ヤマふぉと

山の自然や風景をゆったりと眺め、写真を撮るために山に登る。だから、登頂や縦走を目的とせず、好きな山域でテントを張ったり小屋に連泊して、カメラ片手にのんびりと過ごす。そんなスローな山登りを楽しんでます。

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はるばる来たぜ裏剱! 急登と雪渓を乗り越えて: 池平山その3

2015年8月9日(日)~13日(木) 富山県立山町 池平山(2555m)単独テント・小屋泊


8月11日(3日目)
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4時前に目が覚めて、ごそごそと起き出してみると、曇天模様の空が広がっています。まあ、雨でないだけましかと思いながら、朝食の用意を始めました。2日間ラーメンだったので、本日はパスタです。ところで、今回とろろ昆布を持っていったのですが、ラーメンにいれてもいいし、味噌汁やスープの具としても使えるしで、けっこう重宝しました。腹持ちがいいというわけではありませんが、なんとなく食べた感じがして満足感がありました。

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5時過ぎにテントを出ました。テントサイトの脇にたくさん咲いていた黄色い花の向こうに八ツ峰がくっきりと見えています。半開きのモンローの唇に誘惑されているみたいです。


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昨日は見えなかった平の池も見えています。平の池に行ってから池平山へ登るか、その逆がいいか迷いましたが、とりあえず天気が安定しているうちに池平山に登ってしまうことにしました。


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5:43 テントサイト脇の踏み跡をたどって八ツ峰方面へと進んでいきます。


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50mほど進むとすぐに池平山への分岐があります。


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分岐に入ってからしばらくは樹林帯の中の急登を進みます。


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6:10 樹林帯を抜けて草地へと入っていきます。先に見えている雪渓のところまで進むと、踏み跡は雪渓の中に消えていました。基本的にほとんど直登に近い状態で踏み跡がついています。ただ、この雪渓は表面が凍結していてツルツルだったので、左側を迂回して登りました。ここから見ていると小さな雪渓に見えますが、実際には50mぐらいありました。


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雪渓を越えてからは、水が流れた跡のような岩ゴロの道をひたすら登って行きます。


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左手に八ツ峰が城壁のように聳えています。下から見上げるように見ていた八ツ峰もだいぶ同じ目線に近い雰囲気になってきました。


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いつの間にか青空も広がってきました。前方に見える岩峰に登ると、その先はちょっとした岩稜歩きがありましたが、特別危険な場所や難しいところもなく、スムースにこなしていけます。


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岩稜歩きの後はややトラバース気味に右斜め上へと斜面を登って行きます。


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ちょっとした岩場をクリアして、いよいよ山頂かと思っていたら・・・・


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まだ先でした・・・ 4つのピークが並んでいて、どれが目指す山頂なのかわかりません。


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最初のピークに着きました。何の表示も無いので、山頂ではないようです。どう見てもあの向こうにある岩の尖がりのほうが高いので、どうやらピークはもうひとつ先のようです。


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少し休憩してから、山頂を目指します。この小ピークからいったん下ります。


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それほど傾斜のきつくない草地の中の踏み跡をたどります。


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目の前に岩峰が現れました。おそらく山頂でしょう。


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7:20 池平山に着きました。そんなつもりはなかったのですが、なんとなくカッコをつけてるような自撮り写真でした。


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目の前に聳える八ツ峰が大迫力で迫ってきます。


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アップにするとなおさら。池平山頂のもうひとつ先にけっこうやばそうなピークがあり、そこから小窓へと下っていけるようです。僕が山頂に着く前にそのピークに単独の人影がありましたが、山頂に着いたときにはいませんでした。小窓がどんな感じなのかそのピークから覗いて見たかったのですが、崩落しかけたような崖っぷちの踏み跡を通って、滑りやすそうな斜面のピークに登らなければならないため、安全を考えてやめました。それに、山頂の岩の上に、熊のものらしい大きな糞があったので、あまり長居もしたくありませんでした。



ここでひと息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




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山頂で30分過ごしてから、下山にかかりました。山頂付近の登山道脇に生えていたピンクの猫じゃらしのような花が気になりましたが、初めて見る花です。


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正面には後立山連峰の名峰が手に取るように見えます。左から2つ目のピークが白馬岳でしょうか。


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天狗の大下りの急坂から不帰瞼の岩峰がならび、真ん中の尖がったピークがおそらく唐松岳。


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さらに右へと目を向けると、どっしりとした山体は五竜岳でしょう。


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そして、双耳峰の鹿島槍へと続いています。あの稜線を歩くのは、来年かはたまた再来年か。


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遥か下の鞍部に池の平小屋が見えます。


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浮石に気をつけながらサクサク下ります。


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9:16 テントサイトに戻ってきました。広いテントサイトには自分のテントがひとつだけポツンと残っていました。それでも今日は仙人池ヒュッテまでの移動なので、焦る必要はまったくありません。撤収前に、平の池へ行くことにしました。


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平の池はテントサイトから10分ほどのところにあり、一番奥に大きな池、その手前に丸い池がたくさん
並んでいます。この時はタイミングがあまりよくなかったのか、池の水があまりきれいでなく、また天気もいまいちだったので、あまりきれいな風景という感じはしませんでした。水が澄んでいて、晴れていればもっと印象が違っていたと思います。


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とりあえず、水面に写る逆さ八ツ峰を撮りましたが、曇っていたこともありいまいちでした。


10:40 テントに戻り撤収し、12時前に出発しました。小屋の前を通ったとき、来たときに愛想よく迎えてくれた小屋番さんがいたので、「お世話になりました」と一声かけたのですが、うなづいただけでした。もしかして、こんな時間までテントを張っていたのをあまりよく思わなかったのかもと思ったのですが、携帯をいじっていたのでそのせいかもしれません。どちらにしても、池に行く前にパッキングを済ませておいたほうがよかったなと反省したしだいです。


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12:30 出発してから30分ほどしか経っていませんが、時間的に余裕があるので仙人池ヒュッテを見下ろす尾根上のベンチで少し休憩をとりました。


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振り返ると池平山が大きく見えていました。


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仙人新道との分岐を過ぎると、木道になり歩きやすくなりました。


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12:55 仙人池ヒュッテに到着です。この小屋は、名物のおかあさんが小屋番をしていたのですが、2年ほど前に引退したようです。引退する前に一度来たかったなあと思いながら受付をしましたが、到着した登山者にお茶を出してくれたり、山小屋には珍しいお風呂があったりで、すこぶるサービスのいい山小屋でした。お勧めの山小屋です。


