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ヤマふぉと

山の自然や風景をゆったりと眺め、写真を撮るために山に登る。だから、登頂や縦走を目的とせず、好きな山域でテントを張ったり小屋に連泊して、カメラ片手にのんびりと過ごす。そんなスローな山登りを楽しんでます。相互リンクはしていませんので、リンクはご自由にどうぞ。

2018年12月 | ARCHIVE-SELECT | 2019年02月

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腰痛だけど建築士定期講習

昨日のお昼ごろ、仕事に出かける前に洗面所でうがいをしていて、水を吐き出すために腰をかがめてから上体を起こした瞬間、腰にピキッと痛みが走り、一瞬凍りつきました。ぎっくり腰かとびびりましたが、幸い痛みが出ただけで動くことは可能でした。当然そのまま仕事に行ったのですが、車の運転でゆれたりすると腰が痛くなるので、けっこうつらい状況でした。


昨晩寝るときに、以前病院でもらったロキソプロフェンというよく効くシップを貼り、ついでに市販薬ながら鎮痛剤も飲んで早めに寝たら、今朝の段階で痛みはいくぶん軽くなっていました。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




で、本日は朝から3年ごとに受講が義務づけられている建築士定期講習を受講してきました。9時から16時までびっちりの講義と考査でやたら疲れました。


昼休みは45分しかないというのに、所用で雨の振る中近くの郵便局に行き、戻ってランチのパンを食べたらなんだか胃がむかむかしてきて、再び雨の中を薬局まで胃薬を買いにいくはめになってしまいました。おかげで、少しでも仮眠をとろうと思っていたのがぜんぜんできず、そのまま午後の講義に突入。そして、終了考査を1時間やって16時過ぎにようやく開放されました。


法律で定められているとはいえ、3年ごとにこのきつい講習を受けなければいけないというのはかなり苦痛です。講習といってもビデオを見るだけですから、ビデオの内容もテキストを読み上げるだけなので、ビデオオンデマンドでネットで受講できるようにしてほしいところです。あと何回受講することになるのかわかりませんが、早いことリタイヤして開放されたいものです。


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| 時事ネタ・ニュース | 23:08 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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つかの間の晴れ間に輝く霧氷の森: 毛無山その2 

2019年1月27日(日) 岡山県新庄村 毛無山(標高1218m) 日帰り単独行 



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なだらかになった尾根上のトレースを歩いていくのですが、踏み抜く回数が格段に増えてきました。雪の下が笹原なので、おそらく笹の上に積もった雪になっていて、つぼ足であるくと荷重が集中しすぎて雪が支えきれないのでしょう。とはいえ、それほど頻繁に踏み抜くわけではないので、とりあえず避難小屋まではそのまま行くことにしました。


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登っていくにつれて霧氷の華が増えてきました。


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青空をバックに白い霧氷をまとった枝が美しく輝きます。


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いいタイミングで登ってくることができました。


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いつ見てもきれいです。


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美しい霧氷に惚れ惚れしながら進んでいきます。


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13:05 避難小屋に着きました。扉は施錠されていて入れません。これでは避難小屋の意味がありません。どういう理由で施錠しているんでしょうか。


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避難小屋の柱に設置されていた温度計は、2度を指していました。日が当たっていたので温度が高くなっているようです。体感的にはマイナス2度ぐらいはある感じです。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




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避難小屋でランチにするつもりでしたが、中に入れないので山頂まで行くことにしました。白くなった森を見ながら山頂を目指します。


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山頂下の急傾斜は木々の下を抜けていくので、雪爆弾を食らう危険性があります。ジャケットのフードをかぶって、足早に通り過ぎました。


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木々の下を抜けると、雪原になった斜面に出ます。この先がもう山頂です。


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13:17 毛無山山頂です。山頂には2人組みの登山者が食事休憩中でしたが、他にはいませんでした。標柱もかなり下まで出ているので、積雪はあまり多くないみたいです。


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大山方面は雲が多く、大山の姿はまったく見えません。日差しはあるものの、北風が吹いて結構寒いので、山頂でランチにするのはやめました。


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来た道を10mほど戻ったところでトレースから外れて、木々の近くの吹き溜まりを足で雪をほって蛸壺のような休憩場所を作りました。深さ50センチ程度ですが、南斜面で日当たりがいいし、風もあまり当たらないので、座って休憩するには十分でした。



食事中に、ソロの男性がもう一人登ってきて、山頂で休憩していましたが、僕が食事を終えるころまでには先の2人組も含めていなくなっていました。


13:40 食事休憩を終えて、誰もいなくなった山頂にもう一度戻りました。余裕があれば白馬山経由で下山することも考えていましたが、白馬山経由で戻ると2時間近くかかるため、今から行くと16時ごろの下山になってしまいます。


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白馬山方面の尾根を見ていると、北から雲が流れてきてすっかりガスってしまいました。ガスガスの尾根を下っても面白くないし、1ヶ月ぶりの山行で膝痛の心配もあるし、下山が遅くなりすぎるので、おとなしく来た道を戻ることにしました。


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西毛無山方面も、同様にガスガスです。


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下山の前に自撮りしておきました。


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13:46 ガスに巻かれないうちに、下山します。ところが、下山を始めるといきなり踏み抜きまくりで、まともに歩くことができません。下りは重力加速度がつくので、上りで大丈夫だったところでも体重を支えきれないようです。できるだけドカッと体重をかけないようにストックで体を支えながら静かに下り、なんとか避難小屋までたどり着きました。


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避難小屋前の踏み固められたスペースでワカンを装着しました。何年ぶりで使うのか思い出せないぐらい久しぶりのワカンです。


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ワカンを装着したら、驚くほど踏み抜くことがなくなりました。時々ズブズブと潜ることはありますが、止まって足を抜くということはなくなったので、テンポよく歩くことができます。久しぶりに使ったこともありますが、ワカンの有効性を再認識しました。


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尾根上から離れて急傾斜を下るようになると、段差の大きい踏み跡を下ることになります。ある程度踏みしめられたトレースなので、足が潜ることもなくわりと固めのトレースになっていて、次第に膝が痛くなってきました。


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そこで、わざとトレースを外れてふかふかの新雪をズンズン下ることにしました。ワカンのおかげで大きく踏み抜くこともなく、やわらかい新雪がクッションになって膝痛を感じることもなく下れるので、下りはトレースを外れて歩くに限ります。


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14:53 新雪を気持ちよく下ってきて、1時間強で駐車場前まで戻ってくることができました。


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ほとんど車はいなくなっているだろうと思っていたのですが、意外にも出発時に停まっていた車がまだ数台残っていました。


気がつけば1月も終わりで、来週から2月です。今年は雪が少なそうなので、雪のあるうちにできるだけ多くの山に登りたいものです。

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| 2019年1月 毛無山 | 21:00 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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つかの間の晴れ間に輝く霧氷の森: 毛無山その1 

2019年1月27日(日) 岡山県新庄村 毛無山(標高1218m) 日帰り単独行


正月山行以来、疲れが取れなかったり体調がいまいちだったりでずっとおとなしくしていましたが、昨日ようやく山に行くことができました。1ヶ月ぶりの山行です。


行き先は、岡山県新庄村の毛無山です。比較的メジャーな山ですが、訪れるのは約1年半ぶりです。積雪期となると、2017年3月以来なので、おおむね2年ぶりということになります。どちらかといえばわりと好きな山ですが、2018年に一度も行かなかったというのは、たまたまタイミングが合わなかったようです。


この週末は寒波が来るということで、県北では荒れ模様の天気予報になっていましたが、27日は午後から晴れ間が出るらしいということで、朝はゆっくりと8時半に家を出ました。


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岡山自動車道にのって北に向かっていると、総社市を過ぎて山間部に入ったところで雪景色が広がっていました。岡山市内では雪は見なかったのですが、少し北に行くと結構降ったようです。


北房ICでいったん料金所のほうへ下ろされて、スノータイヤのチェックを受けてから、再び本線に戻りました。岡山道を使うようになってかれこれ17年になりますが、途中でタイヤチェックを受けたのは初めてです。


中国道北房ICで高速をおりて、山間部を抜けて国道181号線で新庄村に向かいました。道路にはところどころ雪が残っていて速度が上げられず、安全運転でゆっくりと走って10時半を過ぎてやっと登山口に着きました。


登山口の駐車場はちゃんと除雪されていて、5台ぐらい車が停まっていました。毛無山は暗い雲がかかっていて細かい粉雪がパラパラと舞い落ちていましたが、準備をしているうちに陽が差し始めました。空を覆っていた雲も突然バラバラになって青空が見えるようになって来ました。午後に晴れ間が出るという予報は、ずばり的中したようです。


装備リスト
●アッパー
 ドライレイヤー: ノースフェイス L/S ハイブリッドパラマウントメッシュクルー
 ベースレイヤ: マムート パフォーマンスサーマルジップ L/S
 ミドルレイヤ: なし
 ソフトシェル: マムート アルティメイトフーディー
 ハードシェル: マムート スリルトリップジャケット
 インサレーション: ノースフェイス レッドポイントライトジャケット
 グローブ: マムート メロングローブ
 キャップ/ハット: マムート バイザービーニー

●ボトムス
 ドライレイヤ: なし
 ベースレイヤ: モンベル ジオラインEXP.タイツ
 ミドルレイヤ: なし
 ハードシェル: マムート ゴアテックスグレイシャープロパンツ
 ソックス: BVD 5本指化繊ソックス
       アイスブレイカー メリノウールミディアムソックス
 シューズ: シリオ 712GTX

●ギア
 バックパック: マムート クレオンライト32L
 ストック: ブラックダイヤモンド トレイルコンパクト
 ヘルメット なし


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2018年3月に購入して以来着る機会がなくて1年近くタンスの肥やしになっていたマムート パフォーマンスサーマルジップロングスリーブを初めて着ました。最初はベースレイヤにモンベル ジオラインLWラウンドネックシャツを着て、パフォーマンスサーマルジップロングスリーブはミドルレイヤにするつもりでしたが、登山口に着いてみると思っていたよりも寒くなかったので、ジオラインLWラウンドネックシャツは脱いでいくことにしました。


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マムート メロングローブも、今回初使用です。正月山行で使う機会がなかったので無理やり持ってきたわけですが、この日の気温ではオーバースペック気味でした。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




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11:09 出発です。予定では10時出発の予定でしたが、雪で時間がかかってだいぶんおそくなってしまいました。まあ、ちょうど晴れてきたので結果的にいいタイミングでした。


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除雪された道路の向こうには、50センチぐらいの高さの雪原が広がっています。すでに入山者が何人もいるので、しっかりとしたトレースがついていて、とりあえずつぼ足で行くことにしました。


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植林帯の中もきれいなトレースが続いています。おそらく土曜日にそれなりの入山者がいてよく踏まれていたらしく、つぼ足でも踏み抜くことなく楽に歩くことができました。


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積雪期専用の尾根ルートの分岐点です。左へ行けば尾根ルートですが、トレースはありませんでした。この尾根ルートは2017年3月に歩いているので、興味がある方は山行記録リストからご覧ください。


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植林帯の平坦な道が終わり、小さな沢沿いに登りが始まります。


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少し登ったところで、沢の左岸へ渡ります。土曜日から降った新雪がきれいですが、あまり気温が低くないためか、どちらかといえば湿雪なのでわりと重い感じです。



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「山頂まで1.2km」の道標を通過します。積雪期はあまり夏道通りにトレースがついていない場合が多いのですが、今回はほぼ夏道に沿ってトレースがついているようです。


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12:00 半分埋もれかけた五合目の道標を通過します。


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五合目を過ぎると、沢沿いに登っていく夏道を離れて右手の尾根に登ります。積雪期だけの冬道になりますが、この尾根に登るところから再び夏道に合流するまでの区間が唯一のやっかいな区間です。とりあえず、この登りが結構急傾斜で、一気に汗が噴出しました。


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尾根上に出ると、細く傾斜のきつい尾根を登っていきます。このあたりが一番の難所です。


