ヤマふぉと

山の自然や風景をゆったりと眺め、写真を撮るために山に登る。だから、登頂や縦走を目的とせず、好きな山域でテントを張ったり小屋に連泊して、カメラ片手にのんびりと過ごす。そんなスローな山登りを楽しんでます。

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悩んだ末に新しい靴: スポルティバ トランゴアルプGTX

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白峰三山の縦走から帰ってきて登山靴シリオ712GTXの手入れをしていたら、なんと左足内側にソールのはがれを発見。さすがに10年以上使っているので、そろそろ不具合が発生しても不思議ではありません。現状ではすぐにソールがはがれてしまいそうというほどの状態ではないにしても、隙間が発生した状態で使用しているとはがれが広がったり、雨や砂、小石などがソールの中に入って劣化を早めてしまう可能性が高いので、このまま使うのはNGです。


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ソールのブロックパターンもかなり磨耗していて、一番重心がかかる中央部のブロックはいつの間にか山がなくなっていました。白峰三山を縦走する前はもう少し山があったと記憶しているのですが、あの縦走でとどめをさしてしまったようです。そういえば、大門沢への下りで3回もスリップして転倒してしまいました。いままでは、スリップしても転倒するところまでは行かなかったのですが、今回に限ってなぜかスッテンコロリン。滑りやすい濡れた赤土だったとはいえ、やはりソールの磨耗が限界を超えたということなのかもしれません。ただし、靴本体はとくに目立つような痛みや劣化はなく、全体的にくたびれた感じはあるにせよまだまだ十分使える状態です。


で、ソールを張り替えようかと考えたのですが、そうすると10月初旬まで3シーズン用の登山靴がない状態になってしまいます。トレッキングシューズのミレー オールロードGTXで代用するにしても、9月の連休にもしもテント泊で日本アルプスにいくとなると、ちょっと力不足。重い荷物を背負って足元が不安定な状態で岩稜を歩くのはさすがに不安です。となると、新しい靴を買うしかないわけです。では、712GTXはお役御免にしてしまうか。いや、それはやっぱりもったいなさすぎるし・・・でも、ソールを張り替えるとゴアテックスが破れたり痛んだりして防水性能が劣化することがあるという話も聞いたことがあるので、ソールを張り替えた712GTXだけというのはやや心配だし・・・



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




と、さんざん考えた末に、思い切って新しい靴を購入し、712GTXもソールを張り替えて併用することにしました。結局一番コストがかかる方法を選択してしまったわけですが、新しい靴は残雪期対応の靴にして主として残雪期および無雪期の高山、712GTXは無雪期を主として使い分けることにしました。そうすればそれぞれの靴の寿命も延びるだろうし、712GTXは張り替えたソールが擦り切れたりなにか不具合が起こった時点でお役御免にすることにします。


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好日山荘でしっかりと試し履きして決めたのは、ラ・スポルティバのトランゴアルプGTXという靴です。靴にはかなり詳しいっぽい女性のスタッフさんに足型や寸法を計測してもらい、残雪期対応の靴ということで選んでもらった靴です。スポルティバはモデルによって靴巾が少し違うらしく、トランゴアルプが広めの足型で一番あっているのだとか。履いてみると、まるでオーダーメイドであつらえたようなフィット感で、712GTXと比べると軽いし足首の動きもスムースで、いままで履いていた靴はいったいなんだったんだと思えるほど自分の足にすごくなじむ靴でした。サイズはユーロの41です。


トランゴアルプは赤色にしたわけですが、712GTXと併用するということで、同じ黄色にするのも面白くないし、異なる色の靴ならウェアやバックパックの色にあわせて靴もカラーコーディネートできるので、赤色を選びました。


ところで、衝撃の事実がひとつわかりました。冬靴のスカルパ モンブランGTXを購入したときに男性の店員さんに足を計測した上で選んでもらったインソールのスーパーフィートはEタイプでしたが、実はDタイプだったという事実。モンブラン購入時に対応してもらった店員さんもデタラメをいったわけではないのでしょうが、いまさらそれはないだろうという感じ。シリオ712GTXもモンブランGTXもやや大きい感じがあるのでEでも違和感はないのですが、なにか釈然としないものがあります。まあ、べつにいいんですけど。


というわけで、想定外の出費になってしまいましたが、今年はカメラの買い換えをしなくてすみそうだし、いままで大きな買い物もしていないので、思い切って買ってしまったわけです。それにどうせ買うなら好日山荘の閉店セールでポイント10%のときに買っておいたほうがお得だし。早めにデビュー戦を決めて、またレビューしたいと思います。


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| 靴・インソール | 18:42 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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ホンダのディーラー大忙し

オイル交換をしてもらおうと車を購入したディーラーに寄ったら、6日まで予約でいっぱいだといわれてびっくり。N BOX+を購入して4年目になりますが、いままでは予約無しでふらっと立ち寄ってもすぐに対応してくれました。多少待たされることはあっても断られたことはありません。


どうやらエアバッグのリコール対応でパニクっているようです。これは当分おさまりそうにないないので、ホンダ車のオーナーさんは、車検とか点検とか受ける場合は、早めに予約したほうがよさそうです。


ちなみに、オイル交換のほうは、今週中にできないなら他でやるからいいですと冷ややかに言うと、メカニックと相談してきますといって少し待たされた結果、2日の午後ならOKということになったので予約してきました。オイル交換なんか10分もあればできるのだから、いくら忙しくてもちょっと調整すればどうとでもなるわけです。ごねたわけではありませんが、なんでもハイハイと受け入れるのではなく、たまには強気で言ってみることも必要かもしれません。


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| N BOX+ | 21:13 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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南アルプス 標高3000mの縦走路: 白峰三山 その4(間ノ岳編)

2016年8月11日(木)~14日(日) 山梨県 北岳(標高3193m)・間ノ岳(標高3190m)・農鳥岳(3026m) テント泊単独行 


8月13日(土)
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8:30 撤収完了。間ノ岳に向けて出発します。


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天気は上々、気持ちのいい稜線歩きです。朝早いので日差しのわりに涼しく快適です。


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中白根山までは緩やかな上りの道が続きます。前方の大岩が集まったあたりが標高3000mのようなので、それから先は標高3000mの縦走路の始まりです。


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標高3000mを突破しました。酸素が薄くなっているためか、息が切れます。振り返れば雄大な北岳の姿が見えました。ちなみに標高3000mの酸素量は、地上に比べると約70%ぐらいの量だそうです。


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9:11 中白根山です。なだらかでとても広い山頂です。眺めもいいので、荷物を下ろして小休止をとりました。中白根山は国土地理院のデータでは、独立した3000m峰としては扱われておらず、不遇の3000m峰です。北岳と間ノ岳の中間あたりにある山なんだから、独立した峰として扱ってあげればいいのにと思わないでもありませんが、稜線上の岩峰っぽい雰囲気なので、しかたないのかもしれません。


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9:22 行動食と水分を補給して、先へ進みます。


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正面には間ノ岳が大きな山容を見せています。


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中白根山を過ぎると、道は大きな岩がゴロつくやや歩きにくい状態になりますが、比較的フラットで楽です。


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木製の道標が埋めこまれたケルンの前を通過していきます。


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眼前に間ノ岳が迫ってきました。もうすぐ山頂です。


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山頂下の斜面は傾斜もあり、岩ゴロの道なので、けっこうタフでした。


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山頂が見えてきました。もう少し!


