ヤマふぉと

山の自然や風景をゆったりと眺め、写真を撮るために山に登る。だから、登頂や縦走を目的とせず、好きな山域でテントを張ったり小屋に連泊して、カメラ片手にのんびりと過ごす。そんなスローな山登りを楽しんでます。

2015年05月 | ARCHIVE-SELECT | 2015年07月

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アプローチシューズを買ってみた: ファイブテン キャンプ4

実はGW直後に購入して、いままで1ヵ月半の間じっくりと熟成させていたアプローチシューズです。特にほしかったわけではなくて、好日山荘のお買い物券の期限が迫ってきたので、GWが開けてすぐに好日山荘によってみたところ、9800円というバーゲンプライスだったから買ってみたというわけです。といっても、クライミングをやるわけではないので、アプローチシューズ本来の使い方をする予定はありません。購入動機も、普段使いメインで、山行きのときに履いていく靴という程度なので、歩きやすく運転しやすく、いかにもアウトドアです的な派手な色使いやデザインでないところが気に入ってのことです。


とはいえ、せっかくのアプローチシューズですから、近所の低山ハイクぐらいなら十分こなせるのではないかという期待を持って、ちょっとした山歩きに出かけてみました。



ここでひと息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




訪れたのは、四国は香川県坂出市にある讃岐富士こと飯野山。標高はわずか400mほどしかないのに、なぜにわざわざ海を渡って行ったかというと、ちょうど高松市への出張仕事が入ったから。詳しくは山行記録のほうで書くとして、キャンプ4のレビューをまとめてみます。


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まず、キャンプ4という靴ですが、正直メーカーの名前を聞いたことがあるという程度の知識で、この靴がわりと人気があるということを買ってから知りました。モデルチェンジをしたらしくて、旧モデルがGWごろから安売りされていたようです。


試着した感じでは、足のフィット感がよく、外国製の靴にありがちな巾の狭さによる窮屈感を感じませんでした。お店にあったトレッキング用の厚手ソックスを履いて試着したためか、いつもなら8.5を買うところですが、つま先がややきつい感じがしたので9を購入しました。 


この靴はゴアテックスなどの防水素材は使われていないので、雨降りの日や、濡れやすい場所に履いていく時は注意が必要です。もっとも、防水透湿素材が使われていない分、濡れても乾きやすいらしく、最初から濡れるつもりで履いていくのならあまりきにならないのかもしれません。


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ソールは、ステルスC4というとても滑りにくいと評判のソールがついています。いまのところすべりやすい場所を歩いていないのでどの程度の性能なのかわかりませんが、粘土質で多少勾配のきついテカテカしたような場所でも、しっかりグリップしてくれたので、信頼性はありそうです。


また、ソールと一体となって踵を包み込むようになっているラバーですが、歩いているときに剛性感があるのは感じられます。砂すべりのような、砂利に踵から着地して下っていくような場所では安心かもしれませんが、ローカットの靴でそういうことをすると靴の中に小石がいっぱい入ってきそうなので、そういう場所を歩くのはどうかなという気もします。この踵のプロテクションが何目的なのかいまいちよくわかりません。


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バーゲンセールのわりに、購入時にシューズバッグをおまけでつけてくれました。特別必要というわけでもないのですが、もらえるものはありがたく頂戴しました。


本日、飯野山を歩いた感じでは、やっぱり8.5にしておけばよかったかなという感じです。今日は中厚手のソックスだったので、若干靴の中で足が遊ぶ感じがあり、登りではかかとが、下りでは足全体が前に動いてしまい、少し歩きにくさを感じました。くだりの途中で紐を締めなおしてみたところ、足の遊びがなくなり歩きやすくなったので、基本的に悪くないと思います。


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気になったのは、靴底の薄さというか、小石などの上にのったときに、けっこう足裏に食い込む感じがあり、やはりトレッキング用の靴よりは柔らかいなと思います。インソールを交換しないで、購入時に付属のものをそのまま使ったのがよくなかったのかもしれません。標準付属のインソールがまともな靴なんてあまりありませんから。こんど山歩きに使う時は、厚手ソックスにしてちゃんとしたインソールに交換してみようと思います。


