ヤマふぉと

山の自然や風景をゆったりと眺め、写真を撮るために山に登る。だから、登頂や縦走を目的とせず、好きな山域でテントを張ったり小屋に連泊して、カメラ片手にのんびりと過ごす。そんなスローな山登りを楽しんでます。

2016年03月 | ARCHIVE-SELECT | 2016年05月

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さあ連休だ! 今年は南アへGO!!

今年のGWは南アルプス北沢峠でテントを張って、仙丈ヶ岳と甲斐駒ヶ岳、アサヨ峰を目指します。


2014年1月以来の3度目なので、今回こそは甲斐駒に登頂して帰りたいものです。仙丈ケ岳の星景写真や夜明の写真もカメラに収めたいのですが、4月30日と5月1日がけっこう風が強い荒れた天候になりそうで、どうなりますことやら。


では、いまから出発します。帰るのは5月4日の予定なので、それまで更新はお休みです。


みなさま、よい休暇を。


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| ヤマネタ・ニュース | 19:30 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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すでに終わっていたタムシバ: タムシバの森

2016年4月20日(水) 岡山県総社市 タムシバの森(標高 390m) 日帰りパーティー行 


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総社市の鬼ノ城山のさらに北側にあるタムシバの森に行ってきました。久しぶりに二人パーティーで山歩きをしました。相手が始めての山歩きということで、できるだけ簡単で高低差が少なく、かつそれなりに見所があるところとしてこの場所を選びました。


タムシバの森
タムシバの森といってもそういう名前の山があるわけではありません。鬼ノ城山一帯に整備されているトレッキングコース北端の山中に重田池というため池があり、その池を一周するコースの途中にタムシバの森と命名されたピークがあります。


タムシバはモクレン科の小高木で、ちょうど4月上旬から5月上旬にかけてが花の時期になっているらしく、白いきれいな花を咲かせるとのことです。タムシバの森のあたりには、タムシバがたくさんあるらしいので、いい時期に行けばたくさんの花が見られると思って来てみたのですが、ただのひとつも花はありませんでした。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




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時期的にちょうどいいはずなのにと思っていたのですが、一輪も咲いていないなんてどういうことなんでしょうか。そういえば、前日に登った富栄山でタムシバらしい白い花を見かけたので、すでに標高の低い県南部では終わっていたようです。


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ということで、重田池をぐるっと回って帰りました。休憩込みで所要時間は3時間。汗をかくことも無く、昨日の疲れを残していた自分にとってもゆるーい山歩きでちょうどよかったです。


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| 2016年4月 タムシバの森 | 14:32 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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青空とブナ林と温泉と: 富栄山 

2016年4月19日(火) 岡山県鏡野町富西谷 富栄山(標高1205m) 日帰り単独行 



4月はわりと暇なので、平日のいい天気の日を狙って山へ行きまくってます。19日は朝からすっきりと晴れていたので、ひさしぶりに富栄山に行ってきました。


富栄山は旧 富村にある山で、地形図には登山道が描かれていませんが、山麓にある「のとろ原キャンプ場」から登山道がついています。稜線にあがると、南にある大空山、北にある乗幸山まで登山道が伸びており、快適な稜線歩きを楽しめます。最近は乗幸山から東にある不溜山(たまらずせん)へも行けるようになっっているようです。


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10:51 のとろ原キャンプ場の駐車場を出発します。倉敷ナンバーの車がもう一台止まっていただけなので、登山者は少なそうです。


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駐車場脇のトイレは鍵がしまっていたので、駐車場から少し歩いたところにあるバンガローそばのトイレで用を済ませました。冬は手洗いの水が出ませんが、今回は出るようになっていました。


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駐車場からアスファルト道をずっと上って行きます。


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登山口の手前で「富栄山登山駐車場」の看板があり、奥の広々とした駐車場に車が一台。ここまで徒歩15分かかっているので、失敗したなあと思いましたが、ウォーミングアップしたと思うことにします。次回からは、ここに停めることになるでしょうけど。


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11:07 登山口です。いきなり急な階段で始まります。


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階段を上りきって道が平坦になったところで白い花が咲いていました。タムシバかな。


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11:31 丸木橋を渡ります。


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ここの渓流は小さいながら水量があり、苔むした岩がいい雰囲気です。


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丸木橋から少し歩くと林道を越え、伐採地の斜面をトラバースする道になります。この林道との交差点から稜線の大空山分岐までが90分となっています。


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斜面を登りきると尾根に出て、そこからは尾根どおしに登って行きます。


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11:45 急登を過ぎると鞍部のような平坦な場所があるので、ここで休憩をとりました。ここから先は登山道は右上方向に尾根南面をトラバースするようについていますが、2013年2月の積雪期に登ったときは、ここから左上方向にまっすぐ尾根をたどっていきました。


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鞍部から先は階段のある急登が続きます。


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急登を登りきって、ようやく道が平坦になったところに「分岐まで50分」の道標があります。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




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このあたりからふぐるみ原生林となり、きれいなブナ林の中を進んでいきます。


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まだブナの新緑の時期ではありませんが、それでも春らしい雰囲気が漂います。


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小さな沢を渡ると、その先の標高1000mあたりから再び急登が始まります。


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倒木が道をふさいでいる場所は、右手に迂回路が設けられていました。


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標高1100mあたりからやっと道が平坦になりました。ここから大空山分岐まではほぼ等高線に沿って歩くので、けっこう距離があります。できれば、このまま尾根上までまっすぐ登るように道をつけてもらったほうが、距離も時間も短縮できていいのにと思います。


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12:29 大空山分岐に着きました。丸木橋先の林道交差点から90分となっていましたが、とくに急がなくても1時間しかかかりませんでした。


