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ヤマふぉと

山の自然や風景をゆったりと眺め、写真を撮るために山に登る。だから、登頂や縦走を目的とせず、好きな山域でテントを張ったり小屋に連泊して、カメラ片手にのんびりと過ごす。そんなスローな山登りを楽しんでます。相互リンクはしていませんので、リンクはご自由にどうぞ。

2011年08月 | ARCHIVE-SELECT | 2011年10月

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秋山ウェアのベースレイヤー: ミズノ ドライアクセルEX

ドライアクセルEX長袖ジップネックシャツ
好日山荘の秋山セールで、ミズノ ドライアクセルEX長袖ジップネックシャツを買ってきました。

昨年購入したソフトシェル、モンベルライトシェルアウタージャケットがフリースなどのミドルウェアと相性が悪く、インナーのクリマプラスメッシュと引っかかるため脱着しにくいという欠点を解消するにはどうすればいいのか考えた結果の買物でした。

解決策は2つ。

モンベルライトシェルアウタージャケットをあきらめて、インナーのついていない新しいソフトシェルを購入するというのがA案。

フリースなどの起毛素材をミドルウェアに着るのをやめて、表面の滑らかな別のミドルウェアを購入するというのがB案。

金額的にはどっちも大差ないだろうと思っていたので、とりあえずお店に行っていろいろと見てみることにしました。

秋山セールのためかソフトシェルの品揃えがほとんどなく、あるのはフリースのようなものばかりでした。なので、必然的にB案重視の品探しとなりました。今年の好日山荘はミズノをプッシュしているのか、昨年コロンビアが並んでいた棚がミズノばっかりになっていました。

その中で「POLARTEC・POWER DRYフリースジャケット」なるものを発見。フリース素材ですが表面は滑らかで裏地が起毛素材というもので、なかなかよさげでした。ただ、こんなに保温力があるとかえって熱いのではないか? という疑問が。 

昨年の経験で言うと、登山時はブレスサーモシャツに薄手のフリース1枚で十分でしたし、それでも汗をかいたわけで、それならもっと吸汗速乾性能のあるシャツでいいのではないだろうかと思ったわけです。ファイントラックのいうベースレイヤーに相当するシャツになるわけですが、それなら本家のドラウトウェアジップネックシャツはどうやと見てみたら、けっこういいお値段です。

他のブランドの似たようなコンセプトのシャツを見比べながらミズノの棚に戻ってくると、ドライアクセルEX長袖ジップネックシャツとドライベクター・ライトインナー長袖ジップネックシャツという似たようなシャツがありました。価格も似たようなものですが値引きがあったのでファイントラックよりは安く買えます。ドライアクセルとドライベクター、何がどうちがうのか、シャツについているタグの説明だけではさっぱり。ただ、ドライベクターは「ムレをおさえてからっと快適」なのに対して、ドライアクセルは「瞬間汗処理、肌面ドライ」となっており、ドライアクセルのほうがポジティブに汗処理機能を高めたような雰囲気です。

素材もファイントラックの製品と同じポリエステルベースのものだったので、性能的に大きな違いはないだろうということと、ブレスサーモと合わせてミズノでまとめてみるのも悪くないという理由で、ドライアクセルEX長袖ジップネックシャツを買うことに決めました。定価7140円でしたが、5140円でした。

そうはいっても、もしかしてドライベクターのほうがよかったのになんてことになると悲しいので、家に帰ってネットで調べてみると、どうやらドライアクセルは吸汗速乾性能にドライな肌触りを重視してミズノが新たに開発したドライ素材だったようです。着るたびに、本当はドライベクターよりだめなシャツなんだ、それを買って着ている僕はてんでだめな奴なんだとネクラな山行にならなくてすみました。よかったよかった。ドライアクセルの情報ページも作られているので、気になる人はCheck it now!

ちなみに、当初の目的通りモンベルライトシェルアウタージャケットとの相性もばっちりで、さらりと袖が通りました。

結局、アウターだったソフトシェルがミドルウェアを兼用するという方式になり、ミドルウェアの変わりにベースレイヤーとしてドライアクセルEXが新たに加わったというわけです。裏地つきのソフトシェルを活用するにはいい方法だろうと自画自賛していましたが、考えてみればフリースのような保温層を持つウェアがなくなるので、寒さ対策をどうするかです。

ソフトシェルの上からフリースを着てもいいのですが、それだと風の強いときはあまり意味ないし・・・ 
ソフトシェルの下に薄手のフリースを着ればいいのか。いや、それだと何も変わってないし・・・ 
寒いときはソフトシェルから別の防風性能のあるミドルウェアに着替えるか・・・ってそんなの持ってないし。 
 

まあ、とりあえず使いながら考えるしかなさそうです。



<補足:レビュー>
何度か使ってみたところ、気になった点が二つあります。

まず、フィット感がいまいちなところ。サイズ的には自分のサイズMを購入したので、けっして間違っていないのですが、ぴったりと体にフィットするというよりも、やや余裕があります。吸汗性能を高めるのは体にフィットしていたほうがいいわけですが、ミズノのデザインコンセプトでいうスタンダードフィットのデザインなので、少し余裕のあるデザインになっているようです。こういうものはボディフィットかスリムフィットで作ってもらいたいものですが、このあたりの甘さが登山専門メーカーとの違いなんでしょう。ドライ感は、まあ悪くない感じです。

つぎに、下山後の汗臭さが気になりました。抗菌防臭をうたっている生地ですが、下山後、汗が乾き始めるとけっこう臭いがでてきます。汗をかいて濡れている状態ではそんなことはないのですが、なぜか乾く過程で汗臭くなります。バスや電車を使う場合は着替えたほうが無難です。

後日、マーモットのHybridPP L/S Zipという同じようなコンセプトのシャツを購入しましたが、フィット感、ドライ感、防臭性能ともマーモットが一枚上手です。このてのウェアは多少高くても、やっぱり登山用ブランドを買ったほうがいいですね。



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| シャツ | 20:54 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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9/29より好日山荘秋山セール

好日山荘秋山セールDM

好日山荘からDMが届きました。9月29日から10月10日まで秋山セールが開催されます。昨年同様、ポイント3倍の特典です。10%値引きのほうがありがたいのですが、当面必要なものがある場合は助かります。

なお、1000円以下の買物ではポイントはつきませんので、ご注意を。

今回、LEKIのトレッキングポール買い替えキャンペーンがあるらしくて、不要なトレッキングポールやステッキを持参し、新たにLEKIのトレッキングポールダブルストックを購入すると1,575円値引き、LEKIのステッキだと840円の値引きが受けられるそうです。持ち込むトレッキングポールなどは他社製のものでもOKだそうです。ただし、購入後にやっぱ返してというのはできませんとのこと。

昨年の例だと、冬山用品は12月初旬からの冬山セールの時期のほうが品揃えが豊富になりますから、いまからあわてて買う必要はないと思います。

また、クリスマス時期から冬物ウェアクリアランスセールも始まるので、冬物のウェアも急がないのであれば待ってもいいかもしれません。ただし、ノースフェイスなど一部のブランドは対象外だったので、ブランドによっては早めに買っておいたほうがお得です。僕は昨年ノースのバーブパンツを冬物ウェアクリアランスセール中に買ったので、定価で買う羽目になりました。




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| ヤマネタ・ニュース | 16:59 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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消え行く小さな命-親に捨てられた子猫