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10:30 間ノ岳登頂です。


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標高3190mは、いまだ未踏の奥穂高岳と並ぶ日本第三位。こうなると、早く奥穂に登りたいと思ってしまいます。


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照りつける日差しにじりじりと焼かれるような暑さを感じつつも、さえぎるものの何もない山頂でひとまず休憩です。最初こそ青空も覗いていましたが、休憩しているうちにガスが沸いてきて、周囲の視界はなくなってしまいました。太陽が隠れるので暑さが和らぎそれはそれでよかったのですが、ときどきガスが切れるとあっという間に炎熱地獄と化してしまいます。折りたたみの雨傘を取り出して、日傘代わりにすると炎熱地獄から開放されました。雨が降らなくても傘が役に立ちました。


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山頂には全身黒尽くめの白人の青年がいたのですが、大きなバックパックを担いで西に伸びる縦走路を下っていきました。三峰岳を経て仙丈ヶ岳や塩見岳へと続く道です。彼はいずれの頂を目指すのか。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




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11:04 長い休憩を終えて、農鳥小屋へと下ります。農鳥小屋への道は、白人青年が下った道の反対方向、間ノ岳山頂からは東に向かうルートです。向こうに見えるケルンのところから下って行きます。


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ケルンから少し下ったところで、ルートは右に90度折れ南に向かいます。


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道は広い尾根の斜面をゆったりと蛇行しながら続いて行きます。北岳から間ノ岳まではたくさんの登山者が行き来していた道ですが、間ノ岳を過ぎるととたんに静かで人の少ない道になりました。


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広い尾根を下って行くと急に傾斜が増し、眼下に特徴的な岩峰が見えました。どうやら岩峰の左側を下っていくようです。


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岩峰の左側まで来て見ると、今までよりもさらに急傾斜の斜面があり、そこをジグザグに下っていくようです。この斜面を下っている途中で、うしろからトレランのカッコをした男性2名が追いついてきて、この手の人がよくやるようにすぐ後に張り付いてどけといわんばかりのプレッシャーを掛けてきましたが、道を譲るにしてもかわすような場所もないし、黙ってすぐ後に張り付いてくる態度がむかつくので、どこかで勝手に追い抜ける場所があるだろうから、ほおっておくことにしました。


いつも思うのですが、登山者の多い時期に人気の山域の一般登山道でトレランをしようという発想がどうしてできるのか、理解に苦しみます。休日の歩行者天国でマラソンの練習をするようなものであり、非常識としか思えません。スピードを競うような競技は、多くの場合専用のコースで開催されるものなので、トレランもどこか専用のコースを作ってそこで思う存分走ればいいのです。公道を使用するマラソンだって、競技の日にはちゃんと道路使用許可をとって一般歩行者と分離して行います。ランナーが練習するにしても、歩行者の多い場所でわざわざ走っている人をみたことはありません。なぜトレランだけ一般の登山コースを我が物顔で走るのでしょうか。


おそらくモラルの高いまともな人はお盆休みの混み合う時期にわざわざ人気のある山域には来ないので、非常識な連中だけが走っているのでしょう(本当のところはわかりませんが)。なので、この手の人たちを典型例としてトレランをする人すべてが非常識と決め付けるのは失礼な話なんだろうなとわかってはいるものの、狭くてすれ違いも困難な急傾斜の道で、無言で背後に張り付く輩を見るにつけ、トレランとその愛好者に好意的な気持ちにはなれないなと思うわけです。ちなみに、足の速い登山者は近づいてくるのがわかりますから、適当なタイミングで休憩をとったりして、先に行ってもらうようにしてます。


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11:59 農鳥小屋近くから仙塩尾根の三国平へのトラバース道分岐まで下りてきました。農鳥小屋までは、もうすぐです。


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12:13 農鳥小屋に到着です。噂の管理人さんがドラム缶に座ってこちらを見ていたので、「こんにちは」と挨拶しておきました。テント場はまだスペースがあるか聞いてみたところ、大丈夫だとのこと。ただし、これから増えるかもしれないので、張る時はあまりスペースをとりすぎないようにとのことで、口やかましいと噂の管理人さんですが、いたってまともなことしかいわれませんでした。ネット上では、間ノ岳から下山してくる登山者を双眼鏡でチェックして、歩き方などに文句をつけるとか、15時までに到着しないと説教されるとか、なにかと話題にことかかない人物のようです。僕の場合は、歩き方が気に入らないということがなかったのか、それとも到着時間が早く挨拶もしたためかわかりませんが、とりあえず到着早々不愉快にさせられることはありませんでした。


受付でテント泊を申し込んだのですが、受付のある小屋の中を見ると、なにかホームレスのダンボール小屋を髣髴とさせるものがありました。いつだったか写真で見た昭和初期のころの山小屋の情景そのままという感じです。受付はアルバイトらしい若い男性がしてくれましたが、管理人と二人でここに寝泊りしているのだろうかと思うと、アルバイト君も最初は衝撃を受けただろうなと思います。それとも、始めからわかっていて特に何も感じていないのか。


ところで、幕営料はネットの情報では500円とか600円とか出てきますが、このとき支払ったのは1000円でした。けっこう強烈な値上げをしたみたいです。きれいなバイオトイレと無料で便利な水場が使える北岳山荘でも800円なのに、ずいぶん強引な商売です。


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宿泊棟の屋根は一部完全に壊れて下地がむき出しの状態です。これでは雨が降ると雨漏りするでしょうし、壁の中などに水がしみて劣化が激しくなるはずです。修繕しないのかできないのかわかりませんが、なんだかなあ・・・