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大空山まで20分の距離ですが、今回は行きません。


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12:37 少し休憩して、富栄山に向けて出発です。


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稜線の道は、まだ春らしい雰囲気は感じられませんでした。


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富栄山が見えてきました。


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12:54 山頂です。


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展望台から北方に続く縦走路がよく見えます。この先、ブナの森があるピークを経由して乗幸山まで稜線の縦走路が伸びていて、本当は乗幸山まで行ってみたかったのですが、往復すれば2時間はかかりそうです。そうなると、下山時間が夕方になり、家に戻るのが夜になってしまうのであきらめました。ブナが新緑に彩られる頃にまた来たいと思います。


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正面奥のなだらかなピークが不溜山です。乗幸山から不溜山までは尾根続きですが、いまのところ登山道はないようです。乗幸山の手前から北側に降りて、山腹を通る林道を経由して不溜山まで行くことはできるようですが、林道歩きというのが引っかかっていて、いまひとつ気乗りがしません。


山頂は誰もいなくて、気持ちのいい青空と広い展望を独り占めです。稜線を雲の影が足早に過ぎ去っていくのをのんびりと眺めながら、ランチを楽しみました。


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13:18 下山開始です。


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分岐までは15分ほどで降りてきました。


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14:15 伐採地下の林道との交差点まで降りてきました。登りだと大空山分岐まで実質60分(道標では90分)ですが、下りは45分しかかかりませんでした。


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透明な沢水が陽の光にキラキラ輝いていました。


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14:35 登山口を通過します。


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14:46 駐車場に戻ってきました。このあとはお約束ののとろ温泉に立ち寄って帰りました。ながらく休業していたのとろ温泉ですが、4月10日から再開されています。岡山で最も標高の高い温泉なので、露天風呂からの眺めは最高です。

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| 2016年4月 富栄山 | 13:41 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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三菱自動車 もうだめかも

燃費データで再び不正問題が露呈した三菱自動車ですが、燃費データの不正はなんと25年も前から行っていたとか。こうなると事はekワゴンと日産デイズなどの数車種だけにとどまらず数十車種に及び、その数は膨大なものになります。自車ユーザーへの補償や税金の追加納税、日産への賠償などいったいどれほどの費用がかかることか。さらに販売減、生産縮小などにともなう大規模なリストラも行わざるを得なくなるでしょうから、その補償も必要になります。


お金だけでなく、失われた信頼は簡単には取り戻せません。今後の販売に多大な影響がでるのは必至です。日産が三菱への委託生産を見直すとの報道もあるので、ほぼ自力再建は無理なのではないかという気がします。繰り返し不正を行う企業体質は簡単には治らないということのようなので、かなり抜本的な改革を行わないとどうにもならないのかもしれません。


燃費データぐらいと思う人もいるかもしれませんが、自分たちの都合のいいようにデータを改ざんすることが許されていたとすれば、部品や車体の強度や安全性能に関連する様々な試験結果でさえもどこまで信用できるか怪しいものです。そういう車を買って万が一人命にかかわる重大事故を起こした場合、データの改ざんが判明しなければ運転者の過失ということになってしまうわけです。


三菱自動車相談役が雑誌の取材に対して、「コマーシャルだから、軽い気持ちで(不正データを)出したのではないか」とか、「自動車を買う人はあんなもの(公表燃費)を頼りに買っているわけじゃない」などとあきれた物言いをしているところをみると、この会社、消費者をどこまでも見下しているとしか思えません。これほど消費者を馬鹿にしている会社の車をそれでも買いたいという人がいるとすれば、会社の命令で仕方なく買っている三菱グループの社員か、かなり変わった価値観を持った人です。そういう人がそれほど多くいるとは思えませんから、数年後、三菱自動車が存続している可能性はだいぶん低くなったような気がします。


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| 時事ネタ・ニュース | 21:01 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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道なき道を強行下山: 後山・船木山・駒ノ尾山 その2

2016年4月10日(日) 岡山県美作市後山 後山(標高 1344m) 日帰り単独行 


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14:21 静かな駒ノ尾山をのんびり満喫したいところですが、そろそろ下山する時間です。山頂からは南に下ります。


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南に下って行くとすぐに分岐があります。右へ行くと西粟倉村への下山道ですが、後山キャンプ場へ戻るにはまっすぐ駒ノ尾登山口へ下ります。


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このルートはあまり歩かれていないらしく、土が見えている登山道ではなく、草に覆われていて一見すると登山道には見えません。


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左手に歩いてきた稜線と船木山、後山を見ながら下ります。


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けっこうな勾配の下りが続きます。


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1139m地点を通過すると半分土に埋もれかけたような階段もあり、船木山の登山道と比べると整備状況はそれなりです。やはり、利用者数の問題なんでしょう。


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地形図には標高1100mあたりから南西方向に下る道が描かれていますが、特にそれらしい道はみあたりません。


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15:06 長い尾根下りもようやく終わりです。しかし、ここからが問題でした。地形図では、林道を突っ切ってまっすぐ下へ下る道が描かれていますが、それらしい道は見当たりません。とすれば、林道を左へ進み、大きく迂回しながら後山方面に戻ることになります。


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しかし、GPSを確認してみると、林道を右に進んでいけば終点から下る道が描かれています。上図の点線で示されている道です。GPSには後山エリアの地形図データを入れ忘れていたので、ベースマップとして入れているOpenStreetMap(OSM)の地図が表示されていて、これが地形図と違うのです。印刷してきた地形図には描かれていない道ですが、もしかしたらあるかもしれません。もしもこの道があれば、もともと通過する予定だった駒ノ旺山荘の北側で合流するので、あとは林道を歩いていけばいいわけです。現在地から林道をぐるっと回って歩くよりも早いと思われるので、とりあえず右に行って見ることにしました。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




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林道終点です。


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この尾根を下る道があるはずですが・・・


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道と呼べるレベルではありませんが、かすかに踏み跡がついています。人が通っているなら大丈夫だろうということで、この踏み跡をたどっていくことにしました。


