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ヤマふぉと

山の自然や風景をゆったりと眺め、写真を撮るために山に登る。だから、登頂や縦走を目的とせず、好きな山域でテントを張ったり小屋に連泊して、カメラ片手にのんびりと過ごす。そんなスローな山登りを楽しんでます。相互リンクはしていませんので、リンクはご自由にどうぞ。

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いきなりパウダースノーの雪山シーズン突入: 伯耆大山弥山 その2 

2018年12月9日(日) 鳥取県大山町 大山(標高1709.4m) 日帰り単独行 


大山から戻ってきた翌日、朝起きた時ほぼ筋肉痛というものはありませんでした。階段を降りるときにわずかにこわばったような感覚が出る程度で、先週の泉山がちょうどいいトレーニングなったものだとばかり思っていました。ところが、夕方になる頃には歩くのがちょっと辛いぐらいの筋肉痛が出てきてしまいました。やっぱり、一か月のインターバルは軽く低山を歩いたぐらいでは解消できなかったようです。年末に向けて本格的に体を作っておかないと、つらい修行登山になってしまいかねません。


ということで、大山レポ第二弾です。


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12:19 六合目避難小屋を出発します。六合目から上の登山道もそこそこしっかりと雪が積もっていますが、まだ雪の下の岩や段差は埋まっていないレベルなので、チェーンスパイクはつけないで行くことにしました。


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12:30 七合目通過。


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ところで、標柱についている箱のようなものは何かというと、登山者自動位置確認システムというものの実証実験装置のようです。Compassというとネットで登山届の提出ができるというサービスですが、新しく登山者が発信機のようなものを持って、その電波を受信して位置確認をするというようなサービスでも始めるんでしょうか。同じものが三合目の標柱にも設置されていました。


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登って行くと風とガスが増してくるかと思っていましたが、あいかわらず風は弱いままです。ガスも特に濃くなる感じでもありません。強烈な寒波が来ているというのが信じられないほど穏やかな天候です。


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12:40 草鳴社ケルン通過。そこそこエビのしっぽが成長していました。


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12:50 八合目通過。このあたりから風が出てきました。六合目でハードシェルを着てきたので、風が吹き始めても問題なしです。


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12:52 頂上台地に上がる階段まで登ってきました。急登で少し汗ばんでしまいましたが、ここから先は緩やかな木道歩きです。汗が引くようにゆっくり歩いていきます。


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木道の上にもしっかりと積雪していますが、思ったほどの量ではなく、横木のでこぼこがわかる程度でした。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




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避難小屋を素通りして、先に山頂を目指します。


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13:12 誰もいない山頂は、風はあるものの、それほど強風でもなく、粉雪が舞い落ちる静かな山頂でした。


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エビのしっぽが付き始めた山頂の石碑です。


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記念の自撮り。


着用しているのは新調したスリルトリップジャケットというハードシェルですが、新調と言っても物自体は中古品なので決して新しいわけではありませんが、わりと状態のいいものなので実用には何も問題ありません。ソフトシェルのアルティメイトフーディーや、パンツも中古品です。なので、全部を新品で購入すると15万円ぐらいかかるところですが、1/3程度の費用で抑えることができました。しかも、いままで使っていたハードシェルなどを売った分が35,000円ぐらいになったので、実質、3万円もかかっていないということになります。個人売買や全国のユーズドショップの商品をネットで購入することができるいい時代になりました。ただし、欲しいものが見つかるまで時間がかかるというのが欠点です。新品のセールと中古品をうまく併用するというのが、一番現実的なんでしょう。


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自撮りも終えて、長居は無用です。避難小屋に入って、遅めのランチタイムにすることにします。


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避難小屋入口の温度計はマイナス6.5度でした。予報ではマイナス10度となっていましたが、そこそこ近い温度です。この気温で着ているものは、メッシュの肌着>250番手ウールのシャツ>ゴアテックスウィンドストッパーソフトシェル>ゴアテックスハードシェルというレイヤリングです。いわゆるフリースやインサレーションといった厚みのある保温素材の物はないのですが、完全に風を防いで衣服内の暖気が逃げたり冷気が入り込まないようになっていれば、寒くないというわけです。なお、グローブはブラックダイヤモンドのソロイストでしたが、今回ぐらいの気象条件ではややオーバースペック気味だと感じました。


