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ヤマふぉと

山の自然や風景をゆったりと眺め、写真を撮るために山に登る。だから、登頂や縦走を目的とせず、好きな山域でテントを張ったり小屋に連泊して、カメラ片手にのんびりと過ごす。そんなスローな山登りを楽しんでます。相互リンクはしていませんので、リンクはご自由にどうぞ。

2011年11月 | ARCHIVE-SELECT | 2012年01月

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日本山岳救助機構JROへ入会

28日が仕事納めで、29日は年内にやるべきことをばたばたとこなした1日でした。


とはいっても朝から起きててきぱきと処理したわけではなく、のんびりと10時過ぎまで惰眠をむさぼり、ほとんど昼食となりかけの朝食を食べ、笑っていいともが今日からお休みになっているのでがっかりしつつ、12時過ぎにようやく動き出したというおそまつさ。


まずは、年賀状を買いに郵便局へ。そのついでに日本山岳救助機構JROへの入会金と会費の合計4000円を振り替え入金。JROとかいてジローと読むそうですが、ちょっと無理やりかなあ。で、JROって何?という話ですが、JRAではありませんので誤解の無いように。JRAは日本中央競馬会です。JROは、簡単に言えば山岳保険のようなものです。


山岳保険にもいろいろありますが、JROは従来の保険や共済とは異なる新しい制度だそうで、会費年額2000円の他に事後分担金というのが発生します。これは前年に支払われた事故の支払い金総額を会員全体で負担するというものです。ここ数年は一人当たり1000円以下でおさまっているようなので、費用は年額3000円以下ですんでいるみたいです。


JROは、遭難した場合の捜索・救助費用を1会員1期間あたり330万円を限度に支払われるというものです。他の保険などでは、この捜索費用の補償が100万円とか150万円だったりするので、万一発見まで日数がかかった場合は、自己負担が大きくなってしまいます。カバーされる項目は、

• 日当
• 交通費(ヘリコプター代含む)
• 消耗品費
• 宿泊費
• 食費
• 関係者現場駆けつけ費用
• 遺体搬送費
• 謝礼費用

などです。



基本的には会員の相互扶助の精神に基づく共済制度なので、病気による遭難も対象ですが、既往症・持病等は減額される場合もあります。また、自力で動けるのに「疲れたから」「日程が遅れたから」などの理由に基づく場合は遭難と認めてもらうことはできないとのことで、その点フェアでいいと思います。



なお保険ではないので、死亡したり怪我をした場合の死亡見舞金とか、通院治療費のようなものはありません。



こんな年の瀬に入会したって、受付けられるのは年が明けてからだろうと思う人もいるかもしれませんが、JROはお金を振り込んだ日から効力が発揮されるそうなので、年末年始の登山でもカバーされるというわけです。もちろん、事務手続は年明けから始まるので、もし年末年始に遭難した場合は、費用の支払いは少し先に延びると思いますが。



僕の場合は扶養家族がいないので捜索救助費用の補償さえあれば十分ですが、家族がいる場合はやはり死亡時の見舞金や通院補償のある保険のほうがいいのかもしれません。そういえば、モンベルや好日山荘の店頭に山岳保険のパンフレットが置いてありますね。一般の生命保険では、アックスやクランポンを使う冬山登山、ロッククライミングなどはカバーされないはずなので、別途山岳保険に入らないといけないわけですが、どうしても割高になってしまうのが問題です。



JROは、国内に限定されますが、ハイキングからアイスクライミング、ケイビング、沢のぼり、山スキーはもちろん、きのこ採りまでカバーされます。およそ、国内の山であれば用具・季節を問わない幅広さが魅力です。



余談ですが、郵便局のあとはドラッグストアに寄って買物をして、家に戻って雪上テント泊用の新しい竹ペグを自作し、その後部屋の掃除と片付けを行いました。結局部屋の片付けは中途で終わっていますが、それでもかなりすっきりしてなんとなく年末らしくなってきたという感じです。




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| ヤマネタ・ニュース | 23:23 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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冬山セールの獲物5 : ペツル エリオス&BD ベノムアッズアンドリーシュ

いいかげん買物ネタは終了したいところですが、ネタが無いのでご勘弁を。



好日山荘のセール最終日に、どうせ買うなら10%オフのときに買っておけとばかりに、無理やり買ったのがこれ。特別必要に迫られたわけでもないのに、なぜか散財に走ったのは税金対策といえなくも無い・・・



ペツルエリオス

とりあえず、ヘルメットはどうしても必要というわけではありませんが、伯耆大山主稜線の縦走をはじめ、ちょっとやばそうな場所をクリアしなければいけないときに、あれば安心というわけです。滑落したらあまり意味ないことはわかっていますが、それでも気休めになるでしょうし。たいして高価なものでもないので、この際買っちゃえというわけで、ペツルのエリオスというモデルを買いました。



本当は、グリベルのサラマンダーというのがほしかったのですが、好日山荘岡山店には置いてませんでした。取り寄せてもらうという手もありますが、試着してみないと頭の形にあうかどうかわからないので、うかつに取り寄せもできないという問題が。店頭にあったブラックダイヤモンドのヘルメットは形が細すぎて頭にあわなかったので、試着しないで買うのはギャンブル過ぎると感じます。



というわけで、店頭においてあったものの中で、一番フィットしたモデルがペツルのエリオスだったわけです。軽いし、サイズ調整もしやすいうえに、後頭部までカバーする形状と多くの通気穴が涼しそうなので、おおむね満足です。登山でのヘルメットは上から落ちてくる石を防ぐのが主目的なのでしょうが、転滑落した場合は後頭部と側頭部もきちんと守れたほうがいいわけで、その意味ではグリベルサラマンダーのような形状のほうがいいと思いますが、ないものは仕方がありません。


エリオスも後頭部や側頭部までしっかりシェルがカバーしているので、機能的には大丈夫そうです。サイズ調整は後頭部のダイヤルを回すだけなので、簡単確実です。シェルに付いているグレーのおにぎり型のプレートみたいなものは、ヘッドライトのベルトを固定するためのものです。







BDベノムアッズ
それから、ヘルメットよりももっと必要ないのに買ってしまったブラックダイヤモンドのアックス。ベノムアッズウィズリーシュというモデルで、長さは50cm。グリベルのアックスを持っているのになぜ買ったのか。



理由は、昨シーズングリベルのアックスを使ってみて、傾斜のきついところでは長すぎて使いずらいと感じたためです。これでグリベルがお蔵入りするというわけではありませんが、長いのと短いのと2種類あれば登る山に応じて使い分けができるということで、購入しました。ちょっと無駄遣いだったかなという気もしますが、自分へのクリスマスプレゼントということで・・・