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12:17 ようやく尾根が広くゆるくなりました。夏道との合流点です。標高950m付近になります。30分ぐらい登ってきたような感覚でしたが、実質15分ほどでした。やはり1ヶ月ぶりということで、きつく長く感じたみたいです。水分補給しながらすこし立ち止まって休憩していましたが、やや風があってじっとしていると寒くなってきたので、ふたたび歩き始めました。


昨年12月頭に大山に登ったときとほぼ同じ服装ですが、あのときよりも気温は高いはずなのになぜか寒く感じます。ウィンドストッパーのジャケットを着ているのに風がしみてくるような感じもするし、やはりまだ体調が完全というわけではないのかもしれません。



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標高1000m付近になると、ブナの大木が並ぶ森の中を登って行きます。山頂に続く尾根に向かって登っていくので、傾斜は徐々にきつくなってきました。



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頭上にはすっきりと晴れた青空が広がります。



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陽射しが降り注ぎ、暖かさを感じます。寒波が来ているというのがうそのようです。


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八合目の巨岩らしき大岩が左手前方に見えてきました。夏道は巨岩の下を通っていきますが、トレースはそのまま右上へと続いています。ここを登りきれば尾根に出るわけですが、最後ののぼりがなかなかきつくて体力を削られました。


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12:40 ようやく傾斜が緩んで尾根上に出てきました。木々の枝に霧氷の白い華が咲いていますが、このあたりはまだ若干少ないようです。

つづく。

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| 2019年1月 毛無山 | 21:07 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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極寒でも使えるタフネスバッテリー: Canon PowerShot G7X MarkⅡ

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2018年3月に購入したG7X MarkⅡを、極寒の環境で使用する機会がようやく訪れました。年末年始の塩見岳登山で記録用写真の撮影で使ったのですが、冬山ではすぐにバッテリーが死んでしまって使い物にならなかったPowerShot S110に比べると、一眼レフ並みのタフネスさでした。


入山時は、マイナス8度でスタート。バックパックのヒップベルトについているポケットに入れた状態で、道中頻繁に取り出して撮影していました。ポケットは断熱材は装備していないナイロン素材のポケットで、ジッパーも半分開いた状態だったので、ほぼ気温と同じ環境に放置していたといってもいい状況だったと思います。気温も、昼にかけて少し高くはなったと思いますが、その分標高があがったので、せいぜいマイナス5度ぐらいまでしか上がっていなかったのではないかと考えます。


三伏峠に着くまでに54枚撮影しましたが、バッテリーの残存量を示す表示はぜんぜん減っていませんでした。それでも、念のため翌日出発するときは新しいバッテリーに交換していきました。


2日目は77枚撮影しました。気温は朝がマイナス7度、昼にかけて少し上がったぐらいで、テントに戻ったときに水が凍結していたのでプラス圏にはなっていないと思われます。行動中は、カメラをハードシェルの右ポケットに入れた状態でした。ハードシェルのポケットは外気温の影響をかなりうけるため、S110を使っていたときはすぐにバッテーリーが死んでいましたが、G7X MarkⅡはこの日もバッテリーに関してはまったく問題なしでした。


3日目は電池は交換しないでそのまま継続して使用。下山までに33枚撮影。使用状況は初日と同じで、バックパックのヒップポケットに入れた状態でしたが、車に戻るまでバッテリーは消耗することなく撮影を継続できました。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




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G7X MarkⅡの電池はNB-13Lというタイプで、電圧3.6V、容量1250mAhです。ちなみにS110のバッテリーはNB-5Lというタイプで、電圧3.7V、容量1120mAhとなっています。電圧はほぼ同じ、容量も130mAhしか違いがないのに、同じコンデジとは思えないほど低温耐性に大きな違いがあります。


なぜこれほど差が出るのかわかりませんが、とにかく冬山で使うのであれば間違いなくG7X MarkⅡもしくはNB-13Lを使っているG9X MarkⅡやG5Xなどの同じNB-13Lバッテリーを使ったカメラが有利だということは、疑いようのない事実です。


G7X MarkⅡはいわゆるタフネスカメラと違って、防水や耐衝撃性などに突出した対策はされていませんし耐寒性能の保障もありませんが、今回のように気温が低くても天候が荒れていない状況であればなんら問題なく作動してくれました。


1インチセンサーで画質もかなりいいし、極寒にも耐えてくれるバッテリーだし、電源のオンオフ、レンズの出し入れ、レンズシャッターの開閉、ズーミング、液晶の表示、各種ボタン類の操作も含めてなにもおかしくなることはなかったので、極寒の冬山でも安心して使えるカメラだといえます。吹雪いているような状況ではレンズシャッターの開閉などに支障をきたす可能性はあるものの、わざわざタフネスカメラを買うまでもないかなという印象です。

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| 撮影用具 | 17:28 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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気力体力を試される極寒のロングコース: 塩見岳 その7 

2018年12月31日(月)~2019年1月2日(水) 
長野県大鹿村 塩見岳(標高3047.3m) テント・避難小屋泊単独行 


7、1月2日 下山
今日は下山するだけなので、朝は目覚ましもかけずに寝ていたら、7時過ぎになってやっと目が覚めました。同宿の二人も、昨日登って来たというのにあまりにも行程が長くて疲れてしまい塩見岳には行かずに下山するそうで、同じように早起きしないでのんびりと寝ていました。



目を覚ましてみると、夜のうちに降っていた雪はすっかりやんでいました。本日も快晴です。積雪は約15センチぐらいありました。


昨晩のどが渇いて水を飲んでしまったため朝食を終えると下山時の行動用の水が足りなくなってしまいました。そのため、朝から雪を溶かして水作りをする羽目になってしまいました。サラサラの新雪を溶かして水を作ったわけですが、ビニール袋いっぱいの雪を溶かしても500ミリリットルにも足りない程度の水しか作れませんでした。とりあえず、それで1リットル程度の水が確保できたので良しとしましたが、水を作るなら表面の新雪よりも少し下にある硬くなった雪を使ったほうが効率はいいみたいです。


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パッキングを済ませた後、避難小屋を出て塩見岳の様子を確認しにテント場のほうに行ってみました。時間は10時近くなっているので、さすがにテントもなくなっていて、誰もいない静かなテント場でした。


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塩見岳は見えていましたが、山頂には雲がかかっています。昨晩の降雪で山頂付近は白さが増しています。


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9:53 小屋に戻って出発の準備を整え、冬期小屋を後にします。下山は新雪が積もっていることもあり、4本爪ではなく12本爪クランポンを装着しました。


ちなみに、小屋の中には利用者に気持ち分の利用料金を入れてくださいというポストが設置されていたので、1000円を投入しておきました。


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静かな三伏峠小屋前を通過します。新雪が積もったばかりですが、テント泊と小屋泊の2名がすでに下山しているので、トレースはついていました。


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15分ほど下ったところで、再び塩見岳が見えました。朝よりも雲が増えてきたようです。今日はこのまま雲の中に隠れてしまうのかもしれません。


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仙丈ヶ岳も同じように雲に隠れています。


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10:26 塩川小屋コースの分岐を通過します。


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標高2500m付近で、鳥倉林道まで2kmの看板を通過します。ここから1.5時間とのことで、下りであればおそらくそれぐらいで下れると思われます。


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11:29 5/10の道標は、出発してから1時間40分で通過します。ちょっと遅いかも。


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2248ピーク東側の鞍部まで降りてくるころには、登山道の雪もだいぶん少なくなっていて、木の根や石にクランポンの爪がひっかかりやすくなってきたので、4本爪に交換することにしました。登山道を歩くだけならなしでもよさそうですが、下のほうは凍結箇所が出てくるため、やはりクランポンは必要です。


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クランポンの交換をしていると、上から烏帽子岳に出かけていた同宿だった男性が下りてきました。結局、トレースがうまっていたので途中で引き返したそうです。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




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12:07 4本爪クランポンに交換して歩きやすくなったので、さくさく歩いて豊口山間のコルまでノンストップで下りてきました。休憩なしでそのまま下山を続けます。


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12:36 凍結した急傾斜地も無事に通過し、一気に尾根末端の鞍部まで来ました。ここから植林帯の斜面を下れば登山口です。ほぼ1時間休憩なしで降りてきたので、ここで大休止をとりました。休憩中に、同宿だった男性が通過していきました。これで本日最後の下山者になったわけです。もう後ろから降りて来る人がいないのでのんびり下っても邪魔にならないと思うと、一気に気持ちが緩んでしまいました。


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13:10 凍結した植林帯の道をのんびりと下って、登山口に着きました。三伏峠から休憩込みで3時間20分かかりました。途中のあと1時間半の看板からは、休憩込みで2時間15分もかかってしまいました。驚いたことに林道にも雪が積もっていて、昨夜はけっこう下のほうでも雪が降ったようです。とりあえず、4本爪クランポンははずさないで、そのまま林道を歩くことにしました。



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登山口から5分ほど歩いたところで休憩をとりました。南向きで日当たりがいいようで林道にも林道脇の斜面には雪がなく、ベンチ代わりの丸太が乾いていたので、休憩に最適の状態でした。ここは入山時にも休憩したところです。



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三伏峠を出発したときはまだ青空と太陽がみえていたのですが、気がつくとすっかり曇っていて、山にはガスがかかっています。休憩していると、ちらほらと白いものが落ちてきたりしたので、上のほうでは雪が降っているのでしょう。



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今日の行動食はコンデンスミルクでした。立ったままでもすぐに摂取できるし、食べ終えるまでゴミも出ないので行動食に最適です。かなりねっとりしていますが、仮にも液体なのでカロリーメイトのようなものを食べるよりも食べやすいし、カロリーも高いしタンパク質も摂れるので、冬場の行動食にお勧めです。



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休憩場所から尾根を回り込むと日陰の道になり、再び雪道になりました。凍結箇所の表面を雪が覆っているのでうかつに歩いていると滑りそうになりますが、下り坂でも4本爪クランポンのおかげで転倒することもなく歩くことができました。


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14:22 休憩場所から1時間ほど歩いてようやく夏季ゲートまでたどり着きました。すっかり緊張感もなくなり、だらだらと続く林道にうんざりしていたし、雪やら氷やらで神経を使いながら歩くこともあって妙に疲れました。休憩したいところですが、夏季ゲートのある場所は休憩にいい場所がないので、入山時に休憩した第2駐車場まで行くことにしました。


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第2駐車場まで来ると、雪がほぼ消えていて、車止めの小さな土手の上に荷物を降ろして座って休憩することができました。全部雪道ならソリに荷物を載せて引いて歩くほうが楽なんでしょうが、中途半端な積雪では担いで歩かざるを得ず、この林道歩きは冬季の塩見岳登山の大きなネックです。


この休憩で、4本爪クランポンをはずしました。夏季ゲートの手前あたりから雪が靴裏にくっつくようになってきて、あまりクランポンが機能しなくなってきたので、もう必要ないだろうという判断です。ところが、このあとあわやの惨事にあいかけました。


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10分ほど休憩して、再び重い荷物を担いで歩き出しました。尾根を回りこんで日当たりのいい区間になったのですが、所々雪が残っています。単に融け残っているだけだと思って、普通に雪のある部分も歩いていったのですが、雪の下に氷のトラップがあったのです。右足を踏み出した瞬間、一気に左側に滑って、バランスを崩して右側に倒れそうになりました。幸い、右手のストックが地面についた状態だったので、そこで一瞬体を支えることができ、そのわずかな時間に右足を戻して踏ん張ることができたので転倒を免れました。あのまま転倒していたら捻挫とか脱臼とかしていたかもしれないし、バックパックの右側面に取り付けていた山専ボトルが衝撃で壊れて、真空断熱がだめになっていたかもしれません。ストックを使っていたおかげで大事になることなく、装備を買いなおさなくてすんだわけで、荷物が重いときはストックを使うに限るなと改めて思いました。


この件で、日当たりがいいのに雪が融け残っているところは、凍結箇所の上に雪が載っているということを学習しました。不自然なことには、何かしらの理由があるということです。