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ところが、GPSの地図に載っている点線が左の支尾根に入るところで踏み跡をさがしてみても、それらしい道はみあたりません。たどってきた踏み跡は、地図上の点線を通り過ぎてさらに尾根を南へと下っていきます。まあ、多少の誤差はあるだろうと思いつつ先へ進んでいくと、その先の植林の中へと入っていくではありませんか。ここでやっと気がつきました。これは登山者がつけた踏み跡ではなく、林業作業者がつけた踏み跡だということを。このまま行ってはダメだということで、その場所から等高線に沿って点線が描かれている尾根に向かって進みましたが、その尾根はけっこう急な斜面になっています。尾根に沿って沢の無い谷筋が下っていますが、谷の部分もすべて植林になっていて、かすかに踏み跡らしいものも見えます。どうせこの下を通っている林道に出るわけなので、何も尾根に登らなくてもこのまま谷筋を下れば同じことです。沢があると林道と立体交差になっている可能性がありますが、沢がないのでその心配はなさそうです。そこで、尾根に上るのはやめて谷筋を下りました。しかし、足場は柔らかく、木の間隔も広いので、滑り落ちないように慎重に下っていくのに神経も体力もすり減らす結果になり、たいした距離でもないのにかなり消耗したのでした。


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15:34 予想通り林道の上に出てきました。ところが、谷筋が林道に出るところはまるでバリケードのような薮になっていて、とても通り抜けられそうにありません。足元もどうなっているのかさっぱり見えない状態なので、うかつに足を踏み入れて崖になっていたらやばいので、林道を目の前にして右手の尾根方向に迂回せざるを得ませんでした。左手の尾根は傾斜が急でしかも高さがあるので、事実上上るのは不可能でした。


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右手の尾根に出てみると、林道まではショベルで削り取られた崖になっていましたが、ちょうど崖の縁部分を使って林道まで降りることができました。


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林道まで降りてきてようやくほっとすることができました。


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この崖の縁の部分を降りてきました。


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林道を山のほうへ進んでいくと、右手に建物が見えました。駒ノ旺山荘です。GPSの地図では、山荘の北側から東に向かって山腹を登っていく林道があり、それを進んでいけば後山キャンプ場駐車場まで戻れるはずです。点線の道はありませんでしたが、さすがに林道がないなんてことはないでしょうから、あとはのんびり帰ればいいだけです。


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GPSの地図に描かれていた点線が林道に出てくる場所がここです。たしかに崖にもなっていなくて登山道入口にはいい場所ですが、やっぱり道らしきものは痕跡すらありませんでした。では、あの点線はいったいなんだったのでしょうか。


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GPSの画面をいくら確かめてみても、その謎はとけません。


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まあいいかということで、先に進みましたが、このまま林道を進むとだいぶん上まで行ってからまた戻ってくることになってしまいます。このあたりから右手に下ってみようかと思って杉林のほうを見てみると、ピンクテープが2本巻いてある木を見つけました。伐採予定の木にテープが巻かれていることはよくありますが、2本というのは見たことがありません。もしかして、下山道の印かもと思って入ってみると、下のほうに橋が見え、そこに向かってテープナビが続いているのが見えました。


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テープナビに沿って植林の中を下ります。


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まだ新しい木橋を渡ります。



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再び林道にでました。GPSの地図では左方向にのびる林道が下山ルートなので、この分岐を左に進みました。


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ところが、途中でアスファルト舗装はなくなり、駒ノ旺山荘裏で道そのものがなくなってしまいました。とりあえず、駒ノ旺山荘下まで降りてみましたが、左上方向に上っていくような道はありません。仕方が無いので、いったん舗装された道を戻りました。


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先ほど、木橋を渡って出てきたところです。いったいGPSに出ている林道はどこなんだと、辺りをよく見てみると・・・


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どうもこれがそうらしい。この、山をショベルカーで切り崩しただけで放置された造成途中のようなものが地図の林道だったのです。はたしてこれを進むとちゃんとした林道に合流できるのでしょうか。恐る恐る中に分け入ってみました。


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確かに道らしい雰囲気はありますが、しかし実際に利用されていた痕跡は皆無です。どう見ても造成途中で放棄された道です。それでも、ちゃんとした林道につながってさえいてくれれば、細かいことはどうでもいいのです。


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上っていくにつれてだんだん荒れ果た雰囲気が強くなってきました。


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不安を感じながら進んでいくと、やはり大きな岩のある崖の手前で道の痕跡は消滅していました。さっきは道なき道を下りましたが、今度は道なき道を登るはめになってしまったのです。


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大岩の下を回りこんで反対側に出てみると、道の痕跡はまったくありません。普通の山の斜面が続いているだけですが、上を見ると木々の向こうに白い帯状のものが見えます。そう! ガードレールです!! ようやく目指していた林道を見つけることができました。しかし、そこに行くにはこの斜面をよじ登らなければなりません。


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下草も何も無い斜面は手がかりがなにもないので、落ち葉で滑りそうになりながら、慎重に登って行きました。


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16:03 やっと林道に出ることができました。最初に林道に合流してから1時間が経過しています。素直に林道をたどってくれば、おそらく30分もかからずにここまで来られたはずです。まさに、急がば回れを身をもって体験することになってしまいました。


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16:24 長いアスファルト舗装の林道歩きを経て、ようやく駐車場に戻ってきました。かれこれ6時間近いトレッキングになってしまい、なんだか精根尽き果てたという感じです。今回、僕は地図を持っていて、林道が通っていることを理解したうえで道の無い谷筋を下るということをしたわけですが、遭難者が何もわからない状況で谷筋を下ってしまう心境がすこしわかったような気がします。しかし、道の無い斜面を下ることがいかに大変であるか、身をもって体験しました。こんなことを何時間も続けたら、上り返す気力も体力もなくしてしまうこと間違いなしです。そうなる前に引き返すことが、生きて下山する最良の方法であることは間違いありません。迷ったり、登山道が見つからなかったら、たとえ遠回りになってもちゃんとした道で下山することが一番の近道ということです。