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ずっと見たかった仙人池越しの裏剱ですが、この時はすでにガスで何も見えない状態でした。


同室だった単独の男性が、体調を崩して夕食が食べられず寝込んでしまったのですが、小屋のお姉さんがお粥を作って部屋まで持ってきてくれた上に、風邪かもしれないので部屋をかわるように僕に勧めてくれて、空いていた部屋にひとりで寝ることができました。物腰柔らかで気が利いてやさしいお姉さんの心遣いに、思わず「惚れてまうやろ~っ!」と叫びそうになりました。


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午前1時を過ぎた頃目が覚めて外を覗いてみると、とりあえず星空が見えていました。


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カメラを持って出てみたのですがすぐに雲が広がってきて、1時間半ほど粘ってみたものの、裏剱と星空のコラボレーションは実現しませんでした。

つづく。

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11日


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| 2015年8月 裏剱(池平山) | 19:19 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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イスカ ノンスリップピローが壊れてしまった

以前紹介した山で使っている枕 イスカ ノンスリップピローですが、先日の裏剱への山行で壊れてしまいました。


インフレータブルの枕が壊れるとは、すなわち空気漏れということですが、今回は穴が空いたということではありません。それなら付属の修理キットで直すこともできますが、この壊れ方は修理キットではどうにもなりません。


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写真を見てわかるとおり、枕の中心部分がぷっくりと盛り上がっています。


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購入時の写真はこのとおりで、中心部分に盛り上がりなど無く、長細いへこみのようなものがある状態です。


真ん中のふくらみはなぜできたのかというと、どうやら内側に空気を漏らさないための気密層があり、外側の生地と接着剤のようなもので貼り合わせられているみたいなのですが、それがはがれてしまったことに起因しているようです。



ここでひと息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




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テント内で寝ているときに、突然頭の下でパンッ!という小さな破裂音のような音がして、それからシューという空気漏れの音がし始めました。最初はどこかに穴が空いたものだと思って、いろいろと調べてみたのですがわかりません。空気もだいぶ抜けてしまったので改めて空気を入れて膨らませてみたところ、このように枕の真ん中の生地だけがぽっこりと膨らんできたというわけです。気密層と外側の生地がはがれたことで、気密層に穴が空き、そこから漏れた空気が気密されていない外側の生地を通して漏れているというのが空気漏れの原因のようです。


家に戻って水をかけながら空気が漏れているかどうか実験してみたところ、膨らんだ部分から見事に小さな気泡がたくさんでてきました。これは通常の穴空きとは違うので、付属の修理キットでは修理のしようがありません。一応、イスカに修理可能かどうか聞いてみようと思いますが、たぶん無理でしょう。可能だとしても定価1800円よりも高くつきそうなので、買い換えざるを得ないのではないかと思います。


マットレスにしても枕にしても、エアーで膨らませるタイプは、どうしてもパンクのリスクがなくなりません。クローズドセルのようなパンクのリスクの無い枕ってないものでしょうか。



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| 寝袋・マット・枕 | 21:16 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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はるばる来たぜ裏剱! 急登と雪渓を乗り越えて: 池平山その2

2015年8月9日(日)~13日(木) 富山県立山町 池平山(2555m)単独テント・小屋泊


8月10日(2日目)
バルブ撮影で1時間シャッターを開いて撮影している間にテントに戻って朝食を食べ、明るくなったときにはテントをたたんで出発するだけという段取りになっていました。


朝の混雑は5時前には一段落したので、空いたトイレでゆっくりと用を足そうと思って新しいトイレにいってみると、なんと個室のほうはどれもみな糞詰まり状態で、見るもおぞましいものがこんもりとたまっています。トイレに設置してあるホースで水をかけて流そうと試みるも微動だにしないその山の上からさらに盛り足すようなまねはしたくもないし、するべきではないということで、古いトイレのほうに移動しました。こちらは昔ながらの竪穴方式なので、糞詰まりになることはありません。古いトイレは入り口がなんだか廃墟のようで、中はどうなっているのかこわごわ入ったのですが、予想に反してけっこうきれいでちゃんとしていました。それにしても、流れないほどの大便を放置していく人がいて、その上からさらに脱糞していく人がいるというのも、どういう神経なんだろうと思ってしまいます。古いほうのトイレに行けばなにも問題ないのに、なぜそういう発想ができないのでしょうか。あの詰まったトイレを掃除する管理棟の人もたまったものではないでしょう。本当にご苦労様です。


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5:56 朝露でしっとりと濡れたテントを拭いてパッキングを終え、いよいよ始めて歩く裏剱へのコースへと足を踏み出します。


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剱澤小屋横から剱沢に向けて下っていきます。


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急斜面をジグザグに下りていきます。


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やがて雪渓の残る沢沿いの道に入ります。5分ほど下って行くと夏道が雪渓と出会う場所になり、そこから雪渓歩きが始まります。先行の登山者がクランポンの装着をしている脇をそのまま通過して、僕はクランポンなしで雪渓に足を踏み出しました。率直に言えばクランポンを持って来るのを忘れてきたということですが、いままでの北アルプスでの夏山山行の経験では、この時期の雪渓歩きは急斜面のトラバースなど危険な場所でない限り、クランポンなしでもまず大丈夫だったので、巾の広い雪渓歩きなら問題ないとの判断です。


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実際、雪渓の表面は凍結しているわけではないので、登山靴のままでも特に困ることはありませんでした。ただし、どうしても歩きが慎重になってしまい、またズルッと滑ってバランスを崩すことも無いわけではないので、やはり4本もしくは6本爪のクランポンを装着したほうが安心であることは明らかです。前方に針の山のような八ツ峰の稜線を見ながら、氷河のような雪渓をただひたすら下っていきます。


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6:53 平蔵谷との出合いです。この雪渓をずっと詰めていくと、カニのタテバイの下へ出るようです。確かグレートトラバースで田中陽希さんが剱岳登頂に使ったルートが平蔵谷だったように記憶しています。もっとも彼が登頂したのはもっと早い時期だったはずなので、雪の状態はかなり違っていると思いますけど。


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平蔵谷からさらに30分ほど下って行くと、今度は長次郎谷との出合いがあります。こちらは点の記でも有名になった明治の測量技師 柴崎芳太郎と案内人 宇治長次郎の一行が剱岳登頂に使ったルートです。いつか登って見たいと思いながら長次郎谷を眺めつつ、真砂沢へと下ります。