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16:00 ようやく夕立神パノラマ公園近くのカーブまで戻ってきました。夕日に照らされた南アルプスの山々がほんのり赤く染まっていました。あの山の上から降りてきたのかと思うと、よく歩いたなとわれながら感心します。しかし、まだ終わりではないのです。



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夕立神パノラマ公園で、最後の休憩をとりました。とはいえ、ベンチも何もない公園なので、柵にまたがって荷物を下ろさずに荷重だけ柵に預けて短時間休憩しただけですが、体にかかる荷重を逃がすことができただけでも、気持ち的に楽になりました。


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夕立神パノラマ公園からは日陰の下り坂が続くので、まだ雪が残っていました。滑って転ばないように気をつけながら下ります。


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16:33 待ちわびた冬季ゲートが現れました。長い林道歩きもあと少しでおしまいです。


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16:36 駐車場所に着きました。車の中にバックパックを下ろしてようやく重い荷物から開放されてほっとしました。今回は天候に恵まれたというのに体力不足で行動時間が延びたり遅れたりして、残念ながら登頂できませんでした。課題はやはり体力です。ちゃんとトレーニングをしないとだめだなと痛感しました。


冷え切っていた車が温まったところで出発し、松川IC近くの松川温泉で汗を流し、食事とガス補給をために一般国道で飯田まで行ってから中央道にのったら、すぐに睡魔に襲われてしまいました。いつもなら養老SAや滋賀県内のPAなどで車中泊をするのですが、今回は恵那山トンネルあたりからすでに眠くなってしまい、恵那峡SAに入ろうと思っていたらうかつにも通り過ぎてしまいました。


ガムをかんだりほっぺたをたたいたりしながら睡魔と闘いながら次の屏風山PAに滑り込んで、やっと安眠することができました。


翌日は渋滞にあうこともなく順調に帰れたのですが、大阪のあたりで再び睡魔に襲われ、途中のPAでまたまた仮眠を取って、お昼過ぎに岡山に戻りました。登頂したわけでもないのに、やたら疲れた山行でした。

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| 2018年12月 塩見岳 | 16:05 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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気力体力を試される極寒のロングコース: 塩見岳 その6 

2018年12月31日(月)~2019年1月2日(水) 
長野県大鹿村 塩見岳(標高3047.3m) テント・避難小屋泊単独行 


6、1月1日 塩見岳アタック 後編
塩見小屋のすぐ横で立ったまま休憩を取りながら、塩見岳山頂まで行けるかどうかを考えました。


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天気は問題なしです。雲ひとつない晴天の空は、荒天になる可能性はまずないと思われます。山頂アタックの条件としては、これ以上ないというほど好条件です。


とはいえ、さすがに森林限界を超えているので風が強くなりつつあり、ここから先はさらにきつくなると思われます。アウターグローブのない左手は凍傷にならずに戻ってこられるのかという不安を拭い去ることはできません。気温はおそらくマイナス5度ぐらいで、風速は10m/秒以下だと思うのでそれほど心配する必要はなさそうですが、バックアップが何もないというのが気がかりです。標高が300mあがれば、一気に風速が強まることも考えられるので、10m/秒を超えてくると体感温度は一気にマイナス15度の世界です。さすがに、インナーグローブだけで乗り切れるとは思えません。


体力的にはどうでしょうか。ここまであがってくるのにそこそこしんどい思いをしています。これから標高差300mを登って降りるのにどれほどの体力を使うのか、こればかりは行ってみないとなんともいえませんが、無事に塩見小屋まで戻ってこられたとしても、疲労の蓄積はかなりのレベルに達していることでしょう。そこからさらに4時間近く歩かなけらばならず、しかも日没に向かって気温はどんどん下がり続けるわけで、冷たい西風にさらされる稜線歩きでの消耗も考慮しなければなりません。登ってくるときでさえ、けっこう寒いと感じたわけですから、それ以上に寒いと感じるわけです。しかし、防寒用のダウンジャケットは、バックパックの中には入っていないのです。


行程のスケジュールを考えてみると、塩見小屋から塩見岳山頂までは夏季のコースタイムで約1時間です。冬季は山頂直下が雪と氷と岩のミックスで、しかも一部かなり急傾斜の雪壁も越えなければならないようで、手前の天狗岩南斜面をトラバースすることも含めると、あまり雪は深くないものの夏季よりも余計に時間がかかると考えておいたほうがよさそうです。


すでに11時を回っているので、11時15分に出発したとして、登頂が12時30分。東峰への往復と休憩で20分使ったら下山開始が12時50分。塩見小屋まで1時間かかるとして、小屋を14時に出発したら、三伏峠まで往路と同じ時間で戻れたとして17時40分。疲労によるマイナスを考慮すれば18時帰着ということになります。三伏山の登り返しぐらいからはヘッドライトが必要になってくるでしょう。順調に行って18時帰着ですから、何かあればたちまち夜間行動を強いられます。ビバークツェルトはありますが、防寒着がないのでビバークは現実的ではありません。是が非でも三伏峠にたどり着かなければいけないわけです。



プラス要因は、安定した好条件の天気と積雪の少なさ。登ること自体を阻害する要因はほぼないといえます。マイナス要因は、装備の不備(グローブ、防寒着)、疲労、復路の行動時間の長さと帰着時間の遅さ。言ってみれば、行きはよいよい帰りは怖いというわけです。


こんな好条件で、目の前にある山頂に登らずに帰るのか? 帰りは帰りでなんとかなるって! 塩見小屋までは明るいうちに帰ってこられるから、その後はトレースもはっきりしていて迷う心配はないし、歩いていれば多少寒くても大丈夫だ。そういう気持ちがあるのは確かです。


しかし、それを打ち消すかのように別の気持ちもわいてきます。遭難の多くは下山するときに発生しているんだぞ! 疲れきって体力も落ちているところにもってきて、防寒着もなしに日没後の稜線を風に吹かれながら何時間も歩き続けたら低体温症になるかもしれない。そうなったら歩くことができなくなって、それで最後だぞ? 膝痛などで大幅に帰着時間が遅れるかもしれないし、そうなればますます極寒の夜に行動する時間が増えて、低体温症になる危険が増加するばかりだ。あきらめて戻るのが賢明だ。


さ、どうする! ゆっくり考えている時間はありません。行くべきか、帰るべきか、決断を迫られます。逡巡した挙句、下した結論は、登頂断念でした。今回は、マイナス要因のほうが大きいし、マイナス要因を軽減する方策が皆無なのでリスクが高いという判断です。登頂すれば時間もかかるし疲労も増える、装備の不備についてはないものはないのでどうしようもないわけです。


標高2750m。今年の正月山行の最高到達点は、ここまでです。昨年登った八ヶ岳の硫黄岳とほぼ同じ高さですから、敗退とは言ってもよくがんばったということにしておきます。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




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下山する前に、周囲の風景をしっかりと確認しておきました。


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北に見える優美な山容の山は、南アルプスの女王仙丈ケ岳です。


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北東方向に見えるのは、左から間ノ岳、西農鳥岳、農鳥岳です。間ノ岳の左端に北岳の頭も少しのぞいているので、白峰三山が一望できたわけです。


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間ノ岳のアップ。


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西農鳥岳、農鳥岳のアップ。


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西方には、中央アルプスの峰峰が連なります。塩見岳山頂から見れば、もっとすばらしい展望が広がっていたのかもしれませんが、それは先のお楽しみにとっておきたいと思います。


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最後に、自撮りでおしまいです。


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11:15 下山します。


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本谷山から三伏山へと連なるはるかな稜線を、これからたどって戻ります。



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塩見小屋の直下は、そこそこの急斜面なので、慎重に下ります。


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権右衛門山と本谷山間の鞍部にあったテントはすでに撤収されていました。ここは、風が当たらず日当たりがいいので、近くで休憩することにしました。


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休憩場所から見上げる塩見岳は、圧倒的な存在感を放っていました。ちなみに、塩見小屋は左手にある台形のピークの向こう側です。


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本谷山への登り返しの途中で南方に見えたピークは、おそらく荒川岳(悪沢岳)でしょう。


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本谷山山頂近くから、塩見岳が眺められるポイントが何箇所かありました。それにしても、本谷山の登り返しはだらだらといつまでも続き、偽ピークもあって本当に疲れました。塩見岳に登頂してさらに疲労していたら、発狂していたのではないかといほどいやらしい尾根でした。


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もうすぐ山頂かなと思っていたら、樹林が途切れたその先にさらに高いピークが現れて、がっくりしました。



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13:18 ようやく本谷山まで戻ってきました。塩見小屋から2時間かかりました。本谷山山頂にあったテントも撤収されていて、幕営跡地で少し休憩してから、出発しました。


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出発間際に、塩見岳をもう一度記念撮影しておきました。


本谷山からだらだらと下っていくと、今度は三伏山が目の前に立ちふさがるように現れます。しかし、見た目には普通の山のように見えても、本谷山と同様に三伏山も山頂はずっと先の尾根の向こうにあり、ここでも行けども行けども山頂が見えない苛々と戦いながら歩き続けました。


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ようやく山頂らしき場所までたどり着き、ここで終わりかと思って歩を進めていくと、なんと左手奥にまだ別のピークが見えるではないですか。偽ピークにすっかりだまされました。精神的にダメージを食らった感じです。


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14:42 冷たい西風を浴びながら稜線を歩き、ようやく三伏山にたどり着きました。三伏山への登り返しでは、けっこう西風にされされることが多く、バラクラバをしていても後頭部や側頭部が冷えてくるし、ハードシェルジャケットを通して冷気がしみてくるので、寒さと戦いながら歩き続けました。まだ日があるというのにこの寒さですから、日没後だと相当消耗することになっただろうなと思うと、やはり登頂をあきらめて戻ってきたのは正解だったのかもしれません。


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三伏山から南には、小河内岳とその背後に南アルプスの高峰群が連なっているのがみえました。星景写真を撮るのにいい場所なので、今晩余力があって天気がよければカメラを持って撮影に来てみることにしました。


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14:52 かなり疲れましたが、なんとか15時前に三伏峠に戻ってくることができました。奥にあったテントはすでになく、自分のテントともう一幕あるだけです。すっかり日も翳って寒々としたテントに戻ってみると、昼間のうちに陽が当たっていたようで、テント内側の結露はすっかりなくなってテントも外張りもきれいに乾いた状態でした。これなら、テントを撤収して避難小屋に泊まったほうが、明日結露で凍結したテントを撤収するよりもずっと楽だし、濡れていない分少しでも軽くなるなと考え、避難小屋に移動することにしました。


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とりあえず、マットだけ持って避難小屋に行ってみると、誰もいません。一番奥にマットを敷いて場所を確保したら、テント内にあるものをバックパックに放り込んで避難小屋にもって行き、最後にテントをたたんで丸めたまま避難小屋に戻りました。撤収までおそらく10分もかかっていないと思います。


誰もいない避難小屋を広々と使ってテントと外張りをたたみ、荷物も整理がひととおりできたところで、水作りです。再びビニール袋に雪を詰め込んで小屋に戻り、あとはひたすらバーナーで溶かしていくだけです。ちなみに、避難小屋に入ったときの室温は、マイナス7度でした。ほぼ外気温と同じでしょうから、夕方でこの温度だと、今夜もマイナス10度コースだったと思われます。避難小屋のほうがすこしは暖かいでしょうから、撤収して正解でした。


その後、この日に入山してきた単独行の男性が2人来て、この日は3名の相部屋となりました。それぞれ栃木と神奈川からだったと思いますが、いろいろと話をしながら食事を終えて、20時ごろに寝袋にもぐりました。


日が暮れてから雪が降り始め、三伏山に撮影に行くのは中止しました。あれほどきれいに晴れ渡っていたのに、雪が降るとは思いもしませんでした。もしも登頂していて、帰り道で膝痛がでて帰着時間が遅れていたら、途中で雪に遭遇していたかもしれないわけで、やはり明るいうちに行動を終えるというのは山の鉄則だと改めて思いました。


避難小屋は人数が増えて、食事や水作りでバーナーも使ったおかげで、室温はマイナス3度ぐらいまで上がり、暖かく眠ることができました。夜中にカイロを入れていた象足が暑すぎて寝袋の中でソックスだけになりましたが、足が冷えることもなく朝まで温かく眠ることができました。

