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ヤマふぉと

山の自然や風景をゆったりと眺め、写真を撮るために山に登る。だから、登頂や縦走を目的とせず、好きな山域でテントを張ったり小屋に連泊して、カメラ片手にのんびりと過ごす。そんなスローな山登りを楽しんでます。相互リンクはしていませんので、リンクはご自由にどうぞ。

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思いがけずきれいなブナ林に出会う: 伯州山その1 

2018年5月27日(日) 岡山県鏡野町上斎原 伯州山(標高1045) 日帰り単独行 


伯州山は不遇の山です。国土地理院の地形図には、山頂の三角点は記載されているのに山名がありません。また、現在では岡山県側にしか登山道がないのにもかかわらず、今は通行不能になったかつての鳥取側の登山道しか記載されていません。


決して高い山でもないし、これといって特徴的な山ではありませんが、滝谷コースと本谷コースの2コースがあり、滝谷コースには途中から尾根筋を行く新コースもでき、岡山県側だけで3通りの登山道が整備されています。春にイワウチワなどの山野草が多くみられることで最近は次第に人気も出てきているようです。それなのに事実上廃道になった鳥取側の登山道だけが唯一地形図に記載されているだけで、山名さえ載っていないとはどういうわけなんでしょうか。


27日は曇り予報だし、先週の西赤石山が意外にきつくてそこそこ疲れたので、今週は遠出はしないで近場で軽い山行にすることにしました。行先はまだ行ったことのない山として角ヶ仙か伯州山で検討した結果、伯州山を訪れてみることにしました。


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岡山から一般道で2時間強かかって登山口の赤和瀬に着きました。登山口の前は道が少し広くなっているものの、ここはローカルバスの回転場所になっているので駐車禁止です。なので、登山口を通り過ぎてまっすぐ山の方へ200mほど入ったところにある駐車スペースに車を停めました。せいぜい4台分のスペースしかないので、ここがいっぱいの場合はさらに奥へ行く必要がありそうですが、先に入ったことがないので、どの程度行けばスペースがあるのか不明です。なお、この道をずっと上流にたどって行くと本谷コースとなります。


本日の装備
●アッパー
 ドライレイヤー: ノースフェイス パラマウントタンク
 ベースレイヤ: マムート アタカソライトジッププルAF
 ミドルレイヤ: マムート デイトリッパーフリースジャケット(不使用)
 ソフトシェル: なし
 ハードシェル: マムート エアロスピードジャケット(不使用)
 インサレーション: なし
 グローブ: コーナン プロアクト 作業用グローブ
 キャップ/ハット: アウトドアリサーチ ゴーストレインハット
 ヘルメット なし

●ボトムス
 ベースレイヤ: なし
 ミドルレイヤ: マムート トレッカーズパンツ
 ハードシェル: モンベル バーサライトパンツ(不使用)
 ソックス: ファイントラック メリノスピンソックスEXPレギュラー
 シューズ: マムート テトンGTX

●ギア
 バックパック: マムート リチウムスピード20L
 ストック: なし


今回使った帽子は、新しく購入したOR ゴーストレインハットです。レインハットというと、ゴアテックスなどの透湿防水のメンブレンを使ったものになるので、通気性が悪く、蒸れやすいのでずっと敬遠していました。カリマーのレインハットを持っていましたが、秋の晴天時に一度使っただけで、ずっと保管状態だったので、先日メルカリで処分したばかりです。


しかし、ゴーストレインハットは、頭の部分が二重になっていて、ガバッとはずして折りたたんで収納することができ、そうするとメッシュ生地の通気性のいい帽子になるので、雨でも晴れでも使える全天候型の帽子なのです。ちょっとお高いのですが、天気が崩れるかもしれないというときにはありがたい帽子です。



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9:20 駐車場所から歩き始めます。倉敷ナンバーのプリウスにのってきた男性4人組もすぐあとから出発したようです。


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9:24 登山口です。といっても、舗装された林道なので登山口という雰囲気はありませんが、道標があるので迷うことはなさそうです。


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ただし、分岐に設置されているこの道標はちょっと不親切で、もしかしたら考え込んでしまう人がいるかもしれません。伯州山と書かれた下に元谷コースと滝谷コースの文字があり、それぞれの下に赤い矢印が右と左を差して描かれています。本谷コースはたしかに、来た道を戻る方向なので右方向でただしいのですが、滝谷コースは看板の後ろに向かっていくので、左矢印ではなく、直進方向の矢印でないと正しくありません。誰がこんなでたらめな道標をつくったのでしょうか。


