ヤマふぉと

山の自然や風景をゆったりと眺め、写真を撮るために山に登る。だから、登頂や縦走を目的とせず、好きな山域でテントを張ったり小屋に連泊して、カメラ片手にのんびりと過ごす。そんなスローな山登りを楽しんでます。

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青空に映える雪の華を求めて:毛無山 vol 1

2011年3月27日 岡山県新庄村 毛無山(標高1218m)日帰り山行


 3月最後の週末、おそらくシーズン最後になるであろう冬型気圧配置で冷え込みました。県北では積雪もあり、今シーズンはあきらめていた霧氷の森を見るチャンスが巡ってきました。27日日曜日の天気予報は午前中は曇りで午後から晴れ。標高のわりに綺麗な霧氷が見られる毛無山なら、朝から登ればお昼前には登頂できます。午前中曇りなら日差しで霧氷が落ちてしまう可能性が低くなり、ちょうど日が差し始めた頃に光輝く雪の華が見られるのではないかと予想し、3月最後の日曜日は毛無山にGO!

駐車場
 朝7時30分に毛無山ビジターセンターに到着しました。一番乗りです。曇りの予報だった空は、なんと快晴! この前来た時も、晴れの予報が曇りのち雪と大はずれだったのですが、今回もまたまたでたらめ予想です。いい加減にしてほしい。と恨んでみたところでどうしようもありません。

登山口
 大急ぎで準備をして7時50分に歩き始めました。トレース跡は当然ながらありません。朝から快晴となると、お昼前には霧氷は融けて落ちてしまうことは明らかです。少しでも早く稜線にたどり着かなければなりません。前回の経験で、夏道沿いのルートは積雪後は結構ラッセルを要する場所があったりして時間がかかります。しかも、霧氷がついているのは9合目避難小屋あたりから上だけでした。9合目避難小屋のある稜線は、毛無山南側にある稜線なので、北風に直接さらされるのが山頂付近だけだからなのでしょう。とすると、北風をまともにあびる白馬山と毛無山の間の稜線のブナ林のほうが霧氷がついている可能性が高いわけです。しかも、標高は1000m~1100mぐらいなので少しでも早く霧氷に出会えることになります。

 そんなことを考えながら歩いていると、白馬山登山道の分岐にやってきました。このルートは何年も前の夏に下りで使っただけなので一瞬どうしようかと迷いましたが、時間短縮を最優先するために、白馬山への登山道を行くことにしました。地図を見ると、川を渡ってすぐ左折し、目の前の尾根を登っていくだけです。迷うこともないようなルートなので、ひたすら上を目指して登り続けました。今回は初めからスノーシューをはいており、途中で止まる必要もありません。

白馬山への尾根途中
 雪はそれほど深くなく、ラッセルというほどの積雪はありません。踏み抜くことともなく、斜度も比較的緩い尾根なので、案外歩きやすい状態です。

傾斜が急になる
 しかし、標高が高くなるにしたがって徐々に傾斜が増してきました。

尾根上のブナ
 休憩もとらずに歩き続け、9時に標高975mまで来ました。大きなブナが一本、まるで出迎えてくれているかのように立っているのが見えます。駐車場の標高が700mなので、1時間強で標高差275mを登ってきたことになります。いつもの雪山なら1時間で標高差150mほどのペースなので、ずいぶん早いペースです。

ブナ下からの眺め
 ブナの下まで来て振り返ると、田浪の集落がはるか彼方に見え、一気に高度が上がったのを実感しました。

隣の尾根
 さらに10分ほど進むと、右手からの尾根がすぐ近くに見えるようになって来ました。てっきりこの尾根が朝鍋鷲ヶ山へと続く尾根だと勘違いしていたので、白馬山頂はもうすぐだと思っていました。

白馬山下の尾根
 標高1000m、右手からの尾根との合流点まで来ましたが、白馬山頂にあるはずの道標が見当たりません。それに記憶にある白馬山頂はもっと広かったはずですが、ずいぶん狭い尾根です。地図を見てわかりました。まだ白馬山頂の南にある小ピークにいたのでした。

白馬山頂
 雪庇のある尾根を渡って、9時27分にやっと白馬山頂に着きました。しかし、期待していたような霧氷は見当たりません。標高1000mでは無理だったかとがっかりしつつも、それなら先を急ごうと休憩もとらずに毛無山方面に歩き始めました。

