ヤマふぉと

山の自然や風景をゆったりと眺め、写真を撮るために山に登る。だから、登頂や縦走を目的とせず、好きな山域でテントを張ったり小屋に連泊して、カメラ片手にのんびりと過ごす。そんなスローな山登りを楽しんでます。

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秋めく四国の縦走路: 剣山から三嶺へ その2

2015年9月20日(日)~21日(月) 徳島県三好市 剣山(1955m)・三嶺(1894m)単独避難小屋泊


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8:42 休憩を終えて丸石に向けて歩き始めました。目の前の笹で覆われたピークを乗り越えると鞍部にむけてやや下った後、一段高いピークにむけて再び登り返します。


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9:03 登り返した先のピークが1683.8mの丸石でした。名前から想像して、大きな丸い石でもあるのかと思っていましたが、名前を連想させるような石は見当たりません。何由来の名前なんでしょうか。


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振り返ると、笹原に覆われたたおやかな縦走路が遥か次郎笈まで続いているのが見えます。もうこんなに歩いてきたのかとちょっとびっくりですが、先はまだまだこの倍以上の距離があります。


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丸石山頂からは右(北)と左(南)に踏み跡が分かれていました。どちらに行けとも書かれていないので、自分で判断するしかありません。見た目には右方向の踏み跡のほうが尾根筋のトレースなので縦走路っぽいのですが、地図で確認したら右は間違いです。


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正しいルートである左の踏み跡を下っていきます。


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これまでの笹原の尾根と違って、丸石からは樹林帯の尾根道が続きますが、林床は笹が茂っていて石や木の根にてこずることもなく、なだらかに下る道なので歩きやすい状態でした。


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9:32 丸石避難小屋に到着です。丸石山頂から約30分かかっていて、思ったよりも距離があったという感じです。樹林帯の中に建っている避難小屋なので、ちょっと薄暗い感じのする小屋でした。


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二重になっている扉を開けて中に入ってみると、がらんとした小屋の中はそれなりにきれいに使われていました。小屋の周囲は比較的平坦ですが、テントを張るにはそれほどいい条件ではなさそうです。少し三嶺方向に進んだあたりに日当たりのいい草地があったので、テント泊するならそのあたりのほうがいいかもしれません。どうせ水場もトイレもないので、小屋のそばにテントを張る必要もないでしょうし。


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9:50 小屋の中で行動食を食べながら少し休憩したあと、先を急ぎます。


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小屋から少し歩いたところで分岐がありました。


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まっすぐ行けば奥祖谷かずら橋に降りる道。三嶺方面への縦走路は左です。


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奥祖谷かずら橋ルートへの分岐からは緩やかな登りが続きます。この先、1604mのピークを越えて、その後この縦走路の途中にある最も標高が高い高ノ瀬(こうのせ)1741mへの登りが待っています。地図で見ると、高ノ瀬の手前、標高1650~1700mあたりの等高線が詰まっているので、そのあたりがもっとも傾斜のきつい場所だと思われますが、それ以外はとくに難所のような場所はなさそうです。


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1604mのピークを過ぎたあたりに、広くてフラットな草地がありました。目の前に高ノ瀬を眺められる場所です。テント泊によさそうな草地でした。ここからなら、高ノ瀬の少し下にあるイセの岩屋の水場まで片道20分ぐらいなので、テント泊をするなら丸石避難小屋よりも便利かもしれません。


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1604mピークからわずかに下った鞍部を過ぎると、高ノ瀬への登りが始まります。


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進むにつれて次第に尾根は狭くなり、傾斜も徐々に増してきます。


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10:26 水場(イセの岩屋)と書かれた道標がありました。縦走路から200mのところにあるらしいのですが、実際に行って確かめたわけではないので、水が出ているのかどうかはわかりません。とりあえず、水場はあるということのようです。


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水場への道標を過ぎると、急に岩が折り重なる急傾斜が出現しました。岩の上を踏み跡が通っているため、すこしルートがわかりにくいところもありましたが、良く確認しながら進めば大丈夫。


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赤く染まった葉っぱを発見。枯木に寄生したツル植物のようです。今回の縦走で初めて秋を感じた瞬間でした。


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岩ゴロの急登をクリアすると、枯木の点在する急斜面が現れました。この上が高ノ瀬の山頂のようですが、そこまでの道はけっこうきつい登りが続きます。この区間で、ストックの石突につけていたゴムキャップが左右ともにとれてなくなってしまいました。トレースが赤土のやや粘っこい柔らかい状態だったため、体を引き上げるのに体重をかけるとストック先端が土の中にめり込んで、抜くときにキャップが外れてしまったようです。すぐに気がついて探してみましたが、なにしろ赤土の中に埋め込まれた状態になっているので、簡単に見つからず、重い荷物を背負って腰をかがめて探すのもしんどいのですぐにあきらめました。


帰宅後、アマゾンで送料込みで4個280円という格安のラバーキャップを購入しましたが、純正品となんらかわらないフィット感があり、必要にして十分な品質でした。ただ、お店によって関東以外は送料が必要なところもあるようで、検索して最初に出てきたところで購入しようとしたところ、会計のときに送料が追加されていたので、全国どこでも送料無料と明記されたGLASというお店で購入しました。今みると、なぜかこのラバーキャップの販売店一覧にGLASは入っていません。在庫がなくなったのかもしれません。どこで買うにしても、ネット通販は決定ボタンをクリックする前に金額の確認を忘れずに!





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10:46 高ノ瀬山頂に着きました。山頂の少し先に見える枯れ草の草地で荷物を下ろしてゆっくりと休憩をとります。


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枯木の向こうに次郎笈と剣山が仲良く並んで聳えているのが良く見えます。


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南側はこんな感じで山波が続いています。日当たりが良く、展望もあるので、グランドシートを広げてのんびりと休むのにいい場所でした。うっとおしい虫もいないし、秋の山は本当に快適です。



ここで一息。ぽちっと押して休憩としたら続きをどうぞ。





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11:06 おにぎりと水分を補給して、出発です。地図のコースタイムでは、白髭避難小屋まで約2時間です。13時に白髭避難小屋に着ければ、そこから三嶺まで2時間強ですから、15時過ぎには三嶺山頂ヒュッテまで行けそうです。すっかり三嶺まで行くつもりで歩き出しましたが、この後はなぜかペースが上がらず、思い通りにはいかなかったのです。


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高ノ瀬山頂からはしばらくフラットで快適な道が続きます。


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やや下って鞍部を通過すると、石立山分岐のある1738mピークに向かっての登り返しがあります。


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それなりに傾斜はありますが、それほどきつい登りではありません。


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尾根が狭まって、右手に鹿除けのネットが出てくると1738mピークももうすぐです。山と高原地図にはこの1738mピークは表示されていませんが、石立山分岐がある場所が1738mピークになります。実際には、ピークの少し手前に分岐の道標が立っていました。


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11:32 1738mピークです。実際のピークはこの写真の少し手前ですが、4人パーティーが大きな声で騒いでいたので、止まらずに通過しました。地図は山と高原地図しか持っていなくて、このピークの表示がなかったため、最初はここがもうひとつ先にある1732mピークだと勘違いしていました。なので、前方に見える笹原の山が三角点のある1700.9mのピークで、その向こうに白髭避難小屋があるのだと思っていたのでした。実際には、先に見えている笹原の山が1732mピークです。


