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ヤマふぉと

山の自然や風景をゆったりと眺め、写真を撮るために山に登る。だから、登頂や縦走を目的とせず、好きな山域でテントを張ったり小屋に連泊して、カメラ片手にのんびりと過ごす。そんなスローな山登りを楽しんでます。相互リンクはしていませんので、リンクはご自由にどうぞ。

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錦秋の彩と凍える寒さ: 白山 その5 

2018年10月14日(日)~15日(月) 石川県白山市 白山御前峰(2702m) 単独小屋泊 


白山レポも今回で最後です。紅葉の写真が多いので現像に時間がかかってしまいました。ちなみに、今回の白山レポで使用した写真は、すべてPowerShot G7X markⅡで撮影したものです。一眼レフでも撮ってますが、このレポには使用していません。いずれフォトギャラリーのほうへ掲載したいと思います。


それでは、白山レポ最終回をどうぞ。


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出発の準備が整って、下山前に最後の記念自撮りをタイマーで撮っておきました。装備は登って来たときとおおむね同じですが、とりあえず寒いということもあって、頭はビーニーのままで、上半身はフリースのジャケットをソフトシェルの下に着ています。ボトムスのベースレイヤであるタイツも履いたままです。下って行くと暑くなってくるでしょうが、途中の避難小屋で脱ぐことができるので、それまでは着ておくことにしました。


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9:23 静かなビジターセンター前から、弥陀ヶ原に向けて下ります。


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大岩のごろつく五葉坂は一見歩きにくそうですが、岩の上をたどって行くと案外楽に下れます。


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弥陀ヶ原の地平線の先に雲が見えていますが、こういう景色を見るとジブリ映画「ハウルの動く城」に出てきた秘密の花園がある場所を思い出します。これに池塘が点在していればまさにどんぴしゃの景色です。


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9:39 黒ボコ岩まで下りてきました。登って来たときは団体がわさわさいたので素通りしましたが、今回は黒ボコ岩の上に上ってみました。薄曇りの天気ですが、そこそこ遠くまで視界があります。


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下山は観光新道経由で下ります。まだ歩いたことのない道は、いつでもワクワクするものがあります。観光新道は砂防新道よりも時間がかかりますが、尾根道なので展望はいいはずです。下りならそれほどしんどくなさそうだし、展望のない砂防新道よりは楽しめるのではないかと期待して歩き出しました。


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少し下ると、草黄葉で黄色の絨毯のようになった斜面と、その先に黄葉に彩られた別当谷や別山が見える好展望の道になりました。期待通りの風景に満足しながら、のんびりと下りました。


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よく見れば、チブリ尾根避難小屋も見えています。2017年10月にあそこに泊まって別山に登った時のことを思い出します。チブリ尾根のブナ林の美しい黄葉はいまでも鮮明に覚えています。


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ガスに隠れていた別山の山頂がやっと顔を見せてくれました。


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下って行くにつれて少しづつ日差しが差し始めてきました。草黄葉の斜面が徐々に鮮やかさを増してきました。


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幅の狭い急傾斜の尾根を下るところまで来ると、右手下方に殿ヶ池避難小屋が見えました。


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殿ヶ池避難小屋の後ろに見える湯の谷の先にも、紅葉に染まった山肌が広がっています。


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避難小屋がだいぶ近づいてきたころ、背後に見える紅葉の山肌に日差しがあたり始めました。日差しがあたったところは、当たっていないところに比べるとひときわ鮮やかに輝きを増して、まさに錦秋という言葉がふさわしい美しさです。


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観光新道下の斜面から別当谷方面にかけても日が当たるようになり、紅葉の海が広がっているようです。


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観光新道のすぐ足元、別当谷源頭部の右岸にあたる広大な斜面にも美しい紅葉がモザイク模様のように広がっています。この美しい風景を、残念ながら砂防新道からは木々が邪魔で見ることができません。唯一、別当覗きからは見ることができますが、距離があって見上げる角度になるのでインパクトは今一つです。眼下に広がるこの美しい風景は、観光新道を歩いた人だけが楽しむことができる風景というわけです。


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10:23 殿ヶ池避難小屋に着きました。


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この避難小屋にはトイレがあるのですが、故障して使用できない状態になっているため、小屋の入り口が施錠されていて中に入れないようになっていました。トイレが使えないことは別当出合に掲示が出ていたので知っていましたが、小屋自体を使えなくしているとは思いませんでした。トイレだけに施錠できないための対策なのでしょうが、これでは避難小屋の意味がありません。


小屋に入れないので、小屋の中で休憩がてらジャケットとフリース、タイツを脱いでしまおうと思っていたのができなくなってしまいました。幸い、小屋の周囲には誰もいません。少なくとも下ってくる人は見当たらないので、すぐに人が来ることもなさそうだということで、小屋前のベンチでさっさと着替えを済ませました。誰もいなくても、下半身が下着だけの状態になるというのは、やっぱりちょっとドキドキします。露出狂だと思われたら困りますから、大急ぎでタイツを脱いでパンツを履きなおしたのでした。


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避難小屋からはすぐ近くに絶壁がそそり立つピークが見えます。おそらく、弥陀ヶ原の西にある2271ピークだと思われます。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