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| ギア | 04:26 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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わずか1年でバラバラ分解~クランポンクラウン

クランポンの扱いをどうするか。
たいした問題ではないのですが、装備が増える冬山ではできるだけ余計なものは持ちたくないものです。

クランポンは登山道の状況に応じてすぐに取り出して装着でき、かつ収納できるほうがいいわけで、僕の場合は基本的にバックパックの中にしまってしまうということはしません。

で、バックパックの一番上、雨蓋の上部にベルトでくくりつけるという方式にしています。クランポンは裸の状態でくくりつけています。クランポンケースに入れていてもクランポンを装着したらケースは邪魔なだけなので、無駄な荷物になるのがいやという理由です。

このとき、爪を向き合うようにしてクランポンを重ね合わせていますが、どうしても前爪など一部飛び出てしまうので、安全のためにクランポンクラウンという爪に取り付けるキャップを購入しました。昨年のことです。

グリベルクランポンクラウン

これはグリベルのアクセサリーで、キャップがばらばらにならないようにキャップと同素材でぐるりと繋がっています。なるほど、よく考えられていると買った当時は思っていました。









グリベルクランポンクラウンの1年後

しかし、わずか一年でこのざまです。別に、乱暴に扱ったわけでもないし、なんどもつけたり外したりして、そのたびに引っ張ったというわけでもありません。キャップの取り外しのときは、キャップ本体を持って丁寧に扱っていましたが、ぼろぼろとあちらこちらで切れてしまい、すっかりバラバラに分解してしまいました。耐久性に難ありのようです。

こうなると、バリのように残った紐の部分は邪魔なだけなので、全部切り取ってキャップだけにしてしまったほうが扱いは楽そうです。100円ショップで小さな巾着袋でも買ってきて、キャップ入れにすればかさばることも無いしなくしにくくなるはずです。


グリベル クランポンクラウンを購入する場合は、耐久性に期待しないようにしましょう。






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| ギア | 14:36 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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とりあえず冬山用グローブレイヤリングシステム完成

グローブレイヤリングシステムなんてご大層な名前をつけるほどのものではありませんが、状況に応じて柔軟に対応できるグローブレイヤリングができました。



まず、1000m級までの低山で天候もそれほど悪くないとき用です。便宜上、システム1としておきます。

グローブレイヤリングシステム1

インナー: モンベル メリノウールインナーグラブ
アウター: イスカ ウィンターシェルグローブ

昨年の経験で言うと、2月の伯耆大山頂上で15m程度の風の中でもこの組み合わせでとくに問題ありませんでした。ただし、日が差していたので、極寒という雰囲気ではありません。気温が低くなければ多少の風があっても防風効果のあるアウターと保温力のあるインナーでOKです。なお、ウィンターシェルグローブは、裏地が起毛素材になっているので、1枚生地のシェルグローブよりは温かいと思われます。GWの立山でも、この組み合わせで大丈夫でした。もっとも、あのときのインナーはモンベルではなくてマジックマウンテンでした。





グローブレイヤリングシステム1バリエーション

もっと風が強かったりみぞれが降っていたりする場合は、この上に防水透湿性素材のシェルグローブ(イスカ ウェザーテック ライトオーバーグローブ)を追加して対応しようと考えています。僕が買ったのはSサイズですが、薄手ウールグローブをインナーにして、ミドルに厚手ウールを重ねる場合はSではきついです。ちなみに、僕の手のサイズは、中指先端から手首までが約18cm、手の周囲が約20.5cmです。















つぎに、低山でも天候が悪化した場合や冷え込みが厳しいとき用です。システム2としておきます。

グローブレイヤリングシステム2

インナー: ノンブランド ウールグローブ
アウター: イスカ ウェザーテック ライトオーバーグローブ


これも昨年の経験から、システム1で寒い場合、中厚手のウールグローブ1枚に交換しただけで寒さがなくなったことから、インナーを中厚手のウールグローブに交換することで対応する予定です。昨年はこのウールグローブ用のアウターがなかったので単独で使用していましたが、さすがにそれだと痛みも激しいし雪や風に対してはまったく無防備状態なので、防水透湿性素材のシェルグローブを組み合わせることにしました。ウィンターシェルグローブは、中厚手のウールグローブでは入らないので、インナーだけ交換するというわけにはいかなかったわけです。

ちなみに、中厚手のウールグローブと言うのはホームセンターで購入した物で、かなりリーズナブルなお値段でした。好日山荘で売っているものでいえば、Kohlaのメリノグラブぐらいの厚さです。安く済ませたい場合は、ホームセンターで調達するというのも手です。ただし、ウール素材のものはめったにみかけません。ほとんどは化繊でシンサレートが一部使われているというのが多いようですが、おそらくそれでも大丈夫だろうと思います。






グローブレイヤリングシステム2バリエーション

システム1の場合と同様に、さらに悪天候になった場合は、防水透湿性素材のイスカ ウェザーテック オーバーミトンを追加して対応するつもりです。











そして、オーバー2000m級での寒さ対策用です。システム3としておきます。

グローブレイヤリングシステム3

インナー: モンベル メリノウールインナーグラブ
アウター: ロシニョール スキー用グローブ
シェル: イスカ ウェザーテック オーバーミトン

ロシニョールのスキー用グローブがどの程度の寒さに耐えられるのかわかりませんが、ハイシーズンの白馬エリアのスキー場最高地点あたりで、素手にはめた状態で寒さを感じないで使えていたし、アサマ2000などの2000m近い高さのスキー場でも問題なかったので、インナーと組み合わせれば-20℃くらいはいけるのではないかと希望半分で考えています。あまり寒くなければロシニョールの手袋のみ、寒ければインナーを追加、風が強くなればオーバーミトンもという目論見です。気温によっては最初はシステム2からはじめるというのでもいいかと思いますが、こればっかりは体験してみないとなんともいえません。










予備というか、もうひとつの組み合わせとして考えているのが、先日購入したシェトランドウールグローブをつかったものです。システム4としておきます。

グローブレイヤリングシステム4

インナー: イスカ シェトランドウールグローブ
アウター: イスカ ウェザーテック ライトオーバーグローブ
シェル: イスカ ウェザーテック オーバーミトン

システム3と比べると、保温層がシェトランドウールグローブだけになるので、こちらのほうが寒さには弱いかもしれませんが、そのあたりは実際に比較してみないとわかりません。インナーにモンベル メリノウールインナーグラブをもってきて、シェトランドウールグローブをミドルにという方法もありますが、それだとウェザーテック ライトオーバーグローブが少しきつくなるので、その場合はライトオーバーグローブは抜きで組み合わせることになると思います。




