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ヤマふぉと

山の自然や風景をゆったりと眺め、写真を撮るために山に登る。だから、登頂や縦走を目的とせず、好きな山域でテントを張ったり小屋に連泊して、カメラ片手にのんびりと過ごす。そんなスローな山登りを楽しんでます。相互リンクはしていませんので、リンクはご自由にどうぞ。

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ガスと強風のブナ尾根: 白馬山~金ヶ谷山縦走路その2 

2018年7月1日(日) 岡山県新庄村 白馬山(標高1060m) 日帰り単独行 


雨が降り続いています。ときおり強く降りますが、しばらくすると弱まったりして、岡山市内だけで見ている分には良く降るなというぐらいの感覚です。とはいえ、携帯やパソコンに届く避難勧告や避難準備のメール、テレビニュースなど見るにつけ、未曽有の水害が発生する可能性もある状況になりつつあるということが現実です。明日の朝には大雨を降らせる雲は抜けるようですが、今晩はまだまだ油断できないとのことで、岡山県全域に大雨特別警報も発令されています。


22時に届いたメールでは、岡山市中心部の中区西中島町に避難指示が出ました。西中島町は旭川の中州に作られた町で、旭川の水位が上がれば当然ながら水没の危険性が高くなるので、どこよりも早い避難指示が出る場所です。しかし、ここに避難指示が出るということは、旭川の水位もかなりやばい状況になっているということでしょうから、岡山市内も安穏とはしていられないのかもしれません。


大雨の心配をしつつも、書きかけの山行記録をさっさと書き上げておくことにします。


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白馬山から金ヶ谷山への縦走路の最低鞍部である俣野越を通過し、登り返しが始まりました。下ってきた100mの標高をまた取り戻さないといけません。急傾斜の道をゆっくりと登って行くのですが、時折雲間から日差しも出てくるようになってきました。そうなると、暑くなって汗をかきそうなところですが、台風並みの強風がずっと南から吹いてくるので、全然暑さを感じないで歩くことができます。


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幸いこの登り返しは急登部分が短く、上の方はかなり平坦な台地状になっていたので、15分程度で平坦に近い楽な道になりました。


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このピークも背の低い笹が林床を覆っていて、見通しのいいきれいなブナ林が広がっていました。


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台地状のピークの東端にある標高1030m地点まで来ると、ようやく金ヶ谷山らしい山が見えました。本日の目的地である笠杖山への分岐までもう少しです。しかし、ここからまた50mほど下って登り返さないといけません。正直、ブナ林にもそろそろ食傷気味になってきて、もうここで引き返していいかなと思わないでもないという気分でしたが、もう30分もかからない距離だと思うので、とりあえず行くだけ行ってみることにしました。あとでやっぱり行っておけばよかったと思ったら、またこの長い縦走路を歩いてこないといけないので、行けるときに行っておいた方がいいというわけです。


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1030mのピークから、再び下ります。今回たまたま使うことになったファイブテンのアプローチシューズ キャンプ4ですが、グリップ力に定評のあるステルスソールの威力は絶大でした。登りも下りも土道だろうが落ち葉の積もった道だろう、まったくスリップすることなく安定して歩くことができました。冬の雪道でも滑らないぐらいなので、土道でも当然と言えば当然です。このソールを使ったトレッキングシューズがあればぜひ購入したいものですが、あいにくファイブテンはそのカテゴリーの靴をだしていないので残念です。


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下っている途中で、急に一匹のチョウチョが体の周りをひらひらと飛び始めたなと思ったら、足元にすっと舞い降りました。なんだか妙に人懐こいチョウチョだなと思いつつ、そーっとカメラを近づけてみましたが、逃げもしないでじっとしていました。チョウチョの世界にも変わり者がいるようです。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




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11:42 地形図にのっている956ピークへ軽く登り返します。このあたりのブナ林も見通しのいい状態でしたが、わりと細いブナが多かったので、いちど伐採されているのかもしれません。


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956ピークから再び緩い下りになります。風は相変わらずですが、空は再び雲に覆われて、たまに降り注いでいた日差しもなくなってしまいました。


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右手に尾根が見えてきました。どうやら笠杖山へつづく稜線だと思われます。分岐まではもうすぐです。


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956ピークから下りてきた鞍部からの登り返しにさしかかりました。あとはこれを登りきれば分岐です。


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それほど急な登り坂ではありませんが、もうすぐ分岐だろうというあたりから少し斜度が増してきました。しかし、奥の方に空が見えてきたので、どうやらあの先が分岐のある場所のようです。


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12:10 尾根に出たところが笠杖山への分岐点になっていました。右に行けば笠杖山です。


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笠杖山方面への入り口には、間違って登山者が入り込まないように木の枝で通せんぼのサインが作ってありました。時間と体力があれば行ってみたいところですが、地図を見ると来た道と同じぐらいの距離があるので、そのうち機会があればということでやめておきます。


