ヤマふぉと

山の自然や風景をゆったりと眺め、写真を撮るために山に登る。だから、登頂や縦走を目的とせず、好きな山域でテントを張ったり小屋に連泊して、カメラ片手にのんびりと過ごす。そんなスローな山登りを楽しんでます。

2011年08月 | ARCHIVE-SELECT | 2011年10月

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秋山ウェアのベースレイヤー: ミズノ ドライアクセルEX

ドライアクセルEX長袖ジップネックシャツ
好日山荘の秋山セールで、ミズノ ドライアクセルEX長袖ジップネックシャツを買ってきました。

昨年購入したソフトシェル、モンベルライトシェルアウタージャケットがフリースなどのミドルウェアと相性が悪く、インナーのクリマプラスメッシュと引っかかるため脱着しにくいという欠点を解消するにはどうすればいいのか考えた結果の買物でした。

解決策は2つ。

モンベルライトシェルアウタージャケットをあきらめて、インナーのついていない新しいソフトシェルを購入するというのがA案。

フリースなどの起毛素材をミドルウェアに着るのをやめて、表面の滑らかな別のミドルウェアを購入するというのがB案。

金額的にはどっちも大差ないだろうと思っていたので、とりあえずお店に行っていろいろと見てみることにしました。

秋山セールのためかソフトシェルの品揃えがほとんどなく、あるのはフリースのようなものばかりでした。なので、必然的にB案重視の品探しとなりました。今年の好日山荘はミズノをプッシュしているのか、昨年コロンビアが並んでいた棚がミズノばっかりになっていました。

その中で「POLARTEC・POWER DRYフリースジャケット」なるものを発見。フリース素材ですが表面は滑らかで裏地が起毛素材というもので、なかなかよさげでした。ただ、こんなに保温力があるとかえって熱いのではないか? という疑問が。 

昨年の経験で言うと、登山時はブレスサーモシャツに薄手のフリース1枚で十分でしたし、それでも汗をかいたわけで、それならもっと吸汗速乾性能のあるシャツでいいのではないだろうかと思ったわけです。ファイントラックのいうベースレイヤーに相当するシャツになるわけですが、それなら本家のドラウトウェアジップネックシャツはどうやと見てみたら、けっこういいお値段です。

他のブランドの似たようなコンセプトのシャツを見比べながらミズノの棚に戻ってくると、ドライアクセルEX長袖ジップネックシャツとドライベクター・ライトインナー長袖ジップネックシャツという似たようなシャツがありました。価格も似たようなものですが値引きがあったのでファイントラックよりは安く買えます。ドライアクセルとドライベクター、何がどうちがうのか、シャツについているタグの説明だけではさっぱり。ただ、ドライベクターは「ムレをおさえてからっと快適」なのに対して、ドライアクセルは「瞬間汗処理、肌面ドライ」となっており、ドライアクセルのほうがポジティブに汗処理機能を高めたような雰囲気です。

素材もファイントラックの製品と同じポリエステルベースのものだったので、性能的に大きな違いはないだろうということと、ブレスサーモと合わせてミズノでまとめてみるのも悪くないという理由で、ドライアクセルEX長袖ジップネックシャツを買うことに決めました。定価7140円でしたが、5140円でした。

そうはいっても、もしかしてドライベクターのほうがよかったのになんてことになると悲しいので、家に帰ってネットで調べてみると、どうやらドライアクセルは吸汗速乾性能にドライな肌触りを重視してミズノが新たに開発したドライ素材だったようです。着るたびに、本当はドライベクターよりだめなシャツなんだ、それを買って着ている僕はてんでだめな奴なんだとネクラな山行にならなくてすみました。よかったよかった。ドライアクセルの情報ページも作られているので、気になる人はCheck it now!

