FC2ブログ

ヤマふぉと

山の自然や風景をゆったりと眺め、写真を撮るために山に登る。だから、登頂や縦走を目的とせず、好きな山域でテントを張ったり小屋に連泊して、カメラ片手にのんびりと過ごす。そんなスローな山登りを楽しんでます。相互リンクはしていませんので、リンクはご自由にどうぞ。

NEXT | PAGE-SELECT | PREV

≫ EDIT

最後の雪山のつもりが雪はなし: 剣山その1 

2018年4月9日(月) 徳島県三好市 剣山(標高1955m) 日帰り単独行 


9日月曜日に仕事が入らなかったので、これ幸いに1泊2日で四国の三嶺に行くつもりで8日朝に出発しました。週末に急に冷え込んで、大山あたりではけっこう積雪しているようなので、大山よりも標高の高い三嶺なら同じように積雪があるだろうと思ったわけです。雪のある三嶺はまだ登ったことがないということもあり、シーズン最後のチャンスだということで、三嶺に行くことにしたわけです。


ところが、瀬戸大橋を渡り終えて高松自動車道にのったあたりからなんとなく体調が良くないなと感じ始めました。なんだか熱っぽいし、体もしんどい感じです。前の晩の風呂上りに、じっとりとした汗がなかなかひかないのでもしかして風邪かもと思ったのですが、一晩寝たら特に風邪っぽさもなかったので、大丈夫だろうと思って出発したわけです。しかし、どうやら昨晩の風呂上りに感じた違和感はあたっていたようです。いつも、風邪をひくと風呂上りにじっとりとした汗がなかなかひかないということがあるので、やはり風邪のひき始めだったようです。急に冷え込んだ週末の寒暖差にやられたのかもしれません。


それにしても、正月以来風邪をひきやすい体質にでもなったかのようですが、たぶん体力低下や栄養不足もしくは偏りが原因なんでしょう。自己分析は立派にできても、ちゃんとした改善ができていないのでは話になりません。三嶺山頂避難小屋に宿泊するつもりでいましたが、風邪っぴきで0度近い気温の山小屋での宿泊となると、症状を悪化させかねません。4時間近い登りで体力を消耗した状態では抵抗力が落ちているでしょうから、今回の登山の目的である深夜の星景写真の撮影どころではなさそうです。撮影しないで山頂避難小屋で寝るだけなら、日帰り可能な山に重装備で登る理由はなくなります。


ということで、急きょ宿泊は取りやめにして、すぐ先にあった善通寺ICで高速を出ました。出てすぐのところにドラッグストアがあったので、朝食を買うついでに葛根湯を購入しました。最近は風邪薬と言えば葛根湯を服用しています。立ち寄ったのはディスカウントドラッグストア コスモスというチェーン店で、九州を中心とした店舗展開をしているらしいのですが、最近は岡山あたりでもよく見かけるようになりました。


IMG_0449.jpg
購入したのは12包で税込398円とかなりお買い得の葛根湯ですが、安いのに満量処方になっていて、実際服用してから1時間もしないうちに熱っぽさやしんどい感じがなくなってちょっとびっくり。満量処方といっても、1日分量3包中に葛根湯エキス1700㎎ということなので、5000㎎とか入っているものに比べれば安いなりの内容ですが、思っていた以上によく効いてくれました。


余談ですが、満量処方とはなにかというと、漢方薬は処方ごとに使用する生薬の量が細かく決められていて、その基準通りの生薬量で製造したものを満量処方といいます。葛根湯の場合は、生薬の総量が25g、18g、17gなど数種類の処方が存在していて、コスモスで購入したものは記載されている生薬の量を合計すると17gになっています。なので、葛根湯エキスが1700㎎しか入っていなくても、満量処方となるわけです。家にある別の葛根湯では、大人1日分量に含まれる葛根湯エキスが5000㎎となっていて、これも満量処方です。


葛根湯で体調が良くなったとはいえ、症状が緩和されただけで完治したわけではないので、とにかく避難小屋泊の予定はキャンセルすることにしました。ではどうするかです。時間は10時過ぎですが、いまから三嶺まで行って日帰り登山するには時間が遅すぎます。それなら、今日は温泉にでもつかってのんびりとするに限ります。温泉で体を温めたら早めに夕食をとってさっさと寝れば風邪もよくなりそうです。


とりあえず、三嶺の山麓にあるいやしの温泉郷に向けて出発したものの、あまり早く着いてもすることがなくなるので、途中でコンビニによって少し時間をつぶしたりして、15時過ぎにいやしの温泉郷に着きました。いやしの温泉郷は4月から営業が始まったばかりで、この時期はまだ観光客も少なくよく空いていました。1時間半ほどゆっくりと温泉を楽しんでいるうちに、明日は三嶺ではなく剣山に登ることにしようというふうに気が変わりました。というのも、体調が良くないことを考えると、登りに3時間30分ほどかかる三嶺より、1時間半ほどで登れる剣山の方が圧倒的に楽です。明日は月曜日なので、帰りが遅くなると渋滞に巻き込まれかねないので、5時までには自宅に戻りたいということもあり、さっと登ってさっと下れる剣山でいいかというわけです。


