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ヤマふぉと

山の自然や風景をゆったりと眺め、写真を撮るために山に登る。だから、登頂や縦走を目的とせず、好きな山域でテントを張ったり小屋に連泊して、カメラ片手にのんびりと過ごす。そんなスローな山登りを楽しんでます。相互リンクはしていませんので、リンクはご自由にどうぞ。

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軽い縦走のつもりががっつり6時間: 後山その1 

2019年11月23日(土) 岡山県美作市後山 後山(1344m) 日帰り単独行 


今回はあまり標高差のないルートで軽く縦走を楽しもうと、西粟倉村の駒の尾山から後山へのピストンのつもりで出かけました。目的地はダルガ峰林道を上り、駒の尾山の西にある黒岩峠登山口です。


道の駅あわくらんど前から林道に入り少し走ると、通行止め看板が出ているではありませんか。通行止めの割に看板だけでバリケードでふさいでいないので、とりあえず祝日で工事はしていないかもしれないし、ダルガ峰林道の入口まではいけるかもしれないのでそのまま進んでいきました。


トンネルを抜けたところで工事箇所がありましたが、工事はしていないし道の半分は通れる状況だったので、どうやら大丈夫だろうと思っていくと、ダルガ峰林道入口で再び通行禁止の看板がでていました。しかも、今度は黒岩峠まで行けないので、登山者は入らないようにとわざわざ書かれています。バリケードこそ設置されていないものの、ここまで書かれてはさすがにあきらめざるを得ません。


仕方がないので、このまま後山林道を直進し、後山の登山口を目指すことにしました。ところが、後山が近づいてくると、今度はバリケードで完全にふさがれた通行止め状態になっていました。ということは、後山キャンプ場近くの登山口にも行けない可能性が高いと判断し、まだ歩いたことのない上乢経由で登ることにし、愛の水給水所に車を停めることにしました。といっても、上乢経由のルートは正規の登山道ではないのか、ヤマケイの分県登山ガイド岡山県の山にも載っていません。地形図には破線が描かれているので、ルートはあるようですが、地形図の破線はすでに廃道になっていることもあるので、あまり信用できません。とはいえ、以前ネットでこのルートを歩いたレポを読んだことがあるので、とりあえず藪になっていることはなさそうです。


ところで、予定外のことなので地図を持ち合わせていません。今回は一般的な登山道ではないため道標類も整備されていないと思われますが、GPSとスマホのアプリ「地図ロイド」で対処できるだろうということで決行することにしました。


装備リスト
●アッパー
 ドライレイヤ: ノースフェイス パラマウントタンク
 ベースレイヤ: モンベル ジオラインLWラウンドネックシャツ
 ミドルレイヤ: マムート エクスカーションジップフリース
 ソフトシェル: なし
 ハードシェル: マムート オールラウンダージャケット
 インサレーション: バーグハウス ライトインシュレーテッドジャケット
 グローブ: マムート メリットパルスグローブ
 キャップ/ハット: マムート アドベンチャーベンチレーションハット

●ボトムス
 ドライレイヤ: なし
 ベースレイヤ: なし
 ミドルレイヤ: マムート ソフテックトレッカーズパンツ
 ハードシェル: マムート エアロスピードパンツ
 ソックス: ノンブランド ウールソックス
 シューズ: マムート テトンGTX

●ギア
 バックパック: マムート リチウムスピード20L
 ストック: なし


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今回も天気がよく風も弱くて暖かそうなので、ソフトシェルのかわりに薄手フリースを着用しました。ミドルレイヤのマムート エクスカーションジップフリースはUSED品ですが、素材は17年4月の北穂高岳登頂時などに着用した白色のマムート デイトリッパーフリースジャケットと同じで、毛玉になりにくく極めて軽量なThermolite Fleeceを使用したジャケットです。デイトリッパーフリースジャケットの旧名がエクスカーションジップフリースのようです。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




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9:21 愛の水給水所を出発します。登山口というわけではないためか、車は他に停まっていませんでした。


