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ヤマふぉと

山の自然や風景をゆったりと眺め、写真を撮るために山に登る。だから、登頂や縦走を目的とせず、好きな山域でテントを張ったり小屋に連泊して、カメラ片手にのんびりと過ごす。そんなスローな山登りを楽しんでます。相互リンクはしていませんので、リンクはご自由にどうぞ。

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錦秋の彩と凍える寒さ: 白山 その4 

2018年10月14日(日)~15日(月) 石川県白山市 白山御前峰(2702m) 単独小屋泊 


10月15日の朝は、2時半頃に一度起きました。天気が良ければ日の出前から白山に登って、星景写真と夜明けの写真を撮るつもりでしたが、外に出てみると完全な曇りで、ガスも出ていました。ということで、再び布団にもぐって4時ごろまで二度寝しました。


5時前にもう一度起きて外の様子を見ると、ガスで真っ白です。これでは早くから登っても無駄足に終わりそうです。日の出時間までもう一眠りしようかと思いましたが、上に上がれば雲の上に出ている可能性もあるし、日の出の頃にガスが急に晴れるということもあります。曇っていても、地平線のあたりだけ雲の切れ間があって太陽が顔を出すということもあるので、とにかく行ってみなければわからないのが山の天気です。


ということで、三度寝はやめて出かけることにしました。朝食は行動食とスープで簡単に済ませ、カメラ、三脚、レインウェア、食料など必要最低限の物をバックパックに詰め込んで、出かける準備を整えました。


かなり気温は低いようなので、持ってきていた衣類はほぼすべて着こみました。上は、ドライレイヤとベースレイヤはそのままで、ソフトシェルの代わりにフリース、その上にダウンジャケット、ハードシェルという組み合わせです。下は、ジオラインLWタイツに登山パンツです。それでも寒ければレインパンツをオーバーパンツがわりに着る予定です。


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5:30 ほんのり明るくなり始めた室堂を出発します。相変わらずガスが視界を閉ざしています。


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昨日と同じく登山道の十字路を左折して、大汝峰方向に進みます。


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登って行くうちにガスが薄れて、ビジターセンターがくっきりと見えるようになってきました。途中、暑くなってきたのでダウンジャケットを脱ぎました。さすがに、真冬でもないのに着こみ過ぎでした。


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6:05 千蛇ヶ池上まで出てくると、ガスの中に大汝峰が見えました。この分なら日の出の頃にはガスが晴れるかもしれません。


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などと思いながら進んで行くと、見る間にガスが晴れてきたではありませんか。


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五色池の上までくると、すっかりガスがなくなってしまいました。しかし、ほぼ日の出の時間だというのに、東の空に太陽の光は全く見えてきません。日の出は期待できそうにないので、少し下って百姓池の近くまで行ってみました。池というよりも大きな水たまりのようでした。


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登山道に戻って大汝峰を目指します。かなり風が強く、体が冷えてきたのか、少し寒くなってきました。


グローブは、マムート メリットパルスグローブだけをつけていましたが、通気性のいいグローブということもあり指先が冷たくなってきました。念のためにと持ってきていた、アクシーズクインのウィンドストッパーグローブをインナーにして、メリットパルスグローブの上からイスカ ウェザーテック ライトオーバーグローブを装着して、3レイヤのシステムグローブにしてみました。この組み合わせはウールグローブのような断熱性能の高いものが入っていませんが、メリットパルスグローブの生地が少し厚手だったため、想像していたよりもかなり暖かく、マイナス2度ぐらいならこれで十分でした。


これから大汝峰を登るわけですが、撮影のためにじっとしている時間が増えるので、大汝峰の手前にある風の当たらないハイマツの中を通る部分で、ダウンジャケットをもう一度着ておくことにしました。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




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6:23 大汝峰の下まで来ました。


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気温は、昨日と同じマイナス2度でした。しかし、風がきついので昨日よりも寒く感じます。


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6:35 大汝峰の急斜面を登りきって、頂上に続く尾根の末端まできました。


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日の出の時間はとっくに過ぎていますが、東の空は厚い雲がべったりと張り付いていて、太陽のシルエットさえ見えません。しかし、思っていたよりも空気は澄んでいて、昨日は見えなかった北アルプスの稜線が見えていました。


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槍穂高連峰がくっきりと見えています。


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槍ヶ岳から左へ視線を移すと、台形の山と三角形の山が見えていますが、おそらく立山と剱岳でしょう。


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穂高連峰から右へ視線を移していくと、いくつかのピークがひと塊になっているのが見えますが、おそらく乗鞍岳だと思います。


