ヤマふぉと

山の自然や風景をゆったりと眺め、写真を撮るために山に登る。だから、登頂や縦走を目的とせず、好きな山域でテントを張ったり小屋に連泊して、カメラ片手にのんびりと過ごす。そんなスローな山登りを楽しんでます。

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秋から冬へ 季節替わりの山旅: 白山 その2

2015年10月18日(日)~19日(月) 石川県白山市 白山御前峰(2702m) 単独避難小屋泊


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御前峰への登山道は、良く整備された石畳の階段で始まりました。あまりにもきれいに整備されすぎていて、登山道というよりも公園の遊歩道を歩いているような感じです。


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振り返ると、いつの間にか雲海が広がっていて、その上に広がる深い青色の空に太陽がまぶしく輝いていました。


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15:31 およそ30分登ってきたところで、高天ヶ原という比較的平坦な場所に着きました。いろいろなところで目にする高天ヶ原という地名ですが、一番秘境っぽいのはやっぱり雲ノ平の奥にある高天ヶ原だと思います。白山の高天ヶ原は、秘境というよりも天上の原っぱというイメージがぴったり。


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15:50 石段をえっちらおっちら登り詰めたところに、白山神社奥宮の石垣が現れました。その向こうに山頂の石柱が見えています。時期はずれで時間も遅いため、人の気配は皆無です。


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奥宮を遥拝してから山頂へ向かいます。


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15:54 御前峰山頂に着きました。のんびり歩いて室堂から約55分。快晴微風の好天に恵まれました。


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御前峰の向こう側には、これまでの風景とは異なる、いかにも火山らしい荒々しい風景が広がっていました。驚いたことに、登山道沿いにはほとんど残っていなかった雪が、けっこう広い範囲で残っています。山の上ではもう冬が始まっているのだということを実感しました。


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冬山に準じた装備のうちかなり暖かくて使うことはないかもしれないと思っていたソフトシェルジャケットですが、山頂でじっとしているとさすがに寒くなってきたので、しっかり使いました。持ってきた甲斐があったというものです。ハードシェルのほうは、さすがに使う機会はありませんでした。


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剣ヶ峰の背後では、雲海が山の稜線を越えて斜面を流れ落ちる滝雲が見られました。


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こちらは一眼レフで撮影した剣ヶ峰と大汝峰。3つ前の写真とほぼ同じようなアングルで撮影していますが、空の色や雲海が白飛びしているコンデジの写真と違って、空の色や雲海の様子がしっかりと描写されています。わざわざ重くてかさばる一眼レフをもってくる理由がここにあります。


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今回は新しく購入したレンズ EF16-35mmF2.8LⅡのデビュー戦となった山行なので、逆光性能などを確認するために太陽を画角に入れたりしていろいろと撮影してみましたが、さすがに超広角レンズで太陽を入れてしまうとそれなりにゴーストが現れます。しかし、太陽を画面からはずすとゴーストやフレアはほぼ出なかったので、悪くはないかなという感じです。



ここで一息。ぽちっと押して休憩としたら続きをどうぞ。




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16:18 だいぶ日も傾いてきたので、下山することにしました。今から下山すれば、室堂に着く前にちょうど日没が見られそうです。


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高天ヶ原から見た別山と雲海の風景です。


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17:16 室堂まであと10分ほどのところで日没が迫ってきました。


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世界を赤く染めながら太陽が雲海の彼方に沈んでいきます。重い荷物を担いで泊まりで来たからこそ見られる風景です。


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17:20 太陽が姿を隠してしまうと、あたりは急に肌寒くさびしげな風景になります。太陽が没したところには、夕日のなごりのようなオレンジ色の光がじんわりと雲海の水平線を溶かしていました。


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急激に冷え込み始めた空気の中を急ぎ足で下り、避難小屋に戻ってきました。次は星空の撮影ですが、その前に夕食です。冬期入口は小屋の2階にあるので、入ったところは天井の低い2階になります。なので、立って歩けないというのがネックです。


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1階はこんな感じで、中央にテーブルもあり、快適性は明らかに1階のほうがいいのですが、重い荷物をわざわざ1階に下ろしてまで快適性をとるかというと、そのほうが面倒なので、入口に近い2階で寝泊りすることにしました。


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19時を回ったころ、トイレに行くと満天の星空が広がっていました。この時期は、わりと早い時間に東の空から天の川が立ち上がってくるので、室堂から見るとちょうど御前峰の上に天の川が見えています。


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バリエーションがほしくて、場所を変えて撮影。弥陀ヶ原からの星空も撮りたかったのですが、さすがにあそこまで降りてしまうと戻ってくるのが大変なので、あきらめました。


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このときの外気温は4度。風がほぼなかったので、ウールのインナーにソフトシェル、ダウンジャケットという服装でまったく問題なしでした。



