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ヤマふぉと

山の自然や風景をゆったりと眺め、写真を撮るために山に登る。だから、登頂や縦走を目的とせず、好きな山域でテントを張ったり小屋に連泊して、カメラ片手にのんびりと過ごす。そんなスローな山登りを楽しんでます。相互リンクはしていませんので、リンクはご自由にどうぞ。

2011年03月 | ARCHIVE-SELECT | 2011年05月

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白馬岳大雪渓で雪崩発生

 新聞によると、29日午後4時ごろ白馬岳大雪渓の標高2000メートル付近で雪崩が発生、10人程度が巻き込まれたそうです。男性一人が死亡、2人が負傷し、残りは自力で脱出したらしいのですが、後に別の男性一人の遺体が発見され、さらに40代男性のものとみられるザックが残されているとのこと。

 当時の大雪渓は視界が悪く、スキーヤーなど総勢30人ほどいたそうですが、ほかに巻き込まれた人がいないかどうかよくわかっていないようです。

 今年は天候が不安定で、天気予報ではGW後半もぐずつくとの予報が出ていました。先日も涸沢で大規模な雪崩があり入山禁止になったばかりです。山に入られる方はくれぐれも事故に気をつけてください。


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| ヤマネタ・ニュース | 18:29 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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いまごろ北アにいるはずなのに・・・

 新しいバックパック「オスプレー イーサー85」を購入し雪上テント泊に向けて着々と準備を進めていたのに、24日に腰を痛めてしまい、シップを貼っておとなしくしているGW初日です。

 それでも昨日の朝まではほぼ完治しかかっていたのです。ところが、午後から仕事で現場に出向いて見れば、住宅会社のお姉さんが一人いるだけ。鉄筋を持ち上げて直さなければいけないところがたくさんあるというのに、配筋工の職人さんが遅れているとのこと。仕方がないのでお姉さんに手伝ってもらいながらクソ重い鉄筋を持ち上げたりしているうちに、再び腰痛再発(>_<) Oh No! 

 とりあえず、連休明けに提出予定の図面があるので月曜日までそれを仕上げつつ回復を待ち、痛みが治まれば5月2日から立山か涸沢(たぶん立山)へGo!! のつもり。

 なんだか身震いするような迫力ある山岳風景が見たいこのごろです。写真は、キレットから見上げた北穂。
kitaho.jpg





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| ヤマネタ・ニュース | 01:52 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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エツミ タイマーリモートスイッチ

 星景写真を撮るだけなら普通のレリーズケーブルで十分ですが、一定の時間をおいて連続撮影する場合はタイマー機能が必要になります。例えば、微速度撮影の動画素材(雲の動きなどを早送りのように表現したもの)とか、月の出や日の出の動きを段階的に捉えた写真などを撮影する場合、数秒ごと、もしくは数十分ごとにシャッターを切らなければなりませんが、これを手動でやるのはかなり大変です。

 最近、微速度撮影に興味が出てきて、せっかく山に行くのだから一度挑戦してみようとおもいエツミのタイマーリモートスイッチを購入しました。キタムラネットショップで8820円でした。4月20日のお昼に注文、同25日に指定店舗へ納品されました。

P1030424.jpg

P1030425.jpg

 どういう機能がついているかというと、

1.遅延タイマー: カメラにもついているタイマー機能と同じ。任意の時間が経過したらシャッターが切れるというもの。カメラのタイマーと違って、0秒~100時間*後までの設定が可能。

2.長時間露光(バルブ): シャッター速度のこと。ただし、名前の通りバルブ機能なので、1秒以下は設定できない。

3.インターバルタイマー: 露光間隔の設定機能。シャッターを切る間隔を1秒~100時間*の間で設定できる。

4.撮影回数: 露光枚数を399枚まで設定可能。

5.アラーム: 毎回の撮影3秒前からアラームが鳴るようにすることができる。
*100時間というのは、正確には99時間59分59秒です。

 詳しい説明は、エツミのHPの商品紹介ページからPDFファイルが閲覧できるので、そちらをご覧ください。

 では、昼間、雲の流れを、10秒ごとに600枚撮影したいという場合、2と4の機能では対応できないじゃないかと思ったあなたは賢い! しかし、安心ください。それができるのです。要するに、バルブ撮影の設定にしなければいいわけです。カメラの設定は何もバルブモードでないと動かないわけではありません。Avモードでもいいのです。タイマーリモートスイッチの長時間露光は0秒の設定にします。撮影回数は設定なしにします。こうするとシャッター速度はカメラ側の設定に依存しますし、撮影回数は無制限に撮影できます。ただし、600枚のカウントは自分でしなければいけません。ピントはMFにしておいたほうがいいですね。毎回AFが動いたりするとピンボケの元です。

 ついさっき、AVモードで上記のような設定で試してみましたが、問題なく撮影できました。シャッター速度は1/30秒になっていましたが、露出は若干ぶれていました。やはり、マニュアルモードでF値とシャッター速度を固定しておいたほうがよさそうです。また、リモートスイッチの電源をOFFにすると設定内容がリセットされてしまうので、同じ設定で場所を移動して撮影する場合は電源はそのままにしておいたほうがいいようです。

 エツミのタイマーリモートスイッチは純正品よりも4000円ほど安いのですが、110mm×45mm×22mmとやや大きいのが玉に瑕です。また、メーカーと機種によって対応モデルが異なっているので、購入時に間違わないように注意してください。

 余談ですが、電池蓋がやたら固くて開かなかったので、滑り止め布をあてがってやっと開くことができました。また、同じものがJJCというところからさらに安価で販売されているようです。


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| 撮影用具 | 17:23 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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山小屋通信簿: 鏡平山荘

山小屋通信簿は、清潔さや快適さなどの一般的な項目の他に、ヤマふぉと派の観点から撮影山行基地としての評価も加えた山小屋の評価です。各評価項目を5段階で審査し、合計点数の平均(端数は四捨五入)が総合評価です。

