ヤマふぉと

山の自然や風景をゆったりと眺め、写真を撮るために山に登る。だから、登頂や縦走を目的とせず、好きな山域でテントを張ったり小屋に連泊して、カメラ片手にのんびりと過ごす。そんなスローな山登りを楽しんでます。

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晴天5泊6日の山旅: 雲ノ平と黒部源流その2

2013年8月11日~16日 富山県大山町 雲ノ平および黒部源流部の山々 単独テント泊 


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8月12日
午前3時に起床し、4時30分に出発。なぜそんなに早いのかというと、双六岳の長大な台地の先に聳える朝の槍ヶ岳をカメラに収めたかったからです。いままで何度も双六岳の下を通過しているというのに、頂上にたったのは一度きり。しかもガスっていたため台地越しの槍ヶ岳は見ていないのです。この晴天の日に行かなかったらいつ行くの? やっぱ、今でしょう! というわけです。とはいえ、双六から見る朝の槍ヶ岳は逆光になるので、実はシルエット気味になっていまいちなのです。本当は夕方のほうがいいのですが、このさい朝もおさえておこうというわけです。


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双六山荘裏の急斜面をえっちらおっちら登っている途中で、夜が明けてきました。


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巻き道分岐についたのはちょうど午前5時。「熊注意」の看板に、昨晩のことが思い起こされます。”やっぱり熊だったのかも”なんて想像してしまうと、ちょっと背筋に寒いものが・・・


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巻き道分岐からは樅沢岳の頭越しに槍の穂先がちょこんと見えます。


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5:05 表銀座の稜線から朝日が顔を出しました。


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そのまま一気に双六台地へ行こうと思っていたら、双六岳登山道入口あたりにコバイケイソウのお花畑が。背後には槍穂高の峰峰が鋭い稜線で空を切り取っているのが見えます。コバイケイソウは朝日に照らされて光っているように見えて美しい。これはやっぱり撮らずには行けない。ということで、しばしの撮影タイムとなりました。


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そうやって道草に時間をとられながらも、いよいよ双六台地への急登が始まります。


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少し登ると、ハクサンイチゲなどの高山植物が花を咲かせていました。コバイケイソウもいいけれど、やっぱりこういう小ぶりなかわいい花のほうが高山植物っぽいかなと思います。


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6:14 ようやく台地の端っこに出てきました。


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笠ヶ岳がなんだか近くに見えます。


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広い双六台地の上に伸びる一本のトレイル。


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少し進んで振り返れば、市松模様の双六台地と槍穂高の稜線が織り成すコントラスが見事です。



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荷物を下ろして三脚をすえつけて一眼レフで狙いを定めるも、どういうわけかトレイルの途中で立ち止まっていつまでも記念写真の撮影に興じる者や、同じように立ち止まって山の同定をはじめる者などがいていつまでたってもシャッターを切れません。なんでそんなところで止まるんだとイライラするも、それはこっちの勝手な都合なので、ただ彼らが動いて画角から外れてくれるのを待つしかありません。隣で同じように写真を撮ろうと待っている年配の単独行男性もイライラしているようで、お互いに「なんなんでしょうねえ」などと愚痴をこぼしつつ待つこと数分。隣の男性は我慢しきれなくなったらしく、早く進んでくださいとお願いに行っちゃいました。


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そんなこんなでかれこれ40分ばかり時間を費やして撮影したものの、やっぱり逆光気味で結果はいまひとつ。見切りをつけて双六岳山頂を目指します。


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7:57 双六岳登頂。ここに初登頂したのは、初めて雲ノ平に入った2003年9月。それ以後、小池新道を5回通過するも、すべて巻き道経由で双六岳には立ち寄っていません。なんと10年ぶりの登頂になるわけですが、いつの間にかそんなに時間が経っていたなんて驚きです。


天気もいいし、お腹もすいたので、山頂でしばらく食事休憩です。


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北側には鷲羽岳や水晶岳が頂を連ね、


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東側には槍ヶ岳、


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南側には笠ヶ岳、


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西、というより北西には黒部五郎岳が大きなカールを広げています。


