ヤマふぉと

山の自然や風景をゆったりと眺め、写真を撮るために山に登る。だから、登頂や縦走を目的とせず、好きな山域でテントを張ったり小屋に連泊して、カメラ片手にのんびりと過ごす。そんなスローな山登りを楽しんでます。

2017年01月 | ARCHIVE-SELECT | 2017年03月

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最大斜度45度の雪壁に挑む: 下蒜山その1 

2017年2月26日(日) 岡山県真庭市 下蒜山(標高1100m) 日帰り単独行 


2月最後の日曜日、事前の予報では四国の剣山あたりは晴れ予報が出ていたので三嶺に行くつもりでした。しかし、前日に曇り予報に変わってしまい、GPV気象予報でもがっつり雲に覆われる予報になっていたので、わざわざ瀬戸大橋を渡って行ってもガスガスになるのは明白です。というわけで、急きょ行先を変更し、下蒜山に登ってきました。


下蒜山を選んだ理由は特になく、湯原ICから一番近くて登りがいのある山で考えたら下蒜山が思い浮かんだというわけです。思えば下蒜山に登るのは2012年4月以来なので、約5年ぶりです。厳冬期の登頂経験はないので、今回登頂すれば厳冬期初登頂となるわけです。とはいっても、この日は気温も比較的高くなりそうで、おそらく春山のような状態になると思われます。


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9:52 登山開始です。前回の大雪でけっこう積もったみたいで、登山口周辺にはまだたっぷりと雪が残っています。


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朝の気温はマイナス1度ぐらいだったので、雪は比較的締まっていて歩きやすい状態です。しかし、下蒜山は早めに傾斜のきついところが出てくるので、スタート時点から10本爪クランポンを装着しておきました。


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林の中を進んでいくと、やがて前方で谷が二股に分かれるところに出ますが、正しいルートは右です。ここには道標など明確なコース指示はありませんが、赤テープが立ち木についているので、見落とさなければ大丈夫でしょう。以前来たときはテープを見落としてうっかり左方向に入ってしまい、少し時間をロスしてしまった記憶があります。


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二股から少し行くと、斜度がきつくなり、尾根への取り付きになります。とはいえ、ここは距離も短いし傾斜も大したことはないので、問題ありません。


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尾根上に出ると立派な道標が出迎えてくれます。ここで90度左折して尾根を登っていきます。


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すぐ先に一つ目の急坂が見えます。ここから五合目まできつい斜度が続きます。


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朝のうちは雪が締まっていて、踏み抜きもなく快適に登っていけます。


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10:25 三合目を通過します。三合目は急坂の途中にあり、ここから先がさらにきつくなります。


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三合目上の急坂にはロープも設置されていますが、ロープの助けを必要とするほどでもないというのが正直なところ。


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10:41 三合目の急坂を登りきると、斜度はゆるくなり、樹林がまばらになってきたころに五合目の道標が現れます。この上は雲居平と呼ばれる見晴らしのいい笹原です。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




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登山口では薄日もさしていたのに、雲居平に入るころになるとすっかり曇ってしまいました。おまけに、ものすごく粒の小さい粉雪まで降ってきました。まさか雪になるとは思っていませんでした。上がってくるまでに暑かったので、ドライレイヤ+ベースレイヤの上に薄手のフリースを着ただけでした。ここにきて風と雪で一気に冷えてきたので、上からソフトシェルジャケットを着て、ウールのビーニーもかぶっておきました。


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前方にそびえるのが下蒜山の肩にあたる九合目の急斜面です。最大斜度は45度もあるらしく、立木のない笹原の急斜面なので雪崩の危険もあり、積雪期はちょいとリスキーです。今日は朝までけっこう冷え込んでいたし、いまのところ粉雪が舞うような天気なので、なだれの心配はあまりなさそうです。よく見ると、最大斜度のあたりでペア同士が登りと下りですれ違おうとしているようです。なにもあんなところですれ違わなくても、登るほうが少し下で待てば安全にすれ違えたでしょうにと思いますが、斜度がきつすぎてお互いを見つけられず、気付いた時には最大斜度の斜面に入っていたということだったのかもしれません。


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雲居平の道標のあるところまで来ると、粉雪はほぼ止んできました。吹雪になると嫌だなと思っていたので、天候が回復する傾向にあるなら助かります。


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一面が笹原になっている雲居平は、ちょっと傾斜のきつい斜面に雪崩の跡がたくさん見られます。こちらは南側斜面ですが、この下までずっと雪崩ていて、笹原が見えていました。北側斜面にも雪崩跡がたくさんみられます。立ち入る人はいないと思いますが、いい斜面だからとスキーやスノボで滑りこむとやばいことになりかねなません。


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雲居平の上部で、ちょっとした雪庇を乗り越えます。


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11:12 雪庇を乗り越えたところが七合目です。


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七合目の道標前を左に折れて、雪庇に沿って急斜面方向に進みます。この区間は、ちょうど雪庇の裏側になるので、風が当たらず休憩にはいい場所です。急斜面ですれ違っていた下山組のペアも、ここで休憩していました。


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いよいよ、最大斜度45度の雪壁に挑みます。2012年4月に登った時は、急傾斜の場所は半分雪が解けて地面が出ていたので案外楽でしたが、今回はがっつり雪が張り付いた状態です。滑ったらあっというまに谷底なので、慎重に突破しないといけません。軽い緊張感を伴いつつ、一歩づつ進んでいきました。

