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ヤマふぉと

山の自然や風景をゆったりと眺め、写真を撮るために山に登る。だから、登頂や縦走を目的とせず、好きな山域でテントを張ったり小屋に連泊して、カメラ片手にのんびりと過ごす。そんなスローな山登りを楽しんでます。相互リンクはしていませんので、リンクはご自由にどうぞ。

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思いがけずシーズン初の雪山登山: 富栄山その1 

2019年11月30日(土) 岡山県鏡野町富西谷 富栄山(1205m) 日帰り単独行 


11月最後の週末はどこに行こうかと思っていたら、なんと28日にまた腰痛を再発してしまいました。住宅の躯体検査で階段のない鉄骨足場をよじ登ったのが悪かったらしく、一段上の足場に上って立とうとしたら腰にキューッと痛みがはしり、少しの間腰を伸ばすことができませんでした。幸い、ぎっくり腰にはならず、痛みは残ったものの動くことはできたので無事に仕事を終えて帰ったものの、いすから立ち上がるたびに痛みがはしるような状態で、週末は寝たきりの可能性が出てきました。


しかし、せっかくの晴天予報の日に寝て過ごすなんてもったいなさ過ぎるということで、鎮痛剤とシップで内と外から痛みを取り去る努力を続けたところ、どうやら金曜日の夜には椅子から立ち上がっても痛みが出ないところまで回復しました。そうはいっても、登山をする場合の負荷とはレベルが違うので、とりあえず土曜日の朝の段階で調子がいいようなら外出OK、だめならあきらめて療養することに決めてベッドに入りました。


翌朝起きてみると、腰の痛みはほぼありません。中腰で何かしたりすると少し痛みが出ますが、普通に立って歩くだけなら問題ありません。ということで、登山の用意を整えて出発しました。


11月29日は寒気が入って県北の山では雪予報になっていましたが、30日は寒気が緩んで気温も標高1000mで4度ぐらいとそれほど寒くもなさそうだし、天気もわるくありません。行く先は、急登や岩場のなく腰に負担のかからない富栄山に決定です。


富栄山といえばのとろ温泉から登るルートしか歩いたことがありませんが、途中少し傾斜の急な箇所がありやや腰に負担がありそうです。そこで、今回は白賀渓谷から大空山を経由して登るルートで行くことにしました。


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このルートは白賀渓谷から林道経由で大空山の山頂近くまで行けるらしいのですが、地形図にも載っていない未知の林道です。ネットで仕入れた情報がネタ元なのであまり詳しいことはわかりませんが、大空山近くまで林道で行ければほぼハイキングのレベルですし、その後は富栄山まで稜線のルートで多少のアップダウンがある程度なので、全体的に初心者向きのルートです。なので、とりあえず行ってみることにしました。


装備リスト
●アッパー
 ドライレイヤ: ノースフェイス L/S ハイブリッドパラマウントメッシュクルー
 ベースレイヤ: マムート アタカソジッププルAF
 ミドルレイヤ: なし
 ソフトシェル: マムート アルティメイト V ライト SO フーデッドジャケット
 ハードシェル: マムート オールラウンダージャケット
 インサレーション: バーグハウス ライトインシュレーテッドジャケット
 グローブ: マムート メリットパルスグローブ
       モンベル OutDryオーバーグローブフィット
 キャップ/ハット: マムート アドベンチャーベンチレーションハット

●ボトムス
 ドライレイヤ: なし
 ベースレイヤ: モンベル ジオラインLWタイツ
 ミドルレイヤ: マムート グレイシャーパンツ
 ハードシェル: マムート エアロスピードパンツ
 ソックス: クロスプロ 脚力サポートソックス for Trekking
 シューズ: マムート テトンGTX

●ギア
 バックパック: マムート リチウムスピード20L
 ストック: なし


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天気予報は晴れで、風が6m/秒ほどあるものの気温は4度ぐらいということでした。登っているときは暑くなるとはいえ風が当たればけっこう冷えます。先日の徳島矢筈山のことを考えると防風とそれなりの保温性能が必要だろうということで、ワッフルバッキングで透湿性と保温力のあるマムート アタカソジッププルAFをベースレイヤにし、ウィンドストッパーで防風性能が高いけれど、薄手でベンチレーションがあり温度調節がしやすいマムート アルティメイト V ライト SO フーデッドジャケットの組み合わせがよさそうだということで決めたウェアですが、これがばっちりでした。出発から下山までずっと着たままでOKでした。山行ごとに装備の記録をつけるようになって、天候に合わせたウェアの選択がそこそこ外れなくなってきました。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




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白賀渓谷に沿って舗装道路を上がっていくと、広い駐車場と休憩小屋のある場所があったので、車はここに停めることにしました。この先まで車で入っていくことはできそうですが、白賀渓谷をゆっくり見たいということもあったので、あまり奥まで行くのはやめました。


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ちなみに、ここには簡易水洗トイレも設置されています。


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9:00 駐車場所から渓谷沿いの道を上がっていきます。ここからが白賀渓谷の見所らしいので、歩きながらゆっくり楽しんでいくことにします。


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大きな散策マップも設置されていました。この渓谷にはヤマセミがいるということで、わりと有名みたいです。一度見てみたいものですが、簡単には出会えないと思われます。


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道は渓谷に沿ってついているので、きれいな水の流れる渓谷を眺めながらゆっくりと歩くことができます。


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カーブをひとつ曲がると、すぐに山小屋風の大きな東屋がありました。山小屋滝見と書かれた標柱がありますが、近くに滝らしいものはありません。どういうこと?と思いつつ小屋の前を通過します。


