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ヤマふぉと

山の自然や風景をゆったりと眺め、写真を撮るために山に登る。だから、登頂や縦走を目的とせず、好きな山域でテントを張ったり小屋に連泊して、カメラ片手にのんびりと過ごす。そんなスローな山登りを楽しんでます。相互リンクはしていませんので、リンクはご自由にどうぞ。当ブログ内に掲載してある写真の無償提供はしておりません。また、無断で使用することは固くお断りいたします。

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厳冬期の三嶺に初アタック: 三嶺その1 

2019年2月17日(日) 徳島県三好市 三嶺(標高1894m) 日帰り単独行 


日帰り圏内にあるのにいまだに積雪期に登っていなかった三嶺に、ようやくアタックする機会がめぐってきました。しかも、一番厳しい厳冬期です。


2017年12月3日に一度訪れているのですが、このときはまったく雪がなく、時期的には厳冬期になるとはいえ積雪期の山ではなかったので、今回がはじめての積雪期登山ということになります。


今年は暖冬ということで、積雪に関してはあまり期待できない可能性がありましたが、幸い週末に寒気が来ていて、降雪があるのがわかっていました。しかも、来週から春の陽気になるとの予報が出ていたので、この週末が厳冬期らしい冬山を味わえる最後のチャンスになるかもしれません。


午前4時に起きて5時過ぎに出発。冬季休業中の菅生(すげおい)にある「いやしの温泉郷」駐車場には、8時30分ごろ到着しました。もう少し早く着きたかったのですが、3時起きとなると寝不足になるし、GPV予報によれば朝のうちは雪雲が山頂付近にかかるようだったので、山頂にお昼ごろ着くぐらいの計画としました。



装備リスト
●アッパー
 ドライレイヤー: ノースフェイス パラマウントタンク
 ベースレイヤ: モンベル ジオラインLWラウンドネックシャツ
 ミドルレイヤ: マムート コンフォートジップ L/S
 ソフトシェル: マムート アルティメイトフーディー
 ハードシェル: マムート スリルトリップジャケット
 インサレーション: ノースフェイス レッドポイントライトジャケット
 グローブ: ノースフェイス マウンテンフリースグローブ
       ノースフェイス マウンテンロングシェルグローブ
 キャップ/ハット: マムート ストーニービーニー

●ボトムス
 ドライレイヤ: なし
 ベースレイヤ: モンベル ジオラインEXP.タイツ
 ミドルレイヤ: なし
 ハードシェル: マムート ゴアテックスグレイシャープロパンツ
 ソックス: バーグハウス メリノウール トレッキング ソックス
 シューズ: シリオ 712GTX

●ギア
 バックパック: マムート トリオンプロ35+7L
 ストック: ブラックダイヤモンド トレイルコンパクト
 ヘルメット なし
 ワカン: なし


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新装備は、バックパックのマムート トリオンプロ35+です。いままで使っていたクレオンライト32Lが冬装備で使うには若干容量不足になることがあるのと、背面がメッシュになっていたり、メッシュのポケットが前面や左右についていて、雪の中で使うと雪が入り込んでしまうことがあり、車に戻ってから雪を取り除くのが面倒だったりするので、冬用のバックパックとして購入したものです。


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もともと冬用として作られたものではありませんが、クライミング用に作られたモデルということで、簡単に物が脱落してしまうようなメッシュポケットはついていなくて、背面も雪が入り込まないパッドになっています。容量も35+7リットルあるので、かさばる冬山装備も日帰りレベルであれば十分対応できます。ということで、新雪の上において雪まみれになっても、パンパンとはたくだけでOK。積雪期に使い勝手のいいバックパックです。


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服装については、山頂付近はマイナス7度という予報が出ていたものの、登山口あたりではプラスの温度になっていて、かなり寒暖差が大きいということで悩みました。で、途中まではかなり汗をかく可能性があることを考慮して、ミドルレイヤーに保温力よりも吸汗速乾性能を重視したシャツを選びました。風が当たると少し肌寒さを感じたりしましたが、ソフトシェルジャケットを脱ぐことなしにフロントジッパーやベンチレーションなどの開閉で暑さ寒さの調整ができたので、とりあえず狙いはあたったみたいです。


ただし、ソックスはちょっと失敗でした。バーグハウス メリノウール トレッキング ソックス はそこそこ厚手のソックスですが、指先が冷たく感じることが何度かあり、厳冬期用極厚ソックスかインナー+厚手の2枚履きにしておくべきでした。2000mに満たない山とはいえ、冬山はやはり冬山でした。


ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




駐車場に着いたときは、霧雨のような細かい雪粒が舞っていて、山頂付近はガスがかかっているようでした。駐車場の北側に見える標高1400mクラスの山の山頂付近は白くなっていますが、霧氷で白くなったという感じです。駐車場から見渡す限り雪はなく、まるで春先のような状況です。これでは山頂付近もたいした積雪量はなさそうです。