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ちなみに、小屋の中はわりと暖かくて、午前3時の室温は7度ありました。朝になると氷や霜柱が見られたので、外気温は氷点下まで行っていたと思いますが、さすがに避難小屋はあったかいです。モンベルダウンハガー800#1だと、ダウンジャケット、ダウンパンツで寝ていると少し暑いかなという感じで、はじめは絞っていた顔周りのドローコードも、途中で緩めて頭もフードから出して寝てちょうどいいぐらいでした。

つづく。

白山18日2


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| 2015年10月 白山 | 12:47 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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秋から冬へ 季節替わりの山旅: 白山 その1

2015年10月18日(日)~19日(月) 石川県白山市 白山御前峰(2702m) 単独避難小屋泊


10月半ばになると標高2000mを越える高山ではすでに紅葉の時期は過ぎていますが、それよりも標高が低いところではちょうど盛りの時期。久しぶりに盛りの時期の紅葉の山を見たくなり、1泊2日の強行軍で白山まで遠征してきました。


17日土曜日の夜に岡山を出発。午前0時をまわるとさすがに睡魔が襲ってきて、北陸自動車道の南条SAでたまらず3時間ほど仮眠をとりました。車中泊にはいい季節になり、短時間でしたがけっこう気持ちよく眠ることができました。


福井北ICで降りて、勝山市を経由して別当出合いに着いたのは7:30頃です。紅葉時期の日曜日とあって混雑を覚悟していましたが、意外にも駐車場は6割ほど埋まっているといったところでした。


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8:06 まぶしい朝日の中、出発です。前回の三嶺の時に痛めた左膝がまだ完治していなくて少し不安がありますが、悪化させないようにしっかりと屈伸運動をして、ゆっくりと歩くのを心がけながら進みます。


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駐車場は登山口から少し低い場所にあり、いきなり長い石段から始まります。


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石段と坂道を10分ほど登ると別当出合いのバス専用駐車場にでましたが、正面の森の紅葉がいきなり目に飛び込んできます。


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青空と美しい紅葉にしばし見とれて立ち尽くしました。なんだか久しぶりにきれいな紅葉を見た気がします。


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登山口のモニュメントとつり橋ですが、写真でよく見るためか初めて見た気がしません。


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長いつり橋を渡って、登山道に取り付きます。白山への登山道はいくつかありますが、今回はもっともメジャーな砂防新道で行きます。


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つり橋の上から、眺める紅葉。ピークは少し上のあたりです。


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下山専用道との合流点は、もちろん右へと進みます。


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階段の上を見上げると、朝日に輝く紅葉の木々がドーム天井のようです。


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透過光で見る紅葉は、ほんとにきれいです。


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しかし、順光で見る紅葉も負けず劣らずです。PLフィルターで乱反射を取り除けばもっと深みのある色になりますが、いかんせんコンデジなのでフィルターを付けることができません。わざわざ一眼レフを持ち出すほどでもないので、ここはこれで良しとします。


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PLフィルター効果が得られない透過光は、コンデジでもいけます。ただし、実際に見たときの美しさは、なかなか再現できません。


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最初こそ急な階段もありましたが、おおむね緩やかで歩きやすい登山道が続きます。


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登るにつれて紅葉の彩度が高まってきたように感じます。


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中飯場の手前のあたりはまさにピークといった感じです。


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黄葉は晴れた日には金色に輝くので森が華やいで見えます。


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9:10 中飯場に着きました。


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黄葉した木々は青空を背景にするとひときわ鮮やかです。


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まさに秋真っ盛りといったところです。


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10分ほど休憩して、先を急ぎます。しかし、このあたりの標高が紅葉のピークのようで、登山道の両側には美しい風景が続き、ついついカメラを向けてしまうため、どうしてもスローペースにならざるを得ません。


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赤、青、緑の三原色が、見事でした。


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9:52 ようやく白山の姿が見えてきました。しかし、あの稜線がピークではありません。ピークはあのずっと上です。見えている稜線でさえかなりの高度差があるわけで、さすがに標高2000mに満たない中四国地方の山とはスケールが違います。


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10:17 甚之助避難小屋まで0.9kmの道標がありました。中飯場を出てからそろそろ1時間です。ここらあたりで休憩したいところですが、残り900mということなので、このまま進むことにしました。


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前方に険しい崩壊地が見えてきました。おそらく、甚之助谷上流部にある崖地だと思われるので、あの左上のあたりに甚之助避難小屋があるのだろうと見当をつけながら行きました。あの距離なら、あと30分ぐらいで着けそうです。


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真っ赤に色づいたナナカマドがひときわ目を引きます。


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10:58 急に開けた場所に出たと思ったらベンチが設置されていて、1時間半も休憩無しで登り続けてきてけっこうバテ気味だったこともあり、おもわずベンチに座り込んでしまいました。おそらく甚之助避難小屋はもう近いはずですが、この際この景色を見ながら空腹を満たすことが先決です。標高が高い山に登るということと、初雪が降ったという話も最近聞いているので、ウールの長袖シャツで登ってきたら、汗だくになってしまいました。なので、日当たりのいいこのベンチで休憩のついでに汗を乾かそうとの思いもありました。風が吹くと、ちょっと汗冷えする感じもあったので、服は乾いているにこしたことはありません。