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今回、道なき道を強行突破した部分の拡大図です。青い線がGPSに入っているOpenStreetMap(OSM)に描かれていた道です。最初の林道の末端から、再び合流するまでの迷走ぶりがよくわかります。こんな登山をしていてはだめですね。反省。


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| 2016年4月 後山・船木山・駒ノ尾山 | 23:41 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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道なき道を強行下山: 後山・船木山・駒ノ尾山 その1

2016年4月10日(日) 岡山県美作市後山 後山(標高 1344m) 日帰り単独行 


伯耆大山山系の甲ヶ山に行くつもりでしたが、寝過ごしてしまったので岡山県の最高峰 後山を訪れました。


後山に登ったのは2001年ぐらいのことなので、かれこれ15年ぶりぐらいの登山です。前回は後山のみ登って帰ったのですが、今回は後山から西へ伸びる稜線を駒ノ尾山まで縦走し、駒ノ尾山から南へ下山するという周回コースをとりました。しかし、地形図やGPSのデータに記載されている登山道が見つからなかったことで、道の無い山林の中を強行突破してしまいました。素直に林道を歩いて帰れば楽だったのに・・・ 「急がば回れ」を実感した次第です。


後山キャンプ場の駐車場に車を停めると、すぐに窓ガラスの向こうに虫がたくさんたかってきました。うかつに出ると虫にたかられそうなので、車の中で準備をしました。こういうこともあろうかと虫除けスプレー「パーフェクトポーション」を持ってきたので、ウェアや首筋など肌の出ているところにつけておきました。車の中で使うことでドアを開けたときに虫が入りにくくなることも期待できます。幸い、準備をしているうちに窓の外の虫も徐々に減ってきました。どうやら車の熱に引き寄せられてたかっていたようです。


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10:36 駐車場を出発です。


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登山口まではわずか3分ほどです。岡山側からは後山へ直接登るルートはなく、となりの船木山へ登ってから尾根を縦走して後山に登ります。


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最初こそ植林の中を進むものの、すぐに明るい自然林の中を登って行きます。


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岩がゴロゴロしたやや不明瞭な登山道ですが、テープナビもついていて、迷うことはなさそうです。しかし、こういう場所を登った記憶はまったくありません。後山で記憶に残っているのは、植林や背の低い木々の中をまっすぐに登っていく階段の登山道だけです。それがどのあたりのものなのかもわかりません。


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後山キャンプ場からのルートとの合流点ですが、キャンプ場方面への道はほとんどわからない状態です。


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11:08 渡渉箇所がありました。ここもさっぱり記憶にありません。


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渡渉後、沢の右岸を上に登って行くのですが、道間違いによると思われる踏み跡のようなものが直進方向にあり、注意が必要です。写真の赤い×印の先の倒木に青いリボンが結んであるのが間違いの原因のように思われます。


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これがその青いリボンです。このルートには、ピンクのテープがナビとして設置されていて、正しいルートはピンクテープをたどります。


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登って行くと、沢の岩にミッキーマウスの印発見。偶然この形になったものですが、自然は面白いです。


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沢沿いに登って行くと、再び渡渉箇所がありました。結局もとの左岸に戻ることになりました。


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渡渉後は目の前の尾根を巻くように右手に登って行きます。方角的には登山口にもどるような方向で、ずっと沢に沿って登って来てUターンするような感じです。


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急傾斜の尾根をジグザグに登山道が続きます。


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11:39 やっと傾斜が緩やかになり、標高1136mの尾根に出ました。


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ここからやや傾斜の緩い尾根をまっすぐ北に登っていきます。


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まっすぐな登山道と左右の植林という風景は、なんとなく見覚えがあります。後山登山で記憶に残っている風景はどうやらこのあたりのもののようです。


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この植林は、標高が高いわりに手入れがきちんとされているようで、林床もきれいだし、立木も枝打ちや間伐がしっかりされいます。手入れのされていない植林は見た目にかなり悲惨ですが、ここは木材資源としてちゃんと使える状態に保たれているようです。


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この風景もやはり記憶にある風景です。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




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12:12 稜線の縦走路との合流点に着きました。とくにちゃんとした休憩はとらずに登ってきて、ほぼ1時間30分でした。


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合流点から東に進むと、すぐに船木山山頂です。何もなければ山頂とはわからないような場所です。


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標高は1334mです。


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船木山から後山までは、そこそこ距離があります。


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アップダウンのある縦走路を進むこと15分で後山山頂です。


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12:34 後山山頂には2名の登山者がいましたが、二人とも喫煙している最中でした。近づくのも嫌ですが、幸い風が追い風になっていて煙はこちらに漂ってきません。また、僕が登って来たのを見てタバコを消しはじめたので、山頂まで行くことにしました。山で見かける喫煙者は他人にはお構いなしのジコチューが多いのですが、めずらしくモラルの高い喫煙者だと思いました。


山頂にある小さなベンチに座って休憩していると、先にいた二人は入れ替わるように下山して行きました。船木山にいた二人の登山者もやってきて、せまい山頂はそれなりに混雑しはじめました。その後さらに二人が登ってきて、一人が僕のすぐ後ろに座って喫煙をはじめ、あの不愉快な臭いをかがされてうんざりしたのでさっさと出発することにしました。


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12:50 船木山まではもときた道をもどります。


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13:13 船木山登山道の分岐までもどってきました。ここからは縦走路をまっすぐ進みます。以前後山に来た時には、後山だけをピストンしたので、この先の縦走路は初めて歩く道です。


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分岐からは、ゆるりと下る道になり、前方に駒ノ尾山へと続く尾根が見えています。


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道はきれいに整備されていて、とても歩きやすくて快適です。


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13:40 縦走路の途中にあった「鍋ヶ谷山」の看板です。とても山頂とは思えない場所です。看板が無かったら、気づく人はまずいないと思います。


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鍋ヶ谷山を過ぎると、駒ノ尾山がだいぶ近づいてきました。ざっと30分ぐらいかなと見積もりながら進みます。