ちなみに、当初の目的通りモンベルライトシェルアウタージャケットとの相性もばっちりで、さらりと袖が通りました。

結局、アウターだったソフトシェルがミドルウェアを兼用するという方式になり、ミドルウェアの変わりにベースレイヤーとしてドライアクセルEXが新たに加わったというわけです。裏地つきのソフトシェルを活用するにはいい方法だろうと自画自賛していましたが、考えてみればフリースのような保温層を持つウェアがなくなるので、寒さ対策をどうするかです。

ソフトシェルの上からフリースを着てもいいのですが、それだと風の強いときはあまり意味ないし・・・ 
ソフトシェルの下に薄手のフリースを着ればいいのか。いや、それだと何も変わってないし・・・ 
寒いときはソフトシェルから別の防風性能のあるミドルウェアに着替えるか・・・ってそんなの持ってないし。 
 

まあ、とりあえず使いながら考えるしかなさそうです。



<補足:レビュー>
何度か使ってみたところ、気になった点が二つあります。

まず、フィット感がいまいちなところ。サイズ的には自分のサイズMを購入したので、けっして間違っていないのですが、ぴったりと体にフィットするというよりも、やや余裕があります。吸汗性能を高めるのは体にフィットしていたほうがいいわけですが、ミズノのデザインコンセプトでいうスタンダードフィットのデザインなので、少し余裕のあるデザインになっているようです。こういうものはボディフィットかスリムフィットで作ってもらいたいものですが、このあたりの甘さが登山専門メーカーとの違いなんでしょう。ドライ感は、まあ悪くない感じです。

つぎに、下山後の汗臭さが気になりました。抗菌防臭をうたっている生地ですが、下山後、汗が乾き始めるとけっこう臭いがでてきます。汗をかいて濡れている状態ではそんなことはないのですが、なぜか乾く過程で汗臭くなります。バスや電車を使う場合は着替えたほうが無難です。

後日、マーモットのHybridPP L/S Zipという同じようなコンセプトのシャツを購入しましたが、フィット感、ドライ感、防臭性能ともマーモットが一枚上手です。このてのウェアは多少高くても、やっぱり登山用ブランドを買ったほうがいいですね。



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| ウェア類 | 20:54 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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9/29より好日山荘秋山セール

好日山荘秋山セールDM

好日山荘からDMが届きました。9月29日から10月10日まで秋山セールが開催されます。昨年同様、ポイント3倍の特典です。10%値引きのほうがありがたいのですが、当面必要なものがある場合は助かります。

なお、1000円以下の買物ではポイントはつきませんので、ご注意を。

今回、LEKIのトレッキングポール買い替えキャンペーンがあるらしくて、不要なトレッキングポールやステッキを持参し、新たにLEKIのトレッキングポールダブルストックを購入すると1,575円値引き、LEKIのステッキだと840円の値引きが受けられるそうです。持ち込むトレッキングポールなどは他社製のものでもOKだそうです。ただし、購入後にやっぱ返してというのはできませんとのこと。

昨年の例だと、冬山用品は12月初旬からの冬山セールの時期のほうが品揃えが豊富になりますから、いまからあわてて買う必要はないと思います。

また、クリスマス時期から冬物ウェアクリアランスセールも始まるので、冬物のウェアも急がないのであれば待ってもいいかもしれません。ただし、ノースフェイスなど一部のブランドは対象外だったので、ブランドによっては早めに買っておいたほうがお得です。僕は昨年ノースのバーブパンツを冬物ウェアクリアランスセール中に買ったので、定価で買う羽目になりました。




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| ヤマネタ・ニュース | 16:59 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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消え行く小さな命-親に捨てられた子猫

家の物置で子猫の鳴き声がするのに気がついたのは10日ほど前のことです。我が家の物置は半オープンな状態なので、近所の野良猫がよく入り込んでいます。なので、安全なのをいいことに勝手に子供を産んだらしいのですが、朝も夜も鳴いてばっかりで、最初は元気がいいものだとばかり思っていました。