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剱沢キャンプ場の標高が約2500m、剱沢の雪渓歩きが終わる真砂沢ロッジの標高が約1750mなので、標高差は約750mあります。雪渓歩きは始まった標高が約2300mなので、雪渓だけで標高差550mもあるわけで、行けども行けども雪渓が続きます。


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やがて雪渓が急激に狭まるところで、左手に夏道の入口が見えました。そのまま雪渓を下ってもいいのかもしれませんが、雪渓の幅が狭まるということは、安全に歩ける範囲も狭まるということだし、傾斜も少し急になっているようなので、安全を考えて夏道に移りました。とはえ、この区間だけの巻き道のようなもので、雪渓が狭くなったところを抜けて下へ降りると、再び雪渓歩きになります。


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8:00 ようやく真砂沢ロッジに着きました。写真の雪渓の中に人影がひとり写っているのがわかると思いますが、その上に黒い部分が見えています。この黒い部分は雪渓が一部凍結してつるつるになっていたところで、下ってくるときにこの部分を避けようとうっかり雪渓の真ん中近くを通ってしまったのを、ロッジのご主人にしっかり見られていて、「あんなところを歩いたら落ちるぞと」怒られちゃいました。ご忠告ありがとうございます。以後気をつけます。怒られたといっても別に気難しい嫌な親爺というわけではなく、登山者のことを思っての忠告なので、特に気分を害したということはありません。真砂沢ロッジから二股までの道の状況を尋ねたら親切に教えてくれました。暑いから早めに出発したほうがいいとのアドバイスもいただき、トイレ休憩だけですぐに出発しました。しかし、これが失敗でした。水の補給を忘れたのです。剱沢出発時に約1.5リットルの水を担いでいて、途中で0.5リットルほど飲んだので、真砂沢ロッジを出発したときはおそらく1リットルほどしかなかったはずです。これが地獄の仙人新道で首を絞める結果になりました。ただし、ロッジのご主人が早く出たほうがいいと言ったことを逆恨みしているわけではありませんので。あくまでも、水の補給を忘れたのは自分の失敗です。


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8:06 真砂沢のキャンプ場脇から二股への登山道を下っていきます。


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少しの間薮っぽい道を行くと、再び雪渓に出ます。


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この雪渓に出たところの右側、剱沢右岸に赤テープの印と岩に描かれた赤矢印があり、梯子谷乗越への取り付きになっています。以前はもう少し下ったところに仮設の橋が設けられていたようですが、何度も流されてしまったため、今は橋を設置することはしていないそうです。


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ところで、この雪渓ですが、わりと幅広くて大きな一枚バーンのようになっているのですが、登山道がどこへ続いているのか何の印もないので最初進むべき方向がわからず悩んでしまいました。何のことはない、沢沿いにまっすぐ下る方向に進めばいいだけなのですが、登山道を示す印が、雪渓と夏道の境目からかなりおくに入ったところにあって、しかも小さいのです。その上、時間的にちょうど逆光になっていたので、この印がぜんぜん見つかりませんでした。ここで5分ぐらいタイムロスしてしまいました。


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再び薮の中を進みます。


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河原に出て進んでいくと、川岸まで雪渓が迫っている場所に来ました。雪渓と川の間の狭い部分を石伝いに進んでいきます。この場所を過ぎてもう少し行ったあたりで、左手を高巻くように登山道がつけられているのですが、それに気づかずに川沿いを進んでしまいました。結局進むのに窮するようなこともなく再び登山道と合流できたので問題はなかったのですが、足元にばかり気を取られていたのが失敗でした。ちゃんと前を見ながら進まないといけません。こういったうっかりミスが遭難につながってしまいます。


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これがこの区間の難所です。写真で見るとどうということは無いように見えますが、手前の丸太が縦に設置されているところを伝って先に進む部分がすこし厄介です。重い荷物を背負っていると、鎖がわりと伸びるので背中側に引っ張られて腕力で支えなければならず、へたをすると川に落ちてしまいかねません。高さ的に大怪我をするほどのものではないので安心ですが、水温も冷たいし流れも急なので、川に落ちるとそれなりにリスクはあります。


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さらに、このような急斜面んもありました。高さは5m程度なので、それほど大変ではありませんが、やや滑り易いので、雨降りのときなどは要注意かもしれません。


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9:33 まだかまだかと思いながら進んでいくと、やっと二股のつり橋にたどり着きました。真砂沢ロッジから二股までのコースタイムは1時間半なので、ほぼコースタイムどおりでした。


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橋を渡り始めると、上流に三の窓雪渓が見えます。


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橋の下を流れる水は、透明できれいでした。飲んでも問題なさそうですが、無理に沢水を汲んでいかなくても残った水でなんとかなるだろうと思ったのでした。万一おなかでも壊したら困るということもあります。ここから仙人新道を2時間半かけて登らなければならないのですが、樹林帯の道みたいだし仙人峠から先は30分の下りなので、仙人峠についた時点で水は残っていなくても大丈夫。いつもの自分の水消費量から考えると、1リットルも必要ないという判断でしたが、大間違いでした。ここは、標高わずか1600m。標高2400mを越える室堂と違って、蒸し暑いのです。仙人新道を登りきった仙人峠でも標高は2100mに満たないわけで、室堂や剱沢あたりで行動しているときとは気温が違っているというこをすっかり忘れていました。山奥に入ったという感覚で、なんとなく標高が高くなったと勘違いしたままだったわけです。



ここでひと息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




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20分ほど休憩したあと、仙人新道に向けて歩き始めました。つり橋からひとまず三の窓雪渓の上流方面に大きな岩を乗り越えて進みます。


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3分ほど進んだところから、右へ折れて森の中へと入っていきます。ここからいよいよ登りが始まります。


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最初のうちはちゃんとした階段もあったりしてそれなりに歩きやすい道でした。しかし、すぐに急登になり、やがて滑り易い風化した花崗岩の斜面をロープを頼りにトラバースするような場所もあったりで、タフな登山道になってきました。途中で警察の救助ヘリがやってきて、二股のつり橋のあたりに降下してホバリングしているのが見えたので、川に落ちて流されたのか、熱中症などで体調を崩した登山者がいたのかもしれません。


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10:41 二股から急斜面を登ってきて、やっと尾根上に出たところでようやく展望が開けました。目の前に三の窓雪渓が長々と伸びているのが良く見えます。しかし、ここまでの間にすっかり汗だくになってしまいました。雷鳥坂を登っている時は、汗はそれなりにかいたものの、下半身がべたべたになるようなことはありませんでしたが、仙人新道では上から下まで汗びっしょりです。これは、1週間前の三嶺のときとまったく同じ。標高が三嶺登山の時とほぼ同じなのですから、同じように汗をかくのもあたりまえ。雷鳥坂の感覚で考えていたのが大間違いでした。当然ながら、水の消費は多くなります。はたして仙人峠までもつのか微妙になってきました。