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ソフトシェルジャケットのアルティメイトフーディーは、おそらく2015秋冬のモデルだと思います。今まで使っていたバーグハウス ジョラスSSジャケットは防風メンブレンのない通気性重視のジャケットだったのですが、今回はゴアテックス ウィンドストッパーのジャケットにグレードアップしました。先にも書いたように、下にウールシャツしか着ていなくても特に寒くなかったので、やはり防風性能が高いということは冬山のウェアにとって重要な要素だといえます。重くてかさばるのが難点ですが、脱がなくてもいいレイヤリングというのを見つけることができれば問題になりません。なので、今冬はいろいろと試してみたいと思います。


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ハードシェルはスリルトリップジャケットというもので、2012年秋冬モデルです。実は初めて聞いた名前ですが、調べてみると現行のメロンジャケットの1つ前のモデルになるようです。スリルトリップジャケットの前が、アドレナリンジャケットという名前だったみたいです。最近のマムートは、ハードシェルジャケットに赤色をラインナップしなくなりつつあるので、中古で探していて見つけたものでした。もっとも、昨年あたりからまた赤色モデルが復活しつつありますが、このモデルのような2トーンカラーではなく単色になっているので、どちらかと言えば単調な印象は否めません。ということで、スリルトリップジャケットは、けっこう気に入ってます。


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ボトムスに関しては、昨年まで履いていたクァンタムストレッチパンツはゴアテックス3レイヤでしたが、今回のグレイシャープロパンツではゴアテックスプロ3レイヤとなりました。ゴアテックスがゴアテックスプロに代わったからと言って何が変わるというわけでもなく、履いた感じはとくに変化なしです。ただ、サイズをひとつ大きいユーロM(アジアL)にしたことで股下が少し長くなり、足上げの時にもインナーゲイターが靴よりもずり上がることがなくなりました。そのため、ゲイターを装着しないでもパウダースノーの雪山を歩くことができました。ゲイターの脱着は意外と面倒なので、つけなくて済むのなら楽でいいなと感じます。もっとも、ラッセルするような状況では念のためつけておいた方がいいので、状況に応じてということになりますが。


それよりも、今回ミレードライナミックメッシュ3/4タイツと200番手メリノウールタイツの組み合わせが、思いのほか暖かくて新しい発見でした。いままでの経験では200番手メリノウールタイツだけだと少し寒いと感じることがあり、ましてや食事時など静態時は寒いと感じていました。ところが、今回は全くそういうことがなく、登っているときも汗ばむような暑さを感じないし、食事中も寒くないということで、なかなかいいレイヤリングでした。厚みのあるドライナミックメッシュ3/4タイツが空気の断熱層を作ってくれるのが暖かさの理由でしょうし、同時に汗が肌に残らず蒸発する空間ができているので、汗ばんだり蒸れたりということも起こりにくいということだと思われます。メリノウールを250番手にすれば、厳冬期の日本アルプスでも大丈夫かもしれません。ただ、グレイシャーパンツのサイズアップがあまり脚の太さには影響していないみたいで、アンダーウェアが厚くなった分足上げが少しきつく感じたので、重ね着でアンダーが厚くなり過ぎると動きにくくなってしまうというデメリットはありそうです。


小屋に入ってみると、ちょうど2人組が入れ違いで出発し、あとは単独の男性が一人いただけでした。荷物をおろし、山専ボトルからカップラーメンにお湯を注いで出来上がるまでの時間にハードシェルを脱いで、代わりにダウンジャケットを羽織りました。持ってきたのはマムート セラックダウンフーディーですが、昨年購入してから一度も使う機会がなかったので、今回が山デビューです。ダウンが膨らんで、体温で温まるまでしばらくは寒かったのですが、10分ぐらいするとほんのり暖かくなってきました。今回は食事時に20分ほど着ただけなので、保温性能をきちんと確認できたわけではなく、やはりテント泊で使ってみないと何とも言えません。もっとも、厳冬期のテント泊には昨年購入したバーグハウス ラムチェダウンのほうが圧倒的に暖かいはずなので、この年末もセラックダウンフーディーの出番はないかもしれません。


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今日のランチは、カレーラーメンです。寒い雪山ではやはりラーメンが一番で、中でもスパイスの効いたカレーラーメンが最高です。食後のデザートにチョコレートを食べ、残った熱いお湯を2杯ほど飲んだら、食事休憩はお終いです。


