ヤマふぉと

山の自然や風景をゆったりと眺め、写真を撮るために山に登る。だから、登頂や縦走を目的とせず、好きな山域でテントを張ったり小屋に連泊して、カメラ片手にのんびりと過ごす。そんなスローな山登りを楽しんでます。

2013年01月 | ARCHIVE-SELECT | 2013年03月

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再び雪の石鎚へ ~ 今度はテント泊: 石鎚山その1

2013年2月23日~24日 愛媛県西条市 石鎚山(標高1982m) 単独テント泊山行


昨年の2月に訪れて、見事な霧氷に感動しまくった西日本の最高峰であり四国の名峰であり古くからの霊山である石鎚山に行く機会を、今シーズンに入ってからずっとうかがっていました。1月のほうが雪が多くコンディションはよかったらしいのですが、どうも昨年の成功体験に影響されて2月まで引っ張ってしまいました。しかし、2月になっても四国に大雪が降るような天候にならず、どうも今年は外れ年になってしまったのかもしれません。気がつけば2月も最後の週末です。厳冬期は終わってしまうのです。では、いつ行くのか? いまでしょう!


というわけで、23日は午前中に仕事が入っているというのに、1泊2日で出かけることにしました。日帰り可能なのになぜ1泊するのかというと、夜と朝の写真が撮りたかったからです。そのためには、どうしても前日に入山しておかなければなりません。石鎚山ロープウェイの始発は午前8時。その時間に入山していたのでは、山頂につくのはどうがんばってもお昼前。ありきたりの写真しか撮れません。


しかし、問題もあります。石鎚山山頂小屋は冬季は休業しており、営業している山小屋はありません。成就社の前に営業している旅館はありますが、そこに泊まってしまうと日の出前に山頂に着くためには午前2時ぐらいには出る必要があります。それでは宿代がもったいなさ過ぎます。山頂にある避難小屋に泊まるのがもっとも合理的かつ理想的なのですが、日のあるうちに山頂に着くためには遅くとも午後1時にはロープウェイの山頂成就駅を出発しなければなりません。ということは、少なくとも岡山を午前10時には出なければいけないということになります。はたして仕事が入っているのにそんなに都合よくいくのでしょうか。山頂避難小屋に都合よく泊まれればよし、もしもだめなら途中でビバークせざるを得なくなるので、テント泊の準備もしておくことにしました。


23日、仕事が片付いたのは10時30分でした。その後、装備の再点検やらなんやらでいつの間にか時間は11時をまわってしまいました。取引先に届けなければいけない書類があったのでちょっと寄り道し、昼食時間を割愛するためにおにぎりなどを買って瀬戸中央道早島ICから高速に乗ったときには、すでに12時をまわっていました。


いつもなら時速90kmぐらいでのんびり走行するところを、120kmぐらいでがんがん走り、石鎚山ロープウェイ下の駐車場には2時30分ぐらいに着きました。3時発のロープウェイに乗ろうと重い荷物を担いで坂を上っている途中で、発車のベルが無常に鳴り響くのが聞こえました。


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結局ロープウェイに乗ったのは3時20分でした。


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乗客は僕だけ。こんな時間に上に行くやつなんて、スキーヤーやボーダーでさえいません。


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おかげで、昨年はまったく眺めることができなかった景色を、のんびり楽しめました。


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15:32 予定から遅れること2時間30分で、山頂成就駅を出発しました。雪がないかと思っていましたが、道が隠れる程度には積もっていました。


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瓶ヶ森に見送られながら歩きます。


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16:01 成就社です。白石旅館の前でバーナーを使っていた登山者から、「今からですか?」と怪訝そうに尋ねられ、「はい、泊まりなので」と答えながら登山口のほうへ進みます。神門の手前にあるポストに登山届けを入れようとしたら、なんと投函口はガムテープでふさがれており、使用禁止状態。冬季の登山者のことはあずかり知らないということなのでしょうか。取り出し口になっている扉も開かないので、隙間から無理やりねじ込んでおきました。まあ、あの状態だと春になるまで誰も回収しないでしょうから入れても意味がないのですが、とりあえず気休めです。


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16:15 遥拝所を通過します。この時点で太陽がすでにかなり低い位置にあります。石鎚山が立ちふさがっているので、日没時間よりも早く日が翳ってしまうはずです。明るいうちにどこまでいけるだろうかと少し心配になってきました。


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16:21 八丁です。出発して50分になるので休憩したいところですが、時間がないので通過します。


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八丁を過ぎると本格的な急登が始まります。階段には雪が積もり、坂道も踏まれた雪の斜面なので歩きにくいのですが、ひとまず行ける所までつぼ足で行くことにしました。最初の急登はなんとか乗り切りましたが、試しの鎖の手前の登りは無理だろうなと考え、道が尾根上の平坦になったところでクランポンを装着しました。


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左手の林の向こうに瓶ヶ森が見えます。夕日にほんのりと赤く染まってきました。下半分は石鎚山の長い影がすでに覆い隠しています。


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17:20 試しの鎖まで来ました。雪に埋まっていますが、踏み跡がついていたので、誰か通った人がいるようです。


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当然ながら、僕は巻き道を進みます。


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17:24 前社が森に着きました。あたりはだいぶん暗くなってきました。


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夕日に染まる瓶ヶ森の上空に、丸い月が浮かんでいました。満月が近いようです。


さて、時間も時間なのでどこで泊まるかを決めなければなりません。
プランAは、日が暮れてもそのまま山頂まで行ってしまう。
プランBは、夜明峠もしくは二の鎖下でテントを張る。
プランCは、ここでテントを張る。

プランAは、真っ暗になってから一番リスクの高い山頂直下の急斜面を登らなければならず、たどり着いたとしても狭い山頂避難小屋がいっぱいだったら万事休すになるので却下。

プランBについては、今から進んだとしても夜明峠(よあかしとうげ)まで行ったら暗くなってしまうはず。テントを張るなら比較的平坦な夜明峠のほうがよさそうですが、かなり風も強いようで、ときおり山を揺さぶっているかのような猛烈な音が聞こえてきます。暗い中で、しかも強風下でテントを張るのは、容易なことではありません。こちらもそこそこリスキーです。