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その後、登山道は比較的傾斜が緩くなってホッとしたのもつかの間、しばらくすると再び急傾斜になりました。


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11:16 背後から照りつける真夏の太陽に苦しめられながら、ようやく半分くらい登ったところにベンチが設置されていました。日陰になっている場所に座り込んで休憩すると同時に、ハイドレーションに入れていたアミノバイタルウォーターを飲み干してしまいました。これで、残ったのはアルミボトルに半分ほど入っている水だけですから、残り300ccほどしかありません。


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一息ついて、改めて目の前に広がる三の窓雪渓と小窓雪渓を背景に自撮り。残り半分の行程を300ccの水で切り抜けられるのか、多少の不安を残しつつ出発しました。


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その後も、仙人新道は緩急を繰り返しながら果てしなく登り続けます。ようやく仙人峠があると思われる稜線が見えてきましたが、まだまだ登らなければいけません。


あえぎながら2008mの小ピークまで登ってきて、そこで小休止をするために荷物を下ろし、木陰に座って休みました。わずかな水で喉を潤し、5分ほど休憩して出発しようとしたところ、なんとめまいがするではありませんか。いったん荷物を背負ってみたものの、とても歩ける状態ではないので、再び荷物を下ろして木陰に座り込んでしまいました。ここに来るまでに直射日光が首筋に当たって暑い上に首が焼けて痛みも感じていた状態だったので、もしかしたら軽い日射病にかかったのかもしれません。とにかく、木陰でしばらく休憩して、体を冷やして様子を見なければどうしようもありません。念のためにと残しておいた二口程の水も、もはやケチっている場合ではないので、飲み干してしまいました。あとは、木陰で風に吹かれながら汗でぐっしょり濡れたシャツが体温を奪って体を冷やしてくれるのを待つのみです。仙人新道のコースタイムは2時間半です。10時前に二股を出発したので、休憩を含めて13時に仙人峠に着く予定でしたが、はたしてどうなってしまうのでしょうか。


木陰に体操座りのようにして座り、膝の上に頭を載せて、ただただ体が冷えるのを待ちました。時折吹く風が心地よく、もしかしたら少しの間意識が飛んでいたのかもしれません。気がつくといつの間にか30分が経過していました。幸い、雲が出てきたので日差しが和らいでくれたことも良かったのか、立ち上がってもクラクラするめまいは起きません。なんとなくまだ少しふらつくような感じは残るものの、歩けないというほどのことはなく、これならなんとか歩けそうです。結局この場所で40分ほど時間をつぶしてしまいましたが、地図で見ると残りはあと1/4程度なので、それほど大きなロスにはならなくて済みそうです。


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12:40 荷物を担いで、ゆっくりと歩き出しました。目の前に小さなピークが見えていて、あれを越えれば峠かもなどと思いながら進んでいくと、再びその先にピークが見え、そのたびに体から力が抜けていくような気持ちを何度も味わいながら、それでも登り続けます。


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右手前方に、仙人池ヒュッテがほぼ同じ高さに見えると、さすがに仙人新道も終わりに近づいたことを感じます。


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しかし、まだまだ難関が立ちふさがります。ちょっとした高さですが、力の入る岩登りまがいの場所が出てきたりして、ほんといやらしい登山道です。


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13:05 ようやく仙人峠に着きました。途中でタイムロスしたとはいえ、それまでのペースが予想外に速かったらしく、結局ほぼ予定通りの時間に仙人峠を登りきることができました。峠というぐらいだから、見晴らしが良くベンチなんかもあって休憩できるような場所かと思っていましたが、単なる登山道の途中にいきなり合流しただけの場所で、とてもゆっくりできそうにありません。その上、池の平方面である左方向へは、あろうことかまだ上り坂になっているではないですか。とにかく、上り坂が終わるところまでは進んで、そこで休憩することにしました。


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ラッキーなことにわずかばかり進むとすぐに木道になり、上り坂といっても緩い傾斜の歩きやすい道になりました。そして、100mほど進んだところが上り坂の終点で、立派なベンチが2つも設置されていて、ゆっくりと休憩することができたのでした。


その後は緩やかに下っていく道をただただ喉の渇きと戦いながら歩き続け、コースタイムどおりほぼ30分の時間をかけて池の平に到着したのでした。疲れと喉の渇きですっかり写真を撮ることも忘れていましたが、到着時に小屋番のおじさんが出てきてお疲れ様と労をねぎらってくれて、とにもかくにもということで水をもらってがぶ飲みしました。


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テント泊の受付をして、テント場に行ってみると、真ん中のヘリポートを囲むようにいくつかのテントが張られていましたが、ちょうど適度に草が生えた場所が開いていたのでそこに自分のテントを張りました。このとき写真を撮り忘れたので、この写真は翌日朝に撮影したものです。このテント場は、1/3ぐらいは雑草が伸びていて使えない状態だし、さらに奥の1/3ぐらいはジメジメしていて使えないような状態なので、フラットで広い場所のわりに幕営数はあまり多くないようです。


池の平に着いたときには、ガスが出ていて、山も平の池も見えない状態だったので、テントを張ってからはとりあえずテント内で体を休めました。ごろごろしたり、お茶を飲んだりしているうちに夕方になり、そそくさと夕食を済ませるとさっさと寝たのでした。地面がフラットな上に草地なのでふかふかとした感じがあり、妙に寝心地が良かったのが助かりました。


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午前1時頃に起きて空を見てみると、ガスがすっかり消えて満天の星空でした。


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少し雲が出始めていたのですが、池平山の上空にかかる天の川がきれいに見えていました。


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八ツ峰の上空にもたくさんの星が煌めいています。月の無い暗い夜でしたが、星明りで「モンローの唇」と言われている雪渓がきれいに映りました。肉眼では見えていませんが、さすがは高感度に強いデジタルカメラです。午前2時半ぐらいになると雲が多く出てきたので、撮影を終えてテントに戻りました。

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z10日


つづく。



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| 2015年8月 裏剱(池平山) | 11:06 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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はるばる来たぜ裏剱! 急登と雪渓を乗り越えて: 池平山その1