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テント場は、小屋を通り過ぎた左手の斜面にありますが、真ん中にどこかの学生の大型テントがはってあるだけで、まだまだ十分スペースはありましたが、ひととおり見て回った感じではどこも傾斜がきつく、あまり快適そうな場所がありません。尾根上の登山道脇にせまいながらまだましな場所があったので、そこでテントを広げたのですが、2人用のテントではスペースがぎりぎりで、しかも四隅のうちの1箇所が浮き上がってしまうという地面がねじれた状態だったので、テントサイトの一番下の段に移動したのでした。ここも写真のとおり傾斜がきつかったのですが、下の砂利が少なく、地面のねじれもないのでまだましかなという状況でした。背後に見えるのは、西農鳥岳手前のピークです。


キャンプ場から10分ほど下ったところにホースで引いてきた水場があり、戻ってくる時は15分ほどかかります。水量はそこそこあるので、空いていれば頭を洗ったり体を拭いたりということもできます。小屋で水を買う場合は1リットル100円だと言っていましたが、17時を過ぎると販売しませんとのことでした。小屋の内部の状況を見た後では、正直水の入ったポリタンクの衛生状態に疑問が残るので、素直に水場まで汲みに行きました。その意味では、宿泊者の食事で使う食器や鍋なども、想像すると寒いものがあります。


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トイレは小屋のはずれ、キャンプ場への降口にありますが、半ば崩れかけたような状態で、ワイヤーで崖下に落ちないように補強されていました。驚くべきは、汚物の処理方法。


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なんと垂れ流しです。南アルプスってたしか国立公園だったよなあと思って環境省のデータを調べてみると、白峰三山の稜線は特別保護地区に指定されています。なぜ垂れ流しのトイレが使われ続けているのでしょう。かといって国が自らお金を出してバイオトイレを設置するというわけにもいかないでしょうから、所有者が建替えを決めて、国が補助金を出すというような手続きが必要なんでしょう。それにしてもこれはないなあというのが正直なところですが、ではトイレを使うなといわれると困ってしまうわけで、難しい問題です。公衆トイレとして国がバイオトイレを設置し、管理を小屋に委託するというのではまずいのでしょうか。とにもかくにも、早期に解決されることを望みます。


ちなみに、このトイレはドアに鍵などありません。ドアノブ代わりの白い紐を内側に引き込んで、ちょうどいいところに打ち付けてある釘に引掛けることで鍵代わりになるようになってます。紐が外に出なくなるので、入っていることもわかるし、外からドアを開きようがないので、よく考えてるなと思いますが、初めて行った人にはわけがわからないことでしょう。僕も個室に入ってから、どうしたものかと考えた末にようやく理解できました。なお、男性用小便器はなく、個室のみです。それと、トイレットペーパーも備え付けはありません。必ず持参しましょう。


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トイレ前から見たキャンプ場です。テントがはってある場所のさらに奥の登山道沿いにも幕営場所があり、そこには韓国人パーティーが真っ赤なタープとテントを張って貸切状態でした。


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キャンプ場のすぐうしろに聳える西農鳥岳は、ガスがかかって全容がよくわかりません。


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14時頃にはガスにまかれていた西農鳥岳が姿を現しました。中央の半円状のピークがおそらく西農鳥岳だと思います。農鳥岳本峰は西農鳥岳の左にある平坦な稜線の奥に隠れているようです。


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テントに戻って食べ残していたお菓子でコーヒータイムにすることにしました。食べ残していたのは、このチョコリング。白根御池で粉々になっていたチョコシューと違って、こちらは袋の上からでもしっかりと形状がわかるぐらいしっかり形をとどめています。


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しかし、袋を開けて中を覗いてみると・・・チョコがとろけてどろどろ。さっき農鳥小屋のトイレを見たばっかりなので、思わずいやなものを思い出してしまいました。


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見た目はともかく、れっきとしたお菓子なので、箸でつまんで食べました。おいしいけれど、ビミョーな気分でした。


その後、ごろ寝しながら地図を確認したり、少しうとうとしていると、いつの間にか夕方になっていました。


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星景写真撮影に備えて早めに夕食を準備します。今夜の食事はカレーライス。といってもいつものレトルトではなく、アマノフーズの畑のカレーというフリーズドライ食品です。今年のGW山行から使い始めたフリーズドライ食品ですが、レトルトと遜色ない味なのに、圧倒的に軽いので、今後は定番になる予定。畑のカレーはごらんのような発泡スチロールの容器がついていて、不要なら持ってこなければいいのですが、たいした重さでもないし重ねて収納できるので、それほどスペースも必要ありません。なによりクッカーを汚さずにすむのが一番のメリット。食事の後はつぶしてバラバラにすればゴミとしてもコンパクトなので、持ってくるだけの価値はあります。ボリュームもそこそこあり、尾西の白米を丸ごと入れて食べてみると、十分おなかも満足しました。







18時過ぎには寝袋に潜りましたが、急傾斜で寝心地が悪く、なかなか寝付けませんでしたが、いつの間にか眠っていました。真夜中に一度目を覚まして外を覗いてみると、ガスで星空はまったく見えません。撮影はあきらめて再び寝袋に丸まっているうちに、いつしか眠りに落ちました。急傾斜にも慣れたのか、その後は4時ごろまでそこそこ眠ることができました。

つづく。

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| 2016年8月 北岳・間ノ岳・農鳥岳 | 01:51 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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やっぱり出ました: EOS 5D Mark Ⅳと新レンズ

8月9日にキヤノンがFIVEGRAPHYスペシャルセミナーを開催するという記事で、どうやら5Dの新型の発表会らしいということを書きましたが、本日25日にキヤノンから発表がありました。


リリースされたのは、噂どおりEOS 5D Mark Ⅳおよび、標準ズームEF 24-105mmF4L IS Ⅱ USMと広角ズームEF 16-35mm F2.8L Ⅲ USMでした。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




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EOS 5D Mark Ⅳは、有効画素数約3040万画素の、デュアルピクセルCMOS AFにも対応するフルサイズセンサーを搭載。連写速度は約7コマ/秒、画像処理エンジンはDIGIC6+、4K動画にも対応。61点レティクルAFセンサーは、従来よりも測距エリアを拡大し、全点F8対応、低輝度限界は6Dと同じEV-3になり、暗所でのAF性能が向上。3.2型液晶はタッチパネル式になるなど、5D MarkⅢから着実な進化を遂げているようです。


残念なのは、5Dsや5DsRで採用されたクロップ機能が採用されなかったこと。3000万画素ではクロップするのに十分ではないという判断なのか、それとも単に上位機種との差別化のためなのか。どちらにしても、ボディ単体で40万円オーバーの機種なのになんでそんなけち臭いことをと思ってしまいます。重さは890gと、MarkⅢの950gよりも軽量化されていますが、それでも6Dの755gからするとやっぱり重い。やっぱり本命は6D MarkⅡになりそうです。



