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ヤマふぉと

山の自然や風景をゆったりと眺め、写真を撮るために山に登る。だから、登頂や縦走を目的とせず、好きな山域でテントを張ったり小屋に連泊して、カメラ片手にのんびりと過ごす。そんなスローな山登りを楽しんでます。相互リンクはしていませんので、リンクはご自由にどうぞ。

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涼しいけれど履き心地はいまいち: ファイントラック クロノパンツ

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先日購入したクロノパンツが2日に届いたので、5日の山行でさっそく試してみました。


登ったのは徳島県の三嶺。名頃登山口からの標高差は約1,000mあり、なかなかタフなコースです。午前7時の菅生付近での気温は約22度と案外低くて、別山の時ほどの灼熱感はありませんでしたが、それでも登り始めると10分もしないうちに汗が流れ落ち始めました。


結論から言うと、夏山用のパンツとしてはすこぶる快適でした。上半身はシャツの裾を絞ると汗が滴るぐらいびっしょりと汗をかきましたが、パンツの方は汗で濡れることもなく、いつ触ってもドライな感じがずっと変わらずでした。もちろん、足にも汗をかいているという感覚はありますが、汗が流れるようなことはなく、皮膚表面の汗はすぐに乾いてしまうという感じです。パンツに吸収されているのか、ベンチレーションによってうまく換気されてすぐに蒸発してしまっているのかはわかりませんが、とにかく、登りの途中でも足が少し汗ばんでいるなという程度の状態がキープされていました。







とりあえず、各項目別に順番に感想を書いていこうと思います。


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スタイルについては、履きなれているマムートのパンツに比べると太いと感じます。メーカーの商品写真で見るとそれなりに細身のシルエットのようにも見えますが、スタンダードフィットという感じです。このあたりは、モンベルからスピンアウトした社員が作った国産メーカーということで、どうしても基準となるスタイルが似通っているのかもしれません。デザイン的には50点といったところです。


生地のストレッチ性能は、メーカーが言うほど異次元のストレッチではありません。マムートのソフテック生地のほうが上下方向にはよく伸びるように思います。とはいえ、ストレッチすることは事実で、足上げやしゃがんだときにツッパリ感を感じることはありません。また、膝の部分は立体裁断になっていて、ストレッチ生地とあいまって、足の動きがスムースです。


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残念なのは、生地の肌触りがカサカサしていて、あまり心地よくないことです。メーカーでは「肌面に凹凸のある生地を採用。汗や水で濡れても脚にまとわりつきにくく、清涼感が感じられます。」と説明しています。拡大してみると、生地表面に1.5ミリピッチぐらいの糸が縦横に入っていて、目の細かいリップストップのような感じです。素材はポリエステル100%となっているので、この糸もそうなのでしょうが、こいつが妙にカサつくわけです。といっても、行動中は別に気になりません。じっと座っているとなんとなくむず痒いような感じがしてくるので、正直あまり快適とはいえません。朝は自宅からクロノパンツを履いて出たのですが、運転中なんとなく居心地が悪いような気分でした。ただ、この生地のおかげで汗をかいてもべとつかず、さらりとした涼感が持続しているので、痛し痒しというところでしょうか。肌が敏感な人にとっては、あまり履き心地がいいパンツではないかもしれません。


ただ、ファイントラックのドライレイヤー スキンメッシュも最初はそういう感じでしたが、洗濯すると少しカサつき感も軽減されたので、もしかすると何度か洗濯すればカサつく感じが和らぐ可能性はあります。


もうひとつ気になったのは、意外と汗臭さが気になるということです。行動中は汗でべたついたり濡れたりといったことは全然なくて、そのさらりとした感じに感心していたのですが、下山して着替えてみると、そこはかとなく汗臭い香りが鼻につきました。帰宅後、レビュー記事に使うための生地の拡大写真を撮るときにも感じたので、消臭に関してはほぼ考慮されていないようです。実際、ファイントラックのサイトの商品紹介ページにも、消臭に関する記述は全くありません。消臭機能をうたっているパンツがそれほどあるわけではありませんが、自分が持っている数種類のパンツの中ではどちらかといえば臭いが気になるほうの部類といえるかもしれません。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




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このパンツの一番の目玉は、なんといってもベンチレーションです。薄手の生地の夏山用パンツでベンチレーションがついているパンツはあまりありませんが、クロノパンツには太ももの外側に開口部が約20センチのジッパー付ベンチレーションが装備されています。ジッパーを開いても内側にメッシュ生地があるので、肌が直接見えたり虫が入り込んだりということもありません。


今回の山行では、はじめのうちはベンチレーションを閉めていましたが、10分もすると暑くなってきたのでベンチレーションを全開にしてみたところ、すぐにパンツの内部がひんやりと涼しくなってくるのを実感しました。その後は、先にも書いた通りやや汗ばんだような感覚はあるものの、パンツが濡れてきたり、足を汗が流れるようなこともなく、下山するまでずっとさらりとしたドライな感じが続きました。


ひとつ気になったのは、ベンチレーションを開けていると登山道わきの低木の枝などに引っかかりやすいので、歩き方に注意が必要です。急いでいたり、大きなストライドでぐいぐい歩くとベンチレーションのジッパーを痛めたり、メッシュをひっかけて破いてしまうかもしれません。


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ポケットの内側は、肌に接触する側が普通の布地、パンツ生地に接触する側がメッシュになっています。なんのためにこんな仕様にしたのかわかりませんが、どうせなら全部メッシュのポケットにしてもらいたいものです。ベンチレーションだけでなく、ポケットも解放しておけばベンチレーションがわりになるわけですから、より通気性のいいオールメッシュのポケットにしたほうがいいと思うわけです。メッシュのポケットは破れやすということなのかもしれませんが、パンツのポケットに小物をごちゃごちゃ入れて歩くなんてことをする人が多いとは思えないので、夏山用パンツとして徹底的に涼しさと快適性にこだわったモノづくりをしてほしいと思います。


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右ポケットの内部に、キーループとコインポケットがついていますが、これもいらない装備だと思います。大事なキーはパンツのポケットではなく、バックパックのポケットについているキーループにつけておくのが断然安心ですし、山で小銭をポケットに入れてじゃらじゃらさせるようなことをする必要がいったいいつあるのでしょうか。山でお金を使うのは、山小屋で買い物をしたりするときだけですから、その時はバックパックを下しているわけで、当然財布をだすでしょうと思うわけです。親切ぶってつけているけれど、発想がずれていると感じます。


ということで、酷暑登山の反省から購入したクロノパンツですが、汗をかきにくく、濡れて不快な思いをしないパンツとしてはしっかりとその性能を発揮してくれました。ただし、生地がカサついてあまり肌触りが良くないので、行動中は問題なくても休憩時などでは快適性はいまひとつでした。これについては、上半身と同様に下半身にもドライレイヤーを履くことで解決できるかもしれません。今まで使ったことはないものの、ドライレイヤーのボトムスも持っているので、今度はそれを試してみようと思います。


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