2015年8月9日(日)~13日(木) 富山県立山町 池平山(2555m)単独テント・小屋泊


タイトルの「池平山」を見て、どこの低山かと思った人もいるでしょうが、じつはれっきとした北アルプスは剱岳の北方稜線に連なる山で、標高は2555mあります。地図上のピークは2561mの北峰ですが、北峰へは一般登山道がないため、一般的には2555mの南峰がピークとされているとってもマイナーな山です。名前からして面白くなさそうな山ですが、実は裏剱を見る絶好の展望ポイントで、小窓雪渓を挟んでそそり立つ城壁のような裏剱の迫力ある姿を楽しむことができます。このエリアで一般登山者が登ることができる唯一のピークでもあります。


今年の夏山山行は、昨年行けなかった裏剱を目指しました。目的はピークハントではなく、平の池や仙人池越しに裏剱を見るということですが、今回の山行で唯一ピークを踏んだ山が池平山ということになるので、山行のレポとしては池平山をタイトルに入れたわけです。


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いつものごとく立山ケーブルカーとバスを乗り継ぎ室堂ターミナル駅に着いたのが7時20分頃。ケーブルカーもバスも始発に乗れたので、早い時間にスタートすることができました。


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天気は快晴。まぶしい朝の光を浴びながら、石畳の道を歩きます。荷物は相変わらず20kg越えの重さですが、例年のようにズシリと背中にのしかかるという感じはあまりありませんでした。GWからお盆休みの間はこのところ何もしないことが多く、怠けた体で体力も落ちているところにいきなり夏山山行というハードトレーニングをするようなものなので、かなりバテバテになってしまうのが毎度のことでしたが、今年は2週間前に日帰りで伯耆大山、1週間前に小屋泊で三嶺とトレーニングがてらの山行を行っていたので、体がある程度できていたようです。


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鏡のようなみくりが池が立山を映しこんできれいです。


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エンマ台からは地獄谷の様子が良く見えました。大日三山もくっきりと見えています。わずか3ヶ月ほど前には真っ白な雪山だったのに、なんだか不思議な感じです。


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雷鳥荘下の池は、まだ少し雪渓が残っていましたが、青と白のコントラストがきれいでした。


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雷鳥荘前から雷鳥沢キャンプ場を見下ろすと、そこそこのテントが並んでいましたが、思っていた程の混雑さはありませんでした。室堂と雷鳥沢キャンプ場との標高差は155m。だらだらと下ってくるのであまり実感がありませんが、こうしてみるとやっぱりそれなりの高さがあります。行きは下りなのでまだましですが、帰ってくるときがきついコースです。


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8:20 雷鳥沢キャンプ場について、水場で水を補給し、トイレに立ち寄って、標高差約500mの雷鳥坂へと向かいます。


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さすがに本格的な登山道になってくると、荷物の重さが堪えます。ストックで荷重を腕と脚に分散させながら、一定のペースでゆっくりと登ります。


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10:02 気がつけば奥大日岳のピークと同じぐらいの高さになっていました。


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歩きやすかった登山道が、岩ゴロの急登に変わると、別山乗越ももうすぐです。


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ようやく剱御前小舎が見えてきました。


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10:35 やっと雷鳥坂を登りきりました。雷鳥平から2時間なら、ほぼコースタイムです。大荷物のわりにいい調子です。


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別山乗越からは、これぞ夏山という風景が広がっています。


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白山もくっきり見えています。いまだに登る機会に恵まれない白山ですが、今年の秋には訪れてみたいものです。



ここでひと息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。





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休憩を終えて剱沢キャンプ場へと下ります。


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時間的には真砂沢まで行ったほうが明日の行程が楽なのですが、今日は剱沢でテント泊です。週の後半は天気が崩れるかもしれないので、晴天のうちに剱岳の星景写真を撮っておこうという目論見です。


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お昼前にはキャンプ場に着き、正午にはテントも張り終えてのんびりできました。テントの中から正面に剱岳を眺めることができる絶好のロケーションです。


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広いテント場にはたくさんのテントが張られていましたが、見渡してみても同じテントはなかったみたいで、青色のXライズ2は見つけやすくてたすかります。隣に同じテントが並んでいたりすると、どれが自分のテントか迷ったりしそうですが、これならすぐにわかります。


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お昼を食べてのんびりした後は、カメラを持ってぶらぶら。昨年も同じような写真を撮ったような気がしますが、そんなことは忘れて撮影タイムです。


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標高が高いだけあって、チングルマもまだ咲き残っていました。


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今年は風があまり吹いていなくて、鏡面のようなきれいな池に逆さ剱がくっきりと映りこんでいました。


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夕方になると富山側から雲が湧きだし、剱岳の山頂を覆い始めます。


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ガスが巻く剱岳はなかなか迫力があります。


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剱澤小屋の近くまで来たので、ついでに立ち寄ってみました。


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売店で冷えたコーラを買って飲みました。こんな山中で冷えたコーラがのめるなんてありがたいことです。これで300円ならまあ妥当なところかなと思います。


コーラを飲んでいるうちに日が翳り、肌寒くなってきたのでテントに戻りました。18時ごろには食事を終えて、19時前には就寝。行動中の服装(長袖シャツとTシャツ、登山用パンツ)のまま寝たのですが、夏用の薄い寝袋イスカ チロルはそれでも十分暖かかでした。しかし、真夜中を過ぎた頃には少し寒く感じるようになり、ダウンジャケットとダウンパンツを着用して寝てみたものの、それでもなんとなく寒かったりして、やはり標高2000mを越える場所でのテント泊はフリースなどの防寒着がもう一枚あったほうがいいなと感じたのでした。


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午前2時に時計のアラームで目覚めて、外を見ると満天の星空でした。狙い通りということで、カメラをもって外に出ます。テントの脇から撮影できるかと思いきや、やはりいろいろと邪魔なものがあり、テント場の上のほうの少し高くなったところまで移動して星空撮影しました。


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天の川が頭上にかかっていたものの、天頂に近いあたりにあり、いつも使っている24mmのレンズでは剱岳とからめて納めることできませんでした。なので、基本的に15mmの魚眼レンズでの撮影になりました。


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最後は、剱岳と星のグルグル写真。20分ほどバルブ撮影して様子を見た後、1時間のバルブ撮影をやったのですが、4時近くなって空が明るくなり失敗。最初にとった22分のバルブ撮影したものだけが使える写真になってしまいました。こうなるとボディが2台ほしいと思ってしまうわけですが、荷物が重くなるので考え物です。

つづく。


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| 2015年8月 裏剱(池平山) | 22:08 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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夏山山行より帰宅