評価項目
●清潔度:小屋内の部屋や食堂、トイレ、布団など、清潔に保たれているかどうかももちろんですが、小屋周辺の状況やごみの処理なども含みます。
●快適度:小屋内で過ごす時間を快適に過ごせるかどうかです。乾燥室の場所や利用時間、自炊場所の有無と位置、談話室の有無と居心地、本や暖房などの設備をチェックします。
●ホスピタリティ:宿泊や幕営の申込み、売店の対応など従業員の応対をチェックします。
●食事のうまさ:朝食夕食だけでなく、昼食メニューなどボリュームや味をチェックします。ただし、食べたものにもよるのでかなりいい加減です。基本的にあまりグルメではないので、味については甘い評価かもしれません。
●施設充実度:宿泊客以外の登山者が利用できる設備についての項目です。小屋前のテーブル&ベンチ、無料の水場、屋外トイレ、雨をしのげるひさし付きベンチがそろっていると評価5です。1種類を1ポイントとして評価します。
●ロケーション:写真を撮るためのベースとして、立地条件などを評価します。ただし、立地条件は変更しようがないので、3以上の評価とします。

評価基準
5:非常に優れている
4:良い
3:問題ない
2:いま一歩
1:改善が必要

鏡平山荘1


鏡平山荘
清潔度:5
快適度:4
ホスピタリティ:4
施設充実度:3
食事のうまさ:4
ロケーション:3
総合評価:3.8

鏡平山荘2

 鏡平山荘は小屋前に木製の広いテラスがあり、晴れた日に休憩するには最高です。ただし、炎天下や雨天時に日差しや雨をよける場所がありません。小屋の玄関前にわずかな軒先がありますが、休憩場所として使えるわけではないので、そこが残念なところです。

 登山者用トイレは、山荘棟と別棟の間を入って山荘棟の裏に回ったところにあります。男性小用と個室が各1室しかないので、団体登山やそれらとかちあったときは大変です。

 水は、売店窓口前に蛇口があり、1リットル100円になります。池があったりして水が豊富に思いますが、無料の水場はありません。鏡平から先も双六小屋まで水場はないので、夏場であれば新穂高から登ってくる途中のシシウドヶ原ベンチ近くの登山道脇に流水があるので、そこで補給しておいたほうがいいでしょう。ただし、秋は枯れているので、あてにしないほうがいいです。

 室内はきれいで快適ですが、乾燥室と自炊場所が屋外にあり、使い勝手はいまいちです。もっとも、自炊場所は屋根があり専用の流しもあって吹きさらしではないので、屋外であるという以外はかなりましです。屋外トイレのまん前というのがちょっと残念です。屋内トイレはちょっと記憶があやふやですが、確か男女兼用だったと思います。

 食堂が休憩場所をかねています。フローリングの床に座布団だけなので、畳部屋と比較するとややくつろぎにくい感じです。部屋の奥に本棚があり書籍や漫画がありますが、もっと入り口近くにあれば利用しやすいと感じます。従業員の応対や食事については良い感じです。玄関先にインターネットの天気予報画面を出してくれているのがグッド!

 日帰りであちこち足を伸ばせるような場所ではないので撮影基地には向いていませんが、槍ヶ岳と穂高連峰を東に望み、鏡池越しに見る山並みは他にはない美しさです。朝は逆光になるので、午後がおすすめ。晴れた夜なら、槍穂高の星景写真もいいと思います。
鏡平山荘3


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| 山小屋通信簿 | 12:49 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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好日山荘にアルファ米の在庫なし

 好日山荘に買物に行くと、なんとアルファ米はまったく在庫なしでした。震災の影響はこういうところにも出ていて、いつ入荷するのかもわかりません。GWに山に登る予定の人は、お店に確認するとか、在庫のあるネット通販を利用するなどして早めに手を打っておかないと、直前になって食料の調達ができないという可能性があります。まあ、生米を持っていくか、パンやパスタで代用すればいいだけですけどね。

 ところで、今日の目的はアルファ米ではなくて、前々から考えていた大型バックパックの購入です。いくつか候補はあったのですが、パック自体が軽量であること、フロントアクセスが可能であること(カメラの出し入れのため)、価格が安いこと、冬山用にスノーシューの取り付けがしやすいことなどを条件に絞り込んだ結果、オスプレーのイーサー85に決めていました。
OS50066P_color.jpg

 店頭にはイーサー70までしかなくて、店員さんに85は置いていないのかと聞いたところ、取り寄せ可能とのことでした。とりあえず70でオモリを入れて試してみた結果、背負った感じもフィット感があり、腰でしっかり支えるようになっていたので、取り寄せをお願いして帰ってきました。カラーは青(ダスク)にしようかと思いましたが、あまりにも地味でくすんだ青だったので、緑(ツンドラ)に決めました。

 10%オフが適用になるかどうかちょっと心配でしたが、取り寄せ伝票に10%オフと明記してもらったので一安心です。早ければ土曜日には届くだろうとのことで、GWには余裕で間に合いそうです。


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| ヤマネタ・ニュース | 20:59 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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星景写真のためのその6 ソフトフィルター

「星景写真のためのその5」はこちら。

 星景写真でソフトフィルターを使うかどうかは好みの問題ですが、ソフト効果の弱いフィルターを使うと明るい星だけにじみが目立つので、星の明るさにメリハリがでてファンタジックな雰囲気になるとか、星座がわかりやすくなるというメリットがあります。フィルターをつけた場合とつけない場合で、どの程度の違いがあるか比較してみます。

