ヤマふぉと

山の自然や風景をゆったりと眺め、写真を撮るために山に登る。だから、登頂や縦走を目的とせず、好きな山域でテントを張ったり小屋に連泊して、カメラ片手にのんびりと過ごす。そんなスローな山登りを楽しんでます。

2017年05月 | ARCHIVE-SELECT | 2017年07月

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テント場通信簿: 農鳥小屋キャンプ場

テント場通信簿は、清潔さや快適さなどの一般的な項目の他に、撮影山行基地としての評価も加えたテント場の評価です。各評価項目を5段階で審査し、合計点数の平均(端数は四捨五入)が総合評価です。

評価項目
●清潔度:テント場にごみが放置されていないか、清潔に保たれているかどうかを評価します。
●快適度:整地の状況、地面の状況、サイトのゆとり度、トイレや水場への距離などテント場での生活が楽で快適かどうかを評価します。
●施設充実度:トイレ、水場、ベンチとテーブル、炊事棟、売店の有無を評価します。1種類ないごとに-1です。
●ロケーション:写真を撮るためのベースとして、立地条件などを評価します。ただし、立地条件は変更しようがないので、3以上の評価とします。

評価基準
5:非常に優れている
4:良い
3:問題ない
2:いま一歩
1:改善が必要


農鳥小屋キャンプ場
清潔度:3
快適度:2
施設充実度:3
ロケーション:3
総合評価:2.75

農鳥小屋キャンプ場は、南アルプスの間ノ岳と農鳥岳の間にある鞍部に位置するキャンプ場です。登山口となる広河原や奈良田から1日で行くのはかなり難しい距離にあり、基本的には白峰三山を縦走するときに立ち寄るパターンだと思います。白峰三山を縦走するなら、北岳山荘を朝早く出て、農取小屋は通過して大門沢まで行った方が快適だし、翌日が楽です。標高2800mのキャンプ場はあまりないので、一度泊まってみるのもいいかもしれませんが、いい思い出になるかどうか・・・



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




キャンプ場は農鳥小屋の北側に1か所、南側に2か所とエリアが分かれています。


IMG_5505.jpg
主に使われるのは、南側の小屋に近いエリアだと思いますが、尾根の斜面になるため、地面は傾斜していて決して快適な状況ではありません。そのうえ、テントサイトの一角にごみ焼却場所があるため、風向きによってはくさい煙がテントを直撃し、かなり迷惑します。小屋番さんは、いちおう人の少ない時間帯であるお昼頃に焼却するよう気を使っているようですが、早めについてお昼過ぎにテントを張ったりすると、もろに焼却の煙害にさらされてしまいます。


また、たまたまだったのかもしれませんが、僕がテントを張った場所のすぐそばに、おそらく前泊者のものだと思われるドリップコーヒーのカスが落ちていました。うっかり落としてしまったのか、それとも有機物だから捨てても大丈夫だろうということで捨てたのかわかりませんが、いづれにしても処理しないで放置していくのはあきらかにマナー違反。いっぽうで、ゴミを放置してもいいかと思わせる何かがあるキャンプ場といえるのかもしれません。


ただ、このエリアから水場に下る道があることや、トイレや小屋に近いということもあって、やはり便利さで言えば一番いい場所になります。展望も東側が大きく開けているし、南側の西農鳥岳もよく見えるので、ゴミ焼却場所がほかの場所にありさえすればもう少しましな評価になると思います。


IMG_5516.jpg
北側のエリアは上から見ただけですが、テント4~5張程度のスペースのようです。しかし、狭いながらも比較的地面はフラットそうなので、静かで快適な場所を好むのであれば、間ノ岳側にあるこの北側エリアが一番だと思われます。トイレや水場にやや距離がありますが、水は一度に3リットルぐらい汲むことができるだけの容器を持っていれば何度もいく必要はないので、それほど大きな問題ではないと思います。


IMG_5506.jpg
一番南側のエリアは、小屋から数分の距離で、西農鳥岳に向かう尾根道の東側にあります。こちらも上から見ただけですが、緩やかな傾斜地にあり、それほどフラットという感じではなさそうですが、小屋に近いほうのエリアよりも傾斜はゆるそうに見えます。水場やトイレから一番遠いというのが難点ですが、テントサイトとしては悪くない感じです。


水場は小屋に近いほうの南側エリアの奥から10分ほど下ったところにあります。帰るときは登りになるので15分ほどかかります。道はしっかりしていて、ホースで引いてきた沢水はけっこう豊富に出ているので、水汲み自体はすぐに終わります。問題は行き返りの距離と傾斜です。とくに、水を汲んで重くなった容器をもって登り返すのはけっこうしんどい山道です。素手で持っていたりすると大変なので、携帯用のバックパックなどがあれば便利です。


IMG_5512.jpg
このキャンプ場の一番のネックがトイレです。傾きかけた小屋が斜面に建っていて、個室が3つほどありますが、汚物は垂れ流しです。もちろん男女兼用です。個室のドアには鍵の代わりに紐が取り付けられていて、中に引きこんで釘に紐をひっかけることでロックするという仕組みです。この理屈がわからないと、ドアをロックできません。なんにしても、このトイレだけは早期になんとかしてほしいものです。


幕営料はソロで1000円でした。この設備で、バイオ式のきれいなトイレと小屋前の水場がある便利で快適な北岳山荘のキャンプ場よりも高いのですから、ぼったくりといわれても仕方がない価格だと思います。


ロケーション的には、キャンプ場から東の眺望がありますが、富士山は記憶が間違っていなければ見えていなかったと思います。北には間ノ岳、南には西農鳥岳が聳えていて、それなりに被写体となるものはあります。ただし、ここをベースキャンプにして撮影山行をするという性格の場所ではないと思います。なにより、快適とは言い難いキャンプ場なので、できれば1泊で終わりにしたい、いやむしろ利用しなくていいようにしたいというのが正直なところです。


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