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ヤマふぉと

山の自然や風景をゆったりと眺め、写真を撮るために山に登る。だから、登頂や縦走を目的とせず、好きな山域でテントを張ったり小屋に連泊して、カメラ片手にのんびりと過ごす。そんなスローな山登りを楽しんでます。相互リンクはしていませんので、リンクはご自由にどうぞ。

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台風直前! つかの間の晴天狙いでアタック: 御嶽山その7 

2019年8月13日(火)~14日(水) 長野県木曽町 御嶽山(標高3067m) 小屋泊単独行 


今回で最終回となります。継子岳から五ノ池、二ノ池を経由して、登山口である中の湯までの区間のレポです。

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9:42 継子岳から五ノ池小屋へ向かう稜線の道はほとんど高低差のないフラットな尾根歩きで、晴れていれば右手に飛騨側の展望が広がっているはずですが、ガスで視界は100mほどしかなくなってしまいました。


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ふっとガスが切れた瞬間に、眼下に濁河温泉と思われる建物が見えました。3ヶ月半ほど前のGWに濁河温泉から摩利支天山まで登ったことが、ずいぶん前のことのように思われます。あのときはまだ真っ白な雪に覆われていたのに、いまではその痕跡すら見つけられません。


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9:57 小さな岩だらけのピークを越え、巨岩の下を潜り抜けて出たところから、飛騨頂上の祠が見えました。五ノ池までもうすぐです。


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飛騨頂上の近くまで来ると、ここにもコマクサが群生する砂礫地が広がっていました。継子岳の群生地とちがって、登山道の西側、つまり飛騨側だけになりますが、花の密生具合はもしかしたら継子岳よりも上かもしれません。コマクサが見たいのならわざわざ継子岳の先まで行かなくても十分といえるぐらいたくさんのコマクサが咲いていました。


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10:03 五ノ池小屋に着きました。


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五ノ池は完全に干上がっていました。ネットで検索すると、池に水がある写真がたくさん出てきますが、どうやらいつも水があるというわけではなさそうです。昨晩けっこう雨がふったのに全然たまっていないところをみると、ちょっとやそっとの雨では池にならないのかもしれません。


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五ノ池小屋の前には、池を見下ろすようにデッキが設けられていて、真新しい木の椅子とテーブルが設置されているのですが、ペアの登山者が1組いるだけで閑散としていました。


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デッキの隣には6畳の広さの畳敷きの縁台、そしてまるでリゾートのような木製ビーチベッドまで並んでいます。とくに利用に関する注意書きのようなものもなかったので、小屋の利用の有無にかかわらず誰でも利用していいようで、ホスピタリティの行き届いた小屋のようです。どうせ泊まるならこうゆう小屋に泊まりたいものです。


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ひとまず、あまたらしい木の椅子にすわって休憩をとりました。ガスで視界も悪いし、じっとしていると少し肌寒いかもというぐらいの気温ですが、なんだかのんびりとくつろぐことができました。御嶽山はロープウェイで日帰りができるせいか、剣ヶ峰以外はお盆休みでも案外空いているようです。混雑が嫌いな人には穴場かもしれません。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




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10:16 五ノ池小屋を出発します。ガスが濃くなってきて、風もそこそこ強くなったこともあり、ジャケットを着ようかどうか迷いましたが、ここから剣ヶ峰の肩まで登りが続くし、歩き出せばすぐに暑くなりそうなので、そのままシャツだけで行くことにしました。


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三ノ池を左下に見ながら進みます。朝のようにガスが湖面を覆いつくすということはなくなって視界は良好でしたが、空はすっかりガスに覆われてしまいました。


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摩利支天山への登り口で左の巻道へ入ります。朝、三ノ池乗越しから下って来た巻道です。途中で三ノ池へ下ったので、こちら側の区間はまだ歩いていません。


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瓦礫の斜面をトラバースしながら進んでいきます。このあたりは斜面下からけっこう強い風が吹き上げてきて、そこそこ寒い思いをしました。なので、少し速度を速めて体を温めながら進みました。