家の物置で子猫の鳴き声がするのに気がついたのは10日ほど前のことです。我が家の物置は半オープンな状態なので、近所の野良猫がよく入り込んでいます。なので、安全なのをいいことに勝手に子供を産んだらしいのですが、朝も夜も鳴いてばっかりで、最初は元気がいいものだとばかり思っていました。

しかし、どうも鳴き方が半端でないし、もしかして親が育児放棄してしまったのではないかと感じました。ただ、あまり勝手な推測でねぐらを暴くようなことをして、育児しているのに育児放棄させるようなことになったらよくないので、少し様子を見ていました。しかし、やはり夜となく昼となく子猫は鳴いており、やっぱり親が戻ってきている様子がみられません。そこで、数日前に物置の捜索をしたのですが、ダンボールなどを積んでいる2階の奥の方のわずかな隙間にいるらしく、簡単には見つけることができません。荷物を順番におろしてようやく狭い隙間の奥に2匹の子猫を見つけて保護しました。

茶虎と黒の兄弟(姉妹?)で、生後数週間という感じです。まだ目もきちんと開いていないような雰囲気でした。それでも、見つけたときはやせ細っているわけではなかったので、まだ親がときどき授乳しているのかもしれないと思い、ダンボールの箱にペットシートや不要なタオルを敷いていれてやり、親が来てもすぐわかるようにもとの物置において様子をみることにしました。

数日たちましたが、結局親が戻ってきている様子もなく、子猫たちは衰弱していくばかりです。子猫用の粉ミルクを作って与えようとしましたが、ほとんど飲もうとしないのでなすすべがありません。

そんな状態で台風が来て、この数日の気温の低さがこたえたのか、子猫たちは虫の息になってしまいました。さっき様子をみてみたら、どうやら茶虎の子は短い命を終えてしまったようです。

子猫
黒い子はまだ小さな鳴き声をあげていたので、だめだろうなと思いつつもう一度粉ミルクを飲ませようとしてみましたが、すでに飲み込む元気すらないようです。せめて体が冷えないようにタオルでくるんであげると、タオルを抜けだして冷たくなった茶虎の子のほうに這っていき、まるで茶虎の子を暖めてあげようとしているかのように自分の体をかぶせるのです。自分が力尽きようとしているというのに、兄弟のことが心配なのか、せめて最後はいっしょにいたいと思ったのでしょうか。

ネットで猫の育児放棄を調べてみると実際そういうこともあるようで、捨てられた子猫を人間が育てることも可能ではあるようです。しかし、数時間置きに授乳や排泄の世話をする必要があるなど、まさに人間の子育て並の世話が必要だそうで、残念ながらそこまでできないというのが現実です。助けてやりたいのはやまやまですが、実際には何もできない無力な自分を思い知るだけでした。







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| 時事ネタ・ニュース | 00:31 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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フォトギャラリー: 雲ノ平 秋2

北アルプス・黒部源流部と高天原の奥にある夢ノ平で撮影した写真のギャラリーです。
掲載している写真は、2004年10月に撮影したものです。
写真をクリックすると大きなサイズの写真が表示されます。



高天原の秋
高天原の秋です。


夢ノ平竜晶池1
高天原の奥にひっそりと静かな湖面をたたえている竜晶池にも秋が訪れました。


夢ノ平竜晶池2
湖畔の木々が華やかです。


黒部源流の流れ
黒部源流部の小さな流れです。


黒部源流の紅葉と鷲羽岳
紅葉したナナカマド越しに鷲羽岳を見上げます。


真っ赤な草紅葉
草紅葉も見事な色に染まります。


秋の黒部五郎岳
黒部源流の谷の奥に黒部五郎岳がどっしりとそびえていました。


秋の鷲羽岳
鷲羽岳の足元は秋が過ぎ去ろうとしていました。


秋晴れの空
透明な水のように澄み渡る紺碧の空。


湯俣川源流の秋
湯俣川源流も秋の装いです。




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| 雲ノ平 | 19:08 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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これは便利! 登山用TKストラップ: UNX-5802

登山用TKストラップUNX-5802
「山に登るのは写真を撮るため」というのが、登山の動機の多くを占めているのはすでに書いている通りですが、いまだに悩んでいることがあります。それは、撮影のためのメイン機材である一眼レフをどのように持つかということ。いまのところ、「これは!」という風景に出会ったときにだけ、バックパックから取り出して撮影しているわけですが、このスタイルだととっさのシャッターチャンスには確実に対応できません。

北アルプスの稜線歩きなどしていれば、突然雷鳥にであうこともあるし、数十メートル進むごとに撮りたい風景や動植物に出会うなんてこともあるわけで、そういうことを考えれば、せめて晴天時の稜線歩きでは一眼レフも常に使える状態にしておきたいというのが正直なところです。でも、首からぶら下げて歩くとカメラは前後に揺れてお腹をたたき続けるので、お腹も痛くなるし歩きづらくてとてもじゃないけど長時間の歩行は無理。ならばとたすき掛けにしてみると、片方の肩に重さがかかって具合が良くないのです。それにどうもSMよろしく縄で縛られているような束縛感が快感・・・いや不快感を誘発します。

お腹の部分にカメラ用の小型バッグを取り付けるという方法もありますが、カメラ店で実際にお腹の部分にあてがってみるとどうしても受け入れられないと感じてしまうのです。

そういうわけで、以前カタログで見かけたエツミのチェストハーネスというものはどうだろうかとネットで情報を探していたら、このUNの登山用TKストラップを見つけたというわけです。

<これはチェストハーネス>
チェストハーネス
チェストハーネスのいいところは、カメラをお腹にベルトで固定できるので、どんな体勢になってもカメラがぶらぶらしないということなのですが、カメラの荷重が首にかかることにかわりはなく、またお腹にベルトを巻くというのがちょっと邪魔くさいと感じます。撮影するためには、まずベルトをカメラから外さなければいけないので、2アクションになるのも、シャッターチャンスに強いと言い切れません。

その点、登山用TKストラップを使えばカメラをバックパックのショルダーベルトからぶら下げることになるので、首の荷重は完全になくなります。基本的にはぶら下げているだけなので、あっと思ったらすぐカメラを構えれば撮影できます。

登山用TKストラップ取付例2
ショルダーベルトで荷重が分散されるので、重さもほとんど感じません。登山用ストラップの長さがカメラのストラップよりもかなり短いし、肩から引っ張っていることになるので、普通に歩くレベルではカメラがぶらぶらすることもありません。ただし、ぶら下がっていることにかわりはないので、下を向くような姿勢をとると少し体から離れてしまいます。なので、岩場を登るような場合は、ソフトケースを使うなど岩にぶつけない工夫が必要になります。

登山用TKストラップ取付例1
使用方法ですが、まず登山用ストラップのボタンホック部をバックパックのショルダーベルトに付いているD環に取り付けます。

次に、バックルのついている端部をカメラのストラップに通すというだけです。

ただ、登山用TKストラップのバックルをカメラストラップの紐に通してしまうと、カメラを交換したりするときに面倒なことになります。僕の場合は、もっぱらメインではEOS5Dを使いますが、動き回る動物や望遠が必要な被写体にはEOS40Dを使うことが多いので、状況によってカメラを使い分けます。そうすると、いちいちカメラストラップをばらして登山用ストラップのバックルを取り外さなければいけなくなります。