また、ローカットの靴ということで、くるぶし部分が動きやすく、軽快感があるのはいいのですが、うっかり地面から飛び出た石を踏んだりすると、わりと簡単に足首をぐねらせてしまいます。今日だけで4回ぐらいありました。幸い捻挫をするまでには至りませんでしたが、やはりミドルカットやハイカットの靴と比べると若干不安があります。


まとめてみると、ハイキングやトレッキングもこなせるし、普段使いもOKなシューズですが、インソールはSuperfeetなどに交換したほうが疲れにくいと思います。 ソールが柔らかいので、ソフソールなどの衝撃吸収系ソールより、Superfeetのようなしっかりとした素材のインソールのほうがいいのではないかと思います。本格的に山歩きをやるなら、やはりミドルカットのトレッキングシューズのほうがいいかも。もともとアプローチシューズなので、当然といえば当然ですけど。


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| 靴・インソール | 20:03 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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ふぉとログ #15 雨上がり

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2000年9月撮影。東京生活最後の年ということで、毎週のように奥多摩の日原周辺の山を歩いていました。この日は雨が降っていたのですが、歩き始める頃にはいい具合にあがって青空が顔を覗かせました。雨上がりということで、道端の雑草の葉には水がたまっていて、そこに空の色が写りこんでほんのりと青く染まって見えました。日常生活の中だったら気にも留めないシーンですが、山にいるとこんなことにも目が向いてしまうのが不思議です。


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| ふぉとログ | 15:53 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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一眼キラーの高級コンデジ登場: Canon PowerShot G3X

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2015年2月のCP+2015というイベントで開発発表されたPowerShot G3Xですが、6月25日に発売されることがキヤノンから18日に発表されました。実は、ひそかに注目していた機種だったので、どのようなスペックで登場してくるのか非常に気になっていました。


<製品概要>
1.0型裏面照射型約2090万画素CMOSセンサー
24mm~600mm相当/F2.8-5.6の光学25倍ズームレンズ
防塵防滴構造
映像エンジンDIGIC6搭載
約162万ドットのマルチタッチパネル
上180度下45度の高精細チルト液晶
AiAF時31点AF枠
約5.9枚/秒の連続撮影
バルブ、星空夜景、星空軌跡、星空インターバル動画など多彩な撮影モード搭載
WiFi対応
動画撮影時に5軸手振れ補正
EOSに準じたユーザーインタフェース
重量約733g(電池/メモリーカード含む)



ここでひと息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




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このカメラの一番の売りは、1型の大型裏面照射型CMOSセンサーと、24mm~600mmの25倍ズームレンズを搭載していることです。


一般的なコンデジで採用されているセンサーは1/2.3型(5.9×4.4mm)が主流で、高級コンデジでは一回り大きい1/1.7型(7.6×5.7mm)が多く採用されています。キヤノンでいえば、PowerShot Sシリーズなどが1/1.7型です。1型センサーは13.2×8.8mmという大きさで、面積比では1/1.7型の約2.7倍もの受光面積になります。センサーが大きいほど1画素当たりの面積も大きくなり集光効率がよくなるので、高感度、低ノイズ、広ダイナミックレンジになります。そのうえ、裏面照射型にすることでさらに集光効率が高まり、画質の良さはコンデジのレベルを遥かに凌駕することになります。最高ISO感度12800を実現していることもあり、コンデジでは難しかった星空撮影も難なくこなすことができるようになったわけです。


また、24~600mmという高倍率のズームレンズを搭載したことで、広々とした風景の撮影から、野鳥の撮影までこのカメラ1台でこなせてしまいます。画質が劣化しないプログレッシブファインズームを使用すれば、高解像度のまま50倍の1200mm相当の撮影が可能になります。記録サイズをM2まで落とせば、なんと100倍の2400mm相当の撮影ができるのです。単に高倍率のズームであれば、センサーサイズの小さいコンデジでもすでに実現されていますが、明るい昼間ならまだしも、薄暗い森の中や曇りの日などはノイズが多く画質が十分ではないという問題がありました。1型センサーに600mmの望遠ズームを組み合わせることで、この問題をかなり解決できたのではないかと期待されるわけです。


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ちなみに、この写真はPowerShot S110のプログレッシブファインズームの最大望遠480mm相当で撮影した野鳥です。10mもないぐらいの距離ですが、小さな野鳥は480mmであってもこの程度の大きさにしか写せません。野鳥だけを本気で撮影するということなら、一眼レフと大きな望遠レンズを担いでいくというのもありですが、山歩きのついでに野鳥も花も風景も撮影したいということなら、このカメラほど適した機種はないといっても過言ではないかもしれません。