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10:45 着替えと休憩を終えて、身軽になって元気もでたところで出発です。


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避難小屋から20分ほど下ると、少し平坦な場所に出ました。見上げると、2271ピークから紅葉が山肌を伝い下ってきているように見えます。標高1900m地点になるわけですが、風景の美しさもさることながら、窪地で水も得られそうな雰囲気なので、どうせならここに避難小屋をたてればよかったのにという気がします。


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標高1900mにある小ピークを越えると、そこから先は狭い尾根道になります。左手の別当谷の展望が良く、錦秋の彩を楽しみながら歩くことができる素晴らしい道でした。


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右の湯の谷側は絶壁になっていて、道は尾根の真上ではなくやや左よりについていたので、湯の谷側の風景はあまり見ることができませんでしたが、1か所だけ覗きこめる場所がありました。こちらの斜面も紅葉で華麗に彩られていました。


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右側が小さな谷を挟んで平行する尾根があるので、湯の谷まで切れ落ちているわけではありませんが、紅葉した木々が密集していて別当谷側とはまた違った秋の表情です。


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足元にはマツムシソウも咲いていて、秋はいたるところに訪れていました。


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よく整備された登山道を気持ちよく下って行きます。


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細い尾根道の途中には、巨岩が重なり合った門のような場所もありました。自然にできたのかどうか不明ですが、その下にできた抜け穴のような場所を通過します。けっこう大きな穴なので、少しかがむだけで通過できました。


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11:32 石の門をくぐり抜けたところで、小休止をとりました。深く切れ落ちた別当谷の両岸に施された華麗な彩色を楽しみながら、行動食を食べてゆっくりと休憩しました。


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どれだけ見ても見飽きることのない風景を、たっぷりと堪能しました。


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赤や黄色ばかりではなく、深い青色も目を楽しませてくれます。


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細い尾根道の末端から下の景色が見えると、またまた絶景が広がっていました。今度は葉を落として白い幹だけとなったダケカンバの木々が点在する緑の笹原に、紅葉した低木がぽつぽつとちりばめられ、その先に黄葉の森が広がっています。なだらかなスロープのような斜面が紅葉した森まで続き、雲の上の別天地といった雰囲気です。


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下って行くと黄葉した森が視界の中で比重を増してくるので、色彩のコントラストも徐々に変化し、進むにつれて美しさの雰囲気も変わってきました。これほど秋の森を楽しむことができる登山道もそうそうありません。


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登山道は近づいてきた黄葉の森へまっすぐに進むわけではなく、尾根の左斜面へと方向を変えて下りて行きます。


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振り返ると、真っ青な空が尾根の上に広がっていました。


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12:12 黄葉の森までもう少しというところで、分岐がありました。なんと、別当出合へ下る道の分岐点でした。てっきり、分岐点は目の前の黄葉の森を越えた先だとばかり思っていたので、ここで分岐すると知ってかなりがっかりでした。これからあの黄葉の森の中を歩くのだと思ってワクワクしていたので、けっこう失望感が大きかったです。とりあえず、荷物を置いて森の中を歩いてこようかとも思いましたが、時間も時間なので今回はこのまま別当出合に下ることにしました。


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分岐からは急降下の道が始まります。


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正面に黄葉した斜面を見ながら下れるので、この道もなかなか魅力的です。とはいえ、景色に見とれて踏み外したりしないように気を付けて下ります。


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15分ほど下ると、またまた目の前に美しく色づいた森が広がっていました。どこもかしこも錦秋の彩に満ち溢れています。


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分岐から下り始めて30分ほど経つと急降下してきた道がようやく平坦になり、斜面をなだらかにトラバースするようになりました。


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道の両側は背の高い笹などが増えて展望があまりなくなってきましたが、それでもこうして時々きれいな森が見えて目を楽しませてくれます。


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別当谷方向は、まさにパッチワークのようなカラフルな森になっていました。


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12:54 突然平坦な広場に出てきました。別当出合までもうすぐだろうと思っていたのですが、道標にはまだ1キロと表示されていて、かなりがっくり来ました。ベンチのような岩があったので、座って少し休憩してから、先を急ぎました。


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その後も時々展望が開けて、彩り豊かな森の景色を楽しむことができました。


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登山道を歩いているとあまり感じませんが、こうして下から見上げてみるとかなりきれいに色づいた森の中を下ってきたのだとわかります。


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黄色がメインの森の中で、時折鮮やかな赤色が目を引き付けます。


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木々の先に、別当出合の建物が見えてきました。長い道のりもようやく終わりを迎えつつあります。


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13:16 別当出合に出てきました。室堂から約4時間かかりました。途中、写真を撮ったりしていたのでちょっと時間がかかりましたが、すたすた歩けば3時間半ぐらいで下りてこられそうです。


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別当出合から駐車場に戻る道の上にも、青空を背景にきれいな黄葉がありました。


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13:29 ようやく駐車場所まで戻ってきて、荷物をおろし、靴を履きかえてやれやれです。このあとは、白峰温泉総湯で汗を流してから、帰路につきました。

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室堂から観光新道の別当出合分岐点までは、GPSの電源を入れ忘れていたためログがありません。なので、手書きで赤線を追加しています。

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| 2018年10月 白山 | 00:21 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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