霧氷1
 毛無山に向けて尾根を歩き始めて5分もすると、ブナの枝先が白くなってきました。

霧氷2
 さらに先に進むと、見事な霧氷の森が広がっていました。期待していたよりも霧氷の成長がもう一歩という感じですが、青空に咲く真っ白な雪の華の美しさといったら、言葉では言い表せないほどです。しかし、いつまでも見とれているわけには行きません。雲間から日が差し始めると霧氷が融けてぼたぼたと落ちてきます。

霧氷3
 急いで一眼レフを取り出して、あわてて撮影タイムです。なんとか霧氷の写真をカメラにおさめることができました。

 そうなると欲が出るもので、もっと標高をあげればさらに綺麗な霧氷が見られるのではないかと思い先を急ぎます。

雪庇の張り出す尾根
 尾根の雪が深くなり、しだいに雪庇も大きくなってきました。

ナイフリッジの尾根手前
 標高1100m地点で、ちょっときわどい尾根が現れました。長さ20mほどの短い尾根ですが、北側は大きく切れ落ちた谷になっており、南側は雪庇が張り出したナイフリッジのようになっています。

ナイフリッジの尾根地図
 無雪期であれば単に幅の狭い尾根なのでしょうが、雪が積もって急傾斜の斜面になったようです。きつい傾斜のある狭い尾根をスノーシューで歩くのはやばそうです。クランポンをつけようかとも思いましたが、少し踏み出してみると雪質はそれほど固くなく、スノーシューを水平にもぐらせることができました。

ナイフリッジの尾根を渡って
 一歩ずつ足元を確かめながら慎重にナイフリッジのような尾根を渡りました。暖かくなって雪が腐ると踏み抜くかもしれないので、残雪期は要注意かもしれません。

霧氷4
 このあたりのブナ林も綺麗な霧氷がついていますが、日差しがきつくなるにつれて枝からぼたぼたと落ちてきます。霧氷狙いの時は、厳冬期に登るか日の出前から登り始めないと厳しいようです。

 ところで、霧氷が見られるようになったあたりから手の指先が妙に冷えてジンジンしていました。もちろん足も同様です。気温は4度ぐらいなので、それほど低いわけではありません。おそらくシャリばてだと思われます。時間は11時前になっていました。朝食後、すでに6時間が経過しており、途中休憩なしで登ってきたのでアメ玉一つ食べていません。燃焼するエネルギーが枯渇していたのでしょう。霧氷も融け始めたので、写真撮影はあきらめて休憩することにしました。ザックをおろしてジャムパンを食べ、魔法瓶のお湯を飲むと指先の冷たさが幾分解消されました。

手袋
 これから標高をあげていくことを考慮して、手袋も厚手のウールに交換しました。12月に購入して以来初めて使うのが3月末だなんて、おかしな話です。ホームセンターで600円ほどで売っていた安物ですが、ウール100%なので十分暖かでした。


vol 2に続く


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| 2011年3月 毛無山 | 23:44 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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山でもマイ枕:イスカ ノンスリップピロー

 テント泊のときにいつも困っていたのが枕です。最初のうちは着替えや予備のタオルをシュラフの袋などに詰めて枕にしていましたが、高さ・固さともいまいちきまりません。疲れて寝入っても数時間で目が覚めてしまい、少し寝ては目が覚めるということの繰り返しでした。旅行用品として売られている空気枕を使ったこともありましたが、首に取り付けるC型のものは寝て使うには不向きだし、普通の枕型はすぐにずれてしまったり穴が開いたりでどうもよくありません。そんなときにお店で見つけたのが、イスカのノンスリップピローです。

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 内部にポリウレタンの芯材が入っていて、エアバルブを開けると自動的に膨らみます。サーマレストのマットと同じような構造ですが、膨らんだときの高さは8cmぐらいあります(カタログでは5cmとなっています)。エアの量を調整してやれば高さや固さが調整できるので、自分の好みの枕に近づけることができます。

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 表面の素材はやわらかいポリエステルで、そのまま寝ても不快な感じはしませんが、タオルを巻いてやるとさらに快適です。裏面はドット状のノンスリップ処理がされていて、マットの上においても滑りにくくなっています。
 折りたたんだ状態では直径8cm×長さ28cmとコンパクトで、重さも190gと軽量です。どこでもどんな状況でも寝られるという人には不要ですが、心地いい枕がないと快適に寝られないという人には重宝します。また、山小屋の枕を使うのにどうも抵抗あるという人にもいいでしょう。





