ヤマふぉと

山の自然や風景をゆったりと眺め、写真を撮るために山に登る。だから、登頂や縦走を目的とせず、好きな山域でテントを張ったり小屋に連泊して、カメラ片手にのんびりと過ごす。そんなスローな山登りを楽しんでます。

2012年08月 | ARCHIVE-SELECT | 2012年10月

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夏と秋が同居する草原の山:道後山

2012年9月22日 広島県庄原市 道後山(標高1269m)



シルバーウィーク後半の2連休は、鳥取・広島・岡山の県境に近い道後山(どうごやま)に行ってきました。すっかり広島エリアの山友と化したぽんきちぽんたさんとのパーティーです。


10時に月見が丘駐車場ということでしたが、不覚にも駐車場の位置を間違えてしまいました。前の晩にネットで道後山の情報を探したときに、月見が丘駐車場から歩いたというレポを見つけたのですが、そのときに「さつき荘」という名前の山小屋のような建物の写真が一緒にあったため、すっかり「さつき荘」が月見が丘駐車場にあるのだと勘違いしてしまったのです。


国道183号線から県道250号線に入り、道後山高原スキー場の中を登っていくと、突然建物に囲まれた駐車場に出ました。その駐車場の脇にネットで見た「さつき荘」があったのです。駐車場には小型のバスが一台と乗用車が数台停まっており、その一台では登山の準備をしている人が2人。てっきりここが月見が丘駐車場と思い込んでしまいました。


ぽんきちぽんたさんの車は見当たらなかったので、少し遅れているのだろうと気にせず、先に準備を済ませることにしました。しかし、20分すぎても現れないので、ちょっと気になってきました。幸い見晴らしのいい場所だったので、ソフトバンクのくせに電波がつながっていました。で、違う場所で待っていることが発覚したわけです。


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10:35 35分遅れで月見が丘駐車場を出発です。ちなみに、この案内板の真ん中に描いてある白いお山ですが、てっきり道後山だと思って指し示していましたが、よく見ると伯耆大山と書いていました。大山も見えるということなんでしょうが、紛らわしいのでもう少し控えめに描いてほしいものです。


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駐車場からはフラットで歩きやすい道が続きます。


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少しずつ傾斜が強くなりますが、急坂というほどのものではなく、よく整備された道なのでしんどい思いはまったくありません。空気もひんやりとして気持ちのいい森です。


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11:01 見晴らしのいい場所に休憩用の東屋がありました。


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正面に猫山が見えます。


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下のほうには月見ヶ丘駐車場も見えています。出発してからわずか30分ほどしか経っていないし、とくに疲れるような道でもなかったので、休憩無しで先に進みます。


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東屋のすぐ先で分岐がありました。道後山への近道が右へ分岐しています。国土地理院の旧地形図には該当するようなルートは記載されていなかったので、とりあえず地図に出ている岩樋山を経由するルートで行くことにしました。


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花の名前はわかりませんが、黄色いきれいな花が咲いていました。


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11:18 樹林帯が終わり、草原状の場所に出てきました。白い雲と青い空、強い日差しがまだまだ夏の名残を感じさせます。


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足元にはシコクフウロ(イヨフウロ)も咲いています。


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先の東屋からは木の枝越しにぎりぎり見えていた駐車場も、ここからはばっちり。


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カメラを向けると、なぜか逃げようとするぽんきちぽんたさん。魂を吸い取られるととで思っているのでしょうか。


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山頂近くには、ススキの穂が風に揺れていました。まだまだ夏だと思っていても、秋は静かに存在感を増しています。


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11:27 岩樋山(標高1271m)山頂です。月見ヶ丘駐車場がほぼ標高1000mなので、標高差はわずか270m程度。1時間もしないで登れるはずです。ほとんど汗もかかずに登ってきましたが、とりあえず、荷物を下ろして休憩します。


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たそがれているわけではなく、花の撮影中。


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なだらかな起伏の草原になっている道後山への道。牧場にでもなっていたのでしょうか。真夏の炎天下は歩きたくありませんが、さすがに涼しい秋風の吹く今日は、気持ちのいい山歩きができそうです。


11:50 岩樋山でのんびりと休憩した後、道後山へ向かいます。


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天気もいいのでランドネ風写真に挑戦。しかし、ヒンズースクワットをしているような写真になってしまいました。


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こちらはいい感じになったかな。


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今回のベストショットです。コンデジでも天気がいいと、それなりに見られる写真になります。




ここで一息。ポチッと押して休憩したら続きをどうぞ。






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岩樋山と道後山の間の鞍部は、ススキの草原になっていました。まだ、穂は開いていませんが、もう少しすれば穂が開いて、光の加減によって金波銀波のススキの原が見られることでしょう。


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12:04 道後山への近道との合流点がありました。東屋のすぐ先にあった分岐へつながっているのでしょう。


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近道との合流点からは道後山への上り返しですが、緩やかなのぼりなので楽チンです。


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振り返ると、オムスビのような岩樋山がもっこりと。


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それにしても、今日はいい天気です。


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リンドウが咲いていました。


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山頂近くの登山道脇には、ヤマハハコが群生していました。


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無心に花を撮る山ガールの図。


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道後山1271mピークから三角点へ向かう途中です。


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12:30 道後山三角点1269mに到着です。たくさんの人がいるように見えたのですが、着いてみると手前に団体さんがいただけで、それほど混んでいませんでした。


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ひとまず記念撮影。その後少し三角点から離れたところで、ランチにしました。毎度毎度のコンビニおにぎりですが、今回はなんとぽんきちぽんたさんが卵焼きなどのちょっとしたおかずを作ってきてくれました。山スカートといい、最初の鷹ノ巣山の時に比べると女子力が大幅アップしてます。いやはや、恐れ入りました。ちなみに、たいへん美味でございました。ごちそうさまです。


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14:09 山頂でのんびりと過ごした後、下山開始です。下山は来た道を戻るのではなく、道後山を来た方向とは反対側に下りて、途中から山腹をぐるっと回ってもとの登山道へ戻る大池経由のルートで戻ることにします。