プランCの場合、前社が森の小屋の中はテーブルなどが片付けられていますが、石ころが転がっていてテントを張るのは厳しそうです。しかし、正面入口のところだけ石ころがない場所があり、ちょうどソロテントひとつ分ぐらいのスペースがあります。ここには水場はありませんが、トイレがあります。テント泊するには、夜明峠よりもよさそうなので、プランCで行くことにしました。


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オープンスペースとはいえ、小屋の中にテントを張るので、フライシートは使わずにシングルウォール仕様で行くことにしました。フライシート無しで使うのは、初めて北岳でこのテントを使ったとき以来2回目です。小屋内なのでもちろんペグダウンはなし。なので設営はいたって簡単でしたが、それ以上にフライを張る必要がないというのも相当楽チンだと感じました。今度テントを買うときは、シングルウォールテントも検討する価値があるなと思いました。


この日の19時頃のテント内気温は-3度ぐらいでしたが、やたら寒くてなかなか寝つけませんでした。テントシューズを持ってこなかったので、足の冷たさがなかなか解消しなかったというのもあるのですが、寝袋に冷気がしみこんでくるような寒さが続きました。-10度だった正月の南アルプスでもここまで寒くなかったのになぜ?

原因をいろいろと考えてみましたが、寝袋を出してからまだ1時間程度しか経っていないため、本来の断熱効果を発揮できるところまでロフトが回復していないのではないかと思われます。テント泊では、いつも初日が寒いというのは経験上わかっていましたが、いままでは単に寒さなれしていないのと、重い荷物を担いで疲れているせいだと思っていました。しかし、どうやらそれだけではないようです。少なくとも、寝袋を袋から出して4時間ぐらい経たないとロフトが回復しない可能性があります。この日も、だいぶ経ってから寒さが和らいできて、やっと眠りにつくことができました。


つづく。



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| 2013年2月 石鎚山 | 12:29 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

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石鎚山に行ってきました

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23日からテント泊で四国の石鎚山に行ってきました。

テント泊といっても、もともと頂上避難小屋に入るつもりだったのですが、小さな避難小屋がいっぱいだったり、不測の事態に備えてということで持っていったテントが役に立ちました。

それにしても寒かったです。気温-9度、推定風速10m毎秒という頂上でシャッターチャンスを待ちながら撮影すること2時間。終わる頃には身も心もすっかり冷え切って、震えがとまらないほどでしたが、ガスに巻かれてなかなか姿を見せてくれなかった石鎚山天狗岳の厳しくも神秘的な姿をカメラに収めることができました。

この写真は、すっかりガスが取れてしまったあとのなんてことはない写真ですが、もっといいのが撮れましたので、それはまたいずれ公開させていただきます。



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| ヤマネタ・ニュース | 22:59 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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フォトギャラリー: 森林 冬4

掲載している写真は、2012年2月26日に岡山県鏡野町の泉山で撮影したものです。

横位置の写真は、クリックすると拡大表示されます。



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撮影機材:CANON EOS5D + TAMRON SP AF28-75mmF2.8



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撮影機材:CANON EOS5D + TAMRON SP AF28-75mmF2.8



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撮影機材:CANON EOS5D + TAMRON SP AF28-75mmF2.8



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撮影機材:CANON EOS5D + TAMRON SP AF28-75mmF2.8



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撮影機材:CANON EOS5D + TAMRON SP AF28-75mmF2.8



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撮影機材:CANON EOS5D + TAMRON SP AF28-75mmF2.8



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撮影機材:CANON EOS5D + TAMRON SP AF28-75mmF2.8



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撮影機材:CANON EOS5D + TAMRON SP AF28-75mmF2.8





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撮影機材:CANON EOS5D + TAMRON SP AF28-75mmF2.8



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撮影機材:CANON EOS5D + TAMRON SP AF28-75mmF2.8




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| 森林 | 17:07 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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厳冬期南アルプスデビュー戦を振り返って~ギア編

最終回は、お正月の仙丈ヶ岳登山で使った各種ギアについて検証しておきます。


1、テント
テント完成

これしか持っていないので比較のしようもありませんが、毎度のメスナーテントです。本体900g、フライが680g、ポールが440gで、ペグも含めると約2.1kgです。最新のライペンエアライズ1などと比べると、ちょっと重いのですが、フライの裾にフラップがついているので冬季用フライとしても使えます。なので、これはこれで重宝します。

フライのジッパーは金属製ですが、ジッパー部分を覆うようにフラップがついているので直接雨や雪がかからない構造になっており、凍結して動かなくなるということはありませんでした。ただし、このフライは現在は売っていないので、これからメスナーテントを冬季に使用するという場合は、冬用のフライを購入する必要があります。このあたりは、エアライズでも同じですが。

実際問題、冬季用のフライがないとテント泊は無理なのかというと、そうでもないようです。北沢駒仙小屋のテント場では、3シーズン用のフライを使っているテントもありました。3シーズン用のフライは裾の部分が地面から少し離れていて、そのままだと寒気や冷風が裾から入り込んでしまい断熱効果が期待できませんが、雪を盛って隙間をふさげばなんとかなるようです。

このテントの欠点は、フライシートがバックルなどでテント本体と直接接続できるようになっていないことです。フライシートの四隅の内側に、フレームの末端に引掛けるためらしいゴム紐がついているのですが、これをつかってもあまりしゃんとしてくれません。そのため、フライはフライで独自にペグで固定しなければならず、けっこう面倒で時間がかかります。エアライズのようにバックルで固定できれば設営も楽なのですが。なお、本体の設営は紐をポールにからめてフックに引掛けるだけなので、すこぶる簡単です。





2、寝袋
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この山行は、昨年購入したプロモンテ エクストリームライトシュラフEL1000Aのデビュー戦になりました。730フィルパワーのホワイトグースダウン90%、総重量1,450g、レギュラー丈(165~185cm対応)、適応気温-25度以上というスペックです。購入したお店のサイトでは、羽毛量1,000gと紹介されていましたが、プロモンテのサイトを見ると羽毛量は800gと書かれていました。プロモンテの寝袋は、モデル名にある数字がダウンの量を示しており、たとえばEL450Aならダウン量450gとなっています。なので、プロモンテのページの記載ミスだと思われます。800gのダウン量だと、ひとつ下のモデルEL800Aと同じになってしまいますから、つじつまが合わなくなってしまいます。