一眼レフなどの大型カメラで600mmの焦点距離を実現しようとすると、キヤノンで考えれば、すくなくともAPS-Cサイズのセンサーを搭載したカメラに300mmの望遠レンズ+1.4Xテレコンバーターという組み合わせになります。Kiss X7とEF300F4の組み合わせでも、総重量は1.8kg近くなってしまいますから、そんなものを首からぶら下げて山道を歩くわけにはいきません。G3Xも総重量が約733gとけっこう重いのですが、Kiss X7とダブルズームレンズの組み合わせよりも軽いわけですから、600mmの焦点距離を考えれば夢のようなカメラです。

唯一の難点が、10万円を越える価格です。同じ1型センサーを搭載するG7Xが5万円台ということを考えるとちょっと高いのではという気もしますが、搭載されたレンズのことを考えると仕方がないのかもしれません。


僕が一眼レフを使ってきたのは、コンデジと比べて圧倒的な画質の差があり、超広角から望遠までレンズ交換によって焦点距離を自由に選ぶことが可能だからですが、星景写真も含めて同等の画質がもっとコンパクトなカメラで実現でき、しかもこれまではあきらめていた超望遠域の撮影も可能であるなら、あえて一眼レフにこだわる必要はなくなります。もっとも、G3Xでは24mm以下の超広角域の撮影はできないので、やっぱりまだ一眼レフをやめるというわけにはいません。600mmはたしかに魅力ですが、撮影の多くは広角側の焦点距離を使う現状では、24mmが広角端というのはやっぱり不十分なのです。それでも、低山の日帰りなどわざわざ一眼レフを持ち出さないような山歩き主体の山行に持ち出すカメラとして使ってみたいと感じます。もしも1型センサーで今度は15mm~100mmぐらいの広角ズームを搭載したG3XWなんて機種が出れば、一眼レフからの卒業を本気で考えてもいいのかもしれません。


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| 撮影用具 | 18:09 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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何度観てもやっぱりすばらしい! 「ダンス・ウィズ・ウルブズ」

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Yahooの動画コンテンツサイトであるGYAOに、僕がこれまで観た映画の中でもっともすばらしいと思っている映画「ダンス・ウィズ・ウルブズ」が無料で公開されていたので、久しぶりに鑑賞しました。


すでに何度も観ていて、ストーリーもすべてわかっているし、この映画の映像美をパソコン動画の低解像度ではちゃんと再現できないだろうことは容易に予想がついていましたが、観終わってみればやっぱり感動に包まれてしまいます。3時間もの大作ですが、途中で飽きることも無く、最後まで一気に見続けることができるのは、やはりこの作品が不朽の名作であることの証だと思うのです。


この映画を観て思うのは、異なる価値観をもつ相手を理解し認めることはとても難しいけれど、双方が理解しようと努力すれば決してわかりあえないことはないのだということ。とはいうものの、一方的に己の価値観を押し付け、認めさせようとする国や人間がいるのも事実で、そういう相手と時間をかけて理解しあおうとする意識を持ち続けるのは、相当な忍耐力と自制心が必要だということもまた事実。そこまでして理解しあう必要があるのか、理解しあう価値があるのかと、思ってしまうのが正直なところかもしれません。自分自身振り返ってみれば、めんどうな人間関係にはつい背を向けてしまいがちです。世の中映画のように簡単にはいきませんね。


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| 時事ネタ・ニュース | 23:55 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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ふぉとログ #14 碧玉紅玉

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2000年6月、山梨県甘利山にて撮影。早朝で風が凪いでいたおかげで、葉っぱの上に大きな水玉がちょこんとのっていたのが珍しくて、マクロレンズで撮影したものです。手前の水玉には上の葉っぱが映りこみ翡翠のような緑色の玉になり、奥の水玉には茎が写りこんで赤色に染まりました。少し撮影角度がずれればこうはならなかったわけで、ちょっとした自然のいたずらですが、それを見つけてカメラで切り取るのが写真の面白いところかもしれません。


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| ふぉとログ | 00:04 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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ふぉとログ #13 赤岳と富士

