ヤマふぉと

山の自然や風景をゆったりと眺め、写真を撮るために山に登る。だから、登頂や縦走を目的とせず、好きな山域でテントを張ったり小屋に連泊して、カメラ片手にのんびりと過ごす。そんなスローな山登りを楽しんでます。

2014年12月 | ARCHIVE-SELECT | 2015年02月

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オプション解約で音声通話のみのすっきりケータイへ

2月から携帯の契約が新しい月に切り替わるということで、本日使わないオプション類をすべて解約しました。


i コンシェル、データお預かり機能、ケータイ補償サービス、i チャンネル利用料、ドコモ地図ナビが、全部で月額815円必要でしたが、これにてすっきり。


ちなみに、契約時にタイプSS_バリューという料金プランはi モードのオプションとセットでないと使えませんと言われていたのですが、オペレーターさんに確認したところそんなことはありませんということで、i モードもあわせて解約しました。月額212円の使用料なので、他のオプションと合計すると、月々1027円無駄な出費をしなくて済むことになりました。来月からは基本使用料934円のみです。


タイプSSの料金プランとi モードのセットが必要というのは、他のオプションの場合と同じで、契約時の決め事のようです。なので、音声通話だけでいいという場合は、とりあえず契約時に必要なオプションは入っておいて、次の月になるまえに解約してしまえば最小限の出費ですむというわけです。i モード以外のオプションは最初の1ヶ月は無料なので、契約後1ヶ月以内に解約すれば料金は発生しません。



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| 時事ネタ・ニュース | 13:09 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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筋かいぶった切り!? 恐怖のリフォーム

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先日書いた耐震改修工事をしている二軒のうちの一軒が、本日やっと解体作業に取り掛かることができました。で、耐震補強を行う部分の外壁を壊してみてびっくり。 なんと、筋かいを途中でぶった切って換気扇を取り付けていました。


こうなると、当然筋かいは機能しませんから、耐震性能は大幅に低下します。まあ、今回補強するのでもっと強くなるのですが、昔の人はほんと無茶なリフォームをするものです。もっとも、こちらのお宅はまだいいほうで、築50年になる家ですが、コンクリートの基礎もちゃんとしているし、土台がアンカーボルトでしっかりと基礎に留まっているし、筋かいや火打ち土台、火打ち梁もあって、けっこうしっかり作られてます。


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もう一軒のほうは、外から見るとコンクリート基礎があるように見えます。


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しかし、床をとって内側から確認してみると、なんと地面まで土壁。外壁は、土壁の上にモルタルで基礎があるように仕上げていただけだったのです。さらに、屋内側の土台下に基礎はなく、束のかわりに板切れやブロックが使われていたりして、コンクリート基礎が普及する前の時代に建てられた家そのもの。築80年になるという家なので、しょうがないのでしょうか。


本音を言えば、立て直したほうがいいと思いますが、今回は耐震診断に基づいた補強工事ということなので、計画通りの補強を行います。古い家はリフォームをする前に、床下や屋根裏をしっかり調べておくほうがいいです。よく、天井裏や床下の点検口がない家がありますが、それを作るのがまず先決ですね。

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| 時事ネタ・ニュース | 19:19 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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リフォーム会社の選び方

仕事の話をここに書くのは初めてだと思います。山とも写真とも関係ありませんが、ネタ切れということでちょっと脱線。そういえば、前回のパトカーの話も脱線話でしたね。


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今、2件の耐震改修工事のリフォームを同時進行しています。 耐震診断の結果、耐震性能が1.0以下と判定された家を、耐震性能1.2以上になるように耐震壁を作ってリフォームするというものです。こういう工事をすると、たいていついでにあれも、これもという追加工事が出てきて、その度に見積もりを取ったりしてけっこう手間がかかるのですが、手間のかかりぐあいは施工会社の担当者次第です。


現在進行している2件とも、施工会社はそれぞれ初めてのお付き合いです。K建設さんと株式会社Rさんですが、K建設さんはホームページを見て耐震補強工事の施工例があったのでお願いしてみました。ただ、スタッフが社長と部長の二人しかいなくて、そのうえどちらもけっこうご年配。スムースに仕事が進むかどうかが少し気になったのですが、経験豊富だろうからきめ細かい対応かもしれないと期待して頼むことにしました。


