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ヤマふぉと

山の自然や風景をゆったりと眺め、写真を撮るために山に登る。だから、登頂や縦走を目的とせず、好きな山域でテントを張ったり小屋に連泊して、カメラ片手にのんびりと過ごす。そんなスローな山登りを楽しんでます。相互リンクはしていませんので、リンクはご自由にどうぞ。

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縦走路は秋と冬の境界線: 徳島矢筈山その1 

2019年11月9日(土) 徳島県三好市東祖谷落合 矢筈山(標高1849m) 日帰り単独行


久しぶりに四国に行ってきました。5月の西赤石山以来半年振りの遠征です。今回訪れたのは、徳島県第4位の標高を誇る矢筈山です。祖谷川をはさんで三嶺の北に位置し、寒峰から黒笠山まで1600mから1800mクラスの峰が連なる稜線の最高峰にあたります。矢筈山という名前の山はあちこちにあって紛らわしいので、タイトルでは徳島矢筈山としておきます。


矢筈山は標高は高いのですが、1500mの落合峠まで車で上がれるので、標高差は300m程度しかなく、2時間ほどで登れてしまいます。がっつり登山よりも、稜線散歩的な緩い登山を楽しみたいときにいい場所です。落合峠から反対方向の寒峰への縦走もよさそうなので、近いうちに行ってみたいと思います。


自宅を出発したのは午前5時30分。瀬戸大橋をわたり、髙松自動車道の善通寺ICで下りて、国道319号から32号を経て三好市へ出るまでは三嶺へ行くときと同じルートですが、箸蔵で左折して東へ向かうのは今回が初めてです。吉野川を渡り国道192号を経て、東みよし町から県道44号をひたすら南下します。


5分も走らないうちに狭い谷沿いの道になり、10分もすればなかなかの山岳路です。しかし、桟敷峠を越えると、道は狭いながら緩い下りとなり、松尾川ダムのダム湖の脇を通るあたりからほぼ平坦な道になり、四国の山岳路にしてはあまりきつい感じはありません。落合峠が近くなってくると再び山岳路らしい雰囲気になり、空が広く見えてきたなと思ったところで落合峠に飛び出しました。所要時間は約2時間半でした。


装備リスト
●アッパー
 ドライレイヤ: ノースフェイス L/S ハイブリッドパラマウントメッシュクルー
 ベースレイヤ: マムート ディライトウールジップL/S
 ミドルレイヤ: マムート エクスカーションジップフリース
 ソフトシェル: なし
 ハードシェル: マムート オールラウンダージャケット
 インサレーション: バーグハウス ライトインシュレーテッドジャケット
 グローブ: マムート メリットパルスグローブ
 キャップ/ハット: マムート アドベンチャーベンチレーションハット

●ボトムス
 ドライレイヤ: なし
 ベースレイヤ: モンベル ジオラインMWタイツニーロングタイツ
 ミドルレイヤ: なし
 ハードシェル: ミズノ ベルグテックEX/レインパンツ
 ソックス: クロスプロ 脚力サポートソックス for Trekking
 シューズ: マムート テトンGTX

●ギア
 バックパック: マムート リチウムスピード20L
 ストック: なし


IMG_4281_2019112000051075c.jpg
今回は珍しくソフトシェルを使わず、ミドルレイヤとしてマムート エクスカーションジップフリースをもってきました。天気予報は、気温は標高2000mで3度ぐらいとなっていましたが、風はそれほどでもなく、天気も晴れとなっていたので、日当たりのいい稜線はわりと暖かいかもしれないという判断です。


また、パンツは笹原の露で濡れる事を想定して、はじめからハードシェルパンツで行くことにしました。ミズノ ベルグテックEX/レインパンツはベンチレーションもついているし、薄手なので暑くなることはないないだろうということで、モンベル ジオラインMWニーロングタイツとの組み合わせです。それにしても、こうしてみるとだぼっとしてダサいシルエットのパンツです。まあ、基本的にレインパンツなので、山パンツの上から履くことを想定して太めに作っているのでしょうが、細身のマムートになれたこともあって、どうも垢抜けないと感じてしまいます。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




IMGP1310.jpg
8:35 落合峠から少し南側に下ったところにある駐車場を出発します。自分以外には車は2台しか停まっていませんでした。落合峠に2台ほど停まっていましたが、登山者ではなく写真かビデオの撮影をしていたようです。