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1738mピークを通過し、1732mピークとの鞍部に向けて下っていきますが、この下りの部分がちょっと厄介な箇所がありました。特に危険というわけではないのですが、傾斜のあるトラバース道のようになっていて意外と歩きにくい場所でした。また、妙に獣臭がきつく、気分的にも不快感がありました。


鞍部まで降りてきたところで、休憩に良さそうな石があったので小休止をとりました。1738mピークを1732mピークと勘違いしていたこともあり、地図を見ながら、高ノ瀬から1732ピークまで1時間のところを40分ほどで来れたのはラッキーなどと思っていたのです。


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1732mピークは、笹原に覆われた緑のじゅうたんのような山で、枯木と巨岩が点在する面白い場所でした。


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青空に白い雲との取り合わせが絶妙で、この縦走路の一番のみどころかもしれません。


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道は尾根通しではなく南側斜面を巻くように続いているので、それほど傾斜もきつくありません。


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南側斜面の巻き道から尾根上に上ってくると、正面に三嶺が現れました。広い笹原の中を山嶺に向かって伸びる縦走路が凄い開放感で、1732mピークは気持ちのいい場所でした(この時は三角点のある1700.9mピークだと思っていたのですが)。


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広々とした笹原のピークを過ぎて下り始めると、今度は一転して樹林帯の道になりました。この頃から左膝に痛みが出始め、下りで膝に力を入れるのが辛くなってきました。そのため、ストックで体を支えながら左膝にできるだけ負担をかけないように歩くようになり、ペースがだいぶん落ちてしまったようです。


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鞍部を過ぎ、1700.9mピークへの登り返しが始まると、体もしんどいと感じてきました。行動食は休憩時にとっていますが、シャリバテなのか、それとも睡眠不足による疲労なのかもしれません。下りは膝が痛く、登りは体がしんどくてパワーが出ず、どうも調子が悪くなってきたようです。


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道は急斜面を直登しないでトラバースしながら続いているのでそれほどきつくはないはずですが、なんだかものすごくきつい登りに感じて、ゆっくりと脚を進めました。あの上の尾根まで登れば白髭避難小屋があるはずと思いながら・・・


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しかし、白髭避難小屋などありませんでした。ピークをひとつ間違えているので、避難小屋があるわけがないのですが、自分の位置を勘違いしているのだからなぜないのかが理解できません。いったいどういうことだと怒り半分で不思議に思いながらも歩き続けました。


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12:53 やがて、展望の開けた広いピークのような場所に着きました。みると三角点が設置されています。山と高原地図をもう一度しげしげと見返してみて、ようやく今自分がいるところが1700.9mピークであるということがわかったのでした。とすると、さっき通過した笹原の広々としたピークが1732mピークだったのです。そういえば山と高原地図には1732mピークのところに、”三嶺が見える平坦な笹原”と書いてありました。石立山分岐がある1738mピークは笹原ではなく草地の比較的狭いピークで、三嶺は見えていなかったのになんで勘違いしたのかわかりません。ガーミンのGPSで確認すればすぐにわかったはずですが、今回南アルプスに行くつもりで準備していたこともあり、剣山~三嶺間の縦走路の地形図データをGPSに入れ忘れていたのでした。地図が表示されないわけではないのですが、地形図ほど細かい表示はないので、大まかな場所の確認しかできなかったのでした。


正しい現在地がわかり、白髭避難小屋までまだ下らないといけないということで、力も抜けてしまいました。グランドシートを広げて座り込むようにして休憩をとりました。とにかく、シャリバテしないように最後に残ったおにぎりをたべ、アミノ酸の粉末やスポーツドリンクも飲みました。痛みの出ていた膝や脚をマッサージしたりして、かれこれ20分ほど休憩しました。


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この1700.9mの山頂も広々とした草地になっていて、気持ちのいい開放感がありました。


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休憩を終えて樹林帯の道をゆっくりと下っていきます。いったん下ってから1692mのピークへの登り返しをこなして、再び膝につらい下りが始まります。


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下っていた道も次第に緩やかになり、前方に笹原の草原のような鞍部が見えてきました。この時はわかりませんでしたが、この鞍部が白髭避難小屋のある場所でした。


13:41 白髭避難小屋に着きました。疲れていたせいか、避難小屋の写真を撮るのをすっかり忘れていましたが、丸石避難小屋とつくりも大きさもまったく同じ避難小屋です。ただし、こちらは笹原の中に建っているので、日当たりも良く、明るく開放感のある避難小屋でした。


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小屋の中に荷物を下ろし、水や行動食を持って小屋前の草原から山嶺を眺めながらどうするか考えました。ここから三嶺山頂まで2時間強かかります。途中に二つのピークを越えていきますから、当然2回下りをこなさないといけません。さらに最後は三嶺への登り返しがあり、これがけっこうきつそうです。疲れた体に最後が一番きつい登り返しというのもなかなか厳しいものがあります。


そもそも、13時到着予定だった白髭避難小屋に40分遅れで到着しており、14時に出発したとしたら三嶺頂上ヒュッテに着くのは良くて16時過ぎ。へたをすると17時頃になるかもしれません。泊まれないほど混雑していることはないと思いますが、そこそこ人はいるでしょうから、場合によっては場所を空けてもらうことにもなりかねません。膝の痛みも心配だし、へとへとになって夕方に到着というのも、翌日の行動を考えるとあまり賢い選択とは思えません。三嶺山頂直下の傾斜のきつい尾根を眺めていると、とても今からあそこを登り返す気力も体力もないなあというのが実感でした。


となると、今日の行動はここで打ち切り、ゆっくりと体を休めるのが得策。結論は出ました。白髭避難小屋が今日の宿泊場所になりました。このとき、僕以外にはバックパックが2つデポしてあるだけで、宿泊者は他に誰もいませんでした。時間が時間だけにこれから増える可能性はありますが、とりあえず大混雑になることはなさそうです。


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荷物を解き、自分の寝床を確保してから、汗で濡れた帽子や手袋、タオルを日の当たる屋外にストックを突き立てて物干し台代わりにして乾かしている間に、一眼レフカメラを持ってぶらぶら散策してみました。


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でも、枯木と三嶺と青空以外にこれといって撮るものもなく、夕方になるにつれて雲が出てきて、夕日や夕焼けも見られず、しまいにはガスに閉ざされてしまい星空さえも見られずじまいでした。


結局、この日の宿泊者は全部で5名でした。僕以外は、単独行の男性と女性が各1名。バックパックが置いてあったご夫婦。外にはテントが一張。バックパックをおいて出かけていたご夫婦は、三嶺まで行って帰ってきたとのことで、日が暮れる直前の18時過ぎになってようやく戻ってきました。単独行の女性が白髭山分岐で14時頃すれ違って山嶺に行くと聞いたといっていたので、行先はわかっていたものの、18時前からガスが出て視界が効かなくなったことや、ヘッドライトを持っているのかどうかもわからないので、暗くなっても戻ってこなかったら捜索に行かないといけないと小屋にいる3人で話をしていたのですが、とりあえず遭難騒ぎにならずにすみました。


なお、白髭避難小屋近くの水場は、小屋から少し三嶺方面に歩いて、左手に下る踏み跡をたどって行った先にあるようです。僕は行っていないのですが、他の宿泊者が水汲みにいって戻ってきているので、水も枯れずに流れているようです。

