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ヤマふぉと

山の自然や風景をゆったりと眺め、写真を撮るために山に登る。だから、登頂や縦走を目的とせず、好きな山域でテントを張ったり小屋に連泊して、カメラ片手にのんびりと過ごす。そんなスローな山登りを楽しんでます。相互リンクはしていませんので、リンクはご自由にどうぞ。

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遥かな高みを目指したものの現実は厳しい: 樅沢岳その5 

2018年4月29日(日)~5月1日(火) 岐阜県高山市 樅沢岳(標高2755m) テント泊単独行 


5月1日(火) 3日目続き

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8:13 樅沢岳の山名板で記念撮影をして、下山開始です。


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8:51 双六山荘まで下りてきて、再びクランポンを装着して、雪原に足を踏み入れます。長い下山行の始まりです。


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稜線まで登って来たところで、暑くなったのでハードシェルを脱ぎました。のんびりしたいところですが、雪が緩む前に雪庇のある稜線をさっさと通過しておきたいので、ドリンク休憩だけですぐに出発しました。


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樅沢岳に別れを告げます。


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西鎌尾根と槍ヶ岳は、いつかリベンジしたいものです。


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雪庇にできたクラックの内側を歩いていきます。内側が歩ける場所はまだいいのですが、場所によっては外側を歩かざるを得ないところもあります。


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広くてフラットな雪原になっているこの場所は、おそらく花見平のあたりだと思われます。


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花見平の雪原を越えて、下った先にある鞍部が弓折乗越です。そして、その向こうが弓折岳です。


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弓折岳の山頂は、何にもない殺風景な山頂です。左のハイマツの中央部が2592mの山頂です。


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往路では通過しましたが、いちおう立ち寄っておきました。山頂からの眺め。


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先の鞍部にはまだ一張のテントがありました。下山は大ノマ乗越経由で行こうと思うので、テントの方へ進みます。


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テントを左に見ながら下って行くと、弓折岳の山名の標柱がありました。こちらは三角点の設置されている場所なので、標高は2588mとなっています。


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弓折岳から大ノマ乗越へ下る稜線がまたまたやばい場所でした。ハイマツ帯に沿ってクラックがあるため、クラックの外側の雪庇を歩かざるを得ません。しかも結構な急斜面です。できるだけ急いで、ただし衝撃を雪面に与えないようにそっと歩きながら下りました。


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ハイマツ帯が終わってようやくクラックの内側を歩けるようになってホッとしました。大ノマ乗越まで淡々と下ります。


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10:59 大ノマ乗越まで下りてきました。ここからは長く大きな谷筋を下るのですが、雪崩れの恐れがあるのでのんびりと下るわけにはいきません。ひとまず、幕営跡で荷物を降ろして休憩しました。


休憩中に岐阜県警のヘリが双六方面に行ってからこちらにもどってきて、ゆっくりと上空を通過して行きました。遭難者の捜索でもしていたのか、たんなるパトロールだったのかわかりませんが、笠ヶ岳方面に飛び去ってから戻ってこなかったので、パトロールだったのでしょう。


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大ノマ乗越から下りてきた弓折岳の稜線を見ると、巨大な雪庇の上を降りてきたのがわかります。幸い、今にも崩れそうという雰囲気ではないので、通過時に感じたような冷や冷や感は取り越し苦労だったようです。とはいえ、上からでは状況が確認できないので、クラックの外側を歩くという事実にビビるのは致し方ないところでしょう。それにしても、これを登るのもけっこう大変で、大ノマ乗越経由であれ、鏡平経由であれ、このコースの最大の難所はこの弓折岳ということになりそうです。1日で新穂高から双六まで行くには、かなり早く出発するか、荷物を軽くするか、どちらかでないと厳しそうです。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




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11:08 休憩を終えて大ノマ乗越を下ります。左下の斜面には大きなクラックが4つほどできているので、左の方にはいかないようにしたほうがよさそうです。


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最初のきつい傾斜を慎重に下って見上げてみると、雪の絶壁のようです。


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さあ、お昼近くになって気温が上がっているので、こんな急斜面の真ん中でぐずぐずしている暇はありません。一気に下ります。