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| ギア | 18:05 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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青空と白い岩壁:伯耆大山 キリン峠 vol 2

2011年3月13日 鳥取県大山町 伯耆大山・キリン峠(標高1405m)日帰り山行
vol 1はこちらをごらんください。

 標高1200m地点まで来ると谷は大きく広がり、大山が目前に大きく立ちふさがるようになってきました。右手に目的地のキリン峠から槍が峰へと続く槍尾根があり、左手には今いる木谷上部と三の沢を隔てる尾根が真っ青な空にスカイラインを描いています。スキーのシール登行のトレースが1本だけ左手の尾根へと向かっていますが、自分の目的である右手の槍尾根方面はまっさらな雪原が続いているだけでした。

槍尾根が見える場所
 いままで自分を導いてくれたトレースに別れを告げて、バージンスノーが広がる右手方向に進路を変更です。やや斜面をトラバースする形になるので、左ひざに負担がかかるらしく、まっすぐ登ってきたこれまでよりも痛みが強くなりました。標高1250m付近でザックをおろして大休憩をとった後、再び眼前の槍尾根に向けて進みます。

雪塊の落ちる斜面
 ところが、標高1300mあたりまで来ると、左手前方の斜面からひっきりなしに雪の塊が転げ落ちてくるのが見えるようになりました。いわゆる雪崩というものではなく、雪だるまが転げ落ちてくるような感じでぼろぼろと雪塊が落ちてくるのですが、見上げてみると、槍尾根上部の急傾斜の斜面の一部がぽろぽろと剥がれ落ちているような感じです。気温の上昇とともに一気に雪崩れたら確実に飲み込まれそうなので、ここから右手の尾根に上がることにしました。

尾根斜面
 右手の尾根の斜面はそれなりに急傾斜ですが、木がしっかりと生えており雪塊が落ちてきたような痕跡もなく、問題はなさそうです。ここからだと標高差50mほどの直登になりますが、しかたありません。足を前に向けて登るには傾斜がきつすぎたので、逆八の字でひーひー言いながら登りました。今回は、先日購入したハイドレーションチューブをプラティパスに装着していたので、急傾斜でザックをおろすことなく水分補給ができたのがすごく助かりました。

尾根上から見た烏ヶ山
 11時15分、やっと尾根上までたどり着きました。尾根の上に顔を出すといきなり正面に烏ヶ山が登場です。以前、初冬にキリン峠に登ったときには烏ヶ山がどんな風に見えていたのか不思議なほど覚えていないので、なんだか初めて見た山のように感じました。山頂部の特徴的なドーム形状がユニークな烏ヶ山。雪のあるうちに一度登ってみたいものです。

尾根上のトレース
 尾根はキリン峠へのメインルートになっているらしく、たくさんのトレースが残っていました。やはり積雪期はわざわざ鳥越峠を経由するような遠回りはしないようです。尾根に出たところが標高1350m地点だったので、キリン峠までは標高差50mです。傾斜はそこそこありますが、比較的フラットな尾根をトレースを追って登って行きます。お昼近いこともあって、雪はすっかり緩んで歩きにくい状態です。

雪のバームクーヘン
 烏ヶ山の様子を右手に見ながら登っていくと、大きなバームクーヘン発見!直径はおよそ40cmありました。

キリン峠直下
 峠まであと少しというところで、鳥越峠方面からBCスキーヤーが二人姿を見せました。やはり鳥越峠経由で登ってくる人もいるのかと思いながら、最後の急坂を登ります。

キリン峠からの東壁
 11時35分、キリン峠に到着です。深みのある真っ青な空の下、真っ白に雪化粧した大山東壁とつんと空を指差す槍が峰の岩峰がど迫力で眼前にそびえています。無雪期にはナイフリッジのような槍尾根ですが、こうしてたっぷりと雪が積もっていると案外楽に登れそうです。事実、トレースの跡が尾根上へと続いていました。