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14:04 駒ノ尾山の山頂下にある避難小屋に着きました。山頂まではもう3分程度でしょうから、鍋ヶ谷山からほぼ予想通り30分でした。


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造りは、那岐山の避難小屋と同じです。小屋の中はこぎれいに掃除がされていますが、床板はそれなりに汚れていたので、直に寝るのはちょっと抵抗がある感じです。トイレ・水場はありません。


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那岐山避難小屋は暖炉がふさがれて使用できないようになっていますが、ここは今でも使えるようです。


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小屋を出て、山頂を目指します。


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14:08 駒ノ尾山に着きました。山頂は広々としていて、ストーンヘンジのようなものがありました。


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東西南北方向の石には、方角が刻んであります。磁石が無くても方位はわかるようになっているわけです。それぞれの石は、ちょうどベンチになる高さになっているので、座って休憩しました。行動食を食べ、のんびりと風景を眺めます。誰もいないので、後山のように無粋な喫煙者に不愉快な気分にさせられることもなく、すこぶる快適でした。

つづく。


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| 2016年4月 後山・船木山・駒ノ尾山 | 00:19 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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熊本地震: マスコミの誤報

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ニュースを見ていると、熊本市内のマンションの渡り廊下に上から下まで亀裂が入っていると、さも大変なことのように報道していましたが、これは地震で亀裂が入ったのではなく、もともとそういうつくりになっているということを知らないマスコミの誤報です。


マンションが2棟接しているような場合、棟と棟をつなぐ渡り廊下の中央部あたりや廊下と躯体の接合部などには、エキスパンションジョイントというものを設けます。これは、普通に渡り廊下でつないでしまうと、棟によって振動周期が異なることに起因する揺れ方の違いによって渡り廊下部分が破断してしまうことを避けるために、あらかじめ切れ目を作っておいて、その部分をゴムや金属でカバーするという工法です。


ある程度の揺れであれば、このエキスパンションジョイント部分で揺れの差異によるねじれなどを吸収できますが、今回は震度が大きすぎて、エキスパンションジョイントでは棟の揺れの差を吸収しきれずジョイント部分が破断してしまったので、渡り廊下に亀裂が入ったように見えたということだと思います。設計ミスとか欠陥マンションだということではないので、勘違いのないようご注意ください。


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| 時事ネタ・ニュース | 15:43 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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熊本で震度7の激震

4月14日午後9時26分頃、九州で強い地震があり、熊本県益城町で震度7の揺れを観測したとのことです。この時間、ちょうどパソコンに向かっていたのですが、遠く離れた岡山でさえ弱いながらゆっくりとした周期の横揺れを感じました。


縦揺れや微振動ではなかったので、地震の前兆ではなくどこかで大きな地震が発生したんだろうと思ってすぐにヤフーを確認してみたところ、九州で大きな地震が起こっていました。


震度7というと、気象庁の震度階級の中で最大の震度であり、過去にもそれほど多くの例はありません。この震度では、耐震性能の高い住宅・建物でも、傾いたり、大きく破壊されるものがあるとされており、1981年の新耐震設計法が施工される以前の建物は相当の被害を被った可能性があります。倒壊していなくても傾いたり一部が破壊されたような住宅の場合、余震で被害が拡大する可能性があるので、しばらくは家屋内にはいらず、安全な場所に避難して様子を見たほうがいいでしょう。


今回の地震は地下10kmぐらいの場所で断層が横ずれしたことが原因らしいので、津波の心配はないようです。タイプとしては阪神淡路大震災と同じタイプの地震だそうです。NHKのニュースでは、家屋の倒壊や火災も発生しており、強い余震も頻繁に発生しているようなので、被害が拡大しないよう祈るばかりです。


なお、阪神淡路大震災では、停電後の電気の復旧による漏電火災も発生しています。避難などで家を離れる場合は、ガスなどの火元の確認とともに、電気のブレーカーも落としておいたほうが安心です。


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主峰は遥かガスの中: 八ケ岳・赤岳 

2016年4月3日(日) 長野県茅野市 八ケ岳・赤岳(標高 2956.1m) 日帰り単独行 


木曽駒ヶ岳から下山後、菅の台バスセンター近くにあるこまくさの湯で汗を流し、今晩のねぐらをどこにしようかとネットで道の駅を検索してみたところ、塩尻ICの近くに小坂田公園という道の駅があることがわかりました。八ケ岳からは少し距離があるし遠回りになるものの、とりあえず駒ヶ根から美濃戸に向かうルート上で美濃戸に一番近い道の駅だったので、そこに向かうことにしました。


行ってみると、車が少なく、なによりもトラックが全然いないのが最高です。一晩中うるさいディーゼルエンジンをガラガラと動かし続けるトラックがいないだけで、安眠できる環境が確約されたようなものです。朝4時30分頃まで気持ちよく眠ることができました。


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早朝でがらがらの国道20号からナビゲーションに導かれるまま諏訪湖畔の県道16号へと入り、茅野で再び国道20号に復帰。諏訪南IC前を通って美濃戸口の八ケ岳山荘に着いたのは6時を回ったころでした。駐車料金500円を支払って、すぐに準備に取り掛かります。なお、この駐車券でコーヒー1杯分をサービスで飲むことができます。下山後、出発する前に忘れずに飲んで帰りましょう。コーヒー付きなら500円の駐車料金はわりとお得感があります。


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6:44 赤岳日帰りということで、6時30分には出発しようと思っていたのですが、若干準備に手間取り15分ばかり遅くなりましたが、とりあえず大きな遅れにならずにすみました。美濃戸口から美濃戸までは1時間の林道歩きです。雪は完全になく、ノーマルタイヤでも問題なく行ける状態ですが、ワダチが深いという噂があるので、車で入り込むのはやめました。


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いったん下って、橋を渡った左カーブのところで、テープナビのある踏み跡が右手についていました。地図で確認してみると、この先林道は再びUターンして右上方向に伸びているので、どうやらショートカットのようです。確証はありませんが、まず間違いないだろうということで、この踏み跡に入ってみました。