しかし、どうも鳴き方が半端でないし、もしかして親が育児放棄してしまったのではないかと感じました。ただ、あまり勝手な推測でねぐらを暴くようなことをして、育児しているのに育児放棄させるようなことになったらよくないので、少し様子を見ていました。しかし、やはり夜となく昼となく子猫は鳴いており、やっぱり親が戻ってきている様子がみられません。そこで、数日前に物置の捜索をしたのですが、ダンボールなどを積んでいる2階の奥の方のわずかな隙間にいるらしく、簡単には見つけることができません。荷物を順番におろしてようやく狭い隙間の奥に2匹の子猫を見つけて保護しました。

茶虎と黒の兄弟(姉妹?)で、生後数週間という感じです。まだ目もきちんと開いていないような雰囲気でした。それでも、見つけたときはやせ細っているわけではなかったので、まだ親がときどき授乳しているのかもしれないと思い、ダンボールの箱にペットシートや不要なタオルを敷いていれてやり、親が来てもすぐわかるようにもとの物置において様子をみることにしました。

数日たちましたが、結局親が戻ってきている様子もなく、子猫たちは衰弱していくばかりです。子猫用の粉ミルクを作って与えようとしましたが、ほとんど飲もうとしないのでなすすべがありません。

そんな状態で台風が来て、この数日の気温の低さがこたえたのか、子猫たちは虫の息になってしまいました。さっき様子をみてみたら、どうやら茶虎の子は短い命を終えてしまったようです。

子猫
黒い子はまだ小さな鳴き声をあげていたので、だめだろうなと思いつつもう一度粉ミルクを飲ませようとしてみましたが、すでに飲み込む元気すらないようです。せめて体が冷えないようにタオルでくるんであげると、タオルを抜けだして冷たくなった茶虎の子のほうに這っていき、まるで茶虎の子を暖めてあげようとしているかのように自分の体をかぶせるのです。自分が力尽きようとしているというのに、兄弟のことが心配なのか、せめて最後はいっしょにいたいと思ったのでしょうか。

ネットで猫の育児放棄を調べてみると実際そういうこともあるようで、捨てられた子猫を人間が育てることも可能ではあるようです。しかし、数時間置きに授乳や排泄の世話をする必要があるなど、まさに人間の子育て並の世話が必要だそうで、残念ながらそこまでできないというのが現実です。助けてやりたいのはやまやまですが、実際には何もできない無力な自分を思い知るだけでした。







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| 時事ネタ・ニュース | 00:31 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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フォトギャラリー: 雲ノ平 秋2

北アルプス・黒部源流部と高天原の奥にある夢ノ平で撮影した写真のギャラリーです。
掲載している写真は、2004年10月に撮影したものです。
写真をクリックすると大きなサイズの写真が表示されます。

「風景写真ギャラリー Studio Photon」にはこれ以外にも雲ノ平の写真をたくさん掲載していますので、ぜひあわせてご覧ください。


高天原の秋
高天原の秋です。


夢ノ平竜晶池1
高天原の奥にひっそりと静かな湖面をたたえている竜晶池にも秋が訪れました。


夢ノ平竜晶池2
湖畔の木々が華やかです。


黒部源流の流れ
黒部源流部の小さな流れです。


黒部源流の紅葉と鷲羽岳
紅葉したナナカマド越しに鷲羽岳を見上げます。


真っ赤な草紅葉
草紅葉も見事な色に染まります。


秋の黒部五郎岳
黒部源流の谷の奥に黒部五郎岳がどっしりとそびえていました。


秋の鷲羽岳
鷲羽岳の足元は秋が過ぎ去ろうとしていました。


秋晴れの空
透明な水のように澄み渡る紺碧の空。


湯俣川源流の秋
湯俣川源流も秋の装いです。




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| 雲ノ平 | 19:08 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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これは便利! 登山用TKストラップ: UNX-5802

登山用TKストラップUNX-5802
「山に登るのは写真を撮るため」というのが、登山の動機の多くを占めているのはすでに書いている通りですが、いまだに悩んでいることがあります。それは、撮影のためのメイン機材である一眼レフをどのように持つかということ。いまのところ、「これは!」という風景に出会ったときにだけ、バックパックから取り出して撮影しているわけですが、このスタイルだととっさのシャッターチャンスには確実に対応できません。

