FC2ブログ

ヤマふぉと

山の自然や風景をゆったりと眺め、写真を撮るために山に登る。だから、登頂や縦走を目的とせず、好きな山域でテントを張ったり小屋に連泊して、カメラ片手にのんびりと過ごす。そんなスローな山登りを楽しんでます。相互リンクはしていませんので、リンクはご自由にどうぞ。

2018年05月 | ARCHIVE-SELECT | 2018年07月

| PAGE-SELECT | PREV

≫ EDIT

伯耆大山のバリエーションルートを行く: 一ノ沢右岸稜その2 

2018年6月24日(日) 鳥取県大山町 伯耆大山弥山(標高1709.4m) 日帰り単独行 


IMG_0504_2018063013015053d.jpg
森林限界を超えて草付斜面になったと思ったら、すぐに灌木帯のヤブコギが始まりました。順番から言えば、樹林帯の次に灌木帯となり、草地はそのあとのはずですが、なぜか一ノ沢右岸稜は樹林帯と灌木帯の間に草地がありました。過去に斜面が崩落などして裸地化してしまったのかもしれません。それにしても、この灌木帯がけっこうやっかいで、トレースがほとんど草に覆われて見えないので、地面の状態がさっぱりわかりません。足で地面の状態を探りながらすり足のようにして歩かなければならず、その上藪をかき分けながら登って行くわけですから、距離の割に疲れました。


IMG_0505_20180630130151a98.jpg
5分ほどでようやく灌木帯もまばらになり、人の背丈よりも高いものはなくなって視界が開けました。斜面の傾斜はあいからずきついままです。どこかで小休止できる場所はないかと探しながら登りましたが、気が付くと頭の上あたりを虫が群れ飛んでいて、立ち止まるとすぐに顔の周りに寄ってきてうざいこと。ちょっとした段差のようなところで立ち休憩をしようとしたら、やっぱり虫にたかられてすぐに出発せざるを得ませんでした。


灌木のある場所は、虫の隠れる場所があるので、どうしても虫が多くなります。その上、まだ標高がそれほど高くないので風が弱く、虫を吹き飛ばしてくれることもなく、草地になって風がそこそこ強く吹く標高まで一気に行くしかありません。


IMG_0507_20180630130153d89.jpg
小休止はあきらめて、灌木帯が終わるまで歩き続けることにしました。途中、赤い花(おそらくシモツケソウ)がたくさん咲いているお花畑のような場所があり、ほんの一時いやされます。


IMG_0509_20180630130154635.jpg
オオバギボウシもあちこちに見られました。花の方はまだこれからといった感じです。


IMG_0510_20180630130156efd.jpg
トレースはいつの間にが一ノ沢の崩落地ぎりぎりのところを通るようになりました。足元にも注意しないといけません。登っても登っても終わらない灌木帯ですが、前方を見ると再び背の高い木が立ちふさがるように群れていて、あれを越えていくのかと思うとうんざりです。しかし、タケノコ岩がだいぶん近くに見えるようになってきたので、そこそこ標高は高くなっているようです。


IMG_0511_20180630130157972.jpg
背の高い木の密集している場所を抜けて黙々と登って行くと、ようやく一ノ沢の崩壊地の一番上に近づいてきました。あれを越えればどうやら草地になりそうなので、歩きやすくなりそうです。


IMG_0513_20180630130159275.jpg
10:21 崩落地の一番上まで登ってきました。こうしてみると、森林限界を越えたらずっと歩きやすそうな草地のように見えますが、実際はなかなか厄介な灌木帯が続いているというのが実情です。林道からバリエーションルートに入ってから40分が経過しています。その間、標高差でほぼ200m登って来たことになります。


IMG_0515_20180630130200508.jpg
思った通り、崩壊地を過ぎると草地の斜面となり、灌木帯と比べると歩きやすく視界も広くて気分的にはかなり楽になりました。しかし、今度は地面がザレ場になって滑りやすくなったため、まったくもって楽になったとは言い難いのが残念なところです。


IMG_0517_201806301302023d0.jpg
10:34 ようやく座って休憩するのに良さそうな場所を見つけました。標高が上がったため風もそれなりに強めになって、虫が寄ってきてもすぐに吹き飛ばされていなくなるので、あまり虫を気にしなくても済みます。林道から約1時間でようやく荷物を降ろして座ることができました。標高1450m地点でした。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




IMG_0518_20180630130203de0.jpg
10分強の休憩を終えて、再び山頂を目指します。タケノコ岩がだいぶん大きく見えるようになってきました。


IMG_0522_2018063013054937c.jpg
タケノコ岩はよく見るとゴリラの横顔のようです。


IMG_0523_201806301305501a2.jpg
左手にもいくつか岩峰があります。右手のタケノコ岩が大きすぎるのであまり大きく見えませんが、実際にはけっこうな大きさだと思います。


IMG_0524.jpg
タケノコ岩の横を過ぎると、トレースはやや不明瞭になってきました。もともと一ノ沢右岸稜はあまり明瞭な稜線ではありませんが、このあたりからは小さいながらも稜線っぽさが出てきました。


IMG_0525_201806301305536f8.jpg
上に見えているのがおそらく頂上台地の辺縁部だと思われるので、山頂まであと少しです。


IMG_0526_20180630130555352.jpg
振り返るとタケノコ岩もずいぶん下に見えます。


IMG_0527_20180630130556233.jpg
頂上台地が近くなってくると、再び崩落地の縁に出ました。実はこれが一ノ沢の源頭でした。


IMG_0528_2018063013055865e.jpg
一ノ沢源頭の崩落地の縁からは、先が見えないほど切れ落ちた一ノ沢がはるか下まで続いていました。このあたりは本当にぎりぎりのところにトレースがあるので、足元が崩れないようにできるだけ離れたところを足早に通過しました。


IMG_0529_201806301305596b3.jpg
11:19 最後は源頭部の崩壊地から離れてやや左斜めに急斜面を登って行くと、辺縁部の先に頂上台地が広がっているのが見えました。


IMG_0530_2018063013060176b.jpg
弥山山頂には大勢の登山者がいます。無雪期の頂上台地は木道以外は立ち入り禁止になっているので、多くの登山者に見られながら堂々と木道以外の場所から植生を踏みつぶしながら弥山頂上へ出ていくほど厚顔無恥でもないし、もともと辺縁部で引き返すつもりだったので、今回はここが最終到達点です。


IMG_0531_201806301309406a1.jpg
まだお昼前だし、天気もいいのでみな山頂付近に集まっているのか、山頂避難小屋のまわりには登山者の姿はほとんどみられませんでした。


IMG_0532_20180630130941f45.jpg
11:20 山頂台地の辺縁部でわずか1分ほど過ごしてから、体の向きを180度回して引き返します。結構な急斜面なので、足を滑らせないように慎重に下りましたが、ストックを持って来ればよかったなと少し後悔しました。


IMG_0533_20180630130943e7c.jpg
一ノ沢源頭部の縁を下るとき奈落の底を覗きながら下るため、登るときより緊張しました。


IMG_0535_20180630130945a75.jpg
11:32 タケノコ岩の横まで下りてきて、このコースで唯一ともいえるほぼ平坦な場所でランチ休憩をとることにしました。トレースのど真ん中になってしまいますが、見渡す限り上にも下にも登山者はいないので、迷惑になることはなさそうです。


IMG_0536_20180630130946015.jpg
本日のランチは、いつものコンビニおにぎりではなく、家に余っていたごはんにふりかけをまぶしただけのシンプルごはんと麦茶です。本当はおにぎりにするつもりでしたが、握るのが面倒だったのでそのままタッパーに入れて持ってきました。ごはんの左下に見える緑色のものは腐敗防止用のワサビです。最後はご飯にまぶして食べると、味が変わるしピリッとした辛さで単調なごはんもおいしく食べられました。弁当持参の夏山山行には、おススメです。


誰にも会わないし、静かでいい天気の大山を独り占めしながらランチを食べていると、山に登れるだけの健康な体があることの幸せを実感します。東京でサラリーマンを続けていれば、それなりの地位とそこそこの収入を得ていたかもしれませんが、長時間拘束や残業、ストレスなどではたして今と同じレベルの健康体であるのか怪しいところです。


そもそも、東京を引き払おうかと思うようになったのは、よくわからない体調不良に見舞われたことが原因でした。動悸や息苦しさなどがあり、大学病院で精密検査をしたのですが、結局原因はわからずでした。ストレスではないかということで、様子を見ることになり、そのうち症状もでなくなったのですが、当時は仕事が楽しくなくて会社に行くのが苦痛だったし、人も車も多く猥雑な東京がまったく好きになれなかったし、いろいろとストレスがあったのは事実です。見切りをつけて帰ってきて正解だったと思います。唯一残念なのは、信州までの距離が遠くなったことですが、こればっかりはしかたがありません。