山行記録でも書きましたが、テント内気温は-12度ぐらいでしたが、初日は疲労と寒さ慣れしていないためか少し寒いと感じました。2日目は、初日には脱いで寝たソフトシェルジャケットを着たまま寝てみたおかげか、はたまた寒さなれしたのかわかりませんが、全然寒さを感じずに快適に寝られました。とりあえず、厳冬期の山で十分使えるようです。しかし、外気温が-20度などになったらどうなんでしょうか。

この寝袋、胸のところにポケットがついているので、寒さに弱い電池類を袋にまとめてこのポケットに入れて寝ました。おかげで、リチウム電池はもちろん、ニッケル水素電池などもくたばることなく使用できました。

厳冬期用の寝袋は価格がべらぼうに高いのが問題ですが、オフシーズンなどに驚くほどの安価で売りに出ていることがあります。僕が購入したのも6月で、62%オフという破格値でした。同じものが確かこの冬に25,000円ぐらいで売られていましたが、そういうのを狙って買えば出費も抑えることができます。楽天のスポーツショップなどに会員登録しておけばメールが届くので、購入を考えている人は早めの登録をお勧めします。






3、テントシューズ
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テントシューズは持っていなかったので、今回のためにISUKA テントシューズロングLを購入しました。足のサイズは、通常の靴で25.5cmですが、お店で冬用靴下を履いてS(足底長さ27cm)を試着したらちょっと小さい気がしたのでLにしたのですが、やっぱ大きすぎました。Lは足底長さ30cmなので当然といえば当然です。まあ、これで出歩くわけではないのでいいんですけどね。中にはテントシューズをはいたまま出歩いて、トイレにまでそのまま入ってしまうというツワモノもいるらしいですが、僕はそこまで図太くないので無理です。一度だけ水を汲みにテントシューズのままで雪の上を歩きましたが、正直歩きにくかったです。

予備の厚手ソックスを二枚履きにすれば、テントシューズはなくてもいいようにも思いますが、ないよりはあったほうがいいかなという感じです。寝る前に足が冷えて困ったので、テントシューズ内にホッカイロを貼り付けて寝たらぽかぽかしてすぐに足が温かくなりました。驚いたのは、2日目の夜になってもまだほんのり暖かく、ホッカイロを交換しなくてもそのまま寝られました。ホッカイロの持続時間をほめるべきか、テントシューズの保温力をほめるべきか、どっちが優秀だったのでしょうか。






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4、アックス
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今回は、短くて軽いブラックダイヤモンド ベノムアッズウィズリーシュ(50cm)を持って行きました。これで困ったということはないのですが、森林限界を超えてから風で体がふらついたときなどに杖代わりにするには短すぎて役に立ちません。杖代わりにすることを考えると、縦走用のグリベル モンテローザ(65cm)のほうが使いやすかったかもしれません。小仙丈ヶ岳までは基本的にそれほど急峻ではない尾根道だし、小仙丈ヶ岳から仙丈ヶ岳までの稜線も、見た感じではそれほど急峻な場所はなさそうです。ストック代わりに使える長めの縦走用アックスのほうが適しているように感じました。ま、これについては人それぞれ好みの問題ですけどね。






5、クランポン
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今回使用したのはグリベル エアーテックニューマチック(12本爪)です。このクランポンもデビュー戦です。それまで使っていたグリベル G10ワイドに比べて爪の長さが短く、爪が引っかかりにくく歩きやすいと感じます。雪道を普通に歩いている場合も爪が雪面にすれにくいので、G10ほど足上げの高さを意識しなくてもいいです。そのため、歩くのが楽に感じます。セミワンタッチ式なので脱着も楽ですし、12本爪なので安心感もあります。いいクランポンだと思います。






6、コンプレッションバッグ
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プロモンテ エクストリームライトシュラフEL1000Aは、厳冬期用ということでスタッフバッグにつめた状態のサイズが35cm×21cmとけっこう大きいのが困りものです。そこで、ISUKA ウルトラライト コンプレッションバッグL(53cm×22cm)で圧縮してもって行くことにしました。

右がEL1000Aに付属のスタッフバッグ、左がコンプレッションバッグで圧縮した状態です。コンプレッションバッグのほうが直径が1cm大きいのですが、実際につめて圧縮してみると、長さで約10cm短くなりました。縦方向だけでなく直径もわずかに小さくなります。荷物が増える冬季のテント泊には、すこぶる便利なバッグです。






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| 冬山装備 | 23:05 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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雪山ひとり占め: 富栄山~大空山

2013年2月11日 岡山県鏡野町(旧 富村) 富栄山(標高1205m)・大空山(標高1103.7m)


2月10日・11日は久しぶりの連休になりました。せっかくなので泊まりでどこかへ行こうと考え、山頂に避難小屋のある四国徳島の三嶺に行くことにしました。


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土曜日の夜に準備をしていて、お気に入りのサングラスが壊れていることに気がつきました。このサングラス、けっして高級品ではありませんが、顔のカーブにうまくフィットしていて、なおかつレンズが明るいオレンジ系で曇りや朝夕の暗い森の中でも暗さを感じないので最近常用していたものです。前回の剣山から下山した段階ではなんともなかったはずなのになぜ?


出がけに物がなくなったり壊れたりするのは良くないことが起こる前触れだという迷信を信じているわけではありませんが、気分的にトーンダウンしたのは事実。他のサングラスを使えばいいだけなのですが、なぜか出かけようという気持ちが萎えてしまいました。寝袋を圧縮したりする作業が面倒だったというのも一因ですが。ひとまず、明日は代わりのサングラスを探して、11日だけ県内で日帰りすることにしました。


これだ!というほどピンときたわけではありませんが、ひとまずブラウン系の偏光レンズながらリーズナブルなサングラスを見つけて、10日の夜に行く先を決めかねて天気予報を見ていたところ、鏡野町にある富栄山あたりに晴れ予報が出ているのを発見。まだ登ったことがないこともあって、11日の登山は富栄山とその南にある大空山に決定です。


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7:35 のとろ温泉の上にあるのとろキャンプ場の駐車場を出発です。他に車は停まっていません。青空が見え、朝日が差していたので予報どおり晴れそうな雰囲気です。


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登山口は、駐車場入口から林道を上に進んだところにあります。


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30mほど進んだところで、左手に入口扉のないトイレを発見。問題なく使用できました。


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トレースの残る林道を進みます。積雪量は10cm程度でした。