つづく。

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| 2017年2月 下蒜山 | 16:41 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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雨雲と競争の弾丸登山: 那岐山その2 

2017年2月22日(水) 岡山県奈義町 那岐山(標高1255m) 日帰り単独行 



避難小屋での小休止を終えて、那岐山山頂に向かいました。小屋から山頂まではわずか5分程度の距離です。


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13:17 山頂は貸切でした。石碑の一部が頭をのぞかせていましたが、それ以外なにもない雪原になっていました。


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来し方である三角点方面を見ると、黒い雲がますます広範囲に広がっていました。


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滝山へと続く稜線にも雪はたっぷりあるようです。


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13:19 そこそこ風が強く、じっとしていると寒くなってきました。雨雲も迫っていることですし、さっさと下山することにしました。下山はAコースとBコースを繋いで周回コースでいくことにします。山頂から東の稜線へと進みますが、トレースが付いているので、楽に下れそうです。


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5分ほど歩いた先にある小ピークから山頂を振り返ると、山頂に登山者が一人いるのがみえました。入れ違いで登ってきた人がいるようです。


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山頂から東へ延びる稜線にはそれなりに雪庇ができていましたが、ひさしのように伸びた状態にまで発達したわけではなく、あまり警戒しなくても大丈夫そうです。トレースは安全そうなところについていたので、忠実にトレースをたどっていけば問題ありません。


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北向き斜面の一部の木の枝にわずかですが霧氷が残っていました。そういえば、今年はきれいな霧氷を見ていません。暖かくなる前に真っ白な雪の華が咲いた霧氷の森を見に行きたいものです。


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Bコースの分岐点が見えてきました。何年か前にふわふわさらさらの新雪にてこずりながらBコースを登ってきたことを思い出します。結局、山頂までもう少しのところで時間もないし力尽きて撤退しましたが、自分のトレースをたどって下山するのも一苦労でした。


Bコース分岐の道標は完全に雪に埋まっていたらしく、どこが分岐だったのかよくわかりませんでした。トレースもなかったので、最近Bコースを歩いた人はいないようです。稜線から下の部分がけっこうな急斜面のトラバースなので、雪が深いときはなかなか大変なコースです。なので、積雪期にBコースを通しで歩く人はあまりいないのでしょう。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




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13:37 鳥取側に下る東仙コースとAコースとの分岐にある道標は、雪に埋まらずに出ていました。ここから右斜め方向に進みますが、すぐ先でトレースが分かれていました。ツボ足のトレースは左へ、スノーシューはまっすぐ続いています。方向的にはまっすぐなので、スノーシューのトレースをたどってみましたが、下るにつれて右へ逸れていくので、これは違うなと思い、左へ雪原を突っ切ってツボ足のトレースに合流しました。


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合流してすぐに赤テープを見つけたので、今度は間違いなさそうです。


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13:58 Aコースの途中にある鞍部まで下りてきました。


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ここから右へ林道を少し下ればBコースに合流することができます。


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林道を3分ほど下るとBコースへつながる分岐があります。植林の中を抜けていく道ですが、意外と踏み抜くことがあり、トレースを外れると面倒な道でした。


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14:07 Bコースとの合流点です。不思議なことにBコースにもトレースがありました。稜線の分岐点にはトレースがなかったのに、なぜなんでしょう。登山者が途中で引き返したのか、Aコースから続いていたスノーシューの主が途中からBコースで下りてきたか、どちらかなんでしょう。


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Bコースとの合流点から下は植林帯の中を下っていくのですが、しばらく行くと急斜面をトラバースしながら下っていく区間が長く続きます。ずっとクランポンを付けずにツボ足で下ってきたのですが、ここにきてちょっとやばいなと感じました。こういう時に簡単に装着できるチェーンアイゼンであれば斜面の途中でも装着できそうですが、10本爪のクランポンしか持っていないので、急斜面の途中で座り込んで装着するのも大変です。なので、ツボ足のまま慎重に下りました。


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14:34 なんとか無事に橋まで下りてきました。ここから先はとくに危険な場所はないし、Cコースとの合流点まで近いので安心です。


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橋から3分でCコースとの合流点に着きました。


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第一駐車場はあいかわらず雪原のままでした。


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第一駐車場下の北側へ下る進入路はこんな状態です。轍が深いので、普通車で進入するのは難しそうです。


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14:54 駐車場所まで戻ってきました。幸い雨に降られることもなく下山することができましたが、山の家に寄って帰路についたとたんに雨がパラパラと降ってきて、ぎりぎりのタイミングでした。

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| 2017年2月 那岐山 | 12:45 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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好日山荘にグリベルの新型ヘルメットが入荷

今日はプレミアムフライデーでポイント10%還元ということで、好日山荘岡山駅前店に立ち寄ってみました。特にこれといってセールをしているわけではなくても、たまに在庫処分などで特価品があったりします。


今日は、前から買おうかどうしようか迷っていたナルゲンボトルの1リットルサイズに1480円の特価品があったのでゲット。赤色なので不人気なんでしょうが、ボトルの色なんて水の味が変わるわけではないのでなんでもかまいません。また、シートゥサミットのテックタオルXSの特価品960円もあったので、いっしょに買ってきました。


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ところで、ヘルメットコーナーに見慣れないモデルがあるなと思ってみてみると、グリベルのサラマンダー2.0とステルスが置いてありました。本日入荷したばかりだそうです。


