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ヤマふぉと

山の自然や風景をゆったりと眺め、写真を撮るために山に登る。だから、登頂や縦走を目的とせず、好きな山域でテントを張ったり小屋に連泊して、カメラ片手にのんびりと過ごす。そんなスローな山登りを楽しんでます。相互リンクはしていませんので、リンクはご自由にどうぞ。

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いろんな意味で残念な山: 花見山その1

2019年10月13日(日) 新見市千屋花見 花見山(1188m) 単独日帰り 


謎の疲労感や腰痛のため、長らく本格的な登山から遠ざかっていましたが、10月13日に1ヶ月と1週間ぶりに1000m級の山に登ってきました。途中、9月24日に里山歩きをしているものの、行動時間が3時間以上になる登山は、ほんと久しぶりという感じです。


訪れたのは、新見市の北部、鳥取県との県境にある花見山です。北麓と南麓に2つのスキー場がある山で、それぞれのスキー場から登山道がありますが、今回は岡山県側となる北側のいぶきの里スキー場から登りました。


装備リスト
●アッパー
 ドライレイヤ: ノースフェイス パラマウントタンク
 ベースレイヤ: マムート パフォーマンスドライジップ L/S
 ミドルレイヤ: なし
 ソフトシェル: マムート クルーズジャケット
 ハードシェル: マムート エアロスピードジャケット
 インサレーション: なし
 グローブ: コーナン ネクストフォース 作業用グローブ
 キャップ/ハット: マムート アドベンチャーベンチレーションハット

●ボトムス
 ドライレイヤ: なし
 ベースレイヤ: なし
 ミドルレイヤ: マムート ソフテックトレッカーズパンツ
 ハードシェル: マムート エアロスピードパンツ
 ソックス: ハリソン 総パイルクライミングソックス
 シューズ: マムート テトンGTX

●ギア
 バックパック: マムート リチウムスピード20L
 ストック: なし


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山シャツのマムート パフォーマンスドライジップ L/Sはすでにもっていますが、今回色違いの赤を購入したので、シャツだけが新しいグッズになります。先週までの蒸し暑さの感覚がそのままだったので、夏山装備のまま出発したものの、現地に着くと気温16度で風もあり肌寒さを感じました。台風が過ぎ去ったら急に秋めいて、すでに薄手のダウンかフリースが必要な季節になっています。次に出かけるときは防寒着を荷物に加えるのを忘れないようにしなければ。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




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9:51 いぶきの里スキー場の下にある新見千屋温泉の駐車場を出発します。登山道は滝コースと千年樹の森コースの2つがありますが、今回は滝コースから登り、千年樹の森コースで下山します。


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滝コースは、千屋温泉前のアスファルト道をゲレンデのほうへ上っていきます。


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この道沿いはオートキャンプ場になっていて、電源付のキャンプサイトが並んでいます。トイレも3ヶ所あって、利用できるようです。千屋温泉には外トイレがないので、登山する場合はこのオートキャンプ場の道沿いにあるトイレを利用しておいたほうがいいようです。これ以後はトイレはありません。僕は一番上のトイレを使用しましたが、個室のほうは確認していません。


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9:59 オートキャンプ場を過ぎるとアスファルト道は終わりになり、立ち入り禁止になっていました。登山道を示すような道標も看板も何もないので、どうしたものかと考えました。


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あたりを見渡してみると、左手の草むらの中に横倒しで放置されている看板が見えました。何が書いてあるのか確認してみると、登山者は通行してもいいと書かれていました。どうやらこのまま登っていけばいいようです。それにしても、もう少しわかるように置くとか、立てておくとかできないものなのかと管理のずさんさに少しあきれてしまいました。


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スキー場のゲレンデの中を上がって行きます。正面に見えるのがおそらく花見山でしょう。


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今日は予報では晴れだったはずですが、空はどんよりとした雲が覆っています。台風の余波がまだ残っているのか、天候の回復が遅れているようです。


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ゲレンデに沿って上っていくと、途中から道は左の森のほうへと入っていきます。この手前でゲレンデの真ん中を上って行く土道との分岐があるのですが、どうも見てもそちらの道は工事車両が通過してできた道なので、もともとの道だと思われるこちらの道を進みます。


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ゲレンデを離れて森の中へ入ったところに、手書きの案内図が設置されていました。


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NHCコースと書かれいているの場所が滝コースの分岐になりますが、その先に下の谷の滝があります。地形図やガイドブックでは滝のところで道は行き止まりとなっていますが、この案内図だと下の谷の滝から谷の左岸を登る道が描かれています。道は荒れているとなっていますが、目印を探して登ってくださいと書いてるところをみると、コースはちゃんとしているようなので、下の谷の滝を見た後そのまま登ってみることにしました。


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道は車が通れるぐらいの幅があり、荒れていないので歩きやすく快適です。傾斜も緩いので、登山道ではなく遊歩道として整備されたようです。


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途中案内図がありましたが、もはや判読不可能な状態でした。


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10:20 右手に階段が現れたのでなんだろうと思って見上げると、東屋が見えました。出発して30分なので一休みしてもいいのですが、ほとんど疲れていないのでそのまま通過しました。


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やがて偽木の階段が現れました。最初はほとんど段差のない楽な階段でしたが、途中からそれなりの段差がつき、傾斜も少しきつくなります。とはいえ、疲れるほどでもなく、あいかわらず快適な道です。