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行動食を食べて、しばらく休憩してから出発しましたが、ベンチからわずか数分のところに甚之助避難小屋はありました。こんなに近いなら、わざわざあんなところにベンチなんか設置しなくてもよさそうなものですが、混雑している時は逆に離れたところのほうがゆっくり休めていいのかもしれません。


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すでに室堂の営業が終わっていることもあり、避難小屋のトイレは閉鎖されていました。中にある冬季用のトイレのみ使用可能です。



ここで一息。ぽちっと押して休憩としたら続きをどうぞ。




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ここから室堂までは2.3kmとのことですが、距離で示されてもコースの状況によって必要な時間は変わってきますから、どうもピンと来ません。


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これから進む方向はおおむねなだらかですが、地形図を見ると弥陀ヶ原に出る前にはそこそこきつい直登がありそうです。


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避難小屋のすぐ上の旧避難小屋があった場所(らしい)に水場があり、ベンチもたくさん設置されています。小屋の前はなぜだか人がたまるし、わざわざ人のいるところでタバコを吸う非常識な人間がいるので、できれば小屋前のベンチは避けたほうが無難です。水もあるし、人もいないしで、休憩するならこちらのほうが適しています。


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避難小屋から上では、紅葉はほぼ終わっていましたが、それでも鮮やかに色づいている木々もちらほら残っていて、往く秋を楽しめました。


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良く整備されていて歩きやすい登山道です。


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ちょっときつい勾配の階段もありますが、階段になっているだけましです。


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12:00 南竜道分岐です。右へ行くとテントサイトのある南竜ヶ馬場です。今回、最初はテント泊を考えていましたが、10月16日から室堂の白山荘が避難小屋として開放されているとのことだったので、より山頂に近い室堂の避難小屋を利用することにしました。なので、テントの分だけ荷物が軽くなって助かりました。


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分岐からはなかなかの好展望でした。


山と高原地図によれば、南竜道分岐と黒ボコ岩の間に3ヶ所の水場があることになっています。室堂の避難小屋で使う水ですが、室堂の水場が使えるかどうかわからないので、この3ヶ所の水場のうち上の2か所のどちらかで水を汲んでいく予定でした。今晩と明日朝の食事用と、明日の行動用及び今晩の飲料用で、合計3リットルが必要です。その上、これから室堂まで行くのに必要な分も考えると、3.5リットルは汲んでおきたいわけですが、できるだけフル装備で歩く距離を短くしたいというわけで、上の水場で汲むことにしたわけです。とはいえ、3ケ所ともだめな場合を考えて、避難小屋の水場で1リットルだけ汲んでおきました。


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この写真は下から2つめ目の水場だと思われます。避難小屋にあった水場はここからホースで水を引いているようです。一番上の水場の状況がわからないので、石垣の上に見える滝のような流れで2リットルを確保しました。


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こちらは先ほどの水場からもう少し登ったところにある水場です。順番から言えばここが一番上の水場、つまり下から3つ目の水場になるわけですが、ちょっと位置的に地図とあわないような気もします。ここにもホースが設置してあるので、避難小屋の水は2系統で取っているのかもしれません。どちらかは新しい避難小屋のものかもしれません。こちらの水場は、上の段に蛇口のようなものが設置されていて、水を汲むのはこちらのほうが便利ですが、石垣を越えるのがちょっと大変そうです。さっき2リットルを確保したし、今日の行動用の水はまだ半分くらい残っていたので、ここでは水を汲まずにいくことにしました。最悪、これ以上補給できなかったとしても、2リットルを節約して使えば十分明日の行動用の水も確保できます。


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水場を過ぎると森林限界を突破したのか、高い木はすっかりなくなり、草とハイマツや低木ばかりになってきました。


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次第に勾配がきつくなり、登山道にも大きな石がゴロゴロした状態になり、これまでと比べると歩きにくくなってきました。


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この登山コースで唯一の危険区間がここ。危険といっても、落石注意ということですが。それでも、急斜面を横切る区間なので、それなりに危険で滑落の恐れもないわけではありません。まあ、普通に歩くことができる状況なので、そちらの心配はあまりしなくて良さそうです。落石に関しては、通過中にパラパラと落ちてきたということはないので、それほどやばい状況ではないようです。上のほうにも注意を向けながら、すばやく通過すれば大丈夫でしょう。


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落石注意区間を通過すると、草つきの急斜面をジグザグに石段で登っていきます。いわゆる最後の難関です。これを登りきったら弥陀ヶ原です。


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標高が高くなったためか息が切れるので、ちょくちょく立ち止まって息を整えます。


