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ヤマふぉと

山の自然や風景をゆったりと眺め、写真を撮るために山に登る。だから、登頂や縦走を目的とせず、好きな山域でテントを張ったり小屋に連泊して、カメラ片手にのんびりと過ごす。そんなスローな山登りを楽しんでます。相互リンクはしていませんので、リンクはご自由にどうぞ。

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非常事態発生! 携帯圏外の山中で修理不能のパンク

11月9日(土)は、久しぶりに四国に遠征してきました。今回は、そこそこいい天気に恵まれて、山行は気持ちよく終えることができました。しかし、登山口から狭く曲がりくねった道を車で下っていたところ、落ち葉の中にまぎれていたレンガほどの大きさの落石に気がつかず、右前輪でまともに踏みつけてしまいました。一瞬、急ブレーキがかかったような制動があった後、ガガッという音ともに再び車は動き出し、サイドミラーに路肩に転がっていく細長い黒い岩の姿が見えました。


すぐに落石を踏んでしまったとわかり、車を停めてタイヤを触ってみると、まだ数十秒しか経っていないのにすでに柔らかくなっていました。とにかく、狭い道の真ん中に車を停めておくわけには行かないので、駐車スペースのあるところまで行こうと車を発進させましたが、100mも行かないうちに、ハンドルが重くなり、すぐにホイールが路面とあたっているような感触が伝わってきました。


IMG_6411_20191112170312191.jpg
幸い、少し先に閉鎖された公衆トイレがあり、その前がコンクリート舗装になっていたので、そこに車を頭から入れて停めました。車から降りてタイヤを見ると、完全にぺちゃんこになっています。携帯電話を確認すると、無情にも圏外マークが出ています。とりあえず、パンクを修理しないことには話しにならないので、車載のパンク修理キットを後部座席の下から取り出して、マニュアルで使い方を確認しました。


パンク修理の方法は、
1、タイヤの空気を完全に抜く(現時点でぺちゃんこなので、この作業はすでに完了状態)
2、タイヤのバルブコアを抜く
3、黒いボトルに入った応急修理剤をよく振って、タイヤにすべて注入する
4、エアーコンプレッサーを接続してタイヤに空気を入れる
5、適性値まで空気が入ったらコンプレッサーの電源が自動でオフになる


ということでした。しかし、これらの作業をする前に、タイヤをジャッキアップしておかないと、タイヤがぺちゃんこのままではパンク修理剤がちゃんとタイヤ全体に行き渡らないはずです。いや、それをいうなら、タイヤを外しておいたほうが何かといいはずです。しかし、マニュアルにはそういうことは書かれていません。


5番目の項目に関して、10分経ってもスイッチがオフにならない場合は、修理不可ということだと書かれています。つまり、タイヤを装着したままの状態でエアコンプレッサーで空気を入れてタイヤの空気圧が適性値まで上がる程度の軽度のパンクしか修理できないということのようです。


マニュアルをよく読むと、空気注入後も空気はわずかづつ抜けているので、できるだけ早くディーラーなどで修理を受けるようにと書かれています。やはり、とりあえず自走できる状態にするだけの、まさに応急修理用のキットでしかないわけで、今回のようにわずか1分も経たないうちに空気が抜けてしまうようなパンクには対応できないということのようです。


とはいえ、携帯は圏外だし、スペアタイヤがあるわけでもないので、とにもかくにも応急修理をやってみるしかありません。しかし、結果は無情にも予想通りでした。タイヤ内側のサイドウォールが3ヶ所も裂けていて、エアコンプレッサーで空気を入れると、勢いよくパンク修理剤と空気が噴出してきました。


かなり以前に市販のパンク修理剤を使ったことがありますが、そのときは液体がすぐに接着剤のように固まってきましたが、車載のパンク修理剤はいつまでたってもシャバシャバの水状態です。これでは釘を踏んだような小さな穴でさえふさぐことはできそうにありません。どういう修理剤なんだろうとおもってしまいます。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