マジックマウンテンのカタログには2016年11月発売と書かれていて写真も載っていましたが、ずっと市場在庫がない状態が続いていたみたいです。ここにきてやっとまとまった数が入ってきたのでしょう。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




さっそく試着してみると、JAPAN FITTINGをうたっているだけあって、どちらのモデルもまったく当たるところがなくなかなか快適なかぶり心地でした。典型的な日本人的丸頭なので、ペツルメテオのような細長いタイプのヘルメットはこめかみの上のあたりがあたって痛い場合が多いのですが、グリベルの新型ヘルメットは問題ありません。


ただし、後頭部のサイズ調節する部分が普通の紐になっていて、ずいぶん安っぽさが増したなあというのが正直なところです。たとえ紐であっても、サイズ調節もできるし軽量化にもなっていいのでしょうが、いままでダイヤル式などを使ってきたのでグレードダウン感が強すぎます。メット本体も以前のサラマンダーと比較するとやや安物感があるように思います。ステルスに至ってはそのデザインがどうも受け入れられず、なんだかなあという感じです。見慣れていないせいもあるのかもしれませんが、多面体にした意図はなんだったんでしょうか。まさか、ステルス戦闘機のデザインを流用してみたというだけの話なんでしょうか。見慣れるとよくなってくるのかもしれませんけど。


夏用の通気性がよくて軽いヘルメットの購入を考えているのですが、いまのところこれはというものが見つかっていません。マムートのロックライダーがいいなと思っていたのですが、やっぱり形が合わなくて却下。サラマンダー2.0はフィット感もいいし、価格もこなれていてそれなりに悪くないという感じですが、すぐに必要というものでもないので、もう少しじっくり考えてみることにします。


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雨雲と競争の弾丸登山: 那岐山その1 

2017年2月22日(水) 岡山県奈義町 那岐山(標高1255m) 日帰り単独行 


先週の伯耆大山登山の筋肉痛と疲労感がとりきれず、日曜日を無駄に過ごしてしまったので、またまた平日の日帰り登山に行ってきました。


朝一番に仕事があり、そのあとは空いていたので、そのまま現場から那岐山へ直行。10時過ぎに山の駅に着いて簡単な朝食を食べてから登山口へ移動しました。


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ところが、第一駐車場入り口はたっぷりの雪が残っていて20㎝ぐらいありそうな深い轍になっています。距離にしてわずか5m程度ですが、スタッドレスとはいえFFの乗用車で突っ込んだら十中八九スタックしそうな雰囲気です。


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そのうえ、折れた太い枝が地面近くまでぶら下がっていて、たとえ入口の雪を突破できても進入不可能な状態です。北側から入れないかと思って行ってみるも、こちらはさらに深い轍と積雪で、パジェロのような地上高が20㎝ぐらいある四駆でないととても進入できそうにありません。その先の公衆トイレ脇の第二駐車場はたっぷりの積雪があり使用不可能状態です。橋のところでなんとか切り返して後戻りし、登山口より少し下の路肩が広くなっているところに駐車しました。どおりで路肩にたくさん車が止まっているわけです。


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10:52 車の切り返しなどで若干手間取りましたが、準備を整えて出発です。今日の天気予報では、午後遅い時間から雨になるとのことで、GPV気象予報の雨雲の動きを見ると15時ぐらいから雨が降ってきそうです。しかも、GPSとコンデジの予備電池を忘れてきてしまったので、今日はあまり時間をかけずにさくっと下山しようと思います。


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第一駐車場から先の林道は、完全な雪道でした。気温がわりと高めだったので、ややシャーベット状になりかけていて、少しスリップしやすい状況でした。ちなみに、第一駐車場は積雪10㎝ぐらいの雪原状態でした。


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蛇淵の滝入り口前の第三駐車場も雪原状態でした。轍の後も全くないところを見ると、しばらく車が入った形跡はないみたいです。


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11:12 登山口まできたところで、すでに汗が流れ始めていました。歩き始めてまだ20分ぐらいしか経っていないのに、これほど汗をかくとは思っていませんでした。今日は汗だくになりそうな予感。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




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BCコースの分岐地点で、あまりの暑さにジャケットを脱ぐことにしました。気温が高いことはわかっていたので、ドライレイヤTシャツとベースレイヤ(ミズノ ブレスサーモMW)の上に直接ソフトシェルジャケット(バーグハウス ジョラスジャケット)を着ただけで、ビットジップやフロントジッパーも開けた状態でしたが、汗が吹き出してしまいました。


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ドライレイヤとベースレイヤだけになって登り始めたものの、木立に囲まれて風のない登山道はやや蒸し暑く、汗が止まる気配はありません。


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林道との交差点まで登ったところで、もう一度休憩をとりました。噴き出す汗をぬぐい、水分補給をして、汗ばんできた手袋も外して薄いインナーグローブだけになって出発しました。


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途中にある水場は凍結していなくて、水が流れていました。


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12:14 大神岩まで登ってきました。いつもならここで休憩するところですが、今日は通過します。クランポンを装着するかどうか迷いましたが、気温が高く雪が柔らかい湿雪だったので比較的グリップが効いており、ツボ足でいくことにしました。昨年ソールを張り替えたばかりのシリオ712GTXを履いてきたためか、ソールのグリップが良かったこともあるかもしれません。


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那岐山まで1.1kmの道標のところから、那岐山の三角点山頂がきれいに見えていました。登り始めのころはまだ日差しがあったのですが、いつの間にか空には雲が広がって日差しはなくなっていました。