ところが、最初に引っかかったことが見事に的中。仕事の処理能力が低いのか、人手不足でパンクしているのか、見積もりひとつ出てくるのに平気で3週間以上かかるのです。なんども催促して、いつまでにという約束をしても、平気で忘れる始末。段取り良く仕事を進めるということがまったくできません。昨年12月22日に頼んでいた追加工事の見積が、なんども催促してようやく今日1月26日に出てきました。年末年始の休みを差し引いても3週間。内容的には高すぎね~か?ということで、明細内訳を出すように言っていますが、それもすぐに出てくるかどうか。キッチンの流し台の交換にいたっては、見積とカタログのコピーをFAXしてきただけ。色もわからないしオプションなどどうなっているのか説明もなし。仕方がないので、自分でそのメーカーのショールームに出かけてカタログをもらい、説明を聞いてお施主さんに届けました。屋根の色も、K建設が持ってきたサンプルからお施主さんに選んでもらって連絡したら、その色はもう作られていないとかで、二度手間になりました。それぐらい渡す前に確認しておけよとがっくり。現場の仕事自体はきちんとやってくれるので、そこだけが救いです。


株式会社Rさんのほうは、K建設に懲りていたので、僕と同じ岡山県耐震診断員リストから資格取得者の在籍している会社をいくつかピックアップし、比較的若い担当者のいる会社ということでネットで調べて見つけた会社です。こちらは担当者さん本人が資格を持っていて、しかも耐震リフォーム工事の経験も豊富ということで、段取りもいいし、仕事の内容もよくわかっていて、自分から率先して工事を進めてくれるし、必要な連絡もちゃんとしてくれて言うことなし。唯一の欠点は、会社にメールアドレスがないらしく、書類のやり取りがFAXになってしまうこと。できれば、メールやPDFファイルでやり取りできるようにIT化を進めてほしいものです。


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ということで、リフォーム工事を頼む会社を探す時は、スタッフが少なくてお年寄りしかいない会社は避けるべしということです。ベテランの技なんてことに期待したら失敗します。ある程度若いスタッフ(せいぜい40代ぐらいまで)が複数人いる会社で、HPやブログがそこそこ頻繁に更新されている会社のほうが安心です。年寄りしかいない会社は、若い人を雇う余力がないか、若い人が辞めてしまうかのどちらかでしょうから、会社としてなんらかの問題があると考えたほうがよさそうです。もちろん、すべてがそうだとはいいませんが、何もないところから判断する場合、そういう観点から会社を選ぶというのもひとつの手です。


ちなみに、耐震改修の場合は地元の自治体が補助金を出していることが多いので、直接リフォーム会社に頼むと補助金が受けられなくなったりします。 耐震改修は、資格を持っている建築士にちゃんと診断してもらわないとあまり効果のないリフォームになりかねないので、気をつけてください。屋根裏にやたらと金物を取り付けて高額な金額を請求する悪徳業者の話もきいたりしますが、屋根裏を補強したってほとんど意味はありません。


岡山市の場合は、市役所の建築指導課に耐震診断を申込んで、耐震診断員資格をもつ建築士が診断して報告書を作成します。現状把握のための一般診断を最初に受けて、その耐震判定が1.0を下回っていて、耐震改修を希望する場合は、さらに補強計画をたててもらい、その計画を元に見積を取って補助金申請を行うという3段階の手順が必要になります。工事代金に対する補助金は、最大で80万円となっています。


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| 時事ネタ・ニュース | 00:49 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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岡山県警の秘密兵器?: WRXパト

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先日のことです。 仕事に向かっている途中の交差点で信号待ちをしているとき、ふと気がつくと後にパトカーが。別に何も悪いことをしていませんが、不思議とパトカーや白バイが後にいるといい気がしません。過去に交通違反で反則切符を切られた経験からの被害妄想でしょうか。


信号が変わり走り始めると、パトカーは左に車線変更して、僕の車の斜め後につけました。その先の信号が赤になったので減速すると、斜め後にいたパトカーゆっくりと前に出てきました。なんかかわったパトカーだなあと思ってよく見てみると、なんとスバルWRXではありませんか。


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車に詳しい人ならすぐわかると思いますが、世界ラリー選手権に出場しているスバル車のベースになっている車で、市販車両としてはかなり高性能な車です。レヴォーグをベースにした現行車ではなく、インプレッサをベースにした旧モデルのようですが、テールについているでっかいウィングが結構な迫力です。岡山県警にもこんなパトカーがあったとは知りませんでした。高速道路などの悪質なスピード違反車両を追跡・検挙するのに活躍していそうです。


最近のパトカーはクラウンベースのものばかりで、無駄遣いしすぎではないかと思っていましたが、こういうパトカーなら認めます。



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| 時事ネタ・ニュース | 14:37 | comments:2 | trackbacks(-) | TOP↑