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ここでお腹が空いてきたので、朝食用に持ってきていたクルミパンを取り出してかじりました。ポットに入れてきた白湯を飲むと、体が温まります。


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6:49 すでに日の出の時刻から50分近く経ちますが、あいかわらず東の空はぼんやりと明るいというレベルです。朝日に染まる剣ヶ峰と御前峰の姿を写真に撮りたいと思っていたのですが、どうやらその可能性はなさそうです。


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さて、どうしようかなと思っていたら、急に御前峰や剣ヶ峰が濃いガスに包まれ始めました。


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またかよ、と思いながらしばらく状況を見守っていました。


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しばらく見ていると、ガスが次第に薄れて、再び御前峰が姿を見せるようになりました。どうやら一時的に雲の塊が通過しただけのようです。あとから他の雲が流れてきているということもないので、この後はガスの心配はなさそうです。ということで、昨日断念したお池巡りコースで御前峰に登って室堂に帰ることにしました。


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7:05 大汝峰を下り、翠ヶ池を見下ろす丘の上までやってきました。ここまでに3組ほどの登山者とすれ違いました。御前峰からこちらに回ってきたようで、大汝峰から御前峰へと歩く登山者は僕のほかにはいません。天邪鬼な性格なので、一般的な順路の逆をたどっているみたいです。まあ、普通ならまず御前峰に登って日の出を見て、それからお池巡りで大汝峰はパスというパターンでしょうから、大汝峰から登るというのは相当天邪鬼です。


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曇ってはいるものの、今日は翠ヶ池の彼方に北アルプスの稜線が見えています。


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翠ヶ池から御前峰へと岩ゴロの道を登って行きます。


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昨日撤退した場所から、油ヶ池を見下ろします。白山山頂にある池のうち、油ヶ池は青緑色ではなく、普通の水たまりのような無色透明の水が溜まっています。たぶん、火口湖ではなく低地に水がたまっただけというのが理由なのではないかと思われます。


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振り返ると、翠ヶ池と左手奥に大汝峰が見えていました。


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御前峰と剣ヶ峰の間に広がる平地に向かって下りて行きます。


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左手に、紺屋ヶ池が見えてきました。ここも火口湖らしく青緑色の水をたたえています。後のピークは剣ヶ峰です。剣ヶ峰には登山道がありませんが、登って登れないことはないみたいです。


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7:18 賽の河原のような平地まで下りてくると、平地を突っ切って御前峰へと向かいます。御前峰のピークは左奥の岩壁上になります。


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御前峰の取り付きは岩ゴロの急斜面で、なかなか手ごわそうです。


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しかし、意外にも岩で階段が作られていたりして、見た目よりも歩きやすい状態の場所が多かったです。


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7:34 急斜面を登りきって稜線に出ました。この先は緩やかな稜線歩きです。目の前に見えているのは天柱石と呼ばれている岩です。


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天柱石を通過しかかりましたが、せっかくなので上に登ってみることにしました。


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天柱石の上からは、紺屋ヶ池、油ヶ池、翠ヶ池の3つが見え、なかなか悪くない景色です。ただ、剣ヶ峰と大汝峰がなんとなくなだらかに見えて荒々しさが少し弱いように感じます。位置関係もやや間延びした感じです。同じ白山でも見る場所によって雰囲気が変わって見えるものだということを実感しました。


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稜線を御前峰に向かって歩いていくと、正面に月のように太陽がぼんやりと見えていました。朝なのに夜のような妙な感じです。


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7:46 御前峰までやってきました。山頂にはこの寒い中でTシャツ姿になって一眼で自撮りをしているちょっと変わった方が一人いただけで、とっても静かな状況でした。ただし、風が強くかなり寒いので、さっさと自撮りだけしてすぐに下山することにしました。


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御前峰からは翠ヶ池が見えず、油ヶ池と紺屋ヶ池の2つしか見えません。その代り、天柱石からみたよりも大汝峰と剣ヶ峰の位置関係が良くなり間延びした感じがなくなったので、写真を撮るなら御前峰から撮るほうがよさそうです。


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山頂にある白山奥宮です。


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祠が大きいので石垣から上半分が出てしまっていますが、人間には十分な高さの石垣なので、中に入ると風がぴたりとやんで寒さをしのぐことができます。


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7:50 下山します。途中、3人ほどの登山者とすれ違っただけでした。宿泊客があまりいなかったのかもしれません。


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8:22 閑散としたビジターセンターに下りてきました。今日で営業終了だし、天気も良くないためか、ぜんぜん人の気配がありません。さっさと白山荘に戻ってパッキングをし、寝床を片付けて下山の準備を整えました。

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つづく。

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| 2018年10月 白山 | 23:54 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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