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ヤマふぉと

山の自然や風景をゆったりと眺め、写真を撮るために山に登る。だから、登頂や縦走を目的とせず、好きな山域でテントを張ったり小屋に連泊して、カメラ片手にのんびりと過ごす。そんなスローな山登りを楽しんでます。相互リンクはしていませんので、リンクはご自由にどうぞ。

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気まぐれ天気に一喜一憂: 後立山連峰その7 

2018年8月11日(土)~14日(火) 長野県白馬村 白馬岳(標高2932m) テント泊小屋泊単独行 


7、8月14日(火) 白馬槍温泉~猿倉
けっこう混みあっていた鑓温泉小屋での夜は、やっぱりちょっと寝苦しい感じがして、あまりぐっすりと眠ることはできませんでした。やはり、両隣のすぐ近くに見ず知らずの他人がいるというのは、なにかしら緊張感を生む要因になるようです。とはいえ、18時ごろから布団に横たわっていたので、体の方は比較的元気でした。熟睡はできなくても休息は十分とることができたので、疲労回復はできていたようです。


3時頃布団を抜け出して、温泉に浸かりに行きました。さすがにこの時間に入っている人はいないので、完全な貸切星見風呂でした。満天の星空とはいかないまでも、それなりに星が見えていたので、どうやら天気は回復してきたようです。


30分ほど星見風呂を楽しんだら、朝食タイムです。まだ4時過ぎということで混雑することなく、ゆったりと食べることができました。


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朝食後にパッキングをしつつ、途中でトイレに行ってみると、きれいな朝焼けが見られました。このまま快晴の一日になるとちょっと悔しいなと思いましたが、いまさら天狗平に登り返して不帰キレットを越えようという気にはさすがになりません。今回は槍温泉で締めくくるということにしたわけなので、これはこれで正解なのです。それに、朝焼けが出たからと言っていい天気なるということではないので、この後どうなるかはまったくわかりません。2日目の朝もそこそこ日が差していましたが、結局ガスガスの稜線歩きになってしまいました。


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一度戻ってパッキングの続きをし、日の出の時間前にもう一度小屋の外に出てみると、ちょうど太陽が顔を出しました。最終日にきれいな日の出が見られたので、締めくくりとしては上出来です。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




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5:41 出発の準備が整ったので、猿倉に向けて下山開始です。下山コースは、テントサイトの中を横切って、左奥から下ります。


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しばらく下ってから上を見上げてみると、後立山連峰の稜線に、富山県側から大きな雲の塊が湧き上がってくるのが見えました。やはり、天候の回復は期待薄なのかもしれません。


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谷を埋め尽くす巨大な雪渓の脇まで下りてきました。まだこんな大きな雪渓が残っているというのも、驚きです。


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滝のような雪渓に沿って下って行きます。


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再び稜線を振り返ってみましたが、相変わらず分厚い雲が稜線にのしかかるように顔をのぞかせています。


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小さな雪渓を越える場所があり、急傾斜でかなりツルツル状態だったのですこし緊張しました。


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雪渓を越えた先の広いガレから稜線を見ると、稜線にかかっていた雲が急激に発達していました。すでに一部の稜線は雲に飲み込まれています。結局、つかの間の晴天だったわけです。


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6:19 眼下に巨大な雪渓と、そこに描かれた赤線が見えました。おそらく杓子沢だと思います。向かいの尾根斜面に登山道が見えているので、どうやらあの雪渓を渡るようですが、こんな時期に大丈夫なんだろうかとちょっとビビりながら下りて行きました。


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幸いにも雪渓の上流に橋が設置されていて、雪渓の赤線に行く道はふさがれていました。おそらく、初夏の橋が設置されていない時期のコースが赤線の雪渓渡りだったのでしょう。安心して、橋を渡って先に進みました。


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途中で、右手方向の稜線上に山小屋が見えました。最初はてっきり天狗山荘だと思いましたが、小屋の前にリフトの支柱のようなものが見えているので、八方池山荘だったようです。