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途中、延命水という湧き水がありました。山と高原地図には載っていない水場です。いや、もしかすると、黒ボコ岩と南竜道分岐の間にある3ヶ所の「水」マークのうち、一番上のマークがこれかもしれません。非常に細い流れでしたが、パイプの先から安定して水が出ていました。ここが最後の水場になるかもしれないので、飲みかけだった1リットルのプラティパスと0.6リットルの水筒を満タンにしておきました。これで3.6リットル確保できたので、室堂の水場が使えなくても安心です。


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別山を眺めながら延命水で小休止です。下に見える登山道が、先ほど通過してきた落石注意の区間です。


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落石注意区間からこんな道を登っています。けっこうしんどいです。


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小休止を終えて、急な石段を登り詰めていくと、前方に大きな黒っぽい岩が見えてきました。たぶん黒ボコ岩でしょうから、あそこまでいけばこの石段も終わりのはずです。


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13:15 予想通り、石段を登りきったところの大岩が黒ボコ岩でした。思ったほど大きくないという印象です。コースタイムよりもだいぶん遅いので、ここは休憩なしで通過します。


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黒ボコ岩の背後には、平坦な弥陀ヶ原が広がっていました。すのこ状の広い木道を歩きます。


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木道が終わると、再び上り坂が待っていました。地図には五葉坂と書かれています。これを登りきれば室堂です。


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登山道の脇には雪が残っていました。秋真っ盛りの登山口を数時間前に歩いていたというのに、このあたりはすっかり冬の気配が濃厚になっています。


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大きな岩が折り重なるように続く道を、一歩一歩登って行きます。それほどきつい勾配ではありませんが、疲れた体にはけっこう堪えます。


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13:45 ようやく五葉坂を登りきって、室堂ビジターセンターの赤い屋根が見えました。これでやっと荷物を下ろすことができます。駐車場から6時間近くかかってしまいました。コースタイムだと4時間強ですから、ずいぶんのんびりと登ってきたものです。紅葉時期ですから、しょうがないですね。


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すでに営業を終えた室堂ビジターセンターは、扉を閉ざしてひっそりとしています。入口前に5~6人がいましたが、駐車場の車の数から想像していたよりもずっと人が少ない状況です。


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目指す白山荘は、左手奥にある建物です。


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冬季避難小屋として開放されているので、雪のない現在でも入口は2階になります。大荷物の場合、梯子を上って狭い入口から入らないといけないので、これがけっこう大変です。


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入口ドアにはドアノブがついていたので、握って回すのかと思いきや、ドアノブ自体を水平に動かして開閉するという、変な構造でした。まさに上についている説明板の矢印のとおりに動かすと開閉できます。中に入ってみると、先客はいませんでした。がらんと広い小屋の中は薄暗くて、ひとりで泊まるにはちょっと気味が悪い感じもしますが、寝てしまえば同じです。


とりあえず、荷物を小屋に入れて、寝床の準備をしておきます。カメラと防寒着、行動食、水を折りたたみの小型バックパックに詰めて外に出ました。


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水場は白山荘冬季入口のすぐ左手下にあります。裏からぐるっとまわって行ってみると、排水溝のようなパイプからちょろちょろと水が出ていました。壊れているものの下に流し台もおいてあるぐらいなので排水ではないと思いますが、水が出てくるパイプの内側は茶色く汚れているし、本当に飲めるのかと疑わしい感じでした。なので、ここでは水を汲まないで、担いできた水だけを利用することにしました。なお、その後ここで水を汲んで飲んでいる登山者を二人ほど見かけたので、とりあえず問題はないようです。


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室堂ビジターセンターの後ろに回ってみると、白山を背景に建て替えたばかりらしい新しい神社がありました。


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15:03 神社の右手に作られた臨時の登山道から、白山最高峰の御前峰をめざします。

白山18日1


つづく。

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| 2015年10月 白山 | 10:34 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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雪と紅葉の白山

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1泊2日でちょっと強行軍でしたが、前から狙っていた白山に登ってきました。登山口の別当出合いのあたりは紅葉が盛りで、登るにつれて晩秋の様子になり、山頂部では雪景色を見ることができました。


ここで一息。ぽちっと押して休憩としたら続きをどうぞ。



下山後、刈込池にも訪れて、とりあえず好天の下で行きたかった場所を訪れることができてラッキーでした。しかし、強行軍の後遺症で、強烈な筋肉痛と睡魔に襲われています。こういうときに限って仕事の現場が遠く、居眠り運転を起こさないように必死で眠い目をこすりながら無事仕事から戻ってきました。レポはのちほど。



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| ヤマネタ・ニュース | 16:20 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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ふぉとログ #19 秋陽に光る

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2000年10月27日撮影。晴天を狙って訪れた群馬県照葉峡で出あった金色に輝く大樹。カツラの木だったように思うのですが、なにしろ昔のことなので記憶は定かではありません。これほどまでにまばゆく光り輝く金色の黄葉をみたのは、後にも先にもこれが初めてです。黄葉のタイミングと太陽光の強さや角度が見事にあわさってのことだと思います。最近は秋の山をじっくりと楽しむ機会がほとんどなくなってしまっているので、今年は可能な限り秋山を訪れてみたいと思います。