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その右手奥には薬師岳の姿も。北アルプスの名峰が勢ぞろいです。双六岳がこんなに眺めのいい山だったとは、いまさらながら知りました。


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8:21 休憩を終えて出発です。フル装備で双六岳から三俣蓮華岳までの稜線を歩くのはけっこうきつそうですが、上がってきたものは仕方がありません。


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9:09 双六岳と三俣蓮華岳の間にある丸山の登りです。ここがこのルートで一番きついところ。空気も薄いので息が上がりますが、無理をしないでゆっくりと進みます。


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9:33 あまりのつらさに途中休憩を入れて、ようやく山頂に出ました。この山は台地状にフラットな山頂になっているので、山頂に出てからはしばらく平坦な道が続きます。


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山頂台地の突端まで来ました。ここから少し下って、あとは三俣蓮華岳へのゆるい稜線を登り返すだけです。しかし、あまりにも雄大な景色なので、岩の上に座ってしばらくその風景を堪能しました。


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10:18 ヒーコラいいながらようやく三俣蓮華岳山頂に着きました。もうしばらくは動かないぞと、荷物を下ろしてどっかりと座り込みます。が、山頂近くに座ってしまったので、次々に登山者がやってきて、記念写真を撮ろうとし始めます。これは、絶対にシャッター係を頼まれてしまうと思って、早々に逃げ出しました。


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カメラを持って山頂をぶらぶらしていると、朝のうちシルエットだった槍ヶ岳に日が当たるようになっていました。


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眼下には巻き道がうねうねと伸びています。


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こちらはもうひとつの山頂。先ほどの黄色いのが長野県のもので、こちらはおそらく岐阜県のものではないかと思われます。岐阜県の最高峰 笠ヶ岳のとんがりがはっきりと見えています。


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ぐるっと回って鷲羽岳を正面に見るところに来ると、三俣山荘とテント場が見えました。まだ午前中だというのに、テント場はけっこう埋まっているようです。今日の予定は黒部五郎のテント場でしたが、考えてみれば明日の午後には再びフル装備で三俣蓮華岳を登り返して三俣蓮華のテント場まで行かなければなりません。黒部五郎岳のカールを見に行くだけなら、なにもフル装備でうろうろしなくても、三俣蓮華のテント場にテントを張って、明日朝早くに出発すれば問題なく日帰りできます。雲ノ平に二泊する予定を1泊に変更し、三俣で2泊すればいいわけで、そのほうが体も楽なはず。そういうわけで目標変更。三俣蓮華のテント場へ向けて出発です。


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11:16 三俣峠まで降りてきました。あとは、テント場までひたすら下ります。


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お昼前にテント場に着きましたが、上から見ていたとおり小屋に近い場所はすでにたくさんのテントが林立しています。それでも、登山道沿いで川沿いの一角に何とかシングルのテントがはれるぐらいのスペースを見つけて、今日と明日の寝床を確保です。あとは夕方までのんびりと本でも読んで過ごしましょう。


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夕方になって太陽が傾くと、槍ヶ岳に当たる光の角度が変わってコントラストが強くなり、槍ヶ岳の立体感が強まります。しかし、この日は雲ひとつ無い快晴だったので、これといってドラマチックな光景には出会えませんでした。


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気がつけば、テント場の上のほうまでテントが所狭しと並んでいます。いままでこんなにテントが張られているのを見たことがありません。やはりお盆休みは大変です。小屋のほうも布団一枚に2~3人という状態らしいので、テント場も山小屋も大混在のようです。


この日の夜は、明日の朝が早いということもあり、星景写真の撮影はなしでさっさと寝ました。ところで、初日の夜もそうだったのですが、夜になるとけっこう寒くて寝られない状態になっていました。というのも、昨年購入した夏用寝袋イスカ チロルが思ったよりも保温性能がなくて、そのうえダウンジャケットは持ってきたもののダウンパンツは持ってこなかったので、上半身よりも下半身が冷えてたびたび目が覚めたのでした。夏とはいえ、2500mの稜線では上下の防寒着は必須ですねえ。いままでは3シーズン用寝袋だったから気にならなかったようです。夏用寝袋の場合は、暖かく寝るためにはダウンの上下とウールの長袖シャツか薄手のフリースがあったほうがいいようです。

