ヤマふぉと

山の自然や風景をゆったりと眺め、写真を撮るために山に登る。だから、登頂や縦走を目的とせず、好きな山域でテントを張ったり小屋に連泊して、カメラ片手にのんびりと過ごす。そんなスローな山登りを楽しんでます。

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真夏の後立山連峰縦走: 爺ヶ岳・鹿島槍ヶ岳・五竜岳その7

2017年8月11日(金)~14日(月) 長野県大町市 爺ヶ岳(標高2669.9m)、鹿島槍ヶ岳(標高2889.2m)、五竜岳(標高2814m)  テント泊小屋泊単独行 


7、8月14日 五竜山荘~遠見尾根~神城~扇沢
今回の山行は、もともとの計画では4泊5日で後立山連峰を縦走し、白馬大池から栂池に下山する予定でした。しかし、2日目に五竜山荘まで行く予定を途中のキレット小屋で行動を打ち切ったことで、1日行程が遅れてしましました。本来ならこの日は天狗平山荘のテント場にいるはずだったのです。そして、今日の予定では白馬岳を越えて白馬大池で幕営する予定でした。天気予報では、明日15日以降は雨が続くことになっています。


昨夜から14日以降の予定をどうするかいろいろと考えていましたが、14日も曇り予報がでているので、おそらくガスガスの天気だと思われます。もしかすると、早めに雨になるかもしれません。もしも計画通りに進むとすれば、五竜山荘から唐松岳を越えて、不帰キレットを抜けて天狗平まで8時間の行程です。ガスで視界のない中を8時間も行動する理由があるかといえば、まったくもってありません。しかも、厄介な不帰キレットを通過するのです。晴れていれば写真を撮りながら歩けばいいのですが、ガスガスの不帰キレットなどただの苦痛以外の何物でもありません。しかも、天狗山荘に到着するのは14時の予定なので、テントのスペースが確保できるかビミョーなところです。


15日は天狗山荘から白馬岳を越えて白馬大池まで7時間の行動予定なので、5時に出れば13時には着けるはずです。テントの心配はなさそうですが、ガスと雨の中での行動になるわけで、これまたまったく意欲がわきません。というわけで、今年の山行は後立山連峰の南半分だけの縦走で終えることにしました。登頂や縦走自体が目的なら継続したかもしれませんが、自分の場合はそうではないので、特に未練も感じません。天気が良くないのに突っこんでいけば遭難の確率も高くなるので、リスク管理の点でも撤退するのがお得です。


というわけで、基本的には遠見尾根経由で下山することにして、もしも14日の朝天気が良ければ唐松山荘まで行って、その時点での天気次第で不帰キレットを抜けて天狗山荘まで行くか、八方尾根経由で下山するかを決めることにしました。


14日の朝は4時ごろ目覚めました。とりあえず、すぐに朝食をとり、出発の準備に取り掛かれるようにしておきました。


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5時過ぎにトイレに行くと、東の空に一瞬だけ朝日が顔を出しました。


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下界は昨日と同様に雲海に埋め尽くされています。上空は青空ものぞいているので、もしかしたら晴れてくるかもしれません。すぐにテントに戻ってパッキングを始めました。


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パッキングしていると、急に朝日が差し込んできて、五竜岳がスポットライトに照らされたように浮かび上がりました。


しかし、すぐに日差しはなくなり、あっというまに上空は雲に覆われてしまいました。そのうえ、どこからともなくガスが忍び寄ってきて、五竜山荘周辺は昨日と同じようにガスに包まれてしまいました。これで一気にトーンダウン。急いでパッキングする理由はなくなってしまったので、1リットル100円で購入した水が余っていたこともあり、パッキングの手を止めてコーヒータイムをとることにしました。


撤収されていく周囲のテントを眺めながら、のんびりとコーヒーを味わってから、再びパッキングを始めました。内側が結露でびっしょり濡れているフライシートはある程度タオルで水滴を拭きとったら、バサバサとはたいて水気をとばして折りたたんでおしまい。テントは本体はとくに濡れているところもないので、そのままたたみます。テントをたたんでからパッキングを完了するまでの時間が、雨に対して一番無防備な状態なので、とにかく急いでパッキングを終えました。


メスナーテント本体の収納袋はきつきつの作りになっているため、かなり上手にきっちりとあうサイズにたたまないとうまく入らなかったのが欠点でした。しかし、今回は一回り大きいダウンジャケットか何かについていた収納袋に入れてきたので、少々適当でも小さく折りたたんで強めに丸めてしまえばうまく収まり、時間と手間を短縮することができました。商品についている収納袋を後生大事に使わなくても、より使いやすい物で代用すればかえって便利になることもあるということです。その点、アライテントのXライズは、はじめから余裕のある収納袋になっていて、さすが老舗は違うと感心しました。


ちなみに、最近はサーマレストの自動膨張式マットも収納袋を使わずに、バックパックの気室サイズにちょうどあうぐらいの大きさに折りたたんでそのままバックパックに縦に入れています。こうすると、丸めて収納袋に入れるよりパッキングが楽だし、容量も少し余裕ができます。四角い入れ物に丸い筒状のものを入れれば、どうしても角の部分にデッドスペースが発生しますが、丸めないで折りたたんで入れればデッドスペースが発生しないというわけです。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




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6:36 ちょっとのんびりしすぎて遅くなってしまいましたが、やっと出発です。小屋の右側を奥に向かって進みます。


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5分ほどで遠見尾根の分岐に着きました。直進するか、右折するか、運命の分かれ道というところですが、ガスガスのこの天気です。昨夜考えていたとおり、遠見尾根で下山することに決定です。


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白岳のピークを越えます。


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白岳から始まる下りを10分ほど進んだあたりから鎖場がでてきました。たいして傾斜もきつくなく、鎖がなくても問題なさそうに見えますが、意外とスタンスがなかったり、滑りやすかったりで、鎖に頼ることも多々ありました。


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鎖場が現れるころになると、ガスもなくなり、五竜岳や鹿島槍が姿を見せ始めました。早まったかなと思ったりもしましたが、すぐにガスに隠れてしまい、やはり下山で正解だったと思うことにしました。


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7:40 池のある広くてフラットな場所に出たので、ここで休憩にしました。地図には何も書いてありませんが、ネットで調べると西遠見ノ池という名前だそうです。


遠見尾根は白岳から西遠見山まではそこそこ鎖場や岩場が続きますが、西遠見山から下は比較的傾斜も緩やかで歩きやすい尾根道でした。


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8:05 大遠見に着きました。登山道に沿ってわずかに休憩場所がある程度のたいして広くもない場所に20名ぐらいの団体が休憩していたので、道標の写真だけとって通過しました。


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大遠見から中遠見にかけては比較的細い尾根道で、傾斜もそれなりにありますが、階段が整備されているので歩きやすい道でした。


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8:36 中遠見です。ここもあまり広くありませんが、二人ほど休憩していただけんなので小休止をとりました。


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このあたりは雲海の中にはいったのか、すっかりガスガスの状態でした。雲海の上はもしかして晴れていたりするのかなと思ったりしましたが、いまさら考えても仕方がありません。あとは下山するのみです。


中遠見から下って行くと、突然道が分岐していました。五竜岳への道標はあるものの、下山方向の道標がなにもなく、一瞬どうしたものかと判断にまよいましたが、山と高原地図には小遠見山の下を巻く道が描かれていて、その分岐であろうと見当を付けました。小遠見山に登る必要はないので、左の巻道へと進みます。


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9:45 ずんずん下って行くと、再び分岐がありました。今度は道標が設置されていて、右が地蔵の沼経由でゴンドラ駅、左が地蔵の頭経由でゴンドラ駅となっていて、どっちでもいいみたいです。沼経由のほうが少し距離が長そうですが緩い下りで楽なんだろうと思われます。しかし、せっかくなので地蔵の頭を経由して行くことにしました。


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地蔵の頭へは登り返しになるのですこししんどい思いをしましたが、広いピークは人けがなく静かでした。ベンチもあちこちに設置されていたので、とりあえず荷物を降ろして休憩です。シャツもパンツも汗でびっしょりと濡れていて、ベンチに座るとお尻の跡がくっきりとつくほどです。しばらく休憩してみたものの、それで乾くはずもなく、あきらめて下ることにしました。


地蔵の頭のすぐ下にリフト乗り場があり、最後だしリフトで楽してしまおうと乗り場に行ってみると、係員からこのリフトの降り場はゴンドラ駅より100mほど下にあり、下りてからゴンドラ駅まで距離で100m、高低差で30mの登り返しがありますとの説明を受けて、あまりリフトに乗るメリットがないと判断。ゴンドラ駅まで歩いて下ることにしました。


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リフト乗り場からゴンドラ駅までは高山植物園になっていて、たくさんの花が咲いていました。観光客もたくさん訪れていて、大きな荷物を担いだ登山装備のいでたちはちょっと場違いな感じです。


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でも、稜線であまり見られなかった花がたくさん見られたので、歩いて下ったのは正解でした。


ゴンドラ駅まで下ってくると、ちょうど雨が降り始めました。ここから先はどしゃ降りになっても問題ないので、いいタイミングでした。トイレを済ませたらすぐにゴンドラに乗り込みます。すいているので、一人で一台のゴンドラを貸切でのることができました。汗臭さを気にしないでいいのでよかったです。