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EF 24-105mmF4L IS Ⅱ USMは、初代5Dと同時期に発表された現行レンズの後継機になるわけですが、こちらも現行レンズが670gなのに対して795gと肥大化しています。手振れ補正は2.5段分から4段分に向上していますが、現行レンズで採用しているスーパーUDレンズを非採用とするなど、描写性能にどれほどの違いがあるのかやや疑問符がつく感じです。とはいえ、そもそも最新の設計だし、非球面レンズが1枚増えているし、ASCというゴースト抑制効果の高いコーティングも採用されているので良くなっているはずですが、買い換えるかどうかはレビュー記事などをじっくりと読んでから検討してもよさそうです。直販価格は約15万円だそうです。



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EF 16-35mm F2.8L Ⅲ USMも現行レンズの後継機です。こちらも現行640gから肥大化し790gになっています。今度は採用されるかと思っていた手振れ補正機構ですが、今回も非採用でした。おそらく周辺画質などが向上して、全体的に良くなっているだろうと思えるレンズですが、なにしろ直販価格が約30万円という高額レンズなので、買い換えは当分検討することさえなさそうです。


最近の一眼レフはボディもレンズもどんどん肥大化していくので、もはや軽量化を考えるならミラーレス機を検討したほうがよさそうです。6Dの新型は今年中には出ないという噂もあり、ボディもレンズも当分の間現在所有の機材でいくことになりそうです。


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| 写真ネタ・ニュース | 21:39 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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南アルプス 標高3000mの縦走路: 白峰三山 その3(北岳黎明編)

2016年8月11日(木)~14日(日) 山梨県 北岳(標高3193m)・間ノ岳(標高3190m)・農鳥岳(3026m) テント泊単独行 


8月13日(土)
午前2時を回って星景写真の撮影からもどってきましたが、そのまま寝てしまうと目的が達成できなくなるので、軽く朝食を食べてからそのまま出かけることにしました。


目的とは何か。朝日に赤く染まるバットレスを見て撮影すること。そう、夜明け前に八本歯の頭まで移動して、朝日がバットレスを赤く染め上げる姿をカメラに収めようというわけです。


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3:10 テント場から稜線下の道を使ってトラバース道を目指します。緩いのぼりの道だと思っていたら、思いのほか傾斜のある区間もあったりで、そこそこ体力を削られますが、所詮カメラと雨具と水等しか入っていない折りたたみ式のバックパックなので、ほとんど空身のようなもの。足取りは軽快です。


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3:32 北岳山頂への分岐点を通過します。右へ行けばトラバース道を経由して八本歯のコルへと至ります。


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トラバース道は北岳の南東斜面を巻く道で、けっこうな急斜面の岩場を木製の梯子や橋で越える箇所があります。明るければそれなりに怖いかもしれませんが、真っ暗で高度感がまるでないので、恐怖はとくに感じませんでした。16年前にここを通過した時は、なにしろ初めてのことなので、その高度感にかなりびびったものですが、人間って慣れるものですねえ。ちょっとした高所恐怖症だったのに、いまではほぼ平気です。


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橋をわたろうとしたとき、足元に小動物が飛び出してきました。オコジョです。人間に興味があるのか、近づいてはパッと逃げ、また出てきて近づいてを繰り返します。


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コンデジなので、素早い動きを捉えるのはけっこう大変ですが、さいわい自分から寄ってきてくれるので写真におさめることができました。性格はけっこう獰猛な肉食動物ですが、見た目の愛らしさは抜群です。


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なんでこんなに興味を示してくれたのかはわかりませんが、動きもかわいかったです。


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オコジョに遊んでもらってから、暗闇の中を木橋を超えて行きます。


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梯子と木橋の合体した箇所もあります。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




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4:02 やっとトラバース道から尾根道に出てきました。左に上がっていけば北岳山頂ですが、今回は八本歯へ向かうので、右に下っていきます。いつの間にか東の空が明るくなって来ています。


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見上げると北岳がわずかに明るくなり始めた空の中にシルエットを浮かび上がらせています。


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東の地平線はどんどん明るくなってきて、地上の様子がわかるようになって来ました。見渡す限りの雲海が広がっていて、八本歯の頭や白鳳三山が島のように浮かんでいます。コンデジでは空の明るさが強すぎて白飛びしてしまいました。


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一眼レフで、ハーフNDフィルターをつけて撮影すると、空の色も残しつつ、暗い雲海の表情もきちんと表現できました。


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富士山も見えています。


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八本歯のコルを越えて、その先の八本歯の頭に登るつもりでいましたが、コルの手前の小ピークに登ってみると、眼前に巨大なバットレスがドーンと見えるので、ここから撮影することにしました。


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目の前に八本歯の頭がシルエットになって聳えていますが、いまいるピークもほぼ同じ高さのようです。


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5:10 白鳳三山の後から太陽が顔を出しました。これまでの経験からすると、地平線に雲などなく、太陽が低い位置から顔を出したときのほうが光の赤味が強くなります。今日のように雲海があると、太陽が顔を出す時間が少し遅くなり、それだけ高い位置から光が山を照らし始めるので、思ったほど赤く染まることはありません。


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残念ながら今回は、まさにそのパターンでした。RAW現像時に少し調整して赤味を強調していますが、実際はもう少しプレーンな感じです。


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太陽が昇ってしばらくすると、暖められた大気が動き出すためか、それまで比較的静かだった雲海が荒海のように動き始めました。沸騰したお湯のように沸きあがり、鳳凰三山を飲み込みながら北岳の方へ流れ落ちてきます。最も標高の高い観音ヶ岳だけがかろうじて雲の波に飲み込まれずに姿を見せています。


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赤く焼けたバットレスの陰に隠れるように、ピラミッドのような甲斐駒ヶ岳が顔を覗かせます。


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間ノ岳もほんのり赤く染まりました。


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突然、近くで鳴き声がし始めたので振り返ると、ホシガラスが歌っていました。


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足元の岩陰には可憐な花がひっそりと咲いていました。


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朝のドラマチックな時間が終わるとあたりは急速に色あせて、見慣れた色の世界に変わってきました。


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赤く染まっていたバットレスも、グレーっぽい無表情な雰囲気です。


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5:37 撮影を終えてテントへ戻ることにしました。トラバース道までの登り返しはけっこうな急登です。


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トラバース道分岐を左に折れて、トラバース道へと向かいます。


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真っ暗闇の中で通過したときと違い、そそり立つような岩壁と、遥か下まで続く斜面の高度感がもろに視覚に飛び込んでくるので、少しばかり緊張感が違ってきます。