なお、イスカ ウェザーテック ライトオーバーグローブとウェザーテック オーバーミトンは、生地が防水透湿素材というだけで、縫い目にシール処理はされていません。なので、雨天で使ったり雪を直接触り続けたりすると滲みてきます。





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| ウェア小物 | 19:54 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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冬山セールの獲物4 : ISUKAシェトランドウールグローブとモンベルメリノウールインナーグローブ

ずさんな保管の結果、お気に入りのマジックマウンテン メリノライナーグラブを虫の餌にしてしまったので同じものを買いなおすうつもりだったのですが、好日山荘には置いていないではありませんか。




フリース生地などの化繊のグラブはいくつもあったものの、ウール素材のものはほとんど置いていません。あっても、ウールの混合割合が低かったり、インナーグラブにするには厚すぎたり。ようやく見つけたのはスマートウールのグラブですが、なんとサイズがありません。


化繊のほうが扱いも楽で人気なのかもしれませんが、身につけた瞬間に暖かさを感じるのはやっぱりウール素材のグラブ。冬山で使うなら絶対ウールがいいのにと思うのですが、売れないものは店頭から消えざるを得ないということなんでしょうね。


マジックマウンテン メリノライナーグラブをネットで買うというてもあったのですが、送料がかかるのであまりお得ではなくなるのです。昨年好日山荘で購入したときの値段は、1,100円ぐらいでしたから。それでも、お店においてあった他の手袋に比べれば多少は安いので、気に入ったのが見つからなければアマゾンで買うつもりでした。








ISUKAシェトランドウールグローブ
しょうがないので、インナーグラブは後日に回して、極寒時の対策用にISUKAのシェトランドウールグローブを購入しました。今冬は標高2000m級にも登ってみたいので、それなりの寒さ対策を考える必要があるわけです。





ISUKAシェトランドウールグローブ拡大
この手袋は、もこもこふわふわの極厚ウールの手袋で、見るからに暖かそう。メリノウールのインナーグラブにこの手袋をつけ、さらに防水シェルグラブをつければ、かなりの寒さでも対応できるのではないかという目論見です。


ブラックダイヤモンドのソロイストのような登山用の冬グラブにするという選択肢もあったわけですが、ウェアでもレイヤリングで状況に合わせた温度調整を行うので、グラブもレイヤリングのスタイルにしようと思ったわけです。








モンベルメリノウールグローブ
さて、後回しにしたインナーグラブですが、後日モンベルを訪れてみると、メリノウールインナーグラブというものが900円でありました。ウールの混合率は95%と必要十分なものです。ただ、触った感じがいまひとつ。マジックマウンテンのメリノライナーグラブは、やわらかく心地いい肌触りだったのですが、それに比べると柔らかさがないのです。もっとも、チクチクするとか不快な感じがあるわけではないので、価格も安いし予備とあわせて2つ購入しました。



で、実際にどんなレイヤリングになるのかについては、後日またレポする予定です。





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| ウェア小物 | 18:05 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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デブは浪費の元

めまいで雪山山行を断念した日曜日。二度寝して起きたらお昼過ぎ。やっぱ疲れてたのね~。というわけで、また~り食事をとってから、冬山装備の点検がてら、昨シーズンは使う機会がなかったオーバーパンツをはいてみる。


きつい。 きついぞ! きつかろう、きつすぎる、きつっっ!! 


ああそうか。下にバーブパンツをはいているからか。オーバーパンツとはいえ、綿入りだから登山用パンツの上にはくのはちと厳しい。それならタイツの上から直接はくようにすればいいじゃん。そうしよう。(脱ぎ脱ぎ・・・履き履き・・・)


さすがにこれならきつくない・・・ いや、きついです、きつい、きついとき、きついなら、きつっっ!! 


変わらないジャン! そりゃあもちろん、バーブパンツを脱いだぶん多少のゆとりはあるけれど、しゃがんだり足を上げたりするのに抵抗あり。立ったままならそうでもないけど、それじゃあ登山できないし。


う~む。たしかに、最近ジーンズもちょっときつくなったなあなんて他人事のように感じていましたが、まさかオーバーパンツが実用にならないなんてことになっているとは・・・不覚じゃ。


今からダイエットに励んでも、サイズが変わるのは冬も終わりかけの時期だろうし、今シーズンには間に合わない。つまり、新しいのを買うしかないということか・・・




hanabi56.jpg



というわけで、ネットでいろいろと調べてみました。ゴアテックス素材、サイドフルオープンジッパーのモデルを探してみましたが、オーバーパンツはお高いですねえ。概ね3万円越えばかりです。唯一、モンベルのアルパインパンツが26,800円とがんばっている。今冬の買物予算はすでに枠いっぱい使っているというのに・・・ 


セール中の好日山荘はどんなもんかと思って日曜日の夕方に出かけてみるも(二度寝のおかげでめまいはかなり治まったので)、サイドフルオープンジッパーがついているものはやっぱり元値が高いので10%オフぐらいでは焼け石に水。失意とともにとぼとぼと家路をたどったのでした。


とすると、モンベルしかないな。おっと、倉敷にアウトレットができたばかりじゃないか。そういえば、ハードシェルパンツがぶら下がった棚があったぞ。もしかすると安く買えるかもしれない。ちょうど月曜日に倉敷方面に行くので、仕事帰りに寄れるじゃん。しめしめ。


MOP倉敷のモンベルアウトドアショップには、目当てのアルパインパンツはありませんでした。かわりに、インシュレーテッドアルパインビブというものがありました。これはゴアテックス素材なのですが、防寒用に尻と膝にシンサレートも入っているというオーバーパンツで、全体的にごついしっかりしたもの。通常の登山パンツの上からはいたらおそらく汗だくになるだろうことは想像に難くない。一応試着してみて、近くにいたお店のお兄さんに聞いてみたところ、やっぱり普通の登山で使うには厚すぎると思うとのこと。オーバーパンツならアルパインパンツのほうがおすすめですと言ってくれるものの、アウトレット商品にはなかったからねえ。



ひとしきりお兄さんと話をして、試着したパンツを棚に戻しにいくと、お兄さんが追いかけてきてこういうのです。

「もしよかったらアルパインパンツを探しましょうか」
 
「それは他のお店から取り寄せるということですか」

「はい。今はアウトレット商品も通常の商品と同じように取り寄せなんかもさせてもらってます。取り寄せて試着してから決めてもらえばいいですよ。」

「だったらぜひお願いします」

ということで、狙っていたアルパインパンツを取り寄せてもらうことになりました。2割ぐらい安くなるみたいだし、仕事のついでに立ち寄れば交通費も浮くし。目当てのものが無いからといって簡単にあきらめてはいけないですねえ。店員さんとお話してみるものです。



それにしても、買う予定の無いものまで買う羽目になるとは、体重コントロールをきちんとしないと無駄にお金がかかっていけません。反省しなさい! 自分!! 



