ヤマふぉと

山の自然や風景をゆったりと眺め、写真を撮るために山に登る。だから、登頂や縦走を目的とせず、好きな山域でテントを張ったり小屋に連泊して、カメラ片手にのんびりと過ごす。そんなスローな山登りを楽しんでます。

2013年05月 | ARCHIVE-SELECT | 2013年07月

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N BOX+ プチレビュー2: 燃費 

GWも終わり、5月下旬で購入後2ヶ月を迎えたN BOX+。富山への往復で1000kmを走行し、走行距離がトータル4000kmになりました。厳密に消費したガソリン量を記録していたわけではありませんが、給油するときの平均燃費はいつもほぼ19km/リットル後半だったので、短期的に見ればもう少し振れ幅があるのでしょうが、エアコンを使わない時期であればおおむね19.5km/リットルぐらい走るようです。



個別に見ると、たとえば高速道路で富山へ往復したときのデータでは、平均速度90kmぐらいで往路は19km/リットル台、復路は17km/リットル台でした。復路は向かい風が強く、その分燃費が悪くなったようです。高速道路では20km台は出るかなと思っていたのですが、山間部の上り坂では思いのほかパワーがなくてアクセルを踏み込む頻度が多くなったのが伸び悩んだ原因のようです。アップダウンのある高速道路では、ターボモデルのほうがかえって燃費がいいかもしれません。もっとも、平野部のように平坦な区間では、20km台は出るようです。



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これまでの最高燃費は、22.1km/リットル。これは、一般道でちょい遠出したときのデータです。目的地は標高300mぐらいの山上だったので、それなりに上り坂もありましたが、区間の多くは比較的平坦な信号の少ない田舎道だったのが良かったようです。平均速度は50kmぐらいでした。


最低燃費は、近所の買い物だけで市内を移動していたときで、13km/リットルぐらいです。車重が1トン近いということを考えると、これでもがんばっているほうかもしれません。


ということで、平均燃費19.5km/リットルとすると、4000kmで約205リットルのガソリンを使った計算になります。1リットル145円とするとガソリン代は29,725円です。レガシーのときは、プレミアガソリン仕様で平均燃費は10km/リットル程度だったとすると、ガソリン代は62,400円かかったことになります。2ヶ月で32,675円のガソリン代が節約できたわけですから、1年間で196,050円も節約できることになり、けっこうでかいです。これに、税金の差額が年間約30,000円、任意保険が年間約8,000円安くなったので、合計で年間約234,000円の節約になるわけです。やっぱり軽自動車はコストパフォーマンスがいいですねえ。


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| N BOX+ | 11:57 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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雪山4泊5日のガス消費量はどのくらい? 

背中と左腕の痛みがようやく和らいできた今日この頃。一時は激痛でまともに寝られないほどでしたが、最近は安静にしていればとりあえず痛みはほぼ感じなくて済む程度に回復してきました。とはいえ、動かしたりするとまだ痛みがあり、日常生活を問題なくこなすにはもう少し時間がかかりそうです。当然ながら、痛みが完全におさまるまでは、山行きはお預けです。キーボードはもちろん右手だけで打たねばならず、パソコンからも遠ざかりぎみです。


さて、久しぶりの更新ですが、先月の立山山行時に使用したガスのことを書いておこうと思います。


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4泊5日の単独テント泊で使用したのは、プリムスのIP-250Tというガスカートリッジです。一般的によく使われている内容量225gのボンベ1缶で4泊5日のすべての食事をまかなうことができました。撤収時点では、缶を振ってもほぼ液体の音がしないぐらいの残量だったので、ほぼ使い切ったという感じだと思います。もっとも、雪を溶かして水を作らなければならない場合はもっと燃料が必要になると思いますので、この結果はあくまでも直接水が確保できる場合の雪山での話です。無雪期の縦走でもほぼ同じような結果になるとおもいます。


食事に関しては、すべてインスタントかドライフーズだったので、多くはお湯を沸かすだけという使い方です。

朝:棒ラーメンを作るのとお茶及びポット用に、1.5リットル程度のお湯を作る。

昼:行動食だけなのでガスは未使用。

夜:アルファ米用とインスタント食品の温めとお茶、ポット用に、1.5リットル程度のお湯を作る。

おおむね1日あたり3リットル、5日間で4回の朝夕食なので12リットルのお湯をつくった計算になります。これ以外に暖を取ったりテント内壁を乾かすのに少し火を使ったので、13~14リットルのお湯を作ったぐらいになるのではないかと思います。