登山用TKストラップ取付例3
そこで、金属のOリングでカメラストラップに取り付けました。こうすると、Oリングごと取り外せばいいので、カメラのストラップはばらさなくてすみます。100円ショップで売っている小型のカラビナをつかったほうがもっとラクかもしれませんが、金属製のカラビナがカメラ本体に接触すると傷がつきかねないので、現状ではOリングで様子を見ようと思います。

バックパックを下ろしたり、カメラを三脚などに取り付けるときには、登山用TKストラップのバックル部分を取り外せばいいだけです。登山用TKストラップの本体は、そのままバックパックのショルダーベルトに残ります。

登山用TKストラップのいいところは、カメラを構えたときにちょうどストラップがピンと張る様に長さを調整すると、カメラぶれを軽減してくれる効果があることです。歩いているときは息遣いも荒くなるし重い荷物で体も安定しにくいものですが、このストラップのおかげで案外カメラが安定します。

価格は、キタムラネットショップで1,859円でした。購入時は納品まで約2週間となっていましたが、実際には1週間で入荷しました。



しばらく使ってみて、少し困ったことが発生したので、バックル部分を改良しました。
その記事はこちらです。



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| 撮影用具 | 22:11 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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ソバの花が満開:蒜山高原

山陽新聞の記事によると、蒜山高原でソバの花が見ごろになっているそうです。そういえば、一昨年の今頃写真を撮りに行きました。蒜山高原のソバ畑はけっこうあちこちで見かけますが、一番手近なところは蒜山ICの近くにある道の駅のすぐ裏です。ここはソバ畑の隣にコスモス畑もあって、なかなかいいところです。道の駅の食堂でB級グルメの蒜山焼きそばも食べられますし、道の駅の向いにはそば屋さんもあって、グルメにとっても便利なところ。大山や蒜山への登山のついでに寄ってみるのもいいと思います。

写真は2009年に撮影したものです。

蒜山ソバ畑

ソバの花





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| 時事ネタ・ニュース | 00:40 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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ヘッドライト: ブラックダイヤモンド スポット

7月末の黒部五郎岳への山行直前、急に思い立って新しいヘッドライトを購入しました。というのも、とりあえず使うつもりだった8LEDの安物ヘッドライトの信頼性に一抹の不安を感じたからです。長い時間点灯しているとときどきふっと暗くなることがあったので、夜間歩行中にとつぜん壊れたりしたら洒落にならんと思ったわけです。

当初は、ホームセンターで売っているGENTOS(株式会社サンジェルマン製)というブランドのものにしようかと思っていました。というのも、買物ついでにホームセンターでちょっと見たときに、概ね2980円ぐらいのライトが100ルーメン前後の光束をもっていたからです。この明るさでこの価格なら決まりでしょう! なんて思いつつ、ホームセンターに行って詳しく見てみたところ、ん? ちょっと待てよ? 

GENTOSのヘッドライトにはいくつかモデルがありましたが、光束80ルーメン以上のものはどれも本体重量120g~135gぐらいの重さです。ヘッドライトは平日の日帰り山行でも非常用に必ず持っていく道具なので、少しでも軽いほうがいいのです。その点では、8LEDの安物ライトも不合格ですけど、500円だから仕方がない。せっかく新しくまともなものを買おうかというのに、また安物と同じぐらい重いのでは意味がありません。

それに、GENTOSのライトは明るいのはいいのですが、実用点灯時間が10時間程度とけっこう短いのです。例えば、5泊6日の山行で、夜明け前の歩行で1時間、夜の食事や読書で2時間点灯したとしたら、5日間で15時間になります。そのうえ、夜間の星景写真撮影などした日には、20時間ぐらい必要になるでしょう。実用点灯時間が10時間では短すぎます。もちろん、予備電池をもっていけばいいわけですが、電池は使い切っても軽くならないゴミなので、できるだけ数をもちたくありません。実用点灯10時間のライトで、20時間の点灯が必要なら、予備電池は予備の予備も含めて2組必要です。もしも実用点灯時間が50時間だったら、予備が1組あれば十分です。というわけで、やっぱり軽量で電池のもちがいい登山用品を探すことにしました。

ブラックダイヤモンドのスポット
さいわい好日山荘のバーゲンセール最終日にぎりぎり間に合ったので、ブラックダイヤモンドの「スポット」に決めました。スポットに決めた理由は、

軽さ(電池単4x3本込みで86g)

明るさ(光束75ルーメン)

点灯時間(75ルーメン時で50時間、4ルーメン時で200時間)

の3点に加えて、電源スイッチのロックアウト機能、遠距離/近距離の切替機能、光量の無段階増減光機能、赤色LEDモード、ストロボ発光(点滅)機能、3段階のバッテリー残量メーター搭載、IPX4の生活防水性能といった実用的な機能が豊富だったからです。

遠距離/近距離の切替機能というのは、夜間歩行なら遠距離設定、テントや小屋内では近距離設定と使い分ければ便利です。遠距離用のダブルパワーLEDとは別に、近距離用はシングルパワーLED2灯が搭載されているので、近距離用の設定にしておくと消費電力を抑えることができます。近距離設定時は、最大16ルーメンで90時間、最小4ルーメンで250時間点灯可能です。

赤色LEDモードは、山小屋で夜間や早朝にライトをつける必要がある場合に、赤色ライトならまぶしく感じないので周りに迷惑をかけるのを最小限に抑えることができます。

ストロボ発光(点滅)機能は、万一遭難した場合に役に立つ機能です。ライトの点滅発光は遭難の合図なので、山小屋や登山道がありそうな方角に向けてストロボ発光させておくと、誰かが気づいてくれる可能性があります。

これだけ豊富な機能があって軽くてコンパクトなヘッドライトですが、10%オフセールのおかげで4095円のところが3685円になりお買い得感もありました。

ところで、光束75ルーメンといわれても、実際どの程度の明るさなのかピンと来ません。そこで、8LEDの安物ヘッドライトと比較してみました。撮影場所は北ノ俣避難小屋です。人間の目はF1.0の絞りのレンズとほぼ同じ明るさと言われているので、その明るさと同等になるようにカメラを調整しました。使用したレンズは開放絞りがF2.8なので、F1.0よりも3段暗いレンズです。なので、ISOを3段高くしてISO800の設定で撮影してます。

こちらがスポット
小屋内スポット使用例

こちらが8LED
小屋内8LEDライト使用例

圧倒的な違いです。スポットはヘッドライトだけで小屋の隅々まで明るくなりますが、8LEDの安物のほうは一部分だけしか明るくなりません。


屋外での違いを見てみるために、小屋の入口から登山道を照射して撮影してみました。

こちらがスポット
屋外スポット使用例

こちらが8LED
屋外8LEDライト使用例

一番近い笹まではおよそ7~8mです。スポットはそのずっと奥、およそ30mぐらい先まで明るく照らしていますが、8LEDは目の前の笹がなんとか見えるぐらいです。もっとも、肉眼ではもう少し明るく見えていました。ちなみに、スポットは光束75ルーメンのとき、70m先まで照らすことができるとなっています。

