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ヤマふぉと

山の自然や風景をゆったりと眺め、写真を撮るために山に登る。だから、登頂や縦走を目的とせず、好きな山域でテントを張ったり小屋に連泊して、カメラ片手にのんびりと過ごす。そんなスローな山登りを楽しんでます。相互リンクはしていませんので、リンクはご自由にどうぞ。

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絶景! 独り占め: 三嶺その2 

2019年12月14日(土)~15日(日) 徳島県三好市 三嶺(標高1894m) 避難小屋泊単独行 


15日の朝は5時過ぎに目を覚ましました。昨晩は、夕方からガスが出て、しかも結構な強風が吹いていましたが、夜半を過ぎる頃から風は弱まって、静かな朝でした。この時期の5時はまだ真っ暗なので、天気がどういう状態なのかは窓から覗いただけではよくわかりません。


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しばらく寝袋の中でグダグダしていましたが、6時前に起床。室温は2.8度で、思っていたよりも寒くありませんでした。


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朝食は、山菜おこわと赤だし味噌汁でおいしくいただきました。洋風のピラフはあまりおいしくなかったのですが、和風の山菜おこわはけっこうおいしく食べることができました。五目ごはんもわりといけるので、尾西のアルファ米は和風のメニューのほうがよさそうです。


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6:53 ちょっと遅くなってしまいました、防寒準備を整えて外に出ました。天気予報は的中して、真っ青な空が広がっています。新雪で真っ白かと思いきや、意外にも積雪はなく、木の枝に霧氷がついて白くなっているだけでした。


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今日は、テムレス02ウィンターを装着しました。デビュー戦です。マイナス5度ぐらいまでいけるとのことなので、期待が大きかったのですが、出てしばらくは指先が冷たくてけっこうがっかりでした。


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小屋の横から崖の上に上がると、絶景が広がっていました。眼下には雲海が遥か彼方まで広がっていて、彼方に剣山と次郎笈が島のように浮かんでいます。右手奥には、いままさに昇らんとしている太陽が雲の隙間から紅い光をほとばしらせていました。


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少し小高い場所まで上って振り返ると、うっすらと白くなった笹原の先に三嶺の頂が天を突き、遥か上空には残月が冴え冴えと浮かんでいます。誰もいない静寂と、凛とした空気が張り詰めた朝の三嶺山頂を、ただ一人独占していると思うと、まさに至高の瞬間だと思いました。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




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7:02 この素晴らしい光景を山頂から見ようと、歩き始めました。


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山頂手前の台地まで登ると、コメツツジの群落も霧氷で白くなっていました。


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三嶺から剣山へ続く稜線がちょうどダムのように雲海を堰き止めていましたが、低い鞍部からは滝雲となって高知県側にあふれ出ていました。


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山頂直下の急登は以前降った雪が残っていましたが、まだ凍結していない状態なので滑ることなく登ることができました。


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7:18 三嶺山頂は静かでした。風は少しあるものの凍えるほどではなく、風の音もしない静寂の空間が広がっていました。


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稜線に堰き止められていた雲が、ついに稜線を越えてあふれ出していました。


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雲海は瀬戸内海方面から三嶺のある四国の脊梁山脈までは埋め尽くしています。雲の上に頭を出しているのは、おおむね1700mを越える標高の山だけです。


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天狗塚方面の山々も雲海の上に姿を見せていますが、標高1700mぐらいの鞍部には雲が流れ込んでいました。ちょうどお亀岩がある鞍部には、白い滝が出現していました。


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天狗塚の遥か彼方には、石鎚山系も見えていました。


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雲に隠れていた太陽がようやく顔を出し、三嶺山頂を照らし出してくれました。


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日が差し始めると雲海は徐々に薄くなってきましたが、それでもまだまだ荒海のようにうねりながら地表を覆いつくしていました。


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ひととおり山頂からの展望を楽しんだ後、記念撮影。このときは、ソフトシェルジャケットの下にフリース、上にダウンジャケット、ボトムスはグレイシャーパンツの上にエアロスピードパンツという組み合わせでしたが、まったく寒さは感じませんでした。


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このときの気温は、マイナス2.3でした。かれこれ30分ほど山頂にいましたが、寒くもなく快適でした。そういえば、小屋を出た直後は指先が冷たかったテムレスですが、歩き出すと血行がよくなったためか、指先の冷たさは消え、その後は山頂でじっとしていてもまったく冷たさは感じませんでした。素手にテムレスをはめていただけなのに、マイナス2.3度でまったく寒さを感じないとは、驚くべき耐寒性能です。そのうえ、蒸れ感も全然ありませんでした。


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7:50 太陽が上がって朝のドラマチックな光景も徐々に見慣れたものになってきたので、山頂を後にしました。


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笹原の向こう、北側には矢筈山とその周辺の山々が姿を見せています。はじめのうちは一部の山頂しか見えていませんでしたが、だいぶ雲海が下がって来たようです。


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剣山と次郎笈は、相変わらず堂々とした姿で、白い海に浮かぶ島となっていました。


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8:49 小屋に戻って荷物を片付け、パッキングが完了しました。Fpmat125は、折りたたんで前面の大きなポケットにすっぱりとおさまるので、パッキングが楽だし見た目にもすっきりして助かります。銀マットのほうがかえってかさばるほどです。


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そういえば、百円ショップで見つけたタオルホルダーがけっこう便利でよかったです。汗拭きタオルをいつもどこにキープしておこうかと悩んでいたのですが、これがあると落とす可能性もほぼないし、手の届く範囲に自由に付けることができるので便利です。セリアで購入しましたが、ダイソーにも同じものがありました。


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9:00 避難小屋を出発します。


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すっかり霧氷も消えた山頂を下ります。


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池のほとりの分岐から、激くだりの始まりです。


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雲海もすっかり消えてしまいました。あの絶景を見ることができたのは、本当に幸運でした。


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ガレ場を通過します。ここを過ぎると樹林帯に入るので、この展望も見納めです。


樹林帯に入ると登山者とすれ違うようになりましたが、あの絶景を彼らが見ることができないのは残念です。


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9:46 ダケモミの丘で休憩をとりました。さすがに山頂でちょうどよかった服装は、ここまで降りてくると暑すぎます。ソフトシェルジャケットの下に来ていたフリースを脱ぎました。ネックゲイターも外します。


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10:34 林道出合いの直前で、2度目の休憩をとりました。


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朝食が6時ごろで小腹が空いてしまったので、行動食でエネルギー補給です。


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11:13 下山完了です。昨日よりも車の数は増えています。三嶺は土曜日よりも日曜日のほうが混雑するようです。


帰路は、西祖谷から祖谷川沿いに県道32号線を通ってみましたが、狭くてカーブが連続する大変な道でした。普通に帰るなら県道45号で大歩危に出て、国道32号で池田まで出たほうが断然楽だし早いです。

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| 2019年12月 三嶺 | 11:39 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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