フィルターなし(写真クリックで拡大)
フィルターなし


フィルターあり(ケンコーPRO1DプロソフトンAW)(写真クリックで拡大)
フィルターあり


 2枚を比較すると、フィルターなしの写真は暗い星も比較的くっきり写っていますが、明るい星との差別化がいまいちです。フィルターありのほうが明るい星がややにじんで大きく見える一方で暗い星が若干見にくく、星の明暗差が誇張されています。見た目の雰囲気や星空らしさという意味では、フィルターありのほうが好ましいと感じます。ところが、桜の描写を見ると印象は逆です。フィルターなしはシャープに写っているのに対して、フィルターありはどこなとくピンボケっぽい雰囲気です。フィルターのソフト効果で花びらのディテールがつぶれてしまったためだと思われます。

 そうしてみると、星景写真では地上の被写体にどういうものをもってくるか、その被写体が主体なのかどうかで、フィルターを使うかどうかを決めたほうがよさそうです。上の写真の場合はあくまでも桜の木が主体であり、星空の下で咲き誇る桜の巨樹の写真として撮影したので、桜がシャープなほうがいいわけです。逆に星空が主体であり、地上の被写体はシルエットでいいとか、ディテールの描写は必要ない場合は、フィルターをつけて星空をファンタジックに表現したいところです。

 フィルターメーカーとしては、ケンコー、ハクバ、マルミの三社がメジャーなところですが、マルミの製品は使わないほうがいいです。最初、ソフトフィルターの効果なんてどこでも同じだと思って一番価格の安かったマルミのシルキーソフトAを購入してみたところ、光のにじみ方が棒状になってびっくり!(下の写真)

 マルミ光機に問い合わせてみたところ、たしかにそのような現象が起こることを確認したとの返答がありました。これは指摘されるまで把握していなかったそうです。マルミからは、代替品として同じシルキーソフトAの別ロット、ファンタジーとディフュージョンという別製品を送るからそれで試してほしいとの連絡がありました。ファンタジーは2枚送るから、2枚重ねで光のにじみがクロスするように使ってみてはどうかとの提案もありました。送られてきたフィルターを試してみた結果が下の写真です。

フィルターなし(写真クリックで拡大)
フィルターなし

シルキーA(新しく送られてきたもの)(写真クリックで拡大)
シルキーA

ファンタジー 1枚(写真クリックで拡大)
ファンタジー1枚

ファンタジー 2枚重ね(写真クリックで拡大)
ファンタジー2枚重ね

ディフュージョン(写真クリックで拡大)
ディフュージョン


 新しいシルキーAも購入したものも大差なしでしたし、ファンタジーはひどすぎました。ディフュージョンは棒状のにじみこそ出ないものの、なんだかメリハリのないピンボケのような感じでNGでした。結果的に、どれも使い物にならないと感じました。撮影した写真データとともにコメントを書いて送り、発売前に商品テストはしていないのか、それともこれがマルミの考えるソフトフィルターの性能なのかと尋ねたところ、光点に対する商品テストはしていないとのことでした。交渉の結果返品に対応してもらうことができたので、ネットで調べて芯を残しつつ綺麗に丸く光がにじむケンコーのプロソフトンAに買い換えました。

 マルミからは、光点を撮ると棒状のにじみが出るとの注意書きをホームページ等に記載するとのコメントをもらいましたが、半年近くたったいまでもそのような注意書きは追加されておらず、会社としての姿勢に疑問を感じます。メールでのやり取りや代替品の提供、返品受付などクレームに対する対応は良かっただけに、その点は残念です。

 ということで、星景写真で使うソフトフィルターは、ハクバ製品は使ったことがないのでわかりませんが、ケンコーPRO1D プロソフトンAは間違いなく綺麗に丸くにじみが出るのでおすすめです。







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| 撮影用具 | 15:00 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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大山環状道路開通(鍵掛峠~桝水高原)

大山町役場の情報によると、主要地方道倉吉江府溝口線(元大山環状道路)の大山町大山(鍵掛峠)~伯耆町桝水高原間が、平成23年4月14日正午から全面通行止めが解除されたそうです。

立山黒部アルペンルートとはいきませんが、まだしばらくは道路側面に1~2mの雪壁がみられそうです。

なお、主要地方道赤碕大山線の大山町香取~大山町大山は、平成23年4月7日午後5時から全面通行止めが解除されているとのことです。


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| ヤマネタ・ニュース | 01:01 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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強風のナイフリッジ:烏ヶ山(からすがせん)

2011年4月5日 鳥取県江府町 烏ヶ山(標高1448m)日帰り山行

 前日の大山登山の疲れが残り、足も筋肉痛で力が入らない状態で見ていた天気予報。4月だというのに、かなり冷え込むとのこと。”そうか、お山は寒いだろうな” ”雪も締まって歩きやすそうだ” ”霧氷なんかできちゃうかも” ”そういえば大山から見た烏ヶ山には霧氷がついていたっけ” ”烏ヶ山は一度登ってみたい山だし”・・・・「そうだ! 烏ヶ山に行こう!!」

 というわけで、疲れも筋肉痛も残ったまま、大山登山の2日後に烏ヶ山の麓に立っていたのでした。

登山口
 霧氷が見たいということもあり、到着したのは早朝午前6時5分。最短距離で登れる鏡ヶ成キャンプ場前の登山口から登るつもりでしたが、道路脇には雪の壁が残っていて駐車スペースがなく、少し下ったところにあった駐車スペースから直接登ることにしました。踏み跡もついていたので、同じようにここに車を停めて登った人もいたようです。雪質を確かめると、けっこうしまっていてスノーシューよりもクランポンのほうがよさそうです。