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八方池山荘のある八方尾根の先端は、雲海の中に没していました。


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小日向のコルの手前から槍温泉を振り返ると、稜線は完全にガスに覆われていました。ということは、やっぱり今日もガスガスの稜線になってしまったわけです。雨が降っているのかどうかはわかりませんが、下山して正解だったと納得することができました。


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7:18 小日向のコルに着きました。出発してから一度も休憩をとっていないので、ここで休憩をとるつもりでした。コルというぐらいなので、見晴らしのいい鞍部を想像していましたが、森の中の小さな空き地のよう場所でした。


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すぐそばに小さな池があり、風も吹かないし湿った雰囲気で休憩する気になれなかったので、そのまま通過しました。ここを過ぎればあとは完全に下り道になります。少し下ればもうちょっといい場所があるのではないかと思って、先に進みます。


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期待通り、3分も下ると見晴らしのいい開けた場所がありました。右下の空き地のような場所で荷物を降ろして大休止です。


20分ほどゆっくり休憩してから、歩き出しました。少し歩いた先からそこそこの急勾配の斜面をジグザグに下り、その後は左へとトラバースするように下って行くのですが、木の根を越えたり大岩を越えたりで、それなりに歩きにくい道でした。


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標高1600mあたりから急に道の勾配が緩くなり、ほぼ一直線の森の中の道になりました。地面にはこぶし大以上の石がゴロゴロしていましたが、敷き詰められたような状態だったのでとても歩きやすく、早歩きのような感じでガンガン下って行くことができました。


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いつの間にかまっすぐな石の道は終わり、再び土のジグザグ道にかわっていましたが、前方にブナの巨木がたっているのをみて、標高1400mあたりまで下ってきたのを知りました。猿倉の標高が1230mですから、猿倉までそれほど距離はないということになります。本州中部のブナ林は標高1000m~1500mぐらいのところにあるので、下山途中でブナを見かけるようになったら、1400mあたりまで下りてきたということがおおよそわかります。



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8:45 ブナ林の中を下って行くと、不意に林道に出てきました。猿倉と白馬尻を結ぶ林道だと思われます。思いのほか早い時間に猿倉まで下りてくることができました。猿倉発のバスの始発が8時55分だったはずなので、急げば間に合うかもしれません。早足でで林道を下りました。


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途中で、やっぱり間に合わないかなと思ったときに、木々の先に猿倉荘の赤い屋根が見えたので、そこから猛ダッシュして、ぎりぎり1分前に猿倉に着くことができました。バス停にはちゃんとバスが停まっていて、無事に始発に乗り込むことができました。しかし、猛ダッシュのおかげでクーラーの効いた車内でも汗が噴き出してきて、椅子を濡らさないように浅く座って、背もたれにも体を預けることができませんでした。


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9:22 八方第2駐車場に戻ってきました。山の上と違って白馬村はわりといい天気です。


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天気もいいし、予定よりも早く下山することができたので、濡れたままの装備をひととおり乾かしておくことにしました。びしょ濡れのテントを設営し、雨と汗で濡れた服をぶら下げて、しばらくは休憩タイムです。テントの方は10分もすれば乾いてしまいましたが、服はそれほど早くは乾かないので、テントを回収したあとは車内にぶら下げておいて、移動中に乾かすことにしました。


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駐車場内にある入浴料800円の八方温泉はやめて、600円のみみずくの湯で汗を流して、お風呂の後は温泉の前にある売店で地元の牛乳とソフトクリームを味わいました。温泉に浸かっている間に、空はすっかり曇ってしまい、ときおり雨もぱらつく天気になりました。山は完全に雲の中です。その後、南神城にあるそば屋で信州そばを食べて帰りました。


不帰キレットを越えるのは、はたしていつになるのやら。またの機会を狙って、楽しみにしておきたいと思います。

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| 2018年8月 後立山連峰 | 11:00 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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