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8:00 登山道入口に着きました。ここから右手の森の中へ入っていきます。


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最初からけっこうな急坂です。


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入口の急坂を登ると、多少のアップダウンをこなし、小さな尾根を越えると突然右にUターンして下りになりました。


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下りきったところで林道を越え、その先少し歩くと右手に渓流が現れます。


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渓流沿いの道になると、すぐ先で丸木橋を渡ります。


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8:40 丸木橋を渡った先で伐採跡地下に出ます。


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登山道は、伐採跡地を斜め上にトラバースして行くようです。


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トレースは、伐採跡地の中ほどから突然斜面を直登するように上がっていきます。明らかに本来のルートではなさそうですが、伐採跡地は雪で埋まっていて登山道らしきものは判別できません。仕方がないのでトレースをたどって急斜面を這い上がります。


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途中踏み抜きなどに苦労しましたが、とりあえず伐採跡地上の尾根に上がりました。振り返るとけっこうな急斜面でした。ちなみに、正規のルートは斜面下から斜めにまっすぐ進めばいいだけでした。


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尾根上の登山道を進みます。


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ここから傾斜がきつくなり、つぼ足では厳しくなってきたので、クランポンを装着しました。雪はけっこう締まっていたので、スノーシューやワカンは必要なさそうです。


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クランポンのおかげで、急な斜面もぐいぐい上がれます。


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どこかで夏道が分岐していたはずですが、それらしい看板や道標が見当たらなかったので、そのまま尾根をまっすぐ登りました。夏道は急斜面をトラバースすするようについているようなので、どちらにしても積雪期は尾根を直登するのが正解のようです。


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尾根はそれほど広くなく、テープも頻繁に見つかるので迷う心配はなさそうです。


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途中で振り返ると、形のいい山が見えていました。霰ヶ山(あられがせん)と思われます。


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やがてねまがり竹がたくさん現れるようになって来ました。歩きにくいというほどではありませんが、トレースをきっちりたどらないとときどき踏み抜いたりするので気を抜けません。


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上に行くほどテープの出現頻度は低くなり、ある程度ルートファインディングが必要になってきました。


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稜線に近づいてきたようです。


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10:11 富栄山と大空山を結ぶ稜線に出ました。正面の木に赤テープが巻いてあるので、帰りに迷うこともなさそうです。


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大空山方面にはトレースがありません。


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富栄山へのトレースは残っています。ひとまず富栄山へ向かうことにしました。


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駐車場を出たときには晴れそうだったのに、いつの間にかどんよりとした黒い雲が上空を覆っています。


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少し上がっていくと、枝先に霧氷のついた木がちらほら。この先、霧氷林が見られるかと期待しましたが、ここだけでした。


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10:27 富栄山山頂です。展望台に上ってみましたが、天気が悪くあまりぱっとしません。そのうち、ちらほらと雪が舞い始めました。この先にあるブナの森に行ってみたかったのですが、富栄山山頂の木々に霧氷がついていないうえに天気が悪くガスで稜線の先が見えないのでやめにしました。



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大空山方面の稜線は見えています。ただし、どれが大空山かはよくわかりません。


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富栄山から大空山への稜線は、無雪期にはねまがり竹が多くて展望が良くないらしいのですが、積雪期は寝まがり竹が雪で埋もれてしまうため、けっこう展望のいい尾根歩きになっています。今日はあいにくの天気ですが。


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10:53 尾根に出てきた場所を過ぎて、トレースのない稜線に入りました。一本調子の尾根を南に進むだけなので、トレースがなくても問題無しです。


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11:13 夏道の分岐点につきました。


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夏道方面は、雪に埋もれてどこが道なのかさっぱりわかりません。トレースもありませんでした。トレースがあるか、道がわかりそうなら帰りに利用しようかと思っていましたが、おとなしく来た道を戻ることにします。


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前方に、大空山らしきピークが見えてきましたが、雪雲に覆われています。


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大空山山頂下は、歩きやすい尾根でした。


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11:40 大空山に到着です。山頂を覆っていた雪雲は、どうやら流れていったようです。そこそこ展望がありました。


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とりあえず、記念撮影。


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荷物を下ろして休憩していると、突然雲が切れて青空が覗きました。日差しもあります。風が当たらないので、日が差すとすぐに温かくなりました。しかし、それもほんの数分間でした。すぐにまた雪雲が上空を覆い隠してしまいました。


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11:56 雪が舞い始めたので、お昼を食べるのをやめて下山することにしました。


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そういえば、雪の中でジョラスソフトシェルジャケットを使うのは初めてです。ジャケットについた雪は、少しすると解けて水滴になりましたが、撥水生地によって水玉状態になって流れ落ちていきます。期待通りの性能に満足です。


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雪が本格的に降ってきました。


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もうすぐ下山口です。


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12:42 赤テープのある下山口まで戻ってきました。


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雪が降る中をさくさく下ります。


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13:09 伐採跡地の上まで戻ってきました。下りはここを降りるのはやめて、正規のルートをたどることにします。


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左手に登山道らしきものが続いています。トレースはなしです。


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尾根を回りこんで伐採跡地を斜めに横切るように登山道は続いているようです。


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途中から段差がなくなって、一枚バーンになってしまいましたが、とりあえずまっすぐ斜め下に進みます。


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朝の踏み跡に合流です。


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丸木橋のところで、渓流にきれいな氷の芸術を発見し、しばし撮影タイムです。山頂まで持って上がった一眼レフも、ここに来て初めて取り出しました。その後、1時間近くも撮影に費やしてしまいました。


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撮影を終えて下山し始めると、雪が一時的に強まりました。暗い植林の森を背景にすると、ストロボを使わなくてもけっこう雪が写っていました。


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14:40 登山道入口に戻ってきました。


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朝よりも少し雪が深くなったような気がします。


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14:53 駐車場に戻ってきました。お昼を食べていないので、かなり腹ペコです。今日は結局誰にも会いませんでした。この広い雪山を独り占めしたわけです。感動的な風景に出会えたわけではないのでお得感はありませんが、独り占めできたということで満足することに。帰りは、のとろ温泉でゆっくり温まって帰りました。