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雨とガスの中をゴンドラは静かに下って行きます。


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どんどん下って行くと雨雲を抜けたようで、ぱっと視界が開けました。下界は雨は降っていません。全く変な天気です。


ゴンドラを下りて、すぐ下にあるエスカルプラザで温泉に入りました。事前にネットで調べた時は、スキーシーズンしか営業していないということだったはずですが、なぜか営業していました。お盆休み期間だけ特別に営業していたのでしょうか。とりあえず、汗でびしょ濡れのまま扇沢まで公共交通機関で帰らなくてもすんだのは助かりました。


もっとも、上は新しいTシャツに着替えたものの、下は今朝新しく履き替えたばかりの山パンツなので、もう予備はなく汗で濡れたパンツをはかざるを得ませんでした。ちょっと気持ち悪いのでドライヤーで腰回りを乾かしてみたら、けっこう臭いがきつくなってしまい、虫よけスプレーで消臭してなんとか周囲に迷惑をかけない程度に抑えることができました。今回、自分でブレンドして作ってきたスプレーで、レモングラスエキスを多めに入れて柑橘系の匂いが主体のスプレーにしていたので消臭剤としても活用できました。


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温泉から出て玄関へ行ってみると、玄関前にJR神城駅への無料送迎バスの停留所があり、ちょうど11時40分に出発するところでした。この無料バスも事前に調べた限りではスキーシーズンしか営業していないとのことだったので、歩いて神城駅まで行くつもりでしたが、すごく助かりました。もっとも、乗る予定の電車が12時33分発で、早く着きすぎて少し暇を持て余してしまったのが、ちょっとした誤算でした。


13:53 神城駅から信濃大町駅まで電車で移動し、大町駅前から扇沢行きのバスで扇沢まで戻ってきました。登ってくる途中に大きな臨時駐車場ができていたりで、かなり混雑しているようです。


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有料駐車場に入る車が大渋滞になっていました。


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スノーシェードの先まで渋滞していて、駐車場に入るまでけっこう待たされているようです。多くは一般の観光客みたいですが、こんな時間からどこまで行くつもりなんでしょうか。


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13:59 ようやく自分の車まで戻ってくることができました。今回は途中で下山することになってしまいましたが、残った唐松岳以北の後立山連峰は近いうちに訪れようと思いつつ、一路岡山へと車を走らせました。

おわり。

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| 2017年8月 後立山連峰 | 22:02 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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真夏の後立山連峰縦走: 爺ヶ岳・鹿島槍ヶ岳・五竜岳その6

2017年8月11日(金)~14日(月) 長野県大町市 爺ヶ岳(標高2669.9m)、鹿島槍ヶ岳(標高2889.2m)、五竜岳(標高2814m)  テント泊小屋泊単独行 


6、8月13日 北尾根の頭~五竜山荘

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北尾根の頭からはいよいよ本日のメインイベントとなる五竜岳が大きく聳えたっているのが見えましたが、その手前に前衛峰のような岩峰がいやらしい感じで行く手をふさいでいます。2645ピークです。山と高原地図にはG5と書かれているピークですが、かなり厄介な岩峰で、奥にあるG4とともにこの区間の核心部です。コースは、しばらく尾根上を進んでから左へと回り込み、G5下のザレ場から取り付きます。


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右から長い影がかかっている大きなザレ場が、G5下の取り付き部分になります。


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アリジゴクのようなザレ場を喘ぎながら登ります。それなりにトレースがついていますが、足を置くとズルズルと崩れるような砂利のたまった道なので、重荷を担いでいるとかなり厳しい場所でした。右上の岩頭下を抜けて稜線を目指します。


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稜線に出てしばらく登って行くと、足元で何かが動きました。何かと思ってよく見るとなんと雷鳥です。距離はわずか1mもないほど近くでしたが、逃げるそぶりも見せずゆっくりと歩いていました。


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ふと右上の岩の上を見ると、雛らしい雷鳥が2羽いるのが見えました。どうやら足元の雷鳥は母親のようです。


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やがて、足元にいた雷鳥が岩の上に登って雛鳥と合流。しかし、もう一羽のひな鳥はわれ関せずで、逆方向へと向かっています。


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人間には無関心ながら、鷲鷹類を警戒しているのか、時折頭上を見上げます。


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だいぶん大きくなった雛鳥とともに、雲海の彼方を見つめています。何を思っているのでしょうか。


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僕のすぐ目の前をゆっくりと下り始めました。


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雲海と雷鳥、いい組み合わせです。急なことだったし、狭い尾根道だったので荷物を降ろして一眼レフを取り出すことができず、コンデジでの撮影しかできなかったのが痛いところです。逆光なのでストロボを焚いているのですが、コンデジのストロボでは光量不足で強い日差しにまったく対抗できていません。やはりもう一クラス上の1インチセンサーのコンデジに買い替えようかと思った出来事でした。


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鹿島槍と雲海を背景に雷鳥の写真ですが、ずっとこんな写真を撮りたいと思っていました。一眼レフでちゃんと撮れなかったのが悔やまれるところです。やっぱ首からぶら下げておかないとチャンスを活かせませんねえ。


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G5のピークが近くなると、タフな鎖場や岩場が続きます。スタンスはしっかりとしているので、それほど危険な感じはしませんが、ワンミスが命取りになりかねない場所が多々あるので、緊張感を切らさないよう注意深く進みました。


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G5を超えた先にある尖塔のような岩峰です。右の岩峰がG4だったと思います。コースは、この2本の岩峰の間を抜けていきます。抜けた先がちょっとしたギャップになっていて鎖もかかっているのですが、荷物の重さと大きさのためもあって、足場がうまく取れず下りるのに手間取りました。


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G4のギャップを越えて大岩を左から回り込むと最後の鎖場があり、その先には五竜岳へと続く尾根道が伸びていました。これでようやく八峰キレットを越えたことになります。


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9:23 G4を越えて尾根道に入って少し進んだところで大休止をとりました。北尾根の頭の手前で休憩してから、ここまでノンストップで歩いてきました。かれこれ、1時間半かけてG5とG4を越えました。この難所を越えている途中ではやはりアドレナリン全開だったようで、疲れたとか休みたいといった気持ちは全く起きませんでした。しかし、G4を越えて尾根道に入った途端どっと疲れが出ました。登山道から少し外れた岩の上に座って、これまで歩いてきた鹿島槍と八峰キレットを見ながら、ちょっとした達成感に酔いしれていました。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




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9:39 20分近い大休止を終えて、いよいよラストのボスキャラ、五竜岳へのアタック開始です。小さな鞍部から始まる五竜岳への登りは、標高差約150mの岩の露出した急斜面です。最初のうちはまだ道らしきものがありますが、それもいつのまにか消えて、岩壁を鎖やペンキマークに頼りながら登って行くようになります。


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中盤あたりはもっともきつい区間で、クライミングに近い岩登りが続きます。登るのも大変ですが、これを下るのはけっこうビビるかもしれません。小石が浮いていたりすることもあるので、スリップにも要注意です。休憩することも忘れて、なんだか憑かれたように夢中で登り続けました。


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岩登り区間がようやく終わり、再び普通に立って歩ける道になったところで、ようやくゴール地点らしきところが見えてきました。人が大勢いるので、おそらくあそこが山頂下の分岐なのでしょう。五竜岳山頂は少し左に行ったところにあるはずです。あそこまで行けば、荷物はデポして空身で山頂往復するだけです。


10:23 山頂下の分岐に着きました。眼下には、五竜山荘も見えていました。道標が建っている近くにバックパックをデポして、すぐに山頂へ向かいます。急いでいたためか、この場所で写真を撮ることをすっかり忘れていました。また、山頂へ行くのにGPSを持っていくのも忘れてしまい、ログも残っていません。


分岐から山頂までは大岩がゴロゴロする道を2分ほど歩きます。傾斜はほとんどないので楽ですが、道らしい道になっていないので、けっこう歩きにくく感じました。


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10:28 本日の最高地点、2818mの五竜岳に登頂です。登頂とほぼ同時にガスが上がってきて、展望がほとんどきかなくなってしまいました。


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幸い人が少なかったので、さくっと記念の自撮りをして、すこしだけ岩に座って休憩しました。


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たまにガスが切れて一瞬下界が見えたりもしましたが、ほとんど真っ白なガスのスクリーンを見ている状態でした。


3分ほど山頂でゆっくりしてから、すぐに分岐へと引き返しました。分岐の周辺では、お湯を沸かしたりしてのんびりしている人もちらほらいましたが、冷池山荘の二の舞にはなりたくないので、すぐにバックパックを背負って出発しました。


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五竜岳直下はわりとめんどうな岩場がまざった傾斜のきつい区間でした。


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しかし、少し下ればざれた尾根道になりました。いつの間にかガスに覆われてしまいましたが、いまは一刻でも早くテント場に到着することだけを考えながら先を急ぎます。


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ガスで視界がないので、歩けども歩けども小屋が見えてこないことに少しいらだちを感じつつも、もうそろそろ到着するころだからと自分をなだめながら歩きます。


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11:30 五竜山荘に着きました。テント場は左に下がったところにあります。まだお昼前ということで、テントを張るスペースは十分残っていましたが、小屋に近く、フラットないい場所はさすがに埋まっていました。