IMG_0538_20180630130948eab.jpg
12:07 のんびりとランチを楽しんだあと、下山開始です。一ノ沢右岸稜をゆっくりと下ります。


IMG_0539_2018063013094958f.jpg
タケノコ岩の奥に烏ヶ山が見えています。


IMG_0542_201806301309515f6.jpg
あまり稜線らしくない右岸稜ですが、こうしてみるとわずかながら尾根になっているのがわかります。


IMG_0543_201806301309523b2.jpg
ザレ場はグリップが極端に低くなるので、慎重な足運びが要求されます。スリップしてもすぐに転げ落ちるというものではありませんが、くじいたり、痛めたりということがあると、下山が困難になる可能性があるので、一歩一歩確実に下ります。ストックがあるともっと楽でしたが、最近は大荷物の時しか使わなくなったので、それはそれで訓練だと思うことにします。実際、ストックを使わなくなると、膝痛がでにくくなったように思います。日帰りのような荷物が軽いときはストックを使わず膝を鍛えておいて、長期縦走のような大荷物の時にストックで負荷を軽減してやれば、膝痛も起こりにくいのではないかと思うわけです。


IMG_0545_201806301312536d6.jpg
12:30 崩落地の上まで戻ってきました。ここからが長く厄介な灌木帯の道です。休憩なしで一気に下ることにしました。草に覆われて地面が見えないので足で下がりながら慎重に下っていたものの、2度スリップダウンしてしまいました。やはり足元が見えないというのはハイリスクです。


IMG_0546_20180630131254b61.jpg
途中、1か所だけ咲いていたこの花は、ヤマボウシってやつでしょうか。白とピンクのコントラストがきれいでした。


IMG_0547_20180630131256a6b.jpg
12:54 草薮をかき分けながら、ようやく森林限界の近くまで戻ってきました。しかし、この森の中を下る道も、これまで以上に急傾斜の道なので、林道に出るまでは気を抜けません。


IMG_0548_201806301312577a0.jpg
12:58 木の枝につかまりながら転げるように林道まで下りてきました。さすがに下りはあっという間でした。あとは歩きやすい林道をだらだらと下るだけです。


IMG_0550_20180630131259cfd.jpg
13:23 往路で使った階段ではなく、林道をそのまま大山パークウェイまで下ってきました。大山パークウェイに出ると、往路で使った階段まではわずか50mほどの距離しかありません。これなら、はじめから林道を使ったほうが楽だし早いはずです。


IMG_0553_20180626181002d5a.jpg
13:27 駐車場所に戻ってくると、最後に自撮りしておきました。というのも、いつも本日の装備をリストアップしていますが、ビジュアルで残しておいた方がわかりやすいので、今後は全身写真を撮っておくことにしたというわけです。


ところで、今回はGPSのログを地形図に落とし込んだものは非公開にすることにしました。バリエーションルートなので、ルートを公開して経験が少ない登山者や装備が不十分な登山者がうかつに入り込んで遭難騒ぎを起こすと、ユートピアから剣ヶ峰へのルートのように立入禁止にされかねないというのが理由です。それなりの経験がある登山者なら、地図がなくてもルートファインディングで歩けるはずですから、わざわざログを落とし込んだ地図をアップする必要もないと思います。地図がないと不安だということなら、このルートは自分の技量にあっていないと理解してください。


また、無雪期の頂上台地は木道以外は立ち入り禁止ですから、このルートは弥山山頂には事実上行けないことになります。それでも平気で行ってしまう登山者もかならず出てくるので、そういう不埒な連中の手助けになる情報を載せる必要はないというのも理由のひとつです。


もしもこの記事を読んで、無雪期に一ノ沢右岸稜を登ってみようと思ったら、くれぐれも頂上台地には上がらずに、台地の縁のところで引き返すようにしてください。植生保護やヒメボタル保護のために頂上台地の木道以外の場所は立入禁止ですが、そういうことを無視して歩く登山者がいると、やがて一ノ沢右岸稜そのものが立入禁止になる可能性が高くなります。登山者が自らの首を絞めるような行為は厳に慎んでいただきたいと切に願います。


ランキングアップにポチッとご協力お願いします。
にほんブログ村 アウトドアブログ 登山へ
にほんブログ村


登山ランキング









スポンサーサイト



| 2018年6月 大山一ノ沢右岸稜 | 13:20 | comments:2 | trackbacks(-) | TOP↑

≫ EDIT

伯耆大山のバリエーションルートを行く: 一ノ沢右岸稜その1 

2018年6月24日(日) 鳥取県大山町 伯耆大山弥山(標高1709.4m) 日帰り単独行 


梅雨の合間の晴天日がうまく日曜日と重なった24日は、かねてから登ってみたいと思っていた伯耆大山一ノ沢右岸稜に行ってきました。


一ノ沢右岸稜はいわゆるバリエーションルートのひとつで、当然ながら地形図にもコースは載っていません。ネットで調べるとそれなりの山行記録件数がヒットするので必要な情報は得られますが、半分ぐらいは積雪期の情報なので、無雪期の情報は案外多くはないようです。


寝不足のままだとまた息苦しいような症状がでかねないので、前夜は0時前には就寝し、午前5時30分に起床。6時間弱の睡眠は十分とはいえないまでも、体調はいいみたいです。6時30分に家を出て、一ノ沢に着いたのは8時30分頃でした。


三ノ沢と違って一ノ沢には駐車場がありません。大山パークウェイ沿いの駐車スペースを探して停めるわけですが、一ノ沢を二ノ沢方向に50mほど行ったところにあった路肩の広い場所に車を停めました。


本日の装備
●アッパー
 ドライレイヤー: ミレー ドライナミック メッシュ ノースリーブ クルー
 ベースレイヤ: マーモット ハイブリッド PP L/Sジップ 
 ミドルレイヤ: マムート デイトリッパーフリースジャケット(不使用)
 ソフトシェル: なし
 ハードシェル: マムート エアロスピードジャケット(不使用)
 インサレーション: なし
 グローブ: プロアクト 作業用グローブ
 キャップ/ハット: マムート アドベンチャーベンチレーションハット
 ヘルメット なし

●ボトムス
 ベースレイヤ: なし
 ミドルレイヤ: ノースフェイス バーブパンツ
 ハードシェル: ミズノ ベルグテックEX/レインパンツ(不使用)
 ソックス: クロスプロ 5本指ウォーキングソックス(ウール混)
 シューズ: ミレー オールロードGTX

●ギア
 バックパック: ハクバ GWアドバンス ピーク25
 ストック: なし


IMG_0553_20180626181002d5a.jpg
天気予報では真夏日になるとのことだったので、大汗をかく可能性を考慮して、汗抜けが一番いいミレー ドライナミックメッシュをドライレイヤーに持ってきました。でも、山の上はそれほど気温が高くならず、湿度もあまり高くなかったようで、さらりと快適な状態でした。なので、流れるほどの大汗をかくことはありませんでしたが、日差しはそれなりにきつい状態でした。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




IMG_0470_201806261809523a5.jpg
8:50 出発です。


IMG_0471_20180626180954f2a.jpg
まずは治山林道入り口まで、大山パークウェイを一ノ沢方向に向かいます。


IMG_0472_201806261809550d7.jpg
一ノ沢からは、これから登る一ノ沢右岸稜がきれいに見えていました。一ノ沢上部にある巨大な三角形のタケノコ岩もくっきりと見えました。


IMG_0473_201806261809566b5.jpg
一ノ沢を渡ったところに階段があったので、こちらの方が近道かと思い登ってみることにしました。


IMG_0474_20180626180958d5f.jpg
一ノ沢に出たものの、どう行けばいいのかわかりません。とりあえず、右岸をそのまま登ってみました。


IMG_0475.jpg
しかし、堰堤で行き止まりになっていました。左岸を見ると、コンクリート舗装された道が見えたので、堰堤下を左岸に渡りました。


IMG_0476_20180626181001a7b.jpg
左岸にあったコンクリート舗装の道を登って行きます。


IMG_0477_201806261811168a7.jpg
少し先で一ノ沢を横切って、右岸に出ることができました。


IMG_0478_20180626181118332.jpg
治山林道に合流です。結局、近道ではなく、余計な遠回りをしてしまったようで、素直に治山林道入口からはいったほうがいいみたいです。


IMG_0479_20180626181119319.jpg
治山林道に入ってすぐに分岐があります。右はまた一ノ沢に出るようなので、左へ入るわけですが、これが永らく使われていないことが明らかな草ぼうぼうの状態で、ホントにこれでいいのかとちょっと不安になるような道です。


IMG_0480_2018062618112141a.jpg
とはいえ、コンクリート舗装のおかげで、雑草に埋もれかけながらも道は明瞭でした。


IMG_0481.jpg
一つ目のヘアピンカーブを過ぎてしばらくすると、コンクリート舗装がなくなり、砂利道になりました。それでも、あまり荒れていないので歩きやすい状態です。


IMG_0482_20180626181124ec8.jpg
さらに進んで行くと、再びコンクリート舗装になりました。どうやら、道があまり荒れそうにないしっかりしたところはコンクリート舗装をはしょったみたいです。コスト削減ということなんでしょう。その後も、砂利道とコンクリート舗装が交互にあらわれました。