<クリックで拡大します>
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 ■山行データ
<往路所要時間> 4時間5分(休憩時間を含む)
駐車場7:35→登山道入口8:01→丸木橋8:36→稜線合流点10:11→富栄山山頂10:27→大空山山頂11:40
<復路所要時間> 2時間57分(撮影時間約50分を含む)
大空山山頂11:56→稜線下山口12:42→登山道入口14:40→駐車場14:53

<登山道情報>
夏道を歩いたことはありませんが、積雪期のルートは夏道と異なるようです。とりあえず、伐採跡地の上の尾根をひたすらまっすぐ登れば富栄山近くの稜線に出ます。

キャンプ場の駐車場脇にあるトイレは、冬季は使用できません。駐車場から少し上がったところに公衆トイレがありますので、そちらが使用可能です。ただし、手洗いの水は出ません。久世方面から県道65号経由だと途中に道の駅などがないので、コンタクトを入れるなど水が必要な場合は、久世町あたりのコンビニ等でトイレを借りておく必要があります。津山方面から国道179号経由なら、奥津湖畔にあるみずの郷奥津湖が利用できます。

のとろ温泉は、冬季は11時~17時までの営業です。受付は16:30までなのでご注意ください。



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| 2013年2月 富栄山・大空山 | 18:43 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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厳冬期南アルプスデビュー戦を振り返って~手袋編

結論から言えば、手袋については失敗したと思います。何が失敗したかというと、ウールの経年劣化による保温力低下ということを考慮していませんでした。


今回使用した手袋は、次のような構成です。


1、インナー: モンベル ジオラインL.Wインナーグローブ

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吸汗速乾性能に優れ、薄手ながら保温力もあるジオラインL.Wの生地で作られたインナーグローブです。昨年3月の上高地で使用したときにとてもよかったので、その後のインナーグローブの定番になっています。


2、インナー: モンベル メリノウールインナーグローブ

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ジオラインL.Wインナーグローブよりももっと保温力が必要な場合を想定して、メリノウールのインナーグローブも用意していきました。ただし、これのうえにシェトランドウールグローブを装着すると、若干きゅうくつです。







3、ブリッジデイル Bdメリノグラブ(中厚手)

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気温がそれほど低くないときに使っているミドルレイヤーのウールグローブです。以前はノンブランドのウール手袋を使っていましたが、さすがに厳冬期の南アルプスでホームセンターで売っていた安物ウールグローブは通用しないだろうということで、昨年末に購入したものです。-2度ぐらいまではこれでいけるようです。ウールのインナーと組み合わせれば、-5~-6度はいけそうな雰囲気です。





4、イスカ シェトランドウールグローブ

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厳寒時のメインとなるミドルレイヤーです。購入直後は、モコモコふわふわでいかにも暖かそうなウールグローブでした。実際、-10度でも問題なく使用できました。



ISUKA(イスカ) シェトランドウールグローブ L

ISUKA(イスカ) シェトランドウールグローブ L
価格:3,402円(税込、送料別)





5、イスカ ウェザーテック ライトオーバーグローブ

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いつもアウターとして使っているオーバーグローブです。生地が薄くごわつかないのでカメラ操作もしやすいのですが、そのぶん防寒性能はありません。もっとも、これは防風用としての機能を期待しているので、保温力を期待しているわけではありません。







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実際の使用状況と組み合わせについて検証します。


出発時は、1+3+5という組み合わせでした。Bdメリノグラブは初めて使用しましたが、暖かいのはもちろんですが柔らかくて使い心地は良かったです。しかし、八丁坂を登り始めると次第に指先に冷たさを感じ始め、標高1800mあたりで我慢できなくなりました。気温はわかりませんが、戸台が標高1000mで-1度ぐらいだったので、おそらく-5度ぐらいだったのではないかと思います。


1800mあたりでミドルレイヤーをシェトランドウールグローブに変更し、オーバーミトンを装着したのですが、指の冷たさはしばらく続きました。しかし、登るにつれて体が温まったためか、指先の冷たさもいつしかなくなりました。ただ、オーバーミトンまで装着してしまうと、ストックを握るのが困難な状況になり、具合がよくありません。オーバーミトンを使うような状況は吹きさらしの稜線を想定していたので、当然ながらアックスが握れる程度の自由度しか想定していませんでした。ストックも握れるかどうかを事前に検証しておいたほうがいいですね。


仙丈ヶ岳アタックの本番では、気温の低さを想定して2+4+5で望みました。出発前にインナーグローブのみでクランポンの装着などの作業をしていたために指先がすっかり冷えてしまい、この組み合わせでもしばらくのあいだは指先の冷たさが苦痛でした。気温は、テント場で-12~-13度だったと思われます(起床時のテント内が-10度)。



尾根に取り付いて体が温まると指先も徐々に温まってきましたが、ちょっと立ち止まって休憩したり撮影したりするとすぐに指先が冷たくなります。結局、2855mの小仙丈ヶ岳山頂までずっとこの組み合わせのままでしたが、上に行くにしたがって行動中でもじんわり指先に冷たさを感じるようになってきました。天気予報では3000m付近で-14度という予報だったので、気温はそんなところだったのでしょう。山頂で10分ほど撮影したりしていましたが、その間に指先はかなり痛い状態になりました。つまるところ、この組み合わせではこの気温には耐えられなかったということでしょうか。


しかし、上高地でテント泊したときも明け方テント内で-10度まで冷え込み、気温的には似たような状況でしたが、1+4+5の組み合わせでまったく問題ありませんでした。あのときの組み合わせよりもインナーがメリノウールになっている分、保温力は上のはずです。-14度ぐらいなら問題ないと思えるのですが、なぜなんでしょうか。


その答えが、最近やっとわかりました。というのも、最近の山行では気温はせいぜい-1~-3度ですが、上高地のときと同じ組み合わせでも指先が冷たくなるのです。もちろん動いていれば温まりますが、休憩したりするとすぐに冷えてきます。同じグローブシステムなのになぜ? うちに帰ってシェトランドウールグローブをしげしげと見ていてはたと気がつきました。購入したときのあのモコモコ感がないのです。


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<現状>

ISUKAシェトランドウールグローブ拡大
<購入時>

購入時の写真と見比べると、モコモコした毛の質感がなくなっているのがわかります。何度も使っているうちに、グローブの表面を覆っていた綿のようなウールがつぶれて、厚手の軍手のようになっていたのです。これでは単に太い毛糸で編んだだけのグローブです。ウールのロフトが減少したために、暖かい空気をキープできる性能が低下していたわけです。それで、たいした気温でもないのに指先が冷たく感じるようになってしまったのに違いありません。