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上から見た時、誰かが座って休んでいるのかと思っていたのですが、近づいてみると笹の生えた土の塊でした。どこか上の方から転げ落ちて来たみたいです。これでも一抱え以上の大きさなので、直撃されれば無事では済まないでしょう。


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11:27 2040m地点まで一気に駆け下ってきました。大ノマ乗越が2450mなので、標高差約400mをおよそ20分で下りてきました。けっこうすごいスピードです。雪が柔らかいのでガンガン下ってきたのですが、さすがに疲れました。ここまでくれば雪崩の心配もほぼなくなったので、バケツを掘って休憩することにしました。


荷物を降ろして、ようやく座ることができました。足がかなり疲れました。行動食を食べつつ足をマッサージしましたが、道のりはまだまだ続きます。


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11:46 荷物を背負って先を急ぎます。


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秩父沢を越えます。


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その先は、登山口までひたすら下るのみです。


登山口にある橋のたもとに着いたのは12時40分でした。写真を撮り忘れていたのでGPSのログで時間を確認しました。クランポンを外すために、荷物を降ろして橋の上に座り込みました。暑いし、かなり疲れがたまった感じです。わさび平が近いので、残っていた水はすべて飲み干しました。


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橋のたもとから歩き始めると、すぐに大きなデブリを越えます。


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20分ほどでわさび平に着きました。さっき休憩したばかりですが、水の補給もしたいので、荷物を降ろして再び休憩をとりました。小屋は開店準備が始まっていて、スタッフさんがチェーンソーで倒木をぶった切って処理していました。写真は、出発時に撮ったものなので、小屋を過ぎてから振り返って撮っています。なので、往路の写真とほぼ同じアングルになってしまいました。


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15:09 ゲートを通過します。


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15:22 長い林道歩きがようやく終わりました。登山指導センターについてすぐに荷物を降ろして自販機でコーラを買おうとしたら、なんとコーラはありません。しょうがないのでカルピスソーダで我慢しました。


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15:41 登山指導センターから駐車場までの歩きがまたきつかったのですが、なんとか歩き終えました。もうこれで歩かなくてもいいと思うと、ほっとします。標高2755mの樅沢岳山頂から、標高1050mの新穂高温泉まで標高差1700mをおよそ7時間半で下りてきたわけで、そりゃ疲れるでしょうという感じです。


それにしても一日いい天気でした。もしもあさっての天気がいいのなら、明日西穂山荘に泊まって、西穂に登って帰るという手もあるなと思って天気予報を確認してみると、どうやら明日から天気が崩れるようで、2日と3日はダメみたいです。というわけで、今年のGW山行はこれにて終了です。


少し下ったところにある「ひがくの湯」でのんびりと温泉につかり、食べ放題のうまい棒を10本ぐらい食べてしまって空腹感もなくなったので、温泉の後はさっさと家路につきました。

終わり。

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| 2018年4月 樅沢岳 | 17:01 | comments:3 | trackbacks(-) | TOP↑

COMMENT

2人用テントの方が弱冠重いですが広さはゆったりですよね。(私はマウンテンダックスとモンベルの2人用テントです。)ザックはやはり80リットルクラスが冬場の装備には欠かせないと思います。(私の80リットルクラスはミレーとロウアルパインです。)

| 島根の青木です。 | 2018/05/19 08:30 | URL |

Re: タイトルなし

テントは、アライテントのX-ライズ2です。 バックパックはオスプレー イーサー85です。

X-ライズ2にしたのは、冬装備は荷物が多くなるので広めの方がいいだろうということでしたが、X-ライズ1でよかったなというのが正直なところです。


オスプレー イーサー85は、2011年に購入後すでに7年目になり、ポケットなどが伸びたり破れたりしてくたびれてきたし、背面長がわずかに長くあっていないので、先日ミレー マーカムスウィッチ75+10に買い替えました。

| ヤマふぉと | 2018/05/18 13:29 | URL |

GWの北アの山行記録を楽しく拝見させて頂きました。僕にとっては上級者のレベルです。写真を見る限り、テントはエスパース?ザックはマウンテンダックス?、違いますよね。

| 島根の青木です。 | 2018/05/18 08:35 | URL |















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