ランチ
 写真を撮ったり眺めを楽しんだりしているうちに、ランチの時間になりました。今回はここから先の予定はないので、かなりゆっくりできます。こういうときは時間のかかるメニューでも良かったのですが、いつものようにカップ麺とおにぎりです。今後はもう少しランチらしいものも考えることにしようと考えています。とはいえ、快晴の青空の下、烏ヶ山を正面に眺め、背後には大山東壁を従えてのランチはなかなか贅沢です。ただのラーメンとおにぎりでも一味もニ味もうまく感じるのが山ランチのいいところ。景色とともにたっぷり味わいました。

東壁
 食事中に先客のBCスキーヤー二人は槍尾根に向けて出発していました。食後、尾根を眺めるとちょうど二人が槍尾根を登っているところでした。彼らはスキーヤーなのでアックスなど持たずに来ており、やはり冬季の槍尾根は無雪期よりも登りやすそうです。

スキーヤー
 彼らはどこまで登るつもりなのかと見守っていると、どうやら途中のテラスのような場所から滑り降りるようです。雪崩を誘発しないかと心配しながら見ていましたが、一人目がスタートして直後、ターンしたところから雪塊がいくつかまとまって落ちたので一瞬ひやりとしました。ただ、その後は雪崩れる様子もなく斜面は安定しており、二人が木谷に消えいていくのを確認してからティータイムにしました。

雪崩
 お茶を飲んでいる間も、東壁方向からひっきりなしにズドドドドドドッという音が聞こえてきます。何だろうと思ってしばらく見ていると、なんと雪崩の音でした。大小さまざまな雪崩が東壁のあちらこちらで発生していました。そのうち正面の一番大きな沢筋で大きな雪崩が発生しました。上の写真は雪煙を上げながら斜面を駆け下る雪崩を撮影したものです。かなり離れたところから撮影しているので、規模がはっきりしませんが、雪崩の幅は数十m程度ありそうです。

下山ルート
 誰もいないキリン峠でのんびりまったりと時間を過ごして、14時になる前に下山開始です。トレースの先に広々とした健康の森が広がっており、その先の谷あいに奥大山スキー場が見えています。

下山尾根の分岐
 標高1250m地点まで降りてくると、尾根が二つに分かれます。ただし、地図には出ていない程度のわずかな高低差です。トレースもそれぞれの方向から来ており、どちらに行っても帰ることはできるのですが、右に行くと文殊越のあたりに降りることになりそうで、左に行くと登山口からの一般登山道が文殊越に向けて大きく曲がる地点に直接下りることができそうです。しかも尾根というより緩斜面っぽいので歩くのも楽そうです。トレースの数も多かったことから左に下りることにしました。ただし、このルートはガスると道まよいしやすそうな雰囲気です。

下山途中のブナ林
 標高1100mあたりに来ると、ブナ林の密度が少し濃くなります。見上げるとちょうど太陽が背後になり、空の青さが鮮やかです。これでブナの枝に霧氷があって真っ白になっていると最高なんですが、今年は霧氷と青空というシーンに出会うチャンスに恵まれません。

GPSマップ
 15時5分に登山口まで降りてきました。シャーベット状になった雪が残る大山環状道路を歩いて下山している途中でGPSの電池がなくなってしまったようで、ログが15時19分で終わっていました。奥大山スキー場の駐車場に着いたのは、およそ15時30分ぐらいだったと思います。膝が痛かったので、少し時間がかかったようです。

御机からの大山
 下山後、大山南壁の撮影ポイントで有名な御机で大山の撮影をして帰りました。かやぶき屋根の上に見える、大山主稜線よりも一段低いピークがキリン峠です。

烏ヶ山
 そのとき烏ヶ山も綺麗に見えていました。ここから見る烏ヶ山はまさにカラスが翼を広げたような姿をしており、個人的にはけっこう好きな山です。

■山行データ
<往路所要時間> 5時間16分
駐車場6:19→鍵掛峠7:00~7:30→登山口7:45→文殊越8:52→キリン峠11:35

<復路所要時間> 1時間40分
キリン峠13:50→登山口15:05→奥大山スキー場駐車場15:30

<登山道情報>
大山環状道路は御机から奥大山スキー場までは通じています。日陰部分は一部凍結している場合もありますが、天気のいい日が続いた後はノーマルタイヤで上がれます。ただし、天候や状況によってことなりますから、チェーンをお忘れなく。奥大山スキー場から先は車両通交止めですが、鍵掛峠まではそれなりに除雪してあるので、つぼ足で行けます。三の沢方面に行く場合は、鍵掛峠から先は除雪されていません。完全に雪に埋もれていて平坦な状態ではありません。登山口から健康の森に入るには3m程度の雪の壁をよじ登る必要があります。キリン峠までは険しいルートはないので、今回はクランポンを使うことはありませんでした。トイレ・水場は奥大山スキー場の駐車場にあります。鍵掛峠の公衆トイレは雪に埋もれていて使用できません。