そういえば、ソックスでも同じことが言えます。雑誌ヤマケイの記事で、ソックスの比較記事を読んだ記憶がありますが、その記事のテスター(確かプロのクライマー)は一度履いたソックスは次の山行では使用しないと書いていました。理由は、ロフトがつぶれて保温力が落ちるからと書いていたと記憶しています。そうだとすれば、グローブも同じはずです。


それならば、厳冬期のアルプスなどに入る場合は、ウールグローブは新品を購入して行ったほうがいいということです。では、ブラックダイヤモンドのソロイストのような、いわゆる一体ものの冬季用グローブはどうなのでしょうか。あれも使っているうちにロフトがへたって保温力が低下するのでしょうか。もしも同様にへたってしまうのであれば、丸ごと買い換えなければいけないのであまり経済的とはいえません。しかし、別々に組み合わせてレイヤーシステムを作るよりもへたりにくいということなら、厳冬期用のグローブとしては一体型を利用したほうがいいのかもしれません。


昨年、-10度の毛無山で昔使っていたスキー用グローブを試したときには、問題ありませんでした。そういえばあの手袋はそれほどへたった感じはしないので、一体型のほうがへたりには強いのかもしれません。


シェトランドウールグローブは3400円ほどしますが、毎シーズン買い換えると3年でソロイストとほぼ同額です。ソロイストが4年使えるのならソロイストのほうがお得ですが、どうなんでしょうか。破れてもいないウールグローブを毎年買い換えるというのもなんとなく気が引けますし、それなら保温力のあるアウターグローブを新規に購入して組み合わせるという手も考えられます。少なくとも今の段階ではシェトランドウールグローブはあまり使い物にならない状況なので、結局自分で比較せざるを得ないことになりそうな感じです。


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| 冬山装備 | 19:44 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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ウールインナーソックスの耐久性

冬季のインナーソックスとしてヘビロテしていたモンベルのメリノウールインナーソックスが逝ってしまいました。わざわざ見せるようなものではありませんが、こんな風になっちゃいますということで、小汚い踵の写真を載せておきます。右は大穴、左はかろうじて穴は開いていないもののほぼ網戸状態です。

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ウールは耐久性が弱いといわれていますが、さもありなんというわけです。化繊のソックスだと2シーズンぐらい楽勝なのですが、ウールはわずか1シーズンで早くもご臨終です。履いた回数はそれほど多くないはずですが、今年に入ってから連荘で使っていたので耐え切れなくなったようです。


ウール素材のものは、複数枚をローテーションするか、厳寒期のみに限って使いつぶすかしたほうがいいようです。次回は化繊モノを買って、暖かさや耐久性を比較してみようと思います。



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| ウェア類 | 22:41 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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四国の山は雪不足: 剣山~次郎笈 その2

2013年2月3日 剣山(標高1954.7m)・次郎笈(標高1929m) 日帰り山行


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剣山と次郎笈の鞍部へ下りてきました。大きな岩が稜線にある場所です。おそらく1791mのピークだと思われます。岩の上へ向かうトレースと岩の下をまくトレースの両方がありました。最初は上へ向かうトレースをたどったのですが、夏道らしいルートが岩の下を巻いてたので、途中からそちらへ移りました。しかし、岩を巻いた後で稜線に戻る手前がけっこう急な斜面のトラバースになっており、ちょっとてこずりました。冬期は素直にピークを越えたほうが楽チンです。


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鞍部を過ぎると、いよいよ狭い急斜面の稜線歩きになります。とはいえ、それほど切り立ったような状態ではなく、雪庇も特に危険なほど発達していなかったので、あまり緊張するような尾根ではありません。


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9:50 次郎笈から三嶺への巻き道分岐点です。途中、写真を撮ったりしていたのでいがいと時間がかかっていました。普通に歩けば、剣山頂から30分程度だと思われます。



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雪は硬く締まっており、めったに踏み抜くことはありませんでした。


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ところどころ融けた雪が凍り付いた状態の場所がありましたが、クランポンをつけていれば特に困ることもありません。とは言うものの、クランポンも絶対ではないので氷の上を歩くときは、爪がしっかりと刺さるように足全体を押し付けるようにして慎重に通過しました。ところで、このあたりで記録用のコンデジFT1が書き込みエラーになってフリーズしてしまったので、ここから先はEOS6Dで撮影することにしました。


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10:27 やっと尾根を登りきってピークに出ました。三角点らしき標石があったので、ここが次郎笈山頂かと思いきや、どうやらもうひとつ先のピークのようです。


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10:32 次郎笈の山頂に着きました。すっかりいい天気になっており、剣山で吹いていた寒い北風は、ここでは弱くなっています。なので、あわてて下山しなくてもよさそうです。


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三脚を持ってきていなかったので、地面の上に平らな石を置いて、その上にEOS6Dを置いて記念撮影です。コンデジと違って赤外線リモコンが使えるので、タイマーをセットしてあわてて走らなくても済み楽チンでした。今後はコンデジは悪天時の予備にして、山行記録も一眼レフで撮影したほうが楽かもしれません。


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三嶺の向こうにいくつかの頂が見えていますが、方向からして石鎚山系の峰々だと思われます。


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拡大してみてみると、三嶺の右手にややかぶり気味なのが瓶ヶ森。


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三嶺の左側2つ目のひときわ高いのが石鎚山のようです。


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10:50 次郎笈山頂でしばし待ったりしたあと、来た道を戻ります。再び長い尾根歩きです。


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下山途中で、魚眼レンズで撮影してみました。地平線が丸くなって、ものすごく高いところから見下ろしているみたいに写るので面白いレンズです。



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12:29 剣山に戻ってきました。途中撮影などしなかったので、40分で着きました。


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風はだいぶ弱くなっていましたが、さすがに吹きさらしの木道のベンチで昼食にする気にはなれず、山小屋の脇の日当たりのいい場所で昼食にしました。久しぶりにお湯を沸かしてラーメンを作りました。やっぱり、寒いときはアツアツのラーメンが最高です。


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食事のあと、頂上ヒュッテの公衆トイレに行ってみると、鍵はかかっておらず利用可能でした。