朝日を浴びる烏ヶ山
 クランポンを装着して6時8分に出発すると、ちょうど朝日が烏ヶ山の山頂部を赤く染めはじめました。

朝日差す森
 平坦な森の中を歩いていると、木々の隙間から朝日が差し込み始めました。考えてみると、冬木立の中で朝日を見るのは初めてのことです。木々の陰と雪面を赤く染める朝日のコントラストがなかなかいい感じです。それにしても、視界のよくない平坦な森の中は、ともすれば方向感覚を失います。わずかな傾斜と時折見える烏ヶ山の山頂で進行方向を見定めながら進んでいきますが、いったいどの辺りにいるのかまったく見当がつきません。そもそも出発地点が本来の登山口よりもだいぶ南にずれているので、取り付く尾根も違います。とりあえず上へ上へと登っていけば、いずれ登山道のある尾根に合流することだけは明らかなので、尾根が出てくるまではスキーのトレースをたどって進みました。

傾斜のきつくなる尾根
 やがて尾根が見えてくると、登山道のある北西へ向かう尾根をたどって登っていきました。次第に斜度がきつくなり、風も出てきました。雪面には、のこぎりの歯のような不思議な溝がたくさんできています。エビの尻尾のようでもあり、小型の雪庇のようでもあり、成因がはっきりしませんが、おそらく風のいたずらでしょう。

狭く高くなる尾根
 やがて標高も高くなり、尾根の幅も狭くなってきました。烏ヶ山の頂上もかなり近くみえるようになっています。期待していた霧氷は影も形もありません。風が強く、耳が痛くなってきました。

広い尾根
 午前7時、標高1195m地点まで来ると、急傾斜のため直登するのが厳しくなってきたので、トラバースして広い尾根に出ました。頭上には真っ青な空が広がり、開放感は抜群です。しかし、風がますます強くなってきました。もはや、フードなしでは耳が凍傷になりそうなほどです。ハードシェルのフードをしっかりかぶって、尾根の広さを利用してジグザグに登りながら上を目指します。

広くて急な斜面
 やがてブナ林がまばらになり、広くて急な斜面に出ました。登ってきた尾根はこの斜面の左手になるのですが、少し上の雪面に亀裂が入っているが見えました。まだ気温が低いので雪崩の心配はなさそうですが、あまり気分がよくないので斜面をトラバースして反対側の尾根に移動しました。右手の尾根に取り付いてみると、スキーの跡や踏み跡がありました。地図とGPSで位置を確認してみると、どうやら夏道が通っている尾根に合流したようです。

頂上直下の尾根
 トレースのある尾根を登りきると、山頂に直接つながる尾根に出ました。少し先にこぶのようなものすごい急傾斜の壁があり、そのはるか上に南峰の山頂が見えています。

鏡ヶ成方面
 振り返ると、広大なブナ林の向こうに鏡ヶ成スキー場と擬宝珠山・象山、さらに蒜山へと続く山並みがきれいに見えていました。

急傾斜の壁
 狭い尾根をつめて壁の前まできました。斜度はありますが左右は切り立った崖ではないし、木があるのでそれほど恐怖感は感じません。ただ、スリップして下に落ちることだけに注意すれば大丈夫そうです。壁の手前にある低木の脇にちょっとしたスペースがあったので、ストックとスノーシューをデポして少しでも軽量化を図ります。そして、アックスを右手に壁に挑戦です。

壁の斜度
 横を見ると、壁の斜度がよくわかります。これは取り付き部での写真なので、実際の壁の斜度はもう少し急でした。途中、ロープが設置してある部分もありましたが、アックスを併用しながらなんとか壁を登りきりました。

壁の上の尾根
 壁の上に出ると傾斜は少し緩やかになり、雪もしっかりついています。このまま山頂へ続いているのかと思いきや・・・

強風のナイフリッジ
 ゲゲゲッ\(◎o◎)/! 恐ろしげなナイフリッジの出現です。左手はすっぱりと切れ落ちた崖のようですが、とても確かめに行く気にはなれません。風はますます強く、休むことなくうなりをあげています。立って歩けないというほどではないにしても、ときどきバランスを崩すほどの強さで吹き付けてきます。

ピーク
 ナイフリッジの上のほうを観察してみると、低木の根が盛り上がった上に雪が載っているところもあります。幅はせいぜい60cmという雰囲気です。踏み抜くことなく歩けるのでしょうか。

ピーク直下
 ナイフリッジを登りきった先は、どうやらあの岩壁をよじ登らなければいけないようです。

新小屋峠ルートの尾根
 右手ははるか下まで続く谷。滑落してもなんとか命だけは助かりそうな雰囲気ですが、立ち木に激突したらどうなるかわかりません。それでも左側の崖に転落するよりはましですが。強風の中、少しだけナイフリッジに踏み出してみましたが、北風に押されて南側、すなわち崖側にふらつきます。”やーめた”。即刻撤退決定です。GPSの標高は1399mを示していました。目の前にある南峰の標高が1430mほどなのであと少しのところでしたが、状況と自分の技量をかんがみるとここで撤退が正解でしょう。右手に見える尾根を通る新小屋峠からの登山道のほうが登りやすかったかもしれません。

 撤退を決めたものの、時間はまだ午前8時15分。こんなに早く下山するのはあまりにももったいないという気持ちもふつふつ。そうはいっても、強風吹きすさぶ尾根上でお茶をする気にもなれないし、時間がたてば雪も緩んできます。ひとしきり景色を楽しんだ後、下りはじめました。

壁の上から
 急斜面の壁の上まで戻ってくると、斜面が急すぎて下が見えません。これはこれでかなり恐ろしい状況です。前を向いて降りられるはずもなく、後ろ向きで足元を確かめながら一歩ずつ下りました。

尾根を下る
 デポしておいたストックとスノーシューを回収して、いざ下山です。時々踏み抜くようになってきた尾根を慎重に下ります。亀裂を見つけて登るのを避けた尾根を駆け下りるようにして通過し、あっというまに平坦な森まで降りてきました。