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大きく分けて3段に分かれたテント場の一番下のテントサイトにテントを張りました。今回は、フライシートを新調して、久しぶりにメスナーテントをもってきました。アマゾンでたまたま開封未使用品をアウトレットで売っていたので、新品を買うよりも安く手に入れることができました。ニッピンの通販サイトでも入手できなかったのでラッキーでした。やっぱり、山道具はある程度メジャーなブランドのものを使うに限ります。オプション類が豊富だし入手もしやすいので、あとあと便利です。メスナーテントのようなマイナーブランドを購入する場合、そういう不利な点を考慮しておく必要があります。


当初は3段目の真ん中あたりががっつりあいていたので、そのど真ん中に張ろうとしていたのですが、ひとつ前の写真に写っている赤いシャツを着た男性(マスクをしている方)が、混雑するから端っこから張ってくれと言ってきたので、一番端っこにすでに3張ほどテントが設営してあった場所の隣に設営しました。すこし地面がねじれていてテントも歪んでしまったものの、傾斜もあまりなくそれほど悪い場所ではなかったのでいいいのですが、自分の気に入った場所を選べるのが先着者の権利だと思うので、強制的に場所を決められるのはちょっと納得がいきません。とはいえ、激混み必至のテント場ですから、ある程度譲歩して無駄なスペースが出ないようにするということに反対するつもりは毛頭ありません。混雑時は譲り合いが大切なのは十分わかっています。


ただ、背中に「NAGANO PATROL」と書かれた赤シャツの男性は、どういう立場の人かわかりませんが、言い方がとっても慇懃無礼でちょっと不愉快な気分にさせられました。そばまで来ていうのではなく、一段上の高いところからああしろこうしろと言ってきたのもいい気分はしません。警察関係の人がわざわざテント場の張り方指導まですることはないでしょうから小屋の従業員なんでしょうけど、人選を再考するか、サービス業のなんたるかを再教育するかしてもらいたいものです。


テント設営を終え、ようやくゆっくりすることができます。とりあえず、小屋に行ってコーラを買って、行動食で軽いランチにしました。甘く刺激に満ちた黒い液体を味わいながら、ベンチに座って厳しい八峰キレットと五竜岳の登りを思い返しているうちにも、次々と登山者がやってきてテントの数が増えていきます。


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テントに戻って、荷物を整理して、カフェオレと担いできたビッツサンドでおやつタイムです。


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テントから外を見ると、どうやらテントが張れそうな場所はほぼ埋まったようです。


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トイレに行ったついでに、少しぶらぶらしてみましたが、15時を回った時点ですでにテントを張るスペースはなくなっていました。今日は、問題なく眠れるぐらいのほぼフラットな場所を確保することができたことに感謝です。昨日、雨の中を無理して五竜まで来ていたら、きっと雨の中15時を回った立錐の余地がないテント場を前に途方に暮れていたことでしょう。お盆休みは午前中で行動を打ち切るのが鉄則ですね。

つづく。

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| 2017年8月 後立山連峰 | 21:53 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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真夏の後立山連峰縦走: 爺ヶ岳・鹿島槍ヶ岳・五竜岳その5

2017年8月11日(金)~14日(月) 長野県大町市 爺ヶ岳(標高2669.9m)、鹿島槍ヶ岳(標高2889.2m)、五竜岳(標高2814m)  テント泊小屋泊単独行 



5、8月13日 キレット小屋~北尾根の頭
キレット小屋の食堂床でごろ寝をするというあまりいい条件ではない宿泊でしたが、とりあえず寝る場所があっただけでもOKでした。隣のオヤジがいびきをかくし寝相が悪くて足をこちらに向けてきたりで困りましたが、なんとか6時間ぐらいは寝られたようです。


朝食の準備で午前4時には起こされるため、少し早目の3時半ごろに起きて空いているうちに自炊室で朝食をとりました。食べ終わったころにちょうど明かりがついて食堂の立ち退き指令が発せられました。ちょうど食事も終わったところだったので、食堂に戻って自分の荷物をまとめて撤退しました。


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パッキングを終えて5時過ぎに外に出てみると、剱岳に朝日が当たり始めたところでした。


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眼下には雲海が広がっていて、なかなかフォトジェニックな光景でした。もう少し剱岳が右にあれば、手前の尾根に邪魔されずに済んだのでしょうが、こればかりはどうしようもありません。次回ここに止まることがあれば、日の出前に出発して剱岳がきれいに見える場所まで移動して、写真を撮りたいと思います。こういうことも来てみないとわからないことなので、今回キレット小屋に泊まったのはロケハンとして役に立ちました。もしも昨日ガスの中を五竜山荘まで行っていたら、何もわからないままでした。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




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5:12 そろそろ出発する人も出てきたので、渋滞する前に出発します。


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五竜岳まで約4時間の行程です。


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登山道は小屋の北にある岩壁の下をトラバースするように伸びています。


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狭い鞍部に建つキレット小屋です。背後のピークがおそらく南側にある2518ピークだと思われます。


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小さな尾根を回り込むと、大きな岩峰とその背後に五竜岳が見えました。手前の岩峰は1つのように見えますが、手前に少し低い岩峰があり、背後に少し高い岩峰が重なっていて一つに見えています。岩峰のピークを越えるのは勘弁してほしいなと思いながら先へ進みます。


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小さな鞍部にさしかかると、信州側にも雲海が広がっているのが見えました。


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さっき見た岩峰の手前で、けっこうきつい傾斜の登りになりました。手前の少し低い岩峰はどうやらピークを越えていくようです。見た目ほどきついわけではありませんが、コース上はわりと砂利がたまっていたりして、スリップに注意しながら一歩づつ体を押し上げていきます。


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岩峰のピークまで登ると、背後にあった少し高い岩峰の様子が見渡せました。登山道は西側を巻くようについているのでひと安心です。


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岩峰の西側をトラバースして小尾根を越えたところに鎖場がありました。上部が逆相のようなスラブになっていて、足を滑られせないように慎重に岩溝やでっぱりを使って下りました。


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鎖場の後は比較的歩きやすい区間が続きましたが、いつの間にかガスがかかるようになり、展望がなくなってしまいました。あれほど晴れていたのに、きょうもガスガスの1日になるのかとちょっとがっかりです。


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6:36 ここまでは比較的楽な尾根歩きでしたが、一転激下りの始まりです。


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ここから2416の最低鞍部まで下りが続きます。


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6:52 ちょっとした平地がある鞍部に着きました。中央に小さな道標のようなものがあるので回り込んで見に行ってみました。


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「口ノ沢のコル」という場所のようです。地形図にはこの記載はありませんが、山と高原地図には2416の数字が書いてある横に記載されています。つまり、八峰キレットの最低鞍部に着いたということです。


口ノ沢のコルで荷物を降ろして休憩をとりました。相変わらずガスがかかっていて展望はありませんが、けっこう明るいのでこのまま雨になるという雰囲気はなさそうです。


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口ノ沢のコルからは五竜岳への登りが始まります。とはいっても、しばらくは尾根の西側をなだらかにトラバースして行く道が続き、きつい場所はありません。


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2470mあたりまで登ってくると、次第にガスが薄れて展望が開けてきました。昨日越えてきた鹿島槍が見事な双耳峰の姿を見せています。


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さらに日差しがでてきて、ブロッケンも現れました。山でブロッケンを見るのも久しぶりです。


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2500mあたりに来ると、上の方はガスが抜けて強い日差しになったので、ブロッケンの周囲にできる虹の色が濃くなると同時に、なんと二重になりました。


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剱岳も再び姿を見せます。


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剱岳と二重の虹に囲まれたブロッケンです。こんなブロッケンは、登山を始めて以来初めて見ました。


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ずっと尾根の西側をトラバースしてきた登山道が、2500mあたりから尾根上に登るようになります。そのため、傾斜がややきつくなりました。


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ガスがどんどん薄くなってきて、前方に五竜岳も姿を現しました。


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剱岳上空には、紺碧の空が広がっています。


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進むにつれて、五竜岳がはっきりと見えてきました。本日最後に挑まなければならないボスキャラです。


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背後の鹿島槍は雲をまといながらも、山頂付近はくっきりと見えるようになりました。


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7:50 北尾根の頭に着きました。山と高原地図では2560ピークに北尾根の頭と書かれていますが、現場の山名板には2550と書かれています。間違いなのか、微妙に場所が違うのかよくわかりません。少し休もうかと思いましたが、この少し手前で一度荷物を降ろして撮影を兼ねて休憩しているし、風上側でタバコを吸う女性がいて迷惑だったので、そのまま通過しました。


喫煙が周囲に迷惑をかけているという自覚がないのは老若男女を問わずのようで、自他ともに健康被害をこうむる行為を好んで行っている時点で思慮や配慮という言葉の意味を理解することができないのでしょう。そういえば、少し前にマンションなどのベランダで喫煙するホタル族のために、上階や隣家が迷惑をこうむって問題になっているというニュースがYahooにでていましたが、それと同じです。外だから自由に吸っていいと思ったら大間違いの時代なのです。いい大人なんだからそろそろ気づいてもらいたいものです。

つづく。


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| 2017年8月 後立山連峰 | 22:35 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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ダブルマグは直火厳禁!: スノーピークロゴダブルマグ 330

スノーピーク製品が20%オフで購入することができるチャンスがあったので、2点購入しました。今回はそのうちの1点のレビューです。


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購入したのはスノーピークロゴダブルマグ 330というステンレスのダブルウォールマグです。表側は鏡面処理してあり、けっこう高級感があります。山で使っているチタンダブルマグ300に比べると重いのですが、今回は自宅で使う目的だったので価格の安いステンレスのダブルマグにしました。