とはいえ、はけなくなったオーバーパンツも綿入りだから実際使うにはヘビーだったわけで、現実的には綿なしのオーバーパンツを買わざるを得なかったわけです。アウトレットで安く手に入るのなら結果オーライとしましょう。






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| 時事ネタ・ニュース | 18:20 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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冬山セールの獲物3 : モンベル U.L ダウンパンツ(M)

モンベルダウンパンツ


これも以前からほしいと思っていたもののひとつです。特に今年のGWに残雪の立山でテント泊をしたときに、絶対今年の冬になる前に買おうと心に誓ったのでした。


足は筋肉が多く上半身よりも寒さを感じにくいので、寒さ対策はどうしても上半身が主になりがちです。フリースやダウンジャケットなどは必ず山に持っていきますが、実は下半身の防寒着は厚手のタイツぐらいしか持っていなかったのでした。立山にはテント内での防寒着としてユニクロの綿入りウォームパンツを持っていきましたが、正直さっぱり役に立ちませんでした。


好日山荘の冬山セールが始まると、さっそくダウンパンツを見に行ったのですが、どれもいまひとつ気に入りません。置いてあったのは、ノースフェイス、マーモット、ミズノなど数種類ありました。

ノースフェイスのライトヒートダウンパンツは2.1万円もするわりにダウンが74%しか入っていなくて、あとは化繊の綿とその他の羽毛という内容で、ダウンのフィルパワー表示もありません。撥水光電子ダウンということで、ダウンが少なくても暖かいということなのでしょうか。また、化繊が混ざっていたほうが濡れに強いということなのかもしれませんが、そのあたりのことは特に何も表記されていないので、価格ほどの違いがあるのかどうかわからず却下。


マーモットはおかしな色しかなかったので却下。


ミズノは価格的にはとってもリーズナブルでしたが、ダウンの封入量が一番少なく、なんだかぺらぺら。ブレスサーモ素材を使っているからなのかもしれませんが、ブレスサーモは着ている間中発熱するわけではないので、ダウンの量が少ないと防寒着としての効果に疑問を持たざるを得ないと感じます。


そうなると残るのはモンベルしかないということで、モンベルのU.L ダウンパンツを購入したのでした。800FPのグースダウンはロフトもしっかりあってふわふわで、なんと3年保証つき。もともとダウンジャケットはモンベルのものを使っているので、色もデザインも統一されたものになってちょうどよかったかも。


試着したときに一番暖かいと感じたのもモンベルのダウンパンツでした。ミズノはほとんど暖かいと感じなかったので、安さに負けて買わなくてよかったかもです。ただ、モンベルダウンパンツは裾がゴムで搾られていないタイプなので、屋外で着用したときは内部の暖気が若干逃げやすいかもしれません。まあ、自分の用途としてはほぼ寝具目的なので、それほど困ることはなさそうです。










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| パンツ | 00:25 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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体調不良は体の悲鳴

IMG_0455.jpg

朝5時に起きてシャワーを浴び、軽く朝食をとって着替えを始めると、
クラクラッ~~~(@_@;)  地震? いやいや、めまいです。
寝不足のせいもあるのかもしれませんが、こりゃあだめだ。
これで雪山に入るのは愚か者の選択。ということで、おとなしく自宅療養することにしました。


じつは、11月27日の大山山行以来どうも体調が思わしくなく、左手の痺れ、首筋のコリと違和感、鈍い頭痛に加えて、ついに軽いめまいまで出るようになりました。


病院で精密検査を受けたほうがいいかとも思いましたが、実は以前にも似たような症状が出たことがあり、頚椎のズレが原因で筋肉痛が起こったり神経や血管が圧迫されての症状でした。結局、針治療もやっている整体で頚椎のズレを直してもらい、針で筋肉痛を和らげたりした結果、すっきりと直ったのでした。


思えば、あれから何年も整体には行っていないし、重い荷物を背負っての登山も多数こなしてきて、しかもこの秋はちょっと仕事が忙しかったりしたので、もしかしたらまた体が悲鳴を上げているのかもしれないと思い、先日近所の整体を訪れてみました。整体で改善されなければいよいよもって精密検査しかないということです。


整体の先生に症状を告げて診てもらったところ、骨に異常は無いけれど、右肩から背中の筋肉がまれに見るぐらいこっていて、その影響で左肩から首筋の筋肉が同じようにこっているとのことでした。筋肉がこっているという自覚症状はなかっただけにちょっとびっくりです。なんで右の背中がこると左の首筋がこるのかというと、右の背中の筋肉の動きが悪いとそれをフォローしたり姿勢のバランスをとったりするために左の首から肩にかけての筋肉に無理が生じるからだということらしいです。


そういえば、先の大山天狗ヶ峰の山行時に左肩が妙に痛かったのですが、てっきりパッキングがうまく行かなくて荷物のバランスが悪いせいだと思ってました。左腕のしびれは、筋肉の硬直によって血の巡りが悪くなったり、骨の動きが妨げられて神経を少し圧迫する状態で固まっているせいだろうということで、固まっている筋肉をじっくりと揉みほぐしてもらいました。右肩甲骨の内側を押されると左手がびりびりしびれて、やっぱり右の背中と左腕は関係しているんだということがよくわかりました。


日を変えて45分の治療を2回受けたところ、左手のしびれはかなりよくなりましたが、首筋のコリと違和感はまだ残っています。そのため、頭のどんより感と軽いめまいのような症状はすっきりとはしていない状態です。無理をせず、体を休ませていれば良くなっていくだろうと言われたので、もう少し様子を見ながら年内はおとなしくしておいたほうがいいのかもしれません。





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| 時事ネタ・ニュース | 07:02 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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西日本にも冬将軍到来

いよいよ雪山シーズンに突入です。

西日本でも9日からの冷え込みで、伯耆大山をはじめ中国山地の山々にもけっこうな積雪があったようです。大山寺のあたりでは積雪50cmだそうで、大山パークウェイ(環状道路)も冬季閉鎖になりました。

奥大山スキー場のライブカメラ画像
奥大山スキー場のライブカメラ画像を見ると、すっかり雪国になってます。明日はバージンスノーの三の沢でも見に行ってみようかな。




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| ヤマネタ・ニュース | 10:17 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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冬山セールの獲物2 : バイレス ゴアテックスシュラフカバー