迷いそうな森
 ところが、朝自分が歩いた足跡が残っていません。雪が固かったうえにクランポンをつけていたので、靴底の跡が残っていないのです。わずかに残っていたであろうクランポンの爪の跡などは緩んだ雪とともに消えていました。唯一、たどってきたスキーのトレースがわずかに見え隠れしていたので、見失わないようにそのトレースを再びたどります。しかし、次第に判然としなくなりました。地図と磁石・GPSもあるので迷って遭難するということはないにしても、やはりまっすぐ車へ戻りたいところです。困ったなと思って雪面をよく見ると、ストックで突き刺した穴が一定の間隔で続いているのが見つかりました。天の助けとばかり、小さな穴を探しながら森の中を歩きます。

登山口に到着
 9時41分、どこに道路があるのかすらわからないような雪原を歩き続けてやっと、やっと車が見えたときには正直ほっとしました。ピストン山行の場合、せっかくGPSロガーを持っていても登りにウェイポイントを登録しておかなければ、下山時に活用できないというのが今回の反省点です。やはり、出発点と途中何点かでウェイポイントを登録しておかないと、宝の持ち腐れです。ガスでなくても目印のない森の中では迷いやすいと実感しました。

烏ヶ山を振り返る
 雲ひとつない青空に、烏ヶ山のピークがくっきりと見えていました。自分が撤退した場所もよく見えます。I will be back! (^o^)丿

karasugasen_map.jpg


■山行データ

途中撤退につきデータなし。

<登山道情報>
夏道をたどっていないのでなんともいえませんが、烏ヶ山の麓に広がる森の中は目印になるものがなく迷いやすいと感じます。往復とも同じルートを歩く場合は、GPSを持っているのであればウェイポイントを登録しながら歩いたほうが安心です。GPSを持たないのであれば、テープなど目印になるものを用意しておいたほうがいいでしょう。ただし、帰り道で回収するのを忘れないように。
 


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| 2011年4月 烏ヶ山 | 21:19 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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好日山荘セール情報

好日山荘なんば店オープン協賛セールのDMが届きました。全国一斉なのか一部地域のみなのかわかりませんが、セール期間は2011年4月15日(金)から24日(日)までです。

セールの内容は、通常販売価格よりレジにて10%オフ+通常ポイント進呈だそうです。ただし、特価品及び書籍・DVD・その他一部メーカー品は対象外となります。

通常ポイントって何?という感じですが、10%オフのうえに通常販売価格分のポイント3%がもらえるということですかねえ。1万円の買物をすると、通常ポイント3%の300ポイントがもらえて支払いは9000円ということなんでしょうか。それとも、単にいつもどおりポイントもつくよということで、10%オフで支払い金額の3%のポイントがつきますということなのか、いまいちはっきりしません。が、山道具は価格が高いので、とりあえず10%オフだけでも助かります。


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| ヤマネタ・ニュース | 19:29 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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冬の名残:伯耆大山 vol 2

2011年4月3日 鳥取県大山町 伯耆大山・弥山(標高1709.4m)日帰り山行

vol 1はこちらをご覧ください。


木道
 頂上台地は一面の雪原でしたが、木道は一部露出しているところもありました。クランポンを履いたまま木道を歩いていく登山者もいましたが、当然木道の表面はかなり傷んでいました。こうなると木道の補修もかなり頻繁に行う必要がありそうです。雪の下にあるキャラボクなどの植生保護のために木道を歩くほうがいいのかどうかわかりませんが、まだ雪が十分あるうちはクランポンを装着している場合は木道を歩かないようにしてもいいのではないかと思います。そのあたり、どうなんでしょうか。

小屋入口
 11時25分、山頂避難小屋前に到着です。1階入口が掘り出されており、出入りできるようになっていました。

弓ヶ浜
 小屋前から振り返ると、まだ雪庇の残る9合目付近の尾根の向こうに、弓ヶ浜のカーブが見えていました。相変わらずいまいちすっきりしない天気ですが、雲はなくなっており、頭上には青空が広がっていました。

元谷
 元谷方面を見下ろすと、まだまだたっぷりと雪が残っています。

食事材料
 お昼には少し早いのですが、混むと嫌なので先に食事にすることにしました。先日の毛無山用に買ったパックご飯が残っていたので、またまたパックご飯のメニューです。レトルトパックは重いので、今回は「ちょっと雑炊」の素で簡単につくります。

食事完成
 雑炊だけでは寂しいので、ゆで卵を入れて出来上がりです。ゆで卵は半熟状態でもってきましたが、ビニール袋に入れてザックの一番上のダウンジャケットとの隙間にそのまま入れておいただけでしたが、つぶれることもなく持ってくることができました。卵を割って、半熟の黄身といっしょに雑炊をたべるとめちゃうまでした。

寒暖計
 食事を終えて小屋を出るときに入口前にあった寒暖計を見ると、気温は-4度でした。自分がショルダーベルトにぶら下げている寒暖計は、登ってくるときには+4度だったのに、ずいぶん違うものです。まあ、日向と日陰の違いなのでしょう。

剣が峰
 弥山山頂から三角点まで行き、剣が峰へのルートを見てみると、雪もしまっていてなんだか行けそうな雰囲気です。トレースも残っていました。どこまでいけるかわかりませんが、とりあえずいけるところまで行ってみることにしました。

 ストックをアックスに持ちかえて三角点から下り始めてすぐ、土が一部露出し始めた部分の横を下っていると、雪を踏み抜いてしまいました。見た目よりも雪は緩んでいるようです。脚を引き抜いてその穴を見みると、穴の中は空洞になっていて真っ暗です。地熱で地面に接している底のほうが先に融けて、上だけブリッジ状に残っているのかもしれません。ナイフリッジを渡っているときに踏み抜いたりしたら洒落にならないと思い、おとなしく引き返すことにしました。

烏ヶ山
 三角点までもどって烏ヶ山のほうを眺めていると、頂上付近の木々が白くなっているのが見えました。どうやら霧氷がついているようです。大山の夏道沿いにはなかったのに、なぜあっちだけ? 朝、烏ヶ山登山もちらっと考えたりしただけに、けっこうくやしい気分です。