余談ですが、金属のダブルマグはチタンにしろステンレスにしろ、直火は絶対厳禁です。金属に限った話ではありませんが、プラスチックのダブルマグを火にかける人はいないでしょうから、金属製のダブルマグの話とさせてもらいます。ダブルマグは外側と内側の素材の中間に空気層を挟んで断熱している構造です。これを直火にかけると空気が膨張し、破裂の危険性があります。常識的に考えればわかりそうなのものですが、このチタンマグを直火OKとして紹介しているブログがありました。本当に恐ろしいことです。くれぐれもブログに書かれていることを鵜呑みにしないよう気を付けましょう。ネットの情報の真偽は自分で確認しないと、万が一事故が起こっても最後は自分の責任になります。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




さて、ダブルマグが届いたところでさっそく使ってみたのですが、使用する前に食器用洗剤で洗って水ですすいだところ、急に金属臭が出てきました。サーモスのポットなど同じようなステンレス製品をつかっていますが、これほどきつい金属臭を感じたことはありません。スノーピークはつかっているステンレスのランクが低いのでしょうか。


とりあえず、金属臭を消す方法をいくつかやってみました。まず、お酢をお湯に混ぜてカップに入れてしばらく放置してみましたが、あまり効果なしです。お酢の濃度が低かったのかと思って、2度目は濃いめにしてやってみましたが、やはり効果なし。


つぎに、お茶の葉っぱでこするといいらしいので、出がらしのお茶の葉で内側を擦ってみましたが、これも効果なし。


最後は重曹とクエン酸(お酢の代わり)の粉末をカップの中のぬるま湯に溶いて、しばらく放置というのを2度やってみました。金属臭は少し弱まったものの、きれいになくなるというところまでは行きませんでした。ネット検索だと重曹とお酢で臭いがとれるという記事がよくヒットしますが、どこまで本当なのかちょっと怪しい気もします。


結局、使い込んで臭いがとれるようにするしかないだろうということで、まずはコーヒーを入れて飲んでみました。金属くさくて飲めないということはなかったものの、最後の方はやはり金属臭が気になって飲み干せませんでした。


次に、緑茶を入れてみました。かなり濃いめに入れました。茶殻が臭いとりに効果があるということならお茶でもなにかしら効果があるかもと期待してやってみたのですが、これがそこそこ効果があったみたいで、かなり金属臭が弱まりました。もっとも、お茶が効果があったのか、これまでやってきたことがそれなりに効果があり、その累積の結果だったのかはよくわかりません。


保温力は、熱伝導率の低いチタンマグに比べると少し劣るようです。触った時もチタンマグより外側に熱を多く伝えているようで、けっこう熱いと感じました。それでも熱湯を入れた直後でも素手で持てるぐらいなので、シングルマグに比べると段違いの保温力です。


どこで使うにしろ、飲み物の温度を長時間キープしてくれるダブルマグのほうがシングルマグより断然実用的です。シングルマグなら直火にかけられるので、冷めたら温めなおせばいいという人もいるかもしれませんが、そんな面倒なこといちいちやってられませんし、冷たいものだとどうしようもありません。


素材に関しては、チタンは軽くて金属臭もほとんどしないけれど高価、ステンレスは安価だけど金属臭が気になる人にはちょっと使いづらいかもしれません。山で使うのであれば、少し高価でもチタンダブルマグにしておいたほうが、あとあと後悔はないと思います。












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| ギア | 22:51 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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真夏の後立山連峰縦走: 爺ヶ岳・鹿島槍ヶ岳・五竜岳その4

2017年8月11日(金)~14日(月) 長野県大町市 爺ヶ岳(標高2669.9m)、鹿島槍ヶ岳(標高2889.2m)、五竜岳(標高2814m)  テント泊小屋泊単独行 


後立山連峰縦走から帰宅して一週間。帰宅後は3日間ぐらいは動く気力もわかないぐらい体がだるく、エアコンのきいた部屋でごろごろしてばかりでした。あまりにも体を動かさないからか、足腰が固まったように動かしづらく感じるようになり、エアコンの風があたる場所で昼寝をしたためか、やたら寒さに過敏になり、おまけに軽い痺れのような感覚まででてきてちょっとやばい感じになりました。


というわけで、特に用事もないのに無理やり好日山荘へ出かけて炎天下の中を歩いたりしたおかげで、ようやく体調も戻ってきました。昨日は仕事がたてこんでいて朝から動いていたのですが、お昼前の最後の現場では足場を登ると息が上がり、少しクラクラしたりしてなんかやばい感じでした。しかし、結果的に暑い中で体を動かしたのが良かったらしく、今日は体調もよくようやく疲労感が抜けてまた山に行きたいと思うようになりました。人間の体は動かしていないとすぐに錆びつくという点で、機械と同じですね。


さて、後立山連峰縦走のレポも2日目に入り、いよいよこの山行の核心部分が始まります。





4、8月12日 冷池山荘~鹿島槍ヶ岳~キレット小屋
2日目の朝は、午前3時に起床しました。前の晩、部屋が暑かったためか、通常の就寝時間が遅いためそのリズムが定着してしまっていたのか、とにかく寝つきが悪く、疲れているはずなのになかなか眠れませんでした。22時ごろ一度起きて外に出てみましたが、ガスと霧雨のあいにくの天気で星景写真を撮ることもできず、すごすごと部屋に戻って横になっているうちに、なんとか眠りに落ちることができました。というわけで、実質4時間ほどしか眠れなかったわけですが、不思議と目覚めはよかったのでした。


今朝早起きしたのにはわけがあります。今日の行動予定は、鹿島槍ヶ岳を越えてキレットを渡り、さらに五竜岳を越えて五竜山荘のテント場までとなっています。行動時間は約10時間とこの山行で最も長く、鹿島槍ヶ岳が2889m、五竜岳が2814mあり、最低鞍部が出発地点の冷池山荘やキレット中間の2410mぐらいとなるので、標高差約400mを2度こなさなければなりません。難所であるキレットを越えることも含めて体力的にも時間的にももっとも厄介な区間になるため、どうしても5時に出発する必要があります。それでも、五竜山荘に着くのは15時になりそうなので、テントを張る場所があるかどうか、かなり怪しいだろうと思われます。


4時過ぎには朝食を終えて、すぐにパッキング、布団の片づけ、歯磨き等ひととおり済ませたらすぐに出発準備に取り掛かりました。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




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4:49 5時出発の予定でしたが、10分早く歩き出すことができました。昨夜のガスと霧雨はどこへやら。晴天ではありませんが、ひとまず視界はあります。


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小屋から10分でテント場を通過します。少しガスがかかっていますが、爺ヶ岳がくっきりと見えています。昨日立錐の余地もないほどテントで埋め尽くされていたテント場ですが、この時点ですでに撤収したテントのほうが多い状態で、テント泊者の多くが出立した後でした。皆、僕と同じように五竜山荘やそのまた先の唐松山荘を目指しているのでしょうか。


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テント場から先へ進んでいくと、前方の視界が大きく開けました。ガスで頭を隠した鹿島槍ヶ岳が大きく立ちはだかっているのが見えます。


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信州側は雲海が広がっています。


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やがて雲海の彼方に朝の光があふれだしました。雲が多く太陽自体は見ることができませんでしたが、こういう朝も悪くありません。


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冷池山荘から鹿島槍ヶ岳まで、最初のうちはなだらかな尾根歩きで比較的楽なルートです。しかし、途中に前衛峰のごとく標高2683mの布引山が立ちはだかります。それでも急登になる部分は山頂直下の標高差100mぐらいの区間だけなので、朝一番の上り坂としてはまだましでした。


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6:01 布引山山頂です。標柱には布引岳と書かれていますが、地形図には布引山と記載されていて、どちらが正しいのかわかりません。山容からすると、「岳」というほど峻険な雰囲気はないので、「山」のほうが適当かと思われます。予定では山荘からここまで1時間20分を想定していたので、10分早く着くことができました。ガスであまり視界のない山頂で少し休憩をとってから、今日の最高地点である鹿島槍ヶ岳南峰に向かいました。


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布引山から鹿島槍南峰までは標高差200mほどありますが、コースとしては比較的緩やかな尾根道です。しかし、出発したころにはガスが出ていなかった飛騨側からガスが斜面に沿って吹き上がってくるようになりました。信州側は相変わらずガスガスのままで、なんとなく雨模様になりそうな予感がします。


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視界が効かないので、山頂がどこにあるのか、あとどれぐらいあるのかわからない状態で、尾根の道をただ歩き続けます。


やがてガレた急斜面になり、どうやら山頂が近そうだというあたりで、ついに雨粒が落ちてきました。時間はちょうど7時ごろでした。鹿島槍南峰到着予定時間が7時15分で、布引山で10分のアドバンテージがあることから考えておそらくもう5分もかからないぐらいで山頂だろうということはわかるので、このまま山頂まで行ってからレインウェアを着るかどうか迷いました。しかし、雨が降り始めたら、とりあえず濡れる前に雨対策をしてしまうのは山での鉄則です。特に3000m近い山上では夏とはいえ濡れてしまえば低体温症で命の危険すらありますから、うかうかしていられません。数分後にどしゃ降りになり、風が吹き始めたらアウトです。