いままであったほうがいいよなあと思いながら、ついつい後回しにして買わずにいたゴアテックスのシュラフカバーをやっと手に入れました。


透湿防水素材のシュラフカバーを購入しようと思った理由は2つ。1つは、夏の山行で大雨によってテント内が浸水したりしたときに寝袋を水没から守るということ。テント内が浸水するなんてあるわけないと思うかもしれませんが、僕の場合は経験があるのです。テントが完璧なら内部にまで浸水することはなかったかもしれませんが、小さな穴がひとつあるだけで水は入ってくるのです。



もうひとつは、秋冬のテント泊で結露によって寝袋が濡れることを防止するのとわずかでも保温性能を確保するということ。まあ、保温力がどの程度あるかはなんともいえませんが、雑誌か何かでゴアテックスなどの厚手素材のシュラフカバーを使えば保温力がアップすると書いてあったのを見た記憶があるので、少しはそういうこともあるのだろうということです。



もっとも、はじめからゴアテックスを狙っていたわけではなく、ISUKAのウェザーテックという透湿防水素材のものでいいかと思っていました。ウェザーテックの耐水圧は15,000mm以上。テントの結露が落ちてきたぐらいではまったく問題ないはずです。ウェザーテックなら9,800円ですが、同じISUKAでもゴアテックス素材のほうは20,000円もするのです。半額で同じような透湿防水素材ならウェザーテックで十分だろうと思っていたわけです。


とはいえ、実際問題どの程度の耐水圧があればいいのだろうか? と思って調べてみました。


まず、耐水圧とは何か。JIS(日本規格協会)が定める測定方法によって、生地表面に水圧がかかる事で裏側に水が漏れ出すかどうかを示した数値が耐水圧だそうです。


目安としては、体重75kgの人が濡れた場所に座ったときにかかる耐水圧は約2,000mmだそうです。重さでいうと0.2kg/c㎡です。濡れた場所にひざまずいた時は約11,000mmになるとか。とすると、浸水したテントで寝なければいけなくなったとき、背中にかかる圧力はひざまずいたときほど荷重が集中することはなさそうなので、11,000mm以下だろうと推察できます。とすると、耐水圧15,000mmのウェザーテックなら大丈夫といえます。


余談ですが、被服業界では耐水圧2,000mm以上をレインウェアと分類しているそうで、ゴルフやスキーなどでは10,000mm以上、登山のように水濡れが命にかかわってくる場合は最低でも20,000mm以上の耐水圧が必要とされているそうです。これはレインウェアの話なので、シュラフカバーにはここまで必要ではありません。


お店にあったのは、ISUKAウェザーテックシュラフカバー9,800円、同じくISUKAゴアッテクスシュラフカバー19,800円、好日山荘オリジナルブランドのバイレスゴアテックスシュラフカバー14,800円でした。


3つを手にとって見比べてみると、ひとつの違いに気がつきました。ゴアテックス素材の2つにはシーム加工がしている旨の記載がありましたが、ウェザーテックのものにはありません。


バイレスゴアリップシュラフカバーのシーム部
シーム加工とは、上の写真のように縫い目をテープで防水処理しているということです。レインウェアでは当たりまえの処理ですが、生地がどんなに立派な防水性能を持っていても、縫い目をシーム処理していなければかならずそこから水が滲みてきます。雨の中で使うわけではないシュラフカバーにそこまで必要ないともいえますが、浸水した場合のことまで考えればシーム処理はやはりほしいところです。万一ビバークするようなことになっても、これがあれば濡れによる体温低下を防止することも可能です。


バイレスゴアリップシュラフカバー
ということで、ゴアテックスの素材としての信頼性はもちろん、シーム加工してあるうえに価格も安いバイレスのゴアテックスシュラフカバーを購入することにしました。広げたときのサイズは205cm×88cm。これで寝袋が濡れる心配はしなくても大丈夫です。唯一の欠点は、少しかさばること。袋に入った状態で、およそ直径9cm×長さ25cmの大きさです。荷物を整理してなんとかコンパクトにまとめる工夫が必要になりそうです。


<補足>
2012年3月19日、-10度の上高地で使用してみたところ、内部結露することもなく、また結露したテント内壁に接触しても寝袋を濡らすこともなく、しっかりとゴアテックスの性能を発揮してくれました。秋から冬にかけてのテント泊には、もっていれば何かとメリットがありそうです。





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| ギア | 18:57 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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近くて遠い天狗の尾根: 伯耆大山天狗ヶ峰 vol 3

2011年11月27日(日) 宝珠越ルートで天狗ヶ峰まで日帰り山行



ユートピア避難小屋から出てみると、風は気になるほどの強さではなくなっていました。これならなんとか行けそうです。進むべきは、当然上です。


12:50 ユートピア避難小屋から象ヶ鼻へ向かいます。


象ヶ鼻から三鈷峰
13:00 象ヶ鼻からユートピア避難小屋と三鈷峰がきれいに見えます。山頂には登山者がひとりいるようです。


象ヶ鼻から先の尾根
象ヶ鼻から先の稜線です。しばらくはそれほど厳しい稜線ではないので、あまり危険はなさそうです。ただ、奥の方はまだまだガスが踊っている状態です。風ははたしてどうなのでしょうか。


天狗ヶ峰へと続く稜線
いよいよ1年越しのルートに脚を踏み出します。尾根の雪は手前の当たりは完全に溶けていますが、先へ行くほど雪が残っているようです。稜線の先は、あいかわらず滝のような雲に覆われて、天狗ヶ峰の姿は見えません。


雪の残る登山道
ところどころ残る雪を慎重に踏み越えて、一歩ずつ天狗ヶ峰を目指して登ってゆきます。風は、次第に強くなってきましたが、まだ体を押されるほどの強さではありません。


崩落しかけの道
登山道が半分崩落しかけている場所に来ました。道幅はわずか30cmほど。右側は急激に落ち込む崖になっています。


右の崖下
右の崖下はこんな感じ。ガスがあるのであまり高度感はありませんが、かなり下まで続いているようです。


1636m地点
13:25 地図にある1,636m地点まで来ました。もっとも、GPSでは1,645mになっていました。ここはちょっとしたピークになっていて、地図で見るとここが天狗ヶ峰であるようです。山と高原地図でも1,636m地点に天狗ヶ峰と表記されています。しかし、三の沢から槍ヶ峰を経由して剣が峰に登った時、槍尾根と天狗の尾根の合流地点に「天狗ヶ峰」と表記された岩がありました。果たしてどちらが本当の天狗ヶ峰なのでしょうか。どちらが本当であれ、最終目標である剣が峰まで到達できていないという意味では同じ。できればこの先の核心部分も通過して、剣が峰まで脚を伸ばしたいところです。


