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ヤマふぉと

山の自然や風景をゆったりと眺め、写真を撮るために山に登る。だから、登頂や縦走を目的とせず、好きな山域でテントを張ったり小屋に連泊して、カメラ片手にのんびりと過ごす。そんなスローな山登りを楽しんでます。相互リンクはしていませんので、リンクはご自由にどうぞ。

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台風直前! つかの間の晴天狙いでアタック: 御嶽山その3 

2019年8月13日(火)~14日(水) 長野県木曽町 御嶽山(標高3067m) 小屋泊単独行 


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6時40分に女人堂を出発して5分ほど歩いたところで、見晴らしのいい場所に出ました。そこに鎮座していたのは2体の銅像です。御嶽山にゆかりのある人物なのでしょうが、詳しいことはわかりません。この後、同じような銅像をときどき見かけましたが、ガスの中から不意に現れるとけっこうびっくりします。


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銅像の向側には、石像が立ち並んでいました。


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7:03 森林限界を抜けて荒涼としたところまで来ると、一気に展望が広がります。台風が近づいているのですが、今のところそんな雰囲気は感じられません。


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照りつける日差しを背に受けながら、ゆっくりと登っていきます。すでに標高2500mを越えているので、息が切れる感じがしてきてもおかしくないのですが、標高の高い中の湯で一晩過ごしているためか、これといって息苦しい感じはありません。昨晩寝るときに若干息苦しさを感じたりもしましたが、車中泊のおかげで高度順応ができたようです。


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女人堂から遥か彼方に見えていた石室山荘が、近くに見えるようになってきました。


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石室山荘直下までくると、巨岩がごろごろと重なる急斜面になり、巨岩の斜面をジグザグに登っていきます。


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石室山荘の下で、道が分岐していました。てっきり山荘経由の道になっていると思っていたのですが、右へ行けば山荘経由、左へ行けば直接剣が峰山頂へ行けます。石室山荘にも寄ってみたいところですが、とくに立ち寄る必要もないので、直接山頂に向かうことにして、左へ進みます。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




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分岐から少し行くと、稜線への急登が始まりました。このルートで一番きつい傾斜かもしれません。しかも不安定な岩がごろごろで、なかなか気を抜けない区間です。さすがに3000m峰は甘くありません。


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途中で九合目を通過。感覚的に九合目というとほぼ山頂のようなものですが、3000m峰では一合の間隔が広いので、ここから山頂までまだ30分以上かかります。


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九合目から5分登ったところで、山頂まで30分位という案内がありました。まだ30分もあるのかと思うと、わかっていてもなんだかがっかりです。


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8:10 二ノ池方面への分岐まで来ました。山頂は直進です。とりあえず稜線まで上がって来たので、岩ゴロの急斜面はこれでおしまいです。


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荒涼とした稜線をたどっていきます。


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前方の小ピークの先に見えている岩峰が剣ヶ峰です。


小ピークを越えたところが二ノ池方面への分岐になっていて、そこそこ広いフラットな場所に椅子代わりになる岩がいくつかあったりして休憩によさそうなので、登頂前の最後の休憩をとりました。


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休んでいると、背後から白装束の信者さんが登って来ました。歌を歌いながらゆっくりと登ってくるのですが、おそらく開山以来、同じような光景が繰り返されて来たんだろうと思うと、なんだか不思議な感じです。山岳信仰ってなんなんだろうとちょっと興味がわきました。


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信者さんの一団が登っていくのを見送りながら、こちらもそろそろ出発する準備を整えます。


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歩き始めて10分ほど経ったとき、左手の信州側から雲が吹き上がってきました。さっきまで雲ひとつないような晴天が広がっていたのに、いつの間にか雲が発生してしまったようです。この調子でいくと山頂に着くのが早いか、ガスがかかるのが早いか、ビミョーな感じです。息を切らさない程度に少し歩調を速めました。


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山頂が近づいてきましたが、ガスに先を越されそうです。頼むからもう少しだけ待ってくれと思いながら先を急ぎます。


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ようやく山頂下に着きました。コンクリート製の真新しいシェルターが3つ設置されていました。ただし、扉のついていないシェルターなので、噴石を避けるのには有効でしょうが、ガスや熱風に関しては無防備で、どうなんだろうという気がしないでもありません。とはいえ、ないよりはあったほうがいいいことは確実です。


シェルターの反対側の斜面下には、ぼろぼろに倒壊した山荘がまだ解体されずに残されていましたが、なぜか撮影禁止の札がかけられていたので、写真はありません。


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いよいよ最後の階段です。手すりがなぎ倒されて、飴のように捻じ曲げられた状態のまま残されていました。


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鳥居の脇にある灯篭は噴石でやられたのか、今にも折れそうな状態でかろうじて建っていました。


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反対側の灯篭は、すでに倒壊して火山灰に半ば埋もれていました。噴火の威力のすさまじさを実感する光景です。


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8:49 剣ヶ峰山頂に着きました。なんとかガスに巻かれる前に登頂することができました。山頂の建物と祠は建て直されたようで、傷もなく真新しい状態でした。


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建物の前から南側の下を覗くと、噴火口がぽっかりと口を開けているのが見えました。あそこが噴火したのだとしたら、こんな場所にいてはたして助かるのかかなり怪しい気がしますが、山頂の建物の影に隠れた人は自力で避難できたらしいので、奇跡はあるようです。しかし、建物の影に入れなかった人は噴石にやられて多くが亡くなったそうで、なんとも痛ましい限りです。


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反対側の一ノ池を見下ろします。名前は池となっていますが、一ノ池はもともと水をたたえていない火口湖だそうです。しかし、すっかり火山灰に埋め尽くされてしまったように見えます。


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一ノ池の右手下方には二ノ池も見えましたが、ほぼ火山灰でうまっていて、左隅のあたりにわずかに水をたたえているだけです。


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北方遥かに特徴的な三角錐の山が見えていましたが、笠ヶ岳だと思われます。とすると、その左奥に見えるのは黒部五郎岳でしょう。それでは、笠ヶ岳の右にある2つのピークは何でしょうか。方角的には剣岳と立山のようです。そして、右端にちょこんと頭をだしているのが水晶岳だと思われます。


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そして、槍の穂先と奥穂高岳から西穂高岳に連なる吊り尾根もきれいに見えました。


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風景を楽しんでいると、信者の方と神主さんが祈祷を始められ、山頂にいた人たちも神妙な顔で見つめていました。


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山頂に長居をするとリスクが高くなるので、そろそろ下山することにしました。山頂滞在時間は、約30分でした。御嶽山頂上と刻まれた石柱は自撮り人気が高く人が多かったので、最後に火口をバックに自撮りをして下山開始です。

つづく。

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| 2019年8月 御嶽山 | 15:54 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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