りて、断崖の上にある岩からは、足元にビーチや海が広がる絶景を楽しめます。高所恐怖症の人はあまり近づかないほうがいい場所です。


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山腹に巨岩の林立する王子が岳の様子もよくわかります。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




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巨岩のピークから下ると、東屋のある場所で遊歩道と合流します。野良猫の親子がのんびりとくつろいでいたのですが、僕が下りて来たので急ぎ足で逃げていきました。この山は捨て猫がいて、駐車場にも猫が何匹かいますが、このあたりの山の中にもいるとは思いませんでした。誰かが餌を与えているんでしょう。


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いったんは逃げた黒毛の子猫が、木の陰からこちらの様子を伺っていました。警戒心が強いところを見ると、この山で生まれたのでしょう。


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東屋を過ぎて遊歩道を少し下ると分岐があり、にこにこ岩は右へ進みます。


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10:15 にこにこ岩に着きました。


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このあたりの岩はボルダリングの名所になっているのですが、この日もどこかのグループが来ていました。


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にこにこ岩を過ぎると、静かな登山道になりました。しかし、意外にも数組の登山者とすれ違い、渋川港から登ってくる登山者がわりと多いことがわかります。


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稜線の道なので、ちょっとしたアップダウン程度はあると思っていましたが、思っていたよりもがっつり下る場所もあり、それほど楽な道ではありません。


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下れば当然登り返しもあります。


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10:33 そろそろ矢出山のはずだがと思いながら階段を登っていくと、ピークらしいところに出ました。しかし、矢出山という道標も看板も何もありません。あるのは、渋川海岸までの距離が書かれた道標だけです。GPSで現在地を確認すると、ここが確かに矢出山です。


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右に入るトレースがあったので入っていくと、ベンチが数脚設置された広場になっていて、瀬戸内海の展望もそれなりにありました。


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地形図に山名が記載されている山なのに、あくまでもハイキングコースの途中にある休憩場所という程度の位置づけみたいです。


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とりあえず、ベンチに座って休憩をとりました。コーヒーでも飲もうかと思いましたが、お昼までに下山することを考えるとあまりのんびりしている時間がありません。なので、ゼリー飲料を補給するだけの簡単な休憩にしました。


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瀬戸内海の向こうに四国の山並みが見え、かなり高い山も見えたのですが、山座同定にはいたりませんでした。


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10:44 下山開始です。下山といっても、ひとまず新割山方面に登り返すことになります。


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往路でがっつり下った階段が、今度はがっつりの登りになるので、けっこう堪えます。


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11:01 にこにこ岩まで戻ってくると、岩の下になんと自転車が置いてありました。しかもMTBではなくロードバイクです。なんでこんな一部階段もある未舗装の道をわざわざロードバイクで入って来たのか理解できません。


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11:05 遊歩道の分岐まで戻ってきました。行者道入口まであと少しです。


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11:07 行者道の分岐です。


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見た感じ、ちゃんとした登山道というよりも自然にできたトレースといった雰囲気ですが、これを下ります。


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いまいちはっきりしないトレースをジグザグに下っていきます。


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途中、巨岩の下にこんなものがありました。なんだかあやしいミステリースポットに入り込んだみたいで、ちょっと不気味な感じがしました。


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急傾斜の斜面をジグザグに下っていくと、木々の途切れた場所から巨岩の林立するピークが見えました。矢出山へ行くときに立ち寄った巨岩の小ピークを下から見上げるとこんな風に見えるわけです。


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巨岩の脇を通過するときに、岩に鉄梯子が設置されているのが見えました。しかし、その梯子に行くための道は登山道からは見つかりません。


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鉄梯子が見える場所には、このような小さな祠が祭られていたので、あの梯子を上ったところにある岩の折り重なる岩屋のような場所にも何かの神様が祭られているのでしょう。行者道という名前からすると、どうやら修験道の修行の場所だったようです。修験道というと奥深い深山幽谷の場所というイメージでしたが、こんな海沿いの低山にも修行場所があったとは驚きです。


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鉄梯子の上の岩屋の中を確認したかったのですが、よくわかりませんでした。


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さらに下っていくと、今度は岩を積み上げた洞窟のような場所がありました。


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中にはやはり小さな祠が祭られていました。


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修験者が持っている道具をかたどった石塔もあったりして、本格的な修験道の場所になっていることがわかります。


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かなり下ったあたりで、石柱が4本ありました。


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児島修験と掘り込まれているので、やはり修験道の山だったというわけです。長らく岡山に住んでいますが、初めて知りました。


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11:29 登山口まで下りてきました。わかりにくい小さな道標が設置されています。


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登山口のある場所は、何かの建物へ行くコンクリート舗装の道端です。


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建物は今は使われていないもののようで、管理会社だか所有会社だかの連絡先の看板が入口に設置されているだけで、登山道に関する表示は何もありません。


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海沿いの道路に出て、駐車場まで歩いて帰ります。駐車場までは、ほんの5分程度の距離です。


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あの岩だらけのピークから下りてきました。


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子供の頃は、瀬戸内海というと公害で汚れた海というイメージでしたが、いまではすっかりきれいな海になっています。


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頭上をパラグライダーが飛んでいくのを見ながら、駐車場に向かいます。


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11:36 駐車場に戻ってきました。晴天の日曜日ですが、朝と変わらないぐらいの閑散とした状態でした。釣り客以外利用する人はほとんどいないのかもしれません。

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| 2019年12月 王子が岳 | 13:14 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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