おそらく、一般的なガスの消費量よりは少ない、つまり燃費が良いのではないかと思います。同じ期間なら500Tなどの大型カートリッジが必要だという人もいるでしょう。


燃料を節約するコツは、1、手間のかからない食事、2、風の当たらない環境、3、水温を高くするの3つです。


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手間のかからない食事とは、もちろん煮炊きに時間がかからない食事ということになりますから、必然的にインスタント食品主体になります。僕はわずか数日の間ぐらい簡素な食事でなんら困らないし、山で下界と同じ食事をとる必要はないと思っているので、生の食材を持っていって調理するなんてことはしません。下山すれば好きなものを好きなだけ食べられるのだから、山での食事なんて簡単に作れて軽量なもので十分です。味よりも軽さとコンパクトさ優先です。


風の当たらない環境というのはなかなか難しいのですが、僕は季節を問わず基本的にテント内で食事を作ります。テント内でガスを使うことは本来はNGですが、入口を開けたり換気口を開いたりして一酸化炭素中毒には気をつけていますし、バーナーが転倒したりしないように注意して使用しています。テント内でガスを使うことで、風で熱が逃げないので無駄なガスを使わないで済みます。テント内で火を使う場合は、くれぐれも酸欠と火事に注意して自己責任でお願いします。


お湯を沸かすとき、水温は燃料の消費量に影響します。山水は基本的に低温です。なので、テント場に着いたらまずは水を用意し、少しでも温まってから使うようにします。また、朝出かける前に水を汲んでテント内においておけば、日中温まって水温が高くなります。



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使っているバーナーは、プリムスのP-121というモデルです。2300kcalの熱量があり、重さ101gです。すでに廃盤ですが、小型で熱効率の良い製品です。



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プラスチックケースに入れた状態でクッカーの中に納まります。


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バーナーヘッドに金属のメッシュが装着されており、プリムスによればこのメッシュが空気と混合されたガスを、より好ましい状態でバーナー部へ送ることで、バーナーヘッド表面での燃焼を可能にしているとのことですが、要するに効率のいい燃焼が可能になったということのようです。個人的には、メッシュが真っ赤に焼けて熱を効果的にキープするという効果もあるのではないかと思います。また、周囲に高さ5mm程度の金属製風除けがついているので、それなりに防風効果もあるようです。最近では、ジェットボイルのような高効率のバーナーもでていますが、壊れるまではP-121を使っていくつもりです。バーナーヘッドに金属メッシュを使ったP-121の後継モデルはP-114というモデルのようですが、ゴトクが4本から3本に減っていて強度にやや不安を感じるのが残念なところです。ただ、重さが約半分になっているのが花マル。






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| ギア | 18:37 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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今年の立山は寒かった: 立山その4

2013年5月1日~5日 富山県立山町 立山 単独テント泊 


5月5日(日)
午前1時。剱岳の星景写真を撮るのなら、今出発すれば間に合うはずです。しかし、すっかり体が冷えてしまい、その上睡眠不足に疲労もあって、すぐに行動する気力が湧きません。ひとまず2時まで仮眠を取って体を休めることにしました。しかし、それですっきりと起きることができるはずはなく、目が覚めたのは午前3時を回った頃でした。この時間に起きていては、朝焼けの剱岳すら撮影することはできません。


なんとなく結果はわかっていたようなところがあったものの、やっぱり撮影機会を逃したという現実は少なからずショックです。まだ寝ぼけている頭でどうしようかと考えていると、昨年のことが思い起こされました。室堂乗越から夕焼けの剱岳を撮影したではありませんか。朝焼けだと方角的に真横に近いのであまり良いアングルではないものの、それでも撮れないよりはましです。それに室堂乗越までなら1時間ぐらいで行けるはずです。


そうと決まれば即行動! 寝袋から抜け出し、装備を整え、カロリーメイトと紅茶でささっと朝食を済ませたら、クランポンを装着して出発です。時計を見ると午前4時。急げ!


出発してすぐに、新室堂乗越下の斜面にいくつか明かりが動いているのが見えました。どうやらすでに奥大日岳方面に向かっているパーティーがいるようです。


雪が締まっているのを幸いに、ずんずん進みます。不思議なことに、ほとんど息が切れません。雷鳥沢を越えて、新室堂乗越に向かって斜面をトラバースして行くときも、まったくしんどいという感じがないので、普通に平地を歩くような感じです。入山してから5日目だし、昨日、一昨日と2日連続で雷鳥坂を登っているので、完全に高地順応していたのかもしれません。


新室堂乗越下の急傾斜のところで、ついに先行パーティーに追いつき、そのまま追い越してしまいました。いったいどうなってんだろうかと思いつつも稜線まで一気に上がり、そのまま室堂乗越に向けて進みました。


室堂乗越手前の撮影ポイントについたのは4時35分ごろ。テント場から新室堂乗越まで30分かからないぐらいで駆け上がった計算になります。我ながらちょっとびっくりです。


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まずは足場を作って三脚をセットし、剱岳が焼けるのを待ちます。なかなか焼けてこないので、立山と三日月の写真を撮ったりしてタイミングを待ちます。