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3分ほどで林道に出てきました。やはりショートカットでした。


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フラットでよく整備された林道を進みます。こんなことなら、美濃戸まで車で行けばよかったと少し後悔しましたが、先に進んでいくと、大きな泥だまりがあったり、林道中央部が大きく盛り上がっていたりする場所があり、普通の車で入り込むと下回りをすったり、スタックしてしまう危険性もありそうだったので、とりあえず歩きで正解だったかなと思ったのでした。


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林道から踏み跡が分かれている場所がありました。右の踏み跡は地形図に記載のある道で、少し先で林道に合流していることがわかっているので、これもショートカットなのかもしれないということで、右の踏み跡を進むことにしました。


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最初は歩きやすい道でしたが、下の沢のほうに下ってからは、やや石ごろの歩きにくい感じになってきました。下山時は林道をそのまま歩きましたが、結論から言うと林道を使ったほうが楽です。というのも、林道はほとんどアップダウンが無いのに対して、こちらの踏み跡はアップダウンがあり少し疲れます。


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7分ほどかかって、林道に出てきました。


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7:35 林道に出てからさらに7分でやまのこ村の建物が見えました。ここはHPをみると通年営業となっていますが、営業している気配はありませんでした。


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やまのこ村の駐車場にマツダ デミオが停まっていたので、2輪駆動の普通乗用車でも林道を走ることができるようです。


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やまのこ村の先にあるのが、赤岳山荘です。こちらはちゃんと営業していました。林道沿いにベンチがあったので、少し休憩させてもらいました。


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気温は5.5度。この時期として高いのか低いのかよくわかりませんが、メリノウール厚手シャツにソフトシェルジャケットの組み合わせでまったく寒さは感じませんでした。


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赤岳山荘の先に進むと、木橋を渡ります。


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すぐに美濃戸山荘に着きました。ここもこの時期は休業中です。


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美濃戸山荘前で南沢と北沢のコースに分かれますが、今回は赤岳への最短コースとなる南沢コースを行きます。


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この時期は、登山道がアイスリンクのようになっているらしいので、南沢コースに入る前にスノーグラバーという滑り止めを靴底に装着しておきました。本格的な雪と氷の道ばかりならクランポンでもいいのですが、おそらく土道と氷道が入り混じったような状況だと思われるので、滑り止めを持参したというわけです。

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なお、そのまま装着するとときどき外れてしまうこともあり、スノーグラバーに面ファスナーのベルトで脱落防止ベルトを装着しました。


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長さがぎりぎりでしたが、踵とつま先をベルトで結んで止めてやることで、完全な脱落防止機能を得ることができました。普通の紐でもできるはずなので、お試しあれ。





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南沢コースに入ってすぐ、目の前を何かが横切っていきました。何かと思って目で追ってみると、リスです。野生のリスを本州でみたのは初めてでした。一生懸命木の実をかじっている姿がすごくかわいくて癒されました。


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その先で、予想通りアイスリンク状態の登山道が現れました。石が出ているので、滑り止めが無くても何とかなる雰囲気ですが、滑り止めがあれば足元を気にせず歩きやすいところを思うように歩けるのでやはり楽です。その後、ときどき土道になったりしましたが、凍結した部分が多く滑り止めがとても役に立ちました。


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凍結した小滝もあったりして、気温が高いわりに見た目にはまだまだ真冬のような風景を楽しめました。


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9:49 道の勾配が緩やかになってくると、前方に横岳の岩壁が見えてきました。大同心、小同心も見えます。残念なことに、山頂部はガスの中です。道が平坦に近くなったということは、もうすぐ行者小屋だろうと思っていたのですが、行けども行けども姿は見えず、どこかで道を間違えたのかとさえ思えたほどです。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




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10:17 横岳が見えてから30分もかかってようやく行者小屋に着きました。行者小屋は1~3月の間は週末だけ営業しています。今日は日曜日ですが4月に入ったので小屋は閉まっていました。ひとまず、小屋前のベンチで休憩し、行動食など食べて登頂に備えます。幸いなことに山頂部にかかっていたガスが消えて、赤岳や阿弥陀岳が姿を現しました。さすがにじっと座っていると寒くなってきました。美濃戸との標高差が約750mあるので、お昼になって上昇しているとはいえ気温は2~3度ぐらいだったと思われます。


なお、行者小屋が営業していなくても、冬期用トイレが利用可能です。また、文三郎尾根コースを少し進んだ右手に水場もありますので、テント泊も可能です。


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10:54 アックスとクランポン、ヘルメットを装備して、赤岳に向けて出発です。当初は地蔵尾根から登って文三郎尾根で下るつもりでしたが、時間的に厳しそうなので最短で行ける文三郎尾根の往復で行くことにしました。


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11:04 阿弥陀岳分岐を通過します。


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阿弥陀岳分岐を過ぎると尾根道になりますが、この尾根がものすごい急登で参りました。


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なんとか一息つけるところに出ると、目の前に赤岳の西壁がど迫力で迫ってきます。


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しかし、下から雲がじわじわと上がってきつつあり、どうも怪しい雰囲気になってきました。


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一歩一歩登っていくうちに、気がつけば阿弥陀岳山頂はガスに巻かれて見えなくなっていました。


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赤岳にもガスがかかり始めます。


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もうすぐ赤岳と阿弥陀岳を結ぶ尾根との合流点というところで、ガスが上がってきて視界が悪くなってきました。


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12:05 尾根の合流点に着きましたが、この上はすでにガスで真っ白です。ここから山頂までは1時間もかからないでしょうから、13時前には登頂できそうですが、行ってもどうせ真っ白なガスしか見えません。13時に下山を始めたとして、行者小屋に14時20分、そこから美濃戸まで休憩こみで3時間としても着くのは17時30分頃です。少し休憩に時間がかかったり、何かトラブルがあるとすぐ日暮れになってしまいますから、そこまでして登頂しなくてもいいかということで、今回はここで引き返すことにしました。赤岳はずいぶん昔に無雪期ですが権現岳から天狗岳まで縦走しているので、あまり登頂にこだわる理由はありません。