とにかく、車載のパンク修理キットではお手上げ状態であることははっきりしました。となると、残る手段はJAFを呼ぶしかありません。しかし、携帯は通じない場所です。携帯が通じる場所まで歩くか、民家で電話を借りるかですが、幸いここは深淵という集落のある場所です。徳島県東みよし町から県道44号線を南下して、落合峠の手前にある松尾川ダムの上流部にあたるところですが、車で通って来たときに人が住んでいそうな民家が2軒ほどありました。車を停めている場所の100mほど離れたところにも道路沿いに1軒民家がありましたが、人が住んでいるかどうかはわかりません。とりあえず、1軒づつたずねてみるしかなさそうです。


というわけで、パンク修理キットなどを片付けていたら、通りがかった車が停まって男性が2人下りてきました。状況を説明すると、自車のスペアタイヤを貸してくれるというではありませんか。しかも、奇跡的にホンダの小型車(モビリオスパイク)だったので、ホイールのサイズも問題なくそのまま取り付けることができました。


2人は徳島市内にお住いで、僕が下りて来た落合峠方面に行って戻ってくるということでした。とりあえず三好町のほうへ下りて、どこかでタイヤの修理をしてその場所にスペアタイヤを預けておいてくれればいいと言ってくれたので、お言葉に甘えてそうさせていただきました。まさに地獄に仏でした。親切な人に会えて、しかも同じホンダ車でスペアタイヤを装備していたという、奇跡のような出来事でした。


東みよし町まで下る途中で携帯が通じるようになったので、とりあえずホンダのディーラーを探してみると、なんと降りてすぐのところにホンダカーズ三好店があるではありませんか。しかも、あと12分の距離です。すぐに電話して状況を説明したら、すぐに対応してもらえることになりました。


ホンダカーズ三好店でタイヤの状態を見てもらったところ、予想通り修理不可能とのことでした。サイドウォールが裂けたらどうしようもないそうです。タイヤを交換するしかありません。しかし、今はいているタイヤはすでに3年が経過していてそろそろ交換時期だということで、先日新しいタイヤをホイールとのセットで購入したばかりなのです。家に戻れば新品タイヤのセットがあるのに、ここで1本だけとはいえ1万円近くも出してタイヤを交換するのはあまりにももったいなさすぎます。


このままスペアタイヤを借りて家まで戻り、来週スペアタイヤの持ち主のご自宅まで届けるという手も考えました。しかし、その間、スペアタイヤのない状態で過ごしてもらうのはリスクが高くなります。もしもパンクしてしまったらスペアタイヤがないとどうしようもありません。さすがに、そこまで迷惑をかけられません。それに、徳島市までの往復の交通費も必要になるので、タイヤを交換した場合と実質数千円の違いしかありません。


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ということで、在庫で一番安かったダンロップ エナセーブに交換してもらいました。費用は、工賃と廃タイヤ処分料も含めて9,457円でした。タイヤ1本は約7,000円でした。


タイヤ交換をお願いしたところで、スペアタイヤを貸してくれた方に電話をしてみたら、近くまで下りてきているとのことだったので、そのままホンダカーズ三好店で待たせてもらい、直接ご本人にスペアタイヤを返却することができました。温泉に浸かってゆっくり帰るつもりでしたが、すっかり日暮れ時になってしまい、その日はさっさと自宅に帰りました。


それにしても、車載のパンク修理キットがこれほど役に立たないものだったと初めて知りました。修理キットで対応できるのは、じわじわと空気が抜けるような、ごく軽微のパンクだけです。石を踏んだり、何かにタイヤをこすったりして一気に空気が抜けるような状態になるとなすすべなしです。やはり、スペアタイヤを装備しておいたほうが圧倒的に安心です。


今回、新しくしたタイヤは、購入済みのホイールセットにタイヤを交換したら、スペアタイヤとして車に積んでおくつもりです。余計な荷物になりますが、安心にはかえられません。


山に行く人は、荒れた林道や落石の多い道を走る機会も多いでしょうし、携帯が通じないことも珍しくないでしょうから、応急修理キットを過信せず、念のためスペアタイヤを用意しておくことをお勧めします。

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