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| 2011年3月 大山キリン峠 | 21:29 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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青空と白い岩壁:伯耆大山 キリン峠 vol 1

2011年3月13日 鳥取県大山町 伯耆大山・キリン峠(標高1405m)日帰り山行

 2月20日の伯耆大山登山以来、仕事・天気・体力・気力がうまくかみ合わず、どこにも出かけずにいましたが、3月13日に3週間ぶりに出かけてきました。目的地は、伯耆大山キリン峠。キリン峠?どこそれ?と思う人も多いと思いますが、伯耆大山の東の端にある小ピークで、東壁を目前に望めるうえに、烏ヶ山(からすがせん)の展望もいい静かな場所です。

奥大山スキー場駐車場
 午前6時前に奥大山スキー場に到着しました。駐車場には3台の車が停まっており、どの車でも出かける準備をしているようでした。スキー客がこんなに早く来るわけはないので、皆大山方面に入っていくようです。

 準備を整えて駐車場を6時19分に出発です。朝焼けで赤く染まる東壁か南壁の写真を撮りたかったのですが、すでに日の出直前の時間です。

大山環状道路のゲート
 大山環状道路はゲートがしまっており、基本的には通行止めです。

雪の回廊状態の道
 ゲートをくぐって入っていくと、道はそれなりに除雪されており、積雪は5cm程度です。ただし、両側の壁は2mを越えるほどの高さがあり、雪の回廊状態です。

朝焼けの東壁
 少し進むと森の向こうに朝焼けに染まる槍が峰と東壁が見えてきました。時折雲がその姿を隠しますが、雲の切れ間からのぞく赤い雪稜はまるでアルプスの高峰を見ているかのようです。

健康の森登山口
 6時50分、文殊越に向かう登山道入口に着きました。この登山道入口から上の森を「健康の森」というらしいのですが、どこまでが健康の森なのかよくわかりません。入口は3mはありそうな雪の壁になっています。ひとまず、南壁が一望できる鍵掛峠まで先に行ってみることにしました。

鍵掛峠への道
 健康の森登山口から鍵掛峠までの道も除雪はされていましたが、少し雪が深くなってきました。といっても、つぼ足で歩くのに支障のないレベルです。踏み跡もたくさんあったので、若干滑りやすいのを除いては快適でした。

大山南壁遠景
 午前7時に鍵掛峠に着きました。着いてからしばらくは南壁は雲がかかっていましたが、10分ほど経つと雲が切れはじめました。巨大な岩壁が朝日に照らされて目の前に立ちふさがっています。

大山南壁拡大
 鋭利なナイフのような尾根がシャープなラインを浮かび上がらせ、真っ白な衣をまとった伯耆大山は、わずか標高1700m程度の山とは思えないほどの迫力をもって迫ってきます。

大山南壁望遠
 望遠で南壁に迫ってみると、槍ヶ岳や穂高岳に負けないほどの大迫力です。

 大山南壁の迫力にすっかり見入っていると、いつの間にか7時30分を過ぎていました。こりゃいかん、とあわてて健康の森登山口に戻ります。入口の3m近い雪の壁をカップルがよじ登っていました。彼らはバックカントリースキーを楽しみに来たようです。彼らの後に続いて雪壁をよじ登りました。登ってみると、彼らはスキー板やスノーシューを装着する準備をしていました。自分は雪が固いうちはつぼ足のまま行く予定だったので先行します。

健康の森のトレース
 健康の森は文殊越の辺りまではなだらかな斜面が続きます。トレースもしっかりとしており、とりあえずつぼ足でも問題なく歩くことができます。もっとも、踏み跡をはずすとくるぶし上までもぐってしまうこともありました。また、表面が凍結しており、少し滑りやすくなっていたので、ペースはややゆっくり目にならざるをません。