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雲海を眺めながらトラバース道を進みます。


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急斜面の区間を通過して、北岳から間ノ岳へと続く尾根に入ります。


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5:55 稜線の道との分岐を通過します。


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6:10 テントに戻ってきました。お腹がすいたので、ひとまず行動食で軽くエネルギーを補充して、間ノ岳を目指すことにしました。今日の目的地は農鳥小屋キャンプ場なので、休憩時間を入れても4時間もあれば楽勝です。なので、急ぐ必要はありません。

つづく。


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| 2016年8月 北岳・間ノ岳・農鳥岳 | 22:01 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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南アルプス 標高3000mの縦走路: 白峰三山 その2(北岳編)

2016年8月11日(木)~14日(日) 山梨県 北岳(標高3193m)・間ノ岳(標高3190m)・農鳥岳(3026m) テント泊単独行 


8月12日(金)
午前4時起床。すでに周囲はざわつき始めていて、キャンプ場はすっかり朝の雰囲気です。白飯にふりかけ、味噌汁、魚肉ソーセージというシンプルな朝食を素早く終えて、すぐにパッキングにとりかかります。


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5:30 撤収完了。北岳を目指して出発です。


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池畔のテントは半分ほどはすでになく、つかの間の静けさが満ちていました。


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池のすぐ前から草すべりコースへと進みます。地図のコースタイムは3時間ですが、ここの道標には肩の小屋3時間20分、北岳山頂4時間となっていました。どちらにしても楽な道のりではありません。もっとも、僕が持っている地図は16年前の2000年版なので、最新の地図ではコースタイムが違っているみたいです。


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草すべりとはよくいったもので、スキー場のゲレンデのような草地をジグザグに登って行きます。けっこう傾斜もきつく、すぐに汗が滴り落ちてきます。


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少し登って振り返ると、いつの間にか雲が山間に満ち始めていました。


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休憩時に頭上を見上げると、美しい緑の天蓋の向こうに透き通るようなきれいな青空が見えました。


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6:43 ようやく北岳が姿を見せてくれました。


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森林限界を超えたらしく、高い樹木が見られなくなり、視界が開けてきました。


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7:18 二俣から登ってくる右俣コースとの合流点です。ここまで2時間弱。肩の小屋まではもう1時間もかからないと思われるので、コースタイムよりも早く着けそうです。


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鳳凰三山がくっきり見えていました。


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道が斜め方向にトラバースするようになると、稜線までもうすぐです。


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7:50 やっと尾根に出ました。ここからはなだらかな尾根道です。


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前方に北岳を眺めながら気持ちのいい稜線歩きが始まります。とはいえ、照りつける日差しはきつく、空気はひんやりしているのに陽の当たる首筋や手はじりじりするような暑さです。


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快晴の3000mの稜線を進みます。


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8:24 途中、ちょっとした渋滞で時間をとられましたが、3時間をわずかに切る時間で肩の小屋まで登ってきました。右俣コース合流点から1時間もかからないと思っていましたが、軽く1時間かかっていました。


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雲海の彼方に富士山が頭を出していました。


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鳳凰三山も見えます。


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甲斐駒はきれいな三角錐の姿です。


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仙丈ヶ岳もくっきり。


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初めて訪れた肩の小屋ですが、やたらドラム缶がおかれています。


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小屋の手前にトイレがあり、登山者やテント利用の人はこちらを使うようです。小屋には別にトイレがありました。


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小屋の前にあるベンチが空いていたので、座って行動食を食べながら休憩をとりました。まだ朝早い時間ですが、下山してくる人やこれから登る人でけっこう混雑しています。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




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8:46 休憩を終えて、いよいよ北岳への登頂に出発です。16年ぶりの山頂ですが、前回は北岳山荘から登って八本歯のコル経由で下山したので、肩の小屋側から登るのは初めてです。


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始めのうちは比較的なだらかな道なのでそれほどきつくありませんが、徐々に傾斜が増してきてしんどさもそれに比例していきます。


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9:06 肩の小屋から見えていた手前のピークに出ました。ここは両俣小屋へ下るルートとの分岐点になっています。ここからは大きな岩がごろごろと重なった稜線を進みます。


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前方にピークが見えてきましたが、偽ピークです。


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振り返れば肩の小屋もけっこう小さくなっていました。


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偽ピークを超えると、ようやく本物のピークが姿を現しました。


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9:35 16年ぶりに北岳山頂を踏むことができました。


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前回登頂した時はこんなりっぱな看板はなかったような気がします。


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看板のほうは記念撮影で人が多かったので、不人気の標柱のほうで自撮り。


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看板や道標がある場所はやたら人が多かったので、少し離れた岩の上に座ってのんびり休憩をとりました。


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北西方向に見えるのは仙丈ヶ岳。


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反対の南東方向には、雲海の彼方に日本一のお山が。向こうから見たら北岳はどう見えるのか。下山後に富士山登山をもくろんでいるので、富士山から見た北岳がどう見えるか楽しみです(残念ながらこの件は持ち越しになりました)。


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10:07 休憩を終えて北岳山荘を目指します。16年前に登って来た道なので、なんとなく見覚えがあります。


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八本歯のコルへのトラバース道分岐点を通過します。


10:55 北岳山荘に到着。ひとまず幕営場所を決めます。ちょうど公衆トイレの前の場所が空いていたので、正面に富士山を眺めるロケーションの場所にテントを張りました。


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最初は青色の僕のテントの他は1張りしかなかったのですが、15時にはこれ以上張るスペースがないぐらいきれいにテントが並んでいました。


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ちなみに、テントの周囲にはアブがけっこう飛んでいて、うかつに入口を開けているとどんどん入ってきましたが、テント内でパーフェクトポーション アウトドアスプレーを2~3回スプレーすると、不思議なほど寄り付かなくなりました。おかげで、入口を全開にしてゆっくり昼寝ができました。一度、入口近くにいたアブに直接スプレーをしてみたら、瞬間的に動きが止まって転げ落ちてきました。その後もまるで死んだかのように動きませんでしたが、殺虫成分は入っていないので、おそらく強烈な匂いで失神したのではないかと思われます。嗅覚の鋭い虫にとっては、失神するほどの刺激臭なんでしょう。虫除け効果もあるはずです。ただし、効果が長続きしないので、1日に何度かスプレーする必要があります。今回の山行では、50mlビンの8割ぐらいを使いました。






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僕のテントがある場所の下にも幕営場所がありますが、こちらもいつの間にかびっしりとテントが並んでいました。