実際、GPSのログを確認すると、山頂まで標高差20mのところにいたのですが、いそいでバックパックをおろしてレインウェアを引っ張り出して着用し、バックパックカバーをかけて雨対策を施しました。その間、雨は徐々に雨足を強めていましたが、本降りというほどのところまで強くはなりませんでした。


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7:20 ゲーターまで装着したためか雨対策に10分ほど費やして、再び歩き出したら、そこからわずか3分ほどで山頂でした。なんだよと思いましたが、山頂に着いた時にはそれなりに雨が降ってきたので、やはり先に雨対策を施したのは正解だったと思うことにしました。


ガスで何も見えないし、雨も降っているしで、ただ山頂の岩に座って行動食を食べながらこの後のことを考えていました。北峰までの吊尾根はさておき、北峰から先の八峰キレットが今日の核心部です。晴れていればまだしも、この雨では滑りやすいし、風が出てくれば寒さも増して手がかじかんだりするだろうから、ペースを上げることは難しいと思われます。


予定では7時20分に南峰を出発することになっていますが、すでに7時30分をまわっています。10分のアドバンテージはなくなって、かわって10分遅れになっています。この先さらに遅れが出れば、五竜山荘に着くのは15時を回ってしまうことは確実で、当然テントをはるスペースはないものと考えたほうがいいでしょう。であれば、無理をして五竜山荘まで行かなくても、途中のキレット小屋に素泊まりするほうが体力的にもいいのかもしれません。昨日の冷池山荘の状況からすると、キレット小屋も定員を大きく上回るほどの入れ込みはないかもしれないので、なんとか寝る場所ぐらいは確保できるかもしれません。


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7:37 とりあえず、キレット小屋で宿泊という選択肢も考慮に入れつつ、鹿島槍南峰を出発しました。


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南峰と北峰をつなぐ吊尾根は、あまり厄介なところはないだろうと思っていたのですが、スタート直後からかなりの急傾斜で、いきなりキレットが始まったのかと思うほど大変なコースでした。ガスで先が見えない中を、激下りの岩尾根を黙々と下ります。


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8:02 北峰分岐に着きました。区間タイムでは予定より10分早かったので、南峰での遅れを少し取り戻しましたが、それでも計画より10分遅れです。ここで北峰に登るかどうかを決めなければなりません。予定では北峰往復に20分の時間を当てていますが、このガスの中で登っても何も展望は得られません。鹿島槍は南峰が最高地点になるので、あえて北峰に登る必要もありません。登って楽しくなく、登る理由もないのであれば北峰はパスです。これで行程を20分短縮できます。


とりあえず、荷物を降ろして小休止をしながら、セイラスの防水グローブを外しました。セイラスのエクストリームオールウェザーグローブは防水性・保温性に優れたいいグローブですが、手が濡れているとはめるのがすごく厄介なのが欠点です。南峰を出発するときに装着したのですが、生地がやや厚手であるためか岩をつかむときに若干グリップに不安があるため、これから先の八峰キレットは素手で越えることにしました。幸い気温はそれほど低くなく、雨も小降りになってきたので手がかじかんでしまうことはなさそうです。手指の保温よりも、確実に岩や鎖をつかんでグリップを確保する方が優先です。


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8:04 北峰分岐を出発です。分岐から見える範囲は斜面のトラバース道なのでわりと楽な道に見えますが、見た目ほど楽な道でもありません。



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進んでいくと、どこに道があるのかと思うほどのきわどい場所もあったりで、一歩一歩気を抜けない時間が続きます。


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尾根を下って行くばかりかと思っていたら、意外に登りの区間もあったりして、短いスパンで登山で遭遇する様々な要素が入れ代わり立ち代わり出てきます。当然、その時々で必要な技術も違えば、体力的にもきつかったりするので、さすがにキレットの名前はだてではないと思いました。それでも北峰の直下はまだ楽な方です。


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9:08 キレット小屋の少し南に位置する2518ピークの近くまで来ると、鉄の桟道がかかった鎖場が現れました。地図ではこの部分に八峰キレットの文字が印刷されていますが、まさにここが核心部でした。


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巨大な岩峰の隙間をよじ登って行くと、鉄梯子が現れました。雨に濡れているので滑らないように慎重に登ります。


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鉄梯子を登りきったら、ほぼ垂直に近い岩壁につけられた細いトレースをたどって水平移動です。写真は振り返って撮影したものなので、奥の切れ目のようなところから梯子で登ってきたわけです。そして、この後再び鉄梯子を登って写真右の岩壁を回り込んでいきます。地図とGPSログで確認すると、どうやらこの岩壁が2518ピークになるようです。


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岩壁を回り込んでさらに下って行くと、ロケットのような岩峰が見えてきました。先行者がこの岩峰の左側面を回り込んでいくのが見えますが、この区間で一番厄介な場所がここでした。


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岩峰をへつる部分の取り付きです。鎖はありますが、足元にフラットな場所はありません。わずかにある岩の突起に足をのせて、鎖を使ってここを渡って行きます。荷物が重く大きい場合は、背中側にひっぱられがちなので、手を伸ばさず岩に張り付くようにして渡る必要があります。ここで落ちると数十mは転落することになり、命が助かるかどうかはビミョーなところです。


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このあとも同じような岩と鎖のトラバースルートが少しの間続き、ようやく普通に歩ける道になったなと思ったら眼下にキレット小屋が見えました。結局、キレット小屋の南にある2518ピークの前後がこの区間の一番厳しいところでした。


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9:28 岩峰と岩峰の間にある狭い鞍部に縮こまるようにして建つキレット小屋ですが、ここに小屋があってよかったと心の底から思います。小屋に着いた時には、やっかいな核心部の通過でアドレナリンが出て興奮していたせいか、寒さも疲れも感じていませんでしたが、小屋前のベンチで荷物を降ろして休憩しているうちに、だんだん落ち着いてきました。


予定ではキレット小屋到着は9時40分だったので、10分のアドバンテージができました。鹿島槍北峰分岐に10分遅れで着き、北峰往復の20分を短縮したので10分余裕があったわけですが、この区間はまさに計算通りの所要時間でした。しかし、問題はこの後です。ここから五竜岳まで4時間、さらに40分下ってようやく五竜山荘です。休憩などを入れると6時間近い行程です。


キレット小屋と五竜岳の間の区間も、鎖や梯子が連続するそうなので、気力体力ともに試されることになるでしょう。そうして、ガスガスの五竜岳にただ登頂して、疲労困憊でたどり着いた五竜山荘ではテントを張る場所が確保できないか、運よくあっても決して安眠できるような場所ではないだろうことはまず確実です。このガスと雨の中をそこまでして踏破する必要があるだろうか、と逡巡していました。


体力的にはいまのところそれほど疲弊しているわけではありませんが、この後の6時間近い行程を踏破するだけのタフさがあるかと考えると、ビミョーなところです。それよりも、やはり気力の方がかなり萎えています。山岳写真を撮ることが登山の主要な目的である僕の場合、悪天候の中をただ移動するということは、ほぼ意味のない時間と体力の浪費としか考えられません。そうなると、歩くためのモチベーションがまったくないのです。


この時間は、ちょうど北からも南からも朝一番で出発した登山者が到着するタイミングらしく、小屋の中も外も大勢の人でにぎわっていました。しかし、時間が経つにつれ徐々に休憩していた人たちがそれぞれ北へ南へと出発していき、次第に喧噪も薄らいできました。これだけの人が休憩だけで出発していったということは、宿泊客はそれほど多くないのかもしれません。ここにはテント場はないので、雨でテント泊から素泊まり変更する登山者はありませんし、キレットの真ん中という場所柄、五竜山荘や唐松山荘などよりも登山者は少ないでしょうから、飛び込み客も多くはないはずです。とすると、部屋で布団一枚というのは無理だとしても、廊下の隅で寝るぐらいのことはできるのではないかという気がします。


受付で素泊まりできるかどうか聞いてみたところ、部屋の方は予約でいっぱいで無理なので、食堂に毛布で寝てもらうことになるとのこと。自分としてはテント泊装備なので、寝る場所さえ確保できれば寝具は自前のものが使えるので心配する必要はありません。もしも寝具なしの状態で毛布一枚で寝るとなるとちょっと考えるかもしれませんが、とりあえず寝られるということであれば、問題なしです。


まだ10時前という早い時間ですが、素泊まりを申込みして小屋に入りました。レインウェアなどの濡れたものはまだガラガラの乾燥室に干し、汗で濡れたシャツやパンツはとりあえず着たまま乾かすことにしました。幸い、ここの自炊室はけっこう広くて玄関わきの便利なところにあるので、荷物は廊下に置いたまま自炊室にこもって、食事が終わって食堂が解放されるまでの長い時間を、漫画を読んだりお茶を飲んだりしながら自炊室で過ごしました。


夕方になるころには、僕と同じような飛び込みの宿泊客が20名近くに増えたようで、廊下にはバックパックがずらりと並び、自炊室も常に満員状態でした。


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19時半ごろようやく食事が終了して食堂に通されました。一人一枚毛布をもらって、椅子を上げてできたテーブルの隙間に一人当たり毛布半分のスペースで寝る場所を確保しました。それでも3名ほど食堂に入れず、玄関前のホールで寝ていました。写真は翌朝撮ったものなので、片づけをしているところです。