鍵掛峠
 鍵掛峠方面です。大山環状道路はようやく鍵掛峠まで開通したところですが、鍵掛峠-桝水原間はまだ通行止めのままです。とはいえ、除雪はけっこう進んでいるようで、三の沢手前あたりの道路は、アスファルトが見えていました。この分なら4月半ばには開通するかもしれません。

造花
 12時45分、下山開始です。頂上台地の終わるあたりにある柵の杭に造花が2本飾られていました。

無念
 隣には「無念」と書かれた石が・・・ ここで遭難があったということなのでしょうか。こんなぽかぽか陽気の日にはこんなところで遭難なんてと感じますが、厳冬期の悪天下では3000m級の山岳に匹敵すると言われている厳しい山です。鳥取県警の遭難情報によると、平成21年12月、夏山登山道で吹雪による悪天候で70代の男性が死亡されていますが、もしかしたらその方の遭難場所なのかもしれません。ご冥福をお祈りいたします。

 頂上台地から急斜面の登山道にさしかかると、途端に油断できない状況に変わります。雪がそれほどやわらかくないので、かかとからまっすぐ脚を下ろすという歩き方ができず、いわゆるフラットフッティングという歩き方で下っていると、足に力が入りすぎてあっというまに足がふらふらになりました。八合目あたりになるとすでに足が上がらないほどで、クランポンの爪を雪面に引っ掛けて転びそうになること数回。ストックを使っていればもっと楽なのでしょうが、万一のことを考えるとアックスを持っているほうが安心です。しかし、アックスでは支えにならないので足だけで踏ん張らざるを得ず、6合目に降りてきたころにはすっかりふらふらでした。時間がかかっても横歩きで降りたほうがよかったかも。下山時に転倒滑落事故が多いというのも納得です。

 途中でストックに持ち替えて、重い脚を引きずるようにして14時30分に駐車場に戻ってきました。4月になって駐車場は無料になったらしく、料金徴収小屋は無人でした。1000円助かりました。

大山寺橋から
 大山寺橋から見上げる大山は、雪こそかぶっているものの、優しい春山の表情になりつつあるように見えます。1ヶ月もすれば新緑に包まれた姿を見せてくれることでしょう。

daisen_map.jpg
 今回は夏道の往復なのでGPSのトレースマップは不要だとは思いますが、せっかくなので掲載しておきます。頂上でうろうろしているように見えるのは、小屋の中に入ってしまったためGPSがおかしくなったせいです。


■山行データ
<往路所要時間> 3時間15分
駐車場8:10→五合目9:49→八合目11:02→山頂避難小屋11:25

<復路所要時間> 1時間45分
三角点12:45→駐車場14:30

<登山道情報>
このときはまだたっぷりの雪が残っていました。朝はかなり雪面が固くなっているので、クランポンがあったほうが安心です。好天であっても山頂部で風があると体感温度はかなり低くなりますから、まだ冬山用のジャケットが必要です。



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| 2011年4月 伯耆大山 | 17:49 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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冬の名残:伯耆大山 vol 1

2011年4月3日 鳥取県大山町 伯耆大山・弥山(標高1709.4m)日帰り山行

 4月に入ったというのに再び冷え込みが厳しくなった最初の日曜日。3月30日には積雪もあったとの情報をネットで見つけ、雪も締まっているだろうから伯耆大山の宝珠越ルートで剣が峰に挑戦してみることにしました。

 3日の午前3時、車を出そうとしてまずいことに気がつきました。なんとブレーキランプが点灯しません。左右同時にバルブ切れなんてありえないと思い確認してみると、やはり問題なさそうです。それならヒューズ切れだろうと確認してみるも、やはり問題なしです。走行に支障はないにしても、追突の危険性があります。それにしてもいつから切れていたのか。最近、夜に乗っていなかったので、もしかしたら結構前からだったのかも。出がけにこういうことがおきるのはよくないことの前触れのような気もして、出かけるべきかやめるべきか悩んでみたものの、それほど交通量が多い道でもないし、後に車が来たら急ブレーキを踏まないように注意することにして出発しました。

 南光河原駐車場についたのは、午前6時30分です。天気予報は午後から晴れるとのことで、大山には雲がかかっていました。早くから登ってもどうせガスの中だし、睡眠不足で眠気が出てきたので、少し仮眠をとりました。1時間ほど眠ってから空を見ると、やっぱりすっきりしません。ガスの中の剣が峰アタックはやばそうだし、朝のこともあるので、今回はおとなしく夏道ルートで登ることにしました。

駐車場
 8時10分に駐車場を出発。

登山口
 登山道入口からまだ雪がたっぷり残っています。

一合目
 2月に来た時はすっかり雪に埋もれていた1合目の道標も、しっかり文字が読める状態です。さすがに積雪量はだいぶへったようです。雪はしっかりと締まっており、つぼ足でもほとんど潜ることはありませんでした。

二合目
 8時47分、二合目に着きました。このあたりから雪の締まり具合がさらに増して、ほとんど凍結路面の状態です。すでにクランポンを装着してもよさそうな雰囲気ですが、それほど傾斜はきつくないし、滑って歩きにくいというほどでもないので、もう少し先まで進んでみることにしました。