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テント場のそばにある公衆トイレですが、驚きの最新型バイオトイレでした。


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中はなんとオールステンレス製の個室が並んでいて、人感センサーで利用者数をカウントして、処理能力が限界になったら赤ランプが点燈して使用禁止になるという仕組みのようです。おそらく、一定の時間使用禁止にすると浄化処理が進んで再び使えるようになるのでしょう。匂いもなくびっくりするぐらいきれいでした。そのためか、幕営料はちょっと高めの800円です。


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テント設営後、小屋の周辺をぶらぶらしてみました。北岳山荘は、入口側から見ると窓がまったくない要塞のような建物です。入口の右側にステンレスの流しがあり、水道が設置されています。水は無料で使用できました。16年前はたしか水を買ったような記憶があるのですが、今は自由に使わせてくれるようになったみたいです。ポンプ設備などがよくなって、水の確保が容易になったのかもしれません。左側の小屋は昭和大学の診療所です。


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診療所入口にはりっぱな看板がかかっています。


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この日はお盆休み期間だけあって、ふとん1枚に3名という混雑状況だったみたいです。やはり、荷物が重くなってもテントがいいなと思います。


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小屋の前から間ノ岳方向の二重山稜の間も幕営場所になっていて、こちらのほうはまだ空いていました。といっても、大岩が多いのでもともと幕営するのに適した場所が少ないだけかもしれません。


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お昼頃までは北岳も姿が見えていましたが、お昼をすぎるとガスが出始め、15時ぐらいにはすっかりガスで見えなくなっていました。


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展望もなく、夕焼けの可能性もなくなったので、早めの夕食です。以前は、朝に食べることが多かったラーメンですが、食後にクッカーを掃除するのがけっこう面倒なので、最近は夕食で食べるようになりました。スライス餅を入れるとボリューム感がアップして食べ応えがあります。


午前0時前に目が覚めて、空を見ると満天の星空が広がっていました。そそくさとカメラの準備をして、稜線の登山道を北岳方面に少し移動しながら撮影場所を探しました。少し風が強かったので、岩陰で風が弱まる場所を見つけて星景写真を撮影してみました。


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没する直前の赤い月光を浴びた北岳です。


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風除けにしていた2つの大岩をポイントにして西の空を撮影。地平線の赤味は月の残照です。


*クリックで拡大します
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久しぶりにバルブ撮影もしてみました。15分の露光です。グルグル感を出すには、もっと長時間の露光にしたほうがよかったかな。


*クリックで拡大します
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この時期はペルセウス座流星群が見られるということで、撮影中もたくさんの流れ星を見ました。しかし、うまく写真に捕らえられたのはこの1枚だけでした。左下は間ノ岳のシルエット。南西方面の空になります。明るいのは月の残照。


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最後に、あまり地上風景にポイントがない方角だったので、自作自演で撮ってみました。題して「両手いっぱいの星空」。

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つづく。


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| 2016年8月 北岳・間ノ岳・農鳥岳 | 02:14 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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岩合光昭写真展「ねこのとけい」で癒されました

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好日山荘岡山駅前店の閉店セールをのぞいたあと、イオンモール岡山に寄って岩合光昭写真展「ねこのとけい」を見てきました。


日本だけでなくギリシャやイタリアで撮影された作品も含めて、かわいくもユーモラスな猫のしぐさや表情がいっぱいで、見ているだけでほっこりした気持ちになれました。会期は8月21日までとなっているので、興味のある方は今週末が最後のチャンスです。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




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ちなみに、好日山荘のセールは、バーグハウスのヴェイパー ショートスリーブ ジップ ベースレイヤーという半袖シャツを買って帰りました。先日の白峰三山ではメリノウールのロングスリーブシャツに半そでTシャツの重ね着でしたが、首筋への直射日光がきつくて、やはり襟のあるシャツを上に着たほうがいいなと感じたので、襟のあるハーフジップを買ったわけです。定価7000円が半額だったのでけっこうお得感がありました。


バリエーション違いの長袖ジップやジップでない半袖や長袖なども半額だったので、今回のセール品のなかでは一番お買い得の商品かもしれません。


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| 写真ネタ・ニュース | 20:59 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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平日でも混雑: 瀬戸内国際芸術祭2016 直島

今日は仕事で直島に渡りました。直島といえばベネッセが運営する地中美術館や様々なアート作品で有名です。僕も2008年に訪れたことがありますが、あれから少しは新しいアート作品が増えているのかどうか、詳しいことはわかりません。仕事はお昼前には終わるので、午後は久しぶりに地中美術館など訪れてみようかと思っていたら、平日だというのに予想外に観光客がたくさんいて地中美術館は整理券を発行している状況でした。


今はちょうど瀬戸内国際芸術祭が開催されていて、そのためにたくさんの観光客が訪れているようです。仕方がないので、帰りのフェリーまでの空き時間を使って、フェリー乗場のある宮之浦にあるアート作品だけを見て回りました。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




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こちらは、直島銭湯。


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実際に営業もしている銭湯をアート作品にしたもので、できれば内部も見てみたいところですが、平日は14時オープンなので入ることができませんでした。


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あまりの猛暑に喉がかわいたらしく、直島銭湯の前にある水槽に猫が喉を潤しにやってきました。


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こちらは直島パビリオンという作品。以前訪れた時はなかったように記憶してます。港の近くにあります。


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そして、有名な草間彌生の赤かぼちゃ。フェリー埠頭の先端に設置されていて、中に入ることもできます。けっこう巨大なかぼちゃです。ベネッセハウスの近くには黄色のかぼちゃがあり、そちらは防波堤の突端あたりにあるので、空と海の青にたいして黄色が鮮烈な存在感を放っています。


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ちなみに、これが以前訪れたときに撮影した黄かぼちゃ。


そのうち空いている時期を狙ってもう一度訪れてみたいものです。宮之浦にゲストハウスができているようなので、今度は泊まりもいいかな。

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| 時事ネタ・ニュース | 18:48 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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南アルプス 標高3000mの縦走路: 白峰三山 その1(入山編)

2016年8月11日(木)~14日(日) 山梨県 北岳(標高3193m)・間ノ岳(標高3190m)・農鳥岳(3026m) テント泊単独行 


今年のお盆休みはどこも天候には恵まれていたようで、天気予報を見る限りではどこに行っても天気の心配はなさそうでした。GWに甲斐駒から眺めた北岳の印象が強く、16年ぶりに北岳に登ってみようかという思いはあったものの、立山から薬師岳を経由して雲ノ平、鷲羽岳を経て水晶岳から読売新道で黒部湖に下るというルートも捨てがたい。いや、いっそまだ足を踏み入れていない後立山縦走もよさそう。などと、浮気心に火がついたこともあって、直前までどうするか決めかねていました。