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つづく。

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| 2018年12月 塩見岳 | 18:45 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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気力体力を試される極寒のロングコース: 塩見岳 その5 

2018年12月31日(月)~2019年1月2日(水) 
長野県大鹿村 塩見岳(標高3047.3m) テント・避難小屋泊単独行 


5、1月1日 塩見岳アタック 前編
2018年大晦日の夜は、おそらく外気温がマイナス15度ぐらいまで下がったと思われる中、寝袋の中で寒さに耐えながら寝ていたわけですが、気がつけば寒さを感じなくなっていました。寝袋が温まったというようなことではなく、寒気が少し緩んだという感じでした。


1月1日は上空の寒気が北上し、北日本上空まで下がるという予報だったので、深夜に中部日本上空の寒気がいなくなったのが理由ではないかと思われます。ともあれ、寒さに邪魔されることなく気持ちよく眠れるようになったのは助かります。おかげで、その後は深い眠りに入ったようです。


明け方、隣のテントからゴソゴソと音が音が聞こえてきて目が覚めました。時計を見ると午前4時を少し回ったところでした。午前3時に腕時計のアラームをセットしていたのですが、腕にはめたまま寝てしまったので、まったく音が聞こえなかったようです。


事前の調査で、三伏峠から塩見岳までは往復で約9時間かかるらしいということがわかっていたので、3時に起床して5時に出発、余裕を見て遅くなっても15時には戻るという計画でいたのですが、これで1時間遅くなってしまいます。まあ、往復9時間なら6時出発で15時帰着ですから、致命的な寝坊というわけではありません。


びっしりと霜が張り付いたテントに触れないように気をつけながら寝袋から這い出そうとしたものの、さすがに多少は接触してしまうので、ぱらぱらと霜の粉が雪のように降ってきます。いちいち気にしていられないので、エイヤと起きてお湯を沸かします。


お湯が沸くまでの間に小型のバックパックに今日必要な荷物を詰めていきます。たいして荷物はありませんが、カメラ、交換レンズ、行動食、水筒、救急用品、ツェルトなどを詰めていくと、小型のバックパックはあっというまにいっぱいになってしまいました。念のため、ダウンジャケットも持っていこうとして付属のスタッフサックに詰め込んだのですが、直径20センチほどの塊になってしまいバックパックに詰め込むのは難しい状態です。今日は天気予報では晴天で寒気も緩み、風もあまりきつくないみたいなので、ダウンジャケットは使うことはないだろうということで持っていくのはやめました。かわりに、念のための防寒着として、寝るときにきていたメリノウールの厚手シャツを隙間にねじ込んでおきました。


アルファ米の朝食を食べ終えてから、ハードシェルの上下を着用し、出発の準備を整えます。トイレに行き、テントに戻ってから12本爪クランポンを装着したのですが、これがなんだかうまくいきません。今シーズン初使用になるため装着時の注意ポイントのようなことをすっかり忘れていて、紐がねじれたりするし、金具での締め付けがスムースにいかないのです。なんどかやり直したりしているうちにだんだんイライラしてきました。紐のねじれをなおし、金具に紐を通して固定しようとしてもなぜか固定できません。どうなってんだと思ってよくよく見てみると、なんと紐を固定する金具が逆向きになっていました。そんなことに気がつかないとは情けないと思いながら、金具の向きを確認してなんとか締め付けることができたのですが、次は余った紐の処理がうまくいきません。手袋でやっていたのですが、さすがに細かい作業ができずイラついて、結局素手でやることに。


たかだかクランポンを両足に装着するだけに結構な時間を要してしまい、出発できるようになったときには7時を過ぎていました。6時出発で15時帰着の予定がさらに延びてしまいます。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




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7:21 焦りながらグローブを装着し、あわてて出発しました。ところが、このとき大失敗をやらかしてしまいました。なんと、左手だけアウターグローブを着けずに出発してしまったのです。インナーもアウターも両方ともノースフェイスのグローブだったので、手の甲に白字でロゴマークが入っているのですが、どちらもほぼ同じ位置、同じ大きさのロゴマークだし、グローブの色も黒色なので、ぱっと見あまり違いがわかりにくいということもあって、右手のアウターグローブをはめた後、左手はてっきりはめ終わっていると思ってしまったのでした。いつも左手から先にはめていたので、右が終われば完了という思い込みもあったのでしょう。なぜこのときは右からはめたのか。焦るとろくなことがありません。


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テント場から少し歩くと、二股の分岐がありました。塩見岳は左です。


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7:32 しばらく樹林帯を歩いた後、すこし登ったところで三伏山山頂に出ました。右手前方に塩見岳が見えますが、まだ結構な距離があります。のんびりしている暇はないので、写真だけとってすぐに歩き出しました。


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三伏山から先はほぼ平坦に近いような尾根筋で、樹林帯の中をだらだらと下ります。


7:50 本谷山との暗部まで下りてきました。ここから本谷山へののぼり返しが始まります。


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標高2600mの手前ぐらいから樹林がまばらになってきたので、開放感が少し強くなってきました。しかし、本谷山へののぼりでどうも体が重く感じ、足も軽快に動かないような感覚が出てきました。昨夜は19時半ごろには寝袋に入り今朝4時まで寝ていたので、睡眠時間は計算上8時間半ぐらいになりますが、初めのうちは寒さでなかなか寝つくことができず、実質はせいぜい5~6時間だと思われます。それに、登山口から三伏峠まで思いのほか時間がかかり体力もかなり消耗したみたいなので、疲れが残っているようです。



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山頂の手前で塩見岳が大きく見える場所がありました。三伏山から見たときよりもずっと大きく見えます。


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8:27 本谷山(ほんたにやま)山頂です。山頂はちょっとした雪原があり、その一角にテントが一幕ありました。ここからなら三伏峠からの往復2時間が節約できるのでだいぶん楽なスケジュールになるでしょうが、ここまでフル装備で上ってこなければいけないので、良し悪しというところでしょうか。


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道標には、三伏峠まで80分と書かれていますが、66分で来ました。標高は三伏峠より少し高いだけなので、帰りもほぼ同じぐらいの時間で帰れそうですが、疲労具合によっては80分ぐらいかかるかもしれません。すでに本谷山ののぼりで疲労感を感じ始めている状況を考えると、帰りの時間がどれぐらいかかるか気になるところです。



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山頂からも塩見岳が見えますが、やや樹木が邪魔です。休憩によさそうな場所がなかったので、写真だけとってそのまま本谷山を通過しました。


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9:21 だらだらと下って権右衛門山手前の鞍部まで下ってきました。塩見岳は見る角度が変わって、ピラミダルな三角形の山に見えてきました。このあたりの鞍部は比較的フラットで、日当たりがよくて風もあまりないので、暖かく感じます。本谷山から下ってくるときは、西風がけっこう冷たくて寒い思いをしましたが、ほっと一息つける場所でした。


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下っていくと、トレース脇にテントが一幕。ここまで来るということは、ご来光目的の登山なのかもしれません。しかし、タフな御仁もいるものです。


テントの場所から少し先の平坦な樹林帯の中で、道は右へと曲がります。テープがあるので迷うことはないでしょうが、まっすぐ行ったトレースもあったので、間違いやすいのかもしれません。


権右衛門山の南側斜面の樹林の中を塩見岳を目指して東進していくのですが、展望がまったくなく、アップダウンもあまりないので、行けども行けども果てしがないように思えてかなりうんざりしました。疲労感が増してきて、もう引き返そうかという気持ちも次第に強くなってきました。


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権右衛門山山頂の真南あたりで一度休憩をとりました。雪の斜面を切り崩してベンチを作り、どっかりと座って10分ほど休んでから再び歩き始めると、小屋まで残り40分の看板がありました。ほんとかなあと思いつつ先を急ぎます。


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残り40分の看板から5分も行かないうちに、日のあたらない西向き斜面の登り道になりました。距離はあまりないのですが、上から刺すような冷気が流れ落ちてくるのでここだけ何か別世界のような感じがしました。冷気に活力を吸い取られるような感じで、それほどきついのぼりではないのに、やたらきつく感じられ一気に疲れました。


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15分ほどで日のあたる尾根道に出て、冷気から開放されました。疲労感にさいなまれながらゆっくりと歩き続けます。


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10:48 ほどなく塩見新道分岐につきました。塩見新道は権右衛門山を経由して三峰川林道に出る道ですが、三峰川林道が約22kmもあるらしく豊口山ルートよりもさらに大変みたいです。


塩見分岐まで登ってきて、時間は11時前です。残り40分の看板を通過したのが10時20分頃なので、看板に偽りなしなら塩見小屋まであと10分ということになります。疲れているものの、あと10分程度で着くのなら、とりあえず塩見小屋までは行ってみることにしました。山頂を目指すかどうかは塩見小屋についてから考えることにします。


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しかし、塩見新道分岐から先は傾斜のきつい尾根道になり、疲れた体にはかなりこたえました。そろそろ森林限界を超えようとしているので、風も次第に強くなってきます。とはいえ、この日は予報どおり比較的穏やかで、風もそれほどきつくはありません。その点だけはおおいに助かりました。なにしろ、左手はインナーグローブしかはめていないので、強風が吹き始めると凍傷の危険性が高まります。


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10:56 まだかまだかと思いながら上っていくと、「がんばるんだに もうじきだでな」と書かれた看板がありました。小屋の姿はまだぜんぜん見えませんが、どうやら近くまで来ているようです。



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幅が狭まってきたきつい尾根道をあえぎながら登ります。3000mあたりになると酸素も平地の70%らしいので、息苦しさもでてきます。


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11:05 尾根に突き出たこぶのような小ピークを回り込んだら、突然塩見小屋が現れました。残り40分の看板から45分ほどかかりましたが、おおむね看板に偽りなしの距離だったようです。

つづく。

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| 2018年12月 塩見岳 | 21:54 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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とりあえずパソコン復活

結局、Windows7を再インストールしてパソコンは復活しました。しかし、起動ドライブをフォーマットしてしまったため、各種アプリケーションがすべて消えてしまい、またはじめからインストールしなおさなければいけなくなってしまいました。


もっとも、おかげで空き容量5GBぐらいでやばい状況だったのが、40GB強まで復活し、起動ドライブのほぼ半分が空き容量になったので、すこし処理は軽快になりそうな感じです。その点では、おかしくなってくれたのがいいタイミングだったのかもしれません。


ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。



とりあえず、すぐに必要なエクセルとアンチウィルスソフト、グーグルクローム、IE11は入れなおしたものの、IE11は言語選択を日本語にしてもなぜかメニューなどが英語表示のままで、一部日本語がまざるというおかしな状態です。まあ、IE11に関してはWeb閲覧以外で細かな作業をすることはないので、このまま使うことにします。


過去の経験からすると、一度おかしくなったパソコンはいずれまたおかしくなり、結局買い換える羽目になると思われるので、とりあえず必要最低限のアプリケーションだけ入れて使っていこうと思います。


ちなみに、起動ドライブとデータ保存ドライブは別にしてあるので、OSを再インストールしてもデータ類は無傷で残っていて、仕事やプライベートにおいては何も損失がないので、その点では助かってます。ドライブがひとつしかないノートパソコンなどを使っている人も、データ類は外付けのHDDとかUSBメモリのような外部記憶装置に保存するようにしておけば、万一の場合も安心です。

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| 時事ネタ・ニュース | 21:22 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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デスクトップPCがご臨終

2011年12月末に購入したWindows7のパソコンが、とうとう起動できなくなってしまいました。今朝はまだ問題なくうごいていたのですが、午後になって買い物に出かけて帰ってきて、スリープ状態だったパソコンを立ち上げて使い始めたら突然ダウン。


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いわゆるブルースクリーンになり、その後再起動をかけたら、ファイルチェックを行うとのメッセージが出てきたので、やらせておくかということでほおっておいたら、延々と文字の羅列が流れ続ける羽目になってしまいました。昔懐かしいDOSの画面そのもので、Windows7になっても根本はDOSがベースなのかと愕然としてしまいました。