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ぼさーっと突立ったままそんなことを考えていると、野鳥が足元をうろうろしているのに気がつきました。何の鳥かわかりませんが、あまり人間を警戒していないようです。それとも、僕が突立ったまま動かなかったので、木か何かと勘違いしたのでしょうか。


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休憩がてらしばらく合流点でのんびりしていると、一瞬ガスが薄れました。失敗したかなあと思ったものの、すぐにガスが戻って来たので自分の判断に納得することにしました。


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眼下の中岳もたまにその姿を現しますが、すぐにガスの中に隠れてしまいます。


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下山にかかる前に、とりあえず記念撮影だけしておきました。


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12:16 ガスで視界が悪くなった文三郎尾根を下山します。


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下るにつれて徐々に視界が広がってきました。


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12:55 行者小屋に戻ってきました。クランポンは装着したままにして、アックスだけバックパックに取り付けて、少し休憩してから出発しました。


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クランポンを装着しているので、氷の道もザクザク進みます。


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13:59 美濃戸と行者小屋の中間点を通過します。


途中でクランポンをスノーグラバーに交換して下山を続けました。


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このコースの一番めんどうだったのが標高1850mあたりのところで、ドロドロのぬかるみ状態になっていて難儀しました。


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美濃戸が近くなって土の道が多くなってくると、クランポンでザクザクに耕された状態の登山道が目に付きます。こういう状態で大雨が降ると土が流されて掘れてしまったりする可能性があるので、土道がおおくなったら早めにクランポンをはずすか、土道への影響が少ない滑り止めを利用するなど、環境への負担を軽減する配慮をしたいものです。山で遊ばせてもらっている人間が、山を傷めて環境破壊を助長してしまっては本末転倒だと思います。


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15:11 美濃戸山荘まで降りてきました。滑り止めをはずし、しばらく休憩してから出発しました。


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赤岳山荘前を通過しているとき、沢のほうに融けかけた氷の塊を見つけました。おそらく、アイスクライミングに使っていた人工氷壁の成れの果てだと思いますが、なんだかわびしさが漂います。


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16:13 美濃戸の駐車場に戻ってきました。行者小屋からほぼ3時間かかりました。赤岳山頂まで日帰りするのであれば、朝5時30分ぐらいには出発したほうがいいみたいです。そうすればこれぐらいの時間には戻ってくることができるということです。


車に荷物を置いたら、駐車券で無料のコーヒーを味わってから出発しました。この日は諏訪の御柱祭りが行われていたのですが、早朝と夜に通過したので渋滞や交通規制に引っかかることもなく、スムースに通行することができました。

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| 2016年4月 八ケ岳・赤岳 | 22:22 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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楽チン過ぎて物足りない: 木曽駒ヶ岳 

2016年4月2日(土) 長野県宮田村 木曽駒ヶ岳(標高 2956.1m) 日帰り単独行


1週間に3回の里山歩きとその間にウォーキングもしたりして、病み上がりで落ち込んでいた気力体力が回復したらしく、ふつふつと本格的な雪山に行きたくなりました。幸い、4月最初の週末は年度初めということで仕事も忙しくなく、4日の月曜日も休みにして3連休にすることができたので、思い切って長野まで遠征することにしました。というか、西日本にはすでに雪山といえる状態の山がないので、必然的に日本アルプスを目指すことになったわけです。


当初は八ケ岳に1泊2日で行くつもりでしたが、2日の朝に中央道の伊那あたりを走っていると前方がかなり怪しい雲行きになっているのをみて、ネットで山の天気を調べて見ました。すると、前の晩には晴れ時々曇りだった予報が土日とも曇り予報に変わっていました。急遽予定を変更して、駒ヶ根に引き返して木曽駒ヶ岳に登ることにしました。駒ヶ根のあたりはまだ青空が出ていて、午後から曇るにしてもとりあえずガスガスの中で登山をしなくてすむだろうと予想したわけです。


菅の台バスセンターの駐車場に着いたのは、午前7時過ぎ。当然始発は出てしまっていると思っていたら、なんと8時15分が始発でした。駐車場もかなりガラガラで、日曜日の朝にしてはずいぶん空いているなあという感じです。連休後の週末だからかもしれませんが、混雑を想定していただけにうれしい誤算でした。


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のんびり準備をして、始発バスをまっていると、だんだん人が集まってきて、バスが来る頃にはそれなりに列が伸びていました。結局、人が多くなったからだと思いますが、始発時間よりも15分早い8時に臨時バスが来ました。


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バスに30分揺られて、ロープウェイで7分30秒の空中散歩を楽しんだら、あっという間に標高2612mです。こんなに楽していいんでしょうか、と罪悪感を感じるぐらい楽です。


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9:20 クランポンを装着し、アックスを握って、中央奥の乗越浄土を目指します。真っ白な千畳敷カールの奥に、宝剣岳が真っ青な空を突き刺すようにひときわ高く聳えています。麓から歩いてのぼったらさぞや感動も大きいのでしょうが、これほど簡単に来られるとこの風景を眺められることのありがたみが多少なりとも希薄になったようにも感じます。

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ちなみに、ホテル千畳敷を出たところには目の前にロープが張ってあり、カールの真ん中をまっすぐ行かないように注意書きも書かれています。これは雪崩の危険があるためで、登山ルートはホテル前から右手に回り込んでカール下部を通過します。実際デブリも残っていて、カール中央部は雪崩に巻き込まれる危険性があるのが明白です。にもかかわらず、この写真のようにロープをまたいでカールの真ん中を歩いていく登山者がいて、千畳敷スキー場の整備をしていたスタッフから大声で注意されても知らん顔して歩いていました。ルールを守れる登山者でありたいものです。