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山頂から少し下ると、すぐに分岐がありました。ここを右へ進みます。


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ここから、ぽんきちぽんたさんに先行してもらおうとしましたが、すぐに後ろに下がってしまいました。自立するにはまだ早いのか。


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山腹を巻く道ですが、見晴らしはよくありません。


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バーダーでもあるぽんきちぽんたさんが、前方の木に野鳥発見。シジュウカラかヒガラだろうとのことですが、この写真では判別不可能でした。おなかにネクタイのような黒い筋があるのがシジュウカラだそうです。


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14:23 大池です。名前とは大違いで、小さな湿原のようなところでした。


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大池の近くの木々は、わずかに紅葉しかけているようです。


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気の早い紅葉もありました。


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足元にはマツムシソウも。


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14:41 元の登山道との合流点です。正面は岩樋山です。


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あんなにいい天気だったのに、いつの間にか空には雲がいっぱいです。下山は近道を使って岩樋山を巻いていくことにしました。


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この道も、展望のないあまり面白くない道ですが、ほとんどがゆるい下り道なので、歩くには楽です。


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15:06 登山道との合流地点です。すぐ下の東屋で少し休憩してから下山しました。


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15:44 月見ヶ丘駐車場に戻ってきました。途中で拾った落し物のタオルで挑発する山ガール。牛じゃねぇ~し!



<クリックで拡大します>
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なぜか帰路のデータが保存されていなかったので、青色で書き足しています。


■山行データ
<往路所要時間> 1時間55分(休憩時間を含む)
駐車場10:35→東屋11:01→岩樋山11:27/11:50→道後山12:30

<復路所要時間> 1時間35分
道後山14:09→大池14:23→近道分岐14:48→駐車場15:44


<登山道情報>
まったく問題なしです。道標もしっかりしているので、迷うこともないでしょう。実質の標高差は270mほどしかないので、登山というよりハイキングです。スニーカーにジーンズでも大丈夫だと思いますが、雨具などは忘れないように。駐車場にきれいなトイレがあります。




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| 2012年9月 道後山 | 23:51 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

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好日山荘秋山セール2012年9月28日~10月14日

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毎度のことですが、DMが届きました。写真は単なるイメージカットです。

例年通り、秋山セールの開催です。9月28日から10月14日までだそうです。

秋山セールはいつもポイント3倍が特典ですが、個人的には10%オフのほうがありがたいです。


今回は、これといったお買い得品やキャンペーンはないみたいで、冬山セールまで貯蓄に励むことにします。



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| ヤマネタ・ニュース | 23:38 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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ハクバ WPCワイドサーキュラーPLフィルター 77mm

7月にEF17-40mmF4Lレンズを購入したので、新しくC-PLフィルターも購入しました。


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購入したのは、ハクバ写真産業のCF-WPCWCP77というモデルです。C-PLフィルターにもいろいろあって、高級なものなら1万円オーバーもざらですが、自分としては広角レンズ対応のワイドモデルで、撥水処理されていれば十分だったので、このモデルにしました。価格はアマゾンで6,099円でした。楽天だと安くても6,500円ぐらいだったし、価格コムでもアマゾンが最安です。


ワイドモデルではない、通常枠モデルのC-PLフィルターも持っていたのですが、ためしに通常枠モデルのC-PLフィルターをEF17-40mmF4Lに装着して試写してみたところ、見事に画面四角がけられてしまいました。「けられた」とは、フィルター枠の一部が画面四角に写り込んで、黒くなってしまったということです。28mmからの標準ズームレンズでは通常枠モデルのC-PLでも問題ないのですが、さすがに17mmスタートの超広角ではだめでした。


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ちなみに、ワイドモデルと通常モデルでどれぐらい違うかというと、上の写真のとおりです。右が通常枠モデル。


C-PLフィルターとは、Circular Polarized Light Filterのことで、日本語では円偏光フィルターだったと思います。


何をするものかというと、写真を撮るときにレンズの先端に装着して、乱反射光を取り除くために使います。乱反射光は物を白っぽく見せてしまうので、本来の色が出にくくなるという欠点があり、たとえば葉っぱの緑や空の青などが鮮やかに再現できなくなってしまいます。そのため、風景写真ではこのフィルターを使うことが多くなります。


C-PLフィルターは、2枚のフィルターを重ね合わせたような構造になっていて、レンズ先端に装着したあとに、カメラのファインダーをのぞきながら、その効果がちょうどいい具合になるように自分で前枠をぐるぐる回して調整します。効果最大から最小までは90度の角度になるので、その間で調整すればいいだけです。


また、C-PLフィルターは減光効果があるので、装着するとシャッター速度が遅くなってしまいます。なので、手持ちで撮影する場合は、手振れしないように露出補正するなどして手振れ対策が必要です。




ここで一息。ポチッと押して休憩したら続きをどうぞ。






実際、どれぐらい違うのか写真で見比べてみましょう。

<写真クリックで拡大>
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この写真は、C-PLフィルターなしです。


<写真クリックで拡大>
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こちらは、C-PLフィルターを使用したものです。


見比べてみると、空の青さ、雲の白さ、山の緑の色が違うのがよくわかると思います。


<写真クリックで拡大>
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この写真は、C-PLフィルターなしです。


<写真クリックで拡大>
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こちらは、C-PLフィルターを使用したものです。


この2枚も、青空や緑の鮮やかさが異なりますし、左手奥の伯耆大山見え方もC-PL使用のほうがコントラストが高く、南壁の立体感が強調されています。ただし、手前の稲の色については、C-PLがないほうが黄色味があって秋の実りの雰囲気があります。


このように、C-PLフィルターも場合によっては逆効果ということもあるので、フィルターの前枠を回して効果の効き具合を自分で調整する必要があります。また、太陽と自分を結ぶ線と、自分と被写体を結ぶ線が90度になるようなときに最大効果になるので、そうでないときはあまり効果がありません。とくに逆光時は効果がないうえにゴーストなどの発生源になるので、面倒くさがらずにはずしましょう。