IMG_0484_20180626181125454.jpg
標高1100mあたりでようやく南壁が見えてきました。


IMG_0486_20180626181127c66.jpg
このあたりはきれいで気持ちのいいブナ林が林道の左右に広がっています。もっとも、下草も繁茂していて、ちょっと雑然とした感じが否めません。セミの声も響いていて、夏が来たことを実感しました。


IMG_0487_2018062618134272d.jpg
生命力がみなぎっているという感じの生い茂り方です。


IMG_0488.jpg
トレースの入り口らしき場所がありましたが、とりあえず林道の末端となる一ノ沢出合まで行ってみることにしました。


IMG_0489.jpg
9:28 一ノ沢出合です。休憩するのにいい時間だったので、とりあえず荷物を降ろしてドリンク休憩にしました。林道はもう少し先まで続いているようで、前方に見える錆びた鉄の土留めの先まで行けるみたいです。ネットでみた記録だと、この崩落激しい一ノ沢から取り付いて登ることもできるみたいですが、落石の危険があり、これを登るのはあまり賢い方法とは思えません。なので、さっき見つけたトレースの入り口から入ってみることにしました。


IMG_0491.jpg
一ノ沢の奥にそびえるタケノコ岩とそれに続く南壁をしげしげと眺めながら、ゆっくりとドリンクを飲みました。さすがにバリエーションルートだけあって、誰にも会いません。時折、大山パークウェイのほうからバイクのけたたましい排気音が聞こえてくるのが興ざめですが、休日の商店街のような夏山登山道に比べると天国です。


IMG_0495.jpg
背後のブナ林は、新緑の頃よりも緑色の深みが増してきましたが、まだ盛夏のような感じではなく、やや新緑っぽさを残しているように感じます。


IMG_0498_201806261813509f3.jpg
9:39 休憩後にトレースの入り口まで戻り、森へと分け入りました。ところがここからいきなり急登が始まります。かなりの急勾配を直登するトレースなので、緩やかな林道歩きに慣れた体と感覚では戸惑うぐらいのインパクトです。ストックを持って来ればよかったと思いましたが、ないものは仕方ありません。幸いグローブはいつももっているので、草や木をつかんで体を引き上げるようにしながら登りました。


IMG_0499_20180626181351c04.jpg
ずいぶん長く森の中を登ったように感じますが、時間にすると6分ぐらいです。森が突然なくなり、低木帯になりましたが、この低木帯は一瞬でおわりました。


IMG_0501_20180626181353d61.jpg
すぐに草付の斜面になり、タケノコ岩も見えてきました。


IMG_0502_2018062618140295c.jpg
振り返れば、すぐ下に森林限界が明確に見えていました。以前登った大山正面道は、次第に低木が増えてきて、いつの間にか灌木帯になり、最後には草付の斜面になるという感じでなだらかに変遷していきましたが、ここはなんだかデジタルっぽい切り替わり方です。


IMG_0503.jpg
左手の奥の方には、もっと上まで森が続いているのが見えます。単純に標高だけが森林限界の決定的要因というわけではないということです。この一帯はどういう理由で森林限界が低いのか、謎です。むしろ、あの奥に見える部分だけ森林限界が高いのかもしれませんけど。自然ってのは不思議だけど面白いです。

つづく。

ランキングアップにポチッとご協力お願いします。
にほんブログ村 アウトドアブログ 登山へ
にほんブログ村


登山ランキング










| 2018年6月 大山一ノ沢右岸稜 | 18:26 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

≫ EDIT

初夏のブナ林でまったり: 若杉天然林その2 

2018年6月17日(日) 岡山県西粟倉村 若杉峠(1050m) 日帰り単独行 


IMG_0439_20180620145136a3a.jpg
11:00 東屋からは緩やかな下りの道です。道端にある大ブナは直径が軽く1mを越えていると思われる大木です。案内板によれば、この付近は幹回りが3.5~4.5m、樹齢200~300年のブナの大木がみられるということで、いわゆる極相林になっているようです。


IMG_0441_20180620145139f6d.jpg
おそらく若杉天然林の中で一番の見どころなのでしょうが、林床はご覧のとおり笹薮状態で、大山あたりのブナ林と比べるとかなり残念な状態です。これはカメラを持って腕を伸ばして撮ったものなので、肉眼で見るとほとんど目の前の笹しか見えません。


IMG_0444_201806201451411a7.jpg
11:22 第3分岐点に着きました。ここから左へ尾根道を進んで行けばまっすぐ若杉峠に着きます。ちょうど鳥取と岡山の県境になる尾根道ですが、鳥取側は植林帯になっていて、あまり楽しくなさそうな雰囲気です。ということで、自然研究路を第2分岐まで行くことにして、右へ下りました。


IMG_4704_201806231805413cc.jpg
5分ほど下ると東屋があり、その横にも大ブナが立っていました。このブナは根元のあたりが裾広がりのようになっていて、ドレスをまとった貴婦人のような雰囲気でした。


東屋はベンチが壊れていたので、ここでも休憩なしで先に進みます。


IMG_0445_20180623180639666.jpg
自然研究路に入ったばかりの頃に1組の登山者とすれ違いましたが、それ以降は誰にも会っていません。静かな森の中をのんびりと歩きます。


IMG_0447_20180623180641e37.jpg
水平だった道が下りになり、下りきったところで小さな流れを渡りました。このあたりは広くて平坦な谷になっていて、木々の密度もやや高い感じです。新緑の頃に比べると、緑の色も濃くなり、淡いグラデーションのような色違いの感じもほぼなくなり、夏の森のなったなと感じます。


IMG_0448_20180623180642c5f.jpg
11:56 第2分岐点に着きました。ここで中国自然歩道に再び合流し、若杉峠は左へ進みます。


IMG_0449_20180623180644c09.jpg
案内板のマップです。


IMG_0450_20180623180645dfe.jpg
第2分岐点から若杉歩峠方面に進むと、すぐに広くて平坦な谷になり、なんとなく湿原のような雰囲気です。


IMG_0451_20180623180647f00.jpg
12:06 のんびりと歩いても第2分岐点からわずか10分ほどで、若杉峠に到着しました。ちょうどお昼時だし誰もいなかったので、ベンチで休憩することにしました。


IMG_0452_20180623180648fdf.jpg
目の前の祠と抱き合ったような2本の杉の大木を眺めがら、おにぎりを食べました。祠の横を上がって行くと展望台があります。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




IMG_0453_20180623180650495.jpg
休憩中に1組の登山者が展望台の方に登って行ったので、休憩を終えてから自分も展望台に向かいました。


IMG_0454_20180623180651d57.jpg
けっこう急な階段が続きます。


IMG_0455_2018062318081219c.jpg
階段を登りつめ、右に少し行くと展望台がありました。標高は1080mぐらいで、1050mの若杉峠よりも高いので、この山行の最高地点はこの展望台ですが、名前のあるピークではないので、若杉峠を最高到達点ということにしておきます。


IMG_0456_2018062318081323d.jpg
しかし展望台とは名ばかりで、植林された杉が成長してほとんど展望はありません。わざわざ登って来ましたが、無駄足でした。ただし、ここには東屋があるので、休憩やランチをするなら若杉峠よりもここまで上がってきた方がよさそうです。


IMG_0457_20180623180815e99.jpg
12:31 展望のない展望台からすぐに引き返して若杉峠まで下りてきました。これから下山ですが、往路を戻るのではなく直進して別のコースから下ることにします。ただ、植林帯のような雰囲気が漂っているので、あまり面白くない道かもしれません。


IMG_0458_2018062318081610d.jpg
若杉峠から南に尾根を登って行くと、やはり植林帯でした。引き返そうかと思いましたが、地形図を見るとこの先にかなり広い湿原のような地形があるので、なにか面白い風景がみられるかもしれないとそのまま進むことにしました。


IMG_0459_20180623180818da0.jpg
植林帯の中は杉の落ち葉が厚く堆積していて、トレースがかなり不明瞭でしたが、赤テープと埋もれかけの階段を探しながらなんとか道をはずれずに進むことができました。


IMG_0460_20180623180819a0a.jpg
12:43 林道に出ました。ここから林道を横切ってさらに先に進み、尾根筋を少し歩いて1124ピークの先から別の林道で下るというコースもありますが、林道の反対側にトレースの入り口が見当たらなかったし、どうせ植林帯が続くだけのような雰囲気なので、ここから右へ折れて林道を下ることにしました。


IMG_0461_201806231808216d3.jpg
ちなみに、道標に書いてある峰越峠まで行っても戻って来れますが、かなり距離があるし、アスファルト道歩きが長くなるので、今回はパス。


IMG_0463_20180623180822088.jpg
林道を下り始めると、すぐにこの道が長らく使用されていないことがわかりました。車のわだちがなくなっていて、雑草が生い茂っています。


IMG_0464_20180623180933008.jpg
湿原のような場所は小高く盛られた土手状の道になっていて、途中には橋もありましたが、穴が開いていて車が通過できる状態ではありません。いつ足元が陥没するかわからないので、足元を確認しながら慎重に渡りました。結局、この湿原のような場所はほとんど草地のような状態で、なにも面白いものはありませんでした。