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軽くて使いやすいポット: サーモスJNL-500

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昨年までの冬山山行時には、行動中の水分補給用に写真左側のサーモスJMY-351というケータイマグを使っていました。小型なのはいいのですが、やっぱり容量350mlというのは少し物足りないと感じることもしばしば。そこで、新しく写真右側のサーモスJNL-500というタイプを購入しました。


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モデルJNLは、モデルJMYの新型になり、小型化と軽量化がされて使いやすくなっています。重さで言えば、JMY-351は200g、JNL-500は210gで、JNL-500のほうが容量が大きいのに本体の重さはほぼ同じです。どちらもワンタッチ・オープン式になっているので、ボタンを押すだけでふたがパカッと開いて飲むことができます。


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JMYでは蓋が写真の角度まで一気に開くので、そのまま飲んでも蓋が戻ってきて鼻に当たることはありませんが、JNLは購入当初は開閉角度が少し浅く(前の写真を参照)、そのまま飲むと蓋が鼻に当たってしまいます。指で押してやるとJMYと同じ角度まで開くので問題はないのですが、できればワンタッチで鼻に当たらない角度まで開くようにしておいてもらいたかったと思いました。もっとも、使っているうちに自然に鼻に当たらない角度まで一発で開くようになってきたので、どうやらあたりが出るまでは途中で引っかかってしまうということのようです。少し蓋が開く方向に傾けながらボタンを押すと引っかからずに開きますが、手前に傾けていると、やはり浅い角度で止まることが多いです。


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いつもショルダーベルトにぶら下げているボトルホルダーは、もともと500mlのボトル用なので、JMY-351ではすっぽりと全部入り込んでしまい、分厚い冬季用のグローブをしていると取り出しにくかったのですが、JNL-500だと蓋が少し見える状態になるので、取り出しやすくなりました。保温性能もなかなか優秀で、6時間ぐらいは楽勝で熱々の状態をキープできます。

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| ギア | 18:19 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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7年ぶりの携帯買換え~いまさらドコモガラケー

2007年に購入したソフトバンクの911Tという携帯が、そろそろ電池寿命を迎えたようで、最近はフル充電しても2日も持たないし、通話可能時間がわずか数分しかなくなってしまいました。


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ということで、昨年末から携帯の買換えを考えていたのですが、本日やっと新機種に買換えました。キャリアもソフトバンクからドコモに変更です。いまさらガラケー? という感じですが、ネット関係はPCかタブレットでするのでスマホは必要ないし、ゲームもしないし、仕事での受信が中心なので、電池が長持ちして小型で軽いガラケーのほうがいいのです。


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ドコモに換えた理由は、やっぱり田舎や山でつながりやすいということが最大の理由。万一のときにも役に立つし、仕事の電話も受けることができる範囲が広がるので、平日休みをとって山に入ったばあいでも安心。それに、ソフトバンクの機種変更だと月々490円の携帯機種代金が発生するのに、ナンバーポータビリティでドコモに乗り換えた場合は携帯代金が実質無料になるというのがお得。もっとも、転出費用や事務手数料で5400円が発生するので、それほどお得というほどではありませんが、2年間のトータルで考えるとドコモのほうが少しお得という感じです。


キャリアを変更すると携帯のメールアドレスが変わってしまいますが、最近は携帯のメールを使うことはないし、必要ならショートメールが使えるので特に困りません。なので、友人などへの携帯メールの変更通知もしないつもりです。


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購入したP-01Gというモデルは、待ち受け時間が700時間以上というタフネスさで、カタログスペックで言えばおおむね1ヶ月待ち受け可能ということになります。防水機能も付いているので、これで十分。購入時に機種の頭金3240円を無料にするために必要もないのいろんなオプションサービスに加入させられたのが不満ですが、すぐに解約することができるということなので、今月だけちょっと無駄な出費になりますが仕方がありません。


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| 時事ネタ・ニュース | 00:05 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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年末年始の山岳遭難に思う(補足あり)

<1月6日 記事補足しました>

いろんな情報を検討した結果、今年の正月山行は中止しました。おかげで久しぶりに紅白を観て、のんびりとした寝正月をすごせました。


中止にした理由は三つ。

第一は、もちろん悪天候。大雪や強風の天候の中、3000m級の山に登ることはリスクが大きすぎます。

第二に、帰り道で大雪による交通障害に巻き込まれて身動きが取れなくなったら、5日の仕事に支障をきたしかねません。単にとじこめられるだけなら自分が我慢すればすむことですが、仕事の相手に迷惑をかけるのは許されません。特に戸台から戸台口へ出る林道が怖いところです。国道と違って除雪が優先的に行われることはないでしょうし、雪崩で通行できなくなる可能性もあります。高速道路の通行止めもありえますし。