折れた枝
 登山道には雪の重みで折れたらしい木の枝がたくさん横たわっていました。先月まではこうした枝も雪が覆い隠していたのでしょう。

三合目付近
 3合目あたりから傾斜が急にきつくなり滑りやすくなってきたので、ちょっと平坦な場所を見つけてクランポンを装着しました。

五合目
 9時49分、五合目に到着です。空には相変わらず雲が垂れ込め、ユートピア小屋のあたりから上はガスの中です。

山ノ神
 五合目にある山の神様も雪が取り払われて顔を出していました。

雪面の亀裂
 北壁下部の雪面を見ると、大きな亀裂ができていました。これから気温が上がってくると、雪崩れるかもしれません。

六合目付近
 五合目で休憩しているとき、単独行の男性が元谷方面からスキーで登行してきました。彼は登山道をそのまま登って行こうとしましたが、さすがに傾斜がきつい上に雪面が固くて大変だったらしく、板をはずすとザックにくくりつけて徒歩で登りはじめました。しかもスキーブーツのままで! まあ、つま先が折れ曲がるタイプのブーツだったので、いわゆるアルペンのブーツに比べればかなりましですが、こちらは登山靴に10本爪クランポン、あちらはスキーブーツといういでたちで同じ道を登っていくのですから、おかしなものです。

北壁
 五合目を出発し、樹林がそろそろ切れるところで北壁を眺めると、山頂部にまとわりついていたガスはかなり少なくなり、北壁がクリアに見えるようになってきました。ユートピア方面から剣が峰へと続く尾根もかなりはっきりと見えるようになり、これならあちらに行ってみても良かったかもと、少し後悔の思いも。まあ、出がけによくないことがあったことを考えると、今日は安全優先に徹したほうがいいと思うことにしました。

七合目付近
 6合目避難小屋が雪に埋もれていたらしくて発見できなかったためどの辺りにいるのかよくわかりませんが、ブナの森林限界を超えて吹きさらしの尾根に入ると、雪面はかなりかちかちの状態です。とはいえ、クランポンの爪は心地よくさくさくと雪面を捉えるので、滑る心配はありません。

石かご
 途中、石かごが露出しているところもあり、雪が少なくなっていることを実感しました。

八合目
 八合目には11時2分に着きました。

別山
 別山の岩壁はすっかり雪が落ちて、黒々としたエッジがその存在を主張しています。

頂上台地
 急傾斜の登りが終わり、頂上台地の一端に立つと、広大な雪原が広がっていました。日当たりのいい頂上台地ですが、わずかにキャラボクの群生などが見えているところがあるものの地面の露出はみあたらず、たっぷりの積雪があるようです。風もいっそう冷たさを増してきました。ここにはまだ冬の名残が濃厚です。

vol 2に続く



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| 2011年4月 伯耆大山 | 11:31 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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青空に映える雪の華を求めて:毛無山 vol 2

2011年3月27日 岡山県新庄村 毛無山(標高1218m)日帰り山行

vol 1はこちら


自分撮り
 エネルギー補給と防寒対策を終えて、再び毛無山山頂に向けて出発です。と、どうせなので自分撮りも一発かましておきます。わざわざ重い三脚を持ってこなくても、ゴリラポッドとストックで三脚がわりになるので単独行の記念撮影にはもってこいの組み合わせです。ただし、雪がなくなるとストックが自立しなくなるので、そうなったらどうするかを考えておく必要があります。

カタクリ広場
 11時15分、カタクリ広場の分岐に着きました。ここは鳥取側からの登山道が合流する地点で、毛無山まであと600mです。雪が融けると可憐なカタクリの花が群生する場所らしいのですが、今はまだたっぷりの積雪に覆われています。この雪の下でカタクリの芽が春を待ちわびていることでしょう。

突き出した雪庇
 カタクリ広場のすぐ先には、稜線から水平に突きだした雪庇があり、その向こうに毛無山のピークが見えています。ここまでくればあと少しといった雰囲気です。

山頂下
 ところが、ここからの尾根がなかなか曲者です。雪庇はさらに大きくなり、尾根は狭く雪面の傾斜もきつくなるうえに、木や岩が稜線上に立ちふさがって急傾斜の斜面を迂回しなければならない場所もあり歩きにくいことこの上なしです。雪も固かったり軟らかかったりで安定しません。稜線上の障害物を迂回するために北側斜面をトラバースすると、下が笹原なので雪が崩れたりして、けっこう冷や冷やでした。下るにしろ登るにしろ、毛無山から白馬山への稜線に入るときは注意が必要です。

九合目
 11時44分、九合目の道標を見つけました。夏道で言えば小屋のあたりまで登ってきたことになります。とすると、山頂までは残り10分ほどのはずです。

山頂直下
 疲れた体に鞭打って傾斜のきつい雪面を登っていくと、ブナの森が切れました。あの木の上が山頂のようです。

山頂
 12:00ちょうどに毛無山山頂に着きました。誰かのトレースが残っているかと思ったら、動物の足跡があるだけでした。こんな好天の日曜日に誰も登ってきていないなんて、人気の山にしては珍しいことです。2月に来たときも天候がよくなかったので独り占め状態でしたが、今回もまた独り占めです。うれしいような、寂しいような、ちょっと複雑な気分です。

大山の眺望
 少し前まで雲に隠れていた伯耆大山も、毛無山山頂に着くと同じタイミングで姿を見せてくれました。

蒜山の眺望
 目を東方に転じると、蒜山三座も姿を見せてくれています。初めて毛無山に登ったときは雨で展望はなしでした。2回目の先月も雪とガスで展望はなし。今回、三度目の正直でやっとすばらしい景色を見ることができました。しかも、青空に映える雪の華のおまけ付です。

たどってきた尾根
 蒜山三座の手前には、たどってきた稜線が続いてます。こうしてみるとそこそこ長い稜線です。なかなか歩き応えのある尾根でした。しかし、あの尾根は登るより下るほうがはるかに楽だと思います。今回はあまり休憩をとっていなかったこともあって、結構疲れました。おまけにまた左ひざも痛くなってしまい、タフな山行になってしまいました。