つづく。


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| 2013年8月 雲ノ平と黒部源流 | 19:20 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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事故処理決着

保険会社から「自動車事故解決のお知らせ」が郵送されてきました。事故発生から約1ヶ月。比較的軽い事故なのにずいぶん長引くなあと思っていましたが、ようやく決着となって一安心です。


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気になっていた過失責任の割合ですが、2:8という内容でした。こちらとしては、3:7ぐらいかなあなんて思っていたので、予想よりも軽微な結果に終わって助かりました。車の修理代金46万円のうち、20% つまり92,000円を自己負担ということになるわけです。30%だったら13,8000円となり、その差は46,000円。これはけっこう大きい金額です。


実際には無駄な出費をしているわけですが、その出費が予想よりも低く抑えられたので、なんとなく得したような変な気分です。これで相手の保険会社から修理代金の80%相当額が振り込まれたら、もっと得した気分になりそうですが、ここは冷静にならなければいけません。結局損しているということをしっかりと自覚して、今後は安全運転に徹していきたいと思います。


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| N BOX+ | 16:48 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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晴天5泊6日の山旅: 雲ノ平と黒部源流その1

2013年8月11日~16日 富山県大山町 雲ノ平および黒部源流部の山々 単独テント泊 


2011年は、飛越新道から入山し、黒部五郎岳経由で目指した雲ノ平・黒部源流でしたが、大雨のため三俣山荘で引き返すという結果になりました。2012年に再び山行プランをたてて準備していたのですが、天気予報では山は大荒れとのことで、結局山行そのものを中止してしまいました。


そういうわけで、今回の山行は2010年の秋以降、およそ3年ぶりに訪れる雲ノ平と黒部源流となりました。3年ぶりということと、カメラも5Dから6Dへと変わったこともあり、いままであまり撮影していない星景写真を撮ることと、まだ撮っていない場所での撮影を主たる目的に計画を立てました。星景写真は、双六池、鷲羽池、雲ノ平での撮影が目標。まだ撮っていない場所としては、樅沢岳からの西鎌尾根と槍ヶ岳、双六岳山頂の広い台地越しの槍ヶ岳、お花畑の黒部五郎岳カールの3ヶ所。時期的にお花畑はもう終わりかも知れないので、黒部五郎岳のカールについては、とりあえず行くだけ行ってみようということにして出発しました。


新穂高の駐車場に着いたのは午前12時近くになってからでした。一縷の望みを託していたものの、やはり満車の看板が出ていて、警備員が無情にも進入を拒みます。さて、どうするか。鍋平に停めてしまうと、朝ロープウェイが動くまで寝るしかないので、早朝出発するのは無理。この時期暑いのでできれば暗いうちに標高の高いところまで行ってしまいたいのです。そこで、左俣林道沿いの空いたスペースを見つけて駐車することにしました。ところが、皆同じことを考えるようで、橋を越えたところからすでに路駐の車がズラリ。幸い、少し上って行った所に空きスペースがあったので、車はそこに停めることにしました。


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すぐに出発しようかとも思ったものの、さすがに疲れていたので2時間ほど仮眠をとり、3時34分に出発しました。


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真っ暗な左俣林道を歩いているうちに、少しづつ空が明るくなってきました。


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5:10 わさび平に着きました。コースタイムでは新穂高からわさび平まで1時間15分ですが、寝不足がたたったのか、1時間30分ほどかかってしまいました。


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朝食をかねて長めの休憩をとり、5時36分に出発しました。


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20分ほどで登山道の分岐です。ここから鏡平まで3時間30分、さらに双六まで2時間20分、トータル5時間50分の道のりですが、はたしてどれぐらいかかるものやら。