北アルプスの稜線歩きなどしていれば、突然雷鳥にであうこともあるし、数十メートル進むごとに撮りたい風景や動植物に出会うなんてこともあるわけで、そういうことを考えれば、せめて晴天時の稜線歩きでは一眼レフも常に使える状態にしておきたいというのが正直なところです。でも、首からぶら下げて歩くとカメラは前後に揺れてお腹をたたき続けるので、お腹も痛くなるし歩きづらくてとてもじゃないけど長時間の歩行は無理。ならばとたすき掛けにしてみると、片方の肩に重さがかかって具合が良くないのです。それにどうもSMよろしく縄で縛られているような束縛感が快感・・・いや不快感を誘発します。

お腹の部分にカメラ用の小型バッグを取り付けるという方法もありますが、カメラ店で実際にお腹の部分にあてがってみるとどうしても受け入れられないと感じてしまうのです。

そういうわけで、以前カタログで見かけたエツミのチェストハーネスというものはどうだろうかとネットで情報を探していたら、このUNの登山用TKストラップを見つけたというわけです。

<これはチェストハーネス>
チェストハーネス
チェストハーネスのいいところは、カメラをお腹にベルトで固定できるので、どんな体勢になってもカメラがぶらぶらしないということなのですが、カメラの荷重が首にかかることにかわりはなく、またお腹にベルトを巻くというのがちょっと邪魔くさいと感じます。撮影するためには、まずベルトをカメラから外さなければいけないので、2アクションになるのも、シャッターチャンスに強いと言い切れません。

その点、登山用TKストラップを使えばカメラをバックパックのショルダーベルトからぶら下げることになるので、首の荷重は完全になくなります。基本的にはぶら下げているだけなので、あっと思ったらすぐカメラを構えれば撮影できます。

登山用TKストラップ取付例2
ショルダーベルトで荷重が分散されるので、重さもほとんど感じません。登山用ストラップの長さがカメラのストラップよりもかなり短いし、肩から引っ張っていることになるので、普通に歩くレベルではカメラがぶらぶらすることもありません。ただし、ぶら下がっていることにかわりはないので、下を向くような姿勢をとると少し体から離れてしまいます。なので、岩場を登るような場合は、ソフトケースを使うなど岩にぶつけない工夫が必要になります。

登山用TKストラップ取付例1
使用方法ですが、まず登山用ストラップのボタンホック部をバックパックのショルダーベルトに付いているD環に取り付けます。

次に、バックルのついている端部をカメラのストラップに通すというだけです。

ただ、登山用TKストラップのバックルをカメラストラップの紐に通してしまうと、カメラを交換したりするときに面倒なことになります。僕の場合は、もっぱらメインではEOS5Dを使いますが、動き回る動物や望遠が必要な被写体にはEOS40Dを使うことが多いので、状況によってカメラを使い分けます。そうすると、いちいちカメラストラップをばらして登山用ストラップのバックルを取り外さなければいけなくなります。

登山用TKストラップ取付例3
そこで、金属のOリングでカメラストラップに取り付けました。こうすると、Oリングごと取り外せばいいので、カメラのストラップはばらさなくてすみます。100円ショップで売っている小型のカラビナをつかったほうがもっとラクかもしれませんが、金属製のカラビナがカメラ本体に接触すると傷がつきかねないので、現状ではOリングで様子を見ようと思います。

バックパックを下ろしたり、カメラを三脚などに取り付けるときには、登山用TKストラップのバックル部分を取り外せばいいだけです。登山用TKストラップの本体は、そのままバックパックのショルダーベルトに残ります。

登山用TKストラップのいいところは、カメラを構えたときにちょうどストラップがピンと張る様に長さを調整すると、カメラぶれを軽減してくれる効果があることです。歩いているときは息遣いも荒くなるし重い荷物で体も安定しにくいものですが、このストラップのおかげで案外カメラが安定します。