つづく。

剣山三嶺20日2

剣山三嶺20日3



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| 2015年9月 剣山~三嶺縦走 | 11:21 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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秋めく四国の縦走路: 剣山から三嶺へ その1

2015年9月20日(日)~21日(月) 徳島県三好市 剣山(1955m)・三嶺(1894m) 単独避難小屋泊


今年は9月の祝日の並びが良く4連休になっていたため、南アルプスへの遠征を予定していました。しかし、連休中日の22日が仕事でつぶされてしまい、長期の山行はあきらめざるを得なくなってしまいました。そこで、8月の初旬に腰痛で撤退した三嶺~剣山縦走のリベンジに行って来ました。


前回、三嶺の登山がけっこうきつく、剣山から登った方が楽だと悟ったので、今回は剣山から三嶺へ縦走することにしました。計画では、午前3時に見ノ越を出発し、お昼に三嶺、お亀岩避難小屋に午後2時頃に到着というのが1日目。2日目は、天狗塚へ往復してから午前中のうちに久保へ下山、10:08のバスで見ノ越へ戻るという予定でした。仮に寝坊しても、13:18のバスもあるので安心です。


初日は12時間になろうかという行動予定なのでたぶん無理だろうなと思いつつも、北アルプスなどと違って標高差が大きくないので案外なんとかなるかもと思っていたのでした。お亀岩避難小屋までは無理でも、その手前に三嶺頂上ヒュッテと白髭避難小屋があるので、状況に応じて宿泊場所を選ぶことができます。


自宅から見ノ越までは車で3時間。19日の午後9時30分に出発し、坂出ICで高速を降りたら、あとは国道438号線をひたすら南下。静まり返った見ノ越に午前0時30分頃到着しました。夜中だったので駐車場は十分空きがありましたが、それでもけっこう車が停まっており、連休であることを実感します。


天気が良く星空が見えていればそのまま山頂まで行って星空撮影をするつもりでしたが、星はあまり見えていなかったので、4時前まで仮眠しました。


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4:36 まだ真っ暗な見ノ越を出発します。少し冷えていたので薄手のフリースを羽織ってちょうどいいぐらいでした。


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道路から神社への階段を登ります。出だしの長い階段は、ウォーミングアップにちょうどいいので、ゆっくりと登りながら体を目覚めさせます。


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階段を登りきったところにある神社で道中の安全をお祈りしてから、登山道に進みます。


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積雪期には腰をかがめないと通過できない高さになるリフト下のトンネルは、今は立ったまま楽に通過できます。


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5:23 西島駅に着いたころ、ようやくあたりが明るくなってきました。


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テント場にはテントが二張見えていましたが、上から見たらもう一張あって、全部で三張あったようです。ここのテント場は見ノ越からわずか1時間のところなので、わざわざ重いテント泊装備で登ってくることにあまりメリットを感じません。もっと山頂に近いところにあれば使えるのにと思います。


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5:36 西島駅でフリースを脱ぎ、少し休憩してから山頂に向けて出発します。


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積雪期はここを左に曲がり刀掛の松のほうへ行きますが、今回はまっすぐ大剱神社方面に進みます。まだ通ったことのないコースだし、大剱神社も見てみたいというのがその理由。


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途中で夜が明けてきました。コンデジでこういう空の色を出すのはけっこう大変です。何度も露出補正を修正しながら撮りなおしました。


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5:58 大剱神社です。背後の炎のような形の巨岩がご神体のようです。正面から見ると建物が邪魔であまり大きさを感じませんが、裏側から見るとかなりの大きさみたいです。


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「天地一切の悪縁を断ち、現世最高の良縁を結ぶ」と書かれていて、なんだかありがたそうな神様です。賽銭箱がないのでただの頼みとはずうずうしいと思いながらも、何の良縁でもいいのでよろしくお願いしますと頼んでおきました。


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大剱神社から山頂への登山道を登り始めると、少し登った所で朝日に染まる次郎笈が目に飛び込んできました。狭い登山道なので、とりあえずコンデジだけで撮影して先に進みます。RAWで撮っておけばコンデジでもいけるだろうということで通常のJPGとRAWの2種類で撮っておいたのですが、帰宅してから見てみると、意外とJPGのほうがいい感じに写っていました。RAW画像を少しいじってみたのですが、色の鮮やかさはJPG画像のほうがいい感じです。空のトーンも同じ。ということで、この写真はJPG画像のほうです。


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もう少し先に進むと、変わった形の岩の間に次郎笈が見える場所があり、そこは登山道がヘアピンカーブになっていてそこそこ広さがあったので、荷物を下ろして一眼レフで撮影しておきました。こちらはコンデジの画像。


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一眼レフのほうはコンデジと同じように撮ってもしょうがないので、三脚とNDフィルターを使ってスローシャッターで雲を流してみました。ただ、準備に少し手間取っている間に、山の赤味はだいぶん薄れてしまったようで、コンデジで撮った写真ほどの赤味は出ませんでした。


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20分ほど撮影に時間を使ってから、再び山頂を目指します。ゆっくりと登山道を進んでいくと、山頂の山小屋がすぐ近くに見えてきました。


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尾根を乗り越して東側が見えるところまで来ると、荒海のような雲海が朝日に輝いているのが見えました。


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雲海の上には太陽がまぶしく輝いています。こういうシーンもコンデジで再現するのは難しいのですが、露出補正をやりなおしてなんとか白飛びしない画像にすることができました。調整さえできればコンデジでもそこそこ思い通りの写真になるものです。


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ちなみに、露出補正をしないでカメラ任せでただシャッターを押すとこのような結果になります。この結果を見て、明るすぎるからマイナスに補正していくと、上の写真が撮れます。この時は-3まで補正しました。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




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鳥居をくぐると、山頂まであと少しです。


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本宮と頂上ヒュッテの間を通って広い山頂に出ました。連休中とはいえ、朝早いので人の数も疎らです。静かで清々しい山の朝を満喫しながら木道を進みます。


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遥か彼方に見える三嶺の尖がり頭。今日はあそこまで歩いていくのかと思うと、ちょっと無理かもという気持ちが湧いてきました。それほど遠くに感じます。


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南東方向には、朝日に輝く太平洋が見えていました。


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7:05 剣山山頂です。麓から担いできた水は1リットル+0.6リットル。ベンチに荷物を下ろして、1リットルのプラティパスにスポーツドリンクの粉末を入れて、これからの縦走に備えます。剣山と三嶺をつなぐ縦走路は途中に水場が少なく、ある程度担いで行かないと途中で補給することができない可能性があります。地図によると高ノ瀬と白髭避難小屋の近くに水場がありますが、どちらも確実に水が得られるかどうかわかりません。なので、次郎笈下の水場でさらに3リットル追加して、今晩と明日の朝、及び明日の行動時用の水は担いでいくつもりです。


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剣山山頂から次郎笈への尾根を下ります。最初こそそれなりに傾斜がきついですが、5分も下れば傾斜も緩くなります。


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7:29 次郎笈下の巻き道分岐です。次郎笈はすでに登頂済みということもありますし、巻き道の途中にある水場で水を汲まなければいけないので、次郎笈はパスして右の巻き道へと進みます。