ただ、ここから先は状況が一変していました。ピークの先につづく道は、両側が切り立った痩せ尾根になり、雪もしっかりと残っています。剣が峰手前の稜線に比べれば傾斜角は幾分緩いとはいえ、落ちれば簡単には止まらないことは容易に想像できます。目の前の痩せ尾根を渡った先は、左に向かって急激に傾斜を増し、遠近感の無い白い虚空で稲妻のように向きを変えて右上のピークめがけて駆け上がってゆきます。そして、その先は唸りを上げながらうごめく白いガスが、高みを目指す稜線の上にどっかりと居座っています。風は無警戒に立っているとふらつくほどの強さになっており、これより先に進むためにはそれなりにリスクを背負わなければならないことは明白でした。


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さすがにこの状況でこれ以上先に進むのは無謀と判断し、今回はここで引き返すことにしました。昨年よりも先に進むことができたので、それなりに満足感はありまます。しかし、核心部分を歩いていないので、満足度50%というところ。登頂目的の登山の場合、やはりピークに立ってなんぼです。強風や悪天候でその目的が実現できなければ、山に追い返されたようなもの。山との付き合い方は人それぞれでしょうけど、僕にとって目的を達成できない山行は、山と勝負して負けたのと同じ。ま、勝負といっても果しあいのようなシリアスなものではなく、スポーツの試合のようなものですけど。ということで、またリベンジに来ようと思います。


さて、名残惜しいのですが、いつまでも強風吹きすさぶ中でガスの舞う稜線を眺めていてもどうしようもありません。撤退と決めたらさっさと下山です。


小砂すべり
雪で滑らないように気をつけながら稜線をたどり、小砂すべりまで下りてきました。小屋で一緒だった男性の足跡らしきものも雪の上に残っていました。ここを下れば、勝間ケルンのあたりに直接下りることができます。往路をたどってユートピア避難小屋経由で戻ると、ずいぶん遠回りになってしまいます。ここを下ってしまえば楽で早いのですが、登山道で無い場所を歩くことに抵抗感があります。そうでなくても稜線の崩落が進んでいるというのに、人が歩けばそれだけ崩落を助長することになりかねません。少し迷いましたが、やっぱり登山道をたどって帰ることにしました。


看板
ユートピア避難小屋にこんな看板も掲示されていましたし、なにより環境保全の大切さを認めているのに環境破壊まがいのことをしていては、自分に恥ずかしいですからね。積雪期に来る機会があったら、そのときは遠慮なく利用させてもらいます。


三鈷峰への分岐
14:00 三鈷峰への分岐点まで下りてきました。すっかりガスは消え、ほんのり青空も見えています。


北壁
上宝珠越で北壁を仰ぎ見ると、滝雲は消えていましたが、稜線にはまだガスがまとわりついていました。


雪のなくなった登山道
朝にはたくさん残っていた登山道の雪は、すっかり解けています。


中宝珠越
15:08 中宝珠越に着きました。風がおさまって静かになっていましたが、時間が遅いので休憩しないで通過します。


きれいなブナ林
中宝珠越から下宝珠越までの区間は、きれいなブナ林の中を歩く道です。葉が落ちた晩秋のブナ林は見通しがよく、すっきりとしてブナの木肌の美しさが際立ちます。


下宝珠越のブナ
15:40 下宝珠越に戻ってきました。この頃になると、頭上には青空が広がり、夕日も差し始めました。山ってどうして下山するころになると天気が回復するのでしょうか。”残念だったね~ いつでも勝負してあげるからまたおいで~” とからかわれているみたいです。ブナの大木はそんなことは我関せずと、静かに風に吹かれているだけでした。


夕日さすブナ林
下宝珠越から大神山神社に下山し始めると、ブナ林に夕日が差し込みなんだかすごくきれいです。


下宝珠ルート分岐
16:10 太陽は大山の向こうに没してしまい、薄暗くなり始めた頃下宝珠越ルートの分岐点に着きました。駐車場まであと少しです。


大神山神社
大神山神社の横を、「神頼みなんかしなくたって、無事帰ってきたよ~っ」と憎まれ口をたたきながら通り抜けます。


近道の堰堤
長い石畳を下り、大山寺の参道途中から元谷の堰堤を抜ける近道を使うことにしました。といっても、大山寺橋経由でもたいしてかわりませんけど。


飛行機雲
16:43 駐車場に戻ってきました。空には一筋の飛行機雲が伸びていました。特別時間がかかったというほどでも無いですし、ルートが困難だったわけでもないのですが、なんだか妙に疲れた山行でした。強風の稜線を歩いたので、緊張して全身に力が入っていたのかもしれません。左肩だけ痛みが出ており、筋肉もガチガチ。というわけで、今回は湯原温泉に浸かって帰ることにしました。

しかし、湯原温泉についた時間はまだ18時過ぎだったので、日曜日ということもあって混雑しているといやなので、下流にある足温泉(たるおんせん)に目標変更。この温泉は湯原ICより南にあるので、高速道路を使う観光客は利用しないだろうという目論見と、時間的に入浴後に食事をする人と食事後に入浴する人のちょうど入れ替わりの空白時間帯になるのではないかという予測のもとに目的地を変更したのですが、これが見事に大当たり。入浴客はわずか数人。あまり広くない温泉ですが、ゆったりとくつろげました。

おわり。


GPSマップ



■山行データ
<往路所要時間> 5時間50分(昼食1時間10分および休憩時間を含む)
南光河原駐車場7:35→大神山神社8:07→宝珠尾根ルート林道合流点8:35→下宝珠越9:06→中宝珠越10:00→上宝珠越11:00→ユートピア分岐11:32→ユートピア小屋11:39/12:50→象ヶ鼻13:00→1,636m地点13:25

<復路所要時間> 3時間17分
1,635m地点13:26→ユートピア分岐14:00→下宝珠越15:40→南光河原駐車場16:43

<登山道情報>
登山道は台風の影響はほとんどなく、歩行に問題はありません。ただ、砂すべりは砂利がすべて流されてしまったらしく、通行危険な状況らしいです。ユートピア避難小屋の携帯トイレブースはすでに撤去されていましたが、小屋内に携帯トイレ利用のための便座椅子はありました。自前のツェルトなど使えば携帯トイレを利用することは可能のようです。





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| 2011年11月 大山天狗ヶ峰 | 23:42 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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寝袋「イスカ ダウンプラス チロル」のレビュー

先日購入したイスカのダウンプラス チロルを使ってみました。


といっても、山で使ったわけではありません。


もともと、インナーシュラフとして使う目的ですが、夏には単独で使うことにもなるわけなので、ひとまず単独で試用してみました。場所は自宅ベッド上です。今の時期、岡山市内では朝がた10℃前後になりますが、その温度で快適に寝られるかどうかの確認です。