小屋泊まりで夜間歩行はしないのなら、もっと安価で小さい光束のモデルで十分だと思いますが、夜間歩いたりする場合はやはり明るいにこしたことはありません。黒部五郎岳の山行では、荒天のため早朝や夜間に歩くことはありませんでしたが、この明るさがあれば道標やマークを見落として道迷いする可能性は低そうです。ヘッドライトを安物で済ませようというのは間違いでした。反省。



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| ギア | 20:47 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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赤い満月

13日の夕方、スッキリと晴れ渡った空を見て、十五夜のお月さんの写真を撮ろうと思いたちました。本当は伯耆大山あたりで撮りたかったのですが、さすがに夕方4時過ぎに思いたってから鳥取まで行けないので、海から昇るお月さんを狙いに瀬戸内市へ。

赤い満月1
水平線上にはガスが溜まっていたらしく、少し高いところからまんまるお月さんが赤い顔を出しました。今日撮ろうと思った理由は、日没後すぐに月の出があったからです。というのも、月の表面と風景を一緒に写真にしようとすると、空に十分な明るさが残っている状態でないと写せないからです。暗くなってからだと月と風景の輝度差が大きすぎて月の表面を出そうとすると周りが真っ暗になるし、風景をつぶさないようにしようとすると月が真っ白に飛んでしまうのです。

ということで、今日の夕方こそが数少ない満月のある風景写真を撮るチャンスだったのです。晴れてて良かったー!

赤い満月2



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| 写真ネタ・ニュース | 00:27 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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山小屋通信簿: 北ノ俣避難小屋

山小屋通信簿は、清潔さや快適さなどの一般的な項目の他に、撮影山行基地としての評価も加えた山小屋の評価です。各評価項目を5段階で審査し、合計点数の平均(端数は四捨五入)が総合評価です。

評価項目
●清潔度:小屋内の部屋や食堂、トイレ、布団など、清潔に保たれているかどうかももちろんですが、小屋周辺の状況やごみの処理なども含みます。
●快適度:小屋内で過ごす時間を快適に過ごせるかどうかです。乾燥室の場所や利用時間、自炊場所の有無と位置、談話室の有無と居心地、本や暖房などの設備をチェックします。
●ホスピタリティ:宿泊や幕営の申込み、売店の対応など従業員の応対をチェックします。
●食事のうまさ:朝食夕食だけでなく、昼食メニューなどボリュームや味をチェックします。ただし、食べたものにもよるのでかなりいい加減です。基本的にあまりグルメではないので、味については甘い評価かもしれません。
●施設充実度:宿泊客以外の登山者が利用できる設備についての項目です。小屋前のテーブル&ベンチ、無料の水場、屋外トイレ、雨をしのげるひさし付きベンチがそろっていると評価5です。1種類を1ポイントとして評価します。
●ロケーション:写真を撮るためのベースとして、立地条件などを評価します。ただし、立地条件は変更しようがないので、3以上の評価とします。

評価基準
5:非常に優れている
4:良い
3:問題ない
2:いま一歩
1:改善が必要



北ノ俣避難小屋

清潔度: 4
快適度: 3
ホスピタリティ: -
施設充実度: 3
食事のうまさ: -
ロケーション: 3
総合評価: 3.25

無人避難小屋なので他の有人小屋と比較するのもどうかと思いましたが、一応宿泊した山小屋なので評価しておきます。

北ノ俣避難小屋外観
北ノ俣避難小屋は、岐阜県神岡町打保から北ノ俣岳へ登る神岡新道の途中、北ノ俣岳と寺地山の中間に位置する無人の避難小屋です。北ノ俣岳西面に広がる草地の下部、登山道から少し下った林の中にあり、とても静かな環境に囲まれています。高床式、三角屋根の小さな小屋で、小屋の前までホースで水が引かれています。水の出はちょろちょろといった感じで、2リットル溜めるのに数分かかります。小屋の裏を下ったあたりに水場があるらしいのですが、確認はしていません。まあ、急ぐわけでもないのでホースの下にクッカーを置いて溜まるのを待つのもいいと思います。ホースの先端を低い位置に持っていけば、ホース内に溜まった水が一気に出てきますが、砂も一緒に出てくるのでおとなしく待ったほうがいいと思います。なお、この水は断水することもあるらしいので、あまりあてにしすぎないほうがいいようです。

北ノ俣避難小屋内部
内部は約10名が宿泊できるぐらいの広さです。板敷きで、ゴミも無くきれいに使われているようでした。もっとも、ピストンで登山をする宿泊者が下山時に回収するつもりでゴミ袋を残して行っており、それはどうかと思います。もちろん、きちんと袋を縛って邪魔にならない隅の柱にぶら下げてあるので、決して小屋内が汚れたり匂いが漂っているというわけではないのですが、たとえ数日後に戻ってくるとはいえ、自分の出したゴミは自分で持っていくべきだと思います。何が入っているのかわからない誰かのゴミ袋が残っているのは、決して気持ちのいいものではありません。

入口を入って正面にあるドアの向こうは小さなテラスになっていて、右手にトイレがあります。備え付けのぺーパーはありません。僕が泊まったときには小屋内に誰かが置いていった使いかけのロールが2つ置いてありましたが、常備はしていないと思います。パッと見はきれいなのですが、便器のふたを開けるとさすがに強烈な臭いとあまりきれいでない状態の便器内部が見えて、ややげんなり。まあ、公衆便所のようなものなので仕方ありません。なお、ここのトイレは自然浸透式らしいので、トイレットペーパーは絶対にトイレに落とさないようにしてください。自分で回収して処理するのがルールです。持ち歩くのが嫌なら、小屋前に焚き火跡があったのでそこで燃やして行けばいいと思いますが、くれぐれも火の始末をきちんとしてください。

小屋の設備としては、玄関前の靴箱、壁掛け時計、ホウキとちりとり、衣服などぶら下げるための針金とハンガー数個、誰かがおいていったらしいアルミ蒸着マットなどがあります。

北ノ俣避難小屋床下
小屋の床下にも非常用の宿泊場所があり、大人2名が宿泊することが可能です。もっとも、コンパネで簡単な床をつくり周りをトタン板で囲っただけの場所なので、室内というよりも半屋外といったほうがいいような状況です。雨の日は入口から水が流れ込むのか、靴を脱ぐ場所に泥が溜まっていたりします。なので、それほど快適な場所とはいえません。僕が止まったときは入口がドロドロであまり気持ちのいい状態ではなかったので、中で無理やりソロ用テントをはって寝ました。長さ2m幅1mのテントなら、ぎりぎり張ることができる広さです。ただし、他の宿泊者がいなければの話ですが。

小さな小屋ですが、トイレがあり水も小屋前まで引いてあるので、あんがい快適です。ただし、神岡新道はぬかるみが多く、決して歩きやすい道ではありません。小屋から上は侵食が進み深くえぐられた登山道となり、滑りやすく崩れやすい状態です。薬師岳や黒部五郎岳が目的なら、お金はかかりますが折立から入ったほうが楽で快適です。

撮影山行のベースとしての利用価値は、ほぼないと思います。




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| 山小屋通信簿 | 21:01 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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DVD: マークスの山

TSUTAYAで面白いDVDはないかとうろついていたら、「マークスの山」というDVDが目にとまりました。原作は高村薫の同名小説で、警察小説の最高峰と評判を呼んだ直木賞受賞作です。知っている人も多いと思いますが、マークスの山とは北岳のことで、北岳で見つかった20年前の白骨死体を発端にしたミステリードラマです。