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7:03 秩父沢です。日が昇り、次第に暑さが強くなってきて、さすがにバテバテ。秩父沢からこの先のシシウドヶ原までの区間が一番厳しいところです。ゆっくりと休憩をとってから先に進みます。


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秩父沢から50分ほど登ったところで小休止。風が気持ちのいい場所で、展望もあります。


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眼下には左俣林道が小さく見えています。いつの間にかけっこうな高さまで登って来ていることを実感。


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8:11 イタドリヶ原です。かなりバテ気味で、大きな岩にへたり込んでしばらく休憩です。


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9:19 やっとシシウドヶ原に着きました。すっかりシャリバテでフラフラでした。


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コンビニで買ってきたおにぎりをほおばります。


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秩父沢ほどではありませんが、シシウドヶ原にも大きな雪渓が残っていました。今年は、残雪が多いようです。


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汗を滝のように流しながら熊の踊り場までやってきました。ここでも、休憩をとります。休憩ばっかりなのでさっぱりペースが上がりません。


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10:51 息も絶え絶え状態で鏡平にたどり着きました。小屋まで行くのもしんどい状況なので、鏡池のデッキで寝転がって大休止です。いい天気ですが、槍にはガスがかかっていて姿は見えませんでした。行動食を食べたりしてしばらく休憩してから小屋前に移動し、コーラを飲んでさらにひと休み。


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11:53 結局1時間ものんびりしてから、双六へ向けて出発です。


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樹林帯の急登を抜けて、見晴らしのいい尾根にでたところで、コバイケイソウのお花畑が広がっていました。何度もここを通っていますが、これほど多くのコバイケイソウが咲いているのをみるのは初めてです。


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お花畑と鏡池を写真におさめるために、荷物を下ろしてしばらく撮影に時間をとりました。


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30分ばかり時間を使ってしまいましたが、撮影は切り上げて出発します。


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13:54 弓折乗越に着いてみると、ここにもコバイケイソウのお花畑が広がっていました。


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ガスに隠れていた槍ヶ岳も姿を現します。


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コバイケイソウと槍ヶ岳のコラボレーション。


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ミヤマキンポウゲらしい黄色い花もありました。


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ここでも30分ほど時間を費やしてしまい、予定はダダ遅れです。それでも、出発が早かったおかげで、まだ14時30分。双六には15時30分ごろには着けそうです。


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花見平の手前にも、まだ大きな雪田が残っていました。


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黒百合平のベンチ上から、鷲羽岳と双六山荘が見えました。あと30分ほどで到着です。


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15:39 双六池キャンプ場に到着です。結局、小池新道入口から9時間40分もかかってしまいました。駐車場所から計算すると、なんと12時間の行動でした。休憩やら撮影やらで3時間近く浪費していますからしょうがないとはいえ、この炎天下で初日の重い荷物を担いでなんとか双六までたどり着けたのですから、まあ良しとしましょう。さすがにテント場はテントであふれています。とはいえ、ここはわりとフラットで広いので、この時間でもまだまともな場所はある程度残っていました。一番双六池に近い区画にそこそこまともな場所が見つかったので、テントを張って今日の行動はおしまいです。寝不足の体に25kgの荷物がかなりこたえました。


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22時30分ごろ目が覚めて、トイレに行って戻ってくると、双六池の正面からまっすぐに天の川が立ち上がっているのが見えました。当初の目的のひとつ、双六池の星景写真を撮るには絶好のチャンスです。誰もいない双六池畔でカメラをセットして撮影しました。


4241-4243加算
その後、少し離れたところへ移動し、コバイケイソウ越しに星空を撮影していたら、近くの草むらでがさがさと音がして、「ブハーッ!」という鼻息のような音が聞こえました。少し前に弓折岳稜線で熊が出たという新聞記事を読んでいたこともあり、すっかりビビッて一目散にカメラを抱えてテントに逃げ帰ったのでした。あれはいったいなんだったのでしょうか。夜間の撮影は、気をつけないとやばいです。


つづく。


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| 2013年8月 雲ノ平と黒部源流 | 18:49 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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げげげっ! 修理代金462,000円となっ!?