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渓谷の奥に白くなった山の稜線が見えました。昨晩はだいぶん冷え込んだようだから、きれいな霧氷がついているなと思っていたのですが、実は積雪していたのでした。


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遊歩道のほうに入ってみたい誘惑に駆られつつも、とりあえず登山を優先してそのまま林道を行くことにしました。遊歩道は帰りに歩くことにします。


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小さな滝が連なる渓谷は、ダイナミックさはないものの、倒木などもなくきれいな渓谷です。紅葉の時期はかなりよさそうなので、もう少し早い時期に訪れてみたいものです。


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9:21 もみじ平というところに着きました。道はすでに未舗装路になっていますが、ここまで荒れているところもなく、その気ならここまで問題なく車で入ってくることはできそうです。ある程度の駐車スペースもあります。僕が車を停めたところは、もともとは渓流釣り客用の施設らしく、釣り人はこのあたりまで車で入ってくるということなのかもしれません。


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9:29 もみじ平から10分もかからず林道の分岐に着きました。地形図を見る限り大空山に向かう林道はこれしかないので、これを左へ入っていけばいいはずです。ただし、地形図では林道はこの先で終わっているので、その先がどうなっているのか行ってみないとわかりません。


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林道入口の看板には、延長807mと書かれていて、おそらく地形図に載っている分の延長距離なのでしょう。もちろん、大空山までは数キロあるはずです。


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橋を渡って林道を奥へ進みます。


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落ち葉が積もっているものの、雑草が生え放題というわけでもなく、比較的よく利用されている林道のようです。


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9:44 分岐がありました。雰囲気的には左は支線で、メインの林道は直進のようです。当然ながら登山に関する道標のようなものはまったくありません。とりあえず直進してみます。


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ほんの数十メート先で道は終わっていて、右手の岩に林道の終点を示す道標が立てかけてありました。ということは、先ほどの分岐を左へ行くしか選択肢はありません。分岐まで戻って左の支線に入りました。


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分岐からほどなく、道が左へ大きくカーブしているところに、巨木が立っていました。どうやらトチノキのようです。幹周は、5mぐらいありそうな感じです。山を歩いていると時々こうした巨木に出会うことがありますが、名前のついた観光名所となっているような有名な木と違って、柵もなければ案内板もない素のままの巨木の姿をすぐそばで見られるので、こういうところで出会う無名の巨木は妙にリアリティを感じてしげしげと眺めてしまいます。


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反対側は大きな洞になっていて、だいぶ痛みが激しいようです。


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林道を登っていくと、紅葉の山の上のほうが白くなっているのが見えてきました。三段紅葉とはちょっと違いますが、植林帯の緑、紅葉の赤、冠雪の白と、彩的には三段紅葉になっていて、その上空の青まで加わって、なかなかの風景です。


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進むにつれて、林道にもススキが繁茂しているところが出始め、すこしさびしげな雰囲気になってきました。


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崩落箇所もあります。


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やがて、道端や笹の上に雪が残るようになってきました。渓谷から見た白い山は霧氷ではなく、積雪だったのかと悟りました。


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前方に見える山の木々が白くなっていますが、あの程度ならせいぜいうっすらと雪化粧しているぐらいだろうと思っていました。


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10:13 再び分岐がありました。最初の分岐を過ぎた時点で、すでに地形図には林道が記されていないので、どちらが正しいルートなのかを知る方法はありません。左の道は支線のようで、かなり荒れています。


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しかし、ちょうど正面の植林帯の中を右斜め上に上っていくように道が続いているのが見えます。


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とりあえず、そのまままっすぐ行くとどういう状況なのかを確認するために直進してみましたが、道は右にカーブした後は、等高線に沿って北向きに伸びているようです。それに、草もたくさん生えていて、とてもこの先ずっと続いているように思えません。


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GPSで現在地を確認してみると、大空山の東の標高800mあたりです。青が直進のルート、オレンジが左の支線ということになり、どう考えても左の支線が大空山へのルートと思われます。ということで、左へ進むことにしましたが、じつは正解は直進のほうだったのです。


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荒れ気味で急傾斜の支線を上って行きます。


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進んでいくと、岩がゴロゴロして、深い溝もできていたり伐採された間伐材が放置されていたりで、本当に大丈夫なんだろうかと心配になってくるような状況です。


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しかし、荒れた区間はすぐに終わって、その先は比較的きれいな林道になりました。これなら上のほうまで続いている可能性は高そうだと安心しながら上って行きました。


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やがて、路面にうっすらと積雪が出てきましたが、この程度の積雪なら霜のようなものです。


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高度を上げていくと、次第に冬山の様相になってきました。それでも、地面をうすく雪が覆っている程度なので、秋山装備でも問題はありません。


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10:33 突然林道が終わりました。マジか!?と思いましたが、どんなに周囲を見ても、道はここで終わりです。大空山の南側の尾根まで林道がつながっているというのはデマ情報だったのかと思いましたが、ここまで来てどうこう言っても始まりません。この時点では、さっきの分岐を直進するのが正解だったとは思っていなくて、ここから尾根までトレースがあるのだろうと思ってトレースを探してみました。しかし、それらしいトレースはまったく見当たりません。


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GPSで確認してみると、どうやら今いる場所は大空山に直接突き上げる尾根の途中のようです。地形図の等高線の間隔がけっこう広いので、このままこの尾根を登っていくのはそれほど難しくなさそうです。


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尾根を見てみると笹薮もあまりひどくないようなので、道なき道ではありますが尾根をたどって山頂を目指すことにしました。


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雪の積もった笹を掻き分けながら登る事になるので、モンベルの防水グローブを装着しておきました。

つづく。

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| 2019年11月 富栄山 | 18:44 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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