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愛の水ってなんだとおもうかもしれませんが、要は湧水です。


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ずいぶん立派な施設を作ったものだなと思って、給水場所を見に行くと、有料のようです。20リットルで100円だとか。横の注意書きに理由が書いてありましたが、混雑したりトラブルがあったり、トイレ等の問題が発生したのでこの施設を建設し、施設の維持管理のために有料にしたとのことです。結局利用者のマナー違反がブーメランとして帰ってきたということのようです。


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しかし、施設の向側に無料の給水場所も設置されていました。というか、もともとこれしかなかったのかもしれません。しかし、水量がわりと少なく、蛇口もひとつしかないので混み始めるとだいぶん待たされることになりそうです。施設ができる前の給水場所がここだったのだとしたら、そりゃあ混雑したりトラブルが発生するわなという感じです。事実、下山して来たときにポリタンクをいくつも並べて水を汲んでいるおばさんがいて、水を汲むことができませんでした。


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給水場所の先で後山林道を横切って、まっすぐ坂を上っていきます。


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坂道を上っていくと、道は左へカーブします。そのカーブの場所からまっすぐ進む方向にゲートがありました。以前ネットで読んだ上乢ルートのレポでは、確かゲートを通過すると書かれていたのでこれがそうかと思いましたが、どうも確証がありません。上乢までは林道が通じていたはずなので、ここで林道を外れて森の中に入っていくのは違うなと思い、道なりに左へ進んでみることにしました。後でわかることですが、実はここを直進したほうが近道でした。


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林道を進んでいくと、再びゲートがありました。


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「開けて通れます」と書かれているところを見ると、登山者など一般人が通過することが前提ということでしょうから、このまま進んでいけばよさそうです。


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ゲートを抜けたすぐ先で、道は大きく右にカーブするのですが、ちょうどそのカーブのところで分岐になっています。道なりに上のほうへいくのか、右の分岐へいくのかわかりません。ここでGPSでルートを確認しようとしてびっくりしました。なんと、地形図を切り取って作ったマップデータが、駐車場所から上乢の先の標高950mあたりまで含まれていませんでした。マップデータを作成したときは、まだこのルートを知らなかったので、切り取る範囲に含めていなかったのです。


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仕方がないので、スマホを取り出して地図ロイドで確認したら、手前の分岐を進めばいいとわかりました。


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分岐からアスファルト道を進んでいくと、右に下る道があり、その先に最初に見たゲートが見えました。最初のゲートをくぐってまっすぐ来れば、ここで林道に合流したというわけです。結局ぐるりと遠回りしてしまったわけです。


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9:44 林道を進んでいくと、通行止の看板がありました。またしても通行止めかよと思いましたが、今回は車ではないので問題ないだろうということで、とにかく進んでみることにしました。


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林道沿いの木の枝にちょくちょくピンクのテープがぶら下がっていますが、登山者のためなのか、キノコ採りの人の目印なのかわかりません。とりあえず、分岐もないのでまっすぐ林道を進みました。


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9:57 のんびりと林道を歩いて行くと、突然道が終わりました。ウソでしょ!?と思いながら、右のほうから巻くトレースでもあるのかと探してみましたが、それらしいトレースはありません。左は崖地なのでトレースはもちろんありません。地図ロイドで確認してみると、どうやら分岐を見逃して直進してしまったようです。そういえば、途中で「走路→」と書かれた看板が設置されていて。なんだろうと思いながら通過したのですが、以前行われたトレランのものだとしたら、上乢から下ってくる道がその反対側にあったということだと思われます。つまり、看板に気をとられて分岐に気づかずに通過してしまったのでしょう。


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林道を引き返していてふと気がついたのですが、上乢に向かう林道は右手の尾根の向こう側を通っています。分岐まで行ってまた戻ってくることになるので、尾根を越えて直接林道に出れば距離も時間も短縮できます。