ブログを9日間放置して夏山へと出かけていました。といっても、9日間山に入っていたわけではなく、8月9日入山、13日下山という日程です。本当は15日下山の予定だったのですが、13日と14日は天気が悪くなるということで、切り上げて早めに下山しました。しかし、15日はいい天気になるという予報だったので、家に帰る前に寄り道して、氷ノ山に登って帰ってきました。


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ちなみに、9日から入山したというのは、昨年行けなかった裏剱方面です。剱沢の氷河のような雪渓を下り、想像以上に厳しい仙人新道を這い上がり、池の平や仙人池から裏剱を堪能して帰ってきました。下の廊下が通れれば、下の廊下を経由して室堂に戻ってきたかったのですが、秋にならないと通れないとのことで、仕方なくピストンで計画。帰りに剱沢泊まりでもう一度剱岳へ登ってくるつもりでしたが、悪天候のためあえなく流れてしまいました。なかなか思い通りには行かないものです。


本日登ってきた氷ノ山は快晴の登山日和で、剱岳から早めに下山したのは正解でした。もしも剱沢に2日間停滞していたとしたら、このいい天気の中、ただ下山するだけで1日を使ってしまうところでした。


とりあえず、ぼちぼちとレポを書いていこうと思います。 


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| ヤマネタ・ニュース | 21:27 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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三嶺~剣山の縦走計画が腰痛発生でピンチ: 三嶺その2

2015年8月1日(土)~2日(日) 徳島県三好市東祖谷菅生 三嶺(標高1894m) 単独避難小屋泊


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三嶺ヒュッテで一息入れてから、サブザックにカメラなど詰め込んで、山頂へと出かけました。小屋の前から池越しに山頂が顔を覗かせているのが見えます。


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右手に広がる笹腹の中にできた踏み跡をたどって山頂へ向かいます。


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途中で振り返ると、緑の笹原と池、そして赤い屋根の小屋の組み合わせがなんともメルヘンチックでした。


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三嶺のピークが目の前に近づきます。


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15:17 登頂しました。中国地方の最高峰伯耆大山よりも高いだけあって、けっこうきつい登りでした。


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誰もいないしせっかくなので自撮り。


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西熊山方面。高い樹木はなく、笹原の稜線が続いています。こちらの縦走もけっこう面白そうです。


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こちらは剣山への縦走路。午後になって高知県側にガスが沸き始めました。上空の雲もけっこう厚くなってきて、ちょっと雨っぽい雰囲気も出てきたので、小屋に戻ることにしました。


小屋へ戻る途中で雨がパラパラと落ち始め、小屋へ戻ってすぐに本降りになりました。いいタイミングで戻ってくることができました。小屋へ戻ってもすることは特にないので、出かける前に沸かしておいた水を水筒へ移し、もう一度沢水を沸かしておきました。これで約1リットルの飲み水ができました。


その後は、腰の痛みを緩和するために寝転がってじっとしていましたが、17時ごろに夕飯を食べ、再びごろごろしていたらいつの間にか眠ってしまいました。


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19時を回ったころに、同宿者が小屋を出て行く音で目が覚めて外を覗いてみると、見事な夕焼け空になっていました。あわててカメラと三脚を持って外に出て、なんとか5カットほど撮ることができました。


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その後、すぐに月の出の時間になったので再び外に出て待っていると、剣山の左手方向から赤い満月が昇ってきました。事前に月齢や月の出の時間を調べていたわけではありませんが、ガーミンeTrex20には月と太陽の出入りの時間データが入っているので、山の上でもすぐに調べることができて助かります。今回は望遠レンズを持ってこなかったので、あまり大きく写すことができませんでした。それがちょっと残念です。もっとも、月だけを単独で大きくとっても写真としては面白みがないので、望遠レンズがあっても同じだったかなという気もします。


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振り返ると、日没後の西の空が赤く染まって美しいグラデーションを描いていました。幸い、道標のシルエットがアクセントになる位置にあったので、写真が単調にならずにすみました。


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南を見ると、高知県側には雲海が発生していて、その雲の一部が稜線を越えて滝雲のように流れ下っていました。スローシャッターで撮影してみましたが、あまりボリューム感もスピード感もなかったので、たいしてダイナミックな写真になりませんでした。その後、満月があまりにも明るいので、今日は星景写真は難しいかもしれないと思いながらいったん小屋に戻りました。


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21時を回ったころ、そろそろ星空も出ているかと思い外に出てみました。月明かりで地上が真っ暗にならないのはいいのですが、星空が明るくなってしまい、やはりちゃんとした星空になりません。


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場所を変えながら数カット撮影して歩きましたが、結局星景写真はこれといったものが撮れず、遠くに浮かぶ剣山・次郎笈のシルエットと月明かりの三嶺の写真を撮って、22時を回ったころに小屋に戻りました。


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小屋に戻ったときに、ちょうど月明かりが池面に届くようになっていたので、最後に池と山嶺のピークを入れた星景写真を撮ってみましたが、これが一番まともな星景写真になりました。月の位置が左手後方ということで、空があまり月光の影響を受けなかったのがよかったようです。



ここでひと息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




8月2日(日)
夜なかなか寝付けなくて、寝たのがかなり遅い時間になったおかげで、午前3時起床の予定がすっかり寝過ごしてしまいました。それに、腰の痛みも相変わらずです。遅い時間に出発して、無理をした挙句に腰を悪化させては翌週の夏山山行に支障をきたしてしまいます。それに、出発時間が遅くなり見ノ越から名頃へ戻るバスに間に合わなかったりしたら、何時間も歩いて戻らなくてはならなくなるので、剣山への縦走は取りやめて、名頃へピストンで戻ることにしました。


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朝の時間に余裕ができたので、とりあえず日の出の写真でも撮影しておこうと外に出てみると、ちょうどいい位置に残月が昇っていました。


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昨晩の月と同じで、小屋の横から撮影しても日の出だけしか写っていないつまらない写真になってしまうので、山小屋と笹原が前景になる場所まで移動してカメラを構えました。太陽が昇ってくる前に、三嶺のピークと残月をカメラに収めます。


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やがて太陽が顔を出しました。地平線近くに雲があったみたいで、地平線より少し上ったあたりでやっと顔を出したため、出てきたときにはすでにけっこう明るくなっていて、白飛びした太陽になってしまいました。いちおうハーフNDフィルターで空の輝度を押さえていますが、太陽のまぶしさには効果なしです。地平線上に薄い雲があるぐらいのときなら、雲がNDフィルターの役目を果たしてくれるので、真っ赤な太陽を撮ることができますが、今日は条件が良くなかったようです。