C-PLフィルターには、水面の乱反射を取り除くという効果もあります。



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この写真は、C-PLフィルターなしです。



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こちらは、C-PLフィルターを使用したものです。


C-PLを使用したほうは空の映り込みがなく、ものすごく深い淵のように見えます。実際は尾瀬の湿原なので、たいした深さではないと思います。澄んだ川や池の透明感を表現したければ、C-PLで乱反射を除去してやることで、水底まで写しこむことができます。空を写しこんで、水の中に別の世界があるかのように見せたければ、C-PLをはずすか効果最弱で撮影すればいいわけです。どちらがいいということではなく、表現意図に合わせて使い分けることができるわけです。なお、C-PLフィルターを使用した写真の水草の色が全部薄黄色になってしまっているのは、スキャン調整の失敗でありC-PLフィルターのせいではありません。








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| 撮影用具 | 17:15 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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世界最軽量フルサイズ一眼レフ EOS6D登場

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うわさが出ていた低価格のフルサイズセンサー(英語ではフルフレームといいます)を搭載した一眼レフ EOS6Dが発表されました。


デジタル一眼レフを使用している人にはわかると思いますが、センサーサイズがフィルムと同じ約36mm×24mmという巨大なセンサーを搭載しています。ちなみに、いわゆるコンパクトデジカメのセンサーは、小指の爪ほどの大きさが一般的です。


奇しくも、少し前にニコンから同じようなコンセプトのD600が発表されたばかりです。どちらも「6」という数字がモデル番号になっているところに因縁めいたものを感じます。


ちなみに、ニコンD600はおおよそ19万円台から、キヤノン6Dはおおよそ17万円台からという価格になっています。上位機種であるニコンD800とキヤノン5DMarkⅢではニコンのほうが安かったので、今回はキヤノンががんばったようです。


すでに、キヤノンのHPに6Dのページができているので、興味のある人はそちらを覗いてもらうとして、このEOS6Dのいいところは、価格が安いのはもちろんですが、なんと中級入門機のEOS60Dとほぼ同じ大きさ、重さなのです。


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これまでは、フルサイズセンサー搭載機は中上級機になることもあって、大きくて重いというのが当たり前でした。正直、山にもって行くときに荷物になるし邪魔だし、もう少しなんとかならんものかと思っていたのも事実。とはいえ、画質のよさなどを考えると他に選択肢はなく、そのことについては考えないことにしていました。


他にも、どちらかといえば初心者をもターゲットにした製品作りをしたようで、入門用モデルのKissなどについているようなシーンモードやクリエイティブオートというモードが搭載されています。絞りとシャッター速度関係などいまひとつよくわからないという初心者でも、シーンに合わせたモードを選択すれば、フルサイズセンサーの一眼レフできれいな写真が撮れてしまうというのだから、いい時代になったものです。


そのほかにも、多重露出機能や水準器、防塵防滴構造、フルハイビジョン動画撮影など、最近のカメラにある機能はしっかり網羅されています。


さらに、上位機種にもない無線LAN(Wi-Fi機能)とGPS機能が内蔵されているというから、ちょっとびっくりです。無線LANで何ができるのかはまだよくわかりませんが、室内での撮影であれば無線LANさえあれば撮影した画像を直接パソコンで表示してみるということもできちゃったりするのかもしれません。GPS機能は、写真を撮影した場所がデータとして記録されるので、あとでどこで撮影したのもかわからなくなるという心配もありません。もっとも、電池のもちが悪くなる可能性は大きいですけど。


AFセンサーが上位機種より見劣りするとか、シャッター速度が最高で1/4000秒だとか、内蔵ストロボがないし、ストロボのシンクロ速度が1/180秒しかないとか、メモリーカードがSDカードしか対応していないという、ちょっと残念なところもありますが、実用上困るということはほぼないので、自分としては妥協できる内容です。


個人的には、今使っている旧式のEOS5Dでもそれほど困っているわけではありませんが、やっぱり画素数が2000万画素ぐらいはほしいのと、ライブビューと、もっと高感度が使いたいというのが三つのお願い。ついでに、もっと見やすい液晶画面があればうれしい。それを考えると、5DMarkⅢよりも6Dのほうが現実的な選択肢となりそうです。もちろん、5DMarkⅢのほうが良いに決まってますが、自分が必要な機能だけなら6Dで十分です。価格も10万円安いですし。


ただし、発売が12月上旬らしいので、それまで待つのなら春ごろまで待って、決算セールでもう少しやすくなったところで買うのもいいかという気もしないでもありません。








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| 写真ネタ・ニュース | 19:08 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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2度目の剣ヶ峰は最高のコンディション:伯耆大山その3

2012年9月2日 鳥取県大山町 伯耆大山剣ヶ峰(標高1729m)


剣ヶ峰山頂でのランチをすばらしい展望と共に楽しんでいる間に、雲がいつの間にか背後に忍び寄っていました。


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食後にちょっとだけ弥山方面に行ってみようと思って振りかえって見ると、なんと弥山はすっかりガスの中です。少し待っていると、ガスの切れ間から一瞬弥山が見えました。うわさの難所「らくだの背」を見てみたかったのですが、ガスが湧いてしまったので次の機会にすることにしました。


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槍ヶ峰方面の稜線も、北側はガスで真っ白になっています。どうやら日本海からの風が北壁を吹き上がってガスになったみたいです。すっかりガスにまかれてしまう前に降りたほうがよさそうです。


13:00 下山開始です。もう一人の単独行の年配男性も出発の準備をしていました。しかし、僕が先に下山してからもいっこうに姿を見せなかったので、どうやら弥山へ向かったようです。