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先日の事故で修理に出していたN BOX+が戻ってきました。修理費用は、予想をはるかに上回る462,000円。右前輪のアームやらサスペンションやらは部品交換多数。フロントバンパー、右ヘッドライトはもちろん、ラジエター周りやエンジン周辺の各種パーツやボディの一部までも交換、おまけに板金塗装などもろもろで、そんな金額になってしまったそうだ。


まあ、少なくとも半額は相手の保険金で支払ってもらえるでしょうから、実質負担は231,000円以下ということになると思いますが、過失割合がどの程度で決着するかです。保険屋からの電話によると、こちらが思っていたよりも有利な過失割合で交渉中とのことで、それで決着してくれればかなり助かりますが、どうなることやら。


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とりあえず、保険金が確定する前に修理が終わったので、総額を自腹で支払ってきました。なんだかものすごく無駄遣いしてしまったような気がしてます。それでも、ぴかぴかになって帰ってきた車を見ると、お金がかかってもちゃんと治ってくれたならいいかという気持ちにもなってきたので、過失割合がどうあれ早く決着して事故処理を終えてしまいたいというのが今の本音です。


ということで、明日からさっそく北アルプス遠征に行ってきます。行き先は、2年前大雨に追い返され、昨年は荒天で山行を中止した、毎度の黒部源流です。また今年も新穂高温泉から、長い小池新道をたどる予定です。


それでは皆さんも良い夏休みを~




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| N BOX+ | 02:05 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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ユートピアのお花畑を求めて: 伯耆大山その2

2013年8月3日 鳥取県大山町 伯耆大山 単独日帰り山行 


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7:50 休憩を終えて槍尾根を進みます。初めてここを歩いたときのように、尾根は濃いガスにかすんでいます。今回も念のためにヘルメットを持ってきたので、さきほどの休憩のときにヘルメットをかぶりました。


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この瓦礫だらけで急傾斜の尾根にも、高山植物がそこかしこで花を咲かせています。ほんとに植物ってけなげだけれど力強いなあと感心します。


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少し進むと、目を疑いたくなるほど狭くもろそうな尾根がありました。片足を置くのがやっとしかないような幅まで切り崩された尾根は、しかも砂利が浮いて滑りやすそうです。幸い長さは1m程度だったので、片足を置いて足場を確認してから、向こう側へ飛び移るようにして渡ることができましたが、昨年まではこれほど厳しい条件のところは記憶にありません。たびたび発生した豪雨で崩落してしまったのでしょう。


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その先にも、かなり削られて細くなった場所があり、槍尾根もやがて人が歩けないほどになってしまうのではないかと心配になるほどでした。


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8:03 天狗ヶ峰に到着です。このとき、いつの間にかガスが切れて、展望が開けました。


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天狗尾根とその先のユートピア、三鈷峰がよく見えています。


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元谷からはガスが湧き上がっていました。


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このまま剣ヶ峰に行ってみたい誘惑に駆られつつ、今日の目的はユートピアのお花畑ということを思い出して、寄り道しないで天狗尾根を下り始めました。


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すぐに天狗下の難所に差し掛かりました。ここも以前よりは少し削られたみたいで、やせ細っているように見えますが、そうはいってもまだ両足をそろえて余裕で立てるぐらいの幅があるので、あまり恐怖感は感じません。普通に歩いて下ることができましたが、一箇所だけ足をのせたら崩れそうになったところがあったので、油断は禁物です。


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天狗下の難所を渡った直後、登山道でクワガタを発見。ノコギリクワガタってやつでしょうか。立ち木も無いような場所で、一体何をしているのでしょうか。小さいくせにこちらを威嚇しようと頭を持ち上げている姿がいじらしい。そういえば、前回も天狗ヶ峰でメスのクワガタを見かけましたが、天狗ヶ峰にはクワガタを引き寄せる何かがあるのでしょうか。