この分岐でお昼休憩にするつもりでしたが、あまり休憩するのに適した場所がなかったので、少し手前にあった広くて平坦な場所まで戻ることにしました。


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分岐まですぐのところに良さそうな場所があったように記憶していたのですが、5分ほど戻ってもそれらしい場所がないので、たまたま見つけた少し平坦になっている場所でランチタイムにすることにしました。今回は雨上がりで下が濡れていることを想定して、グリベルのトレッキングチェアーを持ってきました。ずいぶん以前に購入したものですが、400gと少し重い上に、三本足のためかすぐに足が土にめり込んでしまった使いづらいということで長らく仕舞い込んだままになっていました。今回もやっぱり足がめり込んで傾いてしまいましたが、地面に敷いたシートに直接座るよりは楽でした。日帰りで荷物が少ないときは持ってきてもいいかなと思います。


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今日のランチも、先週の大山一ノ沢と同じ余りごはんに梅干しとふりかけという簡素なものです。少量のワサビも添えています。わさびを少し混ぜながら食べると、ピリッとした辛さが食欲を増してくれて、おいしく食べられました。


気温はそれほど低いわけではないのですが、風が強いためか虫はまったくといっていいほどいなくて、森の中でのランチでしたが、虫を気にすることなく快適なランチタイムを過ごすことができました。


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12:50 30分ほどお昼休憩をとってから、来た道を引きかえします。


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100mほど戻ると、当初お昼休憩するつもりだった場所がありました。思っていたよりも笠杖山分岐から遠かったようです。それにしてもあと100mだったとは、あきらめが早すぎたのかもしれません。


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帰路は視点が変わるので、同じブナ林でもまた違った雰囲気を楽しむことができます。


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1030mのピークが見えてきました。またあそこまで登り返すのかと思うと、すこしげんなりしますが、あの先にはもう一度白馬山への登り返しがまっているので、ここで弱音を吐いている場合ではありません。


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長い急斜面を黙々と登り返します。


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ようやく1030mピークまで登り返すと、土用ダム湖が眼下に見えました。このダムは岡山県側にありますが、鳥取県側にある俣野川ダムと地下水路でつながっていて、途中の地下にある俣野川地下発電所で最大120万キロワットの発電を行う中国電力で最大規模の水力発電施設だそうです。ウィキペディアによると、土用ダムの水はすべて俣野川ダムから揚水したもので、ダムの周囲の山から流れ込む水は、ダム湖の周囲に築かれた排水路で土用川に流されるようになっているそうで、いろいろと水利権の問題が絡んでいるようです。


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これは俣野越の東側の標高990m付近にあったブナの大木です。おそらくこの縦走路沿いで最大のブナだと思います。幹周は4m近い太さだと思われ、なかなか立派なブナでした。


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俣野越を過ぎて、1017ピークに登り返している途中で、ヤマアジサイが咲いているのを見つけました。ずっと笹とブナの緑色ばかりだったので、アジサイの花の色が妙に新鮮でした。


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14:26 ようやく白馬山までもどってきました。お昼休憩以後、休憩なしで1時間半歩き通しだったので、さすがに疲れました。朝はガスガスでしたが、ガスは晴れて風だけが強く吹いている状況でした。朝と同じようにベンチに座って、チョコレートを食べながら休憩しました。


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俣野越を過ぎたあたりから空模様が怪しくなってきていまにも降りだしそうだったのですが、幸い白馬山に戻るまで本格的に降ることはありませんでした。休憩ししながらとりあえずバックパックにレインカバーをかぶせておきました。レインウェアは着ようかどうか迷いましたが、とりあえずすぐに取り出せる場所にしまっておくだけにしました。


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14:39 本降りになる前に下山したいので、休憩は早々に切り上げて出発しました。


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森が途切れて展望があるところに差し掛かると、小雨が降っているのがわかりました。森の中を歩いている限りはほとんど雨を感じることがないレベルですが、いつ本降りになるかわかりません。とにかく、急いで下山することにしました。


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15:13 写真を撮ることもなく、ひたすら下り続けて、登山口までもどってきました。白馬山からほぼ30分で下りてきました。


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15:17 雨に降られることなく、なんとか駐車場まで戻ってくることができました。今回も、山行中誰にも会わない静かな山旅でした。それにしても、いいブナ林でした。こんなきれいなブナ林が広がっていたとは知りませんでした。秋になったらぜひ再訪したいと思います。


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帰りは、新しくなった新庄村の道の駅に立ち寄って、サルナシジャムをトッピングにしたソフトクリームを食べました。サルナシはキウィの原種の果物だそうで、味は確かにキウィとよく似た甘酸っぱいもので、なかなか美味でした。

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| 2018年7月 白馬山 | 00:45 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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