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小さな尾根を回りこんだところで、傾斜の緩い谷筋があり、ここからなら楽に尾根を越えていけそうです。ということで、右の植林帯に入り、尾根を越えて林道に合流することにしました。


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最初こそれなりの傾斜がありましたが、すぐに楽に登れるようになりました。


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不思議なことにトレースがついていたのですが、人の足跡ではなく蹄のような跡がついていたので、獣道のようです。方角的には自分が進む方向と同じなので、しばらくは獣道をたどっていきました。



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尾根を越えると、林道が見えました。しかし、手前にそこそこ深い谷があります。このまま林道に平行に尾根を登っていっても上乢に出ますが、越えられないほど深く急な谷でもないので、林道に出ることにしました。


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コンクリート舗装された林道に出ると、あとは上乢に向けて上っていくだけです。


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10:10 上乢に着きました。ここにもトレラン大会の道標が放置されたままになっています。近いうちにもう一度開催するのでわざと残しているのか、それとも主催者の怠慢なのかわかりませんが、一般登山道ではないルートなので、ある意味道標代わりで役にたっているというのも事実です。とはいえ、やはり本来の道標ではないので、大会終了後は現状復帰するのが主催者の義務といえます。休日の混雑する山でトレランする非常識な輩に加えて大会主催者までこれでは、トレラン愛好者はモラルが低いと思われても仕方がありません。


ちなみに、2019年5月26日に開催された第1回 美作・後山 ベルピールトレイルランというのがその大会のようですが、主催者はジャパンスポーツコンサルティング株式会社という会社で、兵庫県トライアスロン実行委員会でもあるようです。兵庫の会社なので他県で開催された大会の後始末はしなくていいというスタンスなんでしょうか。兵庫県内でいくつも大会を開催しているようですが、それぞれの開催地でも同じように後始末をしないで放置しているのでしょうか。後始末をしない正当な理由があるのならともかく始末する気がないということなら、今後は岡山県で大会を開催するのは遠慮してもらいたいものです。


上乢で休憩しながら、これから先のルートを地図ロイドで確認していると、なんとバッテリーの警告が出てしまいました。のこり15%となってしまったので、このまま使い続けるとあっというまにバッテリーが空になってしまいます。万が一のときにまったく使えないとやばいので、ここでスマホは電源を切りました。林道の通行止めなどでナビとしてもつかっていたので、出発時に半分ぐらいしか残っていなかったのはわかっていたのですが、GPSのマップデータが使えずにスマホを使わざるを得なかったというのが誤算でした。


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休憩を終えて尾根を登っていきます。左手の斜面に林道がありますが、どこに行くのかわからないので、地形図の破線どおり尾根をたどることにしました。


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しばらく登っていくと、ようやくトレースらしいものがわかるようになって来ました。


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左手(西側)の斜面についていた林道は、いつしか尾根と違う方向に向かっていたので、途中まで林道で上がるのはいいとしても、適当なところで尾根に上がらないとおかしなところに行ってしまうことになります。


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10:32 標高850mのところで登って来た支尾根が939.6mの三角点につながる尾根と合流します。地形図があればまっすぐ登ってもいいとわかりますが、GPSもスマホも使えないので、左手方向に斜面をトラバースするようについていたトレランの走路をそのままたどります。


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939.6mの三角点ピークの直下では、かなりの急登になるためかトラロープが設置されていました。かなり新しいもののようなので、これもトレラン大会の残置ロープなのでしょう。せっかくなので使わせてもらいました。


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10:43 三角点ピークに着きました。割と広く平坦な場所になっていて、休憩するのにいい場所です。奥に見える岩をベンチ代わりにして休憩を取りました。


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10分で休憩を終えて、先に進みます。


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少し先で小さな鞍部に向かって下りになっていました。


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鞍部からの登り返しは、わりと狭い尾根になりました。落ち葉がけっこう積もっていて滑りやすいし、ジグザグに歩けるほどの幅もないので、それなりに苦労しました。

つづく。

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| 2019年11月 後山 | 16:20 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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