第三に、体調面でやはり万全とは言いがたいところがあったこと。現状ではちょっと不調というぐらいでも、極寒の状況で体力を消耗する厳冬期の山ではちょっとしたことで体調が悪化する可能性を否定できません。



とはいえ、12月31日までは行く気でいたわけで、それは何なのといわれれば返答に窮してしまいます。言い訳がましくなりますが、決行するつもりでいた理由も三つあります。

第一は、天候が良くないのはわかっていたものの、目的地である甲斐駒・仙丈の登山天気では一応晴れマークが出ていたこと。過去二回の経験からすると、森林限界を超えるまでは、悪天候であってもそれほどリスキーなルートではなく、森林限界を抜けてからの状況判断で問題ないだろうと考えていたわけです。

第二は、ベースとなる北沢峠は標高約2000mで、アプローチは広い谷筋と森林内のルートで道迷いの可能性も低く、荒天でもそれほどリスクは高くないと考えられます。GPSも使えるし年末年始に2度歩いているので状況も理解しています。なので、とりあえず、北沢峠までは安全にいけるだろうという判断です。

第三は、体調面を考えて、今年は小屋泊を予定していたこと。荷物も軽くなるし、体力の消耗も押さえられます。なにより、安心感が違います。


結果的に自分は正月山行を中止したわけですが、一番大きかったのは31日に見た天候に関するニュースです。しかし、もしも30日に出発する予定でいたら、このニュースは見なかった可能性もあるわけで、そうなると少なくとも北沢峠までは登っていたかもしれません。






12月31日に槍ヶ岳・奥穂高岳や北岳で遭難した登山者がどこまで年末年始の荒天のことを理解していたかはわかりません。しかし、僕が目的地を南アルプスにしていた理由は、北アルプスは天気が悪いということがわかっていたからです。であれば、彼らも当然知っていたと考えるべきでしょう。というよりも、厳冬期の雪山に登るのに、事前に天候を調べない人がいるとも思えません。それでも強行したということは、彼らなりに勝算があったのか、それとも行けるところまで行ってダメなら引き返すというつもりだったのでしょうか。


しかし、雪山における勝算ほど不確実なものはありません。思っていたより雪が深ければ当然時間をロスします。そうなれば予定通りの行動はできません。風が強くても同じ。また、低体温症の危険も増します。雪山での勝算など、ただのギャンブルなのです。勝てる確率が高いのか低いのか、もしも負けた場合のリカバリをどうするか、そのあたりを良く考えておく必要があります。


行けるところまで行って引き返すというと、なるほどもっともで安全な判断だと思われますが、これは危険な考え方です。なぜなら、天候が荒れる時は時間とともに悪くなるのが普通です。まだそれほどでもない状況で行けるところまで行って、どうしようもなくなって引き返そうとしたって、その時には手遅れになっている可能性のほうが高いのです。単に標高が上がって天候が荒れてきたというのなら下山すれば良くなりますが、低気圧の接近による悪天候の場合は、そのことを理解していなければ悪化する天候の中を突き進むことになってしまいます。「行けるところまで行って」という言葉の裏には、「もしかしたら行けるかも知れないし」という都合のいい希望的予測の気持ちが潜んでいますが、これが一番厄介なのかもしれません。


結局、撤退の判断ポイントはなんなのかということになると、人それぞれ考え方も違えば経験値も違うので一概には言えません。僕の考える撤退のタイミングは、今よりももっと悪天候になったとき、今いる場所を問題なく戻ることができるかどうかです。猛吹雪で視界が効かず、トレースもない状態でこの場所を迷わず安全に戻ることができると思うのならまだ先へ進めると判断しますが、道迷いや滑落の危険性があるとか何かあったときにビバークするのが難しい場所だったなら、先へ進んではいけないと判断します。行けるかどうかではなく、戻れるかどうかを判断基準にしています。もっとも、それは天候が荒れている場合の話であり、晴れていたり安定している場合はまた別です。雪の状態にもよります。つまるところ、事前の情報収集と現場の状況によって、ケースバイケースの判断にならざるを得ないというのが、正直なところでしょう。