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2002年8月29日、赤岳山頂から下ってきたところで振り返ると、遠くに富士の優美なシルエットが浮かんでいました。この写真を見ると、久しぶりに八ケ岳を訪れてみたいという気持ちが湧いてきました。


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| ふぉとログ | 01:46 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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雪上テント泊の快眠補完計画その2 寝袋新調(モンベル ダウンハガー800#1)

GWの立山で寒くて眠れない寝袋はお役御免ということで、寝袋の買い換えを決めました。結論からいうと、購入したのはモンベル U.L スーパースパイラルダウンハガー800 #1です。現行のダウンハガー800 #1のマイナーチェンジ前の製品で、早く言えば旧モデルというわけですが、変わったのはほぼ名前だけなので、お買い得でした。今回の寝袋購入の選考ポイントは、以下の3点です。

1: -5℃で快適に眠れる暖かさ(EN規格のコンフォートレベル)
GWの立山は2011年以来毎年訪れていますが、いままでで一番寒かったのはテント内で-7℃でしたが、平均すると-2~3℃という感じです。なので、快適に眠れる温度が-5℃のレベルの寝袋であればまず問題ないだろうと思います。

今までの寝袋の温度表示はメーカーごとにばらばらでしかもデタラメでした。モンベルがいい例で、現在のダウンハガー800#1ではEN(ユーロ・ノーム)規格でコンフォート温度-5℃、リミット温度-12℃となっていますが、モデルチェンジ前の表示では独自基準で快適睡眠温度-9℃、使用可能限界温度-22℃となっていました。これぐらい温度が違うと1クラス違う性能になりますから、いままでの温度表示がいかにデタラメだったかよくわかります。最近はEN規格に基づいた表示が採用されはじめ、モンベルとナンガはEN規格での表示になっていますが、イスカはEN規格の表示になっていません。しかも最低使用温度の記載しかないので不親切です。ただ、おおむねEN規格のリミット温度と同程度の温度になっているようです。

2: 4万円以下の予算で購入可能
特別に4万円にこだわるわけではないのですが、マットのほうも買い換えることになるかもしれないので、そのあたりでおさめたいということです。

3: できるだけ軽い(1kg程度)
今まで使っていた寝袋が約1.2kgなので、どうせなら軽量化したいということで、目標は1kgとしました。


GWの立山でそれほど着込まないで快適に眠れるレベルの寝袋となると、800FPぐらいのダウンが600g程度入っているモデルが必要です。たとえば、イスカの商品説明を見ると、エア630EX(800FP/630g)や700SL(720FP/700g)で「ゴールデンウィークの北アルプス」に適しているという説明がありますから、このレベルのモデルから選ぶ必要があります。


候補にあがったのは、以下の6点。

イスカ: エア630EX、エア700SL





モンベル: ダウンハガー800#1、アルパインダウンハガー800#1





ナンガ: UDD BAG 630DX、オーロラ600DX





性能的にはどれも似たり寄ったりなので、あとは製品ごとの特徴がどの程度ポイントになるかです。


イスカについては、縫製がしっかりしているとか、同程度の寝袋でメーカー別に比較すると一番暖かいという評価があり、メーカーとしても商品としても一番良さそうです。ただ、第一候補にあがるエア630EXは価格が5万円越えとなり高いのがネック。第二候補のエア700SLはダウンが720FPと1ランク下のもので、その分封入量は多いのですが、総重量が1130gとやや重いのがネックです。また、イスカは最低使用温度の表示しかなくて、その温度がEN規格のコンフォート相当なのかリミット相当なのか不明という点が引っかかります。モンベルやナンガの同等製品と比較すると、リミット相当の温度だろうということはおおむね予想できますが、消費者に対する情報開示の姿勢としてはどこか不信感を感じさせるところがあります。


モンベルは、伸縮する生地で包まれ感がありながら窮屈にならずあぐらもかけるというのが魅力です。実際、いままでの寝袋は内部空間が妙に広くて包まれ感はまったくなかったためか、スースーするような感じがあったのは事実です。また、悪天候で停滞するような場合、テント内で寝袋に入ったまま食事をしたりお茶を飲んだりすることもありますが、いままでは脚を伸ばして座らなければならず、けっこうつらい姿勢を我慢しなければなりませんでした。寝袋に入ったままあぐらをかいて座ることができればやはり楽チンです。ただし、アルパインダウンハガーではあぐらがかけるほど伸びないようなので、モンベルで選ぶとするとやはりダウンハガー800になります。価格はやはり4万円越えなのですが、じつはモデル名が変わる前の旧製品ULスーパースパイラルダウンハガー800#1がまだけっこう市場に出回っていて、性能的にはほぼ変わらなくて名前が変わっただけなのに、4万円以下で販売されているので、実質的には一番お買い得感があります。