 しばらくすると、カップルが追いついてきました。 シールのついたスキーやスノーシューを履いている彼らのスピードは自分よりも速く、自分の後ろにつかれると追い立てられているようで、自然にペースが上がってしまいます。スキー板やスノーシューを履いているのなら何もトレースをたどってこなくてもいいだろうにと思いつつ歩き続け、ペースアップのおかげで汗だくになり始めた頃、トレースが左右に分岐しているところに来ました。左は一段低い谷筋を登っていくトレース。右は谷筋を外れてやや高くなったところに向かうトレース。つぼ足のトレースは右方向に続いていたので、自分は右のトレースに入ったところ、後ろの二人は左に行ってくれました。やっと追い立てられるような状況から開放されて一安心です。雪も緩くなってきて踏み抜くことが多くなってきたので、分岐からすぐのところでスノーシューを履きました。

 8時30分を過ぎた頃、左手の斜面が切れて、左奥に続く谷筋が見えました。そろそろ文殊越に向かう谷筋かと思いましたが、以前歩いた谷筋とは雰囲気が違います。地図とGPSで現在地を確認してみたところ、1020mあたりにいることがわかりました。経度緯度のデータでも確認しましたが、文殊越に向かって一般登山道が左に折れる場所はまだ少し先です。標高1060mあたりが左折する場所なので、GPSのデータを見ながら先に進みます。

文殊越への谷筋
 8時46分、左手から広くてなだらかな谷筋が合流してくる場所に来ました。標高、緯度経度とも、地図で一般登山道が左に曲がる地点にぴったりです。なんだかはじめてGPSをうまく活用できたような気がしました。GPSと経度緯度情報が出ている1/25000地図があれば、ガスって視界が利かない時でも正しいルートを見つけられそうだと感じました。

 キリン峠へのルートは2つあります。一般登山道と同じように鳥越峠を経由して行くルートと文殊越からキリン峠に直登するルートです。どちらも文殊越を経由しますが、鳥越峠へ向かうのであれば文殊越を経由するより文殊越えの谷筋入口であるこの地点から北北東にまっすぐ登って行ったほうが早いです。積雪期ならではの近道です。文殊越からキリン峠に直登するルートは、文殊越で一般登山道が東に向きを変えるところを直進し谷筋を詰めていくルートなのですが、こちらはまだ歩いたことがありません。直登するほうが歩く距離も短いので、今回は直登ルートを登ることにします。

綺麗な青空と雪の森
 文殊越に向けてルートを北西方向に修正してすぐ、左手の斜面の上の空が驚くほど美しい青さであることに気がつきました。太陽の光もいい具合に斜光になっており、フォトジェニックないい光景です。ザックをおろしてしばしの撮影タイムです。

大山が見え始める
 撮影後再び歩き始めた頃、左ひざに痛みを感じ始めました。カップルに追いつかれてペースを上げてしまったので、少し負担がかかったようです。山に登るのも3週間ぶりということもあるのでしょう。文殊越のあたりで休憩しようと思いつつ歩いて行きましたが、どこが文殊越なのかさっぱりわかりません。地図とGPSで確認したところ、どうやら文殊越を少し過ぎてしまったようでした。前方には木々の向こうに大山が見えてきました。

 痛みがけっこうひどくなってきたので、とりあえず休憩することにしました。標高1164m地点でした。携帯クッションを忘れてきたので、モンベルのソフトシェルを折りたたんで座布団代わりにして雪の上に座りました。地図で見るとキリン峠に直接突き上げるルートとしては、このあたりから右手の尾根に上っていったほうがいいのですが、無雪期では谷筋を詰めていくようなので、状況の偵察がてらもうしばらく谷筋をのぼっていくことにします。

大きくなる大山
 15分ほどの休憩をとり、9時35分に出発です。座布団代わりにしていたソフトシェルは、高い浸透圧がかかっていたわりに水がしみたような跡はなく、けっこう撥水性能がいいようです。ひざの痛みは相変わらずで、5分ほど歩いては立ち止まって休憩というペースで上を目指します。次第に斜度がきつくなり、谷が広がってくると、大山も大きく見えるようになってきました。

vol2に続く


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| 2011年3月 大山キリン峠 | 16:21 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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義援金サギの横行

義援金サギが雨後のタケノコのように増加しているようです。どんなのがあったかというと、

○ 自転車の前カゴに募金箱を自作して約12,000円をサギ(逮捕)

○ 売り上げの一部を義援金に寄付するというカニの販売の電話勧誘(真偽不明)