チロルの使用可能温度は6℃以上。しかし、寝袋の使用可能温度というのはだいだいがウソです。ウソというと語弊がありますが、防寒着など着こんで使用した場合の話であって、普通にスウェットの上下ぐらいで快適に寝られる温度というのはもっと上です。


今回は夏山での使用を前提とした快適睡眠温度の確認なので、上は長袖シャツにマイクロフリース、下はスウェットで寝てみました。足は裸足のままです。


寝る前に窓を開け放して、チロルの中にもぐりこみます。


寝はじめの室温は23℃。この温度では、当然ながらまったくもって快適です。頭のドローコードを引っ張って首周りの隙間をふさがなくても問題なしです。


夜中に一度目が覚めました。温度計をみると室温は12℃になっていました。寒くて目が覚めたわけではありませんが、そろそろ首周りの隙間をふさいでおいたほうがいいので、顔だけ出せるようにドローコードを締めて再び眠りにつきます。


明け方6時ごろ寒さで目が覚めました。室温は11℃。下半身は問題ないのですが、上半身がじんわりと寒さを感じます。ドローコードをもう一度締めなおして、丸まっているといつの間にか眠りに落ちていました。寒くなったときは寝袋を引っ張りあげて丸まるようにすると、中の羽毛が圧縮されて密度が濃くなるので、断熱効果が高くなるみたいです。少しの寒さならこれで収まります。


しかし、30分ぐらいで再び目が覚めました。やっぱり寒いのです。室温は10℃でした。現実的に10℃あたりが防寒着を着用しないで寝られる限界温度のようです。なお、寒かったのは上半身だけで、下半身は大丈夫でした。足も裸足のままでOKでした。もっとも、個人差がありますから、このあたりは人それぞれだと思います。


3000m級の山でも夏場に10℃以下まで気温が下がることはそれほどありませんし、山に行くときは防寒着はかならず持っていきますから、夏山での使用には問題はないと思われます。シルクのインナーシーツとゴアテックスのカバー、ダウンジャケットを併用すれば、夏山ならアルプスでもTyrolでいけそうです。


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| 寝袋・マット・枕 | 13:27 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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冬山セールの獲物1 : 寝袋 「イスカ ダウンプラス チロル」

ISUKA Tyrolia


現金値引き10%ということで、ちょいと値の張る買物をいくつかしてきました。


まずは、イスカの寝袋 ダウンプラス チロルです。


チロルというのは夏用モデルで、ダウン封入量は200g、シングルキルト構造のシンプルな寝袋で、使用可能温度は6℃です。なんでいまごろ夏用の寝袋なのかというと、インナーシュラフとして使用するためです。


いままで使っていた寝袋はニッピンのZOOM(すでに廃番)というもので、ダウンの封入量はたしか600gほどです。ダウン量600gというと中級山岳なら冬でも使えるレベルですが、悲しいかな大手メーカー製ではないし経年劣化もあってか、性能は1ランク下のレベルという感じです。快適睡眠温度は実質5℃ぐらいしかないので、ハイシーズンの冬山で使うには力不足です。ウールの肌着やダウンジャケット、ダウンパンツを着て寝れば-5℃ぐらいまでは熟睡はできないまでもなんとか大丈夫というレベルなので、-10℃以下にもなろうかという厳冬期の2000m級の山で使うには、やはりもうひと工夫が必要だろうということで、寝袋のダウン量を増やすことにしたわけです。


もちろん、はじめから-20℃ぐらいまで使えるモデル、イスカならエア810X、モンベルならULスーパースパイラルダウンハガー#0などを買うという方法でもいいわけです。ただ、冬山でしか使えない寝袋を買ってもそれほど頻繁に使うわけでもないでしょうし、ZOOMは夏山にはややオーバースペックのところがあるので、夏山で使える寝袋にすれば夏は単独で、冬はZOOMと組み合わせて使えるだろうと考えて、チロルを購入することにしました。



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比較検討していたのは、同じイスカのエア180EXとモンベル ULスパイラルダウンハガー#5の2モデル。この2モデルはどちらもダウンが800FPなので、チロルよりも高級です。しかも重量はどちらも430gと、チロルの650gより220g軽量。価格はどちらもほぼ21,000円で、チロルよりも9,000円ほど高い。使用可能温度は3モデルとも似たり寄ったりです。


まとめると下の表のような状況ですが、結局、「軽いけど高い」か「重いけど安い」の選択です。



         チロル      エア180EX    ダウンハガー#5

ダウン     700FP+     800FP       800FP
重さ       650g        430g        430g
温度      6℃         8℃         6℃(-2℃)
価格      13,150円     21,525円     21,000円


装備が増える冬山では軽さは重要なポイント。第一候補はエア180EXでしたが、残念なことに店頭になくメーカー在庫も終了してしまい、来春まで入荷予定なし。好日山荘にはなぜかチロルがひとつだけ残っていました。モンベルまで行くのも面倒だし、レトルトカレー1つ分重くなるけれど性能的にはエア180EXと差が無いわけですから、店頭価格からさらに10%割引で10,600円になるチロルの魅力に負けてしまいました。浮いた1万円でほしかったダウンパンツが買えるから、良しとしましょう。









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| 寝袋・マット・枕 | 22:40 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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近くて遠い天狗の尾根: 伯耆大山天狗ヶ峰 vol 2

2011年11月27日(日) 宝珠越ルートで天狗ヶ峰まで日帰り山行



僕は迷っていました。風はあいかわらず強く吹いています。


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大山寺橋から三鈷峰を見上げたときは山頂までくっきりと見えていたのに、いまでは生き物のようにうごめく白いガスが頂を覆い隠しています。ブナ林越しに見える大山北壁も、稜線はガスの中に消えています。

ユートピア小屋までは、おそらく問題なく行けるはずです。問題はそこから先です。稜線に出れば風も強くなるはず。ガスの中を歩けばウェアも濡れてきます。透湿防水素材のハードシェルに、撥水機能のあるパンツなので、びしょ濡れになって低体温症を心配することはないとはいえ、あまり楽しい稜線歩きではなさそうです。

”さっさと下山して、温泉にでも入ってのんびりして帰ればいいさ” 

”歩けないほどの風でもないし、とりあえずユートピアまで行けばいいじゃないか” 


二人の自分が交互にささやいています。


”なにも無理して登ることも無い。義務でも修行でもないんだから”

”ここまで来て何もしないで帰るわけ? 今シーズンの目標は経験値を上げることだろう? 晴天だけ登ってどんな経験が身につくんだ?”