ただし、モンベルはダウンの封入量を公開していないので、その点がちょっと引っかかる点です。モンベルアメリカのサイトではダウン封入量が「Fill Weight」として表示されているのでまったくわからないわけではないのですが、なぜ日本では表示していないのか理解できません。先日、モンベルショップの店員に聞いてみたら、問い合わせてみますといって電話で確認してくれたのですが、回答は「総重量の半分ぐらいです」というあいまいなものでした。なぜそこまでダウン量を隠したがるのか謎です。UL スーパースパイラルダウンハガー800#1のダウン量をネット検索してみると総重量1011gでダウン量595gだったようです。現在のモンベルアメリカのサイトには、"Weight 1011g Fill Weight 570g"と書かれていて、微妙に違っています。ちなみにモンベル日本のサイトには、ダウンハガー800#1は総重量は984gとなっていて、ここでも一致しません。現行品は生地が10デニールとなっていますが、モンベルアメリカのサイトでは20デニールとなっており、UL スーパースパイラルダウンハガー800#1のネット検索では12デニールという情報もあって、総重量の違いは主に生地の違いが理由だと思いますが、いったいどうなっているんだかという感じです。非公開でちょこちょこ仕様を変更しているのでしょうが、ダウン量を公表しないこととあわせてそのあたりがちょっとひっかかります。


ナンガの場合は、ネットでもよく見かけるオーロラ600DXは価格的には3万円を切る価格で売られているものもあり、表生地に防水素材のオーロラテックス(多孔質ポリウレタン防水コーティング素材)を使っていてカバー不要というのが売りですが、ポリウレタン系の素材は経年劣化ではがれたりしやすいし、生地が40dnと厚く重い上に普通の生地よりも内部結露しやすいらしいので、個人的にはあまり魅力を感じません。すでにゴアテックスのカバーを持っているので、わざわざ防水生地のモデルを買う必要もありません。防水カバーのほうが4シーズン使いまわせるし、必要に応じて使うかどうかを選ぶこともできます。最近の寝袋は生地に撥水加工を施しているものが多く、候補モデルはすべて撥水生地です。なので、カバーをつけてその内側で結露しても、寝袋の生地の撥水性能でダウンが直接水分に触れる可能性は低いのに対して、寝袋の生地の内側で結露した場合、ダウンがその水分を吸収してしまう可能性が高くなりますから、カバーを使用したほうが安心なのではないかとおもうわけです。また、ダウンも760FPだし総重量1250gという重さもネックです。足元が冷たいという評価や縫製やつくりがいまいちというレビューもあったりするので、候補から脱落です。


わりと新しいUDD BAG 630DXはレビュー記事などが見つからないのでなんともいえませんが、4万円越えの価格のわりに770FPというのがちょっとなあと思いますが、超撥水加工したダウンというのが魅力的です。ただ、自分の山行スタイルや過去の経験からしてダウンの撥水加工が必須というほど困っていないのも事実。



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montbell_ULSSdh800#1
検討の結果、モンベル UL スーパースパイラルダウンハガー800#1を購入しました。現行のダウンハガー800#1とは、ほぼ同じ仕様らしいので、性能的には同等品のようです。アマゾンで37,670円でした。ダウン量が若干少ないという点は絶対的な保温性能という点で気になる点ですが、店舗で展示品を触った感じからするとまあ大丈夫そうだなと思えたことと、ネットでの評判も良いみたいだし候補の中で一番軽く価格も安いということで、決定しました。ちなみに、届いた寝袋についていたタグには、「表地 12-denier Ballistic Airlight」と書かれていたので、12デニールのバリスティック エアライトという生地が使われているようです。とすると、