価格は、キタムラネットショップで1,859円でした。購入時は納品まで約2週間となっていましたが、実際には1週間で入荷しました。



しばらく使ってみて、少し困ったことが発生したので、バックル部分を改良しました。
その記事はこちらです。



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| 撮影用具 | 22:11 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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ソバの花が満開:蒜山高原

山陽新聞の記事によると、蒜山高原でソバの花が見ごろになっているそうです。そういえば、一昨年の今頃写真を撮りに行きました。蒜山高原のソバ畑はけっこうあちこちで見かけますが、一番手近なところは蒜山ICの近くにある道の駅のすぐ裏です。ここはソバ畑の隣にコスモス畑もあって、なかなかいいところです。道の駅の食堂でB級グルメの蒜山焼きそばも食べられますし、道の駅の向いにはそば屋さんもあって、グルメにとっても便利なところ。大山や蒜山への登山のついでに寄ってみるのもいいと思います。

写真は2009年に撮影したものです。

蒜山ソバ畑

ソバの花





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| 時事ネタ・ニュース | 00:40 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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ヘッドライト: ブラックダイヤモンド スポット

7月末の黒部五郎岳への山行直前、急に思い立って新しいヘッドライトを購入しました。というのも、とりあえず使うつもりだった8LEDの安物ヘッドライトの信頼性に一抹の不安を感じたからです。長い時間点灯しているとときどきふっと暗くなることがあったので、夜間歩行中にとつぜん壊れたりしたら洒落にならんと思ったわけです。

当初は、ホームセンターで売っているGENTOS(株式会社サンジェルマン製)というブランドのものにしようかと思っていました。というのも、買物ついでにホームセンターでちょっと見たときに、概ね2980円ぐらいのライトが100ルーメン前後の光束をもっていたからです。この明るさでこの価格なら決まりでしょう! なんて思いつつ、ホームセンターに行って詳しく見てみたところ、ん? ちょっと待てよ? 

GENTOSのヘッドライトにはいくつかモデルがありましたが、光束80ルーメン以上のものはどれも本体重量120g~135gぐらいの重さです。ヘッドライトは平日の日帰り山行でも非常用に必ず持っていく道具なので、少しでも軽いほうがいいのです。その点では、8LEDの安物ライトも不合格ですけど、500円だから仕方がない。せっかく新しくまともなものを買おうかというのに、また安物と同じぐらい重いのでは意味がありません。

それに、GENTOSのライトは明るいのはいいのですが、実用点灯時間が10時間程度とけっこう短いのです。例えば、5泊6日の山行で、夜明け前の歩行で1時間、夜の食事や読書で2時間点灯したとしたら、5日間で15時間になります。そのうえ、夜間の星景写真撮影などした日には、20時間ぐらい必要になるでしょう。実用点灯時間が10時間では短すぎます。もちろん、予備電池をもっていけばいいわけですが、電池は使い切っても軽くならないゴミなので、できるだけ数をもちたくありません。実用点灯10時間のライトで、20時間の点灯が必要なら、予備電池は予備の予備も含めて2組必要です。もしも実用点灯時間が50時間だったら、予備が1組あれば十分です。というわけで、やっぱり軽量で電池のもちがいい登山用品を探すことにしました。

ブラックダイヤモンドのスポット
さいわい好日山荘のバーゲンセール最終日にぎりぎり間に合ったので、ブラックダイヤモンドの「スポット」に決めました。スポットに決めた理由は、

軽さ(電池単4x3本込みで86g)

明るさ(光束75ルーメン)

点灯時間(75ルーメン時で50時間、4ルーメン時で200時間)

の3点に加えて、電源スイッチのロックアウト機能、遠距離/近距離の切替機能、光量の無段階増減光機能、赤色LEDモード、ストロボ発光(点滅)機能、3段階のバッテリー残量メーター搭載、IPX4の生活防水性能といった実用的な機能が豊富だったからです。