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さらに下っていくと、南側(振り子沢源頭部)にえらく荒れ果てた急傾斜の裸地が広がっていました。これもあまり記憶にない風景です。豪雨で表土が流されてしまったのかもしれません。そういえば、元谷の砂すべりもかなりえぐられているらしいので、大山はどんどんやせ細っていくばかりです。その傷跡のような砂すべりを、登山者がさらに踏み崩していくわけです。考えてみれば、登山者ってのは大山の傷跡に塩をすりこむようなえげつない行為をしているわけで、山にとっては忌むべき存在なんでしょう。


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1636ピークを回り込むと、目の前にクガイソウの爽やかな青紫の色が広がっていました。このあたりは今がピークのようです。とすると、標高の低いユートピアあたりでは、すでに終わりなのかもしれません。


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天気が良くないので派手さはありませんが、その分しっとりとした涼しげな色のクガイソウの群落が風にそよぐ姿は、涼感をさそう気持ちよさがあります。


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もう少し下ると、傾斜が幾分なだらかになった斜面に、シモツケソウやギボウシも混ざったお花畑が広がっていました。この時期の大山に来るのは初めてですが、人気があるのもわかります。


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ひときわ目立つオレンジ色のコオニユリも、あちらこちらで見かけました。


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象ヶ鼻を越えて、登山道の分岐まで来ました。ユートピア小屋まではほんのひと下りです。



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9:00 ユートピア避難小屋に着きました。朝早いためか、天気が良くないためか、はたまた花のピークが過ぎてしまっているためか、カメラを抱えた単独の男性が一人いるだけでした。小屋にいってみるとカップルがちょうど出かけようとしているところでしたが、それ以外に人はいませんでした。僕も荷物を小屋において、カメラだけ持ってお花畑を見に行きましたが、やはりクガイソウはほぼ終わりかけの状態で、猫じゃらしのような状態のものがまばらにあるだけでした。


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しかし、シモツケソウはいがいとしっかり花をつけていて、ピンクの花が一面咲いていました。こちらはEOS6D+EF24-105で撮影したもの。


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こちらは、EOS40D+タムロン90mmマクロで撮影したもの。やはりボケの美しさではマクロのほうがいいです。


15分ほどうろうろと撮影していましたが、なにしろシモツケソウぐらいしかない終わりかけのお花畑なので、いろんな写真が撮れるわけもなく、お腹がすいたので小屋で朝食を食べることにしました。コンビニおにぎりと水だけの簡単な食事を終えて、これ以上いてもすることが無いので、さっさと撤収することにしました。


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9:37 小屋をでました。入り口にかかっていた温度計は17度をさしています。寒くもなく暑くもなくいい具合の気温です。


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象ヶ鼻の下にちょっとしたお花畑があったので、イヨフウロなど撮影して道草を食いながら、天狗尾根を登り返します。


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来るときに見かけた1936ピーク下のクガイソウの群落のところで、荷物を下ろしてもう一度撮影に時間をとりましたが、次第にガスが立ち込めてきたので撮影を切り上げて出発します。


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ガスで視界が悪い中、天狗の難所を登ります。


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下りよりもぜんぜん楽チンです。


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11:51 天狗ヶ峰です。天気がよければ剣ヶ峰も考えていましたが、完全にガスに巻かれたので、まっすぐ帰ることにしました。


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途中見かけた、貴婦人のような立ち姿の花ですが、何の花でしょうか。シモツケかな?