USAモデル: 20デニール生地で総重量1011g、ダウン量570g

日本旧モデル: 12デニール生地で総重量1011g、ダウン量595g

日本現行モデル: 10デニール生地で総重量984g、ダウン量不明

ということになるわけで、USAモデルは生地の重量増分をダウン量を減らして帳消しにしているといえます。また、日本の現行モデルは生地が薄くなったことで27g軽くなったというわけですが、USAモデルと日本旧モデルは8デニール差で25g違うわけですが、日本の新旧モデルは2デニールで27g違うことになり、生地だけでなくダウン量も少し減らされているのではないかと勘ぐってしまうわけです。まあ、計算上20g程度の違いにしかならないので性能的に大差はないのかもしれませんが、モンベルが日本モデルのダウン量を公表したくないわけがここにあるのではと思ってしまうわけです。総重量の半分ぐらいということだと、500g程度しかダウン量がないことになっちゃいますから、イスカやナンガと比べるとどうしても見劣りしてしまいます。その意味では、旧モデルのUL スーパースパイラルダウンハガー800#1は、ダウン量がほぼ600gあって、なおかつ軽量で価格も安くなっているので、かなりいいコストパフォーマンスの寝袋といえるかもしれません。


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スタッフバッグに入った状態では、カタログ値径18×36cmということですが、明らかに長さは40cm以上ありました。また、総重量はスタッフサックや保管用ストレージバックも含めた重さなので、寝袋単体の重さは総重量から50gぐらい軽いようなので、実質1kgを切っていることになります。まあ、使う時は寝袋単体をコンプレッションバッグに入れるのでいいのですが、モンベルのカタログ値ってどうも素直に信用できません。


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今まで使っていたニッピンZOOMと比較してみました。ZOOMは開口部が一番幅広で74cmもあるのに対して、ULSSダウンハガー800#1は二の腕の辺りが一番広く約64cmです。肩から首にかけてすぼまるシルエットになっていて、ジッパーを閉めれば自然に顔だけが出るようなつくりになっています。このあたりは良く考えてつくられていると感じます。逆に言えばZOOMのつくりが雑すぎていまさらながら呆れてしまいます。


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開口部の紐を引いて閉じた場合は、ZOOMは紐がある側だけがすぼまって反対側があまりすぼまらないので、開口部が片側に寄った状態になってしまいます。これでは隙間から冷気が進入したり内部の暖気が逃げてしまうでしょうから、暖かくないのも当然です。


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ダウンハガー800#1のほうは、普通に紐を引っ張れば均等に丸くすぼまってくれて、鼻と口だけがちょうど出るようになります。ちょっと頭のフードがタイトな感じがしましたが、悪くない感じです。


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足元はほぼ円形に近い形状ですが、下側が若干すぼまっていて上が少し広いような感じがするので、寝たときの足の形状に合わせるような縫製になっているのかもしれません。実際に寝てみた感じではとくに窮屈感はなく、自然な感じでした。


中に入ってみた感じは、スーパーストレッチシステムによって適度なタイト感と、ふんわりと包まれているようなフィット感がありました。ジッパーの上げ下げでも生地をかむことなく使いやすかったです。


バリスティックエアライトという12デニールの極薄生地は、触った感じがさらっとして柔らかく、肌触りがいい生地です。表面は世界最高レベルの撥水性を持つポルカテックスという撥水処理をされているとのことなので、あまり神経質にならなくてもよさそうです。ときどき薄すぎる生地は耐久性が不安だという声がありますが、これまでの経験上テント内で寝袋の生地が傷ついたり破れたりするようなことはなかったし、そもそもそのようなものがテント内に転がっていることもまずないので、生地なんて薄くて軽いのにこしたことは無いというのが個人的な意見です。


中に入ってジッパーをあげてしまうと、肩まですっぽりと包まれて、開口部の紐を締めなくてもそこそこタイトに締まった感じがあります。起き上がったときには楽にあぐらをかいて座れたので、テント内での生活が楽になりそうです。あとは期待通りの暖かさがあれば言うこと無しです。


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| 寝袋・マット・枕 | 17:56 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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雪上テント泊の快眠補完計画その1 スリーピングマット再考(イナーシャ Xライト)

GWに立山から下山して、どこで痛めたのかわからないのですが、右側の大腿筋に痛みがあり、何日間か湿布のお世話になりました。しばらくして痛みは治まったのですが、30分ほど歩いたりすると大腿筋と大腿四頭筋のあたりにしびれたような痛みが出てきたりして、山歩きはしばしお預けです。まあ、軽いウォーキングなどしながらリハビリしていこうと思います。