この日もご多分に漏れず大いびきのはた迷惑なオヤジが2~3名いました。僕の隣にいたオヤジもその一人でしたが、耳栓をしていたおかげでそれほど深刻な被害を受けずに眠ることができました。耳栓をしてもいびきが聞こえなくなるわけではありませんが、音が小さくマイルドになるので、少し眠気に襲われれば意識を呼び覚まされることなく眠りに落ちることができます。山小屋泊に耳栓は必携です。

つづく。

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| 2017年8月 後立山連峰 | 21:30 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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真夏の後立山連峰縦走: 爺ヶ岳・鹿島槍ヶ岳・五竜岳その3

2017年8月11日(金)~14日(月) 長野県大町市 爺ヶ岳(標高2669.9m)、鹿島槍ヶ岳(標高2889.2m)、五竜岳(標高2814m)  テント泊小屋泊単独行 


3、8月11日 種池山荘~爺ヶ岳~冷池山荘
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12:24 種池山荘で約30分の大休止をとって、本日の行程で最高地点となる爺ヶ岳に向けて歩き始めました。


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種池山荘から少し行くと森林限界を超えたのか、見通しのいい風景になりました。


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登山道脇には、高山植物のお花畑が広がっています。


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種池山荘から爺ヶ岳までは約1時間の行程です。山頂は目前に見えていますが、これがなかなか近づきません。


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ハイ松帯の中のガレた道を一歩づつ踏みしめるように登って行きます。ときおり日差しが雲間から降り注ぐと急に灼熱地獄になるので、できれば曇ったままでいてほしいと願ってしまいます。


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振り返ると濃い緑の中に種池山荘のオレンジの三角屋根が鮮やかに映えていました。


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爺ヶ岳山頂が近づいてくると、ガスがかかり始めました。さっきまでは曇っていてほしいと思っていましたが、今度は晴れてほしいという気持ちになりました。ほんとに人間ってのはなんて身勝手なんでしょうか。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




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13:17 ようやく爺ヶ岳南峰下の分岐まで来ました。山頂まではここからほんの1~2分です。荷物を分岐にデポして山頂まで往復することにしました。


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空身でひょいひょいと登ったところにケルンがあり、となりに三角点と思われる石柱が設置してありました。


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地図では三角点は中峰にあるはずで、南峰には三角点の記号はありません。ではこれはなんなんでしょうか。


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ケルンから10mぐらい離れたところに標柱が設置されていました。爺ヶ岳は北峰と中峰と南峰がありますが、標高が一番高いのは中峰で、標高2669.9mです。北峰は2631mで、南峰は標高の記載は地図にありません。


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山名が切れてしまいましたが、とりあえず今回の山行で最初のピークで記念の自撮り。


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山頂はガスがまとわりついてあまり展望がありませんでしたが、たまにガスが切れて種池山荘あたりまで視界が広がりました。あまりのんびりする時間もないので、少し展望を楽しんだらすぐに分岐に戻り、先を急ぎます。


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中峰分岐の手前までくると、南峰と同様にバックパックがデポしてあるのが見えました。時間がかかりそうならパスしようかと思っていましたが、2~3分で登れそうなので登っておくことにしました。


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分岐に荷物を置いて、空身でさくっと中峰に登ってみましたが、南峰のときよりもガスが濃く、まったく展望はありません。とりあえず、これで名実ともに爺ヶ岳に登頂したことになります。標柱の写真だけとってすぐに下りました。


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13:47 さあ、あとは冷池山荘まで下るだけです。時間が押しているので休憩なしで一気に行くことにしました。


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下っている途中で一瞬ガスが切れ、冷池山荘とその上にあるテント場が見えましたが、テント場にびっしり張られたテントを見てもうテントを張る場所はなさそうだなと半ばあきらめました。お盆休みの時期は午前中にテント場に着かないとまともな場所が残っていないか、張ることすらできないかのどちらかになる場合がほとんどなので、キャパの小さいテント場だとほぼ張る場所がない状態になっているはずです。


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それでも、一縷の望みをたくしつつ先を急ぎます。信州側はガスが湧いて真っ白ですが、稜線できれいに区切られているのでちょっと不思議な光景です。


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14:37 赤岩尾根コースの分岐に着きました。爺ヶ岳中峰から50分歩き通しなので休憩したいところですが、テント場のことを考えてそのまま通過します。


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冷池山荘手前の鞍部を過ぎて、冷池山荘への登り返しは階段になっていました。たいした傾斜ではありませんが、この登り返しがけっこう堪えました。


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14:49 ぜいぜいいいながら登り返しをこなして、ようやく冷池山荘に着きました。とにもかくにもということで受付に行ってテント泊が可能かどうか聞いてみたところ、ついさっき数人がテント場に行ったので、もう場所がないかもしれないとのこと。とりあえず行ってみて可能だったら先にテントを張って、受付はそれからでいいとのことだったので、すぐにテント場に向かいました。しかし、小屋からテント場までの道のりがかなりの急登でしかも距離がけっこうあり、先ほどの登り返しで体力を使い果たした状態の体にはめちゃくちゃ厳しいものでした。


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テント場について場所を探してうろついてみましたが、もはやまともにテントを張れるようなスペースは残されていませんでした。なので、あきらめて、小屋に戻って素泊まりで宿泊を申込みしました。


小屋のほうもはたして寝られるスペースがあるのかと心配でしたが、意外にもキャパをオーバーするほどの宿泊者がいなかったらしく、一人で一枚の布団を使うことができました。通された部屋は6人部屋でしたが、結局5人での利用となりました。同室の人はみなテントが張れなかった人のようです。


冷池山荘のテント場は小屋からの距離が遠く、標高差もけっこうあるので行き来が大変です。水場もトイレもすべて小屋のものを利用するため、何度も急傾斜の道を往復しなければならず、疲弊した体には厳しすぎます。結果的に小屋泊になったのは正解でした。


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売店で買ったコーラを飲みながら小屋前のテラスのベンチでぼけーっとしていると、信州側のガスが少し晴れてきました。遥か彼方に巨大な積乱雲が湧き上がっていて、夏山にきていることを実感することができました。

つづく。

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| 2017年8月 後立山連峰 | 17:01 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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真夏の後立山連峰縦走: 爺ヶ岳・鹿島槍ヶ岳・五竜岳その2

2017年8月11日(金)~14日(月) 長野県大町市 爺ヶ岳(標高2669.9m)、鹿島槍ヶ岳(標高2889.2m)、五竜岳(標高2814m)  テント泊小屋泊単独行 


2、8月11日 扇沢~種池山荘
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5時前に起床。とりあえず、トイレに行くために扇沢駅まで歩きます。扇沢駅の手前には広大な駐車場が広がっていますが、道路に囲まれたエリアはすべて有料駐車場です。


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市営無料駐車場は有料駐車場の一段下にありますが、やはり完全に満車になっていました。いつの時点で満車になっていたのかわかりませんが、おそらく昨夜のうちに埋まっていたことでしょう。


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有料駐車場に沿ってだらだらとした坂道を駅の方へと登って行きます。空はどんよりとした雲が立ち込めていました。


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扇沢駅の背後の山にだけ雲の切れ間があり、わずかに朝日があたっていました。もしかしたら雲海になっていて、標高が高くなれば晴天になっているのかもしれません。


ひとまず、トイレで用を済ませ、歯磨きをしたのですが、個室利用の方は列ができていたし、自分はもよおしていなかったので、歯磨きが終わったらそのまま駐車場に戻りました。


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こちらは車を停めている第二駐車場です。こちらもすっかり満車です。有料駐車場から第二駐車場までの駐車場が満車になると、市営駐車場の手前から左へ下る道を行った先にある扇沢ロッジのあたりに臨時の駐車場ができ、やってきた車はそこへ誘導されていました。で、そこもいっぱいになると、8kmぐらい下ったところに臨時の駐車場が2つあり、そこからシャトルバスを利用することになるようです。シャトルバスは無料らしいのですが、駐車場は整備協力金として500円を徴収されるとか。これ以外では、柏原新道登山口の周辺の道路脇に駐車スペースがいくつかあります。


車に戻って出発の準備をしていると、なんとトイレに行きたくなってきました。そう、もよおしてきてしまったのです。このまま我慢して種池山荘まで登って、そこで用を足せばいいかと思いながら準備を進めていたのですが、残念ながら我慢できるような状況ではない感じです。パッキングが終わった時点で我慢は無理だと判断して、もう一度扇沢駅に戻りました。時間の無駄もいいところです。先にパッキングをしてからトイレに行けばよかったと思ったところで、後悔先に立たずです。もっとも、2度目に行ったときは行列もなく、すんなり利用できたので、それほど時間がかからなかったのが不幸中の幸いです。ウォシュレットで快適でしたし。


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7:00 朝食を食べたり扇沢まで2往復して時間を使ってしまったので、出発予定だった6時を1時間もオーバーしてしまいましたが、やっと出発です。標高が高く涼しいとはいえ、真夏に標高差1200mの登山になるので、水は2リットルを担ぎました。そのため、例年よりちょっと軽いかなと思っていた荷物は、結局いつもの年と変わらない重さです。


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第二駐車場からアスファルト道路を登山口まで下ります。


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橋を渡った先が登山口です。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




