酷暑の汗だく登山: 熊山その1
3ヶ月ぶりの登山。やっぱ中国地方の雄 伯耆大山でしょうとやる気満々だったのに、オリンピックを遅くまで見てしまい、午前4時30分の目覚ましはほとんど無意識に止めてしまっていました。はっと気がついて時計を見れば7時30分。やっても~た~。こんな時間では伯耆大山は無理。であれば、近場でいいところはないかいなと、朝食を食べながら検討した結果、熊山に登ることにしました。
頂上に石積みの遺跡があることで知られる熊山ですが、実は車でも登れる山です。とはいえ、県南の山の中では標高508mと高いほう(というより南部の最高峰か?)ですし、3ヶ月ぶりの山行ならこれぐらいがちょうどいいのかもしれません。

登山口のJR山陽本線熊山駅近くの駐車場についたときには、すでに10時40分になっていました。ネットで調べたら、吉井川土手の道から河川敷側に降りたところに駐車場があるとのことだったので、河川敷への道を見つけて下に下りたのですが車は一台も停まっていません。人気の山でその上日曜日なのに妙だなと思ったのですが、さすがに連日35度にもなろうかという猛暑なのでみんな熱中症をさけてこんな県南の低山にはきていないのだろうと納得したのでした。

ところが、出発して土手を越えて集落のあるほうへ下りた所に立派な駐車場があるではないですか。なので、河川敷に戻って車を回してきました。やっぱ登山口には近いほうがなにかと便利ですから。ということで出発時間はすっかり遅くなってしまいました。

11:04 駐車場を出て、JRの線路下を抜けて山のほうへ入っていきます。

ガードを抜けると、目の前に大きな看板が。これなら迷うことはありません。

看板の隣には竹の杖も用意されていました。

坂道を登っていくと、道標が設置されていて、その上に松くい虫の薬剤散布の案内がありました。薬剤散布後7日間は入山を遠慮してくださいとのことです。しかし、日付は6月7日のもの。心配する必要はありませんでした。

道標にしたがって民家の前の砂利道を上がっていきます。

民家を回り込むと、その先はもう家はありません。

砂利道が終わるとコンクリート舗装の道になります。

コンクリートの道は100mほどで終わり、ここからいよいよ土の道です。実質的な登山道の始まりです。

しばらくは石畳の道が続きますが、やがて岩がごろごろとした沢沿いの道になり、しだいに傾斜がきつくなってきました。
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11:34 一本松という看板のかかっている松がある尾根に出ました。簡単なベンチもあったので、ひとまず休憩をとりました。沢沿いの道は気温28度と涼しかったのですが、無風の状態なので動けば汗が噴出します。水はハイドレーション用に1.5リットル、氷入りのポットが0.5リットルの計2リットルを担いでいます。すでに生ぬるいハイドレーションの水を飲みつつ、地図を団扇代わりに扇いでみても、生ぬるい風が来るだけで、さっぱり涼しくなりません。下手をすると熱中症になりかねないので、ゆっくりと歩くことにして出発しました。

11:53 一本松から10分ほどで分岐点がありました。といっても、登山道は明らかに右に行く道なので迷うようなものではありません。左の道は、どうやら中国電力の送電線保守点検用の道のようです。下山時に間違って直進しないように気をつけないといけません。

先の分岐からすぐ上で、再び分岐点がありましたが、ここもどうやら送電線の保守点検用の道が左下へと分かれているようです。ここは明らかに右が登山道ですが、何の表示もないので地図を持っていないと不安になるかもしれません。

11:56 車道に合流しました。

登山道はほんの5mほど先で再び車道から別れます。登山道が荒れていますという看板が出ていましたが、荒れているというほどひどい状態ではないので、かなり大げさな看板です。フラットな土の道を基準にしているのかもしれません。

看板の前に大きな合体キノコが生えていました。こんなカラカラ天気でもしっかりと成長するんですねえ。

車道から階段を上りきると、再び分岐点です。しかし、今回は真ん中の棒にちゃんと「この分岐道はこの先で合流します」と書いてあったので、どちらに進んでも問題ないようです。よく歩かれているような右側を進むことにします。

すぐ先でまたまた分岐がありましたが、左に行くとさっきの分岐の左の道に出るようなので、ここも右へと進みます。

少し進むと、また分岐です。登ってきた道がちょうど右にカーブする場所ですが、ここは最初の分岐の左道が合流してくるところらしく、右に行くのが正解です。

蹄岩という岩がありました。

これといって珍しくもないし、大きくもない一枚岩です。

どうやら、岩の表面にあるこのくぼみが、蹄の跡だということらしいです。ふ~ん。

12:12 五合目の展望台に着きました。暑さで汗だく状態ですし、すでにお昼を回っていることもあってシャリバテで体がだるくなってきたので、ここでお昼休憩にすることにしました。日陰のベンチだし、展望台なので風もあるしで渡りに船という感じです。

展望はそこそこあるのですが、空気がもやっている眺めはいまひとつでした。
20分ほどお昼休憩をとって、エネルギー補給したところで頂上を目指します。
つづく。
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| 2012年7月 熊山 | 16:03 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