遭難のニュースが出る度に、厳しい意見が出てきます。今回の遭難でも、荒天がわかっていて入山や登頂を強行するのは無謀という意見を見かけますが、状況からすればそういわれてもしかたのないところかもしれません。しかし、実際のところは現場がどうだったのか、当事者がどのような準備をし判断を下したのかを検証してみなければなんともいえません。


奥穂高の山頂付近で道迷いで遭難したというパーティーは、行ける所までのパターンだったのかもしれません。奥穂からの下山をどういうルートで予定していたのかわかりませんが、猛吹雪でほとんど視界が効かない状況になればトレースはもちろん消えているでしょうし、たとえコンパスやGPSがあっても滑落の可能性があるのでうかつには動けないでしょう。実際にひとり滑落したそうなので、そういう状況だったのかもしれません。であれば、救助要請したところでヘリは飛べないし救助隊も簡単には動けません。山頂付近でビバークというわけにもいかないでしょうから、パーティーで協力して奥穂高山荘の避難小屋まで下るしかありません。実際にそのように行動して、全員無事が確認されているとのことです。


槍ヶ岳のパーティーの場合は、槍平小屋まで下るつもりが雪が深すぎて進めず、途中でビバークするはめになったので、警察に電話したそうです。しかし、雪山でビバークなんて想定内のことですし、翌日には自力下山したそうなので、救助要請が必要だったのか疑問が残ります。


北岳のほうは避難小屋から救助されたのは男性のみとのことで、もうひとりの女性登山者は避難小屋にたどり着けなかったようです。荒天の中をなぜ登頂したのかよくわかりませんが、女性がなぜ小屋にたどり着けなかったのかも気になるところ。低体温症で力尽きたのか、途中で滑落したのか。パートナーである男性は、なぜひとりだけ避難小屋に入っていたのか、なぜ行動をともにできなかったのかも引っかかります。


男女のパーティーであれば、一般的には体力的に女性のほうが弱者です。体力的に弱い女性は疲れやすく低体温になりやすいわけですから、そのあたりを考慮してパーティーの行動を考える必要があります。年末の荒天の中で登頂を目指したという判断が、はたして適切だったのでしょうか。男性基準の行動計画になっていなかったのでしょうか。


1月1日の北岳山頂付近の気温は約-20度。風速約10m/sだったでしょうから、そこそこ厳しい状況です。雪洞を掘るなどして避難することができていればあるいは行方不明の女性は生存しているかもしれません。無事を祈ります。



<補足>
北岳で行方不明だった女性は、5日に心配停止状態で発見されたそうです。発見場所は標高2700m付近ということで、救助要請のあった場所から200mほど下の斜面です。警察では、滑落した可能性が高いと見ているようです。


ちなみに、12月31日の天気は、同時期に北岳周辺の山へ登った人のブログなどを読んだ限りにおいては、午前中は晴れていて、午後には北岳山頂付近は雲に覆われていたようです。そうすると、朝の晴天で登頂を決めて、登頂を果たしたかどうかはわかりませんが、山頂付近にいたときにガスに巻かれて道がわからなくなり、加えて強風により女性が低体温症にかかったのでしょう。


少なくともこのパーティーは、嵐の中を無理して登頂したわけではないので、無謀と決め付けることはできません。結果的に遭難してしまったわけですが、天候が悪化する兆しを見逃してしまったのか、それとも対処できないほどの速さで急変したのか、どうだったのでしょうか。


ところで、ニュースでは二人は登山届けを出していなかったとされていますが、冬の北岳に登るのに登山届けを出さないなんてことがあるだろうかと、にわかには信じられません。


蛇足ですが、遭難した女性は、2008年の年末にも西穂高山頂付近から滑落し、アックスが左太ももを貫通する重傷を負ったことがあるとかで、不幸にも二度目の遭難で命を落とされたようです。



奥穂のパーティーはどうやら西穂からの縦走の途中だったらしく、山頂から白出のコルへ下山しているときに遭難が多い間違い尾根に迷い込んだとか。この時期にあのルートをたどるぐらいですからかなり経験のあるパーティーだったのだろうと思いますが、荒天になる前に稜線を抜けるという目論見が外れてしまったことが原因のようで、行ける所までというパターンではなく、勝算があると思っていたギャンブルに負けたパターンですね。



槍ヶ岳のパーティーは、午前9時45分ごろに救助要請をしたあとも自力で下山を続け、暗くなってから避難小屋に着いたらしいのですが、その事実からするとやっぱり救助要請をしたタイミングや要請そのものの必要性に疑問を感じてしまいます。


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