IMG_0465_20180623180934a27.jpg
12:51 別の林道との合流点です。ここを右折して下ると駐車場近くに出ることができるはずです。


IMG_0466.jpg
最初のうちは普通の林道でしたが、途中からものすごい岩ゴロの道になり、とても車両が走れるような道ではなくなりました。おそらくブルドーザーのような無限軌道車でないと通過できないでしょう。


IMG_0467_201806231809373d6.jpg
13:14 アスファルト道に出ました。これを右に上がって行けばすぐに駐車場です。


IMG_0469_2018062318093824e.jpg
13:19 最後のアスファルト道歩きで少し足裏が痛くなりましたが、先週感じた右足の痛みもなく無事に戻ってきました。


インソールですが、靴の中で足が滑るようになったソフソールをやめて、冬靴に入れていたスパーフィートグリーンに変更してみたのですが、ソフソールの時に感じていた靴のタイト感や靴底が少し柔らかいという感じが解消され、窮屈感がなくなり靴底もしっかりとした感じになりました。やはりインソールによって靴の性格が変わってくるというのを実感しました。ミレー オールロードGTXはこのままスーパーフィートグリーンでいくことにします。


ところで、せっかく担いできた一眼レフと三脚ですが、渓流とブナの大木の写真以外は撮ることもなく、ほぼ歩荷訓練の重しのような状態でした。ま、そんなこともあります。たいして汗もかかなかったので、温泉にはよらずに一般道で家まで直行しました。

20180617wakasugitouge.jpg



ランキングアップにポチッとご協力お願いします。
にほんブログ村 アウトドアブログ 登山へ
にほんブログ村


登山ランキング










| 2018年6月 若杉天然林 | 18:12 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

≫ EDIT

予言は大外れ

昨日、東海地方で大地震が起きるという予言は、まったくもってガセでした。もっとも、的中されるとかえって大変なことになるので、ガセでよかったというところです。


それにしても、ノストラダムスの時もそうですが、過去の預言はものすごく的中しているといっているのに、リアルタイムの預言はなぜか的中しません。そんなものと言ってしまえばそれまでですが、過去の予言が的中したというのも本人もしくは情報発信者の自己申告に過ぎず、なんら明確な証拠が提出されているわけではないので、どこまで本当のことやら。


これからも、いろいろな予言がでてくるでしょうけれど、油断に対する警告という程度に考えて、防災の備えをするきっかけと考えるぐらいのスタンスでよさそうです。


ランキングアップにポチッとご協力お願いします。
にほんブログ村 アウトドアブログ 登山へ
にほんブログ村




登山ランキング













| 時事ネタ・ニュース | 13:18 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

≫ EDIT

2018年6月21日に東海地方で大地震という予言

YouTubeを観ていたら、びっくりするようなタイトルの動画を見つけました。



「衝撃予言!6月21日に南海トラフ大地震が!?予言者ジュセリーノが警告した予言内容がやばすぎる… 」という動画で、ジュセリーノ・ダ・ルースというブラジルの予言者が、明日21日に東海地方でマグニチュード10.6の巨大地震が起こるという予言をしたらしいということです。


本当にそうなったら一大事ですが、大阪で大地震があったばかりなのでまんざら可能性がないともいえないところがビミョーです。何事もなく明日が過ぎ去ってくれることを願うのみです。


ランキングアップにポチッとご協力お願いします。
にほんブログ村 アウトドアブログ 登山へ
にほんブログ村




登山ランキング










| 時事ネタ・ニュース | 21:50 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

≫ EDIT

初夏のブナ林でまったり: 若杉天然林その1 

2018年6月17日(日) 岡山県西粟倉村 若杉峠(1050m) 日帰り単独行 


6月13日の里山歩きで体調不良だったこともあり、17日の日曜日はピークハントのある登山はやめて、初夏のブナ林を散策する楽な山歩きに行ってきました。


訪れたのは西粟倉村にある若杉天然林。全く人の手が加わっていない原始林とちがって、ある程度伐採などで人の手が入っているものの、基本的には自然の状態が保たれているということで、天然林という名称になっているとのことです。


ずいぶん前に2度訪れたことがありますが、きれいな渓流とブナ林が広がる比較的なだらかな森の中に自然研究路という遊歩道が設けられていて、のんびりと森林浴を楽しみながら歩くにはいいところです。逆に言えば、登山的要素が少なく、これといってピークもないので、いまひとつ充実感や達成感は感じられないところでもあります。まあ、今回はハードな登山はしないということで訪れているので、充実感や達成感は必要ありません。


ただ、以前訪れた時に感じましたが、天然林とはいえあまり森がきれいではないというのが残念なところです。なんというか、極相林になっていないブナ林のような感じだし、林床に笹が繁茂していて、森のすっきり感もありません。写真を撮ろうにもこれはと思うところがほとんどなかったような記憶があります。数年ぶりなので、少し状況が変わっていることを期待しつつ歩きました。


本日の装備
●アッパー
 ドライレイヤー: モンベル ジオラインクールメッシュ ラウンドネックシャツ
 ベースレイヤ: マーモット クライムスピードL/Sジップ 
 ミドルレイヤ: マムート デイトリッパーフリースジャケット
 ソフトシェル: なし
 ハードシェル: マムート エアロスピードジャケット(不使用)
 インサレーション: なし
 グローブ: プロアクト 作業用グローブ
 キャップ/ハット: アウトドアリサーチ ゴーストレインハット
 ヘルメット なし

●ボトムス
 ベースレイヤ: なし
 ミドルレイヤ: ノースフェイス バーブパンツ
 ハードシェル: ミズノ ベルグテックEX/レインパンツ(不使用)
 ソックス: クロスプロ 5本指ウォーキングソックス(ウール混)
 シューズ: ミレー オールロードGTX

●ギア
 バックパック: ハクバ GWアドバンス ピーク25
 ストック: なし


朝は少しひんやりとした感じがあったので、いつもはただの荷物となっているデイトリッパーフリースジャケットを着用しました。スタート直後から渓流の写真を撮りながら歩いたので、止まっている時間の方が長く、汗をかくようなことはありませんでした。しかし、研究路に入って歩き始めるとすぐに暑くなって脱ぎました。もうフリースは必要ない時期になっているのでしょうが、とりあえず梅雨が明けるまでは装備品に加えておくことにします。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




日曜日でしたが、駐車場には車が3台ほど停まっていただけで、静かな山歩きができそうです。


IMG_0427_201806201449327bc.jpg
駐車場に設置してある案内板で順路を確認します。ひとまず中国自然歩道を第1分岐点まで行き、白線で描かれている若杉自然研究路に入ります。第3分岐点で中国自然歩道に入るかそのまま自然研究路を第2分岐点まで行くかはその時の気分で決めることにして、若杉峠を目指すことにします。若杉峠からは案内図に描かれていない右方向に尾根道を南下して、途中から林道で駐車場に戻ってくる予定です。


IMG_0428_20180620144934c44.jpg
9:15 駐車場を出て中国自然歩道に向かいます。クマが出るようなので、クマ鈴をバックパックに装着しておきました。


IMG_0429_20180620144935de6.jpg
アスファルト舗装が終わるところにログで作られた立派な東屋があります。


IMG_0430_20180620144937821.jpg
東屋の前にある若杉橋を渡ると、未舗装の道になります。


IMG_0431_201806201449388ed.jpg
若杉橋を渡ったところの森の雰囲気がけっこう原始林っぽくていい感じでした。このあたりは林床の笹もあまり茂っていないので、森の様子もすっきりとしてきれいです。この先もこんな感じであればいいのですが、なかなかそうはいきません。


若杉橋からすぐのところに渡渉点があります。ここの渓流がなかなかいい感じなので、三脚を据えて撮影することにしました。6Dでの撮影です。


IMG_4661_201806201453564e4.jpg
水の流れを滑らかにぶらすために、絞りをF11、ISO200に設定。シャッター速度は1.3秒になりました。写真クリックで拡大します。


IMG_4663_201806201454133ea.jpg
アングルを変えて、右側だけを縦構図で切り取ってみました。少し日が差してきたので、シャッター速度を下げるために絞りはF13まで上げています。このときのシャッター速度は0.8秒です。


IMG_4665_2018062014541514b.jpg
次に左側も同様に撮ってみました。右上から左下へと流れがS字状になるように構図を決めましたが、右上の部分の流れがほとんど見えていないので、写真としては失敗でした。


IMG_4671.jpg
少し上流に登ったところで、ここに来ると毎回撮影している場所で今回も撮ってみました。今年は、途中に木の枝が引っかかっていてちょっと雑然とした印象があり、残念ながら絵になりません。写真クリックで拡大します。


IMG_0432_20180620144940c97.jpg
ということで、撮影を切り上げて先に進みます。道は渓流に沿った石畳になっていて、さわやかで気持ちのいい散策路といった雰囲気です。


IMG_0434_20180620145130e90.jpg
10:31 第1分岐点に着きました。普通に歩けばおそらく30分もかからないぐらいの距離だと思いますが、撮影しながらのんびりと歩いてきたので、1時間15分もかかってしまいました。ここから渓流を離れて左手の森の中へ自然研究路を進みます。