・・・・・・




『ああ、そうか。そうだった。いろいろな状況で山を体験しなければ、経験値なんて上がるわけが無い。もちろん無理や無茶をしない範囲での話だけれど、引き際を見極めるためにも悪天候時の行動を経験しておく価値はある。』


結論は出ました。ひとまずユートピア避難小屋まで進み、天候が回復しないようなら撤退。行けそうなら、状況を見ながら天狗ヶ峰を目指すことにしました。


10:15 中宝珠越を出発です。立ち上がってバックパックを背負い、歩き出そうとした瞬間、背後に人の気配を感じました。振り返ると単独行の男性がちょうど中宝珠越に下りてくるところでした。てっきり中宝珠越で休憩するのだろうと思いそのまま出発したのですが、その男性は休憩することもなくそのまま進んできました。


”失敗したなあ” そう思いました。この先、細い尾根道になり、道を譲るような場所はとうぶんありません。この男性がゆっくり歩いてくれればいいのですが、なんだかがつがつと追い上げてきます。写真を撮りながらゆっくり歩きたいのに、こう追い立てられてはそうもいかず、不本意ながら追いつかれないように歩かなければなりません。


雪の増えた登山道
登山道の雪は次第に多くなり、しかも岩の露出した急傾斜の場所も出てきました。がつがつと先を急ぐような歩き方をするような状況ではないのに、男性がすぐ後に張り付くようにして来るので、どうしてもペースが上がってしまいます。そもそも、こんなにすぐ後を歩いていて、こちらが滑って落ちたら自分が直撃されるということを考えていないのでしょうか。そういえば、昨年も同じ場所で後から来た年配の夫婦がいて、ご主人のほうが同じようにがつがつとすぐ後ろを追い立てるように歩いてくるので、急斜面のところでひとこと言った事がありました。


「僕が滑ったら巻き込まれますよ」


男性はだまって立ち止まってしまいました。おかげで遅れてきた奥さんと合流できたようなので、結果的によかったのでしょう。そもそもパートナーがいるのに、自分勝手にひとりで先に歩いて行ってしまうなんてどうかしてるぜ! 自分よりペースが遅い人と一緒に歩く場合は、自分が後を歩いてその人のペースに合わせるのが筋でしょう。ソロで歩く場合でも、前に人がいる場合、少し距離をあけてペースを合わせるか、一声かけて先に行かせてもらうかすればいいのであって、だまって後からあおるような歩き方をするべきではありません。


今年もまた同じ区間で同じように後につかれるなんて、なんだか妙な気分です。一度なんとか追越ができそうな場所があったので、そこで立ち止まって写真を撮って時間をつぶして先に行ってもらおうとしたら、なんと後で止まって待っているではないですか。


ロープのある岩の斜面
あまり良い気持ちがしないので、写真を撮るのはひとまずおいておいて、ロープの設置された雪の張り付く岩の斜面で引き離すことにしました。ところが、そんなことしなくても、急斜面になると勝手に彼のペースが落ちて離れていきました。滑りやすい雪道を単独で歩くのが不安で、僕の後をついて歩こうとしていただけだったのかもしれません。もしそうなら、ひとこと言ってくれれば良いのに、黙って後につかれては気持ち悪くてしょうがない。僕がゴルゴ13だったら、後に立った瞬間に消されてますよ。





ゴルゴ13



ということで、中宝珠越から上宝珠越までの区間は、ほとんど写真も撮らずに歩き続けてしまいました。


上宝珠越
11:00 上宝珠越に到着です。砂すべりへの入口にはロープが張ってあります。


見上げるとユートピア小屋
見上げるとガスの切れ間にユートピア避難小屋が見えました。


勝間ケルン
上宝珠越では休憩をとらずに通過し、勝間ケルンの下を通り過ぎます。いつも思うのですが、このケルンはなんで鉄パイプ製なんでしょうか。最初は測量用のやぐらかと思いました。


本格的な雪道
上宝珠越から上は雪も本格的になってきましたが、それほどつるつる滑るわけではないので、クランポンは着けないでそのまま進みます。


三鈷峰への分岐点
11:32 尾根上の三鈷峰への分岐点に出ました。三鈷峰にかかっていたガスはだいぶ薄くなってきました。


滝雲が流れる北壁
しかし、振り返ると大山北壁がなんだか妙な状況です。山頂を覆い尽くした雲が滝のように北壁にそって流れ落ちています。


この雲はどこから来るのか不思議です。南壁にそって吹き上がった雲が稜線を越えて吹き降ろしてくるのでしょうか。そういえば、朝来るときに新庄村のあたりでは0度だったのに、大山寺では9度でした。風があって体感温度は低いものの、この尾根上で温度計は10度を差しています。いわゆるフェーン現象のような状況なのかもしれません。


矢筈ヶ山
矢筈ヶ山の方向は雲もなくそこそこ視界がありました。


大休峠避難小屋
親指ピークの向こうに大休峠の避難小屋も見えています。


尾根上のユートピア小屋
ひとまずユートピア小屋をめざします。


ユートピア小屋着
11:39 ユートピア避難小屋に到着です。


携帯トイレブース跡
夏に設置された携帯トイレ用ブースは床だけ残してなくなっていました。やっぱりハイシーズンだけの設置だったようです。中に入ってみると、携帯トイレを使うための便座だけが玄関土間においてありました。どうしろというのでしょうか。


小屋内
小屋の中には、これから出発しようと準備中の3人と、食事中のソロの男性がいるだけでした。ちょっと早いのですが、お腹も空いていたので小屋内で食事にすることにしました。ソロの男性は、三鈷峰の下を流れる剣谷を登ってきたとかで、大山はわりと詳しいみたいでした。食事をしながらいろいろと話をしましたが、彼も稜線の風が強すぎるので今日は稜線まで上がらずに下りるつもりだとのこと。窓をがたがたと揺さぶっている風を考えると、当然の判断でしょう。自分もここまでかなと食事をしながら考えていました。


12時30分をすぎて、彼が先に出発していきました。象ヶ鼻の先にある小砂すべりをくだって下山すると言っていました。その後こちらも食事を終えて荷物をかたづけ、出発の準備を整えているとき、ふと窓ががたがた鳴る音がしなくなっているのに気がつきました。


滝雲
窓を開けて北壁のほうを見てみると、巨大な雪崩のような雲が相変わらず北壁を滑り落ちていますが、小屋のあたりの風は幾分弱くなっていました。稜線の状況はあまり変わっていないみたいですが、もしかしたら上のほうも風が収まってくるかもしれません。しかし、雲の流れを見る限りでは、その可能性は低そうです。

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さあ、どうする? ここから上は吹きさらしの稜線です。突風でバランスを崩せば滑落の危険性が高くなります。しかし、天候は次第によくなりつつあるのもまた事実。上か、下か、行くのはどっちだ!?





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| 2011年11月 大山天狗ヶ峰 | 17:12 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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