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10:24 三ノ池への分岐です。朝は、ここから三ノ池へ下りました。この先は歩いた道なので、状況もわかり安心です。


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崩落箇所に差し掛かります。落石に注意が必要ですが、ガスで視界が悪く、目視よりも音に注意をしながら通過しました。


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三ノ池乗越し直下の急登に取り付きます。上のほうを見ると、けっこう大きな岩がごろごろしていて、いつ落ちてきてもおかしくないような状況です。用心しながら急いで進みました。


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10:42 三ノ池乗越しに出てきました。すっかりガスガスです。


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三ノ池乗越しにある避難小屋を覗いてみましたが、木の床が張ってあり、悪天候時に休憩する程度なら十分きれいです。


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となりにトイレ棟もありましたが、入ったところの床が腐って落ちていて、あまり管理はされていないようです。


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個室はこんな感じで、あくまでも非常用と考えたほうがよさそうです。


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賽の河原へ下り始めると、ガスが晴れてきました。


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賽の河原のお地蔵さんの背後に摩利支天山も見えました。


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賽の河原からの登り返しは、二ノ池ヒュッテ経由ではなく、直接二ノ池へつながるコースで戻りましたが、どちらを選んでも時間も歩きやすさもほぼ同じようです。


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11:10 二ノ池まで戻ってくると、頭上のガスがなくなって陽も射し始めました。


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二ノ池で少し休憩をとりながら、今年から営業を再開した新しい二ノ池山荘を観察してみました。シンプルな総二階建てのつくりで、玄関は反対側になります。赤い庇の下のドアは、有料の外部トイレ入口です。最新の山小屋だけあって、雨樋で集めた雨水がすべて基礎から内部に入るようになっていて、地下に大きな貯水タンクが設置されているようです。二ノ池ヒュッテでは、食事時のお茶だけは無料で飲むことができましたが、水は宿泊者といえども有料でした。二ノ池山荘ではどうなんでしょうか。


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10分の休憩後、二ノ池を出発します。


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二ノ池沿いに歩いて行くと、分岐があります。そのまま直進し右奥の鞍部に向かうのが剣ヶ峰への道、黒沢口登山道への下山は左に進みます。


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剣ヶ峰へのコースとの合流点を左へ下ると石室山荘方面です。


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昨日登って来た道なのですが、道沿いに石室山荘があったことに気がつきませんでした。足元と上ばかり見ていたためでしょうが、石室山荘へはこの下の分岐から上がるか、剣が峰へ続く尾根筋に別の道がついているのだとばかり思っていたのですが、どうやら下の分岐から入っても、小屋の中を抜けてここへ出てくるようです。下山時に石室山荘に立ち寄ってみるつもりでしたが、とくに用もないので素通りします。


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石室山荘下の分岐から山荘を見上げます。よくこんなところに小屋を建てたものだと感心するような場所に立っています。


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さあ、あとはひたすら下るのみでです。幸い、天気もよくなってきました。


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12:16 女人堂でひと休み。


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長い木階段を、ただただ下り続けます。


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13:07 行場山荘でも少し休憩とりました。


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ロープウェイ駅への分岐を通過し、中の湯へ下ります。


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13:39 中の湯駐車場に戻ってきました。出発から下山まで7時間と見ていましたが、ほぼ予想通りのコースタイムでした。


行場山荘の少し上辺りからぽつぽつと降り始めた雨でしたが、七合目を過ぎたあたりで本格的に降り始めてしまいました。幸いにもちょうど背の高い樹林帯に入るところだったので、雨脚の強さの割りにほとんど濡れることもなく、レインウェアも着ないですみました。駐車場に戻る頃には雨もほぼ上がり、2日間を通して天候に恵まれたとはいえないものの、台風が近づいているにもかかわらずびしょぬれになって歩くこともなく、その意味ではそれなりに運のいい山行だったといえそうです。

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| 2019年8月 御嶽山 | 18:45 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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