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ヤマふぉと

山の自然や風景をゆったりと眺め、写真を撮るために山に登る。だから、登頂や縦走を目的とせず、好きな山域でテントを張ったり小屋に連泊して、カメラ片手にのんびりと過ごす。そんなスローな山登りを楽しんでます。相互リンクはしていませんので、リンクはご自由にどうぞ。

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ルートを見失い1時間のロス:中蒜山(なかひるぜん) vol 2

2011年1月23日 岡山県真庭市 中蒜山(標高1123.3m)日帰り山行
vol 1はこちら。

半ば雪に埋もれかけのトレースをたどって急斜面を這い上がり、雪原になった牧草地まで上がってきて唖然としました。トレースは牧草地を横断して南西の方向に向かっています。このトレースは登山道とはまったく無関係に歩いていることが判明。無駄な時間と体力を使ってしまいました。とりあえず、牧草地に沿って南に下れば登山道が分岐していたところに戻れるはずなので、スタート地点まで戻ることにしました。

 登山道の分岐地点まで戻ってから、もう一度地図を見直しました。登山道はいったん沢に下りてから尾根に取り付くようになっていますが、ルートそのものはほぼ直線状に北に向かっています。90度右に折れて沢に下るというこの地点がそもそも迷う原因です。斜面を下る手前のところまで行って、もういちどじっくりと周囲を見回してみました。

テープ発見
 そうしたら、手がかり発見です。10mぐらい南の林の中に、ビニールテープを発見です。テープのある場所から斜面を斜めに下っていくようなわずかな痕跡がありました。それをたどって沢に下りていくと、結局さっき下ったルートに合流しただけでした。ということは、やはり、沢に下って上流に向かっていくのが正しいルートだと考えてよさそうです。

 さっき、誰かのトレースとぶつかったところまで進み、今度はそのまま直進してみました。そうすると、右下の一段低いところに向けて、わずかなトレース跡らしきものが確認できました。右に斜面を下って小さな沢のそばまできました。

map1
 地図を取り出して地形と照合し、自分がどこにいるのかを調べてみました。

A地点
 おおむねA地点にいるのだろうということがわかりました。目の前の小さな沢に沿って上流へ向かうと登山道がありそうです。沢の奥のほうで小さな尾根を越えてもう一度沢を渡ったところに突き出した尾根が登山道の取り付きのようです。しかし、実際の景色は真っ白な雪に覆われていまいち判然としません。特に、狭い急斜面にはさまれた沢をたどって奥に進むのは、さすがに抵抗感があります。

B地点
 ひとまず、沢を渡って対岸に上がり、すこし上流に歩いてみましたが、すぐに沢の底に降りて行かざるを得ない状況になっていました。B地点にいるようです。雪崩れたような後はなかったのでおそらく大丈夫なのでしょうが、沢の奥のほうの状況は見えません。なにしろ沢の上に積もった雪を歩くわけですから踏み抜いてしまうと洒落になりませんし、右手の斜面上に登って尾根伝いに奥に進んだほうが安全そうです。直登するには急な斜面なので、右斜め上に登って尾根の上に出ました。

C地点
 尾根上は平坦で歩きやすく、先に進んでいくと細い吊尾根のようなところに来ました。おそらくC地点にいるはずです。谷の地形を地図と照らし合わせて検討した結果、ほぼ正面にある谷がD、左手にある谷がEだろうと見当をつけました。そうするとD谷の入口右側にわずかに突き出ている尾根が登山道の取り付きのはずです。よーく見てみると、沢から尾根を巻くようにトレース跡らしきものがありました。このときは葉っぱにかくれてみえなかったのですが、実はこの取り付き部分にある杉にビニールテープが巻かれていました。目印を見落としていたのですが、なんとかルートを見つけて登山道に復帰することができました。

map2
 家に戻ってからいろいろと調べたり再検討したりした結果、この沢を越えるところでは上の地図のような状況であったようです。細い青色の矢印が最初に迷ったルート。水色の矢印が、誰かのトレースをたどって斜面を這い登ったルート。そして、ピンクの線がようやく登山道に復帰できたルートです。まさか、1合目のすぐ上でこんなに道迷いしてしまうとは思いもしませんでした。無駄にした時間はまるまる1時間です。先が思いやられます。それにしても、実際の登山道に比べて地図のルート表示は省略しすぎですね。地図はあくまでも地図。地図のルートは参考程度にしておかないと、地図は正しいと思い込んでしまうと現状との違いで混乱してしまいます。まあ、いい経験になったと思うことにします。どんな山でもなめてかかってはいけないですね。

尾根取り付き地点近くのテープ
 沢から尾根に取り付いて、少し登ったところでビニールテープを発見しました。このときの安堵感といったら、ちょっと言い表せないほどです。正しい道に戻れたという安心感と、読図が間違っていなかったことのうれしさで、万歳三唱したいぐらいでした。

尾根のルート
 ここから先はひたすら狭い尾根を登っていくだけです。すでにルートの痕跡など微塵もありませんが、尾根に沿って登るだけなのでもはや不安はありません。尾根の途中でお昼になったので少し休憩をとりましたが、やや小雪が舞い始めたのでちゃんとした昼食にはしないで、水分補給と行動食だけで先を急ぎます。

尾根の合流点にあったテープ
 12時55分、枝尾根から一つ大きい尾根に合流する地点まで来ました。標高は約780mです。ビニールテープの目印もしっかりつけられていました。

尾根からの展望
 このあたりは木が生えていないため、やたら展望がききました。蒜山の麓の風景が大きく広がっていました。晴れていたらさぞや気持ちのいい風景でしょう。今度来るときは冬晴れの日に来たいものです。

vol 3に続く。



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| 2011年1月 中蒜山 | 23:27 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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