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| ふぉとログ | 21:07 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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わずか90gの軽量マクラ: プロモンテ ZZマクラ

イスカ ノンスリップピローが空気漏れを起こしたので、新しい枕を買いました。前の記事でも書いたとおり、ノンスリップピローは収納時のサイズも28×8cmとそれなりにかさばるのが気になり始めていたので、もっと小型軽量な枕はないかと探してみたところ、プロモンテのZZマクラという軽くて小さめのマクラが見つかりました。

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ZZマクラの寸法は、32×17cm、90gと小型軽量。対してイスカ ノンスリップピローは30×40cm、190gと、ZZマクラの約2倍の大きさ重さになります。その分、クッション材の量も多く、頭を載せたときの安定感はノンスリップピローのほうが優れています。ZZマクラは、30×20cmぐらいのほうが頭を載せたときの安定感がよさそうかなと感じます。

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ZZマクラは、自然に膨らんだ状態ではノンスリップピローよりちょっと低いぐらいです。写真で見てわかるとおり単3電池が約5cmですから、約7cmの高さがあります。ノンスリップピローは約8cmあります(公式には5cmとなっています)。ただ、ZZマクラのほうがクッション材が少ないようで、頭を乗せるとわりと沈み込みます。高めのマクラがいいという場合は空気を入れて膨らませないと高さを維持できませんが、空気で膨らませるとほぼ空気マクラと同じ感触になり、頭を動かすとボヨンボヨンと反発するので、寝心地はそれほどいいとはいません。少し空気を抜いて、クッション材の反発を感じられるぐらいのほうが寝心地はいいのですが、それだと少し低いかなと感じます。なので、着替えなどを入れた袋を頭の下に敷いてかさ上げしたほうが良さそうです。サイズが小さいので寝袋のフード部分の内側に入れて使うことができ、ノンスリップピローよりもマクラが逃げにくいと思います。



ここで一息。ぽちっと押して休憩としたら続きをどうぞ。




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収納サイズは、ZZマクラが17×約6cm、ノンスリップピローは28×8cmで、圧倒的にZZマクラのコンパクトさが光ります。今まではバックパックの巾とノンスリップピローの巾がほぼ同じなので、パッキング時にけっこうかさばっていましたが、ZZマクラだと隅のほうの隙間に押し込んでやることができます。

ZZマクラの優れているところは、エアーバルブの構造です。ノンスリップピローはねじこみ式なので、空気を入れるとき口から離したら急いでバルブをまわして閉めないと空気が漏れてしまいます。これがけっこう面倒だし、どうしても多少の漏れが起こるので、あまり効率がよくありません。ZZマクラは、押し込んで回す方式です。回転角が40度ぐらいしかないので、口をバルブにつけたままロックすることが可能で、とても効率よく空気を入れることができます。もともと小さいので、たくさん空気を入れる必要もありませんし、自然に膨らんだ状態で十分なので、実際には空気を吹き込む作業は必要ないかもしれません。

とりあえず、新しい枕が手に入ったので、ノンスリップピローは自分で修理を試みてみようと思います。



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| 寝袋・マット・枕 | 12:56 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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イスカ ノンスリップピローの修理はあきらめました

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8月の山行でイスカ ノンスリップピローの空気漏れが発生したという記事のその後です。この写真を撮った時は、中心部分だけがハクリした状態でしたが、その後どんどんハクリが進んで、いまではほぼ片側一面ハクリした状態になってしまいました。


メーカーに修理可能か問い合わせたところ、モノを見てみないとなんともいえないので送ってほしいとの連絡がありました。ただし、製造後5年以内であれば生地不良等のメーカー側の原因による不具合は無償修理だが、通常使用による穴あきなどユーザー側の原因による不具合および製造後5年を経過しているものは有償修理ですとのこと。さらに、ハクリや加水分解による空気漏れで修理不可の場合は、修理自体を断ることもあるとの回答でした。


製造後の期間は、枕のバルブの対角側ミミ部分に印刷してあるRINナンバーの数字が21101-3以上であれば5年以内とのことでした(8月末時点)。確認してみると、21101-1となっていたので、5年を過ぎているようです。症状からすれば、気密層と表生地のハクリが原因だと考えられるので、修理そのものができない可能性が高く、できたとしても有償です。


送料+修理代が新品の購入費1,900円よりも安くなるとも思えないので、修理するのはやめて新しい枕を購入することにしました。ノンスリップピローはクッション性がよく枕としては気に入っていたのですが、購入時にはコンパクトだと感じていたものの、最近収納時の大きさがけっこうかさばると感じていたところだったので、もう少し小さくて軽いものを探すことにします。