IMG_0436_20180620145132c58.jpg
最初は小さな流れに沿って登って行きますが、すぐにその流れを渡り対岸の奥へと道が伸びていきます。


IMG_0437_20180620145133022.jpg
やや傾斜のきつい斜面につけられた階段をゆっくりと登って行きます。


IMG_4699_20180620145416508.jpg
傾斜が緩み、平坦な場所に出てくると、大きなブナが出迎えてくれました。G7XMarkⅡの広角端24ミリでは入りきらないので、6D+16ミリで撮影してます。


IMG_4701.jpg
少し進むとミズナラの大木も。


IMG_0438.jpg
10:59 東屋のある場所まできました。このあたりはほとんど高低差のない平坦な場所ですが、そのなかでも少し小高い丘のような場所に東屋が設けられています。林床の笹が繁茂していなければ眺めも良くて気持ちのいい場所だと思いますが、ベンチに座ってしまうと笹が視線より高くなってしまうので、いまいち解放感がありません。なので、休憩なしで先に進むことにしました。

つづく。

ランキングアップにポチッとご協力お願いします。
にほんブログ村 アウトドアブログ 登山へ
にほんブログ村


登山ランキング









| 2018年6月 若杉天然林 | 15:01 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

≫ EDIT

体調不良の体をだましだまし登る: 金甲山その2 

2018年6月13日(水) 岡山県玉野市 金甲山(標高403m) 日帰り単独行 


胃の調子が良くならないので、医者に行って薬を処方してもらいました。以前にも一度処方してもらっているのですが、その時に処方された薬はいまひとつ効かなかったので今回もあまり期待していませんでした。ところが、今回はそれなりに効果が実感されて症状がそこそこ緩和されています。


処方された薬はタケキャブという妙な名前の薬でした。薬局で薬をもらうときに、薬剤師さんがいい薬ですよと言っていたので、どういうものかネットで調べてみると、2014年に発売されたばかりの最新の薬のようです。朝1錠飲むだけで1日効果が続く上に、飲んでから30分ぐらいで効果が出てくるという即効性が助かります。胃のムカムカする感じや、やたらげっぷが出ること、膨満感などの症状がなくなる、もしくは軽減されて不快感がなくなります。ただし、症状の緩和だけで、根本的に治癒するというわけではなさそうなので、やはり食事の量や質などの改善は必須のようです。とりあえず、胃を休ませ自然治癒を促進するために、プチ断食でもしてみようかと思います。


それでは、金甲山のレポの続きをどうぞ。



IMG_0731_201806181701588da.jpg
胃薬を飲んで胃の不快感がだいぶ緩和されてきたので、再び山頂目指して歩き始めました。それと同時に日差しが出て、暗い森の中にも木漏れ日が差し込んできました。これだけでも気分が上向いてくるので、人間ってのはほんとにメンタルに左右される生き物だと実感します。


IMG_0732.jpg
12:36 金毘羅宮前を通過します。


IMG_0733.jpg
金毘羅宮の横にある階段を登って行くと、ようやく日差しを浴びる場所まで来ました。この先はもう山頂です。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




IMG_0734_20180618170202d8d.jpg
長い階段が終わり、ようやく道路に出ました。


IMG_0735_201806181702036aa.jpg
12:44 道路を渡ってひと登りで駐車場脇の東屋に着きました。


IMG_0736.jpg
東屋からでもそこそこの展望があります。左手に見えているピークが怒塚山です。


IMG_0737_20180618170206a87.jpg
もうこの東屋まででいいかなと思ったのですが、あまりきれいではなかったのでゆっくり休憩する気になれず、山頂の展望台まで行くことにしました。


IMG_0740_20180618170208218.jpg
12:52 アスファルト道を歩いて、山頂展望台に到着しました。瀬戸内海が良く見えます。


IMG_0741_2018061817035464c.jpg
多島美と言われる瀬戸内海を、じっくりと眺めて楽しみます。


IMG_0742_20180618170356446.jpg
風景を楽しんだ後は、ランチタイムです。今回はちょっと贅沢にドリップコーヒーを淹れてみました。といっても、消費期限切れのコーヒーを消化したかったというだけのことですが。で、メインはやっぱりコンビニおにぎりです。


IMG_0743_201806181703579b0.jpg
13:14 食後は少しまったりしたあとパッキングをし直して、自撮りをしてから下山開始です。


IMG_0746_20180618170359f4f.jpg
駐車場を通り抜けて往路と同じ道を下ります。


IMG_0747_201806181704009ef.jpg
道路から登山道へ入ります。


IMG_0748.jpg
13:50 三角点のある場所から中池分岐を右に進みます。


IMG_0749_20180618170403a0d.jpg
しばらくは落ち葉が厚く積もった緩やかな道が続きます。


IMG_0750_20180618170405ce0.jpg
鉄塔下に出ました。この道もまた巡視路のようです。


IMG_0751_2018061817040685e.jpg
鉄塔の下をくぐると、いきなり激下りが始まりました。ジグザグに下るもののそれでもかなりの急斜面で、靴の中で足が前に滑ってつま先が少し痛くなってきました。インソールはソフソールエアーですが、長く使っているので表面がすべすべになって靴の中で足が滑るようになってしまいました。そろそろ交換するタイミングのようです。


IMG_0752.jpg
急な尾根をまっすぐ下りてきて、ようやく道が左に曲がり傾斜も少し緩んできました。


IMG_0753_201806181706316a3.jpg
14:08 中池のほとりに出てきました。これでもう急斜面は終わりです。


IMG_0754.jpg
のどかな田園地帯をのんびりと歩きます。


IMG_0755.jpg
振り返ると下ってきた尾根が見えました。あの送電線に沿って下ってきました。


IMG_0756.jpg
14:34 駐車場まで帰ってきました。ちょうど4時間の山歩きでした。前回とはコースが違うので比較はできませんが、登りで15分ぐらい遅かったようです。もっと時間がかかったような気がしてましたが、案外そうでもありませんでした。また、この日は少し空気がひんやりしていたためか、とくにうっとおしい虫にまとわりつかれることもなく、おおむね快適な山歩きでした。


胃の不調についてはさておき、息苦しい感じは睡眠不足による疲労感と関係があったみたいです。この後、7~8時間の十分な睡眠をとるようにしてみたら解消されたので、睡眠不足が主要因だったと思えます。そういえば、東赤石山のときも4時間ぐらいしか寝ていませんでした。歳を重ねると無理が効かない体になるので、早寝早起きを心がけたいと思います。

20180613kinkozan.jpg

ランキングアップにポチッとご協力お願いします。
にほんブログ村 アウトドアブログ 登山へ
にほんブログ村


登山ランキング









| 2018年6月 金甲山 | 17:14 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

≫ EDIT

体調不良の体をだましだまし登る: 金甲山その1 

2018年6月13日(水) 岡山県玉野市 金甲山(標高403m) 日帰り単独行 


13日は南区で朝一に仕事があり、その後は予定が入っていなかったので、トレーニングがてら里山歩きをしてきました。


訪れたのは、現場からほど近い金甲山(きんこうざん)です。2016年3月以来となる2度目の登山です。児島湖と児島湾を分ける締切堤防渡って、県道45号線とぶつかる郡(こおり)の丁字路交差点にある廃業したうどん屋の隣が登山口です。


IMG_0712.jpg
うどん屋の駐車場も空いていて利用できる状態ですが、登山者は大きな看板の奥に車を停めるように指示が書いてあるので、素直に従います。ただ、この看板の奥は未舗装で、しかも出入りの通路を考慮するとせいぜい4台程度しか停められないので、満車の場合は看板の前の両脇にでも止めさせてもらうしかなさそうです。


本日の装備
●アッパー
 ドライレイヤー: なし
 ベースレイヤ: マーモット クライムウールL/Sジップ 
 ミドルレイヤ: マムート デイトリッパーフリースジャケット(不使用)
 ソフトシェル: なし
 ハードシェル: マムート エアロスピードジャケット(不使用)
 インサレーション: なし
 グローブ: プロアクト 作業用グローブ
 キャップ/ハット: マムート アドベンチャーベンチレーションハット
 ヘルメット なし

●ボトムス
 ベースレイヤ: なし
 ミドルレイヤ: ノースフェイス バーブパンツ
 ハードシェル: ミズノ ベルグテックEX/レインパンツ(不使用)
 ソックス: クロスプロ 5本指ウォーキングソックス(ウール混)
 シューズ: ミレー オールロードGTX

●ギア
 バックパック: マムート リチウムスピード20L
 ストック: なし


防寒兼雨具としてもっているハードシェルですが、パンツの方はモンベル バーサライトパンツをやめて、ミズノ ベルグテックEXレインパンツに変更しました。新しく購入したわけではなく、だいぶ前に予備のレインパンツとして購入していたものです。バーサライトパンツは軽くていいのですが、裾にジッパーがついていないので、靴を脱がずにパンツを履くことができません。なので、雨の可能性が高い梅雨時は、突然の雨でもすぐに装着できるちゃんとしたレインパンツのほうがいいだろうという判断です。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