伯耆大山の主稜線は、弥山方向からだと縦走しないようにという看板が設置され、入口にロープと立ち入り禁止の札がありますが、こちら側には何もありません。ユートピアや槍尾根から登ってくる人なら、ある程度の経験があるだろうからあえて立ち入り禁止にしなくてもいいだろうという判断なのかもしれません。とすると、弥山側の措置はあくまでも初心者やハイキング客が間違って踏み込まないようにするための措置だとも考えられます。同じ場所なのに、入り口が違うと対応が異なるという事実は、結局のところ登山者自身の判断に任されているということなのかもしれません。そういえば、弥山側の看板は、「縦走はやめてください」と書いてあり、「通行禁止」とか「縦走禁止」と書いてあるわけではありません。このどこか中途半端な書き方は、そう考えるとなんとなくなるほどねと思えます。もちろん、この主稜線が難易度の高い、危険なルートであることは間違いないわけで、遭難事故も発生しているという事実を、登山者がきちんと理解しておく必要があるわけです。


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天狗ヶ峰近くまで戻ってきました。だいぶ雲が多くなってきましたが、まだなんとか視界は保たれています。名残惜しいので、剣ヶ峰をバックに写真を1枚。立ち姿がちょとわざとらしかったです。


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ガスで真っ白だった北側ですが、一瞬切れ間から麓の様子が見られました。下界はいい天気みたいなので、この稜線にだけガスがまとわりついているのでしょう。


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13:24 天狗ヶ峰に着きました。槍ヶ峰がガスの餌食になるのは、時間の問題のようです。


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槍ヶ峰の山頂には、3人の登山者がいるようです。おそらく、僕の後から三の沢の登ってきていた三人組だと思われます。


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足元に黒いものがあるなと思ったら、メスのクワガタのようです。なんでこんなところにいるのかわかりませんが、天気がいいので下のほうから飛んできたのでしょうか。


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天狗ヶ峰から槍ヶ峰へと下る途中で、登山道わきにヤマハハコの一群を発見。そういえば、登るときにも見ているはずなのに記憶にありません。登ることに気をとられていたのでしょう。


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槍ヶ峰直下の登山道です。滑りやすいので慎重に登ります。


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槍ヶ峰本峰からみた南峰です。天狗ヶ峰から見たときは、もはやガスにまかれる寸前のように見えた槍ヶ峰ですが、不思議なことにもどってくると再び晴れてきました。今日はなんだか山に祝福されているみたいです。


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13:40 槍ヶ峰南峰に登ってみました。行きにはビビッてしまった道でしたが、稜線歩きで高度感に慣れたみたいで、ぜんぜん問題なく登れました。山頂には木彫りの鷲のような像が置かれています。


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ここは鋭鋒なので、足元の風景は大山随一といってもいいかもしれません。絶壁から覗き込んでいるかのような高度感です。三の沢をほとんど真上から俯瞰しているような感覚です。


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こちらは、キリン峠へと続く槍尾根です。


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ガスに巻かれそうで巻かれない槍ヶ峰と剣ヶ峰。




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槍ヶ峰南峰の山頂で15分ほどゆっくりしたあと、下山開始です。


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急斜面につけられた幅30cmほどの踏み跡をたどって、三の沢への下降点に向かいます。


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不思議なもので、下山を始めると下からガスが上がってきました。いつもなら、下り始めると晴れるパターンが多いのですが、今日は逆です。こんなの初めてです。


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三の沢への下降点へ来たときに、ちょっとキリン峠方面を偵察してみたくなりました。踏み跡をたどって再び尾根の上にでました。ガスの中に双耳峰のようなシルエットが見えています。まるで鹿島槍のような雰囲気。


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少し進んでみると、双耳峰の姿が見えました。双耳峰といっても、実際は尾根上の2つの小ピークにすぎません。あの向こうにキリン峠があるわけですが、そこそこ距離もあるしガスが上がってきたので先へ進むのはやめにしました。とりあえず、このあたりはそれほど厄介な感じはなさそうです。


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尾根から三の沢への下降点へ戻る道です。前方の岩峰の手前を左へと下って行きます。


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三の沢への下降点から草つきの斜面を下っていくと、ガスが漂い始めました。下向きに撮影したのでほぼ平坦な道のように見えますが、実際はかなりの急斜面を下ります。


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しかし、ガレ場に出る頃にはガスも晴れます。


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剣ヶ峰はガスの中。


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三の沢の下のほうにあるケルンに立ち寄ってみました。以前から、なんでここにケルンがあるのだろうかと思っていたのですが、どうやら遭難者と関係があるようです。


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ケルンのそばにはこのようなものが設置されていました。歌の歌詞のようです。


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南壁を一望できる場所にあるケルン。大山で亡くなった方の供養のケルンだとしたら、確かに最高の場所なのかもしれません。


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気がつけば、怪しい空模様になっています。急げ!


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大堰堤の迂回路入口は、やはりわかりやすくて助かりました。


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大堰堤とその下の小堰堤を下り、川底へ出てきました。ここから沢を横切って左岸へと移動します。


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次々と現れる真新しい堰堤をクリアしつつ先を急ぎます。


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15:33 雨に降られることなく、文殊堂までもどってきました。


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朝たくさん停まっていた車は、自分の車ともう一台あるだけです。くしくも、両車ともレガシーでした。


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奥大山スキー場で奥大山の水を汲んでいると、見事に晴れ渡った大山の姿が・・・ なぁーんだ、最後はやっぱり下山後に晴天というオチだったわけです。 でもまあ、今回は十分な好天の山行だったので満足です。


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そして、帰路に立ち寄った真庭市久世町のユメタウンというスーパーで、先に記事にしたダブルアーチの虹に遭遇したのでした。最後にすばらしいお土産までもらえて、大満足の一日となりました。




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■山行データ
<往路所要時間> 3時間15分(休憩時間を含む)
駐車場9:12→三の沢10:08→槍尾根三の沢下降点11:46→天狗が峰12:20→剣ヶ峰12:37

<復路所要時間> 2時間33分(道草時間を含む)
剣ヶ峰13:00→槍ヶ峰南峰13:35→三の沢ケルン14:52→駐車場15:33


<登山道情報>
昨年の台風の影響で少し難度が増したように感じるところもありますが、おおきな変化はありません。とはいえ、道迷いや転滑落の危険性は夏道などに比べるとかなり大きいルートですから、立ち入る場合は慎重に。