ちなみに、今回はいつものG7XⅡではなく、ペンタックス K-50をもってきました。記録用にわざわざ一眼レフを持ってくるのもどうかという気もしますが、昨年の三瓶山以来1年間もほったらかしにしていたのでたまには使わないともったいないということで持ってきました。コンデジと違ってC-PLフィルターが使えるので、きれいな画が撮れそうです。なお、最初のウェアの記録写真だけG7XⅡで撮影しています。


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駐車場から県道へと上がっていきます。


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駐車場入口から落合峠まで100mぐらいの緩い上り坂です。


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落合峠の西にある三角点1683ピークがすぐ近くに見えます。矢筈山は反対方向です。


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峠から東向きの登山道を上がっていきます。


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目前に見えているピークまでは、そこそこの傾斜の斜面が続きます。


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ススキの穂が朝の斜光に照らされて輝いていました。


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急斜面が終わったところで振り返ると、気持ちのいい広々とした風景が広がっていました。


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尾根の縦走路まで上がると、矢筈山のピークが見えます。最初は奥に見えるピークが矢筈山とはわかりませんでしたが、地図で確認すると矢筈山だとわかりました。


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9:07 1610.7mの三角点ピークを過ぎたところで、座るのによさげな平たい岩があったので、小休止していくことにしました。座って足元を見ると、いつの間にかパンツの裾と靴が濡れていました。ハードシェルパンツを履いてきたのは正解でした。この日は天気はいいものの気温が低く、駐車場で3度ぐらいしかありませんでしたが、落合峠からここまでは日当たりのいい稜線で、ハードシェルジャケットを着なくてもまったく寒くありませんでした。


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1654mピークの登りに差し掛かるあたりから森に入ります。


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1654mピークを越えると、急に日のあたらない暗くて寒い森になりました。比較的広い尾根ですが、登山道がわずかに北よりを通っているようで、冷たい北風が吹きつけてきます。さっきまではぽかぽかの日差しを浴びながらの秋山を満喫していましたが、ここに来ていきなり季節が進んで冬になったようです。しばらくはそのまま歩いていましたが、風の当たる左側の耳や頬が冷たすぎて我慢できなくなり、エクスカーションジャケットのフードをかぶりました。歩いているのでハードシェルを着るほど寒くはなかったのですが、体の左半分だけ冷たさを感じながらのトレッキングになりました。


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9:53 比較的フラットな尾根が続いていましたが、ロープのある急斜面が現れました。矢筈山の西にある1800mぐらいのピークの斜面です。


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10:00 ロープにつかまりながら急斜面を登りつめると、道標のある分岐になっていました。ピークを越えて南にあるサガリハゲ山へ向かう登山道はあまり歩く人がいないようで、半ば笹に埋もれかけています。矢筈山へは左に進み、ピークの北斜面をトラバースします。


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分岐からは、矢筈山がかなり大きく見えました。この距離なら、1時間もかからずに到着できそうです。


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背の低い笹がびっしりと生えた斜面を斜めに突っきって進みます。


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トラバースが終わると、小さな鞍部に出ました。陽射しがあり、風もほとんど当たらないので、ちょっと休憩していくことにしました。


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南に向いて開けているので、三嶺がよく見えます。右側のなだらかなピークの真ん中にちょこんと小さなでっぱりがでているのが三嶺山頂です。左手には剣山と次郎笈も見えます。


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10:10 小腹が空いてきたので、岩に腰掛けて朝食用に買って食べずにもって来たおにぎりをほおばります。冷たい北風に吹かれながら暗い森の中を歩いて来たので、暖かい陽射しが降り注ぐ鞍部にいると真冬からいきなり穏やかな秋の日にタイムスリップしたような気がします。


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10:22 暖かい鞍部でのんびりと休憩をとって、冷えた体が温まって来たところで、矢筈山への登りに取り掛かりました。


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細くそれなりに傾斜の急な尾根を登っていきます。半ばあたりで巨岩に尾根がふさがれて、右に左に巨岩を避けながら尾根を乗り越えながら登っていく場所もあり、案外厄介な場所もありました。


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10:36 前方にビルのような巨岩が見えてきました。尾根をふさぐように立ちはだかる巨岩は、右下を巻いて通過します。


IMGP1341.jpg
巨岩を過ぎると、笹原の先に山頂が見えました。


つづく。

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| 2019年11月 徳島矢筈山 | 00:10 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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