遠距離/近距離の切替機能というのは、夜間歩行なら遠距離設定、テントや小屋内では近距離設定と使い分ければ便利です。遠距離用のダブルパワーLEDとは別に、近距離用はシングルパワーLED2灯が搭載されているので、近距離用の設定にしておくと消費電力を抑えることができます。近距離設定時は、最大16ルーメンで90時間、最小4ルーメンで250時間点灯可能です。

赤色LEDモードは、山小屋で夜間や早朝にライトをつける必要がある場合に、赤色ライトならまぶしく感じないので周りに迷惑をかけるのを最小限に抑えることができます。

ストロボ発光(点滅)機能は、万一遭難した場合に役に立つ機能です。ライトの点滅発光は遭難の合図なので、山小屋や登山道がありそうな方角に向けてストロボ発光させておくと、誰かが気づいてくれる可能性があります。

これだけ豊富な機能があって軽くてコンパクトなヘッドライトですが、10%オフセールのおかげで4095円のところが3685円になりお買い得感もありました。

ところで、光束75ルーメンといわれても、実際どの程度の明るさなのかピンと来ません。そこで、8LEDの安物ヘッドライトと比較してみました。撮影場所は北ノ俣避難小屋です。人間の目はF1.0の絞りのレンズとほぼ同じ明るさと言われているので、その明るさと同等になるようにカメラを調整しました。使用したレンズは開放絞りがF2.8なので、F1.0よりも3段暗いレンズです。なので、ISOを3段高くしてISO800の設定で撮影してます。

こちらがスポット
小屋内スポット使用例

こちらが8LED
小屋内8LEDライト使用例

圧倒的な違いです。スポットはヘッドライトだけで小屋の隅々まで明るくなりますが、8LEDの安物のほうは一部分だけしか明るくなりません。


屋外での違いを見てみるために、小屋の入口から登山道を照射して撮影してみました。

こちらがスポット
屋外スポット使用例

こちらが8LED
屋外8LEDライト使用例

一番近い笹まではおよそ7~8mです。スポットはそのずっと奥、およそ30mぐらい先まで明るく照らしていますが、8LEDは目の前の笹がなんとか見えるぐらいです。もっとも、肉眼ではもう少し明るく見えていました。ちなみに、スポットは光束75ルーメンのとき、70m先まで照らすことができるとなっています。

小屋泊まりで夜間歩行はしないのなら、もっと安価で小さい光束のモデルで十分だと思いますが、夜間歩いたりする場合はやはり明るいにこしたことはありません。黒部五郎岳の山行では、荒天のため早朝や夜間に歩くことはありませんでしたが、この明るさがあれば道標やマークを見落として道迷いする可能性は低そうです。ヘッドライトを安物で済ませようというのは間違いでした。反省。



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| ギア | 20:47 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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赤い満月

13日の夕方、スッキリと晴れ渡った空を見て、十五夜のお月さんの写真を撮ろうと思いたちました。本当は伯耆大山あたりで撮りたかったのですが、さすがに夕方4時過ぎに思いたってから鳥取まで行けないので、海から昇るお月さんを狙いに瀬戸内市へ。

赤い満月1
水平線上にはガスが溜まっていたらしく、少し高いところからまんまるお月さんが赤い顔を出しました。今日撮ろうと思った理由は、日没後すぐに月の出があったからです。というのも、月の表面と風景を一緒に写真にしようとすると、空に十分な明るさが残っている状態でないと写せないからです。暗くなってからだと月と風景の輝度差が大きすぎて月の表面を出そうとすると周りが真っ暗になるし、風景をつぶさないようにしようとすると月が真っ白に飛んでしまうのです。

ということで、今日の夕方こそが数少ない満月のある風景写真を撮るチャンスだったのです。晴れてて良かったー!