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| 2012年9月 大山剣ヶ峰 | 18:31 | comments:5 | trackbacks:0 | TOP↑

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2度目の剣ヶ峰は最高のコンディション:伯耆大山その2

2012年9月2日 鳥取県大山町 伯耆大山剣ヶ峰(標高1729m)




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槍尾根に出たところから剣ヶ峰が見えています。今にもガスに巻かれそうな感じですが、不思議と今日は稜線にガスが来ません。なんとか上までもってくれればいいがと思いながら先に進みます。


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急斜面のトラバース道は、左手はるか下まできれ落ちた谷が続きます。


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槍ヶ峰南峰下の斜面は、昨年の台風の影響なのかなんだか登りにくくなったように感じます。記憶違いかもしれませんが、昨年はわりと楽なジグザグのトレースがあったと思うのですが、今回は妙に段差の大きい直登のトレースです。つかまるものは草ぐらいしかないので、慎重にクリアしました。


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ようやく槍ヶ峰南峰の肩まで登りきって、キリン峠方面を振り返ります。次回は、この稜線をキリン峠から登ってみようと思います。


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三角錐のような槍ヶ峰南峰ですが、この肩からは比較的楽に登れます。先に登ってみようかと思って取り付いたのですが、久しぶりの尾根歩きで高度感に慣れていなくてビビってしまいました。とりあえず、下るときに再度チャレンジすることにしました。


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目の前には槍ヶ峰本峰が見えます。ちょうどお昼の時間になるところだったので、槍ヶ峰本峰でランチにすることにしたのですが、山頂に到着する前に上から下ってきた二人組みに占拠されてしまいました。


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12:06 狭い山頂で押し合いへし合いしながらランチを食べる気にはならず、剣ヶ峰まで行ってからランチにすることにしました。この頃から雲が流れていい天気になったので、天狗ヶ峰をバックに記念写真を撮影していきます。


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槍ヶ峰から天狗ヶ峰までの稜線です。痩せた砂利の尾根です。昨年はガスで全貌は見えませんでしたが、今日はとてもクリアに見えます。ガスに巻かれて下が見えないほうが怖くないと思っていましたが、今日のようにクリアに見えると、気持ちが高揚するのでしょうか、ぜんぜん怖いと感じません。要は気持ちの持ちようということみたいです。


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そして、天狗ヶ峰から剣ヶ峰への稜線もくっきり見えています。今日は最高のコンディションです。


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天狗ヶ峰への途中にあるつり橋のような稜線での1枚です。コンデジでは広角端の画角が狭くて遠景まで入らないので、一眼レフ+17mmで撮影してみました。下を向いて撮影したので、ぱっと見平坦な場所みたいですが、すぱっと切れ落ちた崖になってます。


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天狗ヶ峰が近づいてくると、ユートピア方面から登山者が登ってくるのが見えました。単独の男性が一足先に天狗ヶ峰に到着しました。天狗の難所の下には女性の二人組みがいましたが、難所に恐れをなしたのか引き返していくのが見えました。





ここで一息。ポチッと押して休憩したら続きをどうぞ。






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12:20 天狗ヶ峰です。この時点でもまだ稜線はクリアです。


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振り返ると、槍ヶ峰の向こうには、ガスがてぐすね引いて準備しているかのように居座っています。


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ガスが追いかけてくる前に、剣ヶ峰に向けて出発です。


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左手はすぐ絶壁になっている、なかなか恐ろしい場所です。ただ、コンデジの最広角28mm相当ではいまいち高度感が表現できません。


<写真クリックで拡大します>
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そこで、再び一眼レフ+17mmの登場です。超広角17mmではるか下の谷や雲まで画面に入れ込むと、高度感がうまく表現できたようです。


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剣ヶ峰が近づいてきました。背後には巨大な積乱雲が湧き上がってきました。


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山頂の少し手前に小高い場所があったので、「山と渓谷」のグラビア風写真を撮影してみました。偶然ですが、うまい具合に上半身が青空バックになったので、なかなかいい感じになりました。


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12:37 剣ヶ峰登頂です。昨年は山頂の碑の周りのコンクリートプレートはもっと山頂碑の近くにあったのに、手前のプレートがずいぶん動いています。



とりあえずおなかも空いているので、手前にあるコンクリートプレートに座ってランチにすることにしました。こういう天気がいい日には、お湯を沸かしてゆっくりとお茶にしてもよかったのですが、今回はバーナーを置いてきました。なので、ポットに入った冷たいお茶とおにぎりだけです。晴天の日曜日だというのに、後ろに単独の男性が一人いるだけの、静かな山頂でした。


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おにぎりを食べながらのんびりと山頂からの景色を楽しみます。槍ヶ峰方面はだいぶ雲が上がってきましたが、雲の高さがあるので稜線はクリアです。


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南側はちぎれた綿あめのような雲が南壁を駆け上ってきますが、すぐにガスってしまうような雰囲気はありません。


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弥山方面は大きな雲の塊が群れていますが、不思議と稜線にはまとわりつくことなく距離をとっています。日差しはそこそこ強いのですが、風は涼しくてからっとしており、最高に気持ちのいい時間です。


つづく。






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| 2012年9月 大山剣ヶ峰 | 23:06 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

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2度目の剣ヶ峰は最高のコンディション:伯耆大山その1

2012年9月2日 鳥取県大山町 伯耆大山剣ヶ峰(標高1729m)



天気予報では晴れマークが出ていたものの、あまり当てにならないのが天気予報。朝5時に起床して一番にしたことは、パソコンの電源を入れてライブカメラの画像チェック。まだ薄暗い画像ながら、大山の稜線がくっきりと見えていました。烏ヶ山のカメラ画像では、小さな雲が2つほど浮かんでいるだけのクリアな空も見えてます。眠気もぶっとび大急ぎで準備して、一路鳥取を目指したのです。


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新庄村から野土路トンネルを抜けると、大山がど~~ん! 逢いたかった逢いたかった逢いたかった~イエス! 君に~~!!