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八合目を通過するころには風が出てきて、けっこう冷えてきました。標高も上がってきて日差しもなくなり、汗だくで濡れた状態で風に吹かれると一気に体温が奪われます。少し進んだところでたまらずウェアリング調整の休憩をとりました。汗は止まっていたので、このあと山頂で風が強くなり気温も下がることを考慮して、薄手フリースとソフトシェルジャケットを着ておきました。


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樹林帯を抜けて、山頂直下の斜面にでました。思っていたよりも風はきつくありませんが、フリースとジャケットを着ていても汗をかくほど暑くもなく、判断としては正解でした。


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12:55 三角点の山頂にでました。西の空に黒い雲が広がりつつあります。


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那岐山山頂方面を見ると、もっとやばそうな雲行きです。のんびりしている場合ではないということで、ひとまず避難小屋へ向かうことにしました。


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山頂には人影は見えません。10台ぐらい車が止まっていたのでもっと人がいるかと思いきや、意外にも静かな山頂です。お昼の時間帯なので、何名か避難小屋でランチをしているのかもしれません。


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避難小屋に入ってみると、ソロの男性がランチ休憩しているだけでした。とりあえず、いつ雨に降られてもすぐに対応できるように、ゴアテックスのハードシェルジャケットとバックパックのレインカバーを取り出しやすいように荷物の一番上に入れなおしておきました。ボトムスは、ゴアテックスのハードシェルパンツなのでそのままでOKです。


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雨対策を終えてから、アンパンと白湯で簡単な昼食休憩をとりました。小屋内の気温はマイナス2度。じっとしているとさすがにじんわりと冷えてきます。サーモスのボトルから熱いお湯を飲んで体を温めたら、休憩もそこそこに出発することにしました。

つづく。

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| 2017年2月 那岐山 | 13:11 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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高い薬はやっぱ効きます

昨年暮れごろから左ひじが痛くて、頻繁にシップを貼っていました。少し良くなっても、仕事で足場に登ったり、現場でつい重いものを持ち上げたりするのですぐに再発し、いつまでたっても痛みが治まらない状態が続いていました。関節痛なのか、関節につながっている腱や筋肉の痛みなのかよくわかりませんが、左手に力を入れられないので困ってました。


使用していたシップはごく一般的なサリチル酸メチルを主成分としたもので、これといって特徴のないタイプでした。インドメタシン1%配合の液体消炎鎮痛剤も塗ってみたりしたのですが、とくに効いている感じもなく、結局何が配合されていても大差ないじゃんということで、安いシップでいいやとなっていたわけです。



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先日、ドラッグストアに立ち寄った時に、いつまでたっても痛みが取れない左ひじのことを考え、このさいちょいと値の張るシップを試してみようと、フェルビナクという成分が5%配合されているシップを買って試してみたところ、なんと痛みが和らいでいるのを実感しました。


いつもなら、朝起きるとすでに肘が痛い状態ですが、今朝は起きた段階では肘の痛みがありません。普通に曲げ伸ばししただけでも痛かったのが、それもなくなっていました。さすがに重いものを持ったり力を入れたりすると痛みがありますが、今までと比べると格段に良くなっています。高いといってもべらぼうに高いわけでもないので、フェルビナクのコストパフォーマンスはかなり良さげです。


フェルビナク以外にも聞いたことのない名前のもっと高価なシップも並んでいたので、場合によってはそういうものも試してみてもいいかもしれません。いくら安くても全然効かない薬を長く使い続けるより、多少高くても効果のある薬で短期間に治癒したほうが安くつくし、いろんなことを制限されなくてすむので助かります。クスリに関しては、変にケチらないほうが結局お得なんだろうなと思った次第です。


ちなみに僕が買ったシップ薬は、フェルビナク5%配合で40枚入りが1980円でしたが、アマゾンで検索してみたら、ビーエスバンFRテープVというシップ薬が、同じ成分・同じ枚数なのに約半額の1000円ほどで売られていました。アマゾンで買ったほうが断然お得ですね。


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| 時事ネタ・ニュース | 21:56 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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普段使いのメガネをサングラスに: SWANSサングラス クリップオン固定式 SCP-12

視力が良くない人は、普段はメガネかコンタクトレンズを使用していることと思います。それぞれ一長一短がありますが、メガネで困るのが快晴の日でまぶしいときです。調光式レンズで、明るさに応じてレンズの色が濃くなったり薄くなったりするというメガネを使っている人はめったにいないと思うので、まぶしいときにどうするかです。


僕の場合は、山へ入るようなときはハードコンタクトレンズを使用していますが、日常生活ではメガネを使うことが普通です。仕事で出かけるときに車を使うわけですが、メガネだとサングラスを使えないというのが一番のネックでした。メガネの上からかけるサングラスというのもあるみたいですが、大体がでかくて邪魔だし、メガネとサングラスの二つを耳にかけるというのもうっとおしいので、いままでは我慢しているしかありませんでした。


通常のメガネに取り付けるタイプのサングラスがあることは知っていたのですが、跳ね上げ式のタイプでなんとなくダサいというイメージがあったので、これまで購入を考えたことはありませんでした。


先日、アマゾンで見つけたSWANSのSCP-12というクリップオンタイプのサングラスは、跳ね上げ式ではなく固定式なので、取り付け金具の部分がごちゃつかずすっきりしていて、ダサい感じがありません。普段使っているメガネとレンズの形もよく似ていて、軽いし取り付けても違和感がなさそうでした。何より、光学メーカーとして名のあるSWANSの製品で、価格もわずか2000円程度ということで、試しに購入してみました。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。





