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ヤマふぉと

山の自然や風景をゆったりと眺め、写真を撮るために山に登る。だから、登頂や縦走を目的とせず、好きな山域でテントを張ったり小屋に連泊して、カメラ片手にのんびりと過ごす。そんなスローな山登りを楽しんでます。相互リンクはしていませんので、リンクはご自由にどうぞ。

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錦秋の彩と凍える寒さ: 白山 その2 

2018年10月14日(日)~15日(月) 石川県白山市 白山御前峰(2702m) 単独小屋泊 


25日と26日はいい天気で、奇跡的に仕事も入っていなかったので絶好のチャンスでした。ところが、どういうわけか少し寒気がしたり疲労感があったりで、自宅でゴロゴロして無駄にしてしまいました。夜冷え込んで、寝ていて寒いと感じたりしたので、もしかすると風邪のひき始めだったのかもしれません。山に行って悪化させてしまっては元も子もないので、自宅でのんびり休養したのは結果的によかったのかもしれません。幸い、明日の日曜日は晴天予報なので、しっかり出かけてきたいと思います。


それでは、白山のレポ 第二弾です。


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9:04 旧甚之助小屋の休憩場所を出発します。頭上に雲が覆いかぶさるように流れてきたので、なんとなく天候が気になりますが、とりあえず室堂まで頑張って行くだけです。


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美しい紅葉を愛でながら、先を急ぎます。


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南竜分岐の手前から急こう配の石段が続きます。前回は荷物がそこそこ多かったのでかなりきつかった記憶がありますが、今回は荷物が軽いのでけっこう楽です。甚之助小屋までももう着いたんだという感じでした。


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9:23 南竜分岐です。


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展望が良かったので、立ったまま休憩しながら秋色に染まった山々を眺めます。眼下に甚之助避難小屋も見えます。


南竜分岐からは傾斜が緩み、比較的楽な道が続きますが、石もごろつき気味でそれほど歩きやすいとは言えないので、立ち止まることもなく無心で歩き続けました。この区間に水場が3か所ほどあります。


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9:42 ずっと斜面をトラバースしてきた道がようやく小尾根を回り込むところで、小休止をとりました。そこそこ展望はありますが、このときはガスが上がってきていまいちでした。


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小尾根を回り込むと、落石危険の区間があり、そこを過ぎると急斜面をジグザグに登る石段の道になります。


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この区間も前回は死ぬ思いで登りましたが、今回はちょっとしんどいなという程度で通過できました。ちなみに、この区間の途中に延命水という湧水があります。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




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気が付くと黒ボコ岩が近くに見えてきました。あそこまで登れば急登は終わりです。


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9:59 黒ボコ岩に着きました。ところが、どこかの学校の団体なのか、大勢の子供が狭い場所に群れていて騒々しく大変な状況でした。もちろん、休憩などしていられないので、一瞬も立ち止まらずに足早に通過しました。


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黒ボコ岩の先は弥陀ヶ原という平坦な草原の中の木道歩きになるので、休憩のかわりに息を整えながらゆっくりと歩きました。


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木道脇の赤い実が、風景に彩りを添えます。


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10:22 結局、立ち止まって休憩することなく、弥陀ヶ原から五葉坂も続けて登り切り、室堂まで登ってきました。

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五葉坂の途中からちょっと寒いなと思っていましたが、室堂ビジターセンター入口の温度計を見てびっくり。なんとマイナス2度です。その気温の中を山シャツ一枚で登って来たわけですから、いくら登りで暑くなるとはいえそりゃあ寒いはずです。


ビジターセンターに入り、ジャケットを羽織って寒さをしのぎ、さっさとチェックインして荷物を下そうと思ったら、なんと宿泊受付は午後1時からとなっているではありませんか。必要のない荷物は小屋に置いてから、白山登山にいくつもりだったのですが、これでは計画がすべておじゃんです。大荷物なら小型のバックパックを持ってくるのですが、今回は32リットルのバックパックなのでそのまま兼用で使う予定です。余分な荷物をまとめるための大型スタッフサックなどもないので、荷物を出してどこかに置いておくこともできません。


とりあえず、暖かい飲み物でも飲んで休憩しながら考えようということで、売店でココアを買って、食堂でのんびりと休憩しました。ところが、どういうわけか食堂の窓が少し開けられていて、隙間風が入ってきてちょっと寒いのです。ココアが冷めないうちに飲み干して、ストーブがついているロビーに戻ることにしました。