赤い満月2



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| 写真ネタ・ニュース | 00:27 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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山小屋通信簿: 北ノ俣避難小屋

山小屋通信簿は、清潔さや快適さなどの一般的な項目の他に、撮影山行基地としての評価も加えた山小屋の評価です。各評価項目を5段階で審査し、合計点数の平均(端数は四捨五入)が総合評価です。

評価項目
●清潔度:小屋内の部屋や食堂、トイレ、布団など、清潔に保たれているかどうかももちろんですが、小屋周辺の状況やごみの処理なども含みます。
●快適度:小屋内で過ごす時間を快適に過ごせるかどうかです。乾燥室の場所や利用時間、自炊場所の有無と位置、談話室の有無と居心地、本や暖房などの設備をチェックします。
●ホスピタリティ:宿泊や幕営の申込み、売店の対応など従業員の応対をチェックします。
●食事のうまさ:朝食夕食だけでなく、昼食メニューなどボリュームや味をチェックします。ただし、食べたものにもよるのでかなりいい加減です。基本的にあまりグルメではないので、味については甘い評価かもしれません。
●施設充実度:宿泊客以外の登山者が利用できる設備についての項目です。小屋前のテーブル&ベンチ、無料の水場、屋外トイレ、雨をしのげるひさし付きベンチがそろっていると評価5です。1種類を1ポイントとして評価します。
●ロケーション:写真を撮るためのベースとして、立地条件などを評価します。ただし、立地条件は変更しようがないので、3以上の評価とします。

評価基準
5:非常に優れている
4:良い
3:問題ない
2:いま一歩
1:改善が必要



北ノ俣避難小屋

清潔度: 4
快適度: 3
ホスピタリティ: -
施設充実度: 3
食事のうまさ: -
ロケーション: 3
総合評価: 3.25

無人避難小屋なので他の有人小屋と比較するのもどうかと思いましたが、一応宿泊した山小屋なので評価しておきます。

北ノ俣避難小屋外観
北ノ俣避難小屋は、岐阜県神岡町打保から北ノ俣岳へ登る神岡新道の途中、北ノ俣岳と寺地山の中間に位置する無人の避難小屋です。北ノ俣岳西面に広がる草地の下部、登山道から少し下った林の中にあり、とても静かな環境に囲まれています。高床式、三角屋根の小さな小屋で、小屋の前までホースで水が引かれています。水の出はちょろちょろといった感じで、2リットル溜めるのに数分かかります。小屋の裏を下ったあたりに水場があるらしいのですが、確認はしていません。まあ、急ぐわけでもないのでホースの下にクッカーを置いて溜まるのを待つのもいいと思います。ホースの先端を低い位置に持っていけば、ホース内に溜まった水が一気に出てきますが、砂も一緒に出てくるのでおとなしく待ったほうがいいと思います。なお、この水は断水することもあるらしいので、あまりあてにしすぎないほうがいいようです。

北ノ俣避難小屋内部
内部は約10名が宿泊できるぐらいの広さです。板敷きで、ゴミも無くきれいに使われているようでした。もっとも、ピストンで登山をする宿泊者が下山時に回収するつもりでゴミ袋を残して行っており、それはどうかと思います。もちろん、きちんと袋を縛って邪魔にならない隅の柱にぶら下げてあるので、決して小屋内が汚れたり匂いが漂っているというわけではないのですが、たとえ数日後に戻ってくるとはいえ、自分の出したゴミは自分で持っていくべきだと思います。何が入っているのかわからない誰かのゴミ袋が残っているのは、決して気持ちのいいものではありません。

入口を入って正面にあるドアの向こうは小さなテラスになっていて、右手にトイレがあります。備え付けのぺーパーはありません。僕が泊まったときには小屋内に誰かが置いていった使いかけのロールが2つ置いてありましたが、常備はしていないと思います。パッと見はきれいなのですが、便器のふたを開けるとさすがに強烈な臭いとあまりきれいでない状態の便器内部が見えて、ややげんなり。まあ、公衆便所のようなものなので仕方ありません。なお、ここのトイレは自然浸透式らしいので、トイレットペーパーは絶対にトイレに落とさないようにしてください。自分で回収して処理するのがルールです。持ち歩くのが嫌なら、小屋前に焚き火跡があったのでそこで燃やして行けばいいと思いますが、くれぐれも火の始末をきちんとしてください。