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マトリックスかよと思いつつ勝手にやらせておいたら、15分ぐらいでファイルチェックが終わり、再起動をしようとしたのですが、すぐにダウンして今度はスタートアップ修復という画面が出てきました。出てくるメッセージに従って修復をしてみたのですが、何度やってもだめで同じことの繰り返しです。


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DOSの画面からWindowsの画面に進化したものの、スタートアップ修復は何度も繰り返されて、しまいにはこのパソコンはスタートアップ修復では治せませんとのメッセージが出て、ジエンド。


とりあえず、パソコンのマニュアルを探して初期化してみようかと思いますが、新しいのを買ったほうが早いかも。購入後ちょうど7年でご臨終というのは、早いのか遅いのかわかりませんが、せめて10年ぐらい使えるパソコンであってほしいものです。

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| 時事ネタ・ニュース | 15:51 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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気力体力を試される極寒のロングコース: 塩見岳 その4 

2018年12月31日(月)~2019年1月2日(水) 
長野県大鹿村 塩見岳(標高3047.3m) テント・避難小屋泊単独行 


4、12月31日 登山口から三伏峠へ

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この登山口の正式名称は、「南アルプス大鹿登山口 豊口ルート」というみたいです。登山道入口にペンキがはげかけた看板が嫌でも目に入るように設置されていました。所要時間は3時間とのことですが、軽快な夏山装備なら標高差800mもそんなものだと思います。冬山でも日帰り装備なら、まあ大きな違いはないでしょう。しかし、宿泊前提の冬山装備で3時間で登れる人はよほどの健脚です。自分のペースで考えると、早くても4時間、場合によっては4時間半ほどかかると思っておいたほうがよさそうです。


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10:57 スタートからそこそこ傾斜のきつい道です。雪はほとんど残っていません。すでに4時間も歩いてきているので、それなりに疲れもあり、今から本格的な登山道が始まるという現実を受け入れるには、かなり精神力を消費します。


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ところが、5分も登ると地面を雪が覆うようになってきました。しかも、登山道上には踏み固められて凍結した部分が多く、クランポンなしで登るにはやや厄介な状況になってきました。


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30分ほど経った時、1/10の道標がありました。この道は三伏峠までを10分割して、分数でどれくらい来たのかを教えてくれる道標が立っているわけですが、その最初の道標がこれです。まだ10%しか歩いていないと考えるとかなり力が抜けるような気がしてきますが、道標があろうとなかろうと距離が変わるわけでなし、登るしかありません。


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11:43 ツルツルガチガチに凍結した登山道を、時々迂回しながら上り詰めると、小さな鞍部に出ました。ここでようやく尾根に出たわけです。とりあえず、荷物を降ろして休憩です。雪が多くなるようなら4本爪のクランポンをつけようかと思いましたが、どうやらこの先は雪がないようなので、そのまま行くことにしました。また、日陰の道で少し風に吹かれると思いのほか寒かったので、ソフトシェルジャケットは着ていくことにしました。


ちなみに、装備リストのベースレイヤはノースフェイス ロングスリーブエアークルーとモンベル スーパーメリノウールEXP.ハイネックシャツの2種類を記載していましたが、実際に行動時に着ていたのはノースフェイス ロングスリーブエアークルーのほうです。モンベル スーパーメリノウールEXP.ハイネックシャツは、就寝時の保温用と、塩見岳アタック時に寒そうなら着用するつもりで持っていったものです。昨年の八ヶ岳赤岳登山では、モンベル スーパーメリノウールEXP.ハイネックシャツを着て登頂しました。マイナス15度の悪天候時でも寒くなかったのはモンベル スーパーメリノウールEXP.ハイネックシャツのおかげだと思うのですが、登山口から行者小屋までの区間では逆に暑かったので、今回は入山時は吸汗速乾性のノースフェイス ロングスリーブエアークルーを選んだというわけです。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




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15分ほどの休憩をとった後、鞍部から尾根を登って行きます。初めのうちは、このように日当たりのいい斜面で雪は全くなかったのですが、少し登って樹林帯の中に入って行くと途端に雪が地面を覆って、完全な雪道になってしまいました。それでも、凍結はほとんどなかったのでそのまま進んで行ったものの、坂道の傾斜が緩み平坦で広い場所にでたので、念のため4本爪クランポンを装着しておきました。鞍部からちょうど10分ほどのぼったところで、標高2000mになる場所です。ここから先は、尾根を外れて豊口山南斜面を東にトラバースして行くルートになり、緩い傾斜の道が続きます。


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12:21 2/10の道標を通過します。標高2040mあたりでした。


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2/10を過ぎると、道はいったん折り返して、すぐにまた東に向いて斜面を横切って行きます。雪は10~15cmほどありましたが、4本爪クランポンでまったく問題なく歩くことができました。まだ雪の下の石や木の根が埋まりきっていない状況なので、爪の長い12本爪よりも4本爪のほうが楽に歩けます。荷物になるものの、長い林道歩きも含まれるようなときは、いわゆる軽アイゼンやチェーンスパイクのようなものを持参しておいた方がいいと思われます。


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12:44 雪の付いていない、やや傾斜が急になった斜面を横切る場所に来ました。地形図で言えば、豊口山南東の標高2100mあたりの等高線がやや詰まった場所です。右手前方に小河内岳と思しき頂が見えます。この斜面に雪がない理由は、日当たりが良く融けやすいということなのでしょうが、そうであれば降雪があった場合雪崩れやすいということにもなります。木々が少ないのもそのせいなのでしょう。ドカ雪が降った直後やそれなりに積雪がある降雪時にここを通過するのは要注意かもしれません。


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12:52 3/10を通過。


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3/10道標から10分ほど進むと、ロープや手すりが設置されている急傾斜地に差し掛かるのですが、このあたりは道が狭い上にガチガチに凍りついた状態なっていて、凍結箇所を迂回することもできません。しかも木の根がある大きな段差を越さなければならなかったりで、このルートで数少ない難所のひとつだといえます。4本爪クランポンで強引に突破しましたが、滑り止めがなかったらかなり通過に苦労したことでしょう。


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さらに凍結した急傾斜地のトラバースは続きます。


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13:09 突然、鞍部に出てきました。


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豊口山間のコルという場所のようで、豊口山の東にある東西に長い鞍部です。とりあえず、荷物を降ろして大休止をとりました。登山口からすでに2時間が経過していますが、距離的にはまだ1/3程度のところです。単純に計算すると、まだ4時間もかかることになってしまいますが、ここまでは割と勾配がきつい区間だし、標高差は350mほどあります。残りの標高差が450mほどなので、あと3時間ぐらいかなと見積もりました。ということは、三伏峠に着くのは16時ということになります。15時には着いておきたかったのですが、こればかりは仕方がありません。ま、日が暮れる前に着くならいいかという感じで、鷹揚に構えておくことにしました。


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13:23 10分強の休憩ののち、三伏峠に向けて歩き出しました。最初は尾根を登って行きますが、途中から2248ピークの北側を迂回するルートになります。


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2248ピークの北側を迂回している区間に、4/10がありました。1/10の時はなんだか途方もないほど長い道のりに感じましたが、気がつけば40%も消化しているということで、少し先が見えてきた気がしました。


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丸太で組んだ桟橋もありましたが、雪が積もって凍結までしているため、かえってしっかりしているような感じです。きしみもしなければ揺れもしない、しっかりとした桟橋になっていました。


13:40 2248ピーク東側の鞍部まで来たところで、再び10分の休憩をとりました。荷物が重くて30分以上連続で登り続けることができません。休憩のとりすぎだと思いつつも、無理をして疲労を蓄積して動けなくなるぐらいなら、時間はかかっても休憩を多めに取って疲労の蓄積を減らした方がいいという作戦です。


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休憩後、三伏峠につながる尾根の北斜面をトラバースする区間に入りました。歩き始めて10分ほどで、5/10が出てきました。標高2250mあたりです。4/10と5/10の間が妙に近いのが気になりますが、このての道標はかなりアバウトに設置されているみたいなので、あまり気にしない方がよさそうです。


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崖地に設置された桟橋ですが、雪で覆われていて全体が見えないので、特に怖さもなく通過できました。逆に見えていたら、大丈夫かよと心配になるのかもしれません。


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14:16 6/10がありました。4/10以降、なんだか速いペースで道標が出てきます。この分だと思っていたよりも早く着けるかもと、早くも楽観視しはjめますが、それほど都合よくいくかどうか。


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7/10あたりに水場があるということだったので、重くなっても水場で水を汲んで行くつもりでいました。しかし、現れた水場は完全に凍結していて、痕跡が残っているだけでした。テント場に着いてから水作りを始めるとすぐに1時間ぐらいは経ってしまうので、できれば水は汲んで行きたかったのですが、出ていないものはどうしようもありません。


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これまではおおむね緩やかな上りの道が続いていましたが、標高2350mあたりから急に勾配がきつくなってきました。急斜面をいきなり直登して、その先の尾根を回り込みながら急激に高度を上げていきます。


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14:51 積雪の多い急勾配の登りの途中に、7/10がありました。残りはあと30%です。


7/10を通過した後、坂道の勾配が再び緩んだところで小休止をとりました。道標の数が少なくなってきて、気持ちに余裕が出てきたためか、休憩に良さそうな場所があるとつい足が止まってしまいます。


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15:19 ついに8/10が出てきました。ながい道のりも徐々に終わりに近づいてきました。


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15:27 塩川小屋方面への登山道との分岐点です。さすがに塩川小屋方面へのトレースはありませんでした。ここまでくれば、あとひと登りなのですが、地図で見るとそこそこ急な尾根の登りのようで、最後の休憩をとって行くことにしました。分岐のところにちょうど幕営跡らしきフラットな場所があり、うまい具合にベンチのように段差があったので、荷物を降ろさずそのまますわって5分ほど休憩しました。


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休憩を終えて最後の登りに向かいます。直登ではなく斜面を巻くように斜めにトレースがついているので、思ったほどきつい登りではなかったのが助かりました。


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とはいえ、出発してからすでに8時間が経っており、疲れもそろそろピークになろうかという頃です。この登りは正直堪えました。


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15:57 分岐から30分弱登ったところで、突然展望が広がりました。北の方向に見えるのは、長い仙塩尾根が特徴的な仙丈ヶ岳です。その右奥には甲斐駒ヶ岳も見えています。


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右手の方には、塩見岳が大きく見えています。ここまで来てようやく目指す頂を見ることができました。ちょうど南西壁が正面に見えており、難攻不落の城壁のようです。もう三伏峠までそれほど距離はないはずですが、それでもまだ小屋は見えません。なにより、9/10の道標がまだ現れていないのです。このすぐ先にあったとしても、そこからさらに1区間あるということですから、すくなくともまだ15分ぐらいはかかるということなのでしょう。いい加減にしてくれよと思いながら、終わる気配のない雪道を登って行きました。


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突然、小屋まで約200歩という看板が現れました。2000歩ではなく200歩です。200歩ならもう着いたも同然です。しかし、9/10の道標は見ていません。ということは、見落としたのか、雪に埋もれていたのか。どちらにしても、これでようやく長い1日が終わるわけです。


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16:09 おそらく誰もがしていると思いますが、看板から歩数を数えてみたら、三伏小屋玄関前までは約300歩でした。200歩だと小屋が見えるところあたりです。とにもかくにも、これでもう歩かなくて済むと思うと、本当に心の底から安堵することができました。登山口からは、結局5時間弱も要してしまいました。4時間半ぐらいかと思っていたわけですが、11月にあまり山に行けなかったのが影響したのかもしれません。


小屋の前から右斜め方向に進み、別棟の小屋を左手から回り込んで行くと冬季小屋の入り口がありました。入り口前にクランポンが1セット置いてあったので、少なくとも1人は宿泊者がいるようです。時間も時間なので、テントを張る手間を考えて避難小屋を利用しようかと思いましたが、わざわざテントを担いできて使わないのは無駄骨過ぎると思い直して、テント場に向かいました。


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冬季小屋の裏側に広いテント場がありました。テントは2張のみです。うかうかしていると日が暮れてしまうので、急いでテント場に下りてテントの設営を行いました。ちょうど、2つのテントの間にそこそこ整地された場所があったので、整地は省略してそのままテントを設営しました。


さっさとテントを設営したら、すぐに荷物をテントの中に放り込んで、水作りのためのきれいな雪を取りに行きました。人が少ないのでどこでも取れそうでしたが、テント場の近くにも立小便の跡が何カ所かあったので、地面から雪をとるのはやめて、小屋の軒下に積もっている屋根から落ちた雪の山の表面からきれいなところをはぎ取って袋に一杯詰めてテントに戻りました。


ちなみに、三伏小屋には冬季トイレがあり、避難小屋利用者やテント場利用者に解放されています。そこらへんに立小便した連中はこのことを知らなかったのか、それとも知っていて行くのが面倒だから近くでしたのか、どちらにしてもトレースのすぐ脇や、冬季トイレのすぐ近くで立小便をするというのは、登山者として最低のモラルです。前にも書きましたが、こいつらは野良犬以下のクソ野郎です。排泄物の処理をちゃんとできないバカは山に来るんじゃない!