IMG_0711.jpg
10:32 登山開始です。


IMG_0713_20180614222558df3.jpg
登山口からしばらくは山の北側斜面を登って行くためか、日が当たらずなんとなくじめじめとして嫌な雰囲気の道でした。


IMG_0714.jpg
前日の雨の影響もあるでしょうが、地面も濡れていて、ときどきぬかるんだ場所もあったりして、どうも気持ちのいい里山歩きという感じがありません。そのうえ、胃の調子がわるくむかむかするし、なんとなく息苦しいくてしんどい感じがします。これは今回に限ったことではなく、ここ最近のありがちなパターンですが、この日はいままでよりも少し症状が重い感じです。そのため、足がなかなか進みません。深呼吸をしたりしながら、ゆっくりと登りました。


IMG_0715.jpg
25分ほど登ったところで、右手の視界がぽっかりと開けている場所に差し掛かります。すぐ下に淡水の児島湖、締切堤防を挟んで右奥に児島湾が広がり、はるか先に岡山市街地も見えます。雨上がりで空気が澄んでいるようで、霞むことなくかなり遠くまでクリアに見えました。


IMG_0716_20180614222603bf2.jpg
11:00 1番目の鉄塔下をくぐります。この道は、送電線の巡視路になっているので、何度か鉄塔の下を通過します。というより、巡視路を登山道として利用しているのかもしれません。気温は比較的涼しいのに、なんだか嫌な汗も出てきたので、ここで座って休憩することにしました。展望も何もないところですが、しばらく座って休憩していると、少し体調も回復してきました。


あまり調子が良くならない場合は途中で引き返すことにして、再び歩き出しました。しかし、このあと別のアクシデントが発生しました。右足が痛いのです。どこという部分的なものではなく、臀部からふくらはぎにかけて筋が痛いという感じで、歩くとピキピキと痛みが走ります。いったい今日はどうしたんだと思いつつ、できるだけ右足に痛みが出ない歩き方を探しながら、ゆっくりゆっくり歩を進めました。


IMG_0717_20180614222604c2a.jpg
15分ほどで2番目の鉄塔に着きました。


IMG_0718_201806142226061c3.jpg
当初はここで休憩をとるつもりでしたが、鉄塔の下は草が伸び放題でとても休憩できる状態ではありません。前回は3月だったので雑草もなく、すっきりとして休憩にちょうどいい空間でしたが、夏場はだめですね。


IMG_0719.jpg
2番目の鉄塔までは南下してきましたが、この鉄塔からは東に方向が変わります。この鉄塔の上にある標高332mの怒塚山(いかつかやま)へ続く尾根を登って行きます。


IMG_0720.jpg
11:37 山頂下で北側からぐるりと巻くようにして登りつめると、怒塚山山頂にでました。山頂はあまり草も生えていなくて、休憩するのにいい場所でした。山名板の下にバックパックが一つ置いてあり、誰かいるようですが姿が見えません。休憩していると、金甲山へ下る道の先のほうから、草を刈るような音が聞こえてきました。しばらくすると、年配の男性が鎌を持って現れました。話を聞くと、ボランティアで登山道の草刈をしているようです。ご苦労様です。この先、草が繁茂してヤブコギみたいな状態なのかと心配になりましたが、聞いてみたところどうやら気にするほどひどい状態ではないみたいです。少し体が慣れてきたのか、体調もやや改善されたみたいだし、右足の痛みもひどくなっていないので、とりあえず金甲山を目指して行ってみることにしました。


IMG_0721.jpg
11:42 怒塚山から金甲山方面に下ります。少し下ったあたりでやや笹が繁茂している場所がありましたが、トレースが見えにくいというほどでもなく、すぐに笹もなくなりました。


IMG_0722.jpg
けっこうきつい斜面を下りて行き、鞍部を越えたら登り返しの始まりです。怒塚山山頂で回復傾向にあった体調ですが、登り返しが始まると再びしんどい感じが出てきました。心筋梗塞とか、動脈血栓とかのやばい病気の前兆ではないだろうなと少しびくびくしながらゆっくりと歩きました。


IMG_0723.jpg
12:00 3番目の鉄塔に着きました。この鉄塔はこれまでの2つとは別の高圧線のものです。


IMG_0725_201806142228261b8.jpg
鉄塔下から金甲山が大きく見えました。時間的にはもう30分ぐらいのはずですが、今日の体調だともっとかかりそうです。


IMG_0726_201806142228283dd.jpg
振り返れば、さきほど下りてきた怒塚山も同じぐらいの距離に見えます。この場所は、怒塚山と金甲山のほぼ中間点になるようです。


IMG_0727_201806142228291bc.jpg
鉄塔を過ぎると、道は少し傾斜を増してきます。


IMG_0728.jpg
261.5mの三角点まで登ってくると、一息つけます。ここからは北東の山裾にある中池方面に下山するコース(左手方向)があり、帰路は中池へ下る予定です。


IMG_0730.jpg
三角点から少し下ってから、うっそうとした常緑樹の森を登り返します。年中葉が生い茂り、林床に陽が差さないので下草は全くありません。空気もひんやりとしています。暗い森の中を体調が悪いまま一人で歩いていると、だんだん気分が落ち込んできます。しんどい感じは相変わらずというよりも、すこし悪化したような気もするし、胃の調子もますます良くない感じです。右足の痛みも気になります。もう、ここらあたりで引き返そうかという気にもなってきました。


とりあえず、胃の調子だけでも改善しようと、持っている救急セットから胃薬をだして飲んでみたところ、どうやら胃のむかむかする感じは和らいできました。この間、立ち止まって休憩していたおかげで、しんどい感じも同じように改善したような気がします。そういえば、6月3日の東赤石山でも同じような状況で胃薬を飲んだら体調が改善したので、もしかしたら不調の原因は胃が原因なのかもしれません。とりあえず、引き返さなくてもよさそうなので、山頂まで行ってみることにしました。

つづく。


ランキングアップにポチッとご協力お願いします。
にほんブログ村 アウトドアブログ 登山へ
にほんブログ村


登山ランキング










| 2018年6月 金甲山 | 22:31 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

≫ EDIT

山小屋通信簿: 双六冬期避難小屋

山小屋通信簿は、清潔さや快適さなどの一般的な項目の他に、ヤマふぉと派の観点から撮影山行基地としての評価も加えた山小屋の評価です。各評価項目を5段階で審査し、合計点数の平均が総合評価です。

評価項目
●清潔度:小屋内の部屋や食堂、トイレ、布団など、清潔に保たれているかどうかももちろんですが、小屋周辺の状況やごみの処理なども含みます。
●快適度:小屋内で過ごす時間を快適に過ごせるかどうかです。乾燥室の場所や利用時間、自炊場所の有無と位置、談話室の有無と居心地、本や暖房などの設備をチェックします。
●ホスピタリティ:宿泊や幕営の申込み、売店の対応など従業員の応対をチェックします。
●食事のうまさ:朝食夕食だけでなく、昼食メニューなどボリュームや味をチェックします。ただし、食べたものにもよるのでかなりいい加減です。基本的にあまりグルメではないので、味については甘い評価かもしれません。
●施設充実度:宿泊客以外の登山者が利用できる設備についての項目です。小屋前のテーブル&ベンチ、無料の水場、屋外トイレ、雨をしのげるひさし付きベンチがそろっていると評価5です。1種類を1ポイントとして評価します。
●ロケーション:写真を撮るためのベースとして、立地条件などを評価します。ただし、立地条件は変更しようがないので、3以上の評価とします。

評価基準
5:非常に優れている
4:良い
3:問題ない
2:いま一歩
1:改善が必要

双六冬期避難小屋
清潔度:4
快適度:4
ホスピタリティ:-
食事のうまさ:-
施設充実度:4
ロケーション:4
総合評価:4

IMG_0102b
双六冬期避難小屋は、双六岳と樅沢岳の鞍部にあります。双六小屋からは少し離れていて、夏期には倉庫として使われている小屋のようです。


西向きの入口は梯子を登ったところにあり、荷物を満載した大型のバックパックを出し入れするのはかなり大変です。できるだけ、ばらして出し入れした方がかえって楽に通過できると思います。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




IMG_0103_20180509214649fb1.jpg
床は滑り止めの付いた鉄板が敷いてあり、通常の山小屋のような床がありません。ベッドになる棚は左手と奥にそれぞれ2名分あり、右手の棚はすのこ状になっているため、人が寝るのにはあまり適していないと思われます。さらに、小屋裏まで上がると就寝スペースがあるようで、2~3名は寝られるようです。なので、床を除けば6~7名が定員という感じですが、床を利用すればさらに4~5名は大丈夫です。2018年5月に利用した時は、室内は清潔に保たれていました。


IMG_0104.jpg
トイレは小屋内にあります。中は個室になっていて、洋式便器が設置されていました。汚れた感じもなく、清潔でした。ペーパーホルダーは設置してありますが、ペーパーの備え付けはないので、持参が原則。使用済みの紙は段ボール箱に捨てる方式です。また、トイレ内に灯りとりの窓はないので、ヘッドライトが必要です。


