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ヤマふぉと

山の自然や風景をゆったりと眺め、写真を撮るために山に登る。だから、登頂や縦走を目的とせず、好きな山域でテントを張ったり小屋に連泊して、カメラ片手にのんびりと過ごす。そんなスローな山登りを楽しんでます。相互リンクはしていませんので、リンクはご自由にどうぞ。

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灼熱地獄のはてにたどりついた雲上の花園: 別山・三ノ峰その4 

2018年7月14日(土)~15日(日) 石川県白山市 別山(標高2399m) 避難小屋泊単独行 


日本を東から西に移動するという異例の動きをした台風12号が去り、岡山は午後から夏日が戻ってきました。朝のうちは強風とそこそこ強い雨も降りましたが、例年の台風と特に変わりのないような状況で、昨晩から出ていた岡山市の避難準備や避難指示がちょっと大げさに感じてしまうぐらいでした。前回、水害があった地域ではまだ復旧作業の途中なので、そう悠長に構えている場合ではなかったと思いますが、とりあえず大きな被害がでるようなことはなかったようで何よりです。


明日の月曜日は台風一過いい天気になるらしく、幸いにも仕事の予定がなかったので山に行くつもりでいましたが、なんとお昼前に電話がかかってきて明日の朝9時に仕事が入ってしまいました。日曜日だから仕事の電話にでなければよかったと思っても後の祭りです。居留守使っても、どうせメールで連絡してくるだけなので、同じですけどね。


気を取り直して、別山・三ノ峰レポの2日目です。


7月15日は午前4時頃起床しました。起きて外を見るとガスガスです。なんだかがっくりして別山へ行くのはやめて寝なおそうかと思いましたが、ガスは朝だけかも知れないし、とにかく別山平だけでも行っておかないと何しに来たのかわからないということで、起きることにしました。昨晩は、星空撮影をして再び寝たのは22時頃でしたが、その後もなかなか眠れず、午前2時ぐらいまではなんとなくうつらうつらしただけという状態でした。なので、やっぱり今日も寝不足状態です。


幸いにも、朝食を食べたりしているうちにガスは消えて、すっきりと晴れてきました。昨晩の残りの水でご飯を作り、行動用の水を確保すると水のストックはなくなってしまいました。とりあえず、別山からもどって水を汲みに行けばいいかと思いましたが、生水を飲むのはリスキーなので、一度煮沸する必要があります。浄水器を持ってきていればよかったのですが、水場がないということでそもそも持ってきていません。煮沸した場合、そのままハイドレーションパックに入れることはできないので、冷めるまで待たないといけないわけで、そんなことをしていると時間がかかりすぎます。朝のうちに汲んできて、煮沸した状態で放置しておけば、別山から帰るころには冷えているでしょうから、帰ってきてからもう一度煮沸したものと冷えたものをあわせれば時間をかけずに1リットルぐらいの水は確保できるわけです。


というわけで、早く出発したいのはやまやまですが、雪渓の一番下まで下りて、2リットルの水を汲んできました。クッカーは0.6リットルぐらいの容量しかないコンパクトなものなので、とりあえずいっぱいに水を入れて沸騰させ、蓋をしてそのまま放置しておくことにしました。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




6:10 準備が整って、ようやく出発することができました。起きてから2時間も経ってしまいましたが、三ノ峰避難小屋から別山までは2時間ほどの行程なので、時間的余裕は十分あります。


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小屋から出ると、まぶしい太陽の下に真っ白な雲海が広がっていました。日帰りだとこの風景は見られないわけで、やはり山は泊まりに限ります。


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小屋前からまっすぐ北へ向かうコースを進みます。別山も少し顔をのぞかせていました。


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ゼンテイカのお花畑の中を緩やかに登って行きます。


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6:22 三ノ峰に到着です。


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三ノ峰からは、いったん下って再び登り返しとなります。別山の左奥に白山が見えていました。


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三ノ峰から鞍部に向けて下って行くと、ここにもゼンテイカのお花畑が広がっていました。もともとゼンテイカの群落が毎年咲いているのか、今年がたまたま当たり年なのかわかりませんが、三ノ峰周辺にはけっこうゼンテイカの群落がたくさんありました。


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ズンズン下って行くと、ようやく最低鞍部が見えました。別山の三角ピークの左側に平坦な場所が見えますが、あそこが行きたかった別山平です。鞍部からそこそこ長い登り返しが待っていますが、寝不足の割に体調は悪くないし荷物も軽いので、今日はスムースに歩いていけそうです。


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いたるところに咲いているゼンテイカを眺めながら、先を急ぎます。


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7:13 長い登り道がようやく緩んだなと思ったら、目の前にまっ平な場所が広がっていました。ようやく念願の別山平を訪れることができました。


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別山平に足を踏み入れると、そこはまさに雲上の花園でした。ちらほらとコバイケイソウの白い花もありますが、見渡す限りゼンテイカの黄色い花が広がっています。


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ゼンテイカの花園の彼方に残雪をまとう白山の優美な姿がありました。


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別山と白山を見ながら花畑の中を進んで行きます。


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そして、御手洗池の静かな水面に、逆さ別山が映っていました。本当に天国のような場所でした。


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振り返れば、はるか向こうまでゼンテイカの花園が続いていました。いいタイミングで訪れることができてよかったです。これが1週間ずれていたら、これほどきれいなお花畑を見ることはできなかったと思います。


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7:38 別山平で30分近くものんびりとしてから、ようやく別山に向けて出発しました。天国の花園のような場所から離れがたい気持ちもありますが、どうせ帰りにまた通るわけだし、もう少し太陽の位置が南へ動いてくれた方が写真を撮るには条件がいいので、見切りをつけて別山を目指します。


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別山平から別山への登りに入ると、ちょっとした岩場のような場所の通過がでてきましたが、とくに危険というほどのこともないので、問題なく通過して行きます。


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別山平を過ぎても、まだ斜面にゼンテイカの群落があり、夏空との組み合わせは爽快そのものといった風景です。朝早いので日差しもまだうんざりするほどの灼熱感はなく、まさに気持ちのいい夏山真っ盛りです。


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再び現れた岩場も、問題なく通過しました。


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朝はびっしりと雲海になっていましたが、いつのまにか雲の密度はだいぶ薄くなってきました。


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すぐに着きそうですが、一本調子の登りのため、なかなかスピードが上がりません。急ぎ過ぎてばてると困るので、あわてず急がず淡々と登って行きます。


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突然現れたのは、シャクナゲの花でした。別山山頂近くの登山道脇に、たくさんの花をつけた株がぽつぽつと並んでいました。


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山頂につらなる稜線が見えてきました。山頂まであと少しです。


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8:12 別山山頂に着きました。出発からちょうど2時間でした。別山平で25分滞留していたので、実質的には1時間半ほどで登ってくることができるようです。山と高原地図でコースタイムが2時間となっているのは、ちょっと余裕を見過ぎているようです。

つづく。


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| 2018年7月 別山・三ノ峰 | 19:34 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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