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8:57 出発準備に少し手間取ってしまいましたが、なんとか9時前には出発することができました。本当は8時30分には出発したかったのですが、到着したのがその時間だったので、30分の遅れはいたし方ありません。雪が少なそうということで、ワカンはおいていくことにしました。


駐車場にはジムニーが1台停まっているだけでした。とりあえず、先行者は最低一人はいることになります。雪も少ないし、何度か歩いた道なので道迷いの心配はないと思いますが、トレースがあれば安心です。ひとつだけ気になっていたのが、標高1600m付近の急斜面をトラバースする区間です。雪があれば当然尾根通しで直登したほうが安全なのでしょうが、その場合はまったく登ったことのない尾根を行くわけで、若干不安が残ります。まあ、先行者がどういう判断をしているかを確認してルートを決めることにします。闇雲にトレースをたどっても仕方がないので、危険だと判断したら自分なりのルートで行けばいいだけのことです。



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林道から植林帯に入っていきます。標高830mあたりですが、雪はありません。


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森の中に入っても春先のような状況です。歩きやすいので楽は楽ですが、厳冬期の山に来たという雰囲気はまったく感じられません。


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9:31 標高1000mあたりでモノレールの下をくぐります。このあたりではわずかに雪が地面を白くしているという状況です。


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植林帯の中を登っていくと、徐々に雪が増えてきました。


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植林帯を抜けて自然林の斜面にでると、一気に雪景色になりました。杉や檜の植林帯と違って、葉が落ちてしまった自然林は林床まで雪が落ちてくるので、いきなり雪景色になったのでしょう。といっても、積雪量はほんの1~2センチといったところです。


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道標が新しくなっています。中国語とハングルも書かれています。中国語圏や韓国からどの程度登山者が来るのか知りませんが、菅生から登山する人が増えたのかもしれません。



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10:13 標高1230mあたりで明るい自然林が終わり、薄暗い植林帯に再び入っていきます。しかし、この先は等高線に沿ったルートになるので、ほぼ平坦な楽な道です。もっとも、そのぶん標高を稼げないので、時間だけかかって山頂に近づかない無駄足の区間と言えなくもありません。


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10:32 造林小屋跡に着きました。薄暗い植林帯の中で、ここだけなぜか陽が差し込むので、いつもここで小休止を取ります。


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気温はマイナス4度でした。登山口から500mほど登った場所ですから、逆算すると登山口は0度ぐらいということになります。来る途中の京上トンネル内に設置されていた温度計の表示は2度だったと思うので、登山口で1度ぐらいでしょうから、おおむね順当な気温のようです。


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10:43 荷物は降ろしたものの、立ったままアミノ酸顆粒を白湯で流し込み、汗を拭き、少し休憩してから出発しました。雪は多少増えてきたものの、まだ踏み込めば地面が見える程度だったので、クランポンは装着しないでそのままです。


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長く単調な杉の植林帯の中を登りつめて、そろそろ自然林が見えてきた頃、新しい道標がありました。標高1425m地点で、登山口まで3000m、山頂まで2050mとのことなので、すでに6割の行程をこなしているわけです。以前はこのような詳しい情報がなかったので時間で判断するしかありませんでしたが、こういう情報を道標に記載してくれると助かります。



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ずっと斜面を登ってきていたトレースが、斜面をトラバースするようになり、杉林から自然林へ入っていきます。


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尾根の斜面をジグザグに登っていくのですが、このあたりから急に雪が深くなってきました。気温が低いためか、サラサラの乾いた雪質なので、つぼ足ではけっこう滑って登りにくくなってきました。尾根上に出たらクランポンを装着する場所を探したほうがよさそうです。


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11:24 尾根に出ました。風が強くなって寒いだろうと予想していたのですが、見事に外れました。風はほとんどなく、ぜんぜん寒くありません。また、傾斜が緩んでくれたおかげで、足も滑らなくなってまだしばらくはつぼ足のままで行けそうです。


5分ほど登ったあたりで、おなかが鳴り始めました。そろそろ行動食を補給しておいたほうがよさそうです。ちょうど日差しのあたる場所があったので、荷物を降ろして小休止することにしました。


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すきっ腹を1本満足バーで満たします。


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ひとまずシャリばて防止の行動食摂取ができたので、再び歩き出しました。尾根上の道はまだあまり雪が深くなく、下の石をたまに踏んで足首をぐねらせかけたりしますが、風もなく寒くないので比較的快適な区間でした。


しかし、登っていくにつれて徐々に傾斜が強まってきて、やっぱり滑りやすくなってきました。その上、風も出てきて寒さも増します。この尾根を登りきるとこのコースの難所になる急斜面の区間になるので、そろそろクランポンを装着しておく必要がありますが、風が当たる場所で装着すると体が冷えてしまいます。


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2017年12月に登ったときに、尾根道を登りきって急斜面に取り付いてすぐのところにある大木の根元が風除けになって快適な休憩場所だったことを思い出して、その大木の下でクランポンを装着しました。標高1590m地点になります。この先からまさに急斜面が始まるので、場所的にもタイミング的にもいいところでした。

つづく。


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| 2019年2月 三嶺 | 16:42 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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