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槍ヶ峰も素通りします。


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広河原まで下りてくると、下からガスが上ってきて、ますます視界が悪くなってきましたが、短時間で晴れてくれたので助かりました。


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大堰堤から三ノ沢を見下ろすと、すっかり土砂に埋め尽くされたように見えます。


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登りの時、右岸から左岸へ渡る堰堤のところです。堰堤下の細い場所を伝って反対側へ渡ります。


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さらに下って行くと、工事が進んだせいか通行できない状態になっていて、一瞬どうしたものかと迷いましたが、よくみると右岸側の森の中にロープで仕切られた臨時登山道ができていました。もしかしたら、朝ここを通ったときもすでにあったのかもしれませんが、暗くて全然気づきませんでした。この写真は、下側の入口です。明るければ看板が出ているのでわかると思います。


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14:09 文殊堂に戻ってきました。土曜日だというのに、帰りは天狗尾根の途中で4人の登山者にあっただけでした。なぜか混雑していない週末の大山で、それなりにお花畑を楽しめたので、いい山行になりました。また、10時間も行動してけっこう疲れましたが、北アルプスのいい前哨戦になったと思います。


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ところで、出発前にふと車のフロントのバンパーの開口部、つまりラジエターの空気取り入れ口のところに茶色い塊があるのに気がつきました。大きな蛾がはさまってるのかと思ってよくみると、なんと蝙蝠です。夏の夜に走っていると、いろいろな虫がラジエター部分に張り付くことはままありますが、蝙蝠というのは初めてです。それにしてもなんでこんなことに・・・ 来るときは時速60kmぐらいで比較的のんびりと走っていたのに、逃げ出せなかったのでしょうか。熱いラジエターに押し付けられて、苦しみながら息絶えたのかと思うと、申し訳ない気持ちで切なくなりました。


終わり。



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大山ユートピアjpg

| 2013年8月 大山ユートピア | 14:23 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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ユートピアのお花畑を求めて: 伯耆大山その1

2013年8月3日 鳥取県大山町 伯耆大山 単独日帰り山行 


この時期に伯耆大山に登るのは、考えてみると初めてのことです。地元の低山に登山するようになっても、真夏の時期は暑いのと虫が多いのとで、なんとなく山から足が遠ざかっていたのですが、今年は翌週に控えた北アルプス遠征のリハーサルをかねて、ちょっと重装備で登ってみることにしました。一眼レフ2台、交換レンズ4本、三脚、防寒具、雨具、水2.5リットルと、36リットルのバックパックがいっぱいになるぐらい詰め込んだので、15kgぐらいはいっている雰囲気です。どうせなら、噂に聞くユートピアのお花畑を見てみようというわけで、目的地はユートピア。定番の宝珠尾根経由も考えましたが、土曜日だし混雑すると嫌なので、人の少ない三ノ沢から槍尾根を経由して行くことにしました。


21日に上蒜山に登って、GW以降怠けていた体に渇が入ったせいか、今回はとにかく早起きして出発しました。夜7時過ぎに寝て、11時半に起きて、シャワーを浴びて、準備を整え、午前1時過ぎに出発です。あまり寝ていないわりにはけっこうすっきりしていていい感じです。


蒜山から鳥取側へ抜ける国道482号は土砂崩れのため通行止めになっており、高速の蒜山ICから江府ICまでの区間が無料開放されているとの情報は事前に得ていましたが、三ノ沢へ行くには江府で下りるとまた戻ってくることになるので、大山パークウェイで行くことにしました。一時通行止めになっていた鍵掛峠から桝水までの区間も通行できるようになっていたので、問題なしです。


4:20 三ノ沢に到着です。事故で修理に出しているN BOX+の代車でN BOXを借りているのですが、荷室がない分後席足元がやたら広い!着替えたり、靴を履き替えたりするのがとっても楽でした。車中泊をしないのならこちらのほうが使い勝手は良いかもしれません。


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4:32 まだ真っ暗な中、出発です。


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豪雨で三ノ沢もだいぶやられたらしくて、入口に工事中の看板が出ています。歩き始めると、確かに土砂ですっかりうずもれている雰囲気です。おととしの台風では土砂が持っていかれてえぐられたようになっていましたが、今回は逆にすっかり埋まってしまったようです。


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4:50 いつも左岸の登山道に上がる堰堤まで来ました。重機で土砂を掘り出して、堰堤の前には大きく深い穴が開いている状態です。

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どうやって右岸に渡れば良いのかとヘッドライトで照らしながら観察してみると、堰堤の足元に1mほどの幅で土砂が残っているところがありました。