荷物の片づけはそこそこに、テント内で水作りをはじめました。もちろん、換気のために入口と換気口を開けてやっていましたが、少し開けているだけで凍えるような冷気がテント内に流れ込んできます。ガスを使っているというのに全然テント内が温まりません。行動時用のマグポット0.5リットルと予備の山専ボトル0.8リットルを最初に満タンにして、今晩の夕食用と明日の朝食用に約2リットルの水を作るのに1時間ほどかかり、水作りが終わったころには、ほぼ外は暗くなっていました。いい天気だし、夕陽に赤く染まる塩見岳の写真を撮りに行きたかったのですが、水を作らなければ食事もできないので、優先すべきは水作りです。残念ですが、こればかりは仕方がありません。


食事時も、テント内でガスを使ってもさっぱり暖かくならず、外よりはましという程度の寒さの中でアルファ米と味噌汁とフリーズドライのカレーで簡単な食事を終え、19時過ぎには寝袋にもぐりました。


相当冷え込みそうな感じだったので、残っている水を沸騰しない程度の熱さにしてプラティパスにいれて湯たんぽをつくり、先に寝袋に入れて温めていたのですが、おかげでほんのり暖かい寝袋にもぐることができました。


しかし、腕時計の温度計が計測不可能となるマイナス10度以下になって―表示になったころから、寝袋の中にもじわじわと冷気が浸みこんでくるようになりました。マットレスのほうはなんとか冷たさを遮断してくれていたのですが、寝袋を冷やす力に対抗できるほど内部から熱を供給できていなかったみたいです。それほど冷え込みが強烈だったということなのでしょう。ゴアテックスのカバーはしているものの、断熱性能はほぼないようなものなので、寒さ対策にはあまり効果がなさそうです。ゴアのカバーをすると暖かいという話も聞いたことがありますが、おそらくある程度の寒さの場合であって、極寒のテント泊ではないよりましかもという程度ではないかと思うわけです。


荷物になるのを承知で、プロモンテ あったかウォッシャブルライナーという保温用インナーシーツを持ってきていたので、当然これも使用しました。こちらの方はそれなりに効果があったようで、首元の紐を縛ってやると首や肩周りの冷たい感じが和らぎました。ただし、寝袋のショルダーウォーマーと顔回りの紐をしっかりと絞って寝袋に冷気が侵入しないようにしてやれば、インナーシーツのほうは絞らなくても大差ないようです。


寝袋が温まるようにダウンジャケットは脱いで寝ていたのですが、とうとう我慢しきれず途中でダウンジャケットを着て再び寝袋にもぐりました。ただし、寝袋に熱が供給されるようにダウンジャケットのフロントジッパーは開けておきました。


寒さ対策にダウンシューズの中にハクキンカイロ、胸元に飯田市のマツキヨで買った携帯カイロ「マグマ」を入れていたのですが、ハクキンカイロが思いのほか暖かくならず、なかなか足の冷たさが解消されません。マグマのほうは驚くほど暖かくなってくれて助かったのですが、それでも寝袋内を温められるほどの熱量ではないらしく、じわじわと冷たさが浸みてくる感じが消えません。寝袋のダウンが極力暖かい空気をため込むことができるように寝袋の内側にマグマを押し付けたりしながら寒さと闘っていましたが、さすがに疲れからうとうとと眠りに落ちて行きました。

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つづく。


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| 2018年12月 塩見岳 | 00:38 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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気力体力を試される極寒のロングコース: 塩見岳 その3 

2018年12月31日(月)~2019年1月2日(水) 
長野県大鹿村 塩見岳(標高3047.3m) テント・避難小屋泊単独行 


3、12月31日 鳥倉林道
前夜、大鹿村の道の駅で車中泊をしたのですが、夜中に寒気を感じて目が覚めました。やはり体調がまだ良くなっていなかったみたいです。寝る前に葛根湯とバファリンも飲んで寝たのですが、そう簡単には調子が戻らないということで、最終兵器電気毛布を使うことにしました。こういうこともあろうかと、寝る前に寝袋の下に敷いてモバイルバッテリーにつないでおいたので、スイッチを入れるだけです。


スイッチを入れてすぐにじんわりと暖かくなってきて、寒気も収まりました。岩盤浴で寝ているかのようなじんわりとした暖かさを背中に感じながら再び眠りについたのですが、気が付くとなんだかみょうに汗ばんでいました。どの程度時間が経ったのかわかりませんが、まさに岩盤浴で汗をかいたような状況です。電気毛布のスイッチを切って寝袋を少し開いて服のジッパーを開けてやると涼しくて気持ちよく、しばらくそうやって汗を乾かしてから再び眠りにつきました。


4時に起床してみると、頭もすっきりしていて体調も悪くなさそうです。寒気も感じないし、これなら塩見岳への登山は問題なさそうです。車内を片付けて、登山口へと向かいました。


道の駅の向かいにある交流センターの自動販売機で暖かいココアを買い、暖房をきつめに設定して鳥倉林道の冬季ゲートを目指して真っ暗な林道を登って行きます。ある程度標識は設置されているので道迷いすることはなさそうですが、やはりナビがあれば安心です。スマホのナビを頼りに登って行きますが、雪は全くありませんでした。


鳥倉林道冬季ゲートの少し手前にある駐車場はすでに満車だったので、そのままゲートまで上がって行くと、使われていなさそうな林道支線の入り口に1台分のスペースがあったので、そこに停めました。


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車を停めた時点で外の気温はマイナス8度でした。駐車場所が標高1450mになるので、標高2600mの三伏峠との標高差は1150mとなり、現時点の三伏峠の気温はおそらくマイナス16度ぐらいになっているはずです。今晩も同じぐらいの気温になるとしたら経験のない低温でのテント泊になるわけで、はたして今回の装備で安眠できるかどうか、不安の種は尽きません。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




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6:33 予定より30分遅れで出発します。


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見た感じ晩秋のような林道を締め切る冬季ゲートを脇から抜けて進みます。しかし、ゲートの先にあるカーブのあたりでクランポンを車に置きっぱなしで来てしまったことに気が付きました。歩きながら忘れ物がないかどうか考えていたら、クランポンをバックパックに装着した記憶がないことに気が付いてしまったというわけです。すぐに引き返しかけたのですが、なにも荷物を抱えて戻る必要はないかと思い、道端にバックパックを降ろして空身で車までもどりました。


ところが、車の鍵はバックパックのポケットに中に入れていたのをすっかり忘れていました。車のドアを開けられず、がっくりしながら再び荷物のところまで戻って、ちゃんと鍵を持ったのを確かめてから車に戻り、ようやくクランポンを手にして戻ってきたのでした。これで20分ほど無駄にしてしまいました。


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気を取り直してバックパックを背負い、そこそこ傾斜のある林道をゆっくりと登って行くと、前方に小屋が見えてきました。


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7:41 夕立神パノラマ公園駐車場だそうです。前方にある小屋は公衆トイレですが、男女別のトイレは冬季閉鎖されて使えません。しかし、真ん中にある多目的トイレは使用可能でした。水洗ではありませんが、洋式便器できれいなトイレです。冬季ゲート付近にはトイレがないので、ゲート近くで車中泊をした場合は、ここまで来ればトイレが利用できます。ゲートから約45分です。


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夕立神パノラマ公園駐車場のすぐ先で、林道が尾根を回り込んで急カーブになるのですが、そこから展望が広がっていました。遥か彼方の尾根を林道が越えて行っているのが見えます。まだあんなところまで行かないといけないのかと思うとどっと疲れを感じました。


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中央奥に見える雪をかぶった頂は、地図で見る限りでは、右の一番高いのが小河内岳のようです。左端の黒い山の向こう側に三伏峠があるみたいで、そのすぐ右手に見えている白いピークが烏帽子岳のようです。


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夕立神パノラマ公園駐車場から30分ほど歩いてきたところで、ようやく太陽が顔を出しました。それまではずっと日陰を歩いている状態だったので、大荷物を背負って上り坂を上がっているというのに、腕や肩のあたりに冷気が浸みこんでくるような寒さを感じながら歩いてきました。ちなみに、この時は汗をかかないようにハードシェルは着ていません。しかし、太陽が顔を出した途端に冷気はすっと消えて暖かさを感じられるようになりました。太陽の偉大さを感じた瞬間でした。太陽光のぬくもりを感じながら、路肩にあった段差で小休止をとりました。


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8:29 鳥が池キャンプ場への分岐を通過します。この時点で登山口まであと5kmということなので、ようやく4km歩いたことになります。1時間半かかっているので、まだ2時間近くかかる計算です。げんなりしながら再びとぼとぼと歩き始めました。


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雪や氷がないだけましですが、行けども行けども果てしなく林道が続きます。


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8:41 寒い山陰の区間がようやく終わって、陽射しがあたるようになりました。このカーブが、夕立神パノラマ公園駐車場の先から見えていた尾根を林道が超える場所になります。休憩込みですが、ほぼ1時間かかりました。ゲートからだと2時間弱になります。ここでほぼ半分ぐらいの距離なので、どうやら登山口に着くまで冬季ゲートから4時間近くかかることになりそうです。日当たりもいいし、このカーブで休憩して行こうかと思いましたが、もう少し行けば駐車場があるみたいなのでとりあえずそこまで行くことにしました。


10分ほど歩いたところに第2駐車場があったので、とりあえずそこで荷物を降ろして休憩をとりました。


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第2駐車場から20分歩いたところに第1駐車場がありました。ここが鳥倉林道の夏季ゲートになります。左手にある小屋はトイレです。トイレ前の林道は日当たりがあまり良くないのか雪が残っていて、路面も凍結していました。けっこうつるつるだったので、歩くときには要注意です。


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トイレが使えるのかどうか見に行ってみると、冬季閉鎖ということでした。つまり、冬季には先ほどの夕立神パノラマ公園駐車場のトイレのみ使用可能ということみたいです。


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駐車場の先に夏季ゲートがありました。ゲート前に登山届提出のポストが設置されているので、事前に用意してきた登山届を入れておきました。第1駐車場には休憩によさそうな段差もなにもなかったので、そのまま通過しました。


ゲートから10分ほど歩いたところで、路肩が広くなっていて砂利の山があったので、荷物を降ろして休憩しました。なんだかんだいって30分に1度のペースで休憩をとってしまいます。久しぶりの20㎏オーバーの荷物に、なかなか体が慣れません。新しいバックパックのミレー マーカムスウィッチはいい感じなのですが、物理的な重さはいかんともしがたいというところです。


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休憩ついでに自撮りしておきました。パンツがおかしなシルエットになっていますが、裾をベルクロで絞ったせいか、サイドのジッパーが少し余ってくねったようになったためです。雪もないのに絞る必要はなかったのですが、ゲーターをしていないのでとりあえず絞ったというわけです。