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7:05 柏原新道登山口には登山届を提出するための臨時テントが設けられていました。このテントを見た瞬間、せっかく用意してきた登山届と下山後のバスや電車の時刻表を車に置いてきてしまったことを思い出しました。登山届だけならこの場で書けばいいのですが、バスや電車の時刻表は下山のタイミングなどを決めるためにないと困ります。スマホがつながれば検索すればいことですが、稜線でつながるという保証はありません。ここから駐車場に戻るとまた15分ぐらい時間をロスしてしまいますが、仕方ありません。バックパックをデポして、空身で車に戻り、登山届と時刻表をもって戻ってきた結果、登山口を通過したのは7時22分でした。


予定では登山口から冷池山荘まで休憩込みで6時間半とみています。6時に出発していれば12時30分ぐらいに到着するので、テントを張る場所はなんとか確保できるだろうと思っていましたが、1時間も遅れてしまうとテント場はいっぱいになっているかもしれません。それ以前に、6時間半でたどり着けるかどうかという問題もあります。これまでのことを考えると初日はおおむねコースタイムをオーバーしています。体が慣れていないときに一番重い状態の荷物を担いで、大きな標高差をのぼるのですから当然と言えば当然。それでも、とりえあず行ってみるしかありません。


登山口からは、それほど急登というほどではないけれど、緩いともいえない、よく整備された登山道をただ黙々と登りました。最初の30分ぐらいは寝不足の割にはいい調子で登れていたのですが、30分を過ぎてだんだんきついと感じ始め、滝のような汗が吹き出します。適当なところで休憩をとりながら登り続けましたが、ペースがいっこうに上がりません。


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8:45 標高1770mあたりにあるケルンに着きました。地図のコースタイムだとここまで1時間20分となっているので、ペースが上がらないと思っていただけで、だいたいコースタイムと同じペースで登ることができているようです。ケルンから種池山荘までコースタイムで2時間30分となっていますが、ケルンには3時間半と書かれていました。どういうことだと思いつつも、とにかく歩くしかありません。水分補給をして、再び歩き始めました。


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10:14 標高2150m付近で、土の道だった登山道が石畳にかわりました。石畳といってもそれほどフラットなものではありませんが、登山道にしては比較的でこぼこの少ないよく整備された石畳の道で、十分歩きやすい道でした。


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しばらく石畳の道が続いた後は、道がほぼフラットに近い土の道になりました。「水平道」という看板がでていましたが、確かにほぼ水平といってもいいぐらいフラットでした。ちょうど2150~2200mの間にあたる場所です。


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水平道のあたりからはガスが眼下に見えるようになり、稜線も近づいてきたのがよくわかります。種池山荘まではあと200mほどの標高差です。


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11:00 大きな谷を越える場所がありました。地図でいうと、種池山荘直下の標高2300m付近のところです。写真を撮った場所のすぐ先は、崩落したような崖地を横切るように道がついていて、落石の危険がありそうな場所でした。奥に見える残雪の谷筋手前も同じような崩れかけの崖地になっていて、この登山道で唯一の危ない感じの場所でした。


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奥の谷を越える部分は、さすがに残雪を歩く必要はありませんが、足場には注意が必要です。


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木々がなくなって稜線が見えて来たなと思ったら、種池山荘の赤い三角屋根が見えました。あと一息です。


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11:51 種池山荘に到着です。コースタイム3時間50分のところを40分オーバーの4時間30分かかってしまいました。


種池山荘はここで焼いたピザの販売をしていて食べてみたいところでしたが、昼食用にパンを持参してきていたので、次の機会の楽しみにとっておくことにしました。


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それよりも激ウマだったのがコカコーラ。上半身だけでなく下半身もほぼ汗でずぶぬれ状態だったので、冷えたコーラのうまいことといったら! 普段はカロリーを気にしてダイエットコークを飲んでいますが、この際カロリーがないよりあるほうがいいというぐらいで、そんなの全く関係ありません。喉を刺激する炭酸とほの甘いテイストが脳の官能中枢を刺激するのか、至福のひと時でした。山で飲む冷えたコーラは一種の麻薬ですね。


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ところでお天気のほうはどういう状況だったかというと、稜線にガスがかかったり晴れたりという状況で、たまに日差しもあるものの、全体的には曇り空といえる天気でした。そのためかどうかわかりませんが、登山口からここまでまったく虫にたかられるようなことがなく、すこぶる快適な山旅でした。


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こちらは小屋の隣にある種池。写真だと真っ黒な水のようですが、底の泥が黒いだけで、水は透明でした。もっともたぶん色はついていると思います。


種池山荘は、外見はこぎれいでいい感じの山小屋でしたが、最大の欠点が喫煙者に甘いことです。正面入り口前に工事現場に置いてあるようなでかい灰皿が設置してあり、ここに喫煙者が群がってタバコを吸っているものだから、小屋への出入りの時はもちろん周囲にあるベンチで休んでいると煙が漂ってきてとっても不愉快な気分にさせられました。さらに、他にもいくつか自立式の灰皿が置かれていて、小屋前のベンチがまるで指定喫煙場所のような有様でした。ここで休憩するということは、受動喫煙による健康被害を甘んじて受けるということになります。


非喫煙者もたくさん休憩している場所になぜこれほど灰皿を置いて喫煙を許可しているのでしょうか。常識的な経営者ならもっと離れた場所に喫煙場所を設けるはずで、いつの時代の感覚で小屋を経営しているのかと経営者の頭を疑いたくなります。おそらく経営者もしくは小屋の従業員が喫煙者で、自分たちが喫煙しやすいように出入り口の近くに灰皿を設置しているのではないかと思うわけです。登山者の健康や環境への配慮よりも小屋従業員の嗜好を優先させているだとしたら、あきれた話です。

つづく。


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| 2017年8月 後立山連峰 | 10:03 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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夏山山行直前トレーニング: 伯耆大山剣ヶ峰 

2017年8月6日(日) 鳥取県大山町 大山剣ヶ峰(標高1729m) 日帰り単独行 


後立山連峰縦走のレポと前後してしまいましたが、直前に登った伯耆大山剣ヶ峰のレポがまだだったので、先にこちらを済ませてしまうことにします。


8月11日から予定している後立山連峰縦走の前哨戦として、伯耆大山の最高峰 剣ヶ峰に登ってきました。本当はトレーニングということで剣山にテント泊で行きたかったのですが、2連休が取れなかったのでせめて負荷の大きい山行ぐらいはしておこうということで、近隣で一番標高差の大きい剣ヶ峰に行くことにしたわけです。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




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9:30 三ノ沢の駐車場を出発します。写真だとほかに車が停まっていないように見えますが、10台ぐらいいました。


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三ノ沢入り口です。三ノ沢から剣ヶ峰に登るのは約1年ぶりです。


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いい天気で、三ノ沢の奥に剣ヶ峰がきれいに見えています。


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7分ほど登ったところで工事現場になり、登山道は左手の森の中を迂回するようになっています。


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4分ほどで森を抜け、再び三ノ沢に出ました。


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出たところが二重堰堤のすぐ下で、そのまま右岸から左岸へと渡ります。以前はもう少し下流に出て三ノ沢を少し歩いたのですが、迂回路が上流まで延長されたようです。


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二重堰堤の下を左岸にわたり、登って行きます。


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二重堰堤から先はそこそこ藪状態になっていましたが、トレースは見えています。しかし、登って行くにつれて藪が濃くなり、大堰堤が近くなると低木の藪をかき分けるような場所もありますが、道がわからなくなるほどではありません。


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10:05 大堰堤手前の堰堤で沢に出ました。ここから再び右岸にわたり、大堰堤下へ向かいます。


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大堰堤右岸を下から巻いていきます。


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大堰堤を越えると、広大なガレに出ます。南壁が目前に立ちはだかるように聳えています。


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以前はこのガレの部分はトレースが不明瞭で、自分で行先を確認しながら登って行く必要がありましたが、今回はわかりやすいトレースができていて楽でした。


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30分ほど登ったところで、右手の藪に赤テープがある場所から藪の中へと入って行きます。


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南壁下を右手にトラバースする区間は、コオニユリがたくさん咲いていました。


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荒地にオレンジ色の花が映えます。


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ガレ場を斜めに横切るトレースをたどって行くと、前方に赤テープが見えます。トレースは赤テープの右方向へまっすぐ伸びていますが、このトレースは間違い。直進すると上に見えている崖の下で行き止まりになります。正解は、テープのところから左へ登って行きます。以前はこんなテープもトレースもなかったのですが、いつの間にか間違いトレースができて、誰かがテープを付けたのでしょう。


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さて、ここからがこのコース一番の難所です。砂すべりのような急斜面のガレを登って行かないといけません。足を置くと簡単に砂利が崩れるのでほとんどアリ地獄のような状況です。


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5分ほど登って行くと、右手の藪に赤テープが見えるので、そこから藪の中に入って行きます。このテープは見えにくいので見落とす可能性もありますが、しばらくはガレ沿いに藪の中を登って行くだけなので、入れそうな場所があれば適当なところから入って行けば大丈夫。


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いつの間にか尾根にガスがかかり始めました。


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ガレ沿いに登って行くと、以前はなかった裸地がありました。ここを右手から登って行くのですが、以前はちゃんとした草付の場所でした。


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11:22 尾根下の槍尾根コースとの合流点まで登ってきました。


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このあたりはイヨフウロやシモツケのお花畑になっていました。


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ここから槍ヶ峰下をトラバースして槍尾根へと登って行きます。