「マークスの山」は、1995年に中井貴一主演で映画化されていて、僕も見た記憶があります。ただ、ずいぶん前のことなので、ストーリーも映像もどんなだったのかほとんど忘れていました。忘れてしまったということは、いまいちだったのかもしれません。

TSUTAYAで見つけたDVD版「マークスの山」は、映画をDVD化したものではなく、2010年秋にWOWOWが連続ドラマとして新たに制作したものでした。キャストは、主演が上川隆也で、他に石黒賢、小西真奈美 高良健吾、佐野史郎、石橋蓮司、鈴木杏樹、大杉漣、戸田菜穂、小日向文世などけっこう豪華な顔ぶれです。

ストーリーは、北岳で見つかった白骨死体の事件、20年前に北岳で起こった母子心中事件、東京で起こった連続殺人事件、そして政財界にまたがる贈収賄事件が複雑に絡み合いながら、闇の中に葬られていた20年前の忌まわしい事件が次第に明るみに出るというミステリー。ドラマは東京での捜査シーンがほとんどですが、オープニングとクライマックスで北岳(実際のロケ地は別の場所らしい)のシーンもあります。ただ、山岳シーンはほんのわずかだし、それほど本格的な登山シーンがあるわけでもないので、「岳」のような映画を期待してしまうと映像的にはがっかりします。映画版は、クライマックスではもっと山岳シーンが豊富だったような気がしますが、記憶が定かではありません。

とはいえ、ドラマとしては十分に面白く見ごたえのある内容でした。DVDは全部で3巻、全5話の構成です。WOWOWのHPにスペシャルページがあります。

DVDを見てしまうと映画ももう一度見てみたくなり、ネットで検索してみたところYouTubeで http://www.youtube.com/watch?v=ZPYKab32Adg"" target="_blank">予告編 が見つかりました。さらに、あらすじなどを詳しく書いたサイトもあったので読んでみると、どうもR指定されかねないような描写がけっこうあったみたいで、いまだにDVD化されていないのはそのせいかもしれません。とはいえ、もう1回見てみたいので、なんとかDVD化してほしいものです。





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| ヤマネタ・ニュース | 20:22 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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防水デジカメ: パナソニックFT1 インプレッション

先日、伯耆大山への登山で使用しました。すでに生産完了のデジカメですが、中古購入や後継機購入の参考になるかもしれないので、いくつかの項目に分けてレビューしておきます。


FT1裏面
○操作性
電源スイッチはボディ上面と同じ高さのフラットな形状で、1秒の長押しでONになるタイプです。うっかり何かに引っ掛けたりバックパックの中で押されてONになってしまうこともなく、よく考えられています。他のスイッチ類は、カメラを右手でもった状態で親指と人差し指だけで操作できるように配置されており、右手だけでパッと取り出してさっと撮影することができますから、狭い尾根上や急傾斜のルート上などでも使いやすいと思います。

FT1上面
ただ、ズームレバーがシャッターボタンと同じような形状で並んで配置されているので間違いやすく、操作もしにくいと感じました。冬季、手袋をした状態で操作するのは難しそうです。できれば回転方式のズームボタンにしてほしかったところです。この点はFT2も同じですが、現行のFT3では改良されており、WボタンとTボタンの二つに分かれていて、親指で操作できるようになっています。それでも手袋での操作性は?ですが・・・


○携帯性
いままで使っていたパナソニックTZ3はカード/バッテリー込みで257gでしたが、FT1はカード/バッテリー込みで183.8gと軽量です。コンパクトデジカメはいつもバックパックの左ショルダーベルトに取り付けているケースに入れていますが、約70gも軽くなると存在感が小さくなっていいですね。TZ3比較では、高さはほぼ同じですが、長さと厚さが一回り小さいのでよりコンパクトに感じます。ただし、フラットな形状のためケースから出すときに指がかりがなく、うっかりすると落っことしてしまいそうな不安感が若干あります。取り扱いには若干注意が必要かもしれません。


FT1レンズ部分
○画質
レンズ前に保護ガラスがあるので、正直なところ画質にはあまり期待していませんでした。しかし、TZ3よりもシャープでいい感じです。画素数が多いためなのか、発売時期が遅い(TZ3は2007年3月、FT1は2009年3月)のでそれだけ進化しているということなのかわかりませんが、いい意味で期待を裏切られました。僕はカメラの設定を一眼レフと同じ3:2の比率にしているので最高画質が本来の1200万画素ではなく約1000万画素になってしまいますが、単に短辺方向の画素数が間引かれているだけなので画質的には問題無しです。曇りの日はオートホワイトバランスが若干青みがかるという癖はあるようですが、山行記録が主目的なのでまあOKです。レンズのとなりにLEDのAF補助光があり、暗いときには自動的に点灯してAFを合わせやすくしてくれるのも便利な機能です。

動画は、PCなどで扱いやすいMOV形式(モーションJPEG)と、DVDレコーダーなどで扱いやすいAVCHD Liteの2つの撮影モードを備えているので、用途に応じて選択することができます。どちらのモードでも1280×720画素の16:9ハイビジョン動画で記録が可能なので、ちょっとしたビデオ撮りにも十分な画質でしょう。僕は動画をDVDに落としたりするような使い方はいまのところしないので、MOV形式に設定しています。


○バッテリー
満充電で255枚撮影した状態で、バッテリー残量は2/3表示でした。画質設定を500万画素にしていたということで消費電力が抑えられた可能性は高いのですが、この分ならカタログ記載の340枚というのも現実的な数字かもしれません。


○機能
なんといっても防水機能がどの程度使えるのかというのが、一番気になるところです。、防水デジカメについてネットで探してみると新品で購入したのに使用初日で水が入ってだめになったという書き込みも見つかります。中古品ということで、購入して帰ってからバッテリーやコネクタの蓋の裏側など点検してみると、小さな埃やら砂粒のようなゴミがついているのが見つかりました。
FT1裏ふた

FT1裏ふた開いた状態
息で吹いたぐらいでは取れないので、カメラのレンズ掃除に使うブロアで丁寧に吹き飛ばし、パッキンの状態もよく点検しておきました。念のため、蓋が何かの拍子に開いたりしないようにマスキングテープを上から貼っておきました。


登山の帰り道に渓流にカメラを沈めて試し撮りしてみましたが、水が入ることもなく水中撮影ができました。もっとも水深はほんの15cm程度でしたけど。
水中写真1

水中写真2



このカメラは、花などのマクロ機能については最短撮影距離が5cmとやや物足りないスペックです。その上、通常のAFマクロ設定だと、望遠端では最短撮影距離は30cmになってしまいます。ただ、ズームマクロという設定にすると望遠時でも最短5cmでピントが合うので、かなりの拡大率で撮影できます。なので、とりたててマクロ機能に不満はありません。

*写真クリックで拡大*
サンプル写真2

撮影シーンモードの中に「星空」という項目があり、この項目にするとシャッタースピードを15秒、30秒、60秒から選択することができます。まだ試したことはないのですが、どの程度星空が取れるのか今度試してみようと思います。


○液晶
2.7型23万ドットの液晶なので、最近流行の3型92万ドットの液晶と比べるとやや小さく粗い感じは否めませんが、実際に使っていてとくに見にくいといったことはなかったので問題無しです。晴天時で見にくい場合は、パワーLCDモードにしてやれば液晶の明るさを強くできるので屋外でも見やすくなるらしいのですが、いまのところそこまでの必要性を感じたことはありません。最新のFT3でも、液晶モニターのスペックはFT1と同じ2.7型23万ドットなので、パナソニックとしてはこの液晶モニターに自信があるようです。