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左岸に渡って、傾斜のある土手を無理やり登ると、なんとなく見覚えのある登山道がありましたが、だいぶん様子が変わっていました。


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左岸に渡ってからは、いままではわりと平坦な登山道をたんたんと進んで行ったのですが、今回はすぐに道がなくなっています。登山道のあった左岸の土手が削り取られて道がなくなっているのです。川床に下りて進むと堰堤に阻まれて、右側から巻いて登ります。


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堰堤を巻いて進むと、かろうじて50cmほど残った登山道が、やばそうな雰囲気で残っていました。


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道の下はけっこうきつくえぐられていて、うかつに端に近づくと崩落しそうな雰囲気です。慎重に足元を確認しながら進みます。


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やがて、道は完全に消滅し、再び川床に下ります。今度は右岸側に土砂が堆積していて、そこから堰堤を越えます。


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堰堤を越えてすぐに左岸側へ上がり、10mほど行くと見慣れた登山道がありました。


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5:22 大堰堤の下まで来ました。大堰堤のひとつ下にある堰堤は、台風の影響で土砂が流されて左側から高巻いていましたが、なんと左半分がほぼ土砂に埋もれていて、そのまま歩いて乗り越えられるようになっていました。


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5:31 大堰堤を越えて広河原へ出ました。


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ここも様子が変わっていました。以前は、わりと平坦でだだっ広いところでしたが、目の前に深さ1mほどの深さの川床のようなものができている一方で、奥に見える登山ルート沿いのS字状の河原は、逆に土砂でかさ上げされているかのように盛り上がって見えます。



少し休憩してから、広河原を歩き始めました。以前は斜めにまっすぐ歩いていけましたが、中ほどに低木が生長しているグリーンバンドのようなエリアがあるので、今回はそれが難しそうです。しかも、上に行けば行くほどえぐられている部分の深さが深くなるので、先に横方向に移動してグリーンバンドを超えて、S字部分へ続く河原をまっすぐ登っていくことにしました。


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グリーンバンドを超えて、S字状の河原の縁までやってきました。あとは適当なところで右側に移動して、登山道の入口を探しながら登っていくだけです。


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6:10 だいぶ南壁が近づいてきたところで、小さなケルンを発見。どうやらこのあたりから登山道に入れそうですが、このケルンの場所ではなさそうです。


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最初のケルンから20mほど登ったところにもうひとつケルンがあり、そこが登山道への入口でした。


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南壁下をトラバースする登山道の脇には、シモツケソウなどがたくさん咲いていました。


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コオニユリ?もきれいに咲いています。


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6:22 いよいよこのルートで一番厄介な砂すべりです。下りは楽ですが、ここを登りながらトラバースするのが難儀です。まるであり地獄のように足元の砂利が崩れるのでたいへんです。それにしてもこんなに幅があったっけ? というほど広々とした砂すべり。手前側は落ちてきた土砂で新しく広がったのではないかと思われます。


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悪戦苦闘して、ようやく砂すべりをトラバースし、さらに直登していきます。


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6:36 やっと登山道の入口を見つけました。ここを渡るだけでかなり体力を消耗した感じです。このあと、登り始めたらやたらしんどくなったので、座り込んでしばらく休まざるを得ませんでした。このとき、ブヨがうっとおしくなってきたので、はじめてモスキートネットを使用しました。けっこういいです。夏山には必要ですね。


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可憐なイヨフウロなどの花々に癒されて、なんとか体力気力が回復。再び上を目指します。


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7:18 やっと稜線まで這い上がりました。槍ヶ峰はガスにかすんでいます。


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いつみても垂直にしか見えない槍が峰下のルートを行きます。


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槍ヶ峰の肩へ出ました。通称槍ヶ峰本峰(または北峰)はもう目と鼻の先です。このピークは、本当は槍ヶ峰ではないらしいというのは以前記事にしましたが、とりあえず真偽の程が不明確なので、通称の呼称を今までどおり使うことにします。



つづく。





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| 2013年8月 大山ユートピア | 20:30 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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