○ 日本赤十字社の偽サイト

○ 実在の団体名や市職員を名乗ってFAXや電話で募金を勧誘


すべてではないのでしょうが、個人で行っている募金活動は信用しないほうがよさそうです。電話・FAX・メール等での勧誘も、無視するに限ります。メールの場合、偽のHPに誘導し募金させるフィッシング詐欺もありえますので、URLを確認するなど注意してください。

くれぐれもおかしな勧誘にのったり、よくわからない団体や個人に募金しないように気をつけてください。



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| 時事ネタ・ニュース | 22:26 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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消息不明の方と無事再会できますように

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東日本大震災でいまだに消息不明の方がたくさんいらっしゃいますが、一日も早く無事が確認され、ご家族やご友人と再会できるよう祈っています。


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| 時事ネタ・ニュース | 01:01 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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岡山県でも義援金受付

なんだか県も市も混乱しているようで、当初は岡山県では毛布やトイレットペーパーなどの物資受付のみ、岡山市では義援金のみの受付とされていましたが、結局双方が義援金も物資も受付けるということになったようです。もう少し連携して効率的に対処できないものでしょうか。

とりあえず、岡山県の義援金受付情報です。送金の場合は、県も市も同じ日本赤十字社岡山県支部宛てとなっていますが、持込の場合は県の窓口と市の窓口はそれぞれ異なります。窓口が増えることはいいことですが、別々に告知しないでまとめて告知すればいいのにと思います。岡山市は当初の義援金受付についてのページのアドレスをいつの間にか変更しているし、これでは情報も錯綜するわなあと感じます。


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「東北地方太平洋沖地震災害義援金」について
2011年3月17日/保健福祉課

「東北地方太平洋沖地震災害義援金」募金運動について
 3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震により被害を受けた被災者への援護の一助として義援金を募るため、募金運動を実施しますので、皆様方のご協力をお願いします。

1 義援金の募集期間
 平成23年3月14日(月曜日)から平成23年4月13日(水曜日)まで

2 実施機関
 義援金の募金運動の実施機関として、岡山県、日本赤十字社岡山県支部、岡山県社会福祉協議会、岡山県共同募金会の四者で構成する「東北地方太平洋沖地震災害義援金」募金運動推進本部を設置する。

3 義援金の受付窓口
(1)義援金持参の場合の受付窓口

義援金受付窓口一覧(PDFファイル)は、岡山県HPのリンクからご覧ください。
  ※ なお募金箱は県庁1階県民室にも設置しています。



(2)義援金送金の場合の送金先

  ・中国銀行本店
      普通口座  761168
      口座名義  日本赤十字社岡山県支部
      通信欄    「東北地方太平洋沖地震」と明記

  ・トマト銀行本店
      普通口座  1430925
      口座名義  日本赤十字社岡山県支部
      通信欄    「東北地方太平洋沖地震」と明記


4 県民等から寄せられた義援金の取扱い
 各機関に寄せられた義援金は、推進本部でとりまとめ、被災地自治体を通して被災者に配分します。

5 問い合わせ先
保健福祉部保健福祉課地域福祉・法人指導班

(電話)086-226-7317




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| 時事ネタ・ニュース | 19:16 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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救援物資提供時の注意点

テレビの受け売りですが、大切なことなので書いておきます。


1、品目ごとに別梱包にする

一つの箱に複数の品目を同梱すると、受け取った側で仕分けしなければなりません。新潟の震災では被災者が徹夜で仕分けすることになったとか。1品目1梱包を徹底しましょう。また、大きな梱包は女性やお年寄りが持てないこともあるので、女性でも容易に持てる程度の大きさと重さにし、できるだけ取手の穴があるダンボールなどを利用しましょう。


2、生ものは送らない

支援物資は被災者のもとに届くまで日数がかかります。生ものは生ゴミとして処理せざるを得ないことになりますから、果物なども含めて絶対に送らないようにしましょう。


3、古着は送らない

古着も活用されるよりも処分されることになるそうなので、古着は送らないようにしましょう。


4、箱に内容物を書いてください

ひとつひとつ箱を開けて確認しなくても良いように、内容物の種類と数を箱に明記しましょう。


5、受付け場所で受け入れている品目を事前に確認する

受付け場所によって受付けられる品目の種類が異なることもありますので、必ず事前に確認しましょう。


6、電子レンジで調理する食料は送らない

長期保存が利くからといっても、停電している現地で、しかも電子レンジもないような避難場所も多いはずです。電子レンジ調理が前提の食料品は送らないようにしましょう。




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岡山市でも救援物資の受付開始

3月18日から27日の期間に岡山市でも救援物資の受付を開始しました。食料品は県庁では受付けていませんでしたが、市役所のほうで受付ることになったようです。県庁と市役所で受付る品目が異なりますので、救援物資を提供される方は間違えないように確認してから持参してください。