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レンズの色と可視光線透過率は選択することができますが、主な用途が自動車の運転時のまぶしさ軽減なので、可視光線透過率18%で偏光スモーク2 というレンズタイプのものを選びました。



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レンズの裏側はこんな感じで、メガネに固定するクリップの部分も出っ張り感はほとんどありません。跳ね上げ式だと機構的にどうしてもこの部分が複雑になり、ちょっと邪魔くさい感じがあります。



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クリップ先端のメガネレンズに接触するところは黒いラバーコーティングがされているので、傷がつく心配もありません。


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中央にあるブリッジ部分のレバーのようなものを指で押し倒すようにするとクリップが起き上がります。



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あとは、メガネに装着するだけ。クリップはメガネの鼻あて金具の根本に来るので、視界の邪魔になるようなこともありません。



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横から見るとこんな感じ。


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メガネのレンズとサングラスのレンズの形状が似ているので、収まりもいい感じです。ただし、クリップの力はそれほど強くないので、手が触れたりするとずれたり傾いたりということはあります。普通にかけた状態で首を振るぐらいでずれるようなことはありません。なので、登山で使うことも大丈夫そうですが、汗を拭くのに不用意にメガネをはずしたりすると外れて落としてしまう可能性もないとはいえません。手で持ってぶらぶらさせた程度では外れて落ちるようなことはないので、まあ大丈夫なのではないかと思います。


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このレンズは偏光レンズですが、液晶画面を見るときに真っ暗になってしまうのは45度ぐらい傾けたときだけなので、スマホなどを縦横にしてみる場合は影響がありません。以前使っていたNexus7は、偏光サングラス使用時に横か縦のどちらかの向きで画面が真っ暗になって壊れたのかと焦ったことがあります。今使っているフリーテルのMIYABIというスマホは、どの方向にしても画面が見えなくなることはないので、最近のスマホの画面はどの方向でも見えなくなることはないタイプになっているようです。登山時にメガネを使用していて、まぶしさに困った経験のある方にはお役立ちグッズだと思います。


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| ギア | 18:34 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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40日ぶりのご来光登山: 伯耆大山夏山登山道その2 

2017年2月16日(木) 鳥取県大山町 大山(標高1709.4m) 日帰り単独行 


六合目から上は、完全な一枚バーンと化していて、雪質も硬く横殴りにたたきつけてくるような強い風が吹いていました。体調不良で休憩した時にハードシェルまでしっかりと着こんでいたので、特に寒さを感じることはありませんでしたが、さすがに厳冬期の山は甘くありません。


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6:16 ようやく頂上台地の端にたどり着きました。明るくなり始めた空の下、風紋が描かれた雪原の上を渡っていきます。途中で温度計を見ると、マイナス8度でした。とくに寒さを感じていなかったので、思いのほか低い気温にちょっとびっくりです。


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山頂避難小屋は半ば雪にうずもれていました。


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弥山の頂上には10人ほどの登山者がご来光を待っていました。久しぶりの晴天予報を見て、暗いうちから登ってきたのでしょう。


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6:37 弥山山頂に着きました。すぐにバックパックを降ろしてカメラを取出し、撮影の準備にかかります。荷物は雪に突き刺したアックスにくくりつけておき、カメラだけもって撮影ポイントを変えながら日の出を待ちます。


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この日はいい天気ですが、空気中にチリが多かったのか、日の出前の空はあまり赤く染まりませんでした。


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予報通りの6時51分に太陽が顔を出しました。


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弥山からの日の出は以前に撮影しているので、今回は三角点からの写真を撮るために、急いで三角点に移動しました。三角点からだと太陽の位置が剣ヶ峰に近くなって構図的にはいいのですが、山自体は完全に影の側になってしまいます。RAWで撮影しておけば現像時にある程度は調整できますが、最優先するのは空の白飛びです。しかし、山が黒潰れしてもだめなので、ヒストグラムを見ながら設定を決めます。


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日が高くなってそろそろ潮時かなと思っていると、ソロの男性が剣ヶ峰に向かって縦走し始めました。うまくすれば途中のピークで太陽と人物のシルエットが重なってちょっとドラマチックなシーンが撮れるかもと思ってしばらく待ってみました。


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しかし、彼が小ピークに到達したときには太陽はすっかりピークから離れた場所に移動してしまったので、思っていたような写真は撮れませんでした。


三角点でかれこれ20分ほど撮影していただけですが、さすがにじっと座っていたので、指先が冷えてジンジンしてきました。天気がいいので、このまま縦走してユートピア側から宝珠尾根経由で下山するという手もあります。時間は十分あります。雪質も問題なさそうですが、なぜか気乗りしなくてやめました。とりあえず、おなかも空いてきたことだし、避難小屋に入って朝食休憩をとることにしました。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




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三角点から小屋に戻る途中、見事な影大山が見られました。


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避難小屋の入り口は、誰かが掘り起こしてくれていたので、問題なく入ることができました。窓ガラスは完全に雪に埋もれていたので、中に入ると真っ暗でしたが、登ってくるときに頭に装着していたヘッドライトがまだそのままだったので、暗い中でライトを探す手間が省けて助かりました。


白湯と菓子パンの簡単な朝食を済ませ、少し休憩してから下山することにしました。せっかくの天気なので、もっとゆっくりしたいところですが、時間とともに風が強まりつつあり、外でのんびりできるほど快適な状況ではなくなってしまいました。