しかし、お盆休みで混雑必至であることや、南アルプスのほうが北アルプスよりもまだ空いていそうだし、なによりも北岳の雄姿が脳裏から離れないこともあって、当初の予定通り北岳を目指すことを決めたのでした。


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初めは北沢峠から仙丈ヶ岳、仙塩尾根をたどって間ノ岳から北岳へというルートを検討していましたが、長大で展望も利かず、しかもけっこう荒れ気味らしい仙塩尾根を歩くことにあまり魅力を感じず、どうせなら農鳥岳も登って白峰三山を落としたいということから、奈良田から入って広河原までバスで行き、白峰三山を南下して大門沢下降点から奈良田へ下るという縦走登山で行くことにしました。


8月10日の夕方には出発し、11日の始発のバスで奈良田から広河原へ移動するつもりでいたのですが、こういうときに限って仕事が入ってくるもので、10日の17時と18時に仕事が入ってしまい、しかも18時のほうは現場が玉野市。片道1時間近くかかるとあって、戻ってきたのは19時を回っていました。シャワーだけ浴びてさっさと出ればいいものを、夕食もたべたものだから出発したのは21時前。奈良田までは8時間ほどのドライブです。夜通し一人で運転するわけですから疲れもたまります。

8月11日(木)
奈良田駐車場に着いたのは5時過ぎ。始発のバスは5時30分なのでなんとか間に合ったのですが、さすがに一睡もしないで車を運転してきて、重いテント泊縦走の装備で標高3000mの肩ノ小屋まで登れるとも思えません。たとえ登れたとしても疲労困憊で動けなくなる可能性もあり、無理は禁物です。そういうわけで、始発はあきらめて次の9時の便で行くことにし、何はともあれ仮眠することにしました。車の中で横になってしまえば、いつの間にか意識は飛んでいました。


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7時過ぎに目が覚めました。わずか2時間の仮眠とはいえ、思いのほか頭はスッキリ。 準備を整え、8時20分ぐらいには駐車場入口にあるバス乗場に行きました。休日なので混んでいるだろうと思っていたのですが、まだ誰もいません。駐車場についたときは始発のバスの30分まえでもすでに列ができていたのに、1本遅らせるとこんなものなのかもしれません。


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ちなみに、僕が駐車したのは奈良田第二駐車場という川沿いの広い駐車場で、奈良田バス亭よりも少し上流にあります。写真で見ると満車みたいですが、奥行きがあるのでキャパの3割ぐらいの数しか停まっていません。


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グーグルマップでは「奈良田温泉駐車場」と表示されています。奈良田バス亭は大家旅館のすぐ隣にあり、道路沿いの草地などに駐車することができますが、すでに満車でした。

バスは奈良田バス亭から出ますが、こちらの駐車場にも停まります。満員で乗れなくなりそうな気がしますが、奈良田の乗客でほぼ満員のバスのほかに、空のバスがもう一台来るので心配無用です。奈良田のバス亭にはちゃんとした公衆トイレがあり水道も使えるのがメリットですが、第二駐車場のほうにもきれいな仮設トイレが3つ備えられていて、沢水を引いた手洗いも設置されているので、とくに困ることはありません。奈良田の下流側300mぐらいのところにある駐車スペースに停めて荷物を担いで歩いてバス停まで行くよりも、第二駐車場に素直に停めたほうが全然楽です。


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バスの時間が近づいてくると20人ぐらいの列ができましたが、お盆休みの初日である山の日にしてはこんなものかというレベルでした。バス料金は広河原まで1030円ですが、マイカー規制協力金として100円を徴収されるので、合計1130円です。マイカーを規制されてバスを利用しているのに、さらに協力金を取られるというのもなんだか妙な気がしますが、駐車場の整備代だと思えば納得です。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




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時刻表では9時45分に広河原着となっていますが、多少遅れて50分過ぎに到着しました。バス亭から少し歩くと吊橋があり、その手前で目指す北岳が見えました。16年前にもここからこの風景を眺めたのをいまでも鮮明に覚えています。購入したばかりのテント泊装備の重さに不安を覚えながらも、真っ青な空に聳える北岳の姿に武者震いがするような緊張感を覚えたものです。


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つり橋の風景もあの頃と同じです。わずかに揺れるつり橋を、一歩一歩足元を確かめるように渡ります。


つり橋を渡りきったところにある広河原山荘に立ち寄って、水の補給をし、もってきた菓子パンで朝食をすませ、トイレにも立ち寄って準備を整えます。肩ノ小屋まで行くかどうかわかりませんが、念のため水は3リットルほど持っていくことにしました。


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最近の夏場の山行では、1リットルのプラティパスをアミノバイタルウォーターのハイドレーションにして、予備の水をアルミボトルとプラティパスに分けておくというのがパターンです。アミノバイタルウォーターはそれ自体にカロリーがあり、アミノ酸も含有しているので行動食代わりにもなり、空腹感が押さえられシャリバテしにくいと感じます。スポーツドリンク同様に汗で失われた塩分などの補給もできるので、一石二鳥です。







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10:27 広河原で30分も使ってしまいましたが、ようやく出発です。ルートは大樺沢ルートの二俣経由です。二俣に着いた時点で、残り時間や体力状況で肩ノ小屋まで行くか、白根御池小屋でテントを張るか決めることにしました。


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約30分で白根御池分岐点です。多くの人が休憩していたので、ここは通過します。道標には白根御池、二俣ともに約3時間となっていましたが、山と高原地図だとコースタイムはそれぞれ2時間40分と2時間5分です。二俣から白根御池まで30分なので、結局トータルの時間はどちらでいっても同じようなもの。肩ノ小屋までなら二俣から右俣コースのほうが早いので、肩ノ小屋も視野に入れるならやはり大樺沢コースということになります。


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大樺沢コースは沢沿いの道なので、渓流の水音を聞きながら涼しい森の中を進みます。


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11:13 出発して45分が経ったところで、休憩によさそうな場所があったので、荷物を下ろしました。沢沿いの平地なので、汗ばんでほてった顔を洗ったりすることができていいところです。今回担いできたのは、オスプレー イーサー60。3泊4日のテント泊でカメラと交換レンズ一式を入れてちょうどいい大きさです。冬に使っているイーサー85よりも型が新しいので、オスプレーの欠点だったところがだいぶん改良されて使いやすくなっています。これも購入してからまだレビューしていないので、この後にでもレビュー記事を書こうと思います。