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13:54 相変わらず寒々とした風景の世界に、再び歩き出します。小屋にはすでに僕だけだったので、どうやら今日最後の下山になりそうです。下りは念のため、チェーンスパイクを装着しておきました。


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山頂台地のキャラボク林も半分雪に埋もれつつあります。


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北壁の縁を通る部分に来ると、ガスを通してほんのりと日差しが透過してきて、わずかに明るくなりました。しかし、冷たい風はそれなりに吹いていて、休憩で体が冷えたのか登って来た時よりも寒く感じます。七合目ぐらいまで下ればほぼ風も弱まるでしょうから、それまでは寒さに耐えてひたすら下るだけです。


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頂上台地の縁から、ガスで真っ白な世界に向かって激下りが始まります。木道を歩いていた時からなんだか膝が痛いなと感じていたのですが、この激下りでかなり痛みが強くなってきました。こんなところで休憩するわけにもいかず、とにかく六合目避難小屋まで下り続けました。


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14:28 六合目まで下りてきました。頂上避難小屋に入るときにすれ違いで出発して行った二人組が休憩中でした。ずいぶんのんびり下ったんだなあと思いながらも、膝痛をいやすためにベンチに座り込みました。軽く膝を曲げ伸ばししながらゆっくり休憩していると、膝痛がほとんど気にならないぐらい引いてきました。どうやら、膝痛に悩まされずに下ることができそうです。


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六合目避難小屋を出発し、再び下り始めると、途中でおよそ雪山に登る登山者とは思えない服装の単独男性とすれ違いました。まず目についたのが、ローカットの靴。それも、靴量販店で売っているような一般的なハイキングシューズのようなタイプでした。パンツもどうやら綿パンっぽいし、上着はカジュアル系のスタジャンっぽいし、バックパックもタウンユースで使うような下の方にだらんと垂れ下がったようなもので、観光客が迷い込んできたとしか思えません。なぜこんな時間にこんなところを登っているのか理解できません。まあ、どんな服装をしようと個人の自由だし、八合目あたりで風に吹かれれば寒すぎて引き返してくるだろうと思って黙ってすれ違いました。遭難のニュースも聞かないし、たぶん途中で引き返したんでしょう。


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その後は、霧氷の花が満開のブナ林を楽しみつつ、休憩なしで下山を続けました。一合目のあたりから、チェーンスパイクに雪団子がついて歩きにくくなってきましたが、めんどくさいのでそのまま外さずに行きました。


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15:33 幸い膝痛が再発することもなく、駐車場に戻ってくることができました。


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車には思いのほか雪が積もっていて、出発時に雪は降っていなかったものの、山行途中でそれなりに降ったようです。朝寝坊して出発が遅くなってしまいましたが、雪山シーズン初日をパウダースノーの気持ちのいいコンディションで楽しむことができました。来る途中、蒜山で妥協しようかと思いましたが、大山まで来て正解でした。気になっていたソフトシェルの性能チェックもできたし、年末までにあと2~3回雪山に行くことができれば、天候にあわせたウェアリングの組み合わせが決められそうですが、再来週にはもう年末なので、それほど機会はないかもしれません。とにかく、体力維持のためにも、1回でも多く山に行こうと思います。

20181209伯耆大山弥山


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| 2018年12月 伯耆大山弥山 | 21:18 | comments:2 | trackbacks(-) | TOP↑

COMMENT

Re: タイトルなし

基本的に自分の備忘録と情報を探している人向けにこまごま書いているところがあるので、細かい情報が不要な人にはあまり意味のない内容です。読むのが大変な場合は適当に読み飛ばしてください。情報の取捨選択は読み手側にお任せしていますので。

| ヤマふぉと | 2018/12/13 17:57 | URL |

詳細なレポートを有り難うございました。読むのも大変でしたが書くのはもっと大変だったと思います。私も中古品はヤフオクで多く購入しています。お金もかからないしはまっています。軽装登山者は昨年のこの時期に山頂手前の木道で遭難死亡しています。僕はちょうどその日に弥山に登っていて既に一晩程度ほど倒れている遭難者を見ました。下山時には救助隊が20人程度登っていました。気をつけたいものです。

| 島根の青木です。 | 2018/12/13 08:40 | URL |















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