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国道482号線の内海峠を越えた鳥取側には、峠道のバイパスルートが完成していました。下っていくと大山が正面に見えるなかなか魅力的な道でした。


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鍵掛峠から見上げる南壁も久しぶりです。


前回は文殊堂の近くの広い路側帯に車を停めましたが、今回は下にある駐車場に停めました。脇見運転の車にぶつけられたりしたら嫌ですからね。


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9:12 駐車場を出発です。


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今回のコースは、2回目の三の沢-槍尾根-剣ヶ峰コースです。キリン峠から槍尾根というのも考えましたが、それはまた次の機会にとっておくことにしました。


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三の沢に入ってすぐ、正面に南壁がそびえているのが見えました。前回はガスっていたのでまったく見えませんでしたが、こうしてみると北アルプスにきたみたいです。


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昨年はこんな風に川底を歩くことはなかったのに、昨年の台風で左右の岸が削り取られたらしく、ずいぶんと幅の広い川底に様変わりしていました。


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登りつめていくと堰堤が立ちふさがっていました。昨年はまだ工事中だった堰堤です。ここから左岸に上がるはずです。


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右岸からでも上がれそうですが、踏み跡があったのはやっぱり左岸でした。


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左岸を上っていくと再び堰堤を越える箇所がありましたが、今回は石積みがあってここから堰堤上に登ることができました。とはいえ、そこそこ高さがあるので、背の低い人にはちょっとつらいかもしれません。


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30分を過ぎたあたりで堰堤脇の高台のようなところで振り返ると、遠くのほうまで展望が広がっていました。


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前方には、ガスが巻きはじめた南壁が、まだまだ圧倒的な存在感で見えています。


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左岸の道が終わり、最終堰堤を越えるためにひとつ前の堰堤を右岸側から巻いて行きます。


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取り付きには赤いテープがありすぐにわかりますが、基本的に川底に下りてきた堰堤の上をそのまま右岸へ渡ったほうがわかりやすいし歩きやすいと思います。下りてきたところから川底を斜めに突っ切ってしまうと、テープのところまで戻らないといけなくなります。


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かつては、この白くなったところまで砂利が積もっており、石積みを利用して簡単に大堰堤手前の堰堤を乗り越えることができましたが、台風ひとつですっかり土砂が持っていかれていました。


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大堰堤手前の堰堤を越える場所です。トラロープなどが設置されているので、それほど困難ではありません。


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堰堤を乗り越えると、川底には出ないでそのまま右岸の藪の中を大堰堤のほうへ進みます。


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10:08 大堰堤を越えて、三の沢に出ました。昨年は小さなテープしかなかったのに、今年は出口(下山時の入口)にケルンが積まれており、目印に赤テープを巻いた木の枝も立てられています。これならわかりやすくていいですね。


<写真クリックで拡大します>
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ここでひとまず休憩です。荷物を降ろして、ガスが消え始めた南壁を撮影します。とはいえ、今度は雲が出てきて南壁に影を落とすので、日差しが南壁に当たるタイミングを待つために少し時間を使ってしまいました。




ここで一息。ポチッと押して休憩したら続きをどうぞ。






10:23 休憩を終えて出発です。昨年の台風のおかげで、前回歩いたときよりも踏み跡がわかりにくくなっているように感じます。というより、わからないといったほうが正しいかもしれません。とりあえず、南壁下にあるS字状のガレの右側に沿ってルートがあることはわかっているので、そこを目指して適当に歩きます。途中、単独の男性とすれ違いました。せっかく登ったんだからもっと上でゆっくりすればいいのにと思いましたが、人それぞれ事情があるのでしょう。


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10:40 赤テープを見つけました。このあたりから右手藪の中にルートがあったような気がしますが、藪に覆われて踏み跡もいまいちはっきりしないし歩きにくそうなので、ガレの上をそのまま上がることにしました。このあたりのガレは傾斜が緩いこともあって、歩いても崩れません。なので、直登できて楽チンです。


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10分ほどでガレの突き当りが近くに見えるあたりまできました。そろそろガレ歩きは終えて右手の踏み跡に入らないといけない頃です。


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踏み跡を探すと、右斜め前のあたりに見えていました。少し手前に白い布のようなもので入口を示すマークが見つかりましたが、見えている踏み跡のところから直接入ったほうが楽そうなので、そこから行くことにしました。


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10:54 右上に塔のような岩が近づいてきたら、そろそろルートが右に曲がるところです。下ばかり見て歩いていると右の分岐を見落としやすい場所です。直進も岩が敷き詰められたルートのように見えるうえに、右の分岐の入口あたりに草木が覆いかぶさるようになっているので間違えやすいのです。予備知識なしに歩いた前回は、ちょうどこの場所で下山者とすれ違ったこともあってみごとにだまされてしまいました。ただ、地面に緑のビニールテープが置いてあり、分岐のすぐ先に赤テープもあるので、注意していればわかります。


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分岐からは緩やかに斜面をトラバースしていきます。振り返ると、思いのほか高度があることに気がつきます。


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砂すべりようなガレ場の手前あたりから、傾斜も急になり足元が砂利になるのでとても歩きにくくなります。そしてこのガレ場を登るのがまたひと苦労なのです。前回これを直登するのではなく、斜め上に横切ったところに草付を登る踏み跡があったのですが、今年はなぜか見つかりません。やはり昨年の台風で地形が変わってしまったのかもしれません。


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どうしようかと迷っていると、上からガレを下ってくる単独行者がいたので、落石がくると危ないと思い、むりやりガレを横切って右手の草つきの斜面に入りました。実際、上からごろごろと岩が転がり落ちていました。とはいえ、そこもこぶし大ほどの石が積み重なった斜面なので、足を踏み出せばがらがらと崩れ落ちるような場所です。無理やり登っていくと、右のほうに上がっていく踏み跡が見えました。少しガレ場から離れた場所を登るような踏み跡ができたのかと思って、それをたどって登り始めたとき、後ろで「おーい!」と声がしました。振り返ると、ガレを下ってきた男性がこちらを見つめています。「そこはルートじゃないぞ」と言われて、『なんで? 踏み跡があるじゃん』と思いましたが、「正しいルートは手前を上にまっすぐ登るんだ」と言われて、自分が間違っていたことがわかったのでした。