ところで、今年もGWの立山のテント泊でやっぱり寒い思いをしました。昨年の反省から、いつも使っているダウン量約600gの寝袋はあらかじめゴアテックスのカバーをかけた状態でパッキングしており、テント内でもきっちり防湿対策はしていましたが、昨年同様上からも下からも寒さがしみてきて、快眠には程遠い状態でした。夜間に晴天だったため放射冷却で気温が下がった(テント内で約-4℃)せいでもあると思いますが、こうなるともはや湿気がどうだという問題ではなく、寝袋の性能が完全に追いついていないといわざるを得ません。もともとフィルパワーは不明のうえにあまりフィット感がなくて、内部空間が広めで保温力が高いとはいいがたい寝袋ですが、以前は着こんで寝れば-3℃ぐらいまではそれなりに眠れました。しかし、購入後15年を経た今、ダウンがへたってしまったと考えたほうがいいのかもしれません。もちろん、運動不足による筋肉量の減少などで肉体的な耐寒能力が下がったというのもあると考えられますが、それならそれでもっと保温力のある寝袋にしなければどうにもなりません。


問題は寝袋だけにとどまらず、マットレスの断熱性能についてもどうやら再考の余地がありそうな雰囲気です。背中側からじわじわとしみこんでくるような冷たさも改善しなければ、快適な睡眠を確保できそうにありません。雪山で使っているのはクローズドセルのサーマレスト リッジレストソーライトですが、使い始めの頃はそれなりに満足できていました。しかし、どうも昨年あたりからやや不満を感じるようになって来ました。表面のアルミコーティングがだいぶんはがれてきたので、それが原因で保温力が落ちたのか、はたまた他に原因があるのかわかりませんが、そんなことを考えてもしょうがありません。暖かさ指数が大きいマットレスに買い換えるか、別のマットレスと組み合わせて暖かさ指数を上げるかのどちらかです。


しかし、考えてみればより条件の厳しい年末年始の南アルプスでは、それほどつらいと感じませんでした。ダウン量1000gの寝袋を使っていたので、ダウンの絶対量の多さがロフトのつぶれによる保温性能の低下をカバーしてあまり冷たいと感じなかったとも考えられます。であれば、ダウン量の多い寝袋に換えれば、スリーピングマットそのものは買い換えなくても少しの工夫でなんとかなるかもしれません。


ということで、まずはマットレスをどうするかを検討してみることにしました。


一番手っ取り早いのは、保温性能が高いマットレスを新規に購入することです。スリーピングマットのトップブランドであるサーマレストのマットには、暖かさ指数"R"が表示されています。雪上テント泊に使っているリッジレストソーライトはR2.8ですが、これでやや寒いとなると、いったいどれぐらいのR値が必要なのでしょうか。ネットで調べてみると、雪上でのキャンプはR6.0以上必要だなどという怪しげな話もありましたが、R2.8のリッジレストソーライトでもわりと寝られることを考えれば、R3.0以上あればおおむね大丈夫なのではないかと思うのであります。もっとも、モンベルダウンハガー#0に厚さ32mmのイスカコンフィマットでも寒くてだめだったという記事があったぐらいなので、ほんと人それぞれということのようです。男女差も大きいようですし。サーマレスト プロライトプラスはR3.4、プロライトプラスの女性用モデルはR4.2なので、男性はR3以上、女性はR4以上というのを参考にすればいいのかもしれません。


いろいろと調べてみた結果、候補としては以下のようなものが挙がりました。



 
サーマレスト リッジレストソーラーR(クローズドセル 長183cm厚20mm重540g R3.5 約6,000円)






サーマレスト プロライトプラスS(インフレータブル 長120cm厚38mm重400g R3.4 約12,000円)






イスカ コンフィライトマットレス120(インフレータブル 長117cm厚32mm重490g R不明 約7,000円)



まちがいなさそうなのはリッジレストソーラーです。やはりクローズドセルが一番安心です。スモールサイズがないので自分で120cmにカットしなければなりませんが、そうすれば重さも360gになるのでソーライトより100g増加ですみます。もっとも、厚さが20mmになるのでソーライトよりもさらに収納サイズが大きくなるのは間違いないところ。まあ、外付けするのでそれほど問題はないでしょう。冬装備で少し余裕があればプロライトプラスなどのインフレータブルにするのもありですが、今のところほぼ毎回パッキングに苦労する状態なので、バックパック内にパッキングするのは厳しそうです。