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小屋を出たところで雪の塊に座ってクランポンを装着したのですが、このとき使っていたSirexの青いシットマットをそのまま回収し忘れて下山してしまったのが悔やまれるところです。軽量コンパクトで断熱性能も優秀で気に入っていたのに・・・ 今度大山に登った時に、避難小屋に保管されていないか確認してみようと思います。


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小屋前にある煙突のようなパイプはほぼ埋まりかけていたので、けっこうな積雪があったことがわかります。おそらく2mぐらいは積もっていたのでしょう。


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8:05 下山開始です。


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下山時には左手(南側)からけっこう強い風が吹き付けていて、雪原には細かい縦溝のような風紋ができていました。それでも、雪煙が舞い上がるほどではなく、バランスを崩されるほどではなかったのが幸いでした。


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気温を確認してみると、マイナス5度でした。日が昇って少し気温が上昇したようですが、風がきついこともありなかなかシビアな状況です。


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頂上台地の末端まで来ました。あとは下るだけです。


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頂上台地の末端から下り始めてすぐのあたりです。六合目まで続く吹きさらしの稜線は、ゲレンデのような状況になっていました。ここを下っている途中で左膝が痛み始め、しばらくすると右膝まで痛み始めました。左をかばっているうちに右にしわ寄せが来たのかもしれません。痛む膝をだましながらゆっくりと下らないといけないため、下山速度はあっというまに遅くなってしまいました。


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これは六合目の上にできていた雪庇のクラックです。暗いうちに登っているときに知らずに乗ってしまうと崩落しかねません。ここまで大きなクラックがあれば気づくでしょうが、もしもこの上に新雪がのっていたらと思うとぞっとします。六合目から頂上台地までの区間は、北壁側にあまり近づかないように注意する必要があります。


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六合目避難小屋のある場所です。上から見ると、完全に小屋は埋没していました。


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登るときに雪洞のように見えたのは、小屋を掘り起こした跡でした。


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五合目にある山の神の祠です。こちらも完全に埋まっていたのを、誰かが掘り起こしたようです。まるでかまくらの中に祭られた神棚のような状態でした。ここで少し休憩を取りましたが、膝の調子が良くなることはなく、ここから先も苦痛との戦いでした。


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10:23 膝の痛みと闘いながら、2時間以上かかってようやく下山することができました。一か月以上も運動しない状態での雪山登山は、さすがに負担が大きすぎたようです。もしも撮影後に稜線の縦走に行っていたら、途中で膝痛を発症してかなり悲惨な目にあっていた可能性があります。縦走に気乗りしなかったのは、なんとなく自分の体調の悪さを感じ取っていたのかもしれません。なんにしても、無理せず下山したのは正解でした。


のんびり着替えていたらちょうど11時前になったので、豪円湯院で温泉につかり、ついでに昼食も食べて帰ってきました。昼食は奮発して蒜山おこわとそばの定食980円を食べたのですが、おこわは芯の残った米粒がけっこう混ざっているし、お蕎麦も小麦粉の割合が高そうなうどんのようなそばだったので、980円の価値はありませんでした。入浴料が380円に値下がりしたのでサービスの質が落ちたのか、もともとこんなレベルのレストランなのか知りませんが、うどんとかカレーとか、あまり外れのないものを食べたほうがよさそうです。


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駐車場へ戻る途中、大山寺橋から見上げた大山は、ものすごい雪煙を舞い上げていました。僕が下山し始めた時は、まだ雪煙が舞うようなレベルではなかったので、午後になって強烈な風が吹き始めたようです。あんな風の中を膝痛を抱えてゆっくりと下山していたら、それだけで消耗しそうです。風が強まる前に下山できてよかったと思ったのでした。

おわり。

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| 2017年2月 伯耆大山弥山 | 18:22 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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40日ぶりのご来光登山: 伯耆大山夏山登山道その1 

2017年2月16日(木) 鳥取県大山町 大山(標高1709.4m) 日帰り単独行 


正月山行以来、山から遠ざかっていました。理由は、以前にも書いた通り腰痛で静養していたことと、休みと天候が合わなかったこともあります。日本アルプスに登った後は、毎度のことながらアルプスロスとでもいうような気分的に盛り上がらない時期があることも重なって、すっかりウダウダな生活になっていました。


例年、2月は比較的暇な時期ですが、今年は前半はけっこういつもどおりの仕事量があり、あまり暇になりませんでした。連休を過ぎてやっと暇になり、ちょうど腰痛も痛みが治まり、アルプスロスからも脱却することができたので、晴天の平日を狙って大山に登ることにしました。どうせ行くなら、山頂でご来光を見たいというわけで、夜のうちに出発しました。


米子道 蒜山SAで仮眠をとり、午前2時に起床。溝口ICで降りて枡水方面へ県道45号を上って行きました。枡水高原スキー場から大山寺までの環状道路は閉鎖になっていたり、凍結していたりするので、途中で県道52号へと左折し、融雪道路になっている県道24号経由で大山寺を目指すことも考えていましたが、県道45号はまったく雪がないばかりか路面が完全に乾いていました。外気温も6度という表示が出ていて、前日もけっこういい天気だったことを考えるとこのまま行っても大丈夫そうだなと思えたので、県道52号の分岐を直進して枡水高原を目指しました。


