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ヤマふぉと

山の自然や風景をゆったりと眺め、写真を撮るために山に登る。だから、登頂や縦走を目的とせず、好きな山域でテントを張ったり小屋に連泊して、カメラ片手にのんびりと過ごす。そんなスローな山登りを楽しんでます。相互リンクはしていませんので、リンクはご自由にどうぞ。

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気まぐれ天気に一喜一憂: 後立山連峰その3 

2018年8月11日(土)~14日(火) 長野県白馬村 白馬岳(標高2932m) テント泊小屋泊単独行 


3、8月11日(土) 栂池~白馬大池 
栂池から白馬大池へ行くには、ゴンドラとロープウェイを乗り継ぎ、まずは栂池自然園まで登ります。時間があれば栂池自然園も訪れてみたいところですが、ぐるりと回ると結構時間がかかるようなので、今回はパス。こういう楽に行けるところは歳をとってからでもいけるので、老後の楽しみにしておくことにします。


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ゴンドラに乗り、ガスの中をぐんぐん上がって行きます。展望がないので風景を楽しむこともできず、とりあえず朝食として持ってきたローソンのおにぎりをひとつ食べ終えたころ、ゴンドラの終点に着きました。ここから3分ほど歩いてロープウェイ乗り場に向かいます。ごく弱い雨が降っていましたが、ロープウェイ駅まですぐなのでレインウェアは着ないで行きました。


ロープウェイ駅に着くと階段を登ったところに改札があるのですが、すでに10人ぐらいが並んでいて、列の最後尾は屋根のない階段のところまで来ていたので、少しの間雨に濡れてロープウェイを待つはめになってしまいました。幸い、ほんの2~3分でロープウェイに乗ることができたので気になるほど服がぬれることはありませんでしたが、雨の日にゴンドラからロープウェイに移動するときはとりあえずレインウェアの上は着ておいたほうがよさそうです。


ロープウェイはほぼ満員の状態で出発しました。当然椅子に座ることはできませんでしたが、乗車時間は約5分なので特に疲れるようなこともありませんでした。


ロープウェイを降りたら、通路が左右に分かれていて、右は直接外に出られます。すでに準備が整っていてすぐに歩き出せる人用の出口です。これから準備を整える人やトイレに立ち寄る人は左に進んで広い休憩室に入ります。とりあえずトイレに行きたいし、レインウェアを着なければいけないので左に進み休憩室で準備を整えます。


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いつも山に行くときに持ち歩いているマムート エアロスピードジャケットとミズノ ベルグテックEX/レインパンツを初めてレインウェアとして着ることになりました。ジャケットの方はアジアMサイズのものなので、比較的細身のフィット感ですが、パンツの方は日本のLサイズなのでけっこうだぼだぼでした。下に山パンツをはくということでLサイズを購入したのですが、Mでも良かったなという感じです。人の大勢いるところでセルフタイマーを使うのはちょっと恥ずかしかったのですがみな自分の準備に気をとられていて他人のことまで気にしていないようなので、注目を浴びることもなく撮ることができました。


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外は完全な雨でした。麓ではまだ霧のような状態でしたが、標高が上がるにつれて本格的な雨になりました。雨雲の中に入ったということなんでしょう。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




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7:57 ロープウェイ駅を出ると、まずは栂池自然園に向けてアスファルト道路を上って行きます。雨足は強くはありませんが、それなりに降っているので、カメラはあまり出さないで行かざるを得ません。防水ケースなどに入れてなくて、バックパックのヒップベルトについているポケットにそのまま入れた状態です。当然、ヒップベルトのポケットは防水仕様ではないので雨に濡れてしまうわけですが、カメラが直接雨に当たるわけではないので、この程度であればカメラが故障することはありません。ただし、雨の中で撮影していると、可動部に水滴がついて内部に水分が侵入する可能性があるし、レンズ面にある保護シャッターが濡れると開閉がうまくできなくなることがよくあるので、防水仕様でないカメラはどうしても雨の中で使うには制約ができてしまいます。



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5分ほどで栂池ヒュッテの前に出ました。そのままヒュッテの前を通過してまっすぐ行った先に栂池自然園の入口が見えましたが、白馬大池方面の登山道がどこにあるのかよくわかりません。周りをきょろきょろと見回してみると、栂池ヒュッテを過ぎたところで右手の奥に登山道入口の看板が見えました。わりと小さ目の看板なので、うっかりすると見逃してしまうかもしれません。


栂池自然園の登山口からは、天狗原まで標高差250mほどの登りが続きます。レインウェアを着ているのでほとんどサウナスーツのような状態ですが、不思議なことに下半身はあまり暑いと感じません。同じゴアテックスのレインウェアでもモンベルストームクルーザーは下半身もそこそこ蒸れる感じはありましたが、このミズノ ベルグテックEX/レインパンツはほとんど蒸れ感がありませんでした。新しいから撥水性能がよく透湿がうまくいっているのか、それともミレーのドライナミックメッシュやファイントラックのクロノパンツが蒸れ感を軽減してくれているのかわかりませんが、なかなか快適でした。


8:45 登って行くうちに雨が上がり、暑いこともあって途中でレインフェアを脱ぐことにしました。ちょうど標高2000m地点でした。しかし、上着を脱いで水分補給をしていると再び雨がパラリと降ってきて、完全に雨が上がるかどうか怪しい感じなので、パンツの方は履いたまま行くことにしました。