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と、ここまで考えたところで目にとまったのが、Inertia(イナーシャ) Xライトというエアマットです。最初は何じゃこれは?という感じでしたが、寝袋の中で使用するという斬新なコンセプトが目からうろこでした。


冬山でエアマットという発想は基本的にありません。なぜなら、マット内部の空気が冷やされて暖かくならないからです。最近は、内部にアルミシートを入れたりダウンを封入して冬でも使えるタイプが発売されていますが、価格的に高いうえに、根本的にパンクの心配は解消していません。なので、エアマットの類は最初から除外していました。


しかし、寝袋の中で使うのであれば、少なくとも冷えるという問題は解決されます。Xライトのいいところは、背中部分を肉抜きした状態にしたことで、軽量化とともにダウンがつぶれてしまうのを防ぐことができます。寒さを感じやすい背中部分がつぶれなければダウンの保温力がある程度効いてくるので、耐寒性能もアップするはずです。そのほかの部分もエアマットがある分、下のマットからの冷たさを直接拾わないので、寝袋を新調すればもしかするとリッジレストソーライトのままでもいけるかもしれません。パンクの問題は残りますが、試してみる価値はありそうです。もしも思っていた程の効果が無ければ、マットの買い換えか手持ちのプロライトとの組み合わせなどを再検討してみればいいわけです。


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ということで、イナーシャ Xライトを購入しました。価格も上にあげたマットよりもかなりリーズナブルでした。ただ、今はアマゾンも楽天も値上がりしてしまったようです。


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中身は、英語の説明書、専用スタッフサック入りの本体、リペアキット、ポンプが入っていました。


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本体は、重さが173gで、大きさはおおむね500mlペットボトルサイズです。これならパッキングに苦労する必要もなさそうです。


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空気を入れて膨らませ、こんな感じで寝袋内部に敷いて使えばいいようです。最初は、付属のポンプで空気を入れてみましたが、しっかりと膨らませるには約240回もポンプを押さなければならず、口で息を吹き込んだほうが早そうです。


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箱の裏面にかかれているイラストのように、頭とお尻の部分だけがしっかりとしたエアマットの上にのりますが、身長171cmの僕の場合ほぼサイズは合っていました。


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頭の部分の左右にバルブが2つついています。


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向かって右側がポンプ用です。


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左側のバルブは、手前に引き出すと開き、押し込むと閉じ、押し込んで時計回りにまわすとロックがかかるようになっています。


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操作方法はマットのボディに印刷されているのですが、そのまま押し込もうとすると動かなくて、不良品かと思いました。少し反時計回りに回すようにしながら押し込むとするっと入りました。


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| 寝袋・マット・枕 | 19:30 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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ふぉとログ #12 穂高連峰の夜明け

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2002年8月30日、八ケ岳を南から北へ縦走したときに見た朝焼けの穂高連峰です。甲斐小泉駅から三ツ頭経由・権現小屋で1泊目。キレットを越えて赤岳頂上山荘で2泊目。そして横岳・硫黄岳を経て根石岳山荘で3泊目。本沢温泉とミドリ池を経由して稲子湯へと下りました。全日程晴天に恵まれて、すばらしい山旅を楽しむことができました。

この写真は、根石岳山荘付近で撮影したものだったと思いますが、朝日が昇る東の方角ばかりに気をとられていたとき、ふと振り返って見つけた光景です。はじめは青い影のようだった穂高連峰が、上空から下りてきた赤い光に徐々に染まっていく姿が印象的で、しばらくその美しさにすっかり見とれてしまいました。



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| ふぉとログ | 18:59 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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ふぉとログ #11 銀盤の山中湖

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1999年8月1日、日本の最高峰富士山登山に挑戦しました。標高2000mを越える山に登るのは、これが初めてでした。夕方に五合目に着き、そのまま車の中で仮眠をとり、22時ごろ出発したように記憶してます。途中息苦しさで登るのがつらくなったものの、用意していた酸素ボンベのおかげで無事登頂することができました。

休憩が長くなったので九合目あたりで日の出を迎えてしまい、この写真はそこで撮影したものです。遥か彼方の眼下に銀盤のように輝く山中湖がとても印象的だったのをいまでも鮮明に覚えています。


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| ふぉとログ | 17:06 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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