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10:30 二つ目の東屋がありましたが、周囲は背の高いヒノキ林なので展望もなさそうだし、ここも通過します。


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10:32 滝コースの分岐に着きました。もともとはここから右へ登っていく予定でした。


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今回は予定変更で、下の谷の滝へ向かいます。


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滝コース分岐から緩やかに下っていきます。相変わらず偽木の階段があるので、下の谷の滝までは遊歩道として行政による整備が行われたようです。


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尾根を回り込むようにして右へカーブすると、緩やかな上り坂になりました。


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やや傾斜がきつくなり、小さな谷に沿って上っていきます。


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10:43 下の谷の滝に着きました。着くなり、滝の下からイノシシの子供ウリ坊が3匹対岸へ向かってダッシュで逃げていきました。親の姿は見えないので、子供だけでウロウロしていたのでしょうか。


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滝のすぐ下まで来ると、結構な高さのある滝でした。台風の後ですがそれほど水量が多いわけではなく、岩肌を流れ落ちるためもあり、大きな滝つぼはありません。このとき、滝の反対側の岩陰から突然大きなイノシシが飛び出して一目散に逃げていきました。突然のことでびっくりしましたが、どうやらさっきのウリ坊の親だったようです。先に子供が逃げたので様子を見ていたのかもしれません。もしも子供と一緒にいて、子供を守ろうとこちらに向かってきていたらと思うと、ちょっとビビリました。


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滝の下で立ったままドリンク休憩をとり、休憩後登山道を探してみると、滝の右手にある斜面の上のほうに小さな道標のようなものが設置されているのが見えました。しかし、そこに行くための道は草に半分隠れたわずかなふみ跡があるだけです。けっこうな急斜面を横切って上っていかなければいけません。道が荒れていると案内図に描かれていましたが、この時点でほとんど利用さていない可能性が高そうであることがわかるので、嫌な予感がしました。


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手作り感満載の道標までくると、「下の谷登山口」と書かれていました。しかし、この上にも明確なトレースらしきものは見当たりません。


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幸い、赤テープがたくさん設置されていたので、草や低木を掻き分けつつ道なき道の斜面をトラバースしながら登って行きます。


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左下に滝を見ながら、急斜面を高巻していきます。踏み跡などまったくないので、足を安定して置ける平坦な場所などなく、足を滑らせて滝に落ちないよう慎重に足元を確かめながら、笹や木の枝をつかみながら進みました。


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やっと滝の上にでてひと安心です。


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少し進んだところに、「花見山←」と書かれた道標が木にかかっていました。その奥に赤テープもあります。この道標の通りに行くと、右岸に渡ることになりますが、最初の案内図に書かれていた地図では、谷の左岸をそのまま登っていくような描かれ方になっていたので、案内図と食い違います。とりあえず、赤テープの先で右岸に渡ってみました。


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ところが、その先で手がかりはぷっつりなくなりました。右岸に渡ったところでそのまま尾根を登るのかとも思いましたが、テープや道標は見当たらないし、そもそも簡単に登れるような斜面ではありません。当然、足跡もまったく見当たりません。


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それでは、谷に沿って上っていくのかと少し進んでみましたが、こちらもまったく人が歩いた痕跡は見当たりません。もちろん、見える範囲にテープも道標も見当たりません。左岸の斜面はヒノキ林ですが、注意深く見てもテープが見当たらないところを見ると、ここから左岸に上がるというコースではないと思われます。常識的に考えればこのまま谷をさかのぼり、途中で左岸に上がるというのがもっとも妥当な選択だと思われます。おそらく進んでいけばテープなりペンキなりの印が出てくるのでしょうが、まったく人の歩いた痕跡がないとなると、相当な藪漕ぎを強いられる可能性が高いといえます。


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地形図を見ながら検討すると、自分だったら青線のようなコースで登るかなと思います。いずれにしても、稜線に出れば正規の登山道に合流できるので、とりあえず登ってみてもいいのかもしれません。しかし、地形図だけではわからないのが地形の怖いところです。10m未満の崖は10m間隔の等高線には出てきませんから、崖地の記号がなくても存在する可能性はあります。


状況からすると、この先目印も最後まで当てになるという保証はありません。なによりも、万が一転倒や滑落で身動きが取れなくなったら、このような谷地形では携帯の電波が通じるかどうかかなり怪しいので、救助要請ができない可能性があります。自力で下山するか尾根まで這い上がることができればいいのでしょうが、足を骨折したりしたら動くことができず、その場合数日間はビバークしなければいけないわけですが、水も食料もどんなに節約してもせいぜい2日しかもたない量しかありません。なによりも、防寒着がありません。夜になればおそらく10度を下回るでしょうから、ハードシェルで雨風をしのげたとしても、防寒着なしでツェルトとシルバーシートだけで何日もビバークできるかどうかです。


ということで、下の谷登山道を登るのはやめることにしました。これ以上このコースを進むのは時間の無駄になりそうなので、さっさと引き返します。それにしても、よくこんな道を一般の登山者に簡易な案内図で紹介しているものです。荒れているというレベルではなく、利用者がいなさすぎて道が消滅しているといったほうが正しいレベルなので、紹介するにしてもそれなりの注意を喚起すべきだと思います。


つづく。

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| 2019年10月 花見山 | 13:52 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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