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9:21 標高2150m地点で、大休止をとりました。登山道の傾斜がだいぶ緩くなってきたので、天狗原までもうすぐだろうとは思うものの、朝食におにぎりをひとつ食べただけなのでさすがにシャリバテ状態になってしまいました。ちょうど椅子がわりのいい岩があったので、荷物を降ろして残っていたおにぎりにかぶりつきました。


雨降り天気ですが、別山での反省を活かして、今回も水は3リットルを担いできました。しかし、ハイドレーションに入れてきた2リットルの水はまったく飲むことなく、わざわざ2kgの重りを背負ってきたようなものです。


休憩を終えて歩き出すと、すぐに巨岩が並ぶ広場のようなところがありました。休憩している登山者もちらほらいましたが、少し前に休憩したばかりなので、ここは通過します。


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その広場のようなところを過ぎると、すぐにちょっとした急登があり、そこを過ぎると木道が現れました。これで天狗原に入ったことがわかりました。 


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9:36 木道を進んで行くと、ぱっと視界が開けて天狗原と書かれた道標のあるテラスのようなところに出ました。ベンチもたくさん設置してあって休憩するのに最適の場所です。


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奥の方に行くと、天狗原を展望できる場所もあります。まだ晴れているわけではありませんが、雨はすっかり止んで、空もだいぶん明るくなってきました。のんびり休憩して行きたいところですが、先ほどの休憩地点から15分ぐらいしか経っていないので、止まらずに先に進みました。


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5分ほどで風吹大池方面への分岐路がありました。右に行くと風吹大池です。なぜか山上の池や湖が好きな自分としては、風吹大池にも行ってみたいところですが、いずれ訪れる時を楽しみに、左の白馬大池方面へ進みます。


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分岐の先で木道は終わり、大岩がゴロゴロと折り重なるように続く厄介な道になりました。しばらく登って行くと樹林帯がいきなり開けて、平坦な大岩のある場所に出たので、岩の上でバックパックを降ろしていったん休憩をとりました。標高2250m地点です。先を見ると、岩ゴロの急登が続いています。水分補給とともにアミノ酸も1包飲んでおきました。


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岩ゴロの急登を登っていくと、残雪が右手上方に見えてきました。岩ゴロの急登は相変わらずですが、ここから急に幅が広がって、登山道というよりも岩ゴロの広い斜面を登るという雰囲気です。写真には写っていませんが、残雪は右手方向にありました。


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かなりの急傾斜になっている岩ゴロの斜面を登って行くと、次第にすぐ右側にある大きな雪渓沿いに登って行くようになりました。


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雪渓沿いに登って行くと、とうとう雪渓を渡るようになりました。これが登山届を出したときに言われた白馬乗鞍の雪渓のようですが、たしかにクランポンを使う必要もないぐらいの楽な雪渓でした。一応ロープも設置されていますが、危険防止のためというよりもルートを明確にするためという雰囲気です。


雪渓を越えると、少し急登がありますが、すぐに登りきってほぼ平坦な道になりました。このあたりになると、頭上に青空がでてきて、もはや雨の心配はないと判断してもよさそうです。


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10:52 平坦な道を歩いていくと、前方にケルンが見えてきました。ケルンの手前に山名の書かれた標柱がありました。地図上で乗鞍岳山頂とされている場所です。実際の乗鞍岳は白馬大池のすぐそばにある巨岩が積み重なったような山頂ですが、そちらに登る道はついていないようで、事実上ここが乗鞍岳山頂とされているようです。


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標柱の周りにはたくさんの登山者が休憩していたり、上り下りの登山者が入れ代わり立ち代わりやってくるので、標柱だけ撮影してケルンを通り過ぎた反対側で荷物を降ろして休憩をとりました。日差しも出てきてさらに暑くなってきたので、いいタイミングでレインパンツを脱ぐことができました。


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15分ほど休憩してから、出発しました。乗鞍岳山頂からはまだ白馬大池は見えません。どんな風景に出会えるのかワクワクしながら先へ進んで行きました。


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しばらく歩いていくと、緑のハイマツの向こうに青い白馬大池が姿を現しました。緑に囲まれた白馬大池は空の色を写し込んで青く染まり、雲と雪渓の白が見事なコントラストで空と水面の青色を際立たせていました。山荘の赤い屋根もいいアクセントです。標高2400mの山上にこんなにも美しい池があるなんて、感動で言葉がありません。登山道は白馬大池を正面に見ながらどんどん下って行き、池のほとりまで来ると、池に沿ってぐるりと回りながら山荘へと続いていました。


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11:37 白馬大池山荘に着きました。栂池自然園の登山口から、休憩込みで3時間40分でした。テント場は山荘の前の平地にあり、まだ十分に余裕がある状態でした。空いていた角地に荷物を置いてから、すぐに山荘でテント泊の手続きをして、ついでにコーラを買ってテント設営前に至福のひと時です。


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コーラでしばしくつろいでからテントを設営し、荷物をばらして宿泊の用意がひととおり整った頃、まだガラガラだったテント場にはいつの間にかたくさんのテントが並んでいました。この写真は12時54分の撮影ですが、このあとまだ余裕のあるテントの間にもどんどんテントが張られていき、夕方になるころにはほぼ難民キャンプのような状態でした。

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つづく。

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| 2018年8月 後立山連峰 | 22:37 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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