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登り始めた斜面を戻り、ガレのすぐ近くの草つきの斜面へ出てみると、確かに踏み跡がありました。結局、ガレ場を踏み跡が見つかるまで10mほど直登しないといけない状況だったわけです。声をかけてくれたのは、白いヘルメットにオレンジのジャケットをきた男性で、サングラスをしていたので年のころはよくわかりませんが、ある程度年配の方のようでした。アックスらしきものを持っていたので、『ずいぶん重装備だな』と思いましたが、それだけ大山に詳しいみたいです。以前にも、僕が登ろうとしていたルートを上まで登って行き、間違いに気づいてトラバースしようとして怪我をした人がいたとかで、へたをすると同じ結果になっていたかもしれません。ここでこの男性とすれ違ったのは、結果的にラッキーでした。お礼を言って登っていこうとすると、「石を落として申し訳なかった」と逆に謝られてしまい、こちらが恐縮してしまいました。


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ルートミスをした場所からは、正しい踏み跡をたどっていくだけですが、そうはいってもかなり急傾斜の直登ですし、滑りやすい地面だったりするので決して楽チンな道ではありません。


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急登をえっちらおっちら登っていくと、ようやく槍尾根にある岩峰が見えてきました。


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上空に雲が出てきたものの、今回はずっと剣ヶ峰も見えています。


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下を見ると、ガスが巨大な塊となって追いかけてきます。槍尾根を歩く頃にはガスに巻かれてしまうかもしれないなと思いながら、先を急ぎました。


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やがて、槍ヶ峰南峰も見えてきました。


<写真クリックで拡大します>
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槍尾根に出る直前には、小さいながらもイヨフウロを中心としたお花畑も残っていました。


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11:46 やっと槍尾根に出ました。ここからは滑落の危険が高まります。今回は、しっかりとヘルメットを持参してきたので、ここでヘルメットを装着します。大げさだとか、心配しすぎだとか笑う人もいるかもしれませんが、彼らが100%の安全を保障してくれるわけではないので他人がどう思おうと関係ありません。


つづく。




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| 2012年9月 大山剣ヶ峰 | 21:20 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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満月のナイトハイクを目論んだものの・・・:比婆山その2

2012年8月31日 広島県庄原市 比婆山(ひばやま)標高1264m


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16:59 ゆったりとしたおやつ休憩を終えて、本日のメインイベント会場である池の段へ向けて出発です。しかし、お昼ごろまで青空が見えていた空は、いつの間にか真っ白な状態です。


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少し下ったところに大きなイチイの木がありました。


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イチイの木は、寒冷な土地に生育する木です。山の稜線などでときどき大木を見かけます。生育環境が厳しいので他の樹木より成長が遅いらしく、見た目よりも樹齢を重ねている木だと何かで読んだ記憶があります。この木も直径は1m程度ですが、樹齢は数百年ではないかと思います。


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しばらく進むと道は下りになりましたが、あいかわらずきれいなブナ林の中を下って行きます。しかし、下るにしたがってガスが出てきました。


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17:30 越原越(おっぱらごえ)に到着です。この少し手前に公園センターへと下る大岩谷林道コースの分岐があります。分岐のところでどうするか検討しました。ガスが出たうえに空を雲が覆っていることを考えると、月あかりのナイトハイクができる可能性は低いわけで、さっさと下って公園センターの温泉に入るというプランもあります。ただ、比婆山御陵のあたりではガスは出ていなかったので、ガスは鞍部である越原越のあたりだけだと考えられます。空の雲は雨雲ではなくて高層雲なので、月の出は見られる可能性もあります。池の段までは20分前後で行けそうなので、とにかく上まで行ってみることにしました。


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霧のブナ林はなかなか幻想的できれいです。


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やっと森を抜けて視界が開けてきました。



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17:56 池の段山頂に着きました。


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ちょうどガスの上端あたりになるらしく、ときどきガスが周囲を覆ったりしますが、少しすると視界がぱっと開けたりします。


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夕暮れのガスが流れる山頂で、夕日にほんのりと赤く染まる雲もあったりして、なかなかいい感じです。


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彼女は写真を撮りすぎて、このあと電池切れという失態を演じていました。オーマイガッ!


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ところで、肝心のブルームーンですが、隣の立烏帽子山の右側にほんの一瞬だけ雲の切れ間にぼんやりと見えたのですが、その後は姿を見せてくれませんでした。ぜんぜん見えるとは思っていなかったので、カメラも準備していなくて、唯一のチャンスも撮り逃してしまいました。




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18:50 月も見えず、ガスが濃くなってきたので、これ以上の長いは無用です。まだほんのり明るいうちに下山開始です。しかし、ガスが出ている中でライトを使って歩くのは、想像以上に視界が悪く気を使いました。なにしろ、もともと暗くて見えずらいのに、ライトがガスに反射して目の前に白いベールを作るような状態なので、視界はほんの数mしかありません。道の分岐を見落としたり、カーブを見逃して直進したりしたら遭難しかねません。


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19:21 慎重にルートを確認しながら大岩谷林道コースの分岐まで降りてきました。あとは、この道を下っていくだけです。地図で見る限り谷沿いの一本道なので、途中に分岐もなく問題なさそうです。とはいえ、獣道や水の流れが作った道のようなところに迷い込まないとも限らないので、ガスで視界が聞かない中をゆっくりと慎重に下りました。


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19:47 やっと林道にでました。ここからは、広い林道を下るだけなので安心です。


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20:23 御陵コースが始まるキャンプ場入口の橋へと戻ってきました。下山には1時間30分ほどかかったわけですが、夜の闇とガスによって視界がさえぎられるため、もっと長い時間がかかったような気がします。ナイトハイクは、下山にあまり時間がかからない山でやったほうがよさそうです。次の満月のときにでも、もうすこし歩かなくてすむ山でもう一度チャレンジしてみたいと思います。