以下、岡山市HPより


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東北地方太平洋沖地震に係る救援物資の募集について
岡山市では、平成23年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震により、被災された方々への援助の一助とするため、救援物資の募集を行います。
なお、募集する物資については、品目を限定させていただいておりますので、あらかじめご了承ください。

岡山市で募集する物資
募集する物資については、次の物資に限るものとします。
なお、募集している品目以外の品物(衣料品など)につきましては、受け付けができませんのでご了承ください。
また、未使用(未開封)でない品物などは、お持ち帰りいただく場合がございますので、ご注意をお願いします。

物資の内容等
物資の品目       内     容
離乳食          未開封(新品)のもので、使用期限まで十分な期間があるものに限る
粉ミルク         未開封(新品)のもので、使用期限まで十分な期間があるものに限る
カセットコンロ      新品・未使用のものに限る
カセットボンベ      新品・未使用のものに限る
乾電池          単三か単四の梱包されたもので、新品・未使用のものに限る
ペットボトル飲料     500mlサイズの水(お茶)で、賞味期限まで十分な期間がある
               未開封(新品)のものに限る
カップ麺         未開封(新品)のもので、賞味期限まで十分な期間があるものに限る

 ※できるだけ、収納用の袋や箱などで、個別の品目ごとに包装した形での提供をお願いします。


募集期間
平成23年3月18日(金曜日)から平成23年3月27日(日曜日)まで
(土曜日、日曜日及び祝日を含む10日間)
午前9時30分から午後4時30分まで


受付場所
場所            住所
岡山ドーム         岡山市北区北長瀬表町1-1-1
岡山ふれあいセンター   岡山市中区桑野715-2
百花プラザ         岡山市東区西大寺南1-2-3
西ふれあいセンター    岡山市南区妹尾880-1



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岡山市の災害義援金募集について

岡山市役所では、東北地方太平洋沖地震の災害義援金募集を行っています。
悲しいことですが、災害義援金の名目でサギ行為を行う団体もありますので、募金をする場合は、公共の窓口や信頼できる団体を利用してください。

つい先日、ヤフーの名前をかたって電話やメールで募金を勧誘するものがいることが判明しています。もちろん、ヤフーとは無関係です。また、岡山県津山市では、津山市職員を名乗って募金を勧誘する電話がかかってきたという事件もありました。募金はあくまでも個人の善意です。頼まれてするものではありません。募金をしようと思うのであれば、さまざまな団体に別々にするよりも、できるだけ信頼のできる団体に集約したほうがいろいろな点で効率的なはずです。おそらく最も有効に役立ててくれる日本赤十字社に任せるのが一番いいのではないかと思います。

せっかくの善意が無駄になったり、被災者の支援に効率よく使われないのでは意味がありません。募金をする前に、募金を募っている団体がはたして適確な相手かどうか、よく考えて行いましょう。


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平成23年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震により、被災された方々への援助の一助として災害義援金の募集を行います。
募集期間は平成23年4月13日までの予定です。(延長の可能性があります)



1 災害義援金持参の場合(詳しくはHPのリンク先にある別紙をご覧ください)
 (1)岡山市
   (保健福祉局福祉援護課、市民局区政推進課、各区役所市民保険年金課、各支所、各地域センター)
 (2)岡山市社会福祉協議会の各窓口
※お寄せいただいた義援金は、日本赤十字社岡山県支部や 岡山県共同募金会を通じ、被災地の自治体を経由して被災者に配分されます。

2 災害義援金送金の場合(以下の送金先へお願いいたします)
 (1)中国銀行 本店 普通口座 761168
    口座名義 日本赤十字社岡山県支部
    *通信欄に「東北地方太平洋沖地震」と明記
 (2)トマト銀行 本店 普通口座 1430925
    口座名義 日本赤十字社岡山県支部
    *通信欄に「東北地方太平洋沖地震」と明記


以上。




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