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あまり使われていないようで、内部もきれいな状態です。


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13:23 下山開始です。


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13:52 西島駅です。下りはひたすら下るだけなので、あっという間でした。


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14:30 駐車場に戻ってきました。車は数台あっただけでした。山ですれ違ったのも、一人と2組だけだったので、そんなものでしょう。冬山としてはかなり登りやすい山ですが、アプローチの国道がけっこう大変なので、登山者は少ないのかもしれません。


 ■山行データ
<往路所要時間> 4時間4分(休憩時間を含む)
駐車場6:28→西島駅7:16→刀掛の松7:44→剣山山頂8:19→次郎笈山頂10:32

<復路所要時間> 3時間40分(昼食時間54分を含む)
次郎笈山頂10:50→剣山山頂12:29/13:23→西島駅13:52→駐車場14:30

<登山道情報>
雪は少なめですが、剣山山頂までの登山道にはそれなりに積もっています。割と硬くて締まった雪で、ところどころ凍結していたので、ワカンよりもクランポンのほうが歩きやすいと思います。次郎笈への尾根も同様です。
トイレは、西島駅、山頂ヒュッテの公衆トイレとも使用可能です。



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| 2013年2月 剣山 | 17:24 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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四国の山は雪不足: 剣山~次郎笈 その1

2013年2月3日 剣山(標高1954.7m)・次郎笈(標高1929m) 日帰り山行


2月2日の16時30分に香川県の現場に行ってくれという電話がかかってきたのは、同日の12時2分のことでした。13時に岡山市内で1件予定があったので、出られるとしても14時です。時間的には余裕ですが、夕方から伯耆大山に行くつもりだったのがだめになりました。どうせ四国へ渡るのなら1年ぶりの剣山に予定を変更することにして、あわてて準備をして出かけました。近々、前回行けなかった次郎笈へリベンジしようと考えていたところだったので、ちょうどいいタイミングでした。


17時過ぎに仕事を終え、さてどうしたものか。ひとまずひと風呂浴びてから、剣山へ向かいたいところです。国道193号線の途中、塩江にある行基の湯に立ち寄った後、美馬市を経由してつるぎ町へ向かうことにしました。最短ルートの県道30号線を南下していくと、山の中に少し入ったあたりで通行止めの看板が! 3月25日まで法面工事で通行止めとのこと。もっと手前にだしてくれよ~(T_T) とがっくりするやら腹立つやら。


仕方がないのでUターンし、県道13号で国道193号へ出て、そのまま国道を南下して行基の湯へ。ここの温泉はそれほど大きくないのですが、空いていたし、古民家風のお風呂のつくりもなかなかいい感じでした。入浴料430円はリーズナブルです。


美馬市に入ったところでスーパーマルナカを発見。ダイソーやツタヤなども入った大きなショッピングモールでした。今日の夕食と明日の朝/昼食を調達しに寄ろうとしたところ、道路際に牛丼のすき家の看板を発見。夕食は牛丼で済ませました。美馬市はこじんまりした町ですが、必要な施設が中心部に固まってあるので、案外便利ないい町でした。


その日は、つるぎ町貞光にある道の駅ゆうゆう館で車中泊をすることにしました。見ノ越の駐車場まで行ったほうが翌朝便利なのはわかっていたのですが、冬期は公衆トイレが閉鎖されていて、簡易設置式のトイレしかないのでやめにしました。朝、コンタクトを入れるのに水が必要ですし、昨年剣山を訪れたときに簡易設置式トイレがけっこうひどい状態だったのを思い出したからです。


3時に起床し、4時過ぎに出発。見ノ越に着いたのは5時30分ごろでした。5時着を目指していたのですが、貞光から30kmもある山岳道路で、しかも凍結箇所もありということで、1時間では無理でした。


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6:04 まだ暗い中出発です。


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昨年は雪に埋もれていた神社の石段は、まったく雪がありません。


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剣神社境内の通路はきれいに除雪されていましたが、登山道入口からはしっかり雪が積もっています。


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リフト下のトンネルをくぐるところまではつぼ足で登りましたが、この先は傾斜も急になるし凍結しているとまずいのでクランポンを装着しました。ついでに暑かったのでフリースを脱ぎました。気温は-2度。厚手のインナーに、登山用シャツ、ソフトシェルジャケットという3レイヤーで先に進みます。


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登山道は、時々踏み抜くことがある程度で、ほとんどは締まった雪の状態でした。


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大きな岩の横を過ぎると、剣山山頂が見えました。昨年同様、今日も天気はよさそうです。


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日の出時間が近づいていたので、リフトの西島駅で休憩するのをやめて先に進みます。



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途中、ガスが斜面を這い登ってくるのが見えました。ガスに巻かれるのは勘弁してほしいなあと思いながら、先を急ぎます。


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昨年同様、左の刀掛の松を経由するルートに進みます。


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鹿対策のゲートを2つ越えます。


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視界が開けてくると、さっき見えたガスが雲海になっており、剣山の影が雲海に伸びていました。


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すっかり日が昇ってしまい、山頂からの夜明けを見ることはできませんでしたが、巨大な津波のような雲海が、北の瀬戸内海方面から押し寄せてくるのを眼下に見ることができました。


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山にぶつかった雲海は、大きく波打つようにうごめいています。


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ダイナミックな雲の動きは、見ていて飽きません。


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7:44 刀掛の松に着きました。出発してから1時間40分になるというのに、今日はなぜか元気です。さくさく登ってもばてません。なので、休憩無しでそのまま進みます。


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日の光を浴びて温まったせいか、押し寄せていた雲海は消え始めました。


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三嶺が見えます。


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山頂まであと少しです。


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8:19 山頂に着きました。日当たりがいいためか、雪があまりなくて、まるで残雪期のようです。ただ、山頂付近は風が強くて寒かったので、ハードシェルジャケットをソフトシェルジャケットの上から着用しました。


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一の森方面です。太陽が中途半端に入ってしまいました。遠くのほうは霧が出ているのか、真っ白な海のような状態でした。


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ピークらしくない剣山のピーク(右奥の丘のようなところ)の左手に、次郎笈が見えています。今日の目標はあの頂です。


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剣山のピークから、三嶺へと続く稜線がよく見えます。いづれあの稜線も歩いてみたいものです。


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8:40 剣山山頂から次郎笈へ向けて尾根を下ります。剣山側は幅の広い尾根ですが、鞍部から先の次郎笈の尾根は、ここから見てもなかなかタイトな尾根のようです。