ランチ材料
 誰もいない山頂で、ランチタイムです。今回は、いつもの手抜きラーメンランチをやめて、インスタントですがちょっとひねってみました。岡山人にはなじみの深いディスカウントスーパーディオのパックご飯(3個で198円)と、ミートドリアのレトルトパック(80円ぐらい)、とろけるチーズ2枚が材料です。ミートドリアを使ったリゾットを作ってみることにしたわけです。つくり方はいたって簡単です。適量のお湯を沸かしたらパックご飯をいれて煮込みます。けっこうかちかちなので、かき混ぜながらほぐします。ご飯が軟らかくなってきたところでミートドリアを加え、弱火で少し煮込みます。全体に火が通ったらとろけるチーズを細切れにちぎって入れ、チーズがとろりとなったら出来上がりです。

ランチ
 ぶっつけ本番のいきあたりばったりで作った、「デミグラスソース仕立て チーズ入りミートソース味のリゾット」の完成です。味のほうは、グッド!でした。体も温まるし、ボリュームもしっかりです。難点は、後片付けがちょっとめんどうなこと。クッカーについたソースやチーズは冷え切らないうちにスプーンで丁寧にこそげとってやらないと、冷えてしまうと油分が固まってティッシュでふき取りにくくなります。余談ですがバーナーの風除けは、100円ショップで材料を買って自作したものです。コストは400円でした。材料は板切れ4枚とアルミテープです。

下山
 食後に紅茶を楽しんだ後、13時12分に下山開始です。相変わらず誰も登ってこないので、下山ルートもまっさらな新雪のままです。

避難小屋
 夏道をたどって下っていくと、9合目の避難小屋はあいかわらず雪の中でした。とはいえ、2月に来たときよりも雪は減っています。確実に冬は終わろうとしていました。

看板
 前回は雪に埋もれて見られなかった看板が、しっかりと露出していました。カタクリが咲く頃に、この銃走路を歩いてみたいものです。

尾根直進
 どんどん下って8合目あたりまで来ました。ここから左手に下っていくのが夏道ですが、今回は積雪期ならではの尾根通しで歩くルートをたどってみることにしました。おそらく積雪期に登るときは、この尾根通しのルートのほうが登りやすいと思われるので、来シーズンの冬季登山のために下見をしておきたいというのが理由です。

 夏道が尾根から分かれるところを直進し、尾根の上をまっすぐ南下します。トレースもなければ目印のテープもありません。地図とコンパスとGPSを使って、ルートを探しながら下ります。どういうわけか、このあたりから粉雪も舞い始めました。あんなに天気が良かったのに、本当に山の天気は変わりやすいと実感しました。

 少し下ったところで小さな尾根が左手に分岐していました。これかなと思いつつ地図と照らし合わせてみましたが、何か違う感じです。地図では1030mあたりから南南西方向に向きを変え、標高982m地点まで降りるはずです。この時点の標高は1120mだったので、まだ今いる尾根を下るはずです。多少不安ながらもGPSと読図を信じて下っていくと、傾斜が緩くなって広いテラス状の場所がありました。標高は982m。地図に記載されている982m地点のようです。

928m地点
 左前方に大きな杉らしき木が一本たっていました。その杉の先を覗いてみると、尾根が続いています。ここから南西方向に下ってゆけば、看板のある登山道入口に出られるはずです。コンパスで方位を確認し、杉の脇を通って下っていきました。

 杉の脇を抜けて少し下ると、なぜか雪面に2m近い段差がありました。右手のほうに段差が低い場所があったのでそこから下に降り、さらに下っていきながらふと左手を見ると、左手にも尾根があります。どちらが正しい尾根なのか迷いましたが、左手、つまり東側の尾根のほうがより夏道登山道に近いので、万が一間違えていたとしてもリカバリーしやすいだろうと思い、左手の尾根に移動しました。しかし、この判断はじつは間違っていました。最初に下っていた尾根をそのまま行けば、当初の予定通り登山口に出ることができたようです。

下山コースの狭い尾根
 左手の尾根は、取り付いてみると案外細い尾根で、やや心もとない雰囲気です。それでも、尾根をたどって下へ下へと下っていきました。

狭い尾根
 やがて、雪面にわずかな踏み跡らしき凹みが見えてきました。どうやら間違っていなかったようでひと安心です。左手の谷にもトレース跡が見えたので、夏道のすぐ西側の尾根を下っているようでした。

夏道との合流点
 14時12分、傾斜が緩くなったと思ったら、突然夏道に合流しました。ちょうど夏道が沢沿いから分かれるところに降りてきました。もっと先に出る予定だったので、下ってきた尾根が予定した尾根ではなかったことをここで初めて知りました。とはいえ、ここから尾根道に入ることもできるということがわかったので、それなりに収穫ありです。上の写真は丁度夏道に合流したところで、振り返って撮影したものです。右手が沢、直進するトレースが夏道、左手の斜面に登っていくトレースが自分が下ってきたものです。

登山口
 本来目指していた場所は、この看板のところでした。左手の尾根からここへ下ってくる予定だったのです。まあ、状況はわかったので、今度登るときはここから登ってみようと思います。

GPSマップ
 14時38分に駐車場に着きました。道路の雪はきれいに融けていて、帰りはスリップの心配はしなくてよさそうです。駐車場の雪はまだ融け残っていましたが、Uターンするのに支障はなく、ノーマルタイヤのまま無事帰路につくことができました。


■山行データ
<往路所要時間> 4時間10分
駐車場7:50→白馬山9:27→カタクリ広場11:15→毛無山12:00

<復路所要時間> 1時間26分
毛無山13:12→駐車場14:38

<登山道情報>
この時期の毛無山までのアプローチは、降雪でもないかぎりノーマルタイヤで大丈夫のようです。難所の不動滝あたりも帰り道では雪は皆無でした。登山道や稜線の雪質は、午前中はそこそこしまっていますが、午後になるとかなり緩んできます。残雪期に毛無山から白馬山へ縦走する場合は、尾根の踏み抜きやスリップに十分注意してください。


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| 2011年3月 毛無山 | 10:44 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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