無雪期の水場は利用できないので、積雪期には水場はありません。小屋周辺の雪を利用して水づくりをする必要がありますが、冬期避難小屋利用ならあたりまえのことなので、とくに困ることはないと思います。


ロケーション的には、南北に開けた鞍部なので、南と北の展望はあります。


IMG_0113_2018051316210839a.jpg
南は笠ヶ岳、


IMG_0109_2018050921491100c.jpg
北は三俣蓮華岳から鷲羽岳が良く見えます。


IMG_0137_20180513162509493.jpg
東の樅沢岳山頂まで約30分かかりますが、山頂から見る西鎌尾根と槍ヶ岳、穂高連峰は絶景です。


双六岳山頂までは1時間ほどかかりますが、広い双六台地の先にそびえる槍ヶ岳の風景も素晴らしく、あまり苦労しないでも素晴らしい風景を見ることができるという恵まれたロケーションです。


IMG_0105_20180509214652a74.jpg
双六冬期避難小屋は有料の避難小屋なので、宿泊した場合は後日事務所あてに料金を送ることになります。宿泊時は、備え付けの紙に宿泊日時と氏名、連絡先などを記入してボックスに投函しておきます。支払に関して督促が来るのかどうかしりませんが、下山後は自主的に料金を送るのが登山者としてのマナーだと思います。ちなみに、現金書留で送ると、封筒代21円+512円が必要なので、通信費が宿泊費の50%にもなってしまいます。郵便振替にしてくれればもっと安くなるんですけどねえ。


ランキングアップにポチッとご協力お願いします。
にほんブログ村 アウトドアブログ 登山へ
にほんブログ村


登山ランキング










| 山小屋通信簿 | 22:21 | comments:3 | trackbacks(-) | TOP↑

≫ EDIT

見えない山頂と岩尾根縦走: 東赤石山その2 

2018年6月3日(日) 愛媛県新居浜市 東赤石山(標高1706m) 日帰り単独行 


ああ蒸し暑い。せっかく晴れたというのに、こう蒸し暑いと肌寒い梅雨空のほうがましだと思ってしまうのは、わがままというものでしょうか。基本的に夏は得意ではないので、また暑くて湿度の高い不快な季節がやってくると思うとげんなりです。お盆休みにどこへ行くかだけを楽しみに、これからの2か月を過ごすしかありません。


さて、東赤石山のレポの続きです。


IMG_0369_201806071137114ee.jpg
東赤石山の山頂下を東西に走る巻道に出て、道標に従い西進します。ほぼ等高線に沿った平坦な道なので、土の歩きやすい道だと思っていたら、これがけっこう岩のある道で、そうそう楽に歩かせてくれません。


IMG_0370_20180607113712b0e.jpg
11:46 5分で東赤石山へ登る道の分岐に着きました。ここを右折して稜線に出たら、引き返すように東進して山頂に至ります。


IMG_0371_20180607113713c75.jpg
稜線に向かう道は、またまた岩ゴロの急登でした。よじ登るような大岩がないだけましですが、赤茶けた岩の連なる道は、段差があるぶん土の道よりも体力を使います。


IMG_0372_20180607113715416.jpg
11:59 赤石越に出ました。あとは稜線をたどるだけなので、ここまでのような急登はなさそうです。距離的にもそれほどないので、10分もかからず山頂に行けそうです。しかし、山頂方向はまったく展望がなく、東赤石山の姿は全く見えません。


IMG_0373_20180607113717dcd.jpg
と思っていたら、道標にも「東赤石 10分」と書いてありました。


IMG_0374_20180607113718f4c.jpg
赤石越から山頂を目指して稜線を東進していくと、確かに傾斜はゆるいのですが、けっこう大岩がごろごろ出てきて、それなりに大変でした。しかも森の中の道なので、展望もなく、山頂のすぐ近くに来ているというのに、いまだにその姿を見ることができません。


IMG_0375_2018060711372001d.jpg
8分ほど歩いたところで、2階建ての家ぐらいありそうな巨岩が行く手に立ちふさがりました。時間的にみてこれを越えれば山頂だろうと思いつつ、左側の低い場所から回り込んで行きました。


IMG_0378_20180607113721631.jpg
12:09 巨岩の上に出ると、そのすぐ先にまた巨岩が積み重なったような場所があり、そこが山頂でした。赤岩越からちょうど10分かかりました。結局、途中で東赤石山の姿をちゃんと見ることはできずじまいで、山頂も道標がなければ山頂とはわからないような岩場だったわけで、あっけないというか、拍子抜けしたというか、頂を目指して登る高揚感がまったく感じられない山でした。


IMG_0381_20180607113724ddd.jpg
山頂には、ソロの男性が一人と、奥の茂みの中に二人ほどいましたが、道標周りには誰もいません。人のいないうちに山名板を持って記念撮影しておきました。


IMG_0379_20180607113722354.jpg
山頂から登って来た西方を見ると、稜線の北側には雲が湧き上がっていて、瀬戸内海側はまったく展望が効きません。今日はずっといい天気という予報だったのに、意外と雲が多くてちょっと残念です。


IMG_0382_20180607113725b43.jpg
さすがにお腹が空いてきたので、ランチタイムにすることにしました。比較的フラットな巨岩が並んだ山頂ですが、それほど広くもなく、10人も座るといっぱいになりそうな感じですし、座ってしまうと展望もよくないので、少し手前の巨岩まで下りて、その上でランチにすることにしました。今日もおにぎりとカフェラテです。セブンイレブンでおにぎり100円セール中だったので、130円の紅シャケと辛子明太子のおにぎりを買ってきました。しかし、朝しっかり食べたためか、結局紅シャケしか食べず、代わりに行動食を食べて、簡単に済ませました。


食事中に、山頂にいなかったはずの登山者が2~3人下りてきたので、どこにいたんだろうと思って地図を確認してみると、どうやら三角点のある山頂はまだ奥の方にあるみたいです。GPSで現在地を確認すると、確かに三角点の手前にいます。ということで、食事が終わると、先ほどの山頂からさらに奥へと進んで行きました。


IMG_0383_2018060711372753c.jpg
暗い森の中にひときわ鮮やかなピンク色の花が目を引きます。シャクナゲがきれいな花をつけていました。


IMG_0385.jpg
12:49 三角点のある山頂に出ました。時間にしてほんの3分程度でした。こちらの山頂は土の地面もあって、さっきの山頂よりも広くてフラットです。ただし、さっきの山頂は標高1707mでしたが、こちらは1706mとなっています。地図では、三角点の場所が1706.6mとなっているので、あちらは小数点以下を切り上げ、こちらは切り捨てたということなのか、それとも、本当に向こうの標高の方がわずかに高いのか、どっちなんでしょうか。


IMG_0384_201806071140312af.jpg
三角点から東を眺めると、やはり瀬戸内海側から雲が押し寄せてきて、稜線でせき止められています。高い山でしか見られない山岳風景です。


のんびりしたいところですが、時間の余裕もないし、三角点には数人のパーティーがいたので、長居はしないでさっさと引き返しました。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




IMG_0386_201806071140340b2.jpg
12:59 赤石越まで戻ってきました。ここから直進して八巻山を越えて赤石山荘へ下ります。山荘からは谷コースで下山する予定で、トータル3時間半かかるとみているので、筏津に着くのは16時30分ということになります。八巻山はコースのほぼすべてが岩稜帯といってもいいような山らしいので、通過の時間がかかることを想定してすぐに歩き出しました。


IMG_0387.jpg
少し歩くと、赤茶けた岩が折り重なるように連なる八巻山が見えました。前方に見えているピークは山頂ではなく、山頂はあのピークを越えた先にあります。見る限り、なかなか手ごわそうですが、アルペンムード満点の岩稜帯にちょっとワクワクしてきました。


IMG_0388_20180607114037e6d.jpg
北アルプスなどでは、たいてい岩稜帯にはペンキのマークがついているのでコースは比較的わかりやすい場合が多いのですが、ここはそういうものは全くと言っていいほどありません。それでも、よく見れば岩かどや表面に人が歩いた跡があるので、コースを探しながら先に進みます。その意味では、ルートファインディングをしながら進む楽しさが味わえます。


IMG_0389.jpg
ここでは、右へ行くべきか左へ行くべきか少し迷いました。左の岩角にもすこし色が変わっているところがあり、先の岩峰を手前左から巻いていくようなコース取りもできそうでしたが、岩の上の方には人に踏まれた痕跡がなかったので、右のほうに進みました。もちろん、右が正解でした。


IMG_0390_201806071140401fd.jpg
岩峰の下まで来ると、これをどうやって超えるのかが問題です。右方向に進めるような場所はありません。直登はどうでしょう。まっすぐ上がるのは不可能ではありませんが、けっこう大変だし、それらしい痕跡もついていません。


IMG_0391_20180607114041bfd.jpg
左手の低い場所の足元が土で白っぽくなっているので、どうやらここから岩を乗り越えて反対側に回り込むようです。