売店で、飲み干した紙コップをどこに捨てればいいのか聞いたところ、ゴミは持ち帰ってくださいというではありませんか。自分で持ってきたゴミは当然として、ここで販売したものまで持ち帰れというのはどうよと思います。食堂で提供する食事類は容器を回収しているのに、売店で販売する飲み物はカップを回収しないというのは筋が通りません。こんな山小屋はじめてです。缶ジュースやビールなども空き缶は持ち帰れということなんでしょうか。紙のコップなら潰してしまえばかさばらないし重くもないので困りませんが、何本もビールを飲んだあとから持ち帰れと言われたらけっこう困るでしょうねえ。とにかく、白山室堂センターの売店でうかつに飲み物を買うと、余計なゴミが増えるということを覚えておいた方がいいです。



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11:07 いつまでもビジターセンターでぐずぐずしていてもしょうがないので、受付開始時間が来るまでの間に白山に登ってくることにしました。もちろん、荷物は全部背負って行きます。気温は氷点下ですが、日差しがあるためかそこまで寒いという感じはしません。


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神社の横を抜けて御前峰に向けて登って行くと、すぐに十字路があります。御前峰にはまっすぐですが、今回は大汝峰に行くので、左に曲がります。大汝峰は前回来たときに登っていないので、今回は最優先で登ることにしていました。


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10分ほどなだらかな道を進んで行くと、急に岩ゴロの急登にかわります。


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11:40 ようやく急登を登りきるとなだらかな土の道になり、大汝峰が正面に見えてきました。


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すぐに千蛇ヶ池が眼下に見えてきましたが、驚くことにまだ雪渓に埋もれていました。2015年に来たときはどうだったかと思って写真を見返してみましたが、この場所の写真がなく、記憶もないのでわかりませんでした。地形的に東と南に高い斜面があって日差しがあたりにくい上に、すり鉢状になっているので冷気がたまりやすいので雪渓が融けにくいというのはわかりますが、西側は開けているので、夏の西日はあたるはずです。ここまでしっかりと雪渓が残るものなのかと思います。


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そのことと関係があるのか、何かの調査が行われていました。


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千蛇ヶ池から一段登ったところで分岐点があります。左は室堂へ下る道で、まっすぐ行けば大汝峰です。


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分岐点の左手には、五色池(右)と百姓池(左)が見えています。


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分岐点から3分ほどで、お池巡りコースを右へ分けます。


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お池巡りコースの分岐から10分ほどで大汝峰の下まで来ました。ここからは急登になるので、必要のないバックパックはデポしていくことにしました。登山コースから少し離れた大岩のそばにストックとバックパックをデポして、カメラだけを持って登ることにしました。気温が低く風があるのでハードシェルジャケットを着て、水は不要と判断しておいていくことにしました。また、雲がわりと多く流れてくるので、念のためレインカバーをバックパックにかぶせておきました。


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巨岩が折り重なる斜面を登って行きます。


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急登部分を越えて尾根に出ると、山頂までは緩やかな尾根歩きです。


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山頂手前で振り返ると、素晴らしい展望が広がっていました。ややガスがかぶっていますが、右に御前峰、左に剣ヶ峰が聳え、血の池と翠ヶ池も見えています。御前峰からの景色もいいのですが、こちらからの景色も負けず劣らずです。


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12:31 大汝峰山頂に着きました。誰もいない静かな山頂です。


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ひとまず記念撮影。


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石垣の中には大汝神社が祀られていました。どういう神様が祀られているのかと調べてみたら、大国主命が祀られているようです。


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大汝神社から少し離れたところにも、石垣に囲まれた建物があったので行ってみました。


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こちらは神社ではなく避難小屋でした。床にはブルーシートが敷いてあり、四畳半ほどの小さな小屋でした。


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だだっぴろい山頂はけっこう西風が強く寒いので、大汝神社の石垣の風下になる東側に避難することにしました。


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石垣で風がさえぎられ、寒さに凍えることもなく荒涼とした白山の風景を楽しむことができました。御前峰のアップです。


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翠ヶ池と剣ヶ峰です。


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しばらくすると日差しが戻ってきました。翠ヶ池のエメラルドグリーンが印象的な色を放ちます。それにしても、室堂にはけっこう多くの登山者がいたのに、見渡す限り人影がみあたりません。いったい彼らはどこに行ったのでしょうか。御前峰に登ってすぐに下山してしまったということなのかもしれません。静かな白山を楽しみたいのなら、御前峰ではなく、大汝峰がおススメのようです。

つづく。

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| 2018年10月 白山 | 21:42 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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