<総評>
基本的なカメラ機能は最新のFT3と同じ部分も多く、いまでも現役として十分使えるカメラです。防水機能については、ふたの裏にゴムパッキンがついているだけで意外とシンプルなつくりです。なので、きちんと手入れをしておかないとわずかなゴミやほこりが原因で水没する可能性は否めません。付属品のブラシで丁寧に掃除をして、ブロアでゴミ・埃を吹き飛ばしておけば大丈夫だと思いますが、マスキングテープなどでふたが開かないようにしておけばより安心だと思います。デザイン的にはシンプルすぎて味も素っ気も無い感じですが、使い勝手は悪くありません。若干滑りやすいので、取り扱いには注意が必要です。最新のFT3は指がかりのあるデザインになったので、この点はかなり改善されたといえるでしょう。


サンプル写真
サンプル写真1





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| 撮影用具 | 00:17 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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バリエーションルートで挑む最高峰 剣ヶ峰: 伯耆大山 vol 3

2011年8月28日 鳥取県大山町 伯耆大山・剣ヶ峰(標高1729m)日帰り山行

槍ヶ峰から先の痩せ尾根
13:00 槍ヶ峰を出発して痩せ尾根へと足を踏み入れました。ガスが沸いてきて、左右の絶壁下が見えないので、それほど高度感や恐怖感も感じないで歩くことができます。そうはいっても、道の幅は、30cm~50cmと狭く、ザレた状態なので油断は禁物です。

痩せ尾根のこぶ
ときには、こんな感じのこぶを越えていきますが、こういう登りから下りへと切り替わる場所はけっこう神経を使います。

やや幅広で安心
尾根がやや幅広になるとほっとします。これぐらいの道ならぜんぜん問題ありません。

切れ落ちた南壁
突然ガスがサーッと晴れて奈落の底が見えると、一気に緊張感で体が硬くなります。

ザレた急傾斜
天狗ヶ峰の手前には、ザレた急傾斜の部分もあり、スリップしないように慎重に越えます。

天狗ヶ峰
13:08 天狗ヶ峰に着きました。槍ヶ峰から見たときには、ずいぶん遠くにあるように見えましたが、わずか8分で着くとはいささか拍子ぬけです。

ユートピアへの道標
ここはユートピア小屋からの尾根と合流する場所です。ユートピア小屋への道標がありました。

天狗尾根
これがユートピア小屋への尾根です。この尾根もなかなかきびしい痩せ尾根です。

槍尾根
こっちは今歩いてきた槍尾根です。

剣ヶ峰への尾根
そしてこれが最高峰剣ヶ峰へと続く尾根です。正直な話、この道を見たときにここで引き返そうかと思いました。右も左もはるか下まで続く絶壁です。幅はわずか40cmほどの狭く浮石のたくさんころがるナイフリッジには、体を支えるものは何もありません。幸いなことに、ガスが視界をさえぎり、絶壁といっても一番下までクリアに見えているわけではないので、覗き込まなければ足がすくむほどの高度感はありません。バランスと浮石に気をつけて、足元だけを見て行けばなんとかなりそうです。

低木に覆われる尾根道
”だいじょうだいじょう” ”行ける行ける”と声を出しながら剣ヶ峰へと進んでいくと、狭い尾根道に低木が覆いかぶさっていました。ただでさえ狭い痩せ尾根の道なのに、さらに枝に足を引っ掛けないように気をつけて歩かなければいけないのです。左手は断崖絶壁で、鎖も無ければロープも無い狭い稜線です。そのうえ低木に覆われて足を置くのがやっとのような状況は、さすがにビビリます。これで風があったら、確実に引き返していたところです。

剣ヶ峰出現
慎重に木の枝をクリアしながら進んでいくと、一瞬ガスが晴れて目指す剣ヶ峰が見えました。

吊尾根
低木に覆われたところをクリアすると、今度はざれざれの急斜面がある吊尾根のような場所です。なかなか簡単には剣ヶ峰に近づかせてはもらえません。

分岐
ざれた吊尾根を渡り急斜面を登りきると、道が二股に分かれていました。こんな痩せ尾根で分岐があるとは意外です。右のルートに黄色いテープがついているので、どうやらここは巻き道があるようです。

左の道の先
左の道の先は、おそらく崩落してしまったのでしょう。踏み跡は無く、絶壁の突端まで雑草が覆っていました。

右の道の先
右の巻き道は、木の枝が倒れかけて歩きにくい状態ですが、とくに危険な箇所も無くいままでの稜線歩きに比べると安心して歩ける道です。

剣が峰にあと一歩
巻き道から再び稜線に戻ってくると、目の前に剣ヶ峰が見えました。

頂上の慰霊碑
13:21 1729mの剣ヶ峰に着きました。これで名実ともに伯耆大山に登頂です。山頂にはコンクリート製の碑があり、文字が刻まれた銅版が埋め込んでありました。読んでみてわかったのですが、単なる山頂のモニュメントではなく冬期にこの近くで遭難した地元高校生の慰霊碑でした。剣ヶ峰から天狗ヶ峰方向へ下ったあたりで、昔数名の高校生が遭難したそうです。

展望開ける
ガスに巻かれて展望のきかない中、槍ヶ峰で食べ残した昼食の残りを食べていると、突然ガスが切れてはるか下まで切れ落ちてゆく南壁の様子を見ることができました。

槍尾根現る
登山ルートとして歩いてきた槍尾根も見えます。左端の高いところが天狗ヶ峰、右手のひときわ高い三角ピークが槍ヶ峰です。少しの間写真を撮ったり、景色を眺めたりしていましたが、結局だれひとり登ってくる人はいませんでした。一人だけの静かな山頂です。

帰路
13:43 再びガスに視界をとざれたので、下山することにしました。またあの恐ろしい痩せ尾根を越えていかなければいけないのかと思うとちょっとうんざりですが、それ以外に道は無いので仕方ありません。

下りの痩せ尾根
同じ道でも帰路になるとまた別の道のように感じます。勢いで登ったような急傾斜の場所は、こんどはスリップに気をつけながら慎重に下ります。

ナイフリッジ
本当にこんなところあったっけ? と思えるようなナイフリッジに、往路以上にドキドキしながら戻ります。天狗ヶ峰では男性が二人座って休憩中でした。狭い天狗ヶ峰で、しかも14:00ごろにゆっくり休憩するということは、剣ヶ峰まで行く予定はないのかもしれません。挨拶だけして天狗ヶ峰を後にしました。

天狗ヶ峰から下り始めてすぐ、槍尾根を登ってくる単独行の男性とすれ違いました。左手に一眼レフをもって尾根を歩いてくるその男性は、こちらの存在に気がついていないのか、すれ違いもできないような尾根をどんどん登ってきます。こちらも急傾斜の下り斜面の尾根上にいるので、止まることも引き返すこともできず、進むしかありません。幸い少し先になんとかすれ違いができるだけのやや尾根が広がった場所があったのですれ違うことができましたが、熊のいるいないにかかわらず、自分の存在を知らせるためにも鈴をもって歩いたほうがよさそうです。この尾根を歩く人は、みんな自分の足元に神経をとられて前を確認することがおろそかになっている可能性があります。