IMG_0392_201806071140439b8.jpg
乗り越えて岩峰の左側に出てみると確かにコースがありましたが、少し慎重さを要する場所でした。このコースで一番気を付ける場所はここぐらいで、あとはそれほど危険といえる場所はありませんでした。コースミスだけを気を付けていればほぼ問題ありません。岩稜歩きの初級ルートという感じです。


IMG_0393_201806071140448e8.jpg
岩峰を越えると険しい岩尾根はなくなり、巨岩はあるものの、傾斜もゆるくなって比較的安全でわかりやすいコースになりました。左奥に見えているピークが八巻山の山頂で、数人の登山者がいるのが見えました。


IMG_0395_20180607114046e32.jpg
大岩の下を左側から巻いていくと、山頂はもう目の前です。


IMG_0396_20180607114048bd3.jpg
13:16 これまでのコースとはだいぶん雰囲気が違う穏やかな山頂に着きました。標高1698mの八巻山山頂です。赤岩越からわずか15分程度しかかかりませんでした。地図のコースタイムは35分となっていますが、ちょっと余裕を見過ぎかなと思います。狭い山頂には団体がいたので、そのまま通過しました。


IMG_0397_20180607114358d2a.jpg
八巻山山頂を通過する前に、一度振り返って東赤石山の写真を撮ろうとしたのですが、すでにガスが山頂を隠し始めていて、うっすらとシルエットが見えただけでした。途中の岩峰を越える手前あたりで一度振り返った時はまだ山頂が見えていたのですが、写真を撮ることをすっかり忘れていました。結局、ちゃんとした東赤石山の山頂を写した写真は1枚もない山行になってしまいました。単に地形の問題で一望できるポイントが少ないというだけなのでしょうが、なぜか姿を見ることができない山でした。相性が良くないのでしょうか。


IMG_0398_201806071144005bb.jpg
八巻山山頂を過ぎると、道は90度右に折れ、森の中を急降下していきます。


IMG_0399_201806071144010ab.jpg
切り立った岩稜の北側を巻きながら下りて行くと、前方に続く岩尾根が見えました。この先前赤石山まで岩稜帯が続くので、できることならこのまま踏破してみたいものですが、今回は時間の問題もありここまでです。そのうち、この続きを歩いてみようと思います。


IMG_0400_201806071144036bf.jpg
僕が持っている2009年版山と高原地図には載っていませんが、八巻山から下りてきた鞍部からまっすぐ赤石山荘に下る道がついていました。地図を見て、てっきり石室越を経由して赤石山荘に戻るコースしかないと思っていたので、だいぶん時間を節約できます。


IMG_0401_20180607114404ca5.jpg
13:37 赤石山荘まで下りてきました。ひっそりとしていて営業していない小屋のように見えますが、入り口のドアについていた紐が結ばれていなかったので、閉まっているわけではなさそうでした。この小屋は無雪期でも管理人が常駐しているわけではないらしいので、宿泊するときは事前に予約しておいて、あとは勝手に入って泊まればいいみたいです。


小屋の前にぽつんと置いてあるベンチに荷物を降ろしてとりあえず休憩しました。ここにはテント場があるはずなので、どんな状況か確認したかったのですが、どうやら50mぐらい先にあるようなので、見に行くのはやめました。水が残り少ないので水場があれば補給したかったのですが、見たところ小屋前にはないようなので、こちらもあきらめました。もしかしたら裏手にあったのかもしれませんが、けっこう疲れていてうろうろする気力がわきませんでした。どうせ下山ルートで何度も沢を渡渉するので、必要なら沢水を汲むことができるので問題ありません。ちなみに、持参した水は0.5リットルスポーツドリンク+0.6リットル白湯の計1.1リットルです。最近はいつもこのパターンですが、たいてい白湯は余っていました。今回は水の消費が多くなり、この時点でおそらくぬるくなった白湯が0.3リットルぐらい残っていただけだと思います。せめてもう0.5リットルあってもよかったなというのが実感です。


IMG_0402_201806071144060ef.jpg
小屋前から、下りてきた八巻山を見上げます。


13:44 休憩を終えて、下山開始です。


IMG_0403_20180607114407aa3.jpg
小屋前の分岐を右へ下ります。左は下りてきた八巻山方面です。


IMG_0404_20180607114409cab.jpg
すぐに東赤石山方面との分岐に出ます。下山は右方向の筏津へ進みます。


IMG_0406_2018060711441070a.jpg
最後に、八巻山を振り仰ぎます。いずれまた訪れたいと思うほど楽しい岩稜帯でした。


IMG_0407_20180607114412e80.jpg
さらに、その先に続く前赤石方面の岩稜帯です。いつかこの尾根を歩くために戻ってこようと思います。


IMG_0408_20180607114854d49.jpg
谷沿いコースは、渓流に沿った気持ちのいい道でした。あまり太い木がないので、一度は伐採されたのかもしれませんが、自然に再生したようで、とてもきれいでいい雰囲気の森です。もちろん、途中に植林帯もあり、全コースが自然林というわけではありませんが、地図の第一渡渉点から第二渡渉点までの区間は、とりわけ美しい沢と森の中を歩くいいコースです。


IMG_0409_201806071148561f9.jpg
陽の光に輝く新緑が水面を染め上げていたりして、目も耳も楽しませてくれる道でした。これほど気持ちのいい登山道はめったにないと思います。


IMG_0411_20180607114857701.jpg
ただし、何度も出てくる丸太橋は、どれもこれもかなり痛みが激しくて、渡るのがちょっと怖いようなものばかり。その点だけが残念でした。


IMG_0414_20180607114859db6.jpg
これなんか、かなり雑な作りです。


IMG_0415.jpg
この橋もかなり傷んでいて、木が骸骨みたいになっていました。


IMG_0417_2018060711490298c.jpg
14:33 冷や冷やする橋をいくつか渡って、第一渡渉点を通過します。ここは沢まで高さがないので、休憩するにはいい場所です。


IMG_0419_20180607114903398.jpg
第一渡渉点を過ぎると、道の勾配がきつくなり、たまにロープが設置されているような場所もありましたが、おおむね普通に歩いて通過できるレベルです。


IMG_0420_20180607114905a23.jpg
崖に張り出した大岩をこえるために設置された丸太橋ですが、かなり痛みが激しくて、恐る恐るわたりました。


IMG_0422_20180607114906dcd.jpg
15:12 疲れに加えて膝痛も心なしか感じ始めたころ、ようやく尾根コースとの分岐が現れました。結局赤石山荘からここまで休憩なしで歩いてきてしまったので、すぐ下の瀬場谷で休憩していくことにしました。


朝と同じ場所で休憩しようとして帽子を脱いだ時、サングラスがないことに気が付きました。もうかれこれ7年ぐらい使っているAXEのサングラスですが、途中で少し曇ったので帽子の上につけていたのですが、影も形もありません。よく考えると、途中で汗を拭くために一度帽子を脱いだので、その時に脇の方へ飛んで行ってしまったのでしょう。いつもなら足元に落ちて気が付くのですが、歩きながら帽子を脱いだので気が付かなかったのかもしれません。けっこう気に入っていたので、かなり残念です。


後から下りてくる人がいたはずなので、誰か拾って持ってきてくれていないかと期待しながら休憩していましたが、下りてきた人は何事もなく通過して行きました。こればかりは仕方がありません。サングラスはあきらめることにしました。


そういえば、お昼に食べ残していたおにぎりがあったことを思い出して、残り少ない白湯といっしょにお腹に流し込みました。完全に水もなくなりましたが、瀬場谷の水が飲用しても大丈夫なのかわからないので、ここで水を汲むのはやめておきました。もっと下の集落跡の近くに水場があったので、必要ならそこで汲むことも可能ですが、もう登山口まで40分ほどなので、水はなくても大丈夫なはずです。10分程度の休憩を終えて、15時25分に再び歩き出しました。


IMG_0423_20180607114908e35.jpg
16:15 登山口まで戻ってきました。膝が痛くなってきたためかなりセーブして歩いたので、コースタイムよりも少し余計に時間がかかりましたが、八巻山の下りで時間を節約できたので、おおむね当初の計算通り16時過ぎに下山することができました。


そういえば、今回も山行記録の写真はすべてG7 X MarkⅡで撮影したのですが、電池は交換しないでGWからそのまま使ってみました。東赤石山山頂で撮影した頃から、バッテリーの警告灯が点滅し始めたのですが、その時点で撮影枚数は49枚でした。それまでは320枚撮影していたので、合計369枚の撮影が可能だったことになります。


しかし、そこでバッテリー交換はしないで、いったいどこまで撮影できるかそのまま継続してみたところ、下山時までバッテリー切れにならずに撮影できました。この山行で撮影した枚数は92枚になったので、G7 X MarkⅡのバッテリーはストロボをほとんど使わなければ400枚以上の撮影が可能のようです。ただし、画質は最小のS2がほとんどです。RAWやLの高画質ばかりだともっと少ないと思います。

20180603higasiakaisiyama.jpg


ランキングアップにポチッとご協力お願いします。
にほんブログ村 アウトドアブログ 登山へ
にほんブログ村


登山ランキング










| 2018年6月 東赤石山 | 11:54 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

| PAGE-SELECT | PREV