予想通り、枡水高原スキー場まで難なくたどり着くことができました。ところが、環状道路に入って少し進んだところで目を疑いました。前方にバリケードが設置されていて、通行止めになっているのです。バリケードの先は1m以上はあろうかという雪が積もっていました。どうやら、途中に出ていたであろう通行止めの看板を見落としてしまったようです。


バリケードが設置されていたのは県道284号との合流点なので、左折して県道284号を下るしかありません。そのまま下っていけばもともと行くつもりだった県道52号と合流するのでなにも問題はないのですが、ずいぶん遠回りをしてしまいました。


けっこうな勾配の下り坂が続く県道284号線ですが、最初のうちは雪も凍結もなく問題ありませんでした。ところが大山まきばみるくの里のあたりから凍結路面が出始めました。勾配のきつい下り坂は相変わらずなのに、昼間融けた雪が凍結した路面は、さながらスケートリンクのようで、ブレーキを踏むといとも簡単にタイヤがロックして滑り始めます。アンチロックブレーキが作動するので、すぐにガガガッという音と振動が発生しつつも、制御不能に陥ることはないのですが、減速できないというのはかなり恐怖です。


4シーズン目となるスタッドレスタイヤですが、まだグリップ力は衰えていないのでじわじわと減速してくれます。しかし、一度まったく減速できないばかりか、じんわりとスピードが上がりながら横滑りし始めた時は、さすがに焦りました。前方には左カーブが迫っているし、もはやこれまでかと一瞬思ったものの、すぐにグリップが回復して減速し始めたので難を逃れました。久しぶりに心臓がバクバクするようなドライブを経験しました。


大山ゴルフクラブを過ぎたあたりからは凍結路面もなくなり、県道52号から県道36号と24号をつないで南光河原駐車場に無事たどり着くことができました。


南光河原駐車場には3時前に着く予定だったのに、予定よりも20分ほど遅れてしまいました。さすがに平日の午前3時過ぎなので、駐車場は満車にはなっていませんでしたが、それでも結構車があるなあというぐらい埋まっていました。


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3:42 急いで着替えて準備を整え、出発しました。駐車場前の環状道路はやはり全面通行止になっていました。ただし、この先の山荘やお寺さんなどのために1車線分の除雪はされていました。なので、登山口までは除雪された道路を歩いていくことができます。山頂までは休憩込みで約3時間とみています。本日の日の出時間は6時51分なので、なんとか間に合いそうです。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




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先日の大雪で途中の登山届ポストもほぼ埋まりかけていました。


一合目から四合目までの標柱は雪の中に隠れてしまっていたので場所はよくわかりませんが、おそらく三合目を過ぎたあたりで汗をかいてきたので、休憩がてらウェアリングの調整をしました。出発時は、
ドライレイヤ(TNF パラマウントタンク)
ベースレイヤ(ミズノ LWブレスサーモ)
ミドルレイヤ(バーグハウス スモルダーライトフリースジャケット)
アウター(マーモット アイソザムフーディー)
というレイヤリングでしたが、暑くなってきたのでミドルレイヤを脱ぎました。風がなければアウターをぬいでもいいのですが、それなりに風があったので、フリースだけでは寒すぎるという判断です。また、頭も汗が流れ始めたので、ウールのビーニーもとりました。


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4:57 五合目まで来ました。途中で道を譲った二人組が休憩していたので、五合目は通過し六合目避難小屋まで行って休憩することにしました。


ところが、六合目までもう少しというところでなんだか体が重くなってきました。心臓もドキドキしてきました。立ち止まって少し息を整えて、一歩踏み出したら軽い眩暈がしてクラクラします。なんだかやばい予感。とりあえず、座って休憩することにしました。朝食に卵サンドを一つ食べたきりなので、シャリバテかもしれないと思い、チョコレート二欠片を水筒に入れてきたアミノバイタルウォーターで流し込みました。


じっとしているとさすがに冷えてきたので、一度脱いだフリースをもう一度着こみ、さらにハードシェルも着ておきました。この上はもう吹きさらしの稜線になるので、どうせ必要になるだろうという判断です。そして、ビーニーももう一度かぶりなおしました。今思うと、シャリバテもそうですが、頭が冷えすぎてクラクラしていた可能性もあります。汗で濡れた状態でフードもかぶらずに登ってきたので、熱を奪われ過ぎていたのかもしれません。


休憩しながら撤退すべきかどうか考えていました。正月の山行以来40日間ほぼ運動らしいことをしていません。運動不足で体がなまっているのは明からです。腰痛はよくなったとはいえ、運動不足に寝不足の状態でいきなり極寒の雪山登山はちょっと無茶かなと思います。しばらくそんなことを考えていると、動悸も収まり体調も回復してきたようなので、ひとまず六合目避難小屋まで行って、まだ体調が思わしくないようなら、撤退ということにしました。


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5:32 六合目避難小屋を探しながら一歩一歩登って行きました、それらしいものがまったく見つかりません。そろそろ避難小屋があってもいいはずと思いながら左手をよくよく見ていくと、雪庇になりかけたところから左に下っていく踏み跡が見つかりました。奥を覗いてみると雪洞のようなものが見えましたが、小屋は影も形もありません。


ヘッドライトの電池がだいぶんへたってきたらしく、少し離れたところを明るく照らし出すことができなくなっているので、避難小屋なのかどうかは行ってみないとわかりません。幸い、体調は回復していて、眩暈はすっかり収まりました。体の重い感じもありません。さっき休憩したばかりだし、体調も問題ないのなら、わざわざ避難小屋に立ち寄る必要もないかということで、登山を続行することにしました。