ノンスリップピローは、自分で表生地を切って、内部の気密層との接着を試みて、修理できれば車中泊用のまくらにしてもいいし、無理ならお役御免ということになりそうです。


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| 寝袋・マット・枕 | 21:31 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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秋めく四国の縦走路: 剣山から三嶺へ その3

2015年9月20日(日)~21日(月) 徳島県三好市 剣山(1955m)・三嶺(1894m)単独避難小屋泊


白髭避難小屋での夜は、妙に暖かくてなかなか寝付けませんでした。そもそも南アルプスで試用するつもりだったモンベル ダウンハガー800#1をそのまま持ってきたので、標高1700m程度の山で使うには過剰なスペックだったのです。宿泊者は避難小屋の中でバーナーを使って食事をしたので室温があがっていたということもありますが、夕方からガスが出て気温があまり下がらなかったので、室温も18度からほとんど下がらず、明け方になっても15度ぐらいを保ったままでした。そのため、寝袋の中に入っていると暑くて寝られないので、寝袋のジッパーを全開にして掛け布団のようにして寝たのでした。こんなに冷え込まないのであれば、保温性能が落ちたニッピンの寝袋で十分でした。ただ、暖かくないわりにダウンハガー800#1より重いので、持って来るメリットがありません。真夏用のイスカ チロルだと秋口は辛いし、ダウンハガー800#3ぐらいの3シーズン寝袋を購入する必要がありそうです。


午前3時過ぎに起きて、窓から外を覗いてみるとわずかですが星が見えていました。星空写真が撮れるかもしれないので、カメラと三脚を用意して外に出てみましたが、雲の切れ間に少しばかりの星空が覗いているだけでした。


星空写真はあきらめて小屋に戻り、そっと朝食を食べてからパッキングをし終えました。


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4:50 まだ周囲は真っ暗ですが、三嶺に向けて出発です。7時に三嶺山頂に着ければ、天狗塚まで縦走し、久保に下山するという当初の計画通りに行動するつもりです。もしも7時よりも到着が遅くなるようなら天狗塚方面はやめて、三嶺から菅生(すげおい)に下山して、いやしの郷で温泉に浸かってからバスで見ノ越に戻ることにします。


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白髭避難小屋から白髭山分岐のあるピークまでは、コースタイムで10分となっているので、ちょっとした坂道を登っていく感覚です。山頂近くになるとこのようなうっそうとした薮のようなところを潜り抜けていくのですが、夜に通るとなんとなく薄気味悪い感じがします。


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5:03 白髭山分岐です。三嶺方面は右に進みます。


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分岐のすぐ先にピークがありました。たいして広くはありませんが、そこそこ展望がありました。


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東の空には朝焼けの雲が広がり、その上には残月が輝いていました。このままここで朝焼けと日の出の撮影をして行こうかと思いましたが、この日の日の出時刻は5:48頃です。まだ40分も時間があるので、この先のピークであるカヤハゲまで行けそうです。それに、今見えている状況からして、このピークからは日の出の方角が剣山や次郎笈から右手にずれていて、山が何もない地平線から太陽が出てきそうです。朝焼けの写真にしても日の出の写真にしても、地上の風景が地平線や水平線しかない写真は、写真として面白くありません。ここから北にあるカヤハゲからなら、もう少し剣山や次郎笈のシルエットと絡めることができるかもしれません。このピークからカヤハゲまでのコースタイムはちょうど40分ですし、山頂まで行かなくても手前の東向き斜面からで十分展望がありそうです。ということで、急いでピークを下り、隣のカヤハゲを目指しました。


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5:28 カヤハゲへの登り返しの途中にある、韮生越(にろうごえ)の道標です。なぜか鐘がつるしてありましたが、ガスったときのためのものなのでしょうか。


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山頂まで5分ぐらいのところで振り返ると、日の出前の朝焼けが始まっていました。思ったとおり、山の稜線とからめた構図にすることができそうです。


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最初にコンデジで数枚撮影してから、荷物を下ろして一眼レフを取り出して撮影しました。シャッター速度が十分稼げるので、手振れ補正のおかげもあって手持ち撮影だけですみました。


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日の出10分前ぐらいが一番朝焼けの雲が広がった瞬間でした。太陽柱らしき現象も見えています。このあと、急速に赤味が薄れてきたので撮影を終えてカヤハゲ山頂に向かいました。


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5:55 カヤハゲ山頂です。カヤとはススキに代表されるイネ科植物の総称ですが、名前のとおり山頂にはたくさんのススキが生えていました。見た目には、カヤが生えた禿山なので、カヤハゲという名前がぴったりです。


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カヤハゲ山頂からちょうど日の出を見ることができました。といっても雲の隙間に光が見えるという程度の日の出でした。


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カヤハゲは三嶺のとなりのピークになるので、三嶺まではわずか2kmしかありません。


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少し休憩しているうちに、青空が広がってきました。まだ日の出の余韻が残るこの時間帯の空は、雲の立体感も強調されて美しくドラマチックです。