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巻き道の途中で振り返ると剣山がくっきり。


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巻き道はほぼ水平についているので楽ですが、斜面下側、つまり右手側の笹の上に刈り払われた笹の葉がたまっていて、うかつに歩いていると踏み外してしまいます。一度踏み外してこけてしまいました。見た目の道幅よりも実際は狭いということを理解して歩かないと、へたをすると転がり落ちることになりかねませんので、要注意です。


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7:40 分岐から10分で水場に着きました。勢い良く水が流れ出ているというわけではありませんが、それなりにしっかりと水が流れていました。2リットルと1リットルのプラティパスを満タンにして、0.6リットルの水筒をいったん飲み干してから再び満タンにしてバックパックに積載すると、さすがにズシリと重さがましたのがわかりました。スポーツドリンクを入れている1リットルのプラティパスも含めて、合計で4.6リットルの水がバックパックにのっかっているので、重くて当たり前。1.6リットルは途中で消費するとしても、避難小屋で荷物を下ろすまでは3リットルの水は確実に減らないわけです。しかし、後で水がなくて困る可能性があることを考えると、ここはがんばって担いでいくしかありません。


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重くなった荷物を背負って進んでいくと、すぐに次郎笈から降りてくる道との合流点がありました。水場からわずか1分程度の距離なので、これなら次郎笈山頂を経由してきてもそれほど負担にはならなかったかもしれません。とはいえ、先は長い道のりです。ショートカットできるところはここしかないわけで、今回はこれで良しとします。


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いよいよここから縦走の始まりです。彼方の三嶺を目指して進むのみ。影が写りこむので左手でピースをしてみましたが、片手を挙げた変な人にしか見えません。


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縦走路の始まりは、枯木の立ち並ぶなだらかな尾根道でした。笹腹の中に立ち並ぶ魚の骨のような白骨樹が独特の雰囲気をかもし出しています。


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青空と白骨樹の林もいいですが、これは星空写真を撮ってみたいシチュエーションです。


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白骨樹の尾根の先は、鞍部に向かって下りになっていました。約200mの標高差を下ります。


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8:24 次郎笈と丸石の間にある標高1580mの鞍部です。南へ下る道があり、少し下ると林道に出らるみたいで、高知県側からのアクセスがいい場所のようです。誰もいない笹原の中の分岐路で、荷物を下ろしてゆっくりと休憩をとりました。おなかが減ってきたので、コンビニおにぎりを食べてシャリバテに備えます。前方に見える笹原のピークを越えた先のピークが丸石のようです。15分ほどゆっくりしてから、丸石に向けて出発しました。

つづく。

剣山三嶺20日1



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| 2015年9月 剣山~三嶺縦走 | 23:44 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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虫の知らせか第六感か~飯田市道142号線路肩決壊

飯田市道142崩落
シルバーウィークに行くつもりでいた南アルプスの聖岳。その登山口となる便ヶ島へ行くためのルートは飯田市道142号線ですが、なんと9月19日の午後に路肩が決壊し、通行できなくなっているそうです。


飯田市のHPによると、20日には崩落箇所に仮設道路が設置され、下山の車両のみ通行できるようになったそうですが、夜間は封鎖され、登山口へ向かう車両は終日通行できないとのこと。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




もともとの予定では、19日の午後に移動して夜のうちに便ヶ島に入り、20日の朝から聖岳に向けて出発する予定でした。しかし、どうもあまり気乗りしていなくて、パッキングも18日のお昼前になってようやく始めたぐらいでした。行きたくてウキウキしているときは前日にはパッキングを済ませているのが普通ですが、この時は後回しにしてばかりでした。なにか予感するものがあったのでしょうか。結局、22日に仕事が入ってしまい、聖岳は中止にしたというわけです。


19日に出発していたら当然崩落箇所から先へ進めず登山口まで行けなかったはずです。それならまだましですが、夜間に真っ暗な林道を走行していていきなり道がなくなっていたら、もしかすると車ごと転落していた可能性もあります。無事であったとしても、聖岳がダメだった場合のバックアッププランなんか立てていませんでしたし、結果的に仕事が入って聖岳を中止にしたのは正解だったということになります。


それに、気乗りしなかった理由には、体ができていなかったというのもありました。8月の夏山山行以来、一度も山に行っていないし、トレーニングもほぼ皆無。はたして3000m峰に登って縦走して還って来れるのか、かなり不安要素たっぷりでした。剣山から三嶺への縦走はその不安が的中し、膝痛・筋肉痛・疲労感に悩まされることになりました。標高2000mに満たない山でこんな状態では、3000m峰の縦走なんてしていたらどうなっていたことか。


気乗りしないときの山行は素直に中止にしたほうがいいのかもしれません。


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シルバーウィークは剣山から三嶺へ

22日が仕事でつぶれてしまい南アルプスはあきらめたものの、さすがに天気がいい連休を家でゴロゴロして過ごすのはあまりにももったいなさ過ぎるということで、四国徳島の剣山から三嶺への縦走路を歩いてきました。


いい天気に恵まれて気持ちのいい縦走を楽しむことができました。剣山はさすがに大混雑だったようですが、縦走路や三嶺はぜんぜん混雑感はなく、むしろ連休だというのにこんなに空いてるなんてラッキー過ぎると思ったほどでした。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




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紅葉の始まりかけた三嶺山頂部がけっこうきれいで、最盛期にはいかほどの美しさかと思うと、もう一度行って見ようかという気になります。しかし、あの縦走路をもう一度歩くとなると...う~ん、と考えてしまうほど疲れました。まあ、事前のトレーニングを何もしなかったから当然といえば当然ですが。


山行レポはのちほど。


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連休中日に仕事が入る...

20~23日までの3泊4日で南アルプスは聖岳に行くつもりでしたが、なんと今日になって22日に仕事が入ってしまいました。事前に連休は休みますと連絡をしていたのですが、相手は休みではないのでこちらの都合に合わせてくれるわけもなく、23日の朝からコンクリートを打つのでどうしても22日の夕方までに配筋検査を受けないと困るとのことで押し切られました。まあ、現場は動いているのでしかたがありません。こちらの都合で現場を止めるわけにもいきませんので...


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しかし、建築業界はどうして土曜日も祝日も仕事を休まないのでしょうか。もともと休むことにしてしまえばそれにあわせてスケジュールが組めるはずですが、いまだに日曜日だけがお休みというありえない業界です。もっとも、週休1日で動いているのはいわゆる現場関係だけみたいですが。


そういうわけで、1泊2日で南アルプスまで行くのはきついので、遠征するのはやめることにしました。せっかくの4連休だったのに・・・ 


せめてもの代替プランということで、20~21日で剣山・三嶺の縦走でもしてみようかと検討中。


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| ヤマネタ・ニュース | 23:33 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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知らなかった・・・ソニーは一眼レフメーカーではないという事実

一眼レフといえば、高性能カメラの代名詞といっても過言ではないわけですが、今日のカメラ市場におけるメインプレーヤーは、日本メーカーが独占している状況です。キヤノン、ニコンの2強についで、かつてのミノルタからカメラビジネスを引き継いだソニー、そしてペンタックスを取り込んだリコーというのが、このメインプレーヤーになると理解していたのですが、いつのまにかソニーは一眼レフをつくらなくなっていたんですねえ。