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幸い、このでたらめな道標の背後にもっと目立つような白地に黒文字、赤矢印の正しい道標があるので、それを見れば迷うことはないでしょう。なお、この大きな看板に書かれているとおり、登山口前は町営バス(のんびり走るからトロリンバス?)の回転場なので駐車禁止です。くれぐれも迷惑駐車をしないようにしましょう。


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登山口から少し進むとアスファルト舗装は終わり、すぐに砂利道になります。道の状態はいたって良く、轍も穴ぼこもないので歩きやすいです。


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道端にきれいな薄ピンクの花がたくさんさいていました。なんという花かわかりませんが、なかなか可憐できれいな花でした。(タニウツギという花らしいです)



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




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9:41 右に分岐のある場所に来ました。クマ出没注意の看板にちょっとビビります。そういえば、クマ鈴を忘れてきてしまいました。


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木製の看板はすっかり色あせてよく見ないと何が書かれているのかわかりませんが、ルートは彫り込まれていたので、識別できました。今いる場所から右へ入って行くと遊歩道になっていて、上の方で滝谷コースに戻れるようになっています。事前にネットで調べたところでは、この遊歩道の途中、といっても上の合流地点からのほうが近い場所から尾根をいく新コースができているようです。この看板は古いので新コースは記載されていません。とりあえず、新コースの入り口や状況が良くわからないので、往路は滝谷コースで行くことにします。


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少し進むとすぐにきれいなブナ林の中に入りました。滝谷の渓流沿いということで、つねにせせらぎの水音も聞こえるし、小鳥のさえずる声も聞こえてきます。美しくすがすがしいブナの新緑とあいまって、目にも耳にも癒しの世界が広がります。


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事前にネットで調べた限りでは、イワウチワのことばかりで、ブナ林が美しいということを書いているブログはありませんでした。こんなにきれいなブナ林が渓谷沿いの遊歩道のまわりに広がっているというのに、誰もそのことに触れていないなんてどういうことなんでしょうか。花は確かにきれいですが、山の魅力はそれだけではありません。足元の花にばかり気をとられてせっかくの美しいブナ林に気が付かない山歩きなんて、ちょっともったいなさすぎるという気がします。


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9:47 右の斜面に登って行く階段がありました。おそらくさっきの遊歩道の合流点だと思います。もっと上の方かと思っていたのですが、下の分岐からわずか6分しかかかっていません。ブナ林を眺めながらゆっくり歩いてきたので、もしもサクサク歩いていたら5分もかかっていないと思われます。


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遊歩道の合流点の先に渡渉箇所がありました。真ん中の石の上に倒木が通せんぼするように乗っかっているので、どう渡ればいいのか一瞬迷いますが、下流側の石を伝えば難なく渡れました。


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その後も日差しに光るブナの新緑にいやされながら、気持ちのいい山歩きを楽しみます。


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2度目の渡渉箇所は、何の問題もなくクリア。


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登って行くにつれて少し道の勾配がきつくなりますが、急斜面を直登するような場所はなく、道もよく整備されているので、登山道というより遊歩道といった感じです。これなら、普通のスニーカーでも十分です。


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林床の笹も、それほど生い茂っているわけではないのでブナ林全体がすっきりとしているように感じます。


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高さ3mぐらいの滝もありました。


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時折、太いブナもあり、あまり人の手が入っていない森なんだなということがわかります。大山の木谷あたりのブナ林は、一度伐採されたあとに成長した二次林なので、同じような太さのブナばかりでちょっと面白みがありませんが、ここのブナ林はごっそり伐採されたというわけではないみたいです。もっとも、上流に行くにつれて右岸(左手)に植林帯が出てくるようになり、少し興ざめするところはありましたが、左岸のほうはずっと自然林のままなので、森林浴のつもりで歩くにはいいところです。


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道の傾斜が緩み、道沿いの渓流が細く小さくなっていつの間にかなくなってしまった頃、前方に山小屋が見えてきました。


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10:22 伯州山荘に着きました。どういう小屋なのかわかりませんが、正面入り口は閉鎖されていて、左手の掃出し窓から出入り可能です。


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中はこんな感じで、トイレはなかったようです。出発してから1時間が経っていたので、休憩しようかと思いましたが、小屋内に入るには靴を脱がないといけないということで面倒だし、滝谷コースは思いのほか楽でほとんど汗もかいていない状態だったので、そのまま山頂へ行くことにしました。

つづく。

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| 2018年5月 伯州山 | 17:33 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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