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太陽が少し昇って、笹原が光りだしたタイミングで撮影してみました。肉眼ではもう少し笹原がキラキラしていましたが、写真にするともうひとつです。コントラストを高めればいいのかもしれませんが、空の色が白とびしやすくなるので、単体でのレタッチはこのあたりが限度のようです。フォトショップなどをつかってレイヤーで空と地面を別々にレタッチすれば肉眼で見た感じに近づきそうですが、それはまたいずれということで。


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小屋に戻って朝食をとり、下山する前にもう一度三嶺の頂上を踏んでおくことにしました。小屋を出てみると、すっかり日が昇って笹原の緑がまぶしく輝いています。


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山頂に登ってみると、いつの間にかぼんやりとした薄曇のような空模様になってきました。西熊山方面もいまいちすっきりと見えません。


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下山する名頃方面は逆光ということもあり、白く霞んでいます。


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やがて黒い雲がたくさん流れてくるようになり、どうも天候が悪化しそうな雰囲気になってきました。狭い山頂でかれこれ1時間ものんびりしていましたが、さっさと下山することにしました。


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小屋の近くまで降りてくると、雲間から日が差して池と山小屋がきれいに見えました。池が空を写しているため、ドーナツ状のブリッジの上に小屋が立っているかのような、ちょっとした錯覚のような不思議な感覚を感じました。


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北の空に少しだけ見えていた青空です。


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8:30 一晩お世話になった三嶺ヒュッテを後にします。心配していた腰痛は、重い荷物を背負ってもとりあえず普通に立って歩くぶんには大丈夫でした。前かがみになったりして腰に負担をかけるとピキッと痛みが走りますが、幸い下りでは前かがみになることはほぼないのでなんとかなりそうです。


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池のほとりの分岐から左へ下ります。


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大岩の下の急斜面をトラバースしていきます。


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ガレ場も難なく通過します。


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水場の道標がわかり易い位置に移動されていました。昨晩、同宿者が水を汲みに行ったので、その時に移動させたのかもしれません。


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サクサク下って、三角点1544.4の上の曲がり角に着ました。以前、ここを直進して遭難した人がいたらしく、その後この道標が設置されたようです。旧道は直進していたらしいので、何もなければ確かに間違いそうです。


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9:18 ダケモミの丘を通過。5分ほど歩いた先で休憩をとりました。


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こもれびが気持ちのいい尾根道を下ります。


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10:19 林道との合流点。ここでも休憩をとります。


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林道から登山道に入るところにあった張り紙。遭難が頻発しているってなぜ? 林道を下って遭難したということなんでしょうか。よくわかりません。


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11:00 駐車場に戻ってきました。登りは約4時間、下りは約2時間半という行程でした。くだりでもやっぱり汗だくになってしまい、着替えのパンツを忘れてきてしまったため、とりあえずレインウェアのパンツに履き替えて、びしょ濡れになった登山パンツやシャツを乾かしながら1時間ほどのんびりして、すこし国道439号を下った菅生にあるいやしの温泉に入って帰りました。この温泉、入浴料500円とリーズナブルな割りに浴室はすごくきれいで広く、おすすめです。温泉の脇からも三嶺への登山道があるようですから、次回はこちらから登って西熊山方面へ縦走してみたいものです。


温泉を出て祖谷川にそって車を走らせていると、土砂降りの雷雨になりました。道路が川のようになるすさまじい豪雨と雷鳴とどろく悪天候で、もしも山の上でこんな天気になったら大変だったなあと、縦走をやめて早めに下山してよかったと安堵した次第です。



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| 2015年8月 三嶺 | 17:36 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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三嶺~剣山の縦走計画が腰痛発生でピンチ: 三嶺その1

2015年8月1日(土)~2日(日) 徳島県三好市東祖谷菅生 三嶺(標高1894m) 単独避難小屋泊


お盆休みを1週間後に控えた週末。GW以来宿泊装備での山行を行っていないばかりか、まともな山歩きもほとんどできていない状態でした。例年、似たような状況でお盆休みの長期山行に突入し、かなりバテバテになっていることもあり、今年はせめて事前に重装備の山行をやっておこうと計画しました。


前から登ってみたかった徳島県は剣山系の三嶺(みうね/さんれい)から剣山への縦走プランをたてました。最初の登りが短時間で済む剣山から入り、途中の白髭避難小屋あたりで宿泊。三嶺から名頃に下りてバスで見ノ越へ戻るというのが一番現実的なプランです。しかし、どうしても三嶺山頂にある避難小屋で宿泊し、山頂の池をからめた星景写真が撮りたかったので、三嶺から入山し剣山へ縦走するというプランにしました。初日は三嶺に登るだけとなり、全工程の大半を二日目に消化するというけっこうタフは計画になりますが、朝5時に三嶺山頂を出発すれば、見ノ越発15:10のバス(最終)に間に合うという予定でした。


今回、小屋泊まりの1泊2日なので荷物が少なくて済むため、2014年11月に購入したまま一度も使う機会がなかったオスプレー イーサー60を初めて使うことができます。単に山行の装備だけなら40リットルのバックパックでも大丈夫ですが、カメラと交換レンズがあるため、やはり60リットルの容量が必要になりました。


1日は三嶺に登るだけなのであまり急ぐ必要もなく、6時40分に家を出て、名頃登山口に着いたのは9時30分過ぎでした。国道32号の大歩危から県道32号と国道439号をつないでいくのですが、祖谷川沿いのこの道が狭くて曲がりくねっていて、時間もかかるし神経も使うしで大変でした。登山口には水洗トイレつきのきれいな駐車場があり、30台ぐらい駐車できそうな広い駐車場は60%ぐらいの混み具合で、あまり混雑はしていませんでした。団体による避難小屋の混雑もありうるとして、念のためテント装備も持ってきていましたが、駐車場の状況を見て問題無しと判断。テント装備は車においていくことにしました。


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10:00 出発です。トイレの前を通って、奥へ進んだところが登山口です。


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名頃からの登山ルートは、以前は平尾谷川沿いに登るルートがありましたが、途中が崩落したために現在は通行止めになっています。新しい登山道は、名頃駐車場から三嶺まで続く尾根上につけられていて、僕が持っている2009年の山と高原地図にはまだ反映されていません。ヤマケイオンラインのコースタイム作成マップでも平尾谷川沿いのルートが使われていて、ルートが変更されていることがまだ周知されていないようです。しかし、登山口から先はピンクのテープナビがいたるところにつけられていて、しっかりと前方を注意しながら歩く限りにおいては、地図がなくてもおよそ迷うことはなさそうです。