そもそも一眼レフとは何でしょう。 一眼レフとは、「光学ファインダーを備え、1つのレンズで撮影と構図決めの両方が可能なカメラ」ということになるわけですが、光学ファインダーを備えているというのがミソなわけです。レフとは、Reflex(反射作用)のことで、一眼レフは英語だとSingle Lens Reflexとなります。頭の3文字を取ってSLR、最近はDigitalを前につけてDSLRという略称もよく使われます。


では、光学ファインダーって何? という疑問が湧いてくるわけですが、レンズを通して入ってきた光を直接見ることができる装置といえます。レンズを取り付ける場所のボディ内部に鏡を装備して、レンズから入ってきた光を90度真上に反射させて、その光をペンタプリズムやペンタミラーで反射させてファインダーに導くという構造の最終出口の部分が、一般的に我々がファインダーといっている部分になるわけです。撮影用レンズとファインダー用レンズをひとつのレンズで兼用しているのが「一眼」なわけですから、光の入射口であるレンズから出口であるファインダー接眼窓までをひっくるめてファインダーというのが正解です。しかし、接眼窓の部分だけをファインダーという場合が多いですね。


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詳しいことはニコンのサイトにアニメーションで解説してあるのでそちらを見ていただければわかると思います。



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で、ソニーはなぜ一眼レフメーカーでないのかというと、ミノルタから引き継いだ一眼レフのラインナップは、現在のα99、α77Ⅱ、α65の3機種になるのですが、これらの機種はすべて光学ファインダーを備えていないのです。


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でもファインダーはあるじゃないと思うわけですが、ファインダーの内部には有機ELのモニターが装備されていて、直接レンズを通してきた光を見ているのではないというわけです。一眼レフカメラの条件である光学ファインダーを備えていないので一眼レフカメラではないわけで、結果として一眼レフメーカーではないということになるわけです。ソニーも、サイト上で「デジタル一眼」という表記をしており、「レフ」という言葉を省いています。


ソニーのカメラにはこれまで興味が湧かなかったので、どういう性能のカメラか調べたこともなく、一眼レフから撤退したというニュースを見た記憶もなかったので、いまでも一眼レフをつくっているのだとばっかり思っていたのですが、時代は変わってるんですね。



ちなみに、一眼レフでないカメラはなんというのかというと、一般的にはミラーレス一眼という言い方がよく使われていますが、デジタル一眼だったり、レンズ交換式アドバンストカメラ(ニコン)などの呼称もあります。以前はネオ一眼なんていう言い方もされていましたが、最近は聞かなくなりました。



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| 写真ネタ・ニュース | 16:45 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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3分200円で作るヘルメットホルダー

先週も今週も、日曜日はいい天気だというのに朝起きられず、家でごろごろして無駄に過ごしています。起きられないということは、気持ちが山に向かっていないということで、無理して行ってもあまり楽しめないかもしれないので、まあいいかと肯定的に考えることにします。シルバーウィークに向けて気持ちを高めつつ、あまりごろごろしていては体力が落ちてしまうので、そろそろウォーキングでもしようかと思っている今日この頃。それならトレーニング目的で山に行けばいいではないかと、いまさら気がつくもすでに14時30分。ああ、休日が無駄に過ぎていく・・・


あまり時間を無駄にするのも自己嫌悪になってしまうので、自作のヘルメットホルダーのご紹介をさせていただきます。



北アルプスなどでヘルメットの着用率が増えているのはいいことですが、そうじゃなくても荷物が多くなるアルプスなどの山行で、ヘルメットの携行方法がなかなかしっくりとこないことが多いのも事実。バックパックにぶらさげている人も良く見かけますが、ぶらぶらして落ち着かないし、何かに引掛けたりしてバランスを崩したりしたら大変です。


ヘルメットフォルダーは、ドイターやEXPEDなどいくつかのメーカーから販売されています。そいうものを購入すればいいのでしょうが、ただの網なのにこの値段?と思うと、購入するのをちょっと考えてしまいます。単に貧乏性なだけかもしれませんが、同じように感じる人も少なからずいるかと思います。



○ドイター D32910・ヘルメットホルダー

○ドイター D32910・ヘルメットホルダー
価格:1,620円(税込、送料別)








僕もそういう風に感じていたので、いままではアクセサリカラビナを使って直接バックパックに装着していました。ただ、この方法だとぶらぶらしないようにするのにそれなりに工夫が必要で、複数個所のコンプレッションベルトにメットのアゴ紐を通したりすることになり、荷物の出し入れをするのにいちいちそれをはずしてまたつけ直すという作業がかなり面倒でした。雨蓋の上につければ荷物の出し入れに影響しないのですが、バックパックのかさが高くなり、木の枝に引っかかったり、後頭部にあたったりして、やっぱりうっとおしいと感じることがあります。やはり、バックパックの前面に装着するのが一番使い勝手がいいのです。なので、100円ショップで売られている商品を使ってヘルメットホルダーを自作してみました。



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用意するものは、自転車の前かごにつける荷物用のネットと一番小さいアクセサリカラビナの2つ。アクセサリカラビナはセリアで4個1セットで販売されていたものなので、2つで200円(税抜き)という安さです。ネットのほうは一辺が約20cmの大きさで、どこの100円ショップでも売られていると思います。



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作業に必要な道具はペンチだけ。ネットの四隅についているフックはJ型をしているので、これをペンチでつぶして輪にします。アクセサリカラビナが外れなければいいので、多少隙間があっても大丈夫です。



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アクセサリカラビナについている金属リングは取り外して、ネットの四隅の輪につければおしまいです。



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バックパックへの装着ですが、僕が使っているオスプレーのバックパックには、前面のコンプレッションベルトがついているフラップのようなものをめくると、中にアクセサリを取り付けられるように紐のループがついているので、それを利用すればいいだけです。そういうものがついていない場合は、バックパックの側面にあるコンプレッションベルトの根元につければいいでしょう。この場合、ネットが引っ張られてきつい感じになるようなら、最初にはずしてしまったアクセサリカラビナの金属リングを使えば少し余裕ができると思います。


予算は200円と格安で、作業時間もせいぜい3分でおしまい。必要な道具はペンチだけ。もしペンチがなくても何か硬いものに押し付けたり、玄関土間で踏みつけたりすれば簡単にできてしまうていどのことなので、わざわざペンチを購入しなくても大丈夫。車を持っている場合は、車載工具にもありますし。自転車用ネットは黒以外にも青や緑もあったと思うので、色によってはバックパックとコーディネートできるというメリットもあります。


ということで、今年の夏山裏剱山行で使用しましたが、外れたりメットが落ちたりすることもなく十分実用に足りました。登山用ヘルメットの持ち運び方法でお悩みの方は、一度お試しあれ。なお、単にネットに挟み込むだけだと万が一メットが落ちないとも限りませんので、念のためアゴ紐などをコンプレッションベルトに通しておくなどの対策をたてておくことをお勧めします。メットを落として紛失したり壊したりしても、こちらとしてはいかなる責任も負えませんので、ご紹介したヘルメットホルダーの製作や使用に関しては自己責任でお願いします。



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| ギア | 14:42 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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青空独り占め: 氷ノ山 その2

2015年8月15日(土) 兵庫県若桜町 氷ノ山(1509.8m)単独日帰り


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7:51 トイレのある休憩小屋を出て、三ノ丸方面へと歩き出しました。ここからしばらくは背丈を越える笹薮の中の道です。展望はほとんどなく、まるで笹原の迷路を歩いているような雰囲気です。