温泉を出るときに受付で国道439号が剣山まで開通していることを確認し、今夜の宿泊場所である名頃の三嶺登山口に向かいました。いやしの温泉郷にそのまま泊まればよさそうですが、ここは公衆便所などが駐車場付近にないため、車中泊には不向きなのです。名頃の登山口には水洗トイレもあるし、食事場所として使える休憩小屋まであるので車中泊にはもってこいなのです。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




IMG_0392_20180412172507051.jpg
名頃の登山口に着いてみると、すでに登山者の車はなくなっていました。静かな駐車場に入り、休憩小屋の隣に車を停めます。奥に見えているのがトイレです。


IMG_0391_2018041217250556a.jpg
休憩小屋の中はこんな感じで、きれいに保たれていました。明かりもつくし、コンセントもあるので、ドライブレコーダーとして使っているアクションカメラの電池の充電もできました。


IMG_0394_20180412172508ddf.jpg
夕食はアルファ米にフリーズドライのマーボナス丼、期限切れのカルパス、インスタントみそ汁だけと、本来山頂避難小屋で食べる予定だったもので簡単に済ませました。快適な休憩小屋で食事を楽しんだら、あとは寝るだけ。19時過ぎには寝袋にもぐりました。


23時過ぎにトイレに行くと、トイレの裏の森の中をカサカサと落ち葉を踏みしめて誰かが下りてくるのがわかりました。ヘッドライトで照らしてみると、ピカッと光るものが見えたので、登山者がヘッドライトをつけて下りてきているんだと思ってそのままトイレに入りました。しかし、よく考えてみると、夜中の23時過ぎに下りてくる登山者なんて変ですし、ヘッドライトをつけていたのなら初めから光が見えていたはずです。こちらがヘッドライトで照らして初めて光ったということは何かに反射した光というわけですから、何者かが真っ暗闇の森の中を灯りなしで下ってきたことになります。


なんだかゾッとして、恐る恐るトイレから出て、さっき照らした方にもう一度光を向けてみると、今度は4つの光が森の中で光っているではないですか! 一瞬ギョッとしましたが、その光は微動だにしないでじっとこちらの様子をうかがっているようです。どうやら、鹿か何かの野生動物のようで、やばいものではなさそうです。とりあえず、この世のものではない何かではなかったのでほっとして車に戻りました。


その後、なんとなくうつらうつらしていたのですが、突然山がざわざわと騒ぎ始めました。時々強い風が吹いたりしていたので、今までよりも強い突風が森の木々をざわつかせているのだろうと思っていたら、車までぐらぐらと揺れてちょっとびっくりしました。すぐに収まりましたが、変な風だなと思いつつも、そのまま夢の中へ落ちて行きました。


翌朝、地震速報メールが届いていたのを確認すると、1時ごろ島根で震度5の地震があったということでした。四国でも震度2~3ぐらいあったようなので、夜中に山がざわついて車が揺れたのは、どうやら突風ではなく地震だったようです。


4月9日の朝は7時前に起きて、お湯を沸かしたり車内を片付けたりした後に、剣山の登山口である見ノ越に向けて出発しました。見ノ越までの道は週末に雪が降った痕跡はなく、残雪も凍結もまったくないコンディションでした。僕の車はまだスタッドレスのままですが、ノーマルタイヤでも問題なく走れる状況です。


IMG_0396.jpg
今回はいつも停めているリフト乗り場前の駐車場ではなく、見ノ越新駐車場の屋上階に車を停めました。439号線で見ノ越に上がってきたらすぐ右手にある駐車場です。トイレがありませんが、登山口に少し近いし空いています。


IMG_0395_20180412172510c9e.jpg
1階に2台ほど停まっていましたが、屋上階には他の車はありませんでした。


本日の服装
●アッパー
 ドライレイヤー: ミレー ドライナミックメッシュ3/4シャツ
 ベースレイヤ: モンベル スーパーメリノウールEXP.ハイネックシャツ
 ミドルレイヤ: なし
 ソフトシェル: マーモット アイソザムフーディー
 ハードシェル: マムート オールラウンダージャケット(不使用)
 インサレーション: なし
 グローブ: イスカ ウェザーテック ライトオーバーグローブ(アウター)
        ブリッジデイル Bdメリノグラブ(ミドラー)
        モンベル メリノウールインナーグローブ(インナー)
 キャップ/ハット: マムート バイザービーニー
 ヘルメット なし

●ボトムス
 ベースレイヤ: ミレー スーパーパワーパンツ
 アウター: モンベル アルパインパンツ
 ソックス: BVD? 5本指化繊ソックス
       ノンブランド 厚手ウールソックス
 ゲイター: なし
 シューズ: シリオ 712GTX


もともと避難小屋泊で、真夜中に撮影に出かけるつもりの極寒を想定したウェアを持ってきていたので、日帰りの剣山にはオーバースペック気味の服装で、登り始めは暑すぎると思いましたが、山頂部は風が強くて冷たかったため、いがいとちょうどいいぐらいでした。

つづく。


ランキングアップにポチッとご協力お願いします。
にほんブログ村 アウトドアブログ 登山へ
にほんブログ村


登山ランキング








関連記事
スポンサーサイト



| 2018年4月 剣山 | 17:42 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

COMMENT















非公開コメント

NEXT | PAGE-SELECT | PREV