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登山口から少し登ったところで鉄塔の下を通過し、その後は本格的な尾根上の登山道になります。


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10:27 登り始めからそこそこの傾斜があり、久しぶりに重い荷物を担いでいるとけっこうこたます。30分ほどで大きな木がたっているフラットなテラス状の場所があったので、小休止するにはいいタイミングでした。


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その後、再び一本調子に近い上り傾斜の尾根をひたすら登ります。多くの場合、これぐらいの標高の場所は人工林になっているものですが、ここは麓からずっと自然林のままなので、森の中でもそこそこ明るく、空気もひんやりしていて気持ちのいい登山コースでした。


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10:50 林道に出ました。ちょうどいい時間だったので、ここで大休止をとります。日陰に入ると心地のいい風が吹き抜けて行きますが、なにしろ連日の猛暑続きです。重い荷物を背負って1時間も森の中を登っていれば滝のような汗が流れ落ちてきます。少々風に当たったぐらいでは、なかなか汗は引いてくれません。気温のことや水場が小屋の近くにないことなどを考慮して、3リットル担いできましたが、はたして頂上に着くまでにどの程度消費するかです。山頂下の登山道脇に水場があるそうですが、必ず水が確保できるという保証は無いので、とりあえず今晩と明日の朝の食事と途中の飲み水は確保しておく必要があるということで、いつもより余分にもってきました。


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林道との合流点からすぐ先に登山口があります。ここから再び尾根にのぼります。


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今までと違ってここからは尾根らしい尾根の道になりました。傾斜は多少緩くなって楽です。


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登山道の傾斜は緩急を繰り返しながら見通しの利かない樹林帯の中をまっすぐに登って行きます。しんどいルートですが、歩いた分だけ確実に高度を稼げるので個人的にはこういうルートのほうが好きです。


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12:19 地図上で「ダケモミの丘」と書かれた場所に着きました。ここは旧登山道との合流地点ですが、「ダケモミの丘」という表示は何もありません。とりあえず、荷物を下ろして休憩をとります。


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ダケモミという木の名前は、初めて聞く名前です。このあたりの生えている木がそうなのでしょうが、見た目はモミの木のような針葉樹です。ウィキペディアによると、正式にはウラジロモミという名前で、ダケモミは別名だそうです。



ここでひと息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




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ダケモミの丘からはしばらく平坦な道になりますが、すぐに傾斜のある斜面をジグザグに登るようになります。


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ジグザグにのぼってきたところで、ポンッと尾根の上に出ると、目の前にずいぶんしっかりとした道標がありました。


1544地点
国土地理院の地形図で見ると、この尾根の先に三角点1544.4があるようで、以前の登山道は三角点を通過するように大きく迂回していたようですが、現在のルートは三角点をショートカットするようになっています。なので、下山するときに間違って三角点のほうへ行かないように目立つ道標を設置しているのでしょう。


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その後、登山道は緩急を繰り返しながらじりじりと標高をあげていきます。このあたりですでに標高1600m近い高さですが、樹林に邪魔されてまだ山頂は見えてきません。


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13:16 尾根の傾斜がきつくなり、巾も狭まってきました。雰囲気的に山頂が近くなったと感じます。


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急激に尾根巾が狭まってきました。樹間から、目の前に大きく立ちはだかるような斜面がちらりと見えたりして、だいぶん登り詰めてきたようです。


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13:30 道は尾根の直登からトラバースへと変わりました。大きな岩の上を伝いながら、斜面を左へと進みます。


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突然現れたガレ場。


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そして、草の中に隠れるようにして「水場」とかかれた道標がありました。うっかりしていると見落としてしまいそうな道標です。



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水場は道標から左下へ下ります。


荷物を下ろし、プラティパスを持って水を汲みに行きました。途中で飲んだ水の量は1リットルもない程度でしたが、とりあえず、明日の分もまとめて2リットル汲んでおくことにしました。3-1+2=4リットルということで、出発時よりも1kg荷物が増えてしまいましたが、山頂まではあと少しなのでなんとかなるだろうと思ったのでした。ちなみ、水場は登山道分岐から1分ほど下ったところにあり、水もしっかり出ていました。念のため煮沸して飲みましたが、わずかに土臭い味がしました。


水汲みを終えて荷物を担ぐと、なんだかぐっと重くなったように感じました。ちなみに、避難小屋からここまでは約10分ほどかかります。


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ガレ場を右側から巻くように詰めて、ガレ場の上部を左上へとトラバースして行きます。ガレ場を越えると急斜面を木の枝をよけながら腰をかがめて登るような区間があったりして、このルートの一番きついところがこのあたりでした。それなのに水を汲んで荷物を重くしたものだから、かなりきつい思いをしながら通過しました。


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ようやく厄介な場所が終わり、草つき斜面にステップがある歩きやすい道になります。それでも傾斜はそこそこあるので、やはり楽というわけにはいきません。


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道の傾斜は緩くなったものの、斜面の傾斜はけっこうな急角度です。前方の大岩の下に向かって道は続きます。


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大岩の下には鹿よけのテキサスゲートが設置されていて、そこを通過すると道はUターンするように斜面上へと向かいます。


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14:05 急傾斜の道を登りきったところが、三嶺山頂部にある池のほとりでした。


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池のほとりの分岐路から三嶺ヒュッテ(避難小屋)までは2分ほどでした。


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空いてるかなあと思いながら中に入ってみると、宿泊者は左手奥にひとりだけでした。右手側に荷物を下ろして、さっそくパッキングを解きます。しかし、このとき体に異変を感じたのでした。そうです、腰が痛いのです。これまでなんとなく痛いという程度の経験はありましたが、これほど明確に痛いという感覚を覚えたのは初めてでした。じっと立っている分にはそれほどつらくはないのですが、腰をかがめたり立ち上がろうとしたりするとけっこうきついものがありました。久しぶりに重い荷物を担いで登ってきたので、結果的に腰痛になったのかもしれませんが、水汲みの時まではそんな感覚はなかったので、最後の難所を通過する直前に荷物を重くしてしまったのが原因かもしれません。腰の痛みに耐えながら寝床の用意を済ませて、汲んできた水を400ミリリットルほど沸かしておきました。冷めたら空になったボトルに詰めておくために、山頂に出かける前に準備しておきました。

つづく。


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| 2015年8月 三嶺 | 17:56 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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