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この日はやや薄曇でしたが、それなりに日差しがあり、頭上に広がる木々の葉っぱが透過光に光って爽快感満点です。


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11:27 崩壊地を避けるために設けられた右岸の道へ渡るための仮設橋です。広河原からここまでは左岸を登って来ましたが、ここから右岸にわたります。右岸のコースは新しくつけられたためか、若干歩きづらいと感じる箇所が多いのですが、こればかりはしかたありません。


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12:16 左岸の崩壊地を過ぎ、再び左岸の登山道に戻る橋まで来ました。お昼時ということもあって、橋のたもとでランチ休憩をとりました。ここは橋がかかっていますが、沢は完全な枯れ沢になっていました。


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橋を渡って左岸のルートに戻ると、少し開けた感じになってきました。見覚えのある風景です。前方の沢の中に見える巨岩のあたりが二俣だったはずです。


二俣まであと少しというところで、急傾斜の斜面をトラバースしながら登っていくところで、上にあるルートを下っていた登山者が子供の頭ぐらいある石を二つも落としてきました。しかもそいつは、落とした直後に「ラク!」と叫ぶこともしないで、ただだまって石を落としたのです。落ちた先に僕がいたのを見つけて、「すいません」と謝っていたものの、石を落とした場合にすべき行動ができないような初心者だった可能性が高そうです。幸い、直撃されるようなことはありませんでしたが、草地の中をほぼ無音で落ちてきて右側の斜面から突然現れて足元へ転がり落ちてきた石をみるとさすがにしょうがないでは済ますことができず、つい声を荒げてしまいました。


それにしても、岩稜ならいざしらずこんな沢沿いの草地のルートで落石を起こすとはどういう歩き方をすればそうなるのか理解できません。こんな場所ですからヘルメットなんてかぶっていないし、もしも頭に落ちてきたらと思うとぞっとします。上を人が歩いている時は、常に落石の可能性を想定しておく必要があると思った出来事でした。


要するに、登山者の多くは自分の不注意で石を落として他者を傷つけたり、最悪の場合他者の命を奪う可能性があることを理解して歩いてはいないのです。おしゃべりに夢中になったり、花や虫に気をとられたり、ぼんやりと歩いていたりしているわけで、石を落とさないように常に足元に気を配り、下に人がいないか確認しながら歩いている人などほぼいないと思っておかないと、いつ何時災厄を被るかもしれません。世間一般が休みの時期や人気の山域では登山者の絶対数が増え、その分知識も技術も低い登山者も増えるわけで、そうなると事故にあう確立も増加します。数年前のザイテングラートでの落石事故などまさにその典型。悲しいことですが、山では他人を信用するなということです。


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13:31 やっと二俣に着きました。広河原からのコースタイム2時間30分のところを3時間かけてしまいました。ランチ休憩もしたし、やはり仮眠2時間しかとっていないので体力的にきついようです。ここからさらに3時間かけて3000mの稜線まで登る気力はさすがに湧いてきません。ということは、今日の目的地は必然的に白根御池小屋のキャンプ場ということで決定です。


ところで、二俣で休憩していたところ、右俣コースから下りてきた人が熊がいたと教えてくれました。この時はまだ白根御池小屋へいくかどうか迷っていたので、この一言が決断させた側面もあります。まあ、わりと人通りがあるコースなので、襲われることはないとは思いますが、やはり熊のいるところにわざわざ足を踏み入れる気にはなりません。


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13:51 休憩を終えて、白根御池小屋を目指します。仮設トイレの前を通って、等高線に沿ってほぼ水平なルートなので、この先は楽チンのはず。


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ところが歩き始めてみると、倒木や木の根を越えたりするのにけっこう体力を削られて、最初のうちは思ったほど楽な道ではありませんでした。とはいえ、後半はそういうこともなくなり、楽に歩けるようになりました。


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14:16 白根御池のキャンプ場に出ました。池畔にはすでにたくさんのテントが張られていて、テントを張るスペースはなさそうです。


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小屋のすぐ前までやってきて、ようやく自分のテントスペースを確保することができました。それなりに人通りがありそうですが、ほぼフラットな草地だったので、寝心地は申し分ない場所でした。それに小屋が近いので水場やトイレに行くのも便利で、悪くない場所でした。幕営料は500円。最近は値上がりした場所が多いのですが、ここは良心的な値段です。水場はちゃんとしたステンレスの流しと蛇口があるし、トイレは水洗でいうことなし。ソフトクリームも売っているし、小屋前には屋根つきのベンチもあります。小屋、キャンプ場ともにかなりポイントの高い良いところでした。


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テント設営後、キャンプ場を散策してみました。白根御池は緑色の水で見た目にはそれほどきれいな池ではありませんが、池畔にテントを張れれば気持ち良さそうです。それに、夜になると星空が水面に写っていい写真がとれそうです。残念ながら今回は無理でしたが、いつかもう一度来てみたいものです。


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テントに戻ってコーヒーと甘いものでも食べようと、もってきたチョコシューというお菓子を引っ張り出してみたら、半分こなごなになっていました。見た目はとにかく、味に変わりはないので食べましたが、やはり簡単につぶれない類のお菓子を持ってきたほうがいいなと悟りました。


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夕方からガスってきたこともあり、早めに夕食を食べ、18時過ぎには寝袋に潜りました。午前0時前に目が覚めて、外を覗いてみると星空が見えています。北の空に見事な天の川が肉眼でもはっきりと見えていたので、一眼レフを引っ張り出してテントの前で撮影していると、すぐに雲が出てきてわずか10分ほどで撮影タイムは終了。その後は再び眠りに落ちたのでした。

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つづく。


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好日山荘岡山駅前店 19日から閉店セール

白峰三山から下山して2日目にしてやっと脚の痛みが薄らいで、平地でならほぼ普通に歩けるようになりました。階段の上り下りにはまだ痛みがあり手摺につかまらないときつい状況ですが、この分なら明日には回復しそうです。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




ところで、好日山荘岡山駅前店から閉店セールの葉書が届いてびっくり! よくよく見ればリニューアルオープンのためとのことで、好日山荘がなくなってしまうわけではないので安心しました。最近の好日山荘はキャンプ用品の売り場を大きくして登山専門店という雰囲気が弱まっていて、品揃えももうひとつ充実していないと感じていたので、リニューアルを期に扱うブランドをもう少し増やしてくれればいいなと思います。


セールは8月19日から31日までで、ポイント還元10%だそうです。リニューアルオープンは9月16日なので、9月1日から15日までの2週間はリニューアル準備期間で休業するようです。なお、クライミングジム グラビティリサーチはリニューアル準備期間中も通常営業だそうです。


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