槍ヶ峰南峰
槍ヶ峰北峰を通り過ぎ、ガスの中に槍ヶ峰南峰の姿がぼんやりと見えてきました。南峰まで行けば、おそろしいナイフリッジの尾根歩きはおしまいです。

南峰の肩
14:04 南峰の肩まで戻ってきました。後は巻き道をたどり、南壁を下っていくだけです。

青空出現
槍尾根から斜面を下り始めると、突然ガスが切れて太陽と青空が出てきました。下山するのが早すぎたかと一瞬後悔しましたが、こればっかりはどうしようもありません。

青空と槍尾根
真っ青な空と槍尾根です。そういえば、今日は虫の襲撃を受けずにすみました。やはり山の上は一足早く夏が終わっているのかもしれません。

剣ヶ峰を望む
横を見ると、往路ではまったく見ることができなかった剣ヶ峰が見えました。山頂の慰霊碑も見えています。歩いているときには見られなかった絶壁がよく見えます。あんな絶壁を足元に見ながら歩くなんて、考えただけでもぞっとします。やっぱり歩いているときにガスがあってよかったと思いました。

砂すべり斜面の上
砂すべりのような砂利斜面まで戻ってきました。登るのは大変だけど下るのは簡単です。早めに砂利斜面に出て、砂利と一緒にざくざく下ります。これが下まで続いていたら楽なのに。

奇岩
南壁の下まで来ると、朝はガスでかすんでいた奇岩の連なる南壁がくっきりとよく見えました。なんだかおどろどろしい岩壁です。

枯れ沢沿いの場所
枯れ沢沿いの場所まで下ってきた頃、左ひざに痛みを感じるようになって来ました。今回は軽荷ということでストックを持ってこなかったのですが、急傾斜の下りで膝の負担が大きかったようです。できるだけ、左ひざに負担をかけないようにゆっくりと下らないといけなくなり、ペースはガクっと落ちてしまいました。

南壁全景
大堰堤手前の広い河原まで下りてくると、南壁に日が当たるようになって来ました。朝はガスの中で全貌が見られなかった南壁ですが、こうしてみるとなかなかすごい迫力です。

コゴメグサ
足元に群れ咲いていた小さな花です。コゴメグサという名前のようです。

大堰堤上からの南壁
しばらく写真を撮っていると、稜線付近からまたガスが降りてきました。結局、スカッと晴れることが無かった1日でしたが、剣ヶ峰に登頂できたし、最後に南壁の全貌を見られただけでも良かったです。

大堰堤下
大堰堤を下り、

連なる堰堤
いくつもの堰堤を越えて、

大山環状道路に到着
16:04 やっと大山環状道路に戻ってきました。

文殊堂と車
文殊堂の先に車が見えました。朝停まっていたほかの車はもう帰ったようです。車の近くまで来ると、いままでいなかった虫が顔の周りに寄ってきて、うざいことこの上なしです。山の上のほうは気温が低くなってきたので、この辺りのブナ林の中に下りてきたのかもしれません。標高1000mクラスの山だと、虫のいない山行ができるようになるまでは、まだ時間がかかりそうです。

雨の跡
車の下だけ、路面が濡れていません。このあたりは雨が降ったようです。でも、自分はぜんぜん雨には降られていません。ちょうど雨が降っていたときには、雲の中にいたので雨にならなかったということなのでしょう。

今日一日で数人の登山者にしか会わなかったので、すっかり日曜日だということを忘れてしまいそうな山行でした。さすがにバリエーションルートは人が少ないです。そういえば、往路で出会った山ガールは姿を見なかったので、適当なところで引き返したのでしょう。この次は、紅葉の時期に振り子沢経由で周回するルートを試してみたいものです。



おわり。



■山行データ

<往路所要時間> 3時間31分

文殊堂9:50→大堰堤上の河原10:44→槍尾根12:30→槍ヶ峰12:50/13:00→天狗ヶ峰13:08→剣ヶ峰13:21



<復路所要時間> 2時間21分

剣ヶ峰13:43→槍ヶ峰南峰の肩14:04→文殊堂16:04



<標高差> 766m(最低地点:文殊堂963m、最高地点:剣ヶ峰1729m)




<登山道情報>
このルートは一般登山道ではありません。ルートもわかりにくい場所があったり、危険な箇所が多数あります。特に尾根上は両側が切り立った絶壁で、体を支えるものは何も無いので、滑落する危険が非常に高い場所です。登山するときは十分注意してください。このレポでこのルートを使うことを推奨しているわけではありませんので、くれぐれも自己責任でお願いします。途中、水場もトイレもありません。

2012年7月30日に落石事故があったようです。自分が滑落しないことだけでなく、他人が落とす石にも気をつけなければなりません。ヘルメットを着用すると共に、上に人がいる場合は、安全なところへ行くまで待つなどして危険を回避することも心がけてください。また、尾根を歩く場合は、落石を起こさないよう気をつけることも忘れずに。





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| 2011年8月 大山三の沢 | 18:32 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

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バリエーションルートで挑む最高峰 剣ヶ峰: 伯耆大山 vol 2

2011年8月28日 鳥取県大山町 伯耆大山・剣ヶ峰(標高1729m)日帰り山行


ガスが晴れ始めた南壁
1308m地点で10分ほど休憩をとっているうちに、ガスが徐々に薄くなってきました。ガスが晴れたというよりも全体が上に移動したという感じです。しかし、そのおかげで南壁が少し見えるようになって来ました。

槍ヶ峰方面
どこか上のほうから男性の話し声が聞こえてきましたが、まだガスの中なのか人影らしきものは見えません。

麓までよく見える
下界のほうはすっかりガスが消え、麓のあたりまでよく見えます。

さらにガスが薄くなる
見ているうちにガスはどんどん上空へと逃げて行きます。

槍尾根出現
右手上方にある槍尾根の稜線も姿を現し始めました。人の声はこの方向から聞こえてきます。

下山者発見
よーく目を凝らして探してみると、中央やや下の当たりに2名の登山者が下ってきているのが見えました。これでルートがはっきりしました。南壁下部を右手にトラバースするように上がって行くようです。

雲間に青空
ガスはさらに薄くなって、一瞬ですが青空がちらっと見えました。このまま晴れてくれればいいのですが・・・

さて、休憩を終えて出発し、だいぶ南壁が近づいてきたところで、上から降りてきた男性2名とすれ違いになりました。すれ違うときに、「これから登ると晴れそうですね」といわれたので、「それを期待してます」なんて言葉を交わしたのですが、それに気をとられて実は右折するべきところを直進してしまいました。

上部地図
彼らとすれ違った場所のすぐ上で、登山道の真ん中に緑のテープが巻かれた石が置いてありました。登山時は、ただテープを巻いた石がおいてあるだけで、どうみても直進がルートにしか見えませんでした。本当のルートはここを右折するのですが、右側は草がしっかりとルートに覆いかぶさっていて、かなり注意してみていないとまずわからない状態でした。

緑のテープ
この写真は下山時に撮ったものです。撮影前に、テープを巻いた石の後に他の石を並べたり、右方向への道の入口が見えるように草を少し手折っておいたので迷いそうには見えませんが、下山時に再確認したら、こりゃわからんわと思いました。とにかく、このルートで緑のテープがあったのはここだけなので、登山時南壁下で緑のテープを見たら右折です。