つづく。


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| 2017年2月 伯耆大山弥山 | 16:04 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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山小屋通信簿: 蝶ヶ岳ヒュッテ冬期避難小屋

山小屋通信簿は、清潔さや快適さなどの一般的な項目の他に、ヤマふぉと派の観点から撮影山行基地としての評価も加えた山小屋の評価です。各評価項目を5段階で審査し、合計点数の平均(端数は四捨五入)が総合評価です。

評価項目
●清潔度:小屋内の部屋や食堂、トイレ、布団など、清潔に保たれているかどうかももちろんですが、小屋周辺の状況やごみの処理なども含みます。
●快適度:小屋内で過ごす時間を快適に過ごせるかどうかです。乾燥室の場所や利用時間、自炊場所の有無と位置、談話室の有無と居心地、本や暖房などの設備をチェックします。
●ホスピタリティ:宿泊や幕営の申込み、売店の対応など従業員の応対をチェックします。
●食事のうまさ:朝食夕食だけでなく、昼食メニューなどボリュームや味をチェックします。ただし、食べたものにもよるのでかなりいい加減です。基本的にあまりグルメではないので、味については甘い評価かもしれません。
●施設充実度:宿泊客以外の登山者が利用できる設備についての項目です。小屋前のテーブル&ベンチ、無料の水場、屋外トイレ、雨をしのげるひさし付きベンチがそろっていると評価5です。1種類を1ポイントとして評価します。
●ロケーション:写真を撮るためのベースとして、立地条件などを評価します。ただし、立地条件は変更しようがないので、3以上の評価とします。

評価基準
5:非常に優れている
4:良い
3:問題ない
2:いま一歩
1:改善が必要

蝶ヶ岳ヒュッテ冬期避難小屋 
清潔度:4
快適度:5
ホスピタリティ:-
食事のうまさ:-
施設充実度:2
ロケーション:5
総合評価:3.75

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蝶ヶ岳ヒュッテの冬期小屋は、無人小屋として解放されています。2015年の大みそかに宿泊させてもらいましたが、寒風吹きすさぶ蝶ヶ岳山頂でも、小屋の中は暖かく快適でした。


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風が強く雪の積もりにくい稜線に建つためか、冬期小屋の入り口は高いところではなく地面の高さに設置されています。小屋の横に設置されている赤い鉄製の箱のようなものが入り口で、ここから這って中に入ります。大荷物になる冬期の宿泊装備のバックパックを引きずりながら入っていかなくてはならず、けっこう大変でした。


ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




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内部は、入ったところに6畳ほどの広さのコンクリート土間があり、その奥に8畳ほどの板の間があります。でかい冷凍庫のようなものが置いてあったので、板の間の定員は7名前後だと思います。僕が利用した時は7名での利用になり、ほぼ板の間はいっぱいの状態でした。最悪、コンクリート土間でも寝られますが、ちゃんとした断熱性能のマットがないと、安眠は難しそうです。


利用者のマナーがいいのか、小屋内はきれいに保たれていました。管理人が常駐していないからこそ、利用した後はゴミを持ちかえるとか、ほうきで掃いてきれいにして出るといったことを心がけたいものです。


冬期小屋には珍しく小屋の中にトイレがあるので、厳寒の屋外に出ていく必要がないのがとても助かりました。また、コンクリート土間に木製のベンチも用意されていたので、施設充実度はトイレとベンチがあるということで2ポイントとしておきます。個人的には、屋内トイレがあるだけで5点にしてもいいと思います。また、冬期小屋なので乾燥室とか談話室とか普通の山小屋にあるものは全くありませんが、極寒の蝶がヶ岳山頂に利用できる小屋があること自体が快適なので、快適度は満点にしてます。


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小屋を出て少し歩けば、槍ヶ岳から穂高岳まで3000m峰を一望できる抜群のロケーションです。常念岳方面や大滝山方面へも行けますが、槍・穂高連峰がこれだけ間近に見られる場所で、これ以上何を望む必要があるでしょうか。


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| 山小屋通信簿 | 23:51 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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高ボッチ高原の星空~オリオンと諏訪の夜景

昨日第3回日本星景写真協会写真展を見学していた時に、正月に高ボッチ高原で撮影した星景写真を現像していないということを思いだして、現像してみました。写真をクリックして単独で画像を見てもらったほうがきれいです。


IMG_2151_20170212182050d76.jpg
2017年1月3日 21時55分の撮影です。


撮影機材は、EOS6D、EF16-35F2.8LⅡUSM。 撮影データは、焦点距離23㎜、ISO3200、Tv15秒、F2.8です。ただし、このまま撮影してしまうと、諏訪の街灯りが白飛びしてしまうので、現場でできるある技法を使って一発撮りしました。といっても特別難しいことではなく、片手でできる程度のことなので、それなりに写真歴のある人ならご存知の方法だと思います。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




ある技法というのはとってもアナログな方法なので、安定して同じ結果をだすことは難しく、35枚撮影したカットの中で、使えそうなのは3枚程度という成功率でした。


もう少し安定していて微妙な違いを意図的に反映できる方法を考えると、多重露光という手があるなと思うのですが、1回目と2回目の露光のときの境目ができてしまうような気がします。今回の方法も原理的には多重露光と同じなので、もしかしたら境目はできないかもしれません。うまくつながれば多重露光のほうが確実なので、機会があれば一度やってみたいと思います。


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| 写真ネタ・ニュース | 18:28 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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