つづく。


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| 2013年2月 剣山 | 11:48 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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厳冬期南アルプスデビュー戦を振り返って2~ウェア編

厳冬期の3000m級の山に、いったい何を着ていけば良いのか。事前にいろいろと葛藤はありました。とはいえ、昨年の3月に行った上高地や、県内の1000m級の山でも-10度という気温は体験しているので、モコモコに着膨れするほどの服装は必要ないということはわかっていました。ただ、厳冬期2000mを越える稜線で風に吹かれたときの寒さは未経験なので、その時にはたしてどうなのかということが気になっていたわけです。


ということで、まずは上半身から。


PARAMOUNT TANK
一番下には、GWの立山で具合の良かったノースフェイスのパラマウントタンクをドライレイヤーとして選びました。化学繊維の中でも疎水性に優れたポリプロピレン100%のメッシュ生地で作られたアンダーウェアなので、繊維が汗などの水分を吸収して濡れるということがなく、汗冷えを防止できる優れものです。







スーパーメリノEXP
その上には、モンベル スーパーメリノウールエクスペディションを組み合わせました。最初は、以前にも紹介したアイスブレーカーのBF200M モンドジップで行くつもりでしたが、比婆山で使ったときにフリースを組み合わせないとやや寒さを感じたので、一抹の不安を感じて却下となりました。その代わりに冬期山行用のベースレイヤーとしてもっとも保温力に優れたものということで、厚手のウール素材であるスパーメリノウールエクスペディションを購入しました。ジオラインのエクスペディションとどちらにしようかと迷いましたが、やはり暖かさを重視するとウールだろうということで、スーパーメリノウールのほうにしました。






シャミースインナージャケット
ミドルレイヤーとしては、モンベル シャミースインナージャケットを用意しました。かなり薄手で軽量(248g)のフリースですが、極細の繊維を密に編んだフリースなので保温力はけっこうあります。






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アウターは、気温の高い行動時にはバーグハウス ジョラスソフトシェルジャケット


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低温時や強風時はその上に3レイヤーのゴアテックスプロシェルを採用したバーグハウス チベッタジャケットという組み合わせです。







ということで、厳寒時の行動着は、
1、パラマウントタンク
2、スーパーメリノウールEXP
3、シャミースインナージャケット
4、ジョラスソフトシェルジャケット
5、チベッタジャケット
という5レイヤーで対応することにしたわけです。



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次に、下半身です。


ジオラインLWタイツ
アンダーにはモンベル ジオラインL.Wタイツと


グッドヒート1
イズミヤ グッドヒート厚手タイツの2枚を用意しました。イズミヤのタイツは登山用品ではないので条件の厳しい場所で使うのに若干不安を感じましたが、いままで使った限りでは保温力、透湿性、快適性ともにまったく不満に思ったことはありません。スパーメリノウールEXPのタイツを買おうかとも思いました、上半身と違って下半身はそれほど寒さを感じないので、寒ければ2枚を重ね履きすれば問題ないだろうと判断しました。重さもカサも2枚だからといって特別に増えるわけでもないので、問題なしです。

モンベルアルパインパンツ
アウターは、ゴアテックス3レイヤー1枚生地のモンベルアルパインパンツです。いままではそのまま履いていましたが、ウエストの調整ベルトがすぐに緩んでしまうので、今回はスキーパンツに使っていた幅広のサスペンダーを使いました。これがけっこういい具合で、これからは標準装備にしようと思います。特にトイレでパンツを下ろすときに大変便利でした。後ろ側のバックルをはずし、パンツのサイドジッパーを膝の辺りまで下ろせば、前半分はそのままでお尻だけ露出させることができるので、寒さ対策にもなって助かります。とくに女性にとってメリットが大きいと思われます。


さて、ウェアの仕様は決まったわけですが、実際に登ってみてどうだったかと検証してみます。


まず、入山時ですが、上半身はパラマウントタンク+スーパーメリノウールEXP+ジョラスソフトシェルジャケット、下半身はジオラインL.Wタイツ+アルパインパンツという薄着で歩き始めました。気温ははっきりとはわかりませんが、-2度ぐらいだったのではないかと思います。最初のうち(標高1000m~1200m)はちょっと肌寒いかなという程度でしたが、進むにつれて次第に標高が上がり、その上谷を風が吹き抜けるようになり、けっこう寒さを感じるようになりました。


丹渓山荘の手前(標高1300mあたり)でさすがに歩いていても寒さを感じるようになったので、ソフトシェルジャケットの下にシャミースインナージャケットを着ました。下半身はそのままです。その後は、その状態で上半身は寒さを感じなくなったので、テント場までハードシェルを着ることなく通しました。下半身は、ずっと肌寒い感じがつきまとっていたので、少なくとも薄手のタイツでは保温力が足りないということなのでしょう。

北沢峠で-6度だったので、そのぐらいの気温で多少の風があっても、上半身はこの組み合わせで大きな問題はないようです。下半身はせめて中厚手のタイツを履いたほうがいいと思われます。なお、温度計はショルダーベルトにつけていたので、多少体温の影響を受けていた可能性があり、実際の温度はもっと低かったかもしれません。


登頂時は、朝から-10度を下回っていたので、上半身は5レイヤーすべて着た状態で、下半身はジオラインの上に厚手タイツを重ね着してテントを出発しました。登りで汗をかくかと思いましたが、脇の下のビットジップをソフトシェル・ハードシェルとも開けておいたのが効果的だったようで、特別汗だくになることなく登り続けることができました。


大滝頭(標高約2500m)のあたりから風が強くなり、ビットジップも閉め、ハードシェルのフードをかぶって行動しましたが、防寒については想像よりもよかったです。もっと冷えがしみこんでくるかと思っていましたが、歩いている限りにおいては突風にさらされてもそれほど体温を持っていかれる感じはありませんでした。


結果として、厳冬期の3000m級とはいえ、中綿の入ったパンツやジャケットを用意する必要はなさそうです。着膨れしないようにうまくレイヤーを重ねることで、防寒対策は可能です。アウターに過剰な保温性能を求めると、重くかさばるものになってしまうので、ゴアテックスのシンプルなアウターを選んでおいたほうがよさそうです。


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| 冬山装備 | 11:27 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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