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尾根にかかっていたガスがとれて剣ヶ峰が見えました。


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槍ヶ峰の肩まで登ってくると、槍ヶ峰へと登るコースがかなり崩落しているのがわかりました。人がのると簡単に崩れてしまいそうで、かなり危険な感じです。ということで、槍ヶ峰はパスして先へ進みました。


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11:32 槍ヶ峰の上にある1692ピークに登ってみると、「三ノ峰」という山名板が設置されていました。もともとは先の槍ヶ峰が本来の槍ヶ峰だそうですが、1692ピークと槍ヶ峰を両方とも槍ヶ峰と紹介しているブログなどが多く、先の槍ヶ峰を南峰、1692ピークを北峰というのが一般化していたのですが、どうやら正しい山名を広めるために誰かが山名板を作ったようです。僕もほかのブログで書かれていたので、何も疑わず当初は槍ヶ峰北峰などと記事に書いていましたが、三ノ峰という名称があったとは知りませんでした。それとも槍ヶ峰と区別するために命名したんでしょうか。どちらにしても、これで実在しない槍ヶ峰北峰は徐々に忘れられていくことでしょう。


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三ノ峰で見かけた大きなアゲハチョウです。


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三ノ峰で10分ほど休憩していると、再び稜線にガスがかかってしまいました。


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槍尾根は極端に歩きにくくなったと感じるほどの崩落はありませんが、それでも一部以前よりも痩せたなと思うところがありました。


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天狗ヶ峰までくると、剣ヶ峰へと続く稜線が以前よりも崩落が進んだのがすぐにわかりました。


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天狗ヶ峰のすぐ先の尾根は、ちょっとやばそうな雰囲気が漂うほどやせています。


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その先も南壁側の崩落が進んでいるのがわかります。


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ここではトレースの先が崩落で消滅していて、右側に新しいトレースができていました。


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進んでいくと、今度は北壁側も崩落している場所にきました。ここは以前もこんな感じでしたが、心なしか痩せたようにも感じます。


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その先も崩落が進んでいる場所があり、崖のぎりぎりのところを木の枝に足をひっかけないように気を付けながら進みます。このあたりはけっこうひやひやものでした。


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12:09 剣ヶ峰に着きました。ガスガスで展望は全くなし。まあ、トレーニング目的の登山なのでかまいませんが、やっぱり展望があったほうが楽しいです。


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ひさしぶりということで、記念撮影。


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到着した時は登山者が一人いましたが、すぐに下山してしまったので、山頂は貸切となりました。


grivel_trekking_chair.jpg
今回は荷物が少ないので、ものすごく久しぶりに折り畳み式のトレッキングチェアをもってきました。座面がわりと高くて面積もありけっこう座り心地がよく、改めて便利だなと感じました。もっとも、重量が400gもあるので、やはり軽装の日帰りでないと持ってこれないと思われます。ちなみに、グリベル製のチェアです。最近はもっと軽量なものもあるのですが、椅子にしたときに座面の高さが低すぎると座り心地が悪かったり、立ったり座ったりがしんどいなど、なかなか軽くて座り心地のいい椅子は難しいようです。


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黄色の蝶々が一匹いて、南壁を吹き上がってくる風に吹き飛ばされてもすぐに舞いもどってきてまた吹き飛ばされてということを何度も繰り返していました。たぶんツマグロヒョウモンという蝶だと思いますが、なんでこんな山頂にいるのか不思議です。


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12:23 いっこうにガスが晴れそうにないので、とっとと下ることにしました。


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山頂直下の部分も、以前はもう少し下れたはずですが、崩落で道がなくなっていて、少し山頂側に左の巻道への入り口が移動していました。


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天狗ヶ峰と剣ヶ峰の間の尾根も、徐々にラクダの背の前後の雰囲気に似てきました。そのうち剣ヶ峰に登ることができなくなる日が来るかもしれません。


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天狗ヶ峰からガスで霞む槍尾根を下ります。


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槍尾根は三ノ峰手前のこのあたりが痩せたなと感じます。


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ガスは槍尾根から三ノ沢へ下るあたりにもかかってきました。このあたりで、段差を下りた時に左足の太ももに違和感を感じ、ちょっと痛みが出てきたので、悪化しないように気を付けながらゆっくりと下山しました。


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しばらく下って行くと、やっとガスの下に出ました。


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ガレ場を下りきったころには尾根にかかっていたガスが晴れて日差しが戻ってきました。下山すると晴れるという登山あるあるは相変わらず健在です。


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大堰堤の近くまで戻ってくるとまたガスが尾根にかかり始めていました。


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14:29 駐車場に戻ってくると、見事に自分の車ともう一台だけが取り残されたように停まっていました。皆さんお早いお帰りで。左足の痛みはひどくなっておらず、ひと安心です。とりあえず、後立山縦走のトレーニングはこれで完了です。テント泊装備での歩荷トレーニングはできていませんが、足腰のトレーニングにはなったと思うので、大荷物を担ぐのはGW以来ですがなんとかなるでしょう。


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| 2017年8月 伯耆大山剣ヶ峰 | 13:09 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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真夏の後立山連峰縦走: 爺ヶ岳・鹿島槍ヶ岳・五竜岳その1

2017年8月11日(金)~14日(月) 長野県大町市 爺ヶ岳(標高2669.9m)、鹿島槍ヶ岳(標高2889.2m)、五竜岳(標高2814m)  テント泊小屋泊単独行 


1、序章
2017年は、8月11日から17日まで1週間の休みを取って、初めての後立山連峰を満喫すべく、扇沢から栂池までの大縦走を計画しました。プランとしては4泊5日ですが、悪天候などで停滞する可能性もあるし、二つのキレットをテント泊重装備で越えなければいけないことから、体力的にきついかもしれないので予備日を1日設けました。なので、予備日を使うことになると1週間の休みでもぎりぎりということになってしまいます。


ただし、後立山連峰は途中にエスケープできるコースがいくつかあるので、場合によっては途中で切り上げて下山することができます。その意味では、現場判断で柔軟にスケジュールを調整できるので、ぎりぎりのプランでもあまり無理をしなくても済むだろうという目論見がありました。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




天気予報は8月9日に見たのが最後で、それ以後は全く見ていませんでした。それほど好天に恵まれるという予報ではなかったものの悪天候になりそうな雰囲気はなかったので、少々雨に降られても決行することに決めました。最近は天気予報を参考にして直前で一番天候のいいエリアに行くというパターンが定着していましたが、今回のような決め打ち的なプランは珍しいパターンです。


そのため、装備も久しぶりに使うものがいくつかあります。まずはテント。最近はアライ Xライズを夏でも使っていましたが、雨に降られる可能性が高いので、レインフライを新調してニッピン メスナーテントをチョイスしました。シングルウォールテントは雨の時に出入りが厄介なので、悪天時には前室が作れるダブルウォールテントのほうが使い勝手がいいというのが理由です。


また、本格的な雨中の行動を想定して、数年間使っていなかったモンベル ストームクルーザーを引っ張り出してきました。状態をチェックしてみたら、ショルダーベルトがあたる肩のあたりや、ヒップベルトがあたる腰のあたりがけっこうよれたりしわになったりしてそろそろ限界かなという雰囲気もありましたが、とりあえず防水スプレーを三度塗りして雨対策を施しておきました。


登山靴は、シリオ 712GTXとスポルティバ トランゴアルプGTXとどちらにしようかと迷いましたが、キレット越えや厄介な岩場がたくさんあるだろうということで、小さな岩のくぼみやでっぱりにも足をのせやすいつま先の細いトランゴアルプGTXを選択しました。夏の日本アルプスでまだ使ったことがないので、デビュー戦ということにもなります。


出発は8月10日の15時を予定していました。11日は山の日で祝日だし、週末三連休の初日でお盆休みの初日にもあたるので、10日の夜のうちに扇沢に着かないと駐車場が確保できない可能性が高いということで、是が非でも10日の早い時間に出る必要がありました。しかし、現実はなかなか思い通りにはいかないもので、結局2時間遅れの17時出発になってしまいました。


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扇沢に着いたのは午前2時でした。扇沢駅に近い市営無料駐車場の少し手前に市営第二無料駐車場がありますが、車は第二駐車場に停めました。この時点でほぼ満車状態だったので、上の駐車場はすでに満車だった可能性が高そうです。第二駐車場のほうが登山口には近いのですが、トイレも水場もないというのがネックです。朝起きたら扇沢駅まで5分ほど歩かないといけないのが面倒で、可能なら上の駐車場に停めたいところです。とはいえ、駐車場所を探してうろうろしているうちに空きがなくなってしまう可能性が高い状況だったので、最初に第二駐車場に入って停められたのは正解だったと思うことにします。

つづく。


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| 2017年8月 後立山連峰 | 19:48 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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五竜から遠見尾根で下山

天気予報は明日からしばらく傘マークが続いているし、今日も日の出の頃だけ晴れてすぐにガスガスになったので、下山することにしました。

白馬五竜スキー場まで下りてきたら、エスカルプラザの温泉が営業中でラッキーでした。風呂上がりに玄関へ出てみると、ちょうど無料の送迎バスが出るところで、駅まで歩かなくて済みました。

これから扇沢まで戻って、家路につきます。でも、休みは17日までなのでなんかもったいない気がする。

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| ヤマネタ・ニュース | 12:05 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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