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広大な千畳敷カールの中をゆっくり登っていきます。ちなみに、写真に写っている登山者は、たまたま前を歩いていただけで無関係です。


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次第に傾斜がきつくなってくると、汗が噴出してきました。日差しがあり風が無いので、蒸し風呂状態です。すぐにジャケットを脱いで、ベースレイヤーだけになりましたが、それでも動き出せば汗が滴り落ちてきます。


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時々立ち止まって息を整えながら振り向くと、雪原の彼方に置き去りにされたようなホテルが見えました。一度宿泊してみたいものです。


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一歩ずつ詰めていくと、いつしかそそり立つような急傾斜の雪面になります。


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息を切らせ、水分を補給しながらゆっくりと登っていけば、やがて乗越浄土がすぐ近くに見えてきました。


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カメラの水準器で水平を取って撮影した写真なので、この傾斜は本当の傾斜と同じです。この八丁坂は、45度になろうかという猛烈な急傾斜です。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




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10:13 八丁坂との格闘を終えて、ようやく乗越浄土に出ました。いままでの急斜面はなんだったのかと思うほど、ゆったりとした雪原が広がっています。


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遥か眼下のカールの先にホテルが見えます。


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すぐ左手には、青空に聳える宝剣岳。


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次第に雲が増えてきたこともあり、2分ほど立ったまま休憩をとってすぐに木曽駒ヶ岳を目指します。半分雪に埋もれた宝剣山荘の横を登って行きます。


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天狗山荘前を通って、中岳に向かいます。


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中岳の斜面から、きれいな三角錐の山が見えます。おそらく三沢岳でしょう。


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10:35 中岳山頂です。正面に見えているのが木曽駒ヶ岳です。ここから見るとなだらかで楽に登れそうですが、なかなかそううまくはいきません。ひとまず、頂上山荘に向けて下ります。


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頂上山荘前で少し休憩してから、木曽駒ヶ岳の斜面に取り付きました。最初はなだらかなものの次第に傾斜が増してきて、山頂近くになるとそれなりにきついと感じるぐらいの斜面になります。ガスにまかれてしまう前になんとか山頂について展望を楽しみたいので、がんばって登りました。


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やっと山頂が見えました。まだガスに巻かれていません。


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11:02 木曽駒ヶ岳山頂に着きました。ひとまず荷物を置いて一息ついてから、記念撮影。なんか変なポーズです。ヘルメットは寒さ対策で帽子の代用にかぶっていただけで、とくに必要なほど危険な場所はありません。今回は、マムートウェアの雪山デビューの山行になりました。


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木曽福島方面。だいぶん雲が上がってきました。


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宝剣岳方面もすっかり曇り空です。


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荒々しい木曽側の断崖と、その上に聳える孤高のピーク宝剣岳。無雪期にもう一度来て、今度はピークを踏みたいと思います。ついでに、空木岳まで縦走してみたいものです。


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11:21 下山します。


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頂上山荘前のテント場の様子を確認したくて、ちょっと立ち寄ってみました。


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頂上山荘前が、唯一のキャンプ指定地になっていますが、テント泊の痕跡もなく、冬季は全然利用されていないみたいです。小屋もしっかり戸締りされていて、冬期避難小屋として開放されているところもなさそうです。使用できるトイレもありません。ロープウェイで十分日帰り可能な山なので、冬期にわざわざテント泊で来る人もいないということのようです。


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さて、中岳へ登り返しです。


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中岳山頂から宝剣岳をめがけて下っていきます。


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せっかく木曽駒ヶ岳に登って来たのだから、宝剣岳もちょっとだけ立ち寄って帰ることにしました。


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宝剣山荘の横から宝剣岳へと登って行きます。


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12:10 宝剣岳の肩に当たるややテラス状になっている場所まで来ました。標高2890mにあたるところです。頂上まではあと41mですが、ここからが核心部です。夏道のロープが少し見えていますが、危険が大きいのでこれ以上は進みません。山頂部を見上げた瞬間、なぜか一瞬軽いめまいに教われました。クラッとして思わず座り込んでしまいました。こんなところで歩けなくなったら救助要請しなければいけなくなります。少し首を回したり、深呼吸したりしてめまいが無いことを確認して、急いで下山しました。

 
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乗越浄土まで降りてくると、あたりにガスが立ちこめてきました。先ほどのめまいのこともあるので、とりあえず座って休憩をとりました。水分を補給し、行動食を食べ、しばらく休んでから出発です。


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12:28 八丁坂を下ります。


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さすがの急傾斜で、前を向いてまっすぐ降りるのに少し躊躇してしまう怖さがあります。下に人がいることもあり、念のためサイドステップで足元をしっかりと確認しながら下ります。


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カールの底近くまで降りてきました。あとは、ホテルに向かってのんびり歩けばいいだけです。


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最後に自撮りで記念撮影。


12時55分のロープウェイ出発時間まで5分ということで、あわててクランポンをはずして乗場に向かうも、無情のベルが鳴ってしまいました。次は1時間後です。


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仕方が無いのでレストランに入って時間をつぶすことにし、山菜そばを頼みました。写真を撮り忘れて一度箸をつけてしまったので、いまいち美しくないし山菜も少なく見えますが、ここのそばはなかなかいけます。駅そばのような小麦粉たっぷりの柔らかいそばなんだろうと思っていたのですが、けっこうしっかりとした歯ごたえのあるそばですし、山菜もたっぷり入っていておいしかったです。価格も下界のそば屋の値段と変わらないので、標高2612mで出てくるそばとしては高得点をあげられます。


とりあえず、中央アルプスの最高峰である木曽駒ヶ岳への登頂はできましたが、けっこう簡単に行って帰ってこられたこともあり、なんだかいまひとつ達成感がありません。わざわざ長野まできてこれでは物足りません。というわけで、翌日の日曜日は、場所を変えてもう一座落として帰ることにしました。

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| 2016年4月 木曽駒ヶ岳 | 01:41 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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