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休憩場所から少し歩くと、山陰の区間に入りました。このあたりはすでに標高1700mぐらいになっていて、冬季ゲートからいつのまにか300mも登って来たことになります。ずっと林道歩きなのでそんなに標高が上がったようには感じませんが、道に雪や氷が残っているのを見ると、標高が上がったんだということを実感します。それにしても、この凍結区間が歩きにくくてけっこう面倒でした。うかつに氷を踏むとつるつるでまったくグリップしないので、轍や足跡を丁寧にトレースし、路肩に雪がある場合はそちらを歩くなど、路面状況を確認しながら慎重に進みました。


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ようやく日陰の凍結区間を抜けて日向の区間に出てきました。地図で見ると登山口までもうすぐですが、日陰の凍結区間を50分ほど歩いていてだいぶ疲れがたまっていたので、ここで休憩をとることしました。ちょうど斜面にベンチになりそうな土留めの丸太があったので、荷物を降ろしてゆっくり休憩をとりました。それにしても、本当に日陰と日向の温度差は極端です。日向にいる限り氷点下の気温とは思えない暖かさですが、日陰に入るととたんに冷気が浸みこんでくるような寒さです。


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10:53 登山口が近いという安心感からかついつい20分近くもの長い休憩をとった後、5分歩いてようやく登山口に着きました。最後に長い休憩をとってしまいましたが、予想通り休憩込みで4時間弱かかりました。休憩が少なければ3時間半ぐらいでこられそうです。夏にはここまでバスが入ってくるようで、結構広い平地になっていましたが、トイレなどの施設はありません。登山届用のポストが設置してあるだけでした。ここに来るまでに追い越して行ったソロ男性2人もペア1組もすでに姿はなく、誰もいない閑散とした登山口でした。


ここから本格的な上りになるということで、汗をかかないようにソフトシェルも脱いで厚手フリースだけで登ることにしました。準備をしていると上から3人組みが下りてきました。クランポンを装着していたので、どうやら上の方は積雪なり凍結なりがありそうですが、とりあえずは様子を見ながらクランポンは装着しないで登ることにしました。


ちなみに、はじめのうちはメガネをかけて歩いていましたが、途中から邪魔くさくなってメガネなしの裸眼で来ました。裸眼で0.1ぐらいの視力なので、最初こそ見えないような気がしますが、しばらくすると慣れてしまってとくに困ったこともありませんでした。足元の地面の状態ぐらいなら細かいことは無理にしても凹凸や石や木の根の有無など必要なことは見えるので、結局、この山行を通してこれ以後は裸眼のまま行動しました。いままではコンタクトなしで登山など無理と思っていましたが、そうでもなかったということがわかり、今後は裸眼で行動することができそうです。

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つづく。

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| 2018年12月 塩見岳 | 12:39 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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気力体力を試される極寒のロングコース: 塩見岳 その2 

2018年12月31日(月)~2019年1月2日(水) 
長野県大鹿村 塩見岳(標高3047.3m) テント・避難小屋泊単独行 


2、装備リスト

今回はいくつか新しいものがあるので、レビューも兼ねて少し詳しく書いておきたいと思います。


●アッパー
 ドライレイヤー: ミレー ドライナミックメッシュ3/4シャツ
 ベースレイヤ: ノースフェイス ロングスリーブエアークルー
           モンベル スーパーメリノウールEXP.ハイネックシャツ
 ミドルレイヤ: マムート ゴブリンアドバンストジャケット
 ソフトシェル: マムート グラナイトフーデッドジャケット
 ハードシェル: マムート スリルトリップジャケット
 インサレーション: バーグハウス ラムチェダウンジャケット
 グローブ: ノースフェイス マウンテンフリースグローブ
        ノースフェイス マウンテンロングシェルグローブ
        マムート メロングローブ
 キャップ/ハット: マムート ストーニービーニー
 バラクラバ: アウトドアリサーチ ヘルメットクラバ

アッパーについては、ソフトシェルにけっこう保温性能が高かったマムート アルティメイトフーディーを選ぶかどうか迷ったのですが、昨年の八ヶ岳でマイナス15度でも問題なかった厚手フリースと薄手ソフトシェルジャケットの組み合わせにすることにしました。実績があるというのはやはり心強いし、テント泊の場合就寝時の保温性能が重要になってくるので、単体で保温性能に優れる厚手フリースのほうが適しているという判断です。ウィンドストッパーはテントの中では意味がありませんから。ということで、八ヶ岳で使ったノースフェイスのマウンテンバーサロフトジャケットと同等のゴブリンアドバンストジャケットを選びました。


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保温用のダウンジャケットには、これがデビュー戦となるバーグハウス ラムチェダウンジャケットを選びました。実際に使ってみると、驚くほどの暖かさで、さすがにバーグハウスの最高級ダウンジャケットだけのことはあります。着て1分ほどで背中がポカポカと暖かく感じて、まるでカイロを張り付けているようでした。もっとも、ダウンがたっぷり入っているおかげであまりコンパクトに収納することができず、コンプレッションバッグは必須です。塩見岳アタックのときに念のため持っていこうとしたのですが、小型バックパックに入れることができず、持参するのは断念しました。


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グローブも事実上のデビュー戦のものばかりでした。ノースフェイスのインナーとアウターの組み合わせですが、購入したのは2年ぐらい前です。愛用しているイスカのウェザーテック ライトオーバーグローブがだいぶ痛んできたので、セール品を購入したのですが、その後も結局イスカのグローブを使っていたため、いままで保管状態になっていました。アウターのロングシェルグローブはLサイズのわりにちょっと大きくて、インナーグローブの上から装着してもだいぶ余裕がある状態でした。なので、細かい作業はほぼできません。


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インナーのマウンテンフリースグローブは指の太さにあわせたら少し指先が余ってしまったので、やはり細かい作業は難しく、クランポンの脱着は結局素手で行ってしまいました。しかし、保温性能についてはけっこう優秀で、内側にボアがついていてモフモフで暖かく、手の甲側に防風用なのか目の細かい生地がつけられていたので、樹林帯を歩くようなときはアウターグローブがなくてもインナー単体で十分使うことができました。


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メロングローブは3本指の冬期用グローブで、予備として持っていきましたが、結局使いませんでした。


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バラクラバは、昨年の八ヶ岳でデビューしたウィンドストッパー素材のOR ヘルメットクラバですが、ウィンドストッパーが使われているのは口と頬の部分だけなので、横風を受けると側頭部や後頭部がけっこう寒いと感じます。風が強いときは、薄手のビーニーと組み合わせないと厳しいかもしれません。ちなみに、ヘルメットクラバは口のところに呼吸用の穴があけられているのでメガネが曇りにくいのですが、うかつに鼻で息を吐いたりするとやっぱりすぐにサングラスが曇ってしまいました。せっかく購入した曇り止めもあまり効果がありませんでした。


ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




●ボトムス
 ドライレイヤ: なし
 ベースレイヤ: ミレー スーパーパワーパンツ
 ミドルレイヤ: なし
 ハードシェル: マムート ゴアテックスグレイシャープロパンツ
 インシュレーション: ノースフェイス プロダウン アコンカグアパンツ
 ソックス: モンベル メリノウールエクスペディションソックス
 シューズ: スカルパ モンブランGTX

ボトムスはハードシェルが比較的新しいものですが、すでに使っているし性能的に特別何かが違っているわけでもないので、その意味では新しいものはありません。マイナス10度を下回るような極寒の状況でも、動いている限りにおいてはこの組み合わせでとくに寒さを感じることもなく、問題ありませんでした。ミレー スーパーパワーパンツの保温力と快適性は特筆ものです。



●ギア
 バックパック: ミレー マーカムスウィッチ75+15
 ストック: ブラックダイヤモンド トレイルコンパクト
 ヘルメット オーストリアルピン ユニバーサルヘルメット
 寝袋: プロモンテ エクストリームライトシュラフEL1000A
      プロモンテ あったかウォッシャブルライナー
 マットレス: RONDE EVAマット+4ミリ厚シルバーシート
 テント: アライテント エアライズ2+冬用外張り
 クランポン: ペツル サルケンLLU
 アックス: カンプ カシン Xライトアッズ
       カンプ カシン Xライトハンマー


millet_MARKHAM SWITCH 75_15
ギア類では、まずバックパックがデビュー戦でした。今まで使っていたオスプレー イーサー85がどうにも背面長が合わず、昨年セール品を見つけてミレー マーカムスウィッチ75+15を購入しました。背面長を調整してみると、Sサイズでちょうどいい感じだったので、やはりイーサー85のMサイズでは少し長かったようです。容量的に標準で75リットルでは厳しいかなと思ったりもしました、15リットル分の調整幅があったので、収納に関しては問題ありませんでした。機能的にもいろいろと便利なところがあり、後日レビュー記事を書くつもりです。


RONDE_setumei.jpg
マットレスは、アマゾンで見つけたRONDEという無名のもので、2880円と格安でした。しかし、サーマレストと同じように片面にアルミ蒸着されていたり、素材のEVAがけっこうしっかりとしていて凹凸の高さもあり、この上にダウン寝袋で寝たら凹みの部分にダウンが入り込んでつぶれずに保温力を発揮してくれるのではないかと思って選んでみたわけです。もちろん、これだけで暖かく眠れるとは思えなかったので、ホームセンターに売っている厚さ4ミリほどのシルバーシートを同じ大きさに切ったものと、寝袋の中に敷く用に小さ目にカットしたものの2枚を追加で持っていったのですが、これで寒さは感じずに寝ることができました。RONDEのマットは幅も少し広めの57センチになっていて、かなりお勧めですが、アマゾンでは現在在庫切れになっています。


テント本体も実は新規です。いままではXライズというゴアテックス素材のシングルテントを使っていましたが、冬季外張りをおととしから使うようになったので、テント本体がゴアテックス素材である必要がなく、通常のエアライズにした方が軽量化できるということで、新品本体のみを2万円で購入しました。ポールやグランドシートはXライズの物が使えるので、5万円近くだして本体一式を買う必要がないというわけです。Xライズは無雪期に使えばいいので、そのまま残しています。


IMG_1447_20190107145535e8d.jpg
アックスも新規です。以前、奥穂高岳で急こう配の雪壁ではダブルアックスでないと安心できないと感じたので、その後ほぼ半額で売られていたカンプ カシンのXライトを購入しました。1本だけ買っていままで使っていたBD ベノムアッズと一緒に使えばいいわけですが、左右で重さや形状が違うものを使うより、2本とも同じモデルのほうがいいだろうし、どうせ半額だから1本分の価格で2本買えるのなら2本買っておくかということで、アッズとハンマーを購入したわけです。ハンマーはテントを張るときにペグ打ちに便利でした。


というわけで、いくつか新装備を試しながらの山行になった塩見岳登山でしたが、持っていったものの結局使わなかったものもあり、すべてを試すことはできませんでした。まあ、そのうちまた使う機会があるでしょうから、いずれレビュー記事をアップしていきたいと思います。

つづく。

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| 2018年12月 塩見岳 | 15:22 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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気力体力を試される極寒のロングコース: 塩見岳 その1 

2018年12月31日(月)~2019年1月2日(水) 
長野県大鹿村 塩見岳(標高3047.3m) テント・避難小屋泊単独行 


1、序章
年末の大寒波で北アルプスはほぼ悪天候が続くとの予報に比べ、南アルプスは晴天予報が多くでていました。気温は低いものの、晴れていれば登山はできるということで、この年末年始の登山は南アルプスに決定です。


では、どこに行くか。久しぶりに北沢峠から仙丈ケ岳もいいかなと思っていました。以前登れなかったアサヨ峰にも登ってみたいし、厳冬期は未踏の甲斐駒ヶ岳にも挑戦してみたいというのがあります。しかし、年末年始の北沢峠は人が多く、その点がいまいち気乗りしないところです。塩見岳の予報を見てみると、年末から正月三が日までは晴れ予報が続いているうえに、1日と2日は寒気もゆるんで寒さも少し柔らぐとの予報になっています。アプローチの長さがネックの塩見岳ですが、いまだ無雪期でさえ登ったことがないし、長らくその特徴的な山容が気になっていた山ですから、チャンスがあるなら登ってみたいという気持ちがふつふつとわきあがってきました。