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朝日の光の影響ですこしばかり赤味がきつくなった三嶺です。山と空の比率をこれぐらいにすると、カメラ任せの撮影では山の暗さに露出が影響を受けるので空は白く飛んでしまいます。そうならないようにRAWモードに切り替え、大きくマイナス補正して空のトーンを残した状態で撮影しておきました。現像時にシャドウ調整で暗く沈んでいた山の表情を出し、空のトーンが飛んでいない写真に仕上げました。一眼レフなら、撮影時にハーフNDフィルターを使って空のトーンを下げてやればいいのですが、コンデジはフィルターの取り付けができないので、現像時に調整してやるしかありません。


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カヤハゲの山肌はコケの絨毯が広がっていてきれいでした。こちらは北側の斜面になるので、東側の斜面に比べるとコケの生えた部分の面積はかなり広くなっていました。


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カヤハゲ山頂から下ってきた最初の鞍部には枯木が2本あり、背後には三嶺が見えていました。なかなかいい画になりそうなので、荷物を下ろして三脚を据えて撮影しました。ちょうど朝日が雲間から差込んできて、世界がほんのり赤く染まりました。


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撮影に20分ほどついやしてから、軽い登りと下りを繰り返しながら三嶺へと向かって進みます。


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7:10 前方の視界が開けて、目の前に巨大な岩が聳える尾根が三嶺へと駆け上がっていくのが見えました。尾根を覆う木々は、わずかに色づき始めていて、朝の太陽がそれを鮮やかに照らし出しています。尾根に突き出した巨岩は、さながら三嶺をまもる前鋭鋒、すなわちジャンダルムのような雰囲気で、あらゆるものを拒むかのように尾根上にどっかりと居座っています。


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右手奥には、三嶺の山頂部にある断崖も見えています。


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5~6階建てのビルぐらいの高さがありそうな巨岩は、近づくにつれてその存在感が増すばかりで圧倒されます。


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巨岩の下で荷物を下ろして、しばらく撮影に時間を使いました。その後、ここから始まる急登に取り付きます。まずはこの巨岩を越えなければいけません。といっても、直接クライミングするわけではなく、右側から巻いていくように道がつけられています。


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上のほうは鎖場になっていますが、傾斜そのものはそれほどきつくはないので、鎖がなくても登れそうです。さらにここを右手方向に巻く道もあるので、見た目ほど難所というわけではありませんでした。


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巨岩を巻いて尾根上に出てみると、秋の装いに変わりつつある尾根がきれいでした。ちなみ、この巨岩の上に登ることもできます。


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巨岩の上にあるまっすぐな急登を登りきると、少し傾斜が緩くなり、その先に三嶺の頂が見えました。最後の急坂がまっていますが、距離的にはあまりないので、10分もあれば山頂につきそうです。


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笹に覆われた山頂直下の斜面が、朝日に照らされて緑のじゅうたんのように光っていました。


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8:11 急登をこなして山頂に飛び出ました。



ここで一息。ぽちっと押して休憩としたら続きをどうぞ。




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誰もいない山頂で、とりあえず自撮り。荷物を下ろして休憩しながら、このあとの行動をシュミレーションします。すでに時間は8時を回っており、天狗塚方面への縦走は却下決定です。名頃へ下山するのが一番距離も短く時間もかからないし、バスの料金も少し安くなるのですが、下山してからバスの時間までわりと暇をもてあましそうです。なので、予定通り菅生に下って温泉で汗を流して、バスで見ノ越に戻るというコースで行くことにしました。


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山頂から避難小屋へ続く登山道を途中から左の笹原に向かう踏み跡をたどって、菅生への分岐路へとショートカットして進みます。


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避難小屋から見て西側にある菅生への下山道分岐です。このコースを歩くのは初めてですが、一般登山道なので迷うことはなさそうです。


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8:33 下山道はいきなり地面も見えない笹原の中の薄いトレースになっていて、あまり使われていないのではないかという不安が一瞬よぎりました。笹で見えない地面を足で探るようにしながら下山を開始しました。


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少し先に鹿除けのフェンスがあり、紐で閉じられたポールを解いてフェンスを開けて通過しなければなりません。この紐が4箇所もあって、しかも結びがけっこう解きにくくて凄く面倒でした。結局一番下は解かずに、上3つが解けた時点でできた隙間から体を出して、また紐を結びなおして下山を続けました。


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しばらく進むといきなり傾斜のきつい下りになり、しかも踏み跡がややわかりづらくなってきて、やっぱりあまり利用されていないコースなのかもしれないという不安が頭をもたげてきます。


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しかし、鞍部まで降りてくると向かいのピークに登り返すコースは踏み跡がしっかりしており、少し安心できました。


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1791mピークを越えていきます。このコースの唯一の登り返しをこなしたので、後は下るだけです。


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1791mピークから西を見ると、遠くに台形の特徴的な山が見えていました。おそらく石鎚山でしょう。秋の石鎚山にもまた登って見たいものです。