■山行データ
<往路所要時間> 4時間16分(比婆山での休憩時間50分を除く)
駐車場12:50→七合目13:49→比婆山御陵16:09/16:59→越原越17:30→池の段17:56

<復路所要時間> 1時間33分
池の段18:50→越原越大岩谷林道コース分岐19:21→御陵コーススタート地点20:23


<登山道情報>
よく整備されており、道標もしっかりしています。どこへ行くかわからないような分岐もなく、安心して歩ける山です。ただ、登山道途中にベンチや東屋のような休憩できる設備がほとんどなく、たまにベンチがあっても壊れかけているような状態です。休憩用にピクニックシートなどを持参しておいたほうがいいです。

今回のルート上には、水場もトイレもありませんでした。

虫に関しては、下のほうの植林帯などで若干いましたが、うっとしいような状態ではなく、この時期であれば快適な山歩きができるでしょう。

この時期は山頂付近では寒いと感じることもありますので、フリースなどの防寒着を持参しましょう。




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| 2012年8月 比婆山 | 18:47 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

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満月のナイトハイクを目論んだものの・・・:比婆山その1

2012年8月31日 広島県庄原市 比婆山(ひばやま)標高1264m


8月31日はブルームーンといわれる満月の日でした(月齢は13.5でしたが)。ブルームーンという言葉の意味はネットで検索していただくとして、以前から満月の昇るところを山頂から撮影してみたかったのと、月明かりのブナ林も撮影してみたいというのがあり、いい機会なので挑戦してみることにしました。


ブロ友ぽんきちぽんたさんが興味をしめしたこともあって、目的地は広島県庄原市にある比婆山に決めました。月の出を山頂で迎えるということで、出発はお昼過ぎと遅めです。


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12:50 県民の森公園センターを出発です。


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公園センターの裏手にあるキャンプ場を通って、御陵コースを目指します。平日ということもあって、キャンプ場は無人のテント場と化していました。


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テント場を越えて小さな川にかかる橋を渡ったところが、御陵コースの出発点です。右へ行くとスキー場のゲレンデを経由して御陵コースの上のほうで合流するようです。


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少しの間林道を歩きます。


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13:08 登山道入口です。ここから右へ折れ、森の中へと向かいます。


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最初は植林地帯です。


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木立の隙間からスポットライトのように降り注ぐ太陽光で、林床の木々の緑がとてもきれいに輝いていました。


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右上に、大きな木がありました。何の木だろうかとよく見てみると、どうやらブナの巨木のようです。割と標高の低い場所なのにこんな大きなブナがあるということは、植林されるまえはさぞや見事なブナ林だったのでしょう。


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上がっても上がっても植林帯の中で、いいかげんうんざりです。


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13:49 七合目に着きました。ここが標高1000mだそうです。腕時計の高度計はいつもながら合っていなかったので、ここで1000mにリセットしておきました。なお、GPSの高度計も1050mを表示しており、あまり役に立たない状態でした。帰宅後、ログを地図に展開してみると、前半のあたりは登山道の記号とログがかなりずれており、木の間隔が密な植林帯の中では、電波状況がよくないのかもしれません。


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七合目から20分ほど登ると、ようやくブナ林に入ってきました。薄暗く面白みのない植林帯に比べて、ブナの純林の雰囲気はいかにも森という感じです。明るく、爽やかで気持ちのいい風景に気持ちも和みます。


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14:14 スキー場経由の道との合流点に着きました。出発してから休憩らしい休憩をとっていなかったので、ここで荷物を降ろして大休止です。ベンチでもあればいいのですがなにもないところで、どうしようかと思っていたら、ぽんきちぽんたさんがピクニックシートを出してくれました。前回のトレッキングを反省して、女子力アップを目指したようです。ムムムッ!





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15分ほど休憩して、ふたたび美しいブナ林の中を歩きだします。


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時折、雲から太陽が顔を出して、まぶしい日差しが林床まで降り注ぎます。


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透過光に輝く緑が鮮やかです。


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ときどきブナの巨木がそびえていて、森の歴史を感じさせられます。


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15:21 比婆山山頂下の分岐点です。左に行けば直接山頂のすぐ近くに出られます。右に行けば、烏帽子山と比婆山の間の鞍部に出ます。今回は、比婆山の山頂を踏んだあとは、池の段へ移動してそこで月の出を待つ予定なので、右から反時計回りで行くことにしました。


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分岐から先はほぼ水平なトラバース道なので、距離があるわりに歩くのは楽です。


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夏も終わりの時期ですが、ブナ林は青々とした葉っぱが茂っており、心が洗われるようです。


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植林帯では聞こえなかった野鳥の鳴き声もそこかしこから聞こえてきます。


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15:43 鞍部に出ました。


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比婆山御陵へは緩やかなのぼりの道です。


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やがて巨大な岩が見えてきました。岩の上にはしがみつくように木が生えていました。


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比婆山山頂にはイザナミの神が眠る陵墓とされている大岩があるとのことだったので、てっきりこのあたりの岩のどれかがそうなのかと思ったのですが、看板も何もないのでどうやら違うみたいです。


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彼女は、比婆山御陵へのリベンジを果たしてハイになってます。イェ~イ!


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すっかり平坦な道になってしまい、どこが山頂なのかと思いながら進んでいくと・・・


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16:09 ありました。


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これが比婆山御陵だそうです。なんだか、さっき見た岩のほうがよっぽど大きいしそれっぽかったんですけど・・・


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ぽ 『賽銭ないけどお願い聞いてよね』
神 『ふてぇ野郎だ!』


御陵の前にベンチがあったので、おやつ休憩をとることにしました。さすがにこんな時間では、他の登山者の気配すらありません。静かな山の夕刻です。


つづく。



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| 2012年8月 比婆山 | 23:46 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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久しぶりに見た虹はダブルアーチ!

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今日は伯耆大山の槍尾根から剣ヶ峰に登ってきたのですが、その帰り道に虹を見ました。虹を見るのは久しぶりですが、これがなんと珍しいダブルアーチです。なんかいいことあるかな。




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| 写真ネタ・ニュース | 20:59 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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