ということで、目的地は塩見岳で決まりです。日程も、寒気の緩む正月に登頂できるよう、31日に入山、2日に下山というスケジュールで組みました。どうせ行くのなら小河内岳にも足を延ばしてみたいところですが、そのぶん荷物が重くなるので、あまり欲張らず塩見岳のみの登頂を目指すことにしました。


事前にいろいろと調べてみると、まずはアプローチとなる鳥倉林道が夏季ゲートよりもずっと手前の冬季ゲートで閉鎖されていて、そこから登山口までおよそ9kmにも及ぶ林道歩きをこなさなければならないとのことで、正直げんなりです。距離的に戸台から北沢峠へ向かう戸台川沿いの道と似たようなものですが、舗装道路になっているだけむしろ歩きやすいのかもしれません。なんにしても、平地で荷物無し早足で歩いてほぼ時速4kmですから、20㎏を越える荷物を担いで、歩きにくい冬靴で登り勾配の道を9kmも歩くとなると、平均時速は2km台になるでしょうから、2.5kmとして計算しても休憩込みで4時間近く必要になってくるわけです。


ネットの山行記録など見ると、冬でも3時間かからずに登山口に着いているという人もいるようですが、ホントかよとちょっと信じられない気持ちになります。自分的には、重い荷物を背負う長期山行時は他の登山者を抜くよりも抜かれる方が圧倒的に多いので、基本的に足が遅いということを自覚しています。なので、他人のことは気にせず自分のペースでのんびり行こうと思います。


さて、長い林道歩きの次に、三伏峠までの登りが始まるわけですが、標高1800mの登山口から標高2600mの三伏峠までの標高差800mを登ります。夏ならコースタイム3時間ほどらしいのですが、冬だし荷物が重いしで、これまた4時間はみておいたほうがよさそうです。とすると、合計で8時間ぐらいはかかるということになり、遅くとも7時には出発する必要があります。余裕を見て6時出発という行程で考えておくことにしました。



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余裕のあるスケジュールで移動するため岡山を29日の夜に出て、養老SAで仮眠をとるつもりでしたが、滋賀県八日市から先で雪が降っていて50km規制となり、路面も積雪がある状態のためけっこう車の流れが悪く、大津のあたりで一宮まで3時間以上かかるという交通情報がでていました。このまま行っても関が原を越えて養老SAに着くころには夜明け近くなってしまうということで、途中の黒丸PAで仮眠することにしました。


黒丸PAは八日市の手前に位置しますが、PA内で積雪があり、樹木に霧氷がついているというまるでどこかの登山口に来ているかのような状態でした。車中泊用にもってきたモンベル ダウンハガー800#1の寝袋のおかげで暖かく眠ることができましたが、4時頃起きてからなんとなく体がだるいような寒気がするような気がして、体調がすぐれませんでした。


IMG_1932_2019010517241665f.jpg
降りしきる雪の中を緊張しながら関が原を越えてようやく雪のない名古屋まで下りてきたのですが、睡眠不足気味に加えて風邪をひきかけているかのような体調不良で、なんとなくぼ~とした頭のまま車を走らせていたら、あろうことか小牧ジャンクションを通過してそのまま東名高速の方に進んでしまいました。


次の春日井ICを通過したところで、小牧ジャンクションを通り越していることにようやく気が付きました。とりあえず次の守山PAにあるスマートICで下りたのですが、もしも守山スマートICがなかったらすごく遠回りすることになっていました。まさに不幸中の幸いでした。


30日は温泉に浸かってのんびりと入山に備えるだけの日だったので、あわてて高速に乗りなおさなくてもいいかということで、守山から中央本線沿いの県道15号線で多治見に抜け、そこから国道19号線で中津川まで行って、再び中央道で恵那山を越えて長野に入ることにしました。


ところが、途中から猛烈な眠気に襲われ、またしても中津川IC入口を見落として行き過ぎてしまいました。中津川ICから中央道にのって、すぐ次の神坂PAで仮眠をとろうと考えていたのですが、気が付いた時にはすでに中津川ICを何kmも通り過ぎていて、Uターンするのもめんどくさくなってしまいました。


幸い、少し先にきりら坂下という道の駅があったので、とにかくそこで仮眠をとることにしました。道の駅きりら坂下は国道19号から外れて川を渡ったところにあるため、車はほとんど停まっていなくてガラガラでした。トイレの近くに車を停めて、速攻で寝袋にくるまって寝ました。もちろん、寝る前に葛根湯を1包飲んでおきました。


周囲のざわつく音で目が覚めると、時間は11時を回っていました。体調はすこし良くなった感じです。トイレに行って、出発前にコンタクトレンズを入れておこうとして、愕然としてしまいました。なんと、コンタクトレンズを持ってくるのを忘れてしまったのです。家からここまでメガネで運転してきたので問題なかったのですが、うっかりしていました。このままではメガネで登山をしなければいけません。幸い、運転用にクリップオンサングラスを車に置いてあるのでメガネをサングラスにすることはできますが、曇り止めを塗っていないのですぐに曇って使い物にならなくなる可能性があります。


道の駅に併設されていたスーパーに入って、ドラッグストアで曇り止めがないか聞いてみましたが、おいていませんでした。やはり、スポーツ用品店かメガネ店でないとなさそうです。とにかく、時間の余裕はあるので、飯田市内まで行って探してみることにしました。


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国道19号から国道256号に入り、妻籠宿から阿智村を経由して飯田市内に入ったあたりで、快晴の南アルプスが見えました。雪をかぶったひときわ白く輝く高峰がいくつか見えますが、おそらくあの頂が塩見岳ではないかと思われます。兜のような特徴的な山容を見ると、少し気持ちが高ぶってきました。


国道沿いにマツモトキヨシがあったので、立ち寄ってみました。メガネの曇り止めはあるにはあったのですが、本来はメガネクリーナーで曇り止め成分も入っているというものだったこともあり、その効果に疑問が残るため購入するのをやめました。


桐灰マグマ
代わりに、うわさで知っていたかなり熱くなるという桐灰化学のマグマという携帯カイロがあったので、鎮痛解熱剤と一緒に購入しておきました。


その後、グーグルマップで調べてみると近くにアルペンがあることがわかったので、アルペンに寄ってみました。すると、スワンズのサングラスやゴーグル用の曇り止めスプレーが置いてあり、望みどおりの物を入手することができました。


いつの間にかお昼時になっていたので、近くのコンビニでランチタイムにした後、松川ICの近くにある松川温泉に行ってみたら、なんと定休日でした。仕方がないのですこし離れたところにある望岳荘という公共の宿で日帰り入浴をして、国道153号線沿いにある中川ショッピングセンターで夕食と翌日の朝食を購入。駐車場で弁当を食べた後、本日の宿泊場所である大鹿村の道の駅 歌舞伎の里大鹿に向かいました。なぜ直接登山口で車中泊しないのかというと、寒すぎるからです。30日はまだ強い寒気が居座っていて、冬季ゲートのある標高1400m付近でも、マイナス5度を下回るような気温が想定されていたので、どうせ寝るなら少しでも暖かいところで眠りたいというのが理由です。


18時過ぎに到着し、ひとまずトイレに寄って歯磨きをしていたら、なんと18時30分で閉館になってしまいました。道の駅を名乗るためには24時間利用可能なトイレを設置することが条件になっているはずですが、ここには外トイレは探した限りではありません。道の駅としての条件を満たさないで道の駅を名乗るのはルール違反ではないかと思うわけです。しかも、自販機すらないので、飲み物を買うこともできません。幸い、道の向かいにある大鹿村交流センターに自販機があったので翌朝暖かいココアを飲むことができましたが、大鹿村の道の駅はあまり車中泊には向いていないようです。というより、歓迎していないのかも。

つづく。


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| 2018年12月 塩見岳 | 17:43 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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恥知らずのあきれた隣国

昨年末から話題になっているレーダー照射事件ですが、いつの間にかレーダー照射はしていないという主張が初めからされていたかのような報道になっています。日本のマスコミもかの国のそれと同様にバカばっかりなので、子供の使いのように言われたことをそのまま報道しているだけの能無しなので仕方がないところはあります。しかし、もともとは彼らは遭難した北朝鮮の漁船を捜索するために火器管制レーダーを他のレーダーといっしょに使用したと言っていたのです。しかも、その理由が波が高く海が荒れていたから、通常はそのような目的では使用しない火器管制レーダーも使ったという言い訳だったわけです。



ところが、日本が公開した映像では、海はほとんどべた凪のような平穏な状態で、天候もぜんぜん荒れていなかったことが明白になりました。しかも、韓国駆逐艦のすぐ近くに遭難したとみられる漁船がいて、すでに救助活動が開始されていたか完了していた状態であることも明らかになったわけです。つまり、海が荒れていたとか漁船を捜索するためという韓国側の主張はまったくのでたらめだったわけです。しかも、事を公にしないよう内々で済ませてくれと密かに交渉してきたというのだからあきれます。あれだけ日本に対して好き勝手なことをやってきて、どの口がそういうことを言えるのでしょうか。



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その後、彼らは一転してレーダーを使っていないという主張をしはじめ、あろうことか日本に謝罪まで要求してきました。理由は日本の哨戒機が威嚇的な低空飛行をしたからだそうですが、盗人猛々しいというか、厚顔無恥というか、よくここまで恥知らずな言動ができるものだとあきれてしまいます。


しかし、そのせいで最初のでたらめないいわけはすっかり忘れ去られてしまったかのように、誰もいわなくなっています。彼らの狙いはまさにここにあったのではないかと思えるわけです。海が荒れていたという大うそをついていたこと、国際的に禁止されている行為になる火器管制レーダーを照射したという事実をなかったことにするために、とんでもない反論でうやむやにしてそれを声高に反論し続けることで初めからレーダー照射などしていないという話にすり替えてしまおうというのが彼らの意図なんでしょう。ウソも言い続ければ真実になるという韓国お得意の手です。


そもそも、漁船の救助になぜ海軍の駆逐艦が出てくるのかというのがおかしな話です。しかも、国旗や軍艦旗も掲げず国籍を意図的に隠すような状態で、哨戒機からの呼びかけにも応じないなど、なにか見られたくないことをしていたので自衛隊機が近づかないように意図的に威嚇のために火器管制レーダーを照射したと疑われてもおかしくない行動です。いわゆる瀬どりを行っていたのではないかとも言われていて、もしそうなら韓国が公に北朝鮮に対して内密な援助をしていた証拠になるわけです。これは国連決議による北朝鮮への制裁に反する行動です。だからこそ、見え見えの嘘であっても知らぬ存ぜぬを押し通そうとするのも当然なのでしょう。


いづれにしても、政府には中途半端に譲歩したりうやむやにすることなく、徹底的につっこんでクリアにしてもらいたいものです。ここで下手な取引をしてしまうと、何かあっても適当なウソをでっちあげて日本が悪いと言い続ければやっぱり日本は引き下がるとますます彼らを増長させるだけです。もはやあの国は友好国でもなんでもない、反日をスローガンとした敵性国家であるものとして我々も意識を改めなければいけない時代になっているといえそうです。


この問題に関して、より論理的かつ明確に論評している記事がありますので、興味のある方にお勧めです。

BLOGOS ここで許したら「日韓の未来」はない


こちらの動画も興味深い内容です。




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| 時事ネタ・ニュース | 18:36 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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厳寒の塩見岳から下山しました

アナログ温度計を忘れてしまったので正確な温度はわかりませんが、マイナス10度まで計測できる腕時計の温度計がテント内で計測不能の「―」表示になってしまったので、マイナス12~15度ぐらいまで下がったみたいです。寒すぎました。


寒さも大変でしたが、アプローチの長さにはまいりました。約25キロの荷物を背負って9kmといわれる林道歩きの後で標高差800mの凍結と積雪の登山が始まります。そのため登山口に着いた時点ですでにかなり体力を消耗していて、三伏峠に着いた時にはへとへとでした。


幸い天候には恵まれたものの、寒さと体力の消耗でかなり過酷な登山となりました。厳冬期2座目となる3000m峰 塩見岳への登頂はいかに!?


詳細は、山行レポにて。


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