緑のテープ上の斜面
緑のテープから10mぐらい進んだでしょうか。突然ちょっとした斜面に出ました。いままでずっと左手にあった枯れ沢に面した斜面です。このままいくと枯れ沢上部に向かうことになり、男性2名が下りてきていた方向とは異なります。斜面には踏み跡らしきものもかすかにありますが、たった今2名が歩いたとは思えません。おかしいなと思いつつも、この先で右に上がっていくようになっているのかもしれないと思い、斜面に足を踏み入れました。まったく踏み固められていない斜面は、足元がもろく崩れて下手をすると枯れ沢のほうへずり落ちそうです。

なんとか渡りきると、今度はこぶし大の石が積み重なった斜面が右上に続いていました。人が歩いたような気配はまったくありません。とりあえず少し登ってみましたが、こちらもまた足に力を入れればすぐに石がごろごろと転がり落ち、とてもまともに歩けるような場所ではありません。引き返そうかと思いましたが、ずり落ちないようにするのが精一杯で、とても下れたものではありません。下手をすると石と一緒に枯れ沢まで滑り落ちてしまいそうです。右手を見るとなんとかまともに歩けそうな斜面が見えました。とにかくあそこまで行って下ろうと思い、両手両足を使って慎重に石だらけの斜面をトラバースして事なきを得ました。

ルート復帰点下
斜面を下っていくと、なんとうまい具合にしっかりと踏み跡が残っているルートに出ました。この写真はルートに復帰した場所から、道を間違ったであろう場所を撮ったものです。このルートでもっとも迷いやすい場所は、おそらくこの緑のテープのところだと思います。単独で初めて歩く場合は、要注意です。

ルート復帰点
無事に正しいルートに復帰して、槍尾根に向かって草つきの斜面をトラバースして行きます。

夏の名残の花
登山道脇には、まだ夏の名残の花が残っていました。

小砂利の急坂
滑りやすい小砂利のたまった急登が続きます。このあたりになるとほぼ南壁に取り付いているような状況なので、斜度はかなりきつくなってきました。

砂すべりのような斜面
11:54 砂すべりのような砂利のたっぷりたまった急斜面に出ました。ここでこの先のルートがわからなくなりました。ひとまず、この斜面を直登してみることにします。ところが、一歩踏み出すごとに足元の砂利はおろか上から砂利が崩れ落ちてきて、まるであり地獄からの脱出を図っているかのような有様です。数メートル上がってみたものの、とてもこんなところを登れるものではありません。きっとほかにルートがあるはずと、あたりをよーく見回してみると・・・

砂すべり奥のルート入口
ありましたありました。ちょうど右手の草つきの中に黄色のテープが付いていました。しっかりとした踏み跡も見えます。どうやら、砂すべりのような斜面に出た場所から、そのまま斜め上方向に斜面を横切ったところにルートの入口があったようです。

階段状のルート
うまい具合に階段状になっている踏み跡をたどって、砂利の斜面にそって直登が続きます。

イヨフウロ
途中、愛らしいイヨフウロの花が咲いていました。

槍尾根と青空
気がつけば稜線を隠していたガスがきれいになくなって、青空が見えています。

黄色テープに助けられる
途中、ルートがわかりにくい場所もありましたが、黄色のテープに助けられルートを見失うことなく歩くことができました。

標高1546m地点
12:18 標高1546m地点です。あり地獄のようだった砂利の斜面も、気がつけばはるか眼下に見えるようになり、高度感が増してきました。このまま晴れるかと思っていた天気ですが、谷底から再びガスが湧き上がってきました。晴れたりガスったり忙しい天気です。

低木の藪
草つきの斜面を登りつめてくると、今度は低木の茂る藪になりました。木の枝に邪魔されて歩きにくくなってきます。途中崖沿いの半ば崩落しかかったような場所もあり、危険箇所は慎重にクリアして行きました。

稜線下の分岐
12:30 おそらくすぐ上が稜線だろうと思われる場所に来ました。標高は1615mです。藪を抜けて再び草つきの斜面になったのですが、踏み跡が左右に分かれています。左はすぐ上の鞍部に直登するルート、右は少し上から右のほうへトラバースしていくルートです。とりあえず、右のルートへ進んでみることにします。

右ルート稜線合流点
右のルートを20mほど進むと、稜線に出ました。

巻き道と判明
稜線に出たところから登り方面は、すぐ目の前に4mぐらいありそうな岩峰があり、その奥にはもっと巨大な岩峰がそびえています。この岩峰を越えていくような踏み跡は見当たりません。反対に稜線下り方面へは稜線を下っていく踏み跡がついています。ちなみに下っていけばキリン峠です。つまり、この道はキリン峠から登ってきたルートが、岩峰をエスケープするための巻き道だったのです。ということは、槍ヶ峰を経由して剣ヶ峰にいたるルートは、先ほどの分岐を左に行けばいいというわけです。

左ルートの鞍部から先の状況
先ほどの分岐までもどって、左のルートを見えていた鞍部まで登ってみると、巨大な岩峰の下の急斜面をトラバースして行く踏み跡が続いていました。

岩だな状のトラバース
かなりの急傾斜をトラバースする道ですが、ちょうど岩棚のようなところがルートになっているので、それほど危険な感じはありません。

槍ヶ峰南峰下
見上げればほぼ垂直に切り立った岩峰がそびえています。道は、この岩峰の左肩に向かっているようです。

槍ヶ峰南峰肩から振り返る
岩峰の肩から振り返った写真です。赤線がたどってきた巻道です。

槍ヶ峰南峰
この岩峰は、槍ヶ峰の南峰です。キリン峠などから見上げたときに見える尖鋒がこの南峰です。直接ピークに上がれるのかどうかわかりませんが、見たところそれとわかるような踏み跡はついていないようです。

槍ヶ峰北峰への稜線
南峰を越えてから先は、それほど傾斜のきつくない稜線が槍ヶ峰北峰へと続いています。

槍ヶ峰下の痩せ尾根
途中痩せた尾根の部分もありますが、このあたりはまだ落ちてもすぐ下で引っかかりそうな雰囲気なので、それほど恐ろしい感じはありません。

槍ヶ峰頂上
12:50 ようやく槍ヶ峰に到着です。ピークはそれほど広くないものの、座って昼食をとれるぐらいのスペースはありました。ところが、なぜかやたらハエが多いのです。この崩れかけたようなケルンの石にもたくさんハエがたかっていました。なぜここにだけハエが多いのかわかりませんが、もしかしたら多くの登山者がここで昼食などとったときに、こぼしたり落としたりした食べ物かすのようなものがあるのかもしれません。あまりにも不快なので、おにぎりをひとつ食べただけで早々に立ち去ることにしました。

ガス巻く南峰
出発直前に、ガスが切れて南峰が姿を現しました。こうしてみるとまるで槍ヶ岳のようです。

天狗ヶ峰への稜線
反対側を見ると、これから進むべき痩せ尾根のルートが天狗ヶ峰まで続いているのが見えました。槍ヶ峰から先は、いよいよ本格的な稜線の道になります。しかも左右が切れ落ちたザレた痩せ尾根です。すくなからず緊張感で身が引き締まるのを感じました。


つづく。




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| 2011年8月 大山三の沢 | 17:16 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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