小屋の設備としては、玄関前の靴箱、壁掛け時計、ホウキとちりとり、衣服などぶら下げるための針金とハンガー数個、誰かがおいていったらしいアルミ蒸着マットなどがあります。

北ノ俣避難小屋床下
小屋の床下にも非常用の宿泊場所があり、大人2名が宿泊することが可能です。もっとも、コンパネで簡単な床をつくり周りをトタン板で囲っただけの場所なので、室内というよりも半屋外といったほうがいいような状況です。雨の日は入口から水が流れ込むのか、靴を脱ぐ場所に泥が溜まっていたりします。なので、それほど快適な場所とはいえません。僕が止まったときは入口がドロドロであまり気持ちのいい状態ではなかったので、中で無理やりソロ用テントをはって寝ました。長さ2m幅1mのテントなら、ぎりぎり張ることができる広さです。ただし、他の宿泊者がいなければの話ですが。

小さな小屋ですが、トイレがあり水も小屋前まで引いてあるので、あんがい快適です。ただし、神岡新道はぬかるみが多く、決して歩きやすい道ではありません。小屋から上は侵食が進み深くえぐられた登山道となり、滑りやすく崩れやすい状態です。薬師岳や黒部五郎岳が目的なら、お金はかかりますが折立から入ったほうが楽で快適です。

撮影山行のベースとしての利用価値は、ほぼないと思います。




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| 山小屋通信簿 | 21:01 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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DVD: マークスの山

TSUTAYAで面白いDVDはないかとうろついていたら、「マークスの山」というDVDが目にとまりました。原作は高村薫の同名小説で、警察小説の最高峰と評判を呼んだ直木賞受賞作です。知っている人も多いと思いますが、マークスの山とは北岳のことで、北岳で見つかった20年前の白骨死体を発端にしたミステリードラマです。

「マークスの山」は、1995年に中井貴一主演で映画化されていて、僕も見た記憶があります。ただ、ずいぶん前のことなので、ストーリーも映像もどんなだったのかほとんど忘れていました。忘れてしまったということは、いまいちだったのかもしれません。

TSUTAYAで見つけたDVD版「マークスの山」は、映画をDVD化したものではなく、2010年秋にWOWOWが連続ドラマとして新たに制作したものでした。キャストは、主演が上川隆也で、他に石黒賢、小西真奈美 高良健吾、佐野史郎、石橋蓮司、鈴木杏樹、大杉漣、戸田菜穂、小日向文世などけっこう豪華な顔ぶれです。

ストーリーは、北岳で見つかった白骨死体の事件、20年前に北岳で起こった母子心中事件、東京で起こった連続殺人事件、そして政財界にまたがる贈収賄事件が複雑に絡み合いながら、闇の中に葬られていた20年前の忌まわしい事件が次第に明るみに出るというミステリー。ドラマは東京での捜査シーンがほとんどですが、オープニングとクライマックスで北岳(実際のロケ地は別の場所らしい)のシーンもあります。ただ、山岳シーンはほんのわずかだし、それほど本格的な登山シーンがあるわけでもないので、「岳」のような映画を期待してしまうと映像的にはがっかりします。映画版は、クライマックスではもっと山岳シーンが豊富だったような気がしますが、記憶が定かではありません。

とはいえ、ドラマとしては十分に面白く見ごたえのある内容でした。DVDは全部で3巻、全5話の構成です。WOWOWのHPにスペシャルページがあります。

DVDを見てしまうと映画ももう一度見てみたくなり、ネットで検索してみたところYouTubeで http://www.youtube.com/watch?v=ZPYKab32Adg"" target="_blank">予告編 が見つかりました。さらに、あらすじなどを詳しく書いたサイトもあったので読んでみると、どうもR指定されかねないような描写がけっこうあったみたいで、いまだにDVD化されていないのはそのせいかもしれません。とはいえ、もう1回見てみたいので、なんとかDVD化してほしいものです。





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| ヤマネタ・ニュース | 20:22 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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