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ただ、道は緩い下りになっているため、前方方向だけはそれなりに展望があり、樹林帯の中の道よりは開放感もあって気持ちのいい道でした。


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なだらかに下ったり上ったりしながら、次第に大きく見えるようになってきた三ノ丸を目指します。


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ずっと笹原の道かと思いきや、途中杉の天然林の中を通りました。この一帯だけ杉林になっていて、湿地帯のような場所でした。杉は比較的水分の多い場所を好む傾向があるので、この湿地帯のような場所が生育に適していたということなのでしょう。


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モコモコのコケのじゅうたんが朝日に輝いて気持ち良さそうです。


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白骨化した杉の枯木が青空にすくっと立っているのが印象的でした。


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杉林を抜けると、再び笹原の中の道です。笹の背丈は幾分低くなって、最初の頃よりも展望はよくなってきました。前方のピークの上に展望台のようなものが見えているので、おそらくあれが三ノ丸なのでしょう。


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8:27 三ノ丸です。朝早いためか、誰もいませんでした。コースタイムだと30分ですが、のんびり歩いていたためか10分ほど遅いタイムでした。


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看板がありましたが、なにを書いているのかほぼ判読不可能な状態でした。


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展望台の上から振り返ると、うねる笹原の中に登山道がくねくねと伸びているのが見えます。左奥のピークが氷ノ山なので、けっこう下ってきたのがよくわかります。


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8:45 静かな展望台の上でのんびりと休憩していましたが、氷ノ山方面から登山者の鈴の音が聞こえてきたので、出発することにしました。


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展望台からすぐのところに避難小屋がありました。


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中はこんな感じです。


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避難小屋の先で道が分岐しています。右が鳥取側の三ノ丸コース登山口。左は兵庫県側に下るコースなので、右へ進みます。


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分岐からは、またまた背の高い笹原の道です。


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8:52 氷ノ山山頂にあったのと同じタイプのトイレ付休憩舎がありましたが、工事予定らしく立ち入り禁止になっています。ここのトイレをあてにして来た人がこれを見たら愕然とすることでしょう。いつ工事が終わるのかわかりませんが、ここのトイレはあてにしないほうがよさそうです。


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登山道脇に真っ赤な実をたくさんつけた木がありました。なんていう木なんでしょうか。ナナカマドもそうですが、真っ赤な実の色は青空に良く映えます。


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緩い下りの道をたどって行くと、やがて下枝のないブナっぽい木がちらほらと出てきました。


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笹原が終わり樹林帯に入って少し進んだあたりから尾根を下り始めます。そこそこ急傾斜ですが、間伐材の階段がつけられているので、歩きやすく助かります。


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9:23 スキー場のリフト降り場に出てきました。ここから先はゲレンデ内を歩くコースです。


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最初はかなりの急傾斜です。スキーで下るにはけっこう厳しい斜度です。35度以上あるかもしれません。昔はこういうコースが好きでよく滑ってましたが、もう長いことスキーから遠ざかっています。


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スキーで滑り降りればあっという間なんでしょうが、徒歩で下るとやたら長く感じます。


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9:32 リフト一本分を下って、自然探勝路との分岐にきました。前方から下ってきたので、探勝路は写真の左手方向です。三ノ丸登山口は右。休憩しながらどちらに行こうか考えました。探勝路は、このままゲレンデを突っ切って仙谷コースの途中で合流するので、三ノ丸登山口からキャンプ場へ登り返すよりも標高差は少なくて済みます。ただし、森の中を通るし途中で谷を越えたりするようなので、多少のアップダウンはありそうです。三ノ丸コースは、登山口まで降りてしまうと登り返しの標高差が大きくなりますが、一段上を通っている林道を歩けばゲレンデ一本分下らなくてすむし、アスファルト舗装の道をそのまま歩いていけば仙谷コース登山口を経由してキャンプ場までいけるので歩くのは楽そうです。なので、三ノ丸コースを下り、途中で林道へと抜けることにしました。



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分岐からサマースキー場によくあるブラシ状の人工芝の上を歩いてゲレンデへと進みます。


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草原となったゲレンデの脇を下っていきます。登山道部分は草が刈ってあったので歩きやすかったです。前方に見える丘のような場所を越えて、左方向に緩く下って行くと、いつの間にかコースが不明瞭になりました。


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ゲレンデ左手の脇に道標があり、登山口を示す矢印がかかれています。


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しかし、矢印の方向は一面の草原で、踏み跡は痕跡すらありません。少し進んでみましたが、まったく人が歩いた痕跡が見当たらなかったので、どうやら違うらしいと感じて戻りました。


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ゲレンデは先ほどの道標のあたりから右手方向にカーブしながら大きく下っています。こちらも明瞭な踏み跡があるわけではないのですが、ブルドーザーが通ったような跡はありますし、出発時に撮影しておいた登山道の案内板の画像を見ると、コースはリフトの下をくぐっているので、どうやらここを下ってリフトをくぐり向こう側へ出るのが正解のようです。


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リフトをくぐって反対側に出ると、ゲレンデの下にアスファルト舗装の道が見えました。どうやら林道に出たようです。ずっと下に見えている水色の屋根の建物のあるところが三ノ丸コースの登山口です。


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10:02 林道を突っ切ってもうひとつゲレンデを下れば登山口ですが、そちらへは行かずに林道を右手に進みます。


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10分ほど歩くと、隣のゲレンデのイヌワシコースのリフト乗場のところに出てきます。ただし、後で地形図を見ていたら、すこし手前の分岐を右に進むと、このあとにでてくる変形十字路に出るショートカットになるようです。


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建物のすぐ前でキャンプ場まで続いている林道に合流するので、廃屋になっているやまびこ荘前で右に折れて登って行きます。


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5分ほどで変形十字路に出ます。正面に「アルパインヒュッテ」「若桜観光」と書かれた看板があるので、そこを左に進みます。


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この十字路の右手奥に「氷ノ山登山道入口(セン谷コース)と書かれた看板がたっています。登山コースの案内板によれば、この十字路を直進してゲレンデを登っていくコースという意味らしいのですが、看板の立っている場所は十字路からわりと離れているので、看板のところから森の中へ入るかのように勘違いしてしまいそうです。ただし、この十字路から左に進んだ先にも仙谷コース入口の看板があるので、現在はそちらが正規の登山口のようです。


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先ほどの十字路から5分ほど歩いたところにある仙谷コース入口の案内板です。


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今は使われていない野菜集出荷所と書かれた倉庫の脇から入っていくようです。


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さらに進んでいくと、左に下る分岐がありますが、そのまま直進します。


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このあたりから眺めがよくなり、スキー場が見渡せるようになってきます。


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左手に響きの森の建物が見えてきます。


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すぐ先でキャンプ場へと続く道と合流しますので、まっすぐ進みます。


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10:42 キャンプ場の駐車場に戻ってきました。林道に出てから40分ほどかかりました。天気もいいし、比較的涼しかったのであまり辛くはなかったのですが、これが雨降りだったりするとけっこう辛いかもしれません。車は響きの森の駐車場に停めておけば、下山後の登り返しを10分ほど短縮することはできます。


氷ノ山をぐるりと一周回るコースですが、それなりに休憩をとりながらでも4時間40分ほどでまわれました。戻ってくるのはお昼過ぎぐらいかもと思っていたので、やや拍子抜けした感じです。コースもなだらかな区間が多く、登山というよりハイキングに近い感覚でした。