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下って行くと、見事に紅葉したモミジがありました。気の早いモミジです。


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9:06 いきなり平坦な牧場のような場所に出てきました。1791mピークの北側の標高1700~1750mあたりにある等高線の間隔が広いテラス状の場所のようです。


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北東方向に向かって広々とした笹原が広がっていました。


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笹原から先は、やや薄暗い感じのする森になりました。登山道脇には真っ二つに裂けた巨岩があり、その上に根を下ろした杉が割れ目から根を地面に伸ばしてして、生命力の凄さを目の当たりにした気分です。


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岩の上で根を張り巡らせた苔むした巨木。


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倒木もコケのベールで覆われています。北側斜面ということで、わりと湿気が多いのかもしれませんが、このあたりの森は人の気配が薄く、とても深い原初の森のようでした。カラッと明るい名頃ルートとはまったく雰囲気が異なります。


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斜面の傾斜が猛烈にきつくなってきました。道はジグザグに向きを変えながら下っていきます。


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急傾斜の下りで再び膝痛が出てきましたが、ようやく急斜面を下りきり、1578m地点を通過すると比較的なだらかな尾根道になってきたので、膝の痛みに苦しめられる度合いは減ってきました。


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標高1500mあたりで尾根から右へと下ると、広大な杉林の中を延々と歩き続けます。どっちを見ても似たような杉が林立する森の中なので、うっかりすると道迷いしそうです。トレースもやや薄い感じです。ただ、切り株の上などに小さなケルンが積んであったりするので、ガスが出てもそういう手がかりを慎重に探しながら行けばなんとかなりそうな感じです。


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かなり痛んで、体重をかけると大きくたわむ丸太橋を慎重に渡ります。


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10:23 いい加減杉林にうんざりしてきた頃、作業小屋の廃屋がありました。地図にも出ている場所です。膝の痛みが増してきたこともあって、ここで小休止をとりました。


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15分の休憩を終えて、出発します。ここから先は観光用モノレールをくぐるまではほぼ等高線に沿った水平な道です。膝には優しいし、歩きやすいので時間を短縮することはできますが、どんなに歩いても標高は下がっていないので、実質的には無駄な時間を費やしているような気がしました。


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10:45 モノレールの軌道をくぐります。


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少し歩いたところで左へUターンするように道が下り始めました。ここからは、モノレールの軌道をジグザグに大きく縫うようにしながらひたすら下っていきます。連休ということで、モノレールは営業しており、観光客がモノレールで上がってくるわけですが、僕を見つけると、「あんなところを人が歩いているよ」などと物めずらしそうに言っているのが聞こえてきます。なんだか見世物にされているようで、あまり楽しくない区間です。


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誰もいない森の中をひたすら歩き続けます。膝の痛みをストックでかばいながら、1秒でも早く下山できるように、休憩もとらずに下山を続けました。


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11:23 ようやく林道に出ました。これで登山道とはおさらばです。あとはフラットな林道をたどっていけば、その先に温泉が待っています。


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11:38 いやしの郷の温泉に着きました。温泉につかってようやくゆっくりと休憩することができました。


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温泉で1時間のんびりしたあとは、バス亭まで歩きです。普通に歩くとけっこう距離があり、20分ぐらいかかりそうです。


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15分ほど歩いたところで、KDDIの携帯用中継基地が道端にあり、そこから林の中を抜けて下に下りると、小学校の前にある橋に出ることができました。バス停はこの橋を渡ったところにあるので、まっすぐ歩いて国道439号線の橋を経由するよりも5分ぐらい短縮できたと思います。


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13:05 時刻表も何もないバス亭です。事前に13時18分というのは調べていたので、15分前にはバス停で待つようにしようと思っていました。いい時間です。なにしろ田舎のバスなので利用客が少ないでしょうから、バス停を素通りしてくると予定よりも早く来る可能性があり、時間どおりに来て待っていてもすでに通過してしまっていたということになりかねないと考えたわけです。しかし、実際には20分ちかく遅れてやってきました。運転手さんによると、連休で車が多く、狭い道ですれ違いを繰り返すのに時間がかかり、それが遅れの原因になったそうです。しかも、このバスは市営で、一つ前の久保が始発ですが、接続する四国交通の池田発のバスが遅れすぎて、そのバスに乗ってやってくる予定の登山客を乗せずに来たとか。連休に剣山方面に来る時は、貞光方面から国道438号線で来たほうが良さそうです。


バスに乗ってからも、なんどかすれ違いで時間がかかったりして、結局見ノ越には30分遅れで到着しました。見ノ越手前からは数百mに渡って、路肩にびっしりと車が駐車してあり、すれ違いもままならないような状況でした。


帰路は当然ながら国道438号線で貞光経由で帰りましたが、すれ違いで渋滞することもなく、すいすい走って帰ることができました。

おわり。

剣山三嶺21日1

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| 2015年9月 剣山~三嶺縦走 | 22:39 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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