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空が赤く染まり始め、剱岳の山頂付近もかすかに染まり始めました。


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望遠レンズで寄ってみると、赤く染まっているのがわかりますが、やっぱりこの角度ではだめでした。来年は剱御前小屋に泊まって、チャンスを待ったほうがよさそうです。


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奥大日岳も朝日を浴びて輝きます。デジカメが自動補正してしまうので、せっかくの赤色が消えてしまうのが残念。


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立山方面も浄土山が染まり始めました。


5時50分頃に撮影を切り上げて撤収です。来た道を戻りながら、このままテント場に戻って下山するか、それとももう一度剱御前を目指そうかと考えていました。朝焼けの剱岳を撮り損ねた上に、日中の剱岳の姿も撮影しないで帰ったのでは収穫なしに等しい山行になってしまいます。高度順応したためか体は元気だし、時間もまだ早いので3度目の正直を目指して剱御前に行くことにしました。


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新室堂乗越を通り過ぎ、そのまま雷鳥坂に合流して上を目指します。朝早いので、登っている人はちらほらです。


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今日はさすがに快晴の天気が続きそうな雰囲気です。


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7時35分に2792mのピークに着きました。前方に剱岳が堂々と聳えているのが見えます。先行者は女性が一人。「いい天気でよかったですね」と挨拶を交わして、僕が三脚をセットしている間に女性は下山していきました。


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誰もいなくなったのを幸いに、セルフで記念撮影。EOS6Dはリモコンが使えるので、最近はもっぱら6Dで記念撮影をするようになりました。いちいちタイマーをセットして走る必要がないので、好きなタイミングで好きなポーズで好きなだけ枚数を撮ることができて便利です。それにしても、銀河鉄道999の車掌みたいな写真になってます。


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2792mのピークから見た剱岳。鋸のような八つ峰の稜線を右に広げて、背後に後立山連峰の名だたる名峰を従えた様はまさに王者の風格です。高さこそ3000mにわずか1m満たないものの、山としての格は他の3000m峰に勝るとも劣らないと感じます。それでは、この稜線をたどって剱御前を目指したいと思います。


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比較的広くてなだらかな稜線ですが、西側はけっこう急峻に切れ落ちています。ガスに巻かれたりするとやばいかもしれません。先行者の足跡はありますが、姿は見えません。朝早くに剱岳を目指したクライマーのものなのでしょう。


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剱御前と思われるピークが近づいてきました。


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雪に埋もれた道標がありましたが、判読不能でした。


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三角点がありました。このあたりで三角点があるのは剱御前と剱岳だけなので、剱御前に間違いなさそうです。


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剱御前からは剱岳の足元までど~んと見えるのかと思っていましたが、別山尾根が足元を隠していて、別山側からの眺めのほうが良かったかもしれません。


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剱沢の消えていく方向には後立山連峰が見えていました。まだ未踏の頂ばかりなので、どれがどれやらさっぱりです。


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ひととおり撮影をおえたら、最後に記念撮影で終了です。さっさとテント場に下りて下山しようと準備をしていると、3人組のオヤジパーティーが登ってきて、一眼レフでシャッターを押してくれといいます。まさに出発しようとしているタイミングです。「三脚もってないんですか?」と聞いたら持っていないとの事。一眼レフまで持って登ってきて、それで記念撮影もしようというのなら、小型の三脚ぐらい持って来なさい! 


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別山乗越まで下りてくると、剱御前小屋の前でパラグライダーが飛ぼうと悪戦苦闘していました。剱岳の上に浮かぶ赤いパラグライダーは絵になりそうなので、カメラを構えて飛び立つのを狙っていましたが、風が悪いのかなかなかうまくテイクオフできません。


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パラグライダーが飛び立つのをずっと狙っていたのですが、パラグライダーはうまく飛びたてずにずるずると下に下がっていって、かなり下のほうでようやくテイクオフしました。そのためすぐに見えなくなってしまい、期待したようなシーンは見られませんでした。


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12時ごろテント場に戻り、軽く食事をしてから撤収です。14時過ぎに準備が整っていざ出発です。


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帰路は登りになるので、少しでも楽なルートということで、例年通り雪上車がつけたルートをたどって帰りました。重い荷物を背負って雷鳥荘の前の急坂を登る気にはなれません。


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歩き始めてすぐガスが出て天気が崩れてきたのですが、ミクリガ池のあたりまで来ると再び晴れてきました。


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剱岳も見送ってくれています。


午後4時ごろ室堂ターミナルに着いたのですが、美女平行きのバスは大混雑です。整理券を貰って待つこと1時間近く。ケーブルカーの混雑緩和のために立山駅直通バスに運よく乗れたので、途中でケーブルカーに乗り換えることなく座ったままで立山駅まで戻ることができました。

おわり。



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| 2013年5月 立山 | 22:17 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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