ところで、キャンプ場へ上ってくる途中に「氷山命水」という看板があったので、帰りに寄ってみたのですが、水が引いてある簡素な流し台のようなところに「ご自由にお飲みください」と書かれていたので、水筒に汲んでいこうとしたところ、そばにあった工事現場の事務所のようなコンテナハウスからオヤジが出てきて、「持ち帰るなら30円」といきなり言ってきました。「自由に飲んでいいと書いてある」というと、「それはちゃんと消してある」というのでもう一度見てみると、細いマジックで落書きしたような線が文字の上に書かれています。有料と明記してしまうと観光客が寄り付かなくなるので、ぱっと見わからない程度の線で文字を消してあると言い訳して、知らずに汲んだ観光客から小銭を巻き上げているのかとかんぐってしまいます。


ネットで調べてみるとその場で飲む場合は無料で、持ち帰る場合のみ「維持管理費」という名目で1リットル30円を取っているようです。どうせ流しっぱなしの水だしその場で飲むのは無料なんだから、持ち帰るからといっていちいち30円なんてせこい料金をとってもたいした金額にならないだろうにと思います。以前は寄付という名目でお金を入れる箱を置いていたようですが、最近はオヤジが直接徴収しているのでしょう。想像するに、寄付しないでポリタンクなど持ち込んで大量に汲んでいくような人がいて、そういう人を排除するためにコンテナハウスで目を光らせているのではないかと思うわけです。マナーの悪い連中に業を煮やしてのことなのかもしれませんが、持ち帰りは30円とひとめでわかるように表示してあるわけでもないし、蛇口に近づいただけの状態でいきなり出てきて30円だという言い草がなによりも不愉快だったので、「だったらいらない」と言ってさっさと帰りました。知らずに水筒などに水を汲んだら30円を請求されて支払う人もけっこういるのかもしれません。30円ぐらいという感覚なのかもしれませんが、こういう詐欺まがいの行為に対してはたとえ1円でも支払いたくないと思うのであります。

おわり。

氷ノ山


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| 2015年8月 氷ノ山 | 02:49 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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驚愕の2億5000万画素センサーと1億2000万画素一眼レフがキヤノンから

9月7日にキヤノンから発表された、APS-Hサイズで約2億5,000万画素のCMOSセンサーを開発したというニュースにはたまげました。フルサイズセンサーでなくて一回り小さいAPS-Hサイズを選んだ理由はわかりませんが、それにしてもついにここまで来たかという感じです。約18km先を飛行する飛行機の機体文字の識別ができたというのですから、すさまじい解像力です。ここまですごいと、下手に望遠レンズなんか持ち歩かなくても、標準ズームだけあればトリミングでそこそこの望遠レンズと同等の画角の写真ができてしまうわけです。1/10サイズまでトリミングしても2,500万画素はあるわけですから画質劣化の心配もないでしょうし、写真の世界が大きく変わるかもしれません。もっとも、この画素のデータを処理するにはかなり高性能のパソコンが必要になるでしょうから、いいことばかりではないということも覚悟しておく必要はあります。







さらに、9月8日には、8KディスプレイやCINEMA EOSの8Kカメラとともに、有効画素数約1億2,000万画素の一眼レフカメラの開発も発表されました。いまのところ製品化の予定はないということですが、すでに5000万画素の一眼レフが発売されていることを考えれば、近い将来に市販される可能性はあるかもしれません。まあ、我々一般人がそのような高画素カメラを必要としているとは思いませんが、少なからずニーズはあるのでしょう。



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| 写真ネタ・ニュース | 15:40 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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青空独り占め: 氷ノ山 その1

2015年8月15日(土) 兵庫県若桜町 氷ノ山(1509.8m)単独日帰り


荒天予報で予定よりも2日早く立山から下山したものの、2日後の土曜日は快晴という予報がでていたので、そのまま帰るのはもったいないという思いが強く、富山の街ででどうしたものかと思案していました。温泉に入ったあとに地図を見ながらいろいろと考えたのですが、日帰りで登れそうな山で登ってみたい山は富山周辺だととくに見当たりません。白馬まで移動すれば、八方尾根から唐松岳へ登れそうですが、帰りの移動距離が長くなる上に名古屋経由のルートになると、お盆のUターンラッシュに巻き込まれそうなので気が進みません。なにより、わざわざ白馬まで行って一座のみ日帰りで登って帰るというのは効率が悪すぎます。新穂高からロープウェイを使って西穂も考えましたが、お盆休みという時期を考えると、駐車場の混雑と登山者の多さなどであまり気乗りがしません。


では、帰り道で立ち寄れるところはどうかと考えると、思いつくのは白山ぐらい。しかし、やはり時期的に人出の多さが予想され、しかも市ノ瀬から別当出合いまでバスを使わないといけないことを考えると、やはり気乗りがしません。福井県大野市側から三ノ峰経由で別山に登るというのもありかなと思いました。登山口にある刈り込み池にも行ってみたいのでいい機会です。でも、どうせいくならやはり白山まで一気に縦走したいところです。それに、刈込池は秋のほうが絶対良いはずなので、今の時期はちょっと中途半端です。


ああだこうだと考えるよりも行ってしまえばそれなりに満足できるだろうとは思うのですが、遠征でないといけない場所に日帰りでちまちまと小刻みに行くのは好きではないので、結局白山も却下となりました。そうすると、おとなしく帰るしかないかとあきらめかけていたところ、ふと氷ノ山を思い出したのでした。


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氷ノ山は、岡山からでも日帰りで行ける山ですが、岡山方面からだといまひとつアクセスが面倒で、いままで足が向かなかった山です。というのも、基本的に高速道路がほぼ使えないからです。グーグルマップで検索すると、山陽自動車道の岡山から備前まで行って、上郡、佐用、西粟倉、智頭、若狭という経路が一番早いルートのようですが、高速を使わずに岡山から北へ進んで奈義町からR53で智頭へ出て、あとは同じルートで行った場合と3分しか違わないのです。高速を使ったほうが走行距離が長くなることもあり、高速道路を使うメリットがまったくありません。


ところが、岡山へ帰る途中に立ち寄るのであれば、アクセスはそれほど問題ではありません。どうせ舞鶴若狭自動車道を使うわけですから、途中で降りてR9経由で行けばいいだけです。氷ノ山の東側から登ればアクセスも楽ですが、下山後のことを考えてぐるっと山を回りこんで鳥取の若桜町側から登れば楽に帰れます。どうせ13日、14日は移動にあてればいいだけですから、時間はたっぷりあります。


ということで、夕方に富山を出て、氷ノ山を目指してのんびりと移動しました。養父市でR9から県道6、県道48とつないでR29に出て、戸倉トンネルを抜けて若桜町から若狭氷ノ山スキー場に着いたのは14日の夕方でした。


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思いつきで来てしまったので登山地図を持っていません。なので、案内板の地図を見ながらどこから登ってどこへ下りるのがいいかを検討した結果、氷ノ山キャンプ場から氷ノ越コースを登り、三ノ丸コースで下山することにしました。下山口から氷ノ山キャンプ場までの登り返しがちょっとめんどくさいのですが、自転車などあるわけではないので、どちらにしても車がある場所までは歩いて戻らざるを得ません。三ノ丸登山口に車を置いて仙谷コースから登れば、はじめの移動もあまり距離がないし下山後に移動する必要がないのですが、せっかくなのでぐるりと一周してみることにしました。


ひとまず、下見を兼ねて登山口であるキャンプ場まで行ってみたところ、キャンプ場は大盛況で、駐車場では親子がバトミントンをしていたり、あちこちで子供が騒いでいたりしてとてもゆっくりと車中泊ができる雰囲気ではありません。炊事場でプラティパスに水だけ補給して、三ノ丸登山口のあるスキー場の駐車場までもどりました。ここは水洗トイレもあるし、オフシーズンのスキー場ということで、他には誰もいなくて安眠するにはもってこいの場所でした。


翌朝、キャンプ場の駐車場に5時30分頃行ってみると、さすがに早朝から騒いでいる子供はおらず、昨日の喧騒が嘘のように静かでした。靴を履いたりして用意をしていると、やたらとアブがまとわりついてきてうっとおしいことこのうえなしです。アブやブヨは明け方に活動が活発になるらしいので、この時間帯はしょうがありません。あまりじっとしているとかまれてしまうので、首筋などはタオルをかけて守り、手や顔はできるだけ動かしてやつらがとまらないように気をつけながら準備を終えました。もちろん、パーフェクトポーションを塗りこんで虫対策も忘れません。おかげで被害は皆無でした。


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5:49 出発です。地図を持っていないので、とりあえず大きな画素数で看板の地図を撮影しておきます。これを地図代わりにしてコースの確認ができます。あとはGPSのマップとあわせて確認しながら歩けばコースミスは防げそうです。


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登山口は、駐車場からは山に向かって左手方向に少し歩いていきます。


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トイレの壁に登山口と書かれた看板が貼り付けてあったのですぐわかりました。



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トイレの前から階段を登って行きます。


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すぐに動物よけの電流柵があります。伊豆の事故を思い出しましたが、さすがにキャンプ場のすぐそばで死亡するような電流が流れているはずはないでしょうから大丈夫だと思いつつも、念のためタオルでワイヤーの取っ手をつかんでフックをはずして通過しました。


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その後は斜面を横切るようについている平坦な道を進みます。


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やがて沢にぶつかると沢沿いに上流へと登って行き、最後は荒れた沢を斜めに横切るように渡渉します。


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登山道脇の木々は、豪雪地帯特有の根もとが斜面下へ押し倒されたような形状をしていました。若木のときに雪に押し倒されてこのような形になるそうですが、植物の生命力には驚かされます。


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道が急登になってくると、左手に赤倉山と思われるピークが見えてきました。氷ノ越までもうすぐです。


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6:35 氷ノ越に出ました。避難小屋前のベンチにカップルがいたので、休憩はしないでそのまま通過します。



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氷ノ越からは稜線の道になるので、展望がよくなりました。氷ノ山山頂の避難小屋が見えます。このとき気がつかなかったのですが、画面の左上に黒いものが写っています。最初は虫かと思いましたが、他の写真にも同じような場所に写っているものが多く、センサーについたゴミのようです。レンズ交換式のカメラなら自分で掃除することができますが、コンデジの場合はメーカーに修理に出すしか方法がありません。以前持っていたパナソニックのコンデジでも同じことがありましたが、振ったり手のひらにぶつけて衝撃を与えてみたりしたらとれたので、家に帰ってからいろいろとやってみましたが、今回はうまくいきませんでした。修理に出すか、予備カメラか仕事用に格下げして新しいのを買うか、そのまま下取りにしてしまうか思案中です。ゴミがあるのがわかっていて下取りに出すというのは良心が痛むし、仕事用にするには高価すぎるので、修理か放置かのどちらかなんでしょうが。


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氷ノ越からはしばらくブナ林の中を登山道が通っているようですが、伯耆大山あたりのブナ林と比べるとなんとなく疎らな感じがありました。あまり太い木もないみたいだし、もうひとつブナ林らしい雰囲気がないのが残念です。


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基本的に土の道ですが、一部木道がありました。


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標高1350mあたりまでくると、山頂の避難小屋がだいぶん大きく見えるようになって来ました。


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前方におにぎりのような盛り上がりが見えます。あれが甑(コシキ)岩なんでしょう。


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7:11 仙谷分岐です。コースタイムより5分遅い程度のペースなので、まあ悪くない感じです。今日は水1.6リットル、レインウェア、行動食、コンデジしか荷物がないので、登りでも辛さはほぼ感じません。やはり登山において軽さは体力と同じです。荷物が軽ければ軽いほど、体力が増えたかのように感じます。自分ももう少し軽量化に取り組む必要がありそうです。


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仙谷分岐を過ぎると道が次第に険しくなってきましたが、荷物が軽いおかげですいすい登っていけます。


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甑岩の下までやってきました。この岩は上まで登れるらしいので、登ってみようと思います。


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巻き道の登山道は左。甑岩へは右の道を進みます。


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少し登ったところで見晴らしのいい場所があったので、登ってきたルートを見ながら朝の景色を楽しみました。しかし、ここから上に行くには、滑りやすそうな大きな岩を、かなりの角度で登らないといけないみたいで、縦走用の登山靴ではやばそうなので、てっぺんまで行くのはあきらめました。


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7:29 登山道に戻ってから10分程度で山頂に着きました。山頂手前で追い越していったトレラン風の単独行者以外誰もいなくて、とっても静かな山頂でした。もう1時間もすると人が増えてにぎやかになるのかもしれませんが、早く出てきて正解でした。トレラン風の男性は、しばらくすると来た道を下って行ったので、広い山頂には僕一人だけになりました。ひんやりとした朝の空気と、ぽかぽかと暖かい日差しが気持ちよく、頭上に広がる真っ青な空を独り占めすることができました。


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避難小屋の中を覗いてみました。1階はこんな感じで、広い土間(といっても合板敷き)を囲むようにL字型の床があります。4人ぐらいしか寝られないと思われます。真ん中に囲炉裏のようなものがありますが、合板で蓋がされているので冬場に使えるかどうかは不明です。この小屋にはトイレはありません。


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2階にはふとんなどがありましたが、マムシが潜んでいるかもしれないので要注意と書かれていました。鉄骨に外壁材を貼り付けただけの構造なので断熱効果はまったくないでしょうから、真冬はかなり冷え込みそうです。部屋の隅に畳が立てかけてあったので、寝るときは畳を敷いて寝ることができるようです。


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小屋から北東方面の眺め。ハチ高原あたりでしょうか。


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左手には氷ノ越避難小屋が白く光っているのが見えました。


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山頂のすぐ南側にある展望台ですが、ここになんと雨水を利用した水洗トイレがあります。バイオトレイなので、冬季は使用できないようです。となると、積雪期は使えるトイレはないということのようです。携帯トイレ必携ですね。山頂周辺に野糞をすると、春に悲惨なことになるので、慎みたいものです。


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展望台から南を眺めると、なだらかにうねる笹原の向こうに三ノ丸の頭がぴょこんと見えていました。距離はそこそこありそうですが、かなりフラットなコースなので、30~40分で行けそうです。行動食を食べて、トイレ休憩を終えると、三ノ丸